JP2002068870A - ケイ酸質肥料 - Google Patents

ケイ酸質肥料

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JP2002068870A
JP2002068870A JP2000254929A JP2000254929A JP2002068870A JP 2002068870 A JP2002068870 A JP 2002068870A JP 2000254929 A JP2000254929 A JP 2000254929A JP 2000254929 A JP2000254929 A JP 2000254929A JP 2002068870 A JP2002068870 A JP 2002068870A
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JP2000254929A
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Yoichiro Furukawa
洋一郎 古川
Makoto Tomita
誠 冨田
Masahiro Ibukiyama
正浩 伊吹山
Nobuyuki Shimizu
信行 清水
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HINODE KAGAKU KOGYO
HINODE KAGAKU KOGYO KK
Denka Co Ltd
Original Assignee
HINODE KAGAKU KOGYO
HINODE KAGAKU KOGYO KK
Denki Kagaku Kogyo KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】粒子崩壊性が早く、ケイ酸分を速やかに提供で
き、しかも、ケイ酸分を2〜3ヶ月間に渡って徐々に、
継続的に供給し続けることのでき、更に作業性に富んだ
粒状のケイ酸質肥料を提供する。 【解決手段】D90が0.6〜3.0mmでD50が3
7μm以上のケイ酸質組成物の粉末に、水への溶解速度
が48時間で40%以上100%未満の有機質結合材を
添加して造粒してなるケイ酸質肥料であって、イオン交
換法で測定した時の1ヶ月以内のケイ酸分溶出量が16
質量%以上であることを特徴とするケイ酸質肥料。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、植物にとって吸収
性のよいケイ酸分を多く含む稲作等に用いて好適なケイ
酸質肥料に関する。
【0002】
【従来の技術】稲作に有用なケイ酸肥料として、従来か
らケイカル(ケイ酸カルシウム)、並びにケイ酸カリ
(ケイ酸カリウム)肥料が用いられている。ケイカルは
スラグを原料として製造され、SiO2、CaO、Al2
3を主成分とする、主としてアルカリ分とケイ酸を補
給するための土壌改質剤である。しかしケイカルは塩酸
可溶性ケイ酸分が30質量%を越えるものの、実際の土
壌のpHに近いpH=5〜7程度の領域では、ケイ酸の
溶出量が極端に減少し、ケイ酸分の供給源としては非常
に効率の悪い資材である。
【0003】従って、実際に使用する場合も、例えば稲
作用に用いる場合、田1000m2当たり200kgと
大量に施肥しなくてはならず、それに要する労力が農家
の大きな負担になっている。ケイカルは肥料の三要素の
いずれをも含まない資材であるため、他の肥料と混合し
て使用するのが一般的であり、例えばようりん40kg
をケイカル200kgと混合して散布するのが広く用い
られている処方である。
【0004】ようりんは、それに含まれるケイ酸分の中
性に近いpH域での溶出性が高いことが知られており、
燐酸質肥料であると同時にケイ酸質の供給源となってい
ることが認められている。
【0005】また、ケイ酸カリ肥料のケイ酸溶出性は、
ケイカルに比べると高いと言われているが、ようりんに
比べるとpH=5〜7では劣っており十分とは言えな
い。ケイ酸カリ肥料も、ケイカルの場合と同様に、よう
りんと混合して施肥されることが多く、ここでもようり
んがケイ酸質の供給源としての役割を果たしている。
【0006】ケイカルの欠点であるケイ酸質溶出性が低
いことを改善するために各種の試みがなされ、中でもケ
イ酸カリ肥料の溶出性が比較的高いことに着目してカリ
成分を加える方法に基づいた、例えばケイ燐酸カリを主
成分とする新規肥料組成物(特公平1−24759号公
報参照)や緩効性熔成ケイ酸カリ苦土肥料の製造法(特
公平2−23514号公報参照)が開示されている。
【0007】カリウム成分は、一般に組成物をガラス化
し易く、ケイ酸質の溶出性を改善するが、その反面、カ
リ原料が高価であるため得られた製品も高価になる、十
分に高いケイ酸溶出性を確保するにはカリ含有量を高く
しなければらなず不経済である、更に、カリウムが強ア
ルカリであるため製造設備の炉材を浸食する、カリを加
えると溶融物の粘度が上昇するため操業しにくく、それ
を下げようとして温度を上げるとカリが揮散する等の欠
点を有している。
【0008】一方、ようりんに含まれるケイ酸分は溶出
性が高く、植物による吸収性が高い事が知られている。
市販されているようりんに含まれるSiO2は20〜2
5質量%程度であるが、ケイ酸含有量を増やすとその溶
出性が低下する事が知られている。すなわち、溶成燐肥
の一般的な原料配合に珪石を加えて加熱溶融・急冷し
て、2%クエン酸水溶液へのケイ酸の溶出性を測定した
試験例(工業化学雑誌第60巻1109頁1957年)
によれば、2%クエン酸水溶液(初期pHが約2)への
ケイ酸溶出量は30質量%程度で頭打ちになると記載さ
れている。
【0009】肥料のケイ酸分の溶出性を調べる方法とし
ては、2%クエン酸水溶液(pHが約2)を用いる方
法、pHの初期値が4の酢酸ソーダ緩衝液を用いる方法
が知られているが、いずれも溶出時のpHが低く、土壌
のpHに近いpH=5〜7付近でのケイ酸の溶出性の評
価方法としては不適切である。本発明者らは、特願平1
0−205258号明細書の中で、4質量%クエン酸緩
衝液(pHの初期値が5.5)を用いる方法を提案して
きた。しかし、前記方法は水田のpHに近い条件での溶
出試験であり且つ試験方法としては迅速であるものの、
肥料のケイ酸分溶出量と実際の植物、特に稲のケイ酸分
吸収量との相関は充分に満足できるほどに高いものでは
ない。
【0010】また、本発明者らは、pH=5以上の高い
pH域で高い溶出性を持つSiO2を含む組成を探求し
た結果、同じ組成であってもその結晶性によって、溶出
性が大きく変化すること、そして、特定組成を有する非
晶質の組成物が前記高pH域でケイ酸溶出性を示すこと
を見い出し、先に特願平10−205258号を出願し
た。
【0011】また、本発明者らは、ケイ酸分の溶出性の
評価方法と肥料効果(稲による吸収性)について更に検
討を続けた結果、水溶液のpH調節剤としてのイオン交
換樹脂共存下で測定した(以下イオン交換法と略称す
る)一ヶ月後のケイ酸分溶出量が一定値以上のものが肥
料効果が高いこと、加えて、肥料として使用する際に作
業性、分散性を高めるために造粒することが望ましい
が、造粒された肥料についてその肥料効果を確保するた
めには、操作時に用いる原料粉末の粒度を特定のものと
すること、更に造粒用の結合材については水への溶解性
を調節することが必須であるという知見を得て、本発明
に至ったものである。
【0012】イオン交換法とは、中性(pH=7)付近
でのケイ酸分の溶解性評価手法で、以下の手順で行う
(参考文献:加藤 直人著「農林水産省・農業環境技術
研究所報告」16巻,9−75頁(1998)、加藤,
尾和共著 Soil Sci.Plant Nut
r.,43巻,2号,351−359頁(199
7))。
【0013】即ち、試料0.20gを、あらかじめ水酸
化ナトリウム水溶液と希塩酸を用いて逆再生しておいた
カルボン酸型イオン交換樹脂(例えばアンバーライトI
RC−50)2gと純水1リットルを入れたポリエチレ
ン瓶に加え、マグネチックスターラーで静かに数分間撹
拌した後、所定日数静置する。所定日数経過後、再度マ
グネチックスターラーで静かに数分間撹拌した後、最低
10分間静置し、上澄み液2mlをメスフラスコ20m
lに分取し、塩酸(1+1)1mlを添加後、20ml
に希釈する。これをICP発光分析法(例えば、日本ジ
ャーレルアッシュICAP−575を使用、測定波長
例:251.612nm、288.158nm他)により
Siを定量し、SiO2に換算する。市販原子吸光分析
用標準原液1000mg/リットルを希釈して得られる
検量線に基づいて定量する。
【0014】イオン交換樹脂を用いる目的は、ケイ酸質
肥料から溶出するアルカリ土類金属等のアルカリ性物質
が溶液に溶けて生ずるpHの上昇を、イオン交換樹脂の
イオン交換能を利用して防止することにある。水田の土
壌は、中性であり、pH緩衝能が高いと言われており、
イオン交換法を用いると、実際の水田に近い環境下での
ケイ酸分の溶出性を測定できると考えられる。
【0015】一方、稲がケイ酸分をよく吸収する期間
は、田植え期から出穂期までと言われている。この2〜
3ヶ月間にわたって、含有するケイ酸分が徐々に溶出
し、継続的にケイ酸を供給し続ける肥料が好ましい。従
って、イオン交換法で継続的に測定して得た溶出曲線
が、初期は勾配がある程度以上大きく、日数が経過した
後も、勾配があまり低下しない肥料が好ましい。
【0016】本発明者らは、ケイ酸分を含む肥料を用い
て、稲の肥効試験を行ったところ、前記のイオン交換法
による1ヶ月後のケイ酸溶出量が、稲による肥料由来の
ケイ酸分吸収量と相関を示すことを見いだした。しか
し、ケイ酸分を多く含む市販の各種肥料を前記イオン交
換法で評価したところ、1ヶ月後のケイ酸溶出量が15
質量%を超えるものはなかった。
【0017】また、肥料の製品形態としては、一般的
に、保存方法や施肥方法に応じて適度な粒度を持つこと
が望ましい。つまり、使用目的や施肥方法における散布
形態に応じて、適度な粒度を持つことが望ましいし、製
品の品質を高める意味でも粉体よりは粒子状が望まれる
し、粒子状の場合には、その粒度分布幅は比較的狭い方
が流動性が良く、作業性に富むことから、望ましい。
【0018】そのため、適度な粒子径を持たせるため
に、様々な手法が取られるが、肥料となる組成物の一次
粒子が粉状に近い場合は、有機質或いは無機質の結合材
などを添加し粒子同士を結合させ、目的の粒子径に調節
することが一般的な手法として用いられている。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、以上の状況
に鑑みてなされたものであって、ケイ酸溶解性に優れる
ケイ酸質組成物の微細な粉末を用いて、作業性に富む粒
度に造粒する際に、水への溶解速度が特定値以上の特性
を有する有機質結合材を用いることにより、粒子崩壊性
が早く、ケイ酸分を速やかに提供でき、しかも、ケイ酸
分を2〜3ヶ月間に渡って徐々に、継続的に供給し続け
ることのでき、更に作業性に富んだ粒状のケイ酸質肥料
を提供することを目的としている。
【0020】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明は、D90
が0.6〜3.0mmでD50が37μm以上のケイ酸
質組成物の粉末に、水への溶解速度が48時間で40%
以上100%未満の有機質結合材を添加して造粒してな
るケイ酸質肥料であって、イオン交換法で測定した時の
1ヶ月以内のケイ酸分溶出量が16質量%以上であるこ
とを特徴とするケイ酸質肥料であり、その実施態様とし
て、ケイ酸質組成物が、主成分がMgO、SiO2、C
aO、P25からなり、前記成分中にMgOを1〜20
質量%、SiO2を30〜50質量%含有し、しかも非
晶質であることを特徴とする前記のケイ酸質肥料であ
る。
【0021】また、本発明は、イオン交換法で測定した
時に、当該ケイ酸質肥料に含まれるケイ酸分の60%以
上が2.5ヶ月以内に溶出することを特徴とする前記の
ケイ酸質肥料であり、好ましくは、有機質結合材が、デ
ンプンを糊化処理してなるデンプンであることを特徴と
する前記のケイ酸質肥料である。
【0022】
【発明の実施の形態】近年、農作業の省力化、機械化な
どの動向を考慮するに、取り扱う肥料の形態として粉体
より粒状が望ましい。つまり、湿度などの影響を受けに
くく長期保管にも有利であり、また必要量取り分ける分
取や散布を行う場合に、取り扱いが容易であることなど
の理由から、肥料の形態としては粒状が望まれている。
しかし、肥料効果が満足できる粉体のケイ酸質肥料を造
粒して粒状としたときに、しばしば、前記ケイ酸質肥料
の本来有する肥料効果が発揮されないことがある。
【0023】本発明者は、いろいろ検討した結果、特定
の粒度分布を有するケイ酸質組成物を用い、水への溶解
速度が特定範囲の有機結合材を用いるときに、1ヶ月後
のケイ酸溶出量が16質量%以上であり、しかも、ケイ
酸分を2〜3ヶ月間に渡って徐々に、継続的に供給し続
け、更に作業性に富んだ粒状の稲作用に好適なケイ酸質
肥料が得られることを見出し、本発明に至ったものであ
る。
【0024】即ち、本発明のケイ酸質肥料は、D90が
0.6〜3.0mmでD50が37μm以上のケイ酸質
組成物の粉末に、水への溶解速度が48時間で40%以
上100%未満の有機質結合材を添加して造粒してなる
ケイ酸質肥料であり、イオン交換法で測定した時の1ヶ
月以内のケイ酸分溶出量が16質量%以上であることを
特徴としているので、施肥直後から多量のケイ酸を植物
に提供できるし、そのケイ酸溶出量が従来公知の肥料で
は達成できないほどに高いので、施肥する土壌の質、気
象条件、水田への水の供給状況などにより異なるが、必
ずしも追肥することなく従来よりも稲等の作物の発育を
助長することができる特徴がある。尚、有機質結合材の
水への溶解速度が48時間で40%以上100%未満と
特定すべき理由は、水への溶解速度が48時間で40%
未満では、1ヶ月以内のケイ酸分溶出量が16質量%以
上を確保することが難しくなることがあるためであり、
100%の場合には、本発明の目的を達成できないから
である。同じ理由で、60%以上85%以下が好ましい
範囲である。
【0025】本発明の実施態様として、前記ケイ酸質組
成物が、主成分がMgO、SiO2、CaO、P25
らなる非晶質の粉末であって、しかもMgOを1〜20
質量%、SiO2を30〜50質量%含有することが好
ましい。
【0026】ケイ酸質組成物の主成分は、MgO、Si
2、CaO、P25から構成され、その合計量は87
質量%以上、好ましくは90質量%以上あれば良い。従
来公知のケイ酸溶出性を有するものの多くは、例えばケ
イ酸カリ肥料の如くに、カリウムを主成分として含有す
るのに対し、本発明の無機組成物はこれを主成分として
有していないという特徴がある。これにより、製品価格
が高くなる、製造設備の炉材を浸食する、操業しにくい
等の欠点を解消することが出来る。
【0027】ケイ酸質組成物は、SiO2含有量が30
質量%以上である。これより少ないと、十分なケイ酸溶
出量が確保できないことがあるし、ケイ酸質資材或いは
肥料としての価値が減少する。50質量%を越えると大
幅にケイ酸溶出性が下がり、中性に近い領域での溶出性
が悪くなる。32〜43質量%が好ましい範囲である。
【0028】MgOは、ケイ酸質組成物の溶融温度を下
げる効果やケイ酸溶出率を増大させる効果があり、また
肥料成分としても有効なので、適当量含有させる必要が
ある。1質量%以下ではこれらの効果が十分ではなく、
20質量%をこえると施用した植物の肥効成分の吸収性
に拮抗作用を生じ、不都合が生じることがある。上記バ
ランスから、1〜20質量%、好ましくは7〜18質量
%の範囲がよい。
【0029】また、ケイ酸質組成物について、P25
が1〜16質量%であることが好ましい。P25は、1
質量%以下では溶融物の融点が上昇しケイ酸の溶出率が
低くなりやすくなると共に、ケイ酸分とのバランス上リ
ン分が不足するためリン肥料を混合散布する必要が生じ
ることがある。一方、16質量%を越えると、ケイ酸の
必要量を散布するとP25の適切な施用量を超える場合
が生じることがあり好ましくない。ケイ酸の溶出率を高
くし、リン肥料の混合散布を必要とせず、更に適切なP
25の施用量を維持できるということから前記範囲が選
択され、4〜12質量%の範囲が一層好ましい。
【0030】また、ケイ酸質組成物について、モル換算
した(CaO+MgO)/(SiO 2+P25)比が
1.2〜2.5であることが好ましい。前記比が1.2
より小さくなるとケイ酸溶出量が減少する一方、2.5
を超えるとSiO2含有量の低下や融点の上昇とケイ酸
溶出性の低下が起こることがある。1.3〜2.0が好
ましい範囲である。
【0031】ケイ酸質組成物において、主成分を構成す
る前記の成分の他に、微量成分として有効な硼素やマン
ガンを含有させることもできる。硼素やマンガンの存在
は、後述する製造方法において溶融温度の低下や溶融物
の流動性の増加の効果があるし、得られるケイ酸質組成
物の非晶質化を促し、ケイ酸の溶出性を助長する効果も
ある。また、不可避的に混入する鉄酸化物やアルミニウ
ムの酸化物などが含まれてもよい。しかし、アルミニウ
ムについては、肥料効果が無く、有効成分の含有量を低
下させ、また、量が多くなるとケイ酸分の溶出性に悪影
響を及ぼすので、Al23の量は2質量%以下に抑制す
ることが好ましい。
【0032】本発明におけるケイ酸質組成物は、ケイ酸
の溶出性を高めるために非晶質である。非晶質の程度に
ついては、本発明者らの実験的検討結果によれば、NM
R−29Siの半値幅が13ppm以上23ppm以下
を示せば充分である。NMR−29Siの測定方法は、
特願平10−205258号明細書に記載したとおりで
ある。
【0033】またケイ酸質組成物の粉末について、その
一次粒子の粒度分布は、D90が0.6〜3.0mm、D
50が37μm以上であることが好ましい。ここで、粒度
分布は、フルイで測定すればよい。例えば、JIS Z
8801に記載されたフルイを重ねて、試料を最も上
のフルイ上に乗せ、タップ振動機にセットする。一定時
間の後、各フルイ上に残った粉体の質量を測定し、百分
率で表し、粒度分布とする。D90、D50は、累積質量%
がそれぞれ90%、50%の時の粒度を示す。
【0034】D90が前記範囲より大きい場合には、D50
の大きさにも影響されるが、イオン交換法で測定したと
きに、1ヶ月以内のケイ酸分溶出量が16質量%以上で
あるという本発明の目的を達成できないことがある。ま
た、D50が37μm未満の場合には、前記目的は達成し
やすいものの、粒度が細かいために長期に渡ってケイ酸
分を溶出することを確保できないことがあるし、施肥後
に粉末の微粉部分が雨等により流失されることがある
し、更に、粉砕にコストがかかるので好ましくないから
である。
【0035】また、前記粒度分布を選択することで、イ
オン交換法で測定したときに、1ヶ月以内のケイ酸分溶
出量を20質量%以上にも高めることができるからであ
る。本発明のケイ酸質肥料は、イオン交換法の溶出率が
2.5ヶ月後で80%以上に達するので、田植え後の追
肥として使用するのに好適である。また、粒度分布が窒
素、カリなどの他の肥料との混合や造粒に適しているの
で、容易に所望の組成の複合肥料とすることもできる。
【0036】また、本発明は前記の粒度分布を有するケ
イ酸質組成物の粉体に、上記の通りに、特定な有機質結
合材を加えて造粒してなるケイ酸質肥料である。ケイ酸
質組成物の粉体を構成している一次粒子が施肥の早い時
期に水と接触してケイ酸イオンとして溶解されるととも
に長期的に溶解量が制御できることを目的として造粒さ
れているので、短期に多量の可溶性ケイ酸分を提供でき
るとともにその効果が長期に渡って得ることができる。
【0037】結合材としては、肥料に用いられている従
来公知のものならば、基本的には使用が可能であるが、
ケイ酸質組成物粉体の水への溶解性を損なうことなく造
粒する一方で、施肥以前の保管時には空中の湿気等によ
り崩壊しないこと等の理由から、一次粒子を覆いつつ二
次粒子を形成できる結合材が選択され、前記結合材中の
少なくとも1つの主成分が水に溶解し易い性質を有する
必要があるので、有機質結合材が選択される。この様
な、水に溶解しやすい性質を有する有機質結合材とし
て、蔗糖、廃糖蜜、デンプン等が知られている。
【0038】本発明においては、前記の有機質結合材と
して、水への溶解速度が48時間で40%以上100%
未満の適度の溶解速度を示すものを選択する。前記範囲
内の溶解速度を満足しない結合材を用いる場合には、施
肥直後におけるケイ酸質組成物の一次粒子と水との接触
が充分に確保できずにケイ酸の植物への充分な供給が確
保できなくなることがあるし、ケイ酸分を2〜3ヶ月間
に渡って徐々に、継続的に供給し続けるという目的を達
成できないことがある。
【0039】本発明に用いる有機質結合材としては、コ
ーンスターチを始めとするいろいろなデンプンが挙げら
れる。デンプンは、安価で、入手しやすく、また環境破
壊問題を生じることがなく、肥料の結合材として極めて
優れた性質を有していることから、その使用が極めて期
待される物質ではある。
【0040】しかし、デンプンは、結合材として用いる
場合、天然のままでは高分子量であるために、そのまま
使用することは実用的ではなく、一般に、低分子量化な
どの処理を行ったり、更にゲル化などの固化現象をさけ
るための化学処理などを行う必要がある(この様なデン
プンは化工デンプンと称されている)。更に、化工デン
プンは、本用途に適用するには水への溶解速度が低く、
そのままでは用いることができないことが多い。
【0041】本発明者らの検討結果に依れば、前記化工
デンプンを、水の存在化で40℃以上の温度に保持し糊
化処理することで、水への溶解速度を48時間で40%
以上とすることができる。また、糊化温度等の水中の熱
処理条件を適正化することで水への溶解速度が48時間
で60%以上の性質を付与することができ、この場合、
より一層本発明の目的を達成しやすくなる。即ち、本発
明の実施態様として、有機質結合材に糊化温度40℃以
上のデンプンを選択することが好ましい。尚、本発明に
おいて、有機質結合材中に、前記の水中で熱処理した化
工デンプンが含まれていれば、その機能を損なわない限
り、他の成分が存在していても構わない。
【0042】尚、有機質結合材の水への溶解速度の測定
は、水分を含まない状態の有機質結合材を得ることから
始めるが、造粒する前のものは容易に評価できることは
勿論、造粒後であっても次に述べる操作を経ることで容
易に評価できる。即ち、製品としての肥料は、乾燥状態
で使用することが多いので、有機質結合材の水溶液は蒸
発乾固しておく必要がある。この際、採取した有機質結
合材の乾燥状態での成分重量を量っておく。また水への
溶解性は固体の表面積などにより大きく影響するので表
面積を一定にしておく必要がある。表面積測定装置など
で予めその値を求めておいても良いし、簡便には、予め
底面積を求めておいたビーカーなどに蒸発乾固しおけば
よい。この場合、蒸発乾固は時間を掛けてゆっくり行
い、乾固物の表面積が底面積よりも大きくなる様な乾固
物のひび割れを防止するようにすることが重要である。
【0043】また溶解する水の温度も溶解速度に影響す
るので、一定温度にする必要がある。肥料を使用する水
田の水温に近いことが望ましいが、気象条件、昼夜など
の日内変動、地域差などにより温度は変化幅が大きい。
しかし本発明者の検討結果に基づけば、水の温度は20
℃程度から25℃程度の温度範囲に制御すれば十分であ
る。
【0044】評価実験においては、定温度で一定容量の
水を、予め表面積と採取量の判った乾燥状態の有機質結
合材に加える。撹拌せずにそのまま水温と同じ温度に制
御した室内に放置する。一定時間間隔毎に一定量の水を
試料として採取し、水中の有機質結合材量を他の分析手
段で測定し、水への溶解速度を測定する。また、試料の
採取に当たっては、その度に撹拌し溶液内濃度を一定に
してから採取する。試料採取後は静置する。水に溶解し
た有機質結合材の濃度の測定には、様々な分析方法が採
用できるが、簡便にはTOC(全有機炭素測定装置)な
どにより測定するのが迅速で便利である。
【0045】本発明において、有機質結合材の水への溶
解速度は48時間で40%以上100%未満が溶解する
速度であるが、上述した通りに、糊化温度40℃以上の
デンプンを40℃以上の水中で熱処理した化工デンプン
は、これを満足することができ、本発明の実施態様とな
る。また、本発明において有機結合材の水への溶解速度
は48時間で60%以上であることが好ましい。この様
に高い水への溶解速度を持つ有機質結合材を用いて造粒
されたケイ酸質肥料は、水中での崩壊性が比較的良好
で、ケイ酸組成物の一次粒子の水へ接触するまでの時間
が短くなり、ケイ酸イオンが比較的速やかに水中へ溶解
し、その組成物の機能が設計通りに発現されることにな
るからである。
【0046】一方、ケイ酸肥料の使用目的によっては、
更に徐放タイプが望ましい場合、例えば秋施用であって
農閑期、越冬して春に最適なる肥効を発現させるような
場合など、結合材としては比較的水への溶解性が遅いほ
うが好ましい。この様に肥料の使用目的により結合材の
水への溶解性を変える必要があるが、どの結合材を選択
するか、あるいは複数の結合材を組み合わせるかは、前
記した水への溶解性試験を行い、最適に選択或いは組み
合わせればよい。
【0047】組み合わせ可能なその他の有機質結合材
は、例えば、ポバール、メチルセルロース、リグニン誘
導体、蔗糖、廃糖蜜が挙げられる。本発明に於いては、
組み合わせ可能な結合材は前記のいずれか一種以上を含
有していれば良いが、このうち、リグニン誘導体はパル
プ廃液として安価に入手できるので都合がよい。また、
蔗糖や廃糖蜜は安定した品質のものが入手できるので好
ましい。
【0048】また、本発明の珪酸質肥料は、イオン交換
法で測定して、2.5ヶ月以内のケイ酸分溶出量が当初
含まれていたケイ酸分の60%以上であることが好まし
い。この機能を有するとき、少量の施肥であっても追肥
することなく長期に渡ってケイ酸可溶分を供給すること
ができ、稲の発育促進に寄与することができる。
【0049】また、本発明の珪酸質肥料は造粒されてい
て、その粒度は0.5〜5mmであることが好ましい。
前記粒度範囲に整えられた粒は、必要量を採取する分取
時或いは機械への投入時、更に保管中に吸湿しにくく、
型くずれしない等、多くの利点がある。粒度分布は、造
粒方法やその後の分級方法などにより影響されるが、前
記目的を達成するためには、なるべく粒度分布幅は狭い
方が好ましく、より具体的には、1〜4mmであること
が好ましい。更に、粒度分布幅を狭くすることで造粒粒
子サイズ別でのケイ酸溶解性を制御或いは選択すること
ができ、例えば、1−2mm粒子では1ヶ月のケイ酸の
溶解質量%は20%程度に、2−3mm粒子では17%
程度に制御でき、このとき、2.5ヶ月ではケイ酸の溶
出率はそれぞれ70%程度、62%程度となる。
【0050】本発明のケイ酸質肥料の製造方法を、以下
に例示するが、本発明はこれに限定されるものではな
い。
【0051】原料として、燐鉱石、蛇紋岩、ケイ石、石
灰石、生石灰、硬焼生石灰、フェロニッケル鉱滓、フェ
ロマンガン鉱滓、各種高炉滓、各種製鋼滓、製リンスラ
グ、フライアッシュ等のP25、CaO、MgO、或い
はSiO2を含有する通常の原料類を利用することがで
きる。上記原料の中にはアルミナ分(Al23)を含む
ものもあるが、Al23の存在は得られる稲作用肥料の
ケイ酸溶出率を悪化させ、またAl23含有量が増加す
ると他の成分の含有量が実質的に減るので、Al23
有量の増大は好ましくない。Al23が含まれていない
原料を使用するか、またはAl23が含まれている原料
は少量に限定して使用し、得られる無機組成物中のAl
23量が2質量%以下とすることが好ましい。
【0052】前記原料を、揮発分の量等を考慮し、生成
物が所望組成となるように、即ち、MgOを1〜20質
量%、SiO2を30〜50質量%含有するように、好
ましくはP25が1〜16質量%、モル比(CaO+M
gO)/(SiO2+P25)が1.2〜2.5となる
ように、更に好ましくはP25が4〜12質量%、モル
比(CaO+MgO)/(SiO2+P25)が1.3
〜2.0となるように配合し、高温で溶融する。
【0053】前記溶融に用いる炉(溶融炉)は、外熱式
電気炉、アーク炉、高周波加熱炉等の電気炉、或いは平
炉を初めとするいろいろな燃焼ガス炉等が使用できる。
溶融温度は、組成にもよるが1350℃以上が望まし
い。目標とする組成を有する原料が完全に溶融する温度
より、およそ150℃以上高い温度で溶融すると、溶融
温度から結晶化の進まない温度までの間で十分な冷却速
度がとれるので好ましい。前記溶融炉のうち、後述する
とおりに、溶融液を急冷することができ、非晶質化した
無機粉体を容易に得ることができることから電気炉、並
びに平炉が好ましく選択される。
【0054】溶融液の急冷は、得られる無機組成物の非
晶質化を達成し、ケイ酸の溶出性を高めるために必須で
ある。急冷は、一般には、炉から抜き出した溶融液に溶
融液の20〜40倍の質量の水を吹き付ける方法や、多
量の水中に浸漬する方法等を適用することによって行わ
れる。本発明の無機組成物を得る際の冷却方法として
は、溶融温度から100℃までの所要時間は20秒以下
好ましくは10秒以下とすることがよく、特に、原料が
完全に溶融する温度の上下200℃の間を5秒以内とす
る事が望ましいので、このため、ジェット水流を当てて
冷却する方法が好ましい。更に、ジェット水流を用いる
冷却方法は、溶融液より砂状物を直接に得られ、後工程
としての粉砕を省略することもできるという効果も得ら
れる。
【0055】砂状物の粒度は、ジェット水圧、水量など
により制御でき、この操作のみで、粒度がD90で0.6
〜3.0mm、D50で37μm以上である無機粉体を得
ることもできるが、更に、必要に応じて、粉砕して、更
に必要ならば分級操作を組み合わせながら、粒度分布を
D90で0.6〜3.0mm、D50で37μm以上とすれ
ば良い。
【0056】前記粉砕操作には、ロールクラッシャー、
スタンプミル、ローラーミル、ボールミル、ジェットミ
ルなどの各種粉砕機を用いることができる。また、造粒
操作には、ペレタイザー、転動造粒機などの各種造粒機
を用いることができる。
【0057】造粒操作は、以下の手順で例示するとおり
に、混合機と造粒機とを併用して2段階で操作すること
がある。即ち、主原料となる粉体100質量部に対し
て、予め水中で85℃までに熱処理した、固形分を12
質量%程度含む化工デンプンを0.5〜2.5質量部添
加し、万能混合機で混合する。これを皿型造粒機に移
し、回転させながら水を噴霧する。取り出された水分を
含む造粒品を乾燥機で乾燥し、1〜4mm程度に造粒さ
れた粒状の肥料を得る。
【0058】
【実施例】以下、実施例及び比較例に基づいて、本発明
を更に詳細に説明する。
【0059】〔ケイ酸質組成物の粉末の作製〕りん鉱石
(中国産)1tに対して、蛇紋岩1.5t、フェロニッ
ケル鉱滓0.3t、ケイ石0.9t、生石灰1.1tを
混合粉砕し、平炉に供給して加熱溶融した。平炉から流
れ出る湯にジェット水流をぶつけ、ケイ酸質組成物の粉
末を得た。
【0060】前記ケイ酸質組成物の粉末は、非晶質で、
25、SiO2、MgO、CaOをそれぞれ9.2質
量%、35.0質量%、16.1質量%、35.3質量
%含んでいた。従って、モル比(CaO+MgO)/
(SiO2+P25)は1.59である。また、粒度分
布を篩いを用いて測定したところ、2mm以上が0.4
質量%、2mm未満〜1mm以上が9.7質量%、1m
m未満が89.9質量%、44μm以下が3.2質量%
であった。
【0061】〔実施例1〕前記ケイ酸質組成物の粉末1
00質量部に、予め水中で85℃、20分間熱処理した
化工デンプンA(王子コーンスターチ社製グリーンボン
ド1400;糊化温度50℃;固形分12質量%)を
1.5質量部を加えながら、パン型造粒機に分級機を連
動させた装置により、造粒し、粒子径が1〜4mmに制
御されたケイ酸質肥料を作製した。
【0062】前記ケイ酸質肥料について、ケイ酸の水へ
の溶出量の経時変化を、前述のイオン交換法のより評価
した。また、化工デンプンAについて、前記の方法で、
水への溶解速度を測定した。これらの結果を表1、表2
に示す。
【0063】
【表1】
【0064】
【表2】
【0065】〔実施例2〕前記の化工デンプンAに代え
て、化工デンプンB(王子コーンスターチ社製;糊化温
度70℃;固形分8質量%)を2.3質量部を用いたこ
と以外は実施例1と同じ操作をしてケイ酸質肥料を作製
し、実施例と同じ評価を行った。また、化工デンプンB
の水への溶解速度も測定した。これらの結果を表1、表
2に示した。
【0066】〔比較例〕実施例1において、未加工化工
デンプンを用いたこと以外は、実施例1と同じ操作、評
価をおこなった。これらの結果を表1、表2に示した。
【0067】
【発明の効果】本発明のケイ酸質肥料は、土壌中への可
溶性ケイ酸を多く含み、施肥後1月以内に16質量%以
上もの可溶性ケイ酸を供給できるという特徴を有し、し
かも燐酸分を含んでいる特徴を有しているので、従来公
知のケイカルに比べて、施肥量を少なくできるし、燐酸
質肥料とケイ酸質肥料との混合が不要であり、農家にお
ける省力化に有用である。また、水に速やかに溶解する
有機質結合材を用いて造粒されているので、その取り扱
いにも優れている。
【0068】更に、本発明のケイ酸質肥料は、ケイ酸質
の吸収性が良いので、作物の病虫害発生が抑えられるこ
と、稲が倒れにくくなること、緩効性であるから肥あた
りを起こさないこと、雨水に流亡せず肥料散布の回数を
減らせること、等の数々の利点を有する特徴を持つ。更
に、その組成中にはカリウム等のアルカリ金属元素を含
有しないので製造しやすい、カリ含有肥料に比べて安価
に製造できるという特徴を有し、産業上有用なものであ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊吹山 正浩 東京都町田市旭町3丁目5番1号 電気化 学工業株式会社中央研究所内 (72)発明者 清水 信行 京都府舞鶴市字倉谷660番地 日之出化学 工業株式会社内 Fターム(参考) 4H061 AA01 BB21 CC02 CC12 CC17 DD01 DD02 EE51 EE63 FF08 GG26 HH03 HH32 KK01 LL10 LL15 LL25

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】D90が0.6〜3.0mmでD50が3
    7μm以上のケイ酸質組成物の粉末に、水への溶解速度
    が48時間で40%以上100%未満の有機質結合材を
    添加して造粒してなるケイ酸質肥料であって、イオン交
    換法で測定した時の1ヶ月以内のケイ酸分溶出量が16
    質量%以上であることを特徴とするケイ酸質肥料。
  2. 【請求項2】ケイ酸質組成物が、主成分がMgO、Si
    2、CaO、P25からなり、前記成分中にMgOを
    1〜20質量%、SiO2を30〜50質量%含有し、
    しかも非晶質であることを特徴とする請求項1記載のケ
    イ酸質肥料。
  3. 【請求項3】イオン交換法で測定した時に、当該ケイ酸
    質肥料に含まれるケイ酸分の60%以上が2.5ヶ月以
    内に溶出することを特徴とする請求項1又は請求項2記
    載のケイ酸質肥料。
  4. 【請求項4】有機質結合材が、デンプンを糊化処理して
    なることを特徴とする請求項1、請求項2又は請求項3
    記載のケイ酸質肥料。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2002066402A1 (ja) * 2001-02-21 2004-06-17 Jfeスチール株式会社 緩効性カリ肥料の製造方法および緩効性カリ肥料
CN115073228A (zh) * 2021-03-12 2022-09-20 国家能源投资集团有限责任公司 硅肥及其制备方法

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