JP2002069060A - トリス[(アルキルチオアルカノイルオキシ)エチル]イソシアヌレート誘導体の製造方法 - Google Patents
トリス[(アルキルチオアルカノイルオキシ)エチル]イソシアヌレート誘導体の製造方法Info
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Abstract
シ)エチル]イソシアヌレート誘導体を高純度、高収率
で工業的に製造する方法の提供。 【解決手段】 下記一般式(2) 【化1】 (式中、R1は、直鎖または分岐の、アルキル基よりな
る群から選ばれた基であり、nは1〜4である。)で示
されるアルキルチオアルカン酸誘導体と、下記一般式
(3) 【化2】 (式中、Xは塩素原子または臭素原子を表わす。)で示
されるトリス(2−ハロエチル)イソシアヌレート類を
有機溶剤中で、脱酸剤の存在下に反応させることを特徴
とする下記一般式(1) 【化3】 で示されるトリス[(アルキルチオアルカノイルオキ
シ)エチル]イソシアヌレート誘導体を製造する方法。
Description
ルチオアルカノイルオキシ)エチル]イソシアヌレート
誘導体の製造方法に関する。
油等の有機物質の酸化による劣化を防止するために、現
在多くの酸化防止剤が使用されている。代表的な酸化防
止剤としては、ヒンダードフェノール系、有機イオウ
系、有機リン系、芳香族アミン系等が挙げられる。
せで用いると効果があるとされている。従来知られてい
る酸化防止剤の多くは、酸化防止効率は優れているが、
有機高分子材料に練り込んで加熱、加工する際に、一部
分解や揮散したり、加工後成型品として使用する際に、
徐々に揮発飛散する問題がある。
子化したり、不揮発性官能基を付加することにより、揮
発、飛散の欠点を改良する試みが行われてきた。その結
果、酸化防止効率の点で十分に満足できる化合物として
一般式(1)に示すトリス[(アルキルチオアルカノイ
ルオキシ)エチル]イソシアヌレート誘導体が挙げられ
る。この化合物の構造上の特異性はアルキルチオアルカ
ン酸とN−ヒドロキシアルキル含窒素複素環化合物との
エステル結合を有していることにあり、この化合物は従
来の含イオウ化合物と比較して、油脂などに対する酸化
作用および分散性が著しく増大している。
化合物を、トリス(2−ヒドロキシエチル)イソシアヌ
レートとアルキルチオアルカン酸とのエステル化反応か
ら合成している。例えば、アルキルチオアルカン酸とし
て、3−(n−ドデシルチオ)プロピオン酸から、一般
式(1)における、R1がn−ドデシル基、n=2の化
合物の合成方法が開示されている。しかし、副生成する
モノおよびジエステルが相当量存在するため、融点範囲
が65〜72℃である。しかも収率の明記がなされてい
ない。本発明者らによるこれらの方法の追試の知見から
判断すると、この方法は、工業的に利用するには得策で
はないことがわかった。また、その収率も不十分なレベ
ルであった。
の化合物を、トリス(2−ヒドロキシエチル)イソシア
ヌレートと3−(n−ドデシルチオ)プロピオン酸メチ
ルとのエステル交換反応から合成する方法を開示してい
る。しかし、これらの方法では副生成するモノおよびジ
エステルを完全に除去できず、融点も71〜73℃であ
り、また、収率も68%と低い。
ス[(アルキルチオアルカノイルオキシ)エチル]イソシ
アヌレート誘導体を高純度、高収率で工業的に製造する
方法を提供する点にある。
(2)
る群から選ばれた基であり、nは1〜4である。)で示
されるアルキルチオアルカン酸誘導体と、下記一般式
(3)
されるトリス(2−ハロエチル)イソシアヌレート類を
有機溶剤中で、脱酸剤の存在下に反応させることを特徴
とする下記一般式(1)
る群から選ばれた基であり、nは1〜4である。)で示
されるトリス[(アルキルチオアルカノイルオキシ)エ
チル]イソシアヌレート誘導体を製造する方法に関す
る。
キル基の例としては、n−ブチル基、n−ペンチル基、
n−ヘキシル基、n−ヘプチル基、n−オクチル基、n
−ノニル基、n−デシル基、n−ウンデシル基、n−ド
デシル基、n−トリデシル基、n−テトラデシル基、n
−ペンタデシル基、n−ヘキサデシル基、n−ヘプタデ
シル基、n−オクタデシル基、n−ノナデシル基、n−
エイコシル基、1−メチルプロピル基、2−メチルプロ
ピル基、1,1−ジメチルプロピル基、iso−ブチル
基、sec−ブチル基、1,1,3,3−テトラメチル
ブチル基などを挙げることができるが、その炭素数は4
以上、とくに12〜18のものが好ましい。
N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセ
トアミド、ジメチルスルホキシド、N−メチル−2−ピ
ロリドン、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン、
アセトン、メチルエチルケトン、1,4−ジオキサン、
エチレングリコールジアルキルエーテル、ジエチレング
リコールジアルキルエーテル類、テトラヒドロフラン、
トルエン、キシレンなどを挙げることができるが、これ
らに限定されるものではない。
使用される。かかる溶媒の使用量は特に制限されるもの
ではなく、撹拌の容易さ、基質の溶解度に応じて適宜選
択することができる。
が、N,N−ジメチルアニリン、ナトリウムアルコキシ
ド、カリウムアルコキシド、炭酸ナトリウム、炭酸カリ
ウム、炭酸アンモニウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸水
素カリウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムなどを
挙げることができる。これらは1種単独または2種以上
混合して使用される。
物は、特に酸化分解を受けやすい有機材料に対して有効
な安定作用を有する。本発明の前記一般式(1)により
安定化される有機材料とは、ポリエチレン、ポリプロピ
レン、ポリブチレンおよびポリイソプレン、ポリ−α−
オレフィンのコポリマー等のポリ−α−オレフィン類、
ハロゲン化ビニルの重合体またはハロゲン化ビニルとビ
ニルエステル類、α、β−不飽和ケトン類、α、β−不
飽和アルデヒド類およびブタジエン類やスチレンの様な
不飽和炭化水素との共重合により得られるビニル系高分
子化合物、ポリオール類およびポリイソシアネート類か
らなるポリウレタン類、ポリアミド、ポリエステル、ポ
リカーボネート、ポリアセタール、ポリスチレン、ポリ
エチレンオキドおよびブタジエンやスチレンのコポリマ
ー、アクリロニトリル、ブタジエンおよび/またはスチ
レンの共重合から得られるコポリマー等である。
材料としては、例えば、塗料等に使用される動植物性
油、各種揮発油、天然および合成機械油、鉱油、燃料
油、切削油、ワックス等の炭化水素系物質が挙げられ
る。
る群から選ばれた基であり、nは1〜4である。)で表
されるトリス[(アルキルチオアルカノイルオキシ)エ
チル]イソシアヌレート誘導体の具体例としては、例え
ば、下記の化合物を挙げることができる。
シ)エチル]イソシアヌレート、トリス[2−(n−ペ
ンチルチオアセトキシ)エチル]イソシアヌレート、ト
リス[2−(n−ヘキシルチオアセトキシ)エチル]イ
ソシアヌレート、トリス[2−(n−ヘプチルチオアセ
トキシ)エチル]イソシアヌレート、トリス[2−(n
−オクチルチオアセトキシ)エチル]イソシアヌレー
ト、トリス[2−(n−ノニルチオアセトキシ)エチ
ル]イソシアヌレート、トリス[2−(n−デシルチオ
アセトキシ)エチル]イソシアヌレート、トリス[2−
(n−ウンデシルチオアセトキシ)エチル]イソシアヌ
レート、トリス[2−(n−ドデシルチオアセトキシ)
エチル]イソシアヌレート、トリス[2−(n−トリデ
シルチオアセトキシ)エチル]イソシアヌレート、トリ
ス[2−(n−テトラデシルチオアセトキシ)エチル]
イソシアヌレート、トリス[2−(n−ペンタデシルチ
オアセトキシ)エチル]イソシアヌレート、トリス[2
−(n−ヘキサデシルチオアセトキシ)エチル]イソシ
アヌレート、トリス[2−(n−ヘプタデシルチオアセ
トキシ)エチル]イソシアヌレート、トリス[2−(n
−オクタデシルチオアセトキシ)エチル]イソシアヌレ
ート、トリス[2−(n−ノナデシルチオアセトキシ)
エチル]イソシアヌレート、トリス[2−(n−エイコ
シルチオアセトキシ)エチル]イソシアヌレート、トリ
ス[2−(1−メチルプロピルチオアセトキシ)エチ
ル]イソシアヌレート、トリス[2−(2−メチルプロ
ピルチオアセトキシ)エチル]イソシアヌレート、トリ
ス[2−(1,1−ジメチルプロピルチオアセトキシ)
エチル]イソシアヌレート、トリス[2−(iso−ブ
チルチオアセトキシ)エチル]イソシアヌレート、トリ
ス[2−(sec−ブチルチオアセトキシ)エチル]イ
ソシアヌレート、トリス[2−(1,1,3,3−テト
ラメチルブチルチオアセトキシ)エチル]イソシアヌレ
ート、
オニルオキシ)エチル]イソシアヌレート、トリス[2
−(3−n−ペンチルチオプロピオニルオキシ)エチ
ル]イソシアヌレート、トリス[2−(3−n−ヘキシ
ルチオプロピオニルオキシ)エチル]イソシアヌレー
ト、トリス[2−(3−n−ヘプチルチオプロピオニル
オキシ)エチル]イソシアヌレート、トリス[2−(3
−n−オクチルチオプロピオニルオキシ)エチル]イソ
シアヌレート、トリス[2−(3−n−ノニルチオプロ
ピオニルオキシ)エチル]イソシアヌレート、トリス
[2−(3−n−デシルチオプロピオニルオキシ)エチ
ル]イソシアヌレート、トリス[2−(3−n−ウンデ
シルチオプロピオニルオキシ)エチル]イソシアヌレー
ト、トリス[2−(3−n−ドデシルチオプロピオニル
オキシ)エチル]イソシアヌレート、トリス[2−(3
−n−トリデシルチオプロピオニルオキシ)エチル]イ
ソシアヌレート、トリス[2−(3−n−テトラデシル
チオプロピオニルオキシ)エチル]イソシアヌレート、
トリス[2−(3−n−ペンタデシルチオプロピオニル
オキシ)エチル]イソシアヌレート、トリス[2−(3
−n−ヘキサデシルチオプロピオニルオキシ)エチル]
イソシアヌレート、トリス[2−(3−n−ヘプタデシ
ルチオプロピオニルオキシ)エチル]イソシアヌレー
ト、トリス[2−(3−n−オクタデシルチオプロピオ
ニルオキシ)エチル]イソシアヌレート、トリス[2−
(3−n−ノナデシルチオプロピオニルオキシ)エチ
ル]イソシアヌレート、トリス[2−(3−n−エイコ
シルチオプロピオニルオキシ)エチル]イソシアヌレー
ト、トリス{2−[3−(1−メチルプロピルチオプロ
ピオニルオキシ)]エチル}イソシアヌレート、トリス
{2−[3−(2−メチルプロピルチオプロピオニルオ
キシ)]エチル}イソシアヌレート、トリス{2−[3
−(1,1−ジメチルプロピルチオプロピオニルオキ
シ)]エチル}イソシアヌレート、トリス[2−(3−
iso−ブチルチオプロピオニルオキシ)エチル]イソ
シアヌレート、トリス[2−(3−sec−ブチルチオ
プロピオニルオキシ)エチル]イソシアヌレート、トリ
ス{2−[3−(1,1,3,3−テトラメチルブチル
チオプロピオニルオキシ)]エチル}イソシアヌレー
ト、
ルオキシ)エチル]イソシアヌレート、トリス[2−
(4−n−ペンチルチオブチリルオキシ)エチル]イソ
シアヌレート、トリス[2−(4−n−ヘキシルチオブ
チリルオキシ)エチル]イソシアヌレート、トリス[2
−(4−n−ヘプチルチオブチリルオキシ)エチル]イ
ソシアヌレート、トリス[2−(4−n−オクチルチオ
ブチリルオキシ)エチル]イソシアヌレート、トリス
[2−(4−n−ノニルチオブチリルオキシ)エチル]
イソシアヌレート、トリス[2−(4−n−デシルチオ
ブチリルオキシ)エチル]イソシアヌレート、トリス
[2−(4−n−ウンデシルチオブチリルオキシ)エチ
ル]イソシアヌレート、トリス[2−(4−n−ドデシ
ルチオブチリルオキシ)エチル]イソシアヌレート、ト
リス[2−(4−n−トリデシルチオブチリルオキシ)
エチル]イソシアヌレート、トリス[2−(4−n−テ
トラデシルチオブチリルオキシ)エチル]イソシアヌレ
ート、トリス[2−(4−n−ペンタデシルチオブチリ
ルオキシ)エチル]イソシアヌレート、トリス[2−
(4−n−ヘキサデシルチオブチリルオキシ)エチル]
イソシアヌレート、トリス[2−(4−n−ヘプタデシ
ルチオブチリルオキシ)エチル]イソシアヌレート、ト
リス[2−(4−n−オクタデシルチオブチリルオキ
シ)エチル]イソシアヌレート、トリス[2−(4−n
−ノナデシルチオブチリルオキシ)エチル]イソシアヌ
レート、トリス[2−(4−n−エイコシルチオブチリ
ルオキシ)エチル]イソシアヌレート、トリス{2−
[4−(1−メチルプロピルチオブチリルオキシ)]エ
チル}イソシアヌレート、トリス{2−[4−(2−メ
チルプロピルチオブチリルオキシ)]エチル}イソシア
ヌレート、トリス{2−[4−(1,1−ジメチルプロ
ピルチオブチリルオキシ)]エチル}イソシアヌレー
ト、トリス[2−(4−iso−ブチルチオブチリルオ
キシ)エチル]イソシアヌレート、トリス[2−(4−
sec−ブチルチオブチリルオキシ)エチル]イソシア
ヌレート、トリス{2−[4−(1,1,3,3−テト
ラメチルブチルチオブチリルオキシ)]エチル}イソシ
アヌレート、
ルオキシ)エチル]イソシアヌレート、トリス[2−
(5−n−ペンチルチオバレリルオキシ)エチル]イソ
シアヌレート、トリス[2−(5−n−ヘキシルチオバ
レリルオキシ)エチル]イソシアヌレート、トリス[2
−(5−n−ヘプチルチオバレリルオキシ)エチル]イ
ソシアヌレート、トリス[2−(5−n−オクチルチオ
バレリルオキシ)エチル]イソシアヌレート、トリス
[2−(5−n−ノニルチオバレリルオキシ)エチル]
イソシアヌレート、トリス[2−(5−n−デシルチオ
バレリルオキシ)エチル]イソシアヌレート、トリス
[2−(5−n−ウンデシルチオバレリルオキシ)エチ
ル]イソシアヌレート、トリス[2−(5−n−ドデシ
ルチオバレリルオキシ)エチル]イソシアヌレート、ト
リス[2−(5−n−トリデシルチオバレリルオキシ)
エチル]イソシアヌレート、トリス[2−(5−n−テ
トラデシルチオバレリルオキシ)エチル]イソシアヌレ
ート、トリス[2−(5−n−ペンタデシルチオバレリ
ルオキシ)エチル]イソシアヌレート、トリス[2−
(5−n−ヘキサデシルチオバレリルオキシ)エチル]
イソシアヌレート、トリス[2−(5−n−ヘプタデシ
ルチオバレリルオキシ)エチル]イソシアヌレート、ト
リス[2−(5−n−オクタデシルチオバレリルオキ
シ)エチル]イソシアヌレート、トリス[2−(5−n
−ノナデシルチオバレリルオキシ)エチル]イソシアヌ
レート、トリス[2−(5−n−エイコシルチオバレリ
ルオキシ)エチル]イソシアヌレート、トリス{2−
[5−(1−メチルプロピルチオバレリルオキシ)]エ
チル}イソシアヌレート、トリス{2−[5−(2−メ
チルプロピルチオバレリルオキシ)]エチル}イソシア
ヌレート、トリス{2−[5−(1,1−ジメチルプロ
ピルチオバレリルオキシ)]エチル}イソシアヌレー
ト、トリス[2−(5−iso−ブチルチオバレリルオ
キシ)エチル]イソシアヌレート、トリス[2−(5−
sec−ブチルチオバレリルオキシ)エチル]イソシア
ヌレート、トリス{2−[5−(1,1,3,3−テト
ラメチルブチルチオバレリルオキシ)]エチル}イソシ
アヌレート、
る群から選ばれた基であり、nは1〜4である。)の化
合物の具体例としては、つぎの化合物群を例示すること
ができる。
酸、n−ヘキシルチオ酢酸、n−ヘプチルチオ酢酸、n
−オクチルチオ酢酸、n−ノニルチオ酢酸、n−デシル
チオ酢酸、n−ドデシルチオ酢酸、n−ペンタデシルチ
オ酢酸、n−ヘキサデシルチオ酢酸、n−ヘプタデシル
チオ酢酸、n−オクタデシルチオ酢酸、n−ノナデシル
チオ酢酸、n−エイコシルチオ酢酸、1−メチルプロピ
ルチオ酢酸、2−メチルプロピルチオ酢酸、1,1−ジ
メチルプロピルチオ酢酸、iso−ブチルチオ酢酸、s
ec−ブチルチオ酢酸、1,1,3,3−テトラメチル
ブチルチオ酢酸、
−ペンチルチオプロピオン酸、3−n−ヘキシルチオプ
ロピオン酸、3−n−ヘプチルチオプロピオン酸、3−
n−オクチルチオプロピオン酸、3−n−ノニルチオプ
ロピオン酸、3−n−デシルチオプロピオン酸、3−n
−ウンデシルチオプロピオン酸、3−n−ドデシルチオ
プロピオン酸、3−n−トリデシルチオプロピオン酸、
3−n−テトラデシルチオプロピオン酸、3−n−ペン
タデシルチオプロピオン酸、3−n−ヘキサデシルチオ
プロピオン酸、3−n−ヘプタデシルチオプロピオン
酸、3−n−オクタデシルチオプロピオン酸、3−n−
ノナデシルチオプロピオン酸、3−n−エイコシルチオ
プロピオン酸、3−(1−メチルプロピルチオ)プロピ
オン酸、3−(2−メチルプロピルチオ)プロピオン
酸、3−(1,1−ジメチルプロピルチオ)プロピオン
酸、3−iso−ブチルチオプロピオン酸、3−sec
−ブチルチオプロピオン酸、3−(1,1,3,3−テ
トラメチルブチルチオ)プロピオン酸、
チルチオラク酸、4−n−ヘキシルチオラク酸、4−n
−ヘプチルチオラク酸、4−n−オクチルチオラク酸、
4−n−ノニルチオラク酸、4−n−デシルチオラク
酸、4−n−ウンデシルチオラク酸、4−n−ドデシル
チオラク酸、4−n−トリデシルチオラク酸、4−n−
テトラデシルチオラク酸、4−n−ペンタデシルチオラ
ク酸、4−n−ヘキサデシルチオラク酸、4−n−ヘプ
タデシルチオラク酸、4−n−オクタデシルチオラク
酸、4−n−ノナデシルチオラク酸、4−n−エイコシ
ルチオラク酸、4−(1−メチルプロピルチオ)ラク
酸、4−(2−メチルプロピルチオ)ラク酸、4−
(1,1−ジメチルプロピルチオ)ラク酸、4−iso
−ブチルチオラク酸、4−sec−ブチルチオラク酸、
4−(1,1,3,3−テトラメチルブチルチオ)ラク
酸、
−ペンチルチオバレリアン酸、5−n−ヘキシルチオバ
レリアン酸、5−n−ヘプチルチオバレリアン酸、5−
n−オクチルチオバレリアン酸、n−ノニルチオバレリ
アン酸、5−n−デシルチオバレリアン酸、5−n−ウ
ンデシルチオバレリアン酸、5−n−ドデシルチオバレ
リアン酸、5−n−トリデシルチオバレリアン酸、5−
n−テトラデシルチオバレリアン酸、5−n−ペンタデ
シルチオバレリアン酸、5−n−ヘキサデシルチオバレ
リアン酸、5−n−ヘプタデシルチオバレリアン酸、5
−n−オクタデシルチオバレリアン酸、5−n−ノナデ
シルチオバレリアン酸、5−n−エイコシルチオバレリ
アン酸、5−(1−メチルプロピルチオ)バレリアン
酸、5−(2−メチルプロピルチオ)バレリアン酸、5
−(1,1−ジメチルプロピルチオ)バレリアン酸、5
−iso−ブチルチオバレリアン酸、5−sec−ブチ
ルチオバレリアン酸、5−(1,1,3,3−テトラメ
チルブチルチオ)バレリアン酸などが挙げられる。
物の有機材料への添加量は有機材料の種類により異なる
が、0.005重量%以下ではその効果はあまり期待で
きず、5重量%以上ではいくら加えてもその効果の向上
に貢献しない。すなわち安定化させようとする有機材料
の重量に対して0.005〜5重量%濃度で使用するの
が好ましいが、0.01〜2重量%の添加が望ましい。
定化された有機高分子物質は、例えば、慣用の添加物を
さらに含有してもよく、例えば、酸化防止剤、光安定
剤、金属不活性化剤、過酸化物スカベンジャーを含有し
てもよい。
い酸化防止剤として、例えば、2,6−ジ−tert−
ブチル−4−メチルフェノール、2−tert−4,6
−ジメチルフェノール、2,6−ジ−tert−ブチル
−4−エチルフェノール、2,6−ジ−tert−ブチ
ル−4−n−ブチルフェノール、2,6−ジ−tert
−ブチル−4−イソブチルフェノール、2,6−ジシク
ロペンチル−4−メチルフェノール、2−(α−メチル
シクロヘキシル)−4,6−ジメチルフェノール、2,
6−ジオクタデシル−4−メチルフェノール、2,4,
6−トリシクロヘキシルフェノール、2,6−ジノニル
−4−メチルフェノール、2,6−ジ−tert−ブチ
ル−4−メトキシメチルフェノール、2−(α−メチル
シクロヘキシル)−4,6−ジメチルフェノール、2,
6−ジオクタデシル−4−メチルフェノール、2,4,
6−トリシクロヘキシルフェノール、2,6−ジノニル
−4−メチルフェノール、2,6−ジ−t−ブチル−4
−メトキシメチルフェノール、2,4−ジメチル−6−
(1′−メチルウンデシ−1′−イル)フェノール、
2,4−ジメチル−6−(1′−メチルヘプタデシ−
1′−イル)フェノール、2,4−ジメチル−6−
(1′−メチルトリデシ−1′−イル)フェノール及び
それらの混合物、2,4−ジオクチルチオメチル−6−
tert−ブチルフェノール、2,4−ジ−オクチルチ
オメチル−6−メチルフェノール、2,4−ジオクチル
チオメチル−6−エチルフェノール、2,6−ジドデシ
ルチオメチル−4−ノニルフェノール及びそれらの混合
物、
キシフェノール、2,5−ジ−tert−ブチルヒドロ
キノン、2,5−ジ−tert−アミルヒドロキノン、
2,6−ジフェニル−4−オクタデシルオキシフェノー
ル、2,6−ジ−tert−ブチルヒドロキノン、2,
5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシアニソー
ル、ビス(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロ
キシフェニル)アジペート及びそれらの混合物、
−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシア
ニリノ)−1,3,5−トリアジン、2−オクチルメル
カプト−4,6−ビス(3,5−ジ−tert−ブチル
−4−ヒドロキシアニリノ)−1,3,5−トリアジ
ン、2−オクチルメルカプト−4,6−ビス(3,5−
ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェノキシ)−
1,3,5−トリアジン、2,4,6−トリス(3,5
−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェノキシ)
−1,2,3−トリアジン、1,3,5−トリス(3,
5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)
イソシアヌレート、1,3,5−トリス(4−tert
−ブチル−3−ヒドロキシ−2,6−ジメチルベンジ
ル)イソシアヌレート、2,4,6−トリス(3,5−
ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニルエチ
ル)−1,3,5−トリアジン、1,3,5−トリス
(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェ
ニルプロピオニル)ヘキサヒドロ−1,3,5−トリア
ジン、1,3,5−トリス(3,5−ジシクロヘキシル
−4−ヒドロキシベンジル)イソシアヌレート等および
それらの混合物、
ブチル−4−メチルフェノール)、2,2′−メチレン
ビス(6−tert−ブチル−4−エチルフェノー
ル)、2,2′−メチレンビス[4−メチル−6−(α
−メチルシクロヘキシル)フェノール]、2,2′−メ
チレンビス(4−メチル−6−シクロヘキシルフェノー
ル)、2,2′−メチレンビス(6−ノニル−4−メチ
ルフェノール)、2,2′−メチレンビス(4,6−ジ
−tert−ブチルフェノール)、2,2′−エチリデ
ンビス(4,6−ジ−tert−ブチルフェノール)、
2,2′−エチリデンビス(6−tert−ブチル−4
−イソブチルフェノール)、4,4′−メチレンビス
[6−(α−メチルベンジル)−4−ノニルフェノー
ル]、2,2′−メチレンビス[6−α,α−ジメチル
ベンジル)−4−ノニルフェノール]、4,4′−メチ
レンビス(2,6−ジ−tert−ブチルフェノー
ル)、4,4′−メチレンビス(6−tert−ブチル
−2−メチルフェノール)、1,1−ビス(5−ter
t−ブチル−4−ヒドロキシ−2−メチルフェニル)ブ
タン、2,6−ビス(3−tert−ブチル−5−メチ
ル−2−ヒドロキシベンジル)−4−メチルフェノー
ル、1,1,3−トリス(5−tert−ブチル−4−
ヒドロキシ−2−メチルフェニル)ブタン、1,1−ビ
ス(5−tert−ブチル−4−ヒドロキシ−2−メチ
ルフェニル)−3−n−ドデシルメルカプタン、エチレ
ングリコ−ルビス[3,3′−ビス(3′−tert−
ブチル−4′−ヒドロキシフェニル)ブチレート]、ビ
ス(3−tert−ブチル−4−ヒドロキシ−5−メチ
ルフェニル)ジシクロペンタジエン、ビス[2−(3′
−tert−ブチル−2′−ヒドロキシ−5′−メチル
ベンジル)−6−tert−ブチル−4−メチルフェニ
ル]テレフタレート、1,1−ビス(3,5−ジメチル
−2−ヒドロキシフェニル)ブタン、2,2−ビス
(3,5−ジ−tert−4−ヒドロキシフェニル)プ
ロパン、2,2−ビス(5−tert−ブチル−4−ヒ
ドロキシ−2−メチルフェニル−4−n−ドデシルメル
カプタン、1,1,5,5−テトラ(5−tert−ブ
チル−4−ヒドロキシ−2−メチルフェニル)ペンタン
等およびそれらの混合物、
t−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)−2,4,6−
トリメチルベンゼン、1,4−ビス(3,5−ジ−te
rt−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)−2,3,
5,6−テトラメチルベンゼン、2,4,6−トリス
(3,5−ジ−tert−4−ヒドロキシベンジル)−
フェノール等およびそれらの混合物、
ヒドロキシステアリン酸アニリド、オクチル N−
(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェ
ニル)カルバメート等およびそれらの混合物、
−4−ヒドロキシベンジルホスホネート、ジエチル
3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンジ
ルホスホネート、ジオクタデシル 3,5−ジ−ter
t−ブチル−4−ヒドロキシベンジルホスホネート、モ
ノエチル 3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロ
キシベンジルホスホン酸 カルシウム塩等およびそれら
の混合物、
ブチル−4,4′−ジヒドロキシジベンジルエーテル、
オクタデシル 4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルベン
ジルメルカプトアセテート、トリス(3,5−ジ−te
rt−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)アミン、ビス
(4−tert−ブチル−3−ヒドロキシ−2,6−ジ
メチルベンジル) ジチオテレフタレート、ビス(3,
5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)
スルフィド、イソオクチル 3,5−ジ−tert−ブ
チル−4−ヒドロキシベンジルメルカプトアセテート等
およびそれらの混合物、
ジ−tert−ブチル−2−ヒドロキシベンジル)マロ
ネート、ジオクタデシル 2−(3−tert−ブチル
−4−ヒドロキシ−5−メチルベンジル)マロネート、
ジドデシルメルカプトエチル2,2−ビス(3,5−ジ
−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)マロネ
ート、ビス[4−(1,1,3,3−テトラメチルブチ
ル)フェニル]−2,2−ビス(3,5−ジ−tert
−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)マロネート等およ
びそれらの混合物、
−ヒドロキシフェニル)プロピオン酸と以下の一価また
は多価アルコールとのエステル;アルコールの例として
は、例えば、メタノール、エタノール、オクタデカノー
ル、1,6−ヘキサンジオール、1,9−ノナンジオー
ル、エチレングリコール、1,2−プロパンジオール、
ネオペンチルグリコール、チオジエチレングリコール、
ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ペン
タエリスリトール、トリス(ヒドロキシエチル)イソシ
アヌレート、N,N′−ビス(ヒドロキシエチル)オキ
サミド、3−チアウンデカノール、3−チアペンタデカ
ノール、トリメチルヘキサンジオール、トリメチロール
プロパン、4−ヒドロキシメチル−1−ホスファ−2,
6,7−トリオキサビシクロ[2,2,2]オクタン等
およびそれらの混合物、
キシ−3−メチルフェニル)プロピオン酸と以下の一価
または多価アルコールとのエステル;アルコールの例と
しては、例えば、メタノール、エタノール、オクタデカ
ノール、1,6−ヘキサンジオール、1,9−ノナンジ
オール、エチレングリコール、1,2−プロパンジオー
ル、ネオペンチルグリコール、チオジエチレングリコー
ル、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、
ペンタエリスリトール、トリス(ヒドロキシエチル)イ
ソシアヌレート、N,N′−ビス(ヒドロキシエチル)
オキサミド、3−チアウンデカノール、3−チアペンタ
デカノール、トリメチルヘキサンジオール、トリメチロ
ールプロパン、4−ヒドロキシメチル−1−ホスファ−
2,6,7−トリオキサビシクロ[2,2,2]オクタ
ン等およびそれらの混合物、
ドロキシ)プロピオン酸と以下の一価または多価アルコ
ールとのエステル;アルコールの例としては、例えば、
メタノール、エタノール、オクタデカノール、1,6−
ヘキサンジオール、1,9−ノナンジオール、エチレン
グリコール、1,2−プロパンジオール、ネオペンチル
グリコール、チオジエチレングリコール、ジエチレング
リコール、トリエチレングリコール、ペンタエリスリト
ール、トリス(ヒドロキシエチル)イソシアヌレート、
N,N′−ビス(ヒドロキシエチル)オキサミド、3−
チアウンデカノール、3−チアペンタデカノール、トリ
メチルヘキサンジオール、トリメチロールプロパン、4
−ヒドロキシメチル−1−ホスファ−2,6,7−トリ
オキサビシクロ[2,2,2]オクタン等およびそれら
の混合物、
ロキシフェニル酢酸と以下の一価または多価アルコール
とのエステル;アルコールの例としては、例えば、メタ
ノール、エタノール、オクタデカノール、1,6−ヘキ
サンジオール、1,9−ノナンジオール、エチレングリ
コール、1,2−プロパンジオール、ネオペンチルグリ
コール、チオジエチレングリコール、ジエチレングリコ
ール、トリエチレングリコール、ペンタエリスリトー
ル、トリス(ヒドロキシエチル)イソシアヌレート、
N,N′−ビス(ヒドロキシエチル)オキサミド、3−
チアウンデカノール、3−チアペンタデカノール、トリ
メチルヘキサンジオール、トリメチロールプロパン、4
−ヒドロキシメチル−1−ホスファ−2,6,7−トリ
オキサビシクロ[2,2,2]オクタン等およびそれら
の混合物、
ブチル−4−ヒドロキシフェニルプロピオニル)ヘキサ
メチレンジアミン、N,N′−ビス(3,5−ジ−te
rt−ブチル−4−ヒドロキシフェニルプロピオニル)
トリメチレンジアミン、N,N′−ビス(3,5−ジ−
tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニルプロピオニ
ル)ヒドラジン等およびそれらの混合物。
としては、とくに制限はないが、例えば、2−(2′−
ヒドロキシ−5′−メチルフェニル)ベンゾトリアゾー
ル、2−(3′,5′−ジ−tert−ブチル−2′−
ヒドロキシフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(5′
−tert−ブチル−2′−ヒドロキシフェニル)ベン
ゾトリアゾール、2−[2′−ヒドロキシ−5′−
(1,1,3,3−テトラメチルブチル)フェニル]ベ
ンゾトリアゾール、2−(3′,5′−ジ−tert−
ブチル−2′−ヒドロキシフェニル)−5−クロロベン
ゾトリアゾール、2−(3′−tert−ブチル−2′
−ヒドロキシ−5′−メチルフェニル)−5−クロロベ
ンゾトリアゾール、2−(2′−ヒドロキシ−4′−オ
クトキシフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(3′,
5′−ジ−tert−アミル−2′−ヒドロキシフェニ
ル)ベンゾトリアゾール、2−[3′,5′−ビス
(α,α−ジメチルベンジル)−2′−ヒドロキシフェ
ニル]ベンゾトリアゾール、2−[3′−tert−ブ
チル−2′−ヒドロキシ−5′−(2−メトキシカルボ
ニルエチル)フェニル]−5−クロロベンゾトリアゾー
ル、2−[3′−tert−ブチル−2′−ヒドロキシ
−5′−(2−メトキシカルボニルメチル)フェニル]
ベンゾトリアゾール、2−[3′−tert−ブチル−
2′−ヒドロキシ−5′−(2−オクチルオキシカルボ
ニルエチル)フェニル]ベンゾトリアゾール、2−
{3′−tert−ブチル−5′−[2−(2−エチル
ヘキシルオキシカルボニルエチル)−2′−ヒドロキシ
フェニル]}ベンゾトリアゾール、2−(3′−ドデシ
ル−2′−ヒドロキシ−5′−メチルフェニル)ベンゾ
トリアゾール、2−(3′−tert−ブチル−2′−
ヒドロキシ−5′−(2−イソオクチルオキシカルボニ
ルエチル)フェニル]ベンゾトリアゾール、2,2′−
メチレンビス[4−(1,1,3,3−テトラメチルブ
チル)−6−ベンゾトリアゾール−2−イル)]フェノ
ール、2−[3′−tert−ブチル−5′−(2−メ
トキシカルボニルエチル)−2′−ヒドロキシフェニ
ル]ベンゾトリアゾールとポリエチレングリコール30
0とのエステル交換体等およびそれらの混合物、
オクトキシ−、4−デシルオキシ−、 4−ドデシルオ
キシ−、4−ベンジルオキシ−、4,2′,4′−トリ
ヒドロキシ−、2′−ヒドロキシ−4,4′−ジメトキ
シ−、または4−(2−エチルヘキシルオキシ)−2−
ヒドロキシベンゾフェノン誘導体等およびそれらの混合
物、
ート、フェニル サリシレート、オクチルフェニル サ
リシレート、ジベンゾイルレゾルシノール、ビス(4−
tert−ブチルベンゾイル)レゾルシノール、2,4
−ジ−tert−ブチルフェニル 3,5−ジ−ter
t−ブチル−4−ヒドロキシベンゾエート、ヘキサデシ
ル 3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベ
ンゾエート、オクタデシル 3,5−ジ−tert−ブ
チル−4−ヒドロキシベンゾエート、2−メチル−4,
6−ジ−tert−ブチルフェニル 3,5−ジ−te
rt−ブチル−4−ヒドロキシベンゾエート等およびそ
れらの混合物、
アクリレート、イソオクチル α−シアノ−β,β−ジ
フェニルアクリレート、メチル α−カルボメトキシシ
ンナメート、メチル α−シアノ−β−メチル−p−メ
トキシシンナメート、メチルα−カルボメトキシ−p−
メトキシシンナメート、N−(β−カルボメトキシ−β
−シアノビニル)−2−メチルインドリン等およびそれ
らの混合物、
−ピペリジル)セバケート、ビス(2,2,6,6,−
テトラメチル−4−ピペリジル)サクシネート、ビス
(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジ
ル)セバケート、ビス(1−オクチルオキシ−2,2,
6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)セバケート、
ビス(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリ
ジル)アジペート、ビス(1,2,2,6,6−ペンタ
メチルピペリジル)−n−ブチル−3,5−ジ−ter
t−ブチル−4−ヒドロキシベンジルマロネート、4,
4′−ジ−オクチルオキシオキサニリド、2,2′−ジ
エトキシオキシオキサニリド、2,2′−ジ−オクチル
オキシ−5,5′−ジ−tert−ブチルオキサニリ
ド、2,2′−ジ−ドデシルオキシ−5,5′−ジ−t
ert−ブチルオキサニリド、2−エトキシ−2′−エ
チルオキサニリド、N,N′−ビス(3−ジメチルアミ
ノプロピル)オキサニリド、2−エトキシ−5−ter
t−ブチル−2′−エトキシオキサニリド等およびそれ
らの混合物、
シ−2′−エチル−5,4′−ジ−tert−ブトキサ
ニリドとの混合物、o−およびp−メトキシ−二置換オ
キサニリドの混合物、o−およびp−エトキシ−二置換
オキサニリドの混合物、
−オクチルオキシフェニル)−1,3,5−トリアジ
ン、2−(2−ヒドロキシ−4−オクチルオキシフェニ
ル)−4,6−ビス(2,4−ジメチルフェニル)−
1,3,5−トリアジン、2−(2,4−ジヒドロキシ
フェニル)−4,6−ビス(2,4−ジメチルフェニ
ル)−1,3,5−トリアジン、2,4−ビス(2−ヒ
ドロキシ−4−プロピルオキシフェニル)−6−(2,
4−ジメチルフェニル)−1,3,5−トリアジン、2
−(2−ヒドロキシ−4−ドデシルオキシフェニル)−
4,6−ビス(2,4−ジメチルフェニル)−1,3,
5−トリアジンなどが挙げられる。
N′−ジフェニルオキサミド、N−サルチラル−N′−
サリチロイルヒドラジン、N,N′−ビス(サリチロイ
ル)ヒドラジン、N,N′−ビス(3,5−ジ−ter
t−ブチル−4−ヒドロキシフェニルプロピオニル)ヒ
ドラジン、3−サリチロイルアミノ−1,2,4−トリ
アゾール、ビス(ベンジリデン)オキサリルジヒドラジ
ド、オキサニリド、イソフタロイルジヒドラジド、セバ
コイルビスフェニルヒドラジン、N,N′−ジアセター
ルアジポイルジヒドラジド、N,N′−ビス(サリチロ
イル)オキサリルジヒドラジド、N,N−ビス(サリチ
ロイル)チオプロピオニルジヒドラジド、トリフェニル
ホスフィット、ジフェニルアルキルホスフィット、トリ
ス(ノニルフェニル)ホスフィット、トリラウリルホス
フィット、トリオクタデシルホスフィット、ジステアリ
ルペンタエリスリトールジホスフィット、ジイソデシル
ペンタエリスリトールジホスフィット、ビス(2,4−
ジ−tert−ブチル−6−メチルフェニル)ペンタエ
リスリトールジホスフィット、ビス[2,4,6−トリ
ス(tert−ブチルフェニル)]ペンタエリスリトー
ルジホスフィット、トリステアリルソルビトールホスフ
ィット、テトラキス(2,4−ジ−tert−ブチルフ
ェニル)−4,4′−ビフェニレンジホスホナイト、6
−イソオクチルオキシ−2,4,8,10−テトラ−t
ert−ブチル−12H−ジベンズ[d,e]−1,
3,2−ジオキサホスホシン、6−フルオロ−2,4,
8,10−テトラ−tert−ブチル−12−メチル−
ジベンズ[d,g]−1,3,2−ジオキサホスホシ
ン、ビス(2,4−ジ−tert−ブチル−6−メチル
フェニル)メチルホスフィット、ビス(2,4−ジ−t
ert−ブチル−6−メチルフェニル)エチルホスフィ
ット等およびそれらの混合物。
ジラウリル、ジステアリル、ジミリスチルまたはジトリ
デシル チオジプロピオネート、2−メルカプトベンズ
イミダゾールの亜鉛塩、ジブチルジチオカルバミン酸亜
鉛、ジオクタデシルジスルフィド、ペンタエリスリトー
ルテトラキス(β−ドデシルメルカプト)プロピオネー
ト等である。
を具体的に説明するが、これらは好ましい実施態様の例
示に過ぎず、本発明はこれらの実施例だけに限定するも
のではない。
シ)エチル]イソシアヌレートの合成[一般式(1)に
おいて、R1=n−C12H25、n=2]30mlの
N,N−ジメチルアセトアミド(溶剤)にトリス(2−
クロロエチル)イソシアヌル酸 3.48g(11.0
mmol)、3−n−ドデシルチオプロピオン酸 1
0.00g(36.3mmol)および無水炭酸カリウ
ム(脱酸剤)2.58g(18.7mmol)を加え
る。窒素気流中95〜100℃にて24時間加熱撹拌す
る。反応終了後、不溶物を熱時濾別する。濾過液を40
0mlの水に投入し、撹拌を行う。析出物を濾別し、1
00mlのアセトンからの再結晶により融点76〜7
7.5℃の目的物が9.1g(収率80%)が得られ
る。このものの同定資料はつぎのとおりである。
51(アルキル基);1744(エステル基);168
7(−N−CO−N−);1466(アルキル基)
シ)エチル]イソシアヌレートの合成[一般式(1)に
おいて、R1=C18H37、n=2] 30mlのN,N−ジメチルアセトアミドにトリス(2
−クロロエチル)イソシアヌル酸 2.00g(6.3
mmol)、3−n−オクタデシルチオプロピオン酸
7.48g(20.8mmol)および無水炭酸カリウ
ム 1.49g(10.7mmol)を加える。窒素気
流中95〜100℃にて24時間加熱撹拌する。反応終
了後、不溶物を熱時濾別する。濾過液を放置すると析出
物が得られる。析出物を濾別し、100mlのイソプロ
パノールおよび10mlのトルエンの混合溶媒で2回再
結晶させると、融点84〜85.5℃の目的物が7.1
g(収率88%)が得られる。このものの同定資料はつ
ぎのとおりである。
50(アルキル基);1744(エステル基);168
7(−N−CO−N−);1468(アルキル基)
エチル]イソシアヌレートの合成[一般式(1)におい
て、R1=n−C12H25、n=3] 150mlのN,N−ジメチルアセトアミドにトリス
(2−クロロエチル)イソシアヌル酸 17.40g
(55.0mmol)、4−n−ドデシルチオラク酸
50.00g(170.0mmol)および無水炭酸カ
リウム 12.90g(155.0mmol)を加え
る。窒素気流中95〜100℃にて26時間加熱撹拌す
る。反応終了後、不溶物を熱時濾別する。濾液を800
mlの水に投入し、撹拌した。析出物を濾別し、160
mlのイソプロパノールで再結晶させると、融点54〜
55℃の目的物が44.30g(収率78%)が得られ
る。このものの同定資料はつぎのとおりである。
919、2850(アルキル基);1735(エステル
基);1704、1685(−N−CO−N−);14
62(アルキル基)
試) 窒素気流下、トルエン(30ml)にトリス(2−ヒド
ロキシエチル)イソシアヌレート(13.1g、50m
mol)、3−(n−ドデシルチオ)プロピオン酸(4
1.1g、150mmol)、パラ−トルエンスルホン
酸(0.54g)を加え、加熱撹拌し、生成水を除去し
た。反応初期はスラリー状であるが、反応の進行にとも
ない、均一相となった。生成水が2.4ml留出した時
点で、溶媒を留去すると、融点65〜72℃ワックス状
のトリス[2−(3−n−ドデシルチオプロピオニルオ
キシ)エチル]イソシアヌレート「一般式(1)におい
て、R1=n−C12H25、n=2」23.3g(粗
収率55%)が得られる。各種溶媒による再結晶で、薄
相クロマトグラフィーで確認した混在するモノ及びビス
体の分離を試みたが困難であった。
6の追試) トリス(2−ヒドロキシエチル)イソシアヌレート(1
5.7g、60mmol)、3−(n−ドデシルチオ)
プロピオン酸メチル(57.1g、198mmol)お
よびジブチル錫オキシド(2.23g、9mmol)の
混合物を、窒素気流中で135℃、加熱撹拌を3時間続
ける。次いで、130℃で20〜25torrの減圧で
1時間加熱撹拌してから、冷却する。得られた固形物を
ヘプタンで再結晶させると、トリス[2−(3−n−ド
デシルチオプロピオニルオキシ)エチル]イソシアヌレ
ート「一般式(1)において、R1=n−C
12H25、n=2」42gが得られた。しかし、収率
は68%と低いものであった。このものの融点は71〜
73℃であり、実施例1の同一化合物の融点が76〜7
7.5℃であることを参酌すると、この事実はこの比較
例2の生成物の純度が低いことを説明している。
チオアルカノイルオキシ)エチル]イソシアヌレート誘
導体を高純度、高収率で得ることができる工業的製造方
法を確立できた。
Claims (1)
- 【請求項1】 下記一般式(2) 【化1】 (式中、R1は、直鎖または分岐の、アルキル基よりな
る群から選ばれた基であり、nは1〜4である。)で示
されるアルキルチオアルカン酸誘導体と、下記一般式
(3) 【化2】 (式中、Xは塩素原子または臭素原子を表わす。)で示
されるトリス(2−ハロエチル)イソシアヌレート類を
有機溶剤中で、脱酸剤の存在下に反応させることを特徴
とする下記一般式(1) 【化3】 (式中、R1は、直鎖または分岐の、アルキル基よりな
る群から選ばれた基であり、nは1〜4である。)で示
されるトリス[(アルキルチオアルカノイルオキシ)エ
チル]イソシアヌレート誘導体を製造する方法。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2000251410A JP4632498B2 (ja) | 2000-08-22 | 2000-08-22 | トリス[(アルキルチオアルカノイルオキシ)エチル]イソシアヌレート誘導体の製造方法 |
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JP2000251410A JP4632498B2 (ja) | 2000-08-22 | 2000-08-22 | トリス[(アルキルチオアルカノイルオキシ)エチル]イソシアヌレート誘導体の製造方法 |
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WO2019131467A1 (ja) | 2017-12-28 | 2019-07-04 | 株式会社クラレ | 補強繊維、及びこれを用いた成形体 |
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JPS50106881A (ja) * | 1974-01-30 | 1975-08-22 | ||
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- 2000-08-22 JP JP2000251410A patent/JP4632498B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP4632498B2 (ja) | 2011-02-16 |
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