JP2002069394A - 水分散型粘着シート類およびその製造方法 - Google Patents

水分散型粘着シート類およびその製造方法

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JP2002069394A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】粘着剤中の気泡の発生を抑えた外観性の良好な
水分散型粘着シート類(シート、テープ、フィルムな
ど)およびそれらの製造方法を提供することを目的とす
る。 【解決手段】水分散型粘着剤を基材上に塗布後、基材の
上下方向から熱風を吹きつけて乾燥する乾燥工程におい
て、少なくとも乾燥部前半の上部の熱風温度が105℃
以下であり、かつ下部の熱風温度が上部の熱風温度より
15℃以上高いことを特徴とする水分散型粘着シート類
の製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、外観性の良好な水
分散型粘着シート類(シート、テープ、フィルムなど)
とその製造方法、詳しくは粘着剤中の気泡の発生を抑え
た乾燥方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、粘着剤には主として、溶剤型の粘
着剤が用いられてきた。しかし、これら溶剤型粘着剤
は、有機溶媒中で合成あるいは溶解されているため、塗
工時の溶剤の揮発が環境的に問題があり、水媒体中に粘
着剤粒子を分散ないし乳化させた水分散型の粘着剤への
転換が図られている。
【0003】しかし、水分散型粘着剤は、乾燥工程で蒸
発潜熱の大きな水を蒸発させる必要があり、乾燥時間が
溶剤型に比べて長いという問題があった。したがって、
生産性を上げるために乾燥温度を高く設定すると、粘着
剤層中で気泡が発生し、外観性に悪影響を及ぼしてい
た。
【0004】すなわち、図1に示したように、粘着剤層
中に発生した気泡は、粘着剤層内部で気泡のまま残存
し、あるいはその一部が外部に突出して粘着剤層表面に
凸部を形成し、またあるいはこれが破裂して粘着剤層表
面に凹部を形成する。これらにより、粘着剤層は不均一
なものとなって透明性が低下し、また粘着剤層表面の平
滑性に劣るものとなる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来の問題
点を改善するためになされたもので、粘着剤中の気泡の
発生を抑えた外観性の良好な水分散型粘着シート類を提
供することを目的とする。また本発明は、生産性を低下
させることなく、粘着剤中の気泡の発生を抑えた水分散
型粘着シート類の製造方法を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の問
題点を解決するために鋭意検討した結果、粘着剤中に見
られる気泡は乾燥工程で発生するものであって、乾燥の
初期段階で塗布した粘着剤溶液層の表面が先に乾燥する
ことにより最表面で粘着剤層が形成され、内部に残され
た水分が気化し気泡となって残存するためと推定され
た。
【0007】そこで本発明においては、水分散型粘着剤
を基材上に塗布後、基材の上下方向から熱風を吹きつけ
て乾燥する乾燥工程において、少なくとも乾燥部前半に
基材上部からの加熱よりも下部からの加熱温度を高く設
定し温度差を設けることにより、基材に塗布した粘着剤
溶液層の下側からの乾燥を促進させ、下側から順次粘着
剤層を形成させることにより上層部への水の拡散を容易
にし、粘着剤層中で水が気化することによって発生する
気泡を小さくするものである。
【0008】また熱風の温度差を設けても上下間の熱量
の総和が等しければ乾燥速度を等しくすることができ、
同じエネルギーコストで生産性を維持できることを見出
し、本発明を完成するに至った。
【0009】すなわち本発明は、粘着剤層中の気泡サイ
ズが100μm以下であり、かつ粘着剤層のヘイズ値が
15%以下であることを特徴とする水分散型粘着シート
類に係るものである(請求項1)。また本発明は、水分
散型粘着剤を基材上に塗布後、基材の上下方向から熱風
を吹きつけて乾燥する乾燥工程であって、少なくとも乾
燥部前半の上部の熱風温度が105℃以下であり、かつ
下部の熱風温度を上部の熱風温度より15℃以上高くす
ることにより、気泡サイズが100μm以下であり、か
つヘイズ値が15%以下である粘着剤層を形成すること
を特徴とする水分散型粘着シート類の製造方法に係るも
のである(請求項2)。
【0010】特に、上部の熱風の風速が15m/秒以下
であり(請求項3)、乾燥工程に赤外線加熱ヒーターを
併用する(請求項4)ことを好ましい形態とする水分散
型粘着シート類の製造方法に係るものである。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の水分散型粘着シート類
は、粘着剤層中の気泡サイズが100μm以下、好まし
くは90μm以下であり、かつヘイズ値が15%以下、
好ましくは13%以下であることを特徴とする。
【0012】粘着剤層中に発生した気泡は、粘着剤層内
部で気泡のまま残存し、あるいはその一部が外部に突出
して粘着剤層表面に凸部を形成し、またあるいはこれが
破裂して粘着剤層表面に凹部を形成する。粘着剤層内部
に残存する気泡は、透過光を散乱させるため粘着剤層の
透明性を低下させ、また気泡による凹凸により粘着剤層
表面の平滑性に劣るものとなる。上記気泡サイズおよび
ヘイズ値とすることにより、表面の平滑性に優れた外観
性の良好な水分散型粘着シート類を提供することができ
る。
【0013】ここで、粘着剤層中の気泡サイズは、粘着
剤層表面の顕微鏡観察により測定される(図1参照)。
また粘着剤層のヘイズ値は、粘着剤層を透明フィルムに
貼り合わせフィルム濁度計(ヘイズメーター)により曇
り価として測定される。
【0014】本発明に使用される水分散型粘着剤は、ア
クリル系、天然ゴム系、合成ゴム系、あるいはこれらの
混合物系粘着剤を、適宜乳化剤や分散剤を用いて水中に
分散させたものを用いることができる。
【0015】アクリル系の水分散型粘着剤としては、主
モノマーである(メタ)アクリル酸エステルにエマルシ
ョン粒子の安定化、粘着剤層の基材への密着性の向上、
また被着体への初期接着性の向上などを目的として、官
能基含有ビニル系モノマーを併用し、これに適宜な乳化
剤および重合開始剤等を用いてエマルション重合させた
ものを用いることができる。
【0016】(メタ)アクリル酸エステルとしては、広
範囲の種類の単量体または、単量体混合物が用いること
ができ、例えば(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)ア
クリル酸エチル、(メタ)アクリル酸プロピル、(メ
タ)アクリル酸イソプロピル、(メタ)アクリル酸ブチ
ル、(メタ)アクリル酸イソブチル、(メタ)アクリル
酸sec−ブチル、(メタ)アクリル酸t−ブチル、(メ
タ)アクリル酸ペンチル、(メタ)アクリル酸ネオペン
チル、(メタ)アクリル酸へキシル、(メタ)アクリル
酸ヘプチル、(メタ)アクリル酸オクチル、(メタ)ア
クリル酸イソオクチル、(メタ)アクリル酸2−エチル
ヘキシル、(メタ)アクリル酸デシル、(メタ)アクリ
ル酸イソデシル、(メタ)アクリル酸ラウリル、(メ
タ)アクリル酸ボルニル、(メタ)アクリル酸イソボル
ニル、(メタ)アクリル酸ミリスチル、(メタ)アクリ
ル酸ペンタデシル、(メタ)アクリル酸ステアリルなど
を挙げることができる。
【0017】これらの(メタ)アクリル酸エステルは、
全単量体混合物の60〜99重量%で用いることが好ま
しい。60重量%より少ないと粘着特性が損なわれるお
それがある。
【0018】また官能基含有ビニル系モノマーは、全単
量体混合物の40重量%以下の範囲で、各モノマーの種
類に応じて適宜その使用量を選択できるが、良好な感圧
接着性を発現させるために、得られるポリマーのガラス
転移点が通常−20℃以下となるように、使用量を決め
るのが望ましい。
【0019】上記(メタ)アクリル酸エステルと共重合
可能な官能基含有ビニル系モノマーとしては、例えばア
クリル酸、メタクリル酸、イタコン酸、無水マレイン
酸、クロトン酸、マレイン酸、フマル酸、(メタ)アク
リル酸ヒドロキシアルキル、グリセリンジメタクリレー
ト、(メタ)アクリル酸グリシジル、メタクリル酸メチ
ルグリシジル、(メタ)アクリル酸アミノエチル、2−
メタクリロイルオキシエチルイソシアネートなどの官能
性モノマー、トリエチレングリコールジアクリレート、
エチレングリコールジメタクリレート、トリメチロール
プロパントリ(メタ)アクリレートなどの多官能性モノ
マー、酢酸ビニル、スチレン、(メタ)アクリロニトリ
ル、N−ビニルピロリドン、(メタ)アクリロイルモル
ホリン、 シクロヘキシルマレイミド、イソプロピルマ
レイミド、(メタ)アクリルアミドなどを挙げることが
できる。
【0020】本発明において用いられる乳化剤として
は、一般に使用されるアニオン系やノニオン系乳化剤を
用いることができる。アニオン系としては、ラウリル硫
酸ナトリウム、ラウリル硫酸アンモニウム、ドデシルベ
ンゼンスルホン酸ナトリウム、ポリオキシエチレンアル
キルエーテル硫酸ナトリウム、ポリオキシエチレンアル
キルフェニルエーテル硫酸ナトリウム、 ポリオキシエ
チレンアルキルスルホコハク酸ナトリウムなどが用いら
れる。また、例えば、プロペニル基などを導入したラジ
カル重合性の乳化剤を用いてもよい。
【0021】ノニオン系乳化剤としては、ポリオキシエ
チレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキル
フェニルエーテル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステ
ル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロック
ポリマーなどを挙げることができるこれらのアニオンあ
るいはノニオン系乳化剤は、単量体の種類によって1種
又は2種以上を用いることができる。
【0022】本発明において、上記乳化剤は単量体混合
物100重量部に対して、0.1〜5重量部、好ましく
は0.4〜3重量部の範囲で用いることを特徴とする。
乳化剤の使用量を上記数値以下と限定することで、耐水
性や接着特性に優れた水分散型感圧性接着剤を得ること
ができる。
【0023】本発明に用いる重合開始剤には、一般に使
用されるアゾ系、過硫酸塩、過酸化物系および、過硫酸
塩、過酸化物と還元剤を組み合わせたレドックス開始剤
などがある。例えば、2,2´−アゾビス(2−メチル
プロピオンアミジン)二硫酸塩、2,2´−アゾビス
(2−アミジノプロパン)ジヒドロクロライド、過硫酸
カリウム、過硫酸アンモニウム、ベンゾイルパーオキサ
イド、t−ブチルハイドロパーオキサイド、過酸化水
素、硫酸塩と亜硫酸水素ナトリウムの組み合わせや過酸
化物とアスコルビン酸ナトリウムなどの組み合わせなど
を挙げることができ、これらの開始剤は1種または2種
以上を用いることができる。
【0024】本発明において、上記重合開始剤は単量体
混合物100重量部に対して、0.02〜0.5重量
部、好ましくは0.08〜0.3重量部の範囲で用いら
れる。0.02重量部より少ないと重合開始剤としての
効果が得難く、0.5重量部より多いと分子量が低下す
る傾向にあり好ましくない
【0025】本発明においては、アクリルポリマーの分
子量を調整するために連鎖移動剤を用いても良い。連鎖
移動剤としては、特に限定されるものではないが、例え
ば、1−ドデカンチオール、メルカプト酢酸、2−メル
カプトエタノール、チオグリコール酸2−エチルヘキシ
ル、2,3−ジメチルカプト−1−プロパノールなどが
挙げられ、その目的、用途に応じて1種または2種以上
が用いられる。
【0026】また本発明において用いられる天然ゴム系
および合成ゴム系粘着剤としては、天然ゴムラテックス
系、スチレン−ブタジエンラテックス系、ポリイソブチ
レンラテックス系等を挙げる事ができる。これらのゴム
系粘着剤は、適宜な方法により、各種溶剤に溶解させた
り、前記した乳化剤により水中に乳化させ用いることが
できる。
【0027】また本発明の上記水分散型粘着剤には、必
要に応じて各種添加剤、たとえば、架橋剤、剥離調整
剤、粘着付与剤、可塑剤、軟化剤、充填剤、顔料、染
料、老化防止剤などを配合することができる。
【0028】本発明においては、上記水分散型粘着剤の
ポリマー粒子径は、機械的安定性、塗布性が良好なもの
であれば良く、0.1〜3μm、好ましくは0.2〜1
μmに調整されることが望ましい。ここで、粒径が0.
1μmより小さい場合は水分散型粘着剤の粘度が上昇
し、また3μmより大きい場合は粒子間の融着性が低下
し凝集力が低下する場合がある。
【0029】また本発明の水分散型粘着剤の固形分濃度
は、特に限定されないが塗工後の乾燥時間を短縮するた
めには50重量%以上とすることが望ましい。またその
粘度は、水分散型粘着剤の粘度が高いと後述のロールコ
ーターを用いて支持体上に塗工する際に、塗工面にリブ
が発生しやすくなり、またピックアップロールを使って
粘着剤をコーティングロールに転写する場合、ピックア
ップできないという問題が発生する恐れがあり、水分散
型粘着剤の粘度は0.4Pa・s以下、好ましくは0.
3Pa・s以下、さらに好ましくは0.02〜0.2P
a.sであることが望ましい。
【0030】組成物の乾燥後の厚みは特に限定はなく、
1mmを超える厚さとすることもできるが、一般には50
0μm以下、好ましくは3〜300μm、特に好ましく
は5〜200μm程度である。
【0031】また本発明において使用される基材は、特
に限定されるものでなく、例えば紙類(和紙、クラフト
紙等)、布類(綿、スフ、化繊、不織布等)、プラスチ
ック類(セロハン、ポリプロピレン、エチレン・プロピ
レン共重合体・ポリエステル、ポリエチレン、ポリ塩化
ビニル、アセテート、ポリスチレン、ポリアクリロニト
リル等)、金属箔、あるいはこれらのプラスチックラミ
ネート体等を用いることができる。また、ゴム状の弾性
を示すポリマーからなるフィルムや発泡体を用いること
もできる。その厚さも通常200μm以下であるが、用
いる基材の種類や用途、目的に応じて適宜決定できる。
さらに、基材には下塗り処理、目止め処理、コロナ処
理、背面処理など、公知の処理を行ったものを使用する
ことができる。
【0032】本発明の水分散型粘着シート類の製造方法
は、乾燥装置により塗工した粘着剤組成物から水分を除
去して粘着剤層を形成する工程に特徴を有するものであ
って、その他の工程は一般的に行われている粘着テープ
の製造方法を適宜用いることができる。
【0033】すなわち本発明の水分散型粘着剤の乾燥方
法は、水分散型粘着剤を基材上に塗布後、基材の上下方
向から熱風を吹きつけ熱風乾燥する乾燥工程において、
少なくとも乾燥部前半の上部の熱風温度が105℃以下
であり、かつ下部の熱風温度を上部の熱風温度より15
℃以上高くすることを特徴とする水分散型粘着シート類
の製造方法である。
【0034】本発明において使用される乾燥装置は、基
材の上下方向から熱風を吹きつけ乾燥でき、少なくとも
その熱風温度が上下方向で独立して調整できることが必
要である。また好ましくは、乾燥部前半及び後半で乾燥
条件を調整できることが望ましい。これらの条件を満た
すものであれば乾燥装置は特に限定されないが、基材の
上下方向から熱風を吹きつけられるフローティング方式
は乾燥能力が高く好適に用いられる。
【0035】ここで乾燥部前半とは、乾燥部が複数のゾ
ーンに分割され、個々のゾーン毎に乾燥条件が変更でき
るものであって、水分散型粘着剤が塗布された基材が導
入される最初のゾーンを言いう。すなわち、乾燥部が2
分割されている場合は最初のゾーンを、3分割されてい
る場合は少なくとも最初のゾーン(2番目のゾーンを含
んでもかまわない)を乾燥部前半という。また残りのゾ
ーン、すなわち、乾燥部が2分割されている場合は最後
のゾーンを、3分割されている場合は少なくとも最後の
ゾーン(2番目のゾーンを含んでもかまわない)を乾燥
部後半という。
【0036】本発明において、乾燥部前半と乾燥部後半
の比率は特に限定されるものではないが、水分散型粘着
剤を効率良く乾燥し、発泡を抑えるためには、乾燥条件
を限定した乾燥部前半は全乾燥部の1/4以上、好まし
くは1/3以上の乾燥時間を占めることが望ましい。
【0037】なお本発明において、乾燥部後半の乾燥条
件は特に限定されるものでなく、乾燥部前半と同条件で
あってもかまわないが、乾燥を完全に行うため前半部よ
り若干高い熱風温度及び/または熱風風速に設定する方
が好ましい。
【0038】本発明においては、乾燥部前半の上部の熱
風温度が105℃以下、好ましくは70〜100℃であ
り、かつ下部の熱風温度が上部の熱風温度より15℃以
上、好ましくは20℃以上高いこと(通常50℃以下)
を特徴とする。乾燥部前半の上部の熱風温度が105℃
より高いと、粘着剤溶液層の最表面が直ちに乾燥してし
まい好ましくない。また下部と上部の熱風温度差が15
℃未満では、基材下部からの乾燥が優先せず、本発明の
目的を達成しない。
【0039】また本発明においては、上部の熱風の風速
が15m/秒以下、好ましくは10m/秒以下であるこ
とが望ましい。上部の風速が15m/秒を超えると、粘
着剤溶液の最表面での乾燥が進行する場合がある。なお
ここでいう風速とは、熱風がノズルから噴出された時点
での風速を意味する。
【0040】また本発明においては、乾燥工程において
赤外線加熱ヒーターを併用することが望ましい。赤外線
の放射エネルギーにより、粘着剤溶液層の内部からの乾
燥を促進させ、乾燥中の粘着剤層中での水の拡散を容易
にし、粘着剤層中で発生する気泡を小さくすることがで
き、また乾燥時間を短縮する効果もある。
【0041】本発明に用いられる赤外線加熱ヒーター
は、特に限定されるものではないが、放射率が大きい板
状もしくは円筒状のセラミック材料の近傍に抵抗発熱体
を配置した形式の遠赤外ヒーターが好ましい。またその
使用条件は、本発明の効果を妨げない範囲で適宜決定す
ることができる。
【0042】その他、本発明の水分散型粘着シート類の
製造方法においては、その他の工程は一般的に行われて
いる粘着テープの製造方法を適宜用いることができる。
例えば塗工機としては、特に限定されるものではない
が、好ましくはフローティング方式の塗工機、且つ精度
良く糊厚みを調節でき、生産性良く塗布できる塗工方式
としてコンマコーター、ロールコーター、グラビアコー
ター等を挙げることが出来る。又、塗布方式としては基
材に直接粘着剤溶液を塗布する方式、又は一旦剥離シー
トに粘着剤溶液を塗布乾燥することにより粘着剤層を形
成させて基材と貼り合せることによる転写方式等、適宜
選択することが出来る。
【0043】
【実施例】以下、実施例を上げて本発明をより具体的に
説明するが、本発明は実施例のみに限定されるものでは
ない。なお以下において部とあるのは、すべて重量部を
意味するものである。
【0044】(評価方法)実施例および比較例の粘着テ
ープを顕微鏡観察することにより、その主要な気泡のサ
イズを測定した(図1参照)。また、フィルム濁度計を
用いてヘイズ値の測定を行うことにより、フィルムの光
透過性を評価した。また粘着剤層の水分率は、各乾燥オ
ーブンの最後尾に赤外線方式の非接触型水分率測定計を
設置し測定した。
【0045】(粘着剤溶液)温度計、アンカー型攪拌翼
(翼幅100mm)、窒素導入管及び還流冷却管を備え
た反応器に、イオン交換水40部をいれ、攪拌しながら
1時間窒素置換させた。開始剤として過硫酸カリウムを
0.1部加え、温度を70℃にし、その後、アクリル酸
ブチル97部、アクリル酸3部、ポリオキシエチレンア
ルキルスルホコハク酸ナトリウム(日本乳化剤社製「ニ
ューコール293」)0.5部を水35部で乳化したも
のを3時間かけて滴下し、乳化重合処理し、反応後10
%アンモニア水で中和して固形分量54重量%、平均粒
子径400nmの水分散型アクリル系粘着剤を得た。
【0046】得られた水分散型アクリル系粘着剤をコン
マコーターで厚さ140μmの紙基材に90μm塗布
し、遠赤外線加熱用ヒーターを備えたフローティング方
式の乾燥機を用いて各実施例および比較例の条件で乾燥
させ、粘着シートを得た。
【0047】実施例1 前半の乾燥ゾーンの上部では熱風温度80℃、風速を1
0m/秒、下部では熱風温度120℃、風速を10m/
秒、乾燥時間を15秒、後半の乾燥ゾーンの上部では熱
風温度120℃、風速を10m/秒、下部では熱風温度
120℃、風速を10m/秒、乾燥時間を15秒とする
ことにより粘着剤溶液中の水を蒸発させ、粘着剤層を形
成させた。
【0048】実施例2 前半の乾燥ゾーンの上部では熱風温度90℃、風速を1
0m/秒、下部では熱風温度120℃、風速を10m/
秒、乾燥時間を15秒、後半の乾燥ゾーンの上部では熱
風温度120℃、風速を10m/秒、下部では熱風温度
120℃、風速を10m/秒、乾燥時間を15秒とする
ことにより粘着剤溶液中の水を蒸発させ、粘着剤層を形
成させた。
【0049】実施例3 前半の乾燥ゾーンの上部では熱風温度100℃、風速を
10m/秒、下部では熱風温度120℃、風速を10m
/秒、乾燥時間を15秒、後半の乾燥ゾーンの上部では
熱風温度120℃、風速を10m/秒、下部では熱風温
度120℃、風速を10m/秒、乾燥時間を15秒とす
ることにより粘着剤溶液中の水を蒸発させ、粘着剤層を
形成させた。
【0050】実施例4 前半の乾燥ゾーンの上部では熱風温度90℃、風速を1
0m/秒、下部では熱風温度120℃、風速を10m/
秒、上下に設置した遠赤外加熱用のヒーター温度を25
0℃、乾燥時間を13秒、後半の乾燥ゾーンの上部では
熱風温度120℃、風速を10m/秒、下部では熱風温
度120℃、風速を10m/秒、乾燥時間を13秒とす
ることにより粘着剤溶液中の水を蒸発させ、粘着剤層を
形成させた。
【0051】比較例1 前半の乾燥ゾーンの上部では熱風温度を90℃、風速を
20m/秒、下部では熱風温度90℃、風速を20m/
秒、乾燥時間を15秒、後半の乾燥ゾーンの上部では熱
風温度120℃、風速を10m/秒、下部では熱風温度
120℃、風速を10m/秒、乾燥時間を15秒とする
ことにより粘着剤溶液中の水を蒸発させ、粘着剤層を形
成させた。
【0052】比較例2 前半の乾燥ゾーンの上部では熱風温度を100℃、風速
を10m/秒、下部では熱風温度100℃、風速を10
m/秒、乾燥時間を15秒、後半の乾燥ゾーンの上部で
は熱風温度120℃、風速を10m/秒、下部では熱風
温度120℃、風速を10m/秒、乾燥時間を15秒と
することにより粘着剤溶液中の水を蒸発させ、粘着剤層
を形成させた。
【0053】比較例3 前半の乾燥ゾーンの上部では熱風温度を120℃、風速
を20m/秒、下部では熱風温度120℃、風速を20
m/秒、乾燥時間を10秒、後半の乾燥ゾーンの上部で
は熱風温度120℃、風速を20m/秒、下部では熱風
温度120℃、風速を20m/秒、乾燥時間を10秒と
することにより粘着剤溶液中の水を蒸発させ、粘着剤層
を形成させた。
【0054】
【表1】
【0055】表1の実施例1、2、3の結果から明らか
なように、初期乾燥の段階で熱風加熱の上部と下部の間
で温度差を設けることにより、粘着剤層中の気泡が小さ
く、ヘイズ値が小さいことから、外観性が良好で粘着テ
ープ表面の平滑性に優れていることが分かる。また、実
施例4のように、初期乾燥に赤外加熱を熱風加熱に併用
することによって、乾燥時間が短縮される上に、粘着剤
層中の気泡が小さいことが分かる。
【0056】一方、比較例1、2のように熱風加熱の上
下に温度差を設けないと、乾燥後の粘着テープに見られ
る気泡は大きくなり、それと同じにヘイズ値が高く、外
観性に劣っていることが分かる。また比較例3のように
乾燥温度を上げると、乾燥時間は短縮されるが、著しく
発泡し気泡は大きくなる。
【0057】実施例5 粘着剤溶液の塗布厚を130μmとし、全乾燥ゾーンの
上部では熱風温度80℃、風速を10m/秒、下部では
熱風温度120℃、風速を10m/秒、全乾燥時間を1
08秒とすることにより粘着剤溶液中の水を蒸発させ、
粘着剤層を形成させた。
【0058】実施例6 粘着剤溶液の塗布厚を130μmとし、全乾燥ゾーンの
上部では熱風温度90℃、風速を10m/秒、下部では
熱風温度110℃、風速を10m/秒、全乾燥時間を1
08秒とすることにより粘着剤溶液中の水を蒸発させ、
粘着剤層を形成させた。
【0059】比較例4 粘着剤溶液の塗布厚を130μmとし、全乾燥ゾーンの
上部では熱風温度100℃、風速を10m/秒、下部で
は熱風温度100℃、風速を10m/秒、全乾燥時間を
108秒とすることにより粘着剤溶液中の水を蒸発さ
せ、粘着剤層を形成させた。
【0060】
【表2】
【0061】表2から明らかなように、比較例4のよう
な熱風乾燥の上下に温度差を設けない通常の乾燥方法と
比較して、熱風加熱の上部と下部の間で温度差を設ける
実施例4、5の乾燥方法でも熱量の総和が等しければ水
分率の減少度合いは同一であることから、同じ乾燥速度
であることがわかる。そしてさらに粘着剤層中の気泡が
小さく、ヘイズ値を小さくすることができ、外観性が良
好で表面の平滑性に優れた粘着テープを製造できること
が分かる。
【0062】
【発明の効果】以上のように、本発明は、水分散型粘着
シート類水分散型粘着剤を基材上に塗布後、基材の上下
方向から熱風を吹きつけ熱風乾燥する乾燥工程におい
て、少なくとも乾燥部前半の上部の熱風温度を105℃
以下とし、かつ下部の熱風温度が上部の熱風温度より1
5℃以上高くすることを特徴とする水分散型粘着シート
類の製造方法であって、基材に塗布した粘着剤溶液層の
下側からの乾燥を促進させ、下側から順次粘着剤層を形
成させることにより上層部への水の拡散を容易にし、粘
着剤層中で水が気化することによって発生する気泡を小
さくすることができるものであり、気泡サイズが100
μm以下であり、かつヘイズ値が15%以下である粘着
剤層を形成することを特徴とする。さらに、熱風の温度
差を設けても上下間の熱量の総和が等しければ乾燥速度
を等しくすることができ、同じエネルギーコストで生産
性を維持できることを特徴とする。このようにして製造
される水分散型粘着シート類は、種々の用途に用いるこ
とができるが、外観が良好であるので、例えば包装用途
や光学フィルム用途として好適に用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】気泡の発生した粘着テープ類の概念図。
【符号の説明】
1 基材 2 粘着剤層 3 気泡
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4J004 AA02 AA04 AA05 AA10 AB01 CA02 CA03 CA04 CA05 CA06 CA08 CB01 CB02 CC02 CC03 GA01

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】粘着剤層中の気泡サイズが100μm以下
    であり、かつ粘着剤層のヘイズ値が15%以下であるこ
    とを特徴とする水分散型粘着シート類。
  2. 【請求項2】水分散型粘着剤を基材上に塗布後、基材の
    上下方向から熱風を吹きつけて乾燥する乾燥工程であっ
    て、少なくとも乾燥部前半の上部の熱風温度が105℃
    以下であり、かつ下部の熱風温度を上部の熱風温度より
    15℃以上高くすることにより、気泡サイズが100μ
    m以下であり、かつヘイズ値が15%以下である粘着剤
    層を形成することを特徴とする水分散型粘着シート類の
    製造方法。
  3. 【請求項3】上部の熱風の風速が15m/秒以下である
    請求項2記載の水分散型粘着シート類の製造方法。
  4. 【請求項4】乾燥工程に赤外線加熱ヒーターを併用する
    ことを特徴とする請求項2または3に記載の水分散型粘
    着シート類の製造方法。
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