JP2002068697A - 高所作業車 - Google Patents

高所作業車

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JP2002068697A
JP2002068697A JP2000254713A JP2000254713A JP2002068697A JP 2002068697 A JP2002068697 A JP 2002068697A JP 2000254713 A JP2000254713 A JP 2000254713A JP 2000254713 A JP2000254713 A JP 2000254713A JP 2002068697 A JP2002068697 A JP 2002068697A
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JP
Japan
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boom
accelerator lever
engine
roller
rotation
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Pending
Application number
JP2000254713A
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English (en)
Inventor
Yoshihiro Miyazaki
美弘 宮崎
Tatsuya Takahashi
龍也 高橋
Masahiro Hanabusa
昌弘 花房
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Yanmar Agribusiness Co Ltd
Original Assignee
Seirei Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】高所作業時に車体が急発進するのを防止するこ
と。 【解決手段】ブームを所定の角度以上に上方へ回動させ
た際には、上部体に搭載したエンジンの回転数を所定の
回転域に強制的に低減させるべく作動する回転数低減操
作手段を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高所作業車に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、高所作業車の一形態として、走行
機能を有する下部体と、同下部体上に設けた上部体とを
具備し、同上部体にブームの基端部を枢支して、同ブー
ムを上下回動(起倒)自在となし、同ブームの先端部に
は作業台を取り付けたものがある。
【0003】そして、下部体を走行駆動するエンジンは
上部体に設け、同エンジンのスロットルを操作するアク
セルレバーや、下部体の操向操作を行うための操向操作
レバーや、作業台を昇降操作する操作用ペダル等は、作
業台に設けている。
【0004】このようにして、作業者は、作業台上に搭
乗して、アクセルレバーを操作することによりエンジン
の回転数を増減操作することも、また、操向操作レバー
を操作することにより下部体を操向操作することも、ま
た、操作用ペダルを操作することにより作業台を昇降操
作することもできるようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記した高
所作業車では、ブームを所定の角度以上に上方へ回動さ
せて高所作業を行っている際に、作業者が作業位置を僅
かに変更するために、車体を操向操作することがあり、
この際、アクセルレバーの操作状態がエンジンの回転数
を大きくした状態にあると、車体が急発進して、作業者
に恐怖感を与えたり、作業者に怪我をさせたりする虞が
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明では、走
行機能を有する下部体と、同下部体上に設けた上部体と
を具備し、同上部体にブームの基端部を枢支して、同ブ
ームを上下回動自在となし、同ブームの先端部には作業
台を取り付けた高所作業車において、ブームを所定の角
度以上に上方へ回動させた際には、上部体に搭載したエ
ンジンの回転数を所定の回転域に強制的に低減させるべ
く作動する回転数低減操作手段を設けたことを特徴とす
る高所作業車を提供するものである。
【0007】また、本発明は、次の構成にも特徴を有す
る。
【0008】上部体に搭載したエンジンのスロットル
と作業台に設けたアクセルレバーとを連動機構を介して
連動連結する一方、ブームの上端部とアクセルレバーと
の間に回転数低減操作手段を介設すると共に、同回転数
低減操作手段は、ブームの上昇回動動作に連動してアク
セルレバーを減速操作方向に戻り動作させるようにした
こと。
【0009】回転数低減操作手段は、ブームの上端部
に取り付けてブームの上昇回動動作に連動して姿勢を変
更するコロガイド体と、同コロガイド体のガイド面上を
転動するコロと、同コロとアクセルレバーとの間に介設
して、同コロの転動動作に連動してアクセルレバーを減
速操作方向に戻り動作させる減速作動機構とを具備する
こと。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態につ
いて説明する。
【0011】すなわち、本発明に係る高所作業車は、基
本的構造として、走行機能を有する下部体と、同下部体
上に設けた上部体とを具備し、同上部体にブームの基端
部を枢支して、同ブームを上下回動自在となし、同ブー
ムの先端部には作業台を取り付けている。
【0012】そして、特徴的構造として、ブームを所定
の角度以上に上方へ回動させた際には、上部体に搭載し
たエンジンの回転数を所定の回転域に強制的に低減させ
るべく作動する回転数低減操作手段を設けている。
【0013】しかも、上部体に搭載したエンジンのスロ
ットルと作業台に設けたアクセルレバーとを連動機構を
介して連動連結する一方、ブームの上端部とアクセルレ
バーとの間に回転数低減操作手段を介設すると共に、同
回転数低減操作手段は、ブームの上昇回動動作に連動し
てアクセルレバーを減速操作方向に戻り動作させるよう
にしている。
【0014】さらには、回転数低減操作手段は、ブーム
の上端部に取り付けてブームの上昇回動動作に連動して
姿勢を変更するコロガイド体と、同コロガイド体のガイ
ド面上を転動するコロと、同コロとアクセルレバーとの
間に介設して、同コロの転動動作に連動してアクセルレ
バーを減速操作方向に戻り動作させる減速作動機構とを
具備している。
【0015】
【実施例】以下に、本発明の実施例を、図面を参照しな
がら説明する。
【0016】図1及び図2に示すAは、本発明に係る高
所作業車であり、同高所作業車Aは、走行機能を有する
下部体1と、同下部体1上に設けた上部体2とを具備
し、同上部体2にブーム3の基端部を枢支して、同ブー
ム3を上下回動自在となし、同ブーム3の先端部には作
業台4を上下首振り自在に取り付けている。
【0017】下部体1は、左右一対のクローラ式の走行
部10,10間に基台11を架設して構成しており、走行部10
は、前後方向に伸延する走行フレーム12の前端部に従動
輪13を取り付けると共に、同走行フレーム12の後端部に
駆動輪14を取り付けて、両動輪13,14間に履帯15を巻回
し、走行フレーム12の下側縁部には複数の転動輪16を前
後方向に間隔を開けて取り付けている。
【0018】そして、各駆動輪14,14には油圧アクチュ
エータとしての油圧モータ(図示せず)を取り付けて、
各油圧モータにより各駆動輪14,14を駆動させて各走行
部10,10をそれぞれ走行作動させることができるように
している。
【0019】上部体2は、下部体1の基台11上に旋回台
20を旋回自在に取り付けると共に、旋回用電動モータ21
により旋回作動可能とし、同旋回台20上において、左側
部に油圧制御ユニット22と燃料タンク23とを前後方向に
隣接させて配置して、これらを左側ボンネット24により
被覆する一方、右側部に作動油タンク25と油圧ポンプ26
とエンジン27とを前後方向に隣接させて配置して、油圧
ポンプ26とエンジン27とを右側ボンネット28により被覆
し、旋回台20の後側縁部には後壁29を立設している。
【0020】ブーム3は、上記後壁29の中央部より上方
へ向けて突設したブームステー30に基端部を左右方向に
軸線を向けたブーム支軸31を介して枢支しており、同ブ
ーム3は、前後方向に伸延する四角形筒状の外側ブーム
形成体32中に、前後方向に伸延する四角形筒状の内側ブ
ーム形成体33を前後摺動自在に挿入し、同外側ブーム形
成体32と内側ブーム形成体33との間に、油圧アクチュエ
ータとしての伸縮用シリンダ34を介設して、同伸縮用シ
リンダ34の伸縮作動に連動して内側ブーム形成体33が進
退摺動して、ブーム3全体を伸縮作動させることができ
るようにしている。
【0021】そして、ブームステー30の下部と外側ブー
ム形成体32の中途部との間に、油圧アクチュエータとし
ての昇降用シリンダ35を介設して、同昇降用シリンダ35
の伸縮作動に連動して、ブーム3がブーム支軸31を中心
に上下回動(起倒)して、後述する作業台4を昇降させ
ることができるようにしている。
【0022】作業台4は、後壁の下部を上記内側ブーム
形成体33の先端部に連結しており、内側ブーム形成体33
の先端部にブーム側連結体36を前方へ向けて突設する一
方、後壁の下部より作業台側連結体37を後方へ向けて突
設して、両連結体36,37同士を左右方向へ軸線を向けた
作業台支軸38を介して連結している。
【0023】そして、作業台4の後壁とブーム側連結体
36との間に第1姿勢保持用シリンダ39を介設する一方、
外側ブーム形成体32とブームステー30との間に第2姿勢
保持用シリンダ40を介設して、両シリンダ39,40のロッ
ド同士及びボトム同士を2本の油圧ホース(図示せず)
を介して連通連結して、ブーム3の昇降回動動作にかか
わりなく、作業台4を略水平姿勢に保持することができ
るようにしている。
【0024】また、作業台4は、図3及び図4にも示す
ように、上面開口の箱型に形成して、作業台側各種操作
手段を設けており、同作業台側各種操作手段として、左
側上部に横架した左側支持体44に左・右側走行操作レバ
ー45,46を設ける一方、右側上部に横架した右側支持体4
7にアクセルレバー48とブーム伸縮操作レバー49とを設
け、また、床部50の略中央部には操作用ペダルとしての
昇降・旋回操作用ペダル51を設けている。52は、収穫物
収容容器等を支持するために作業台4に着脱自在に取り
付けた容器支持枠である。
【0025】左・右側走行操作レバー45,46は、油圧制
御ユニット22に連動連結して、これら左・右側走行操作
レバー45,46をそれぞれ前後方向に回動操作することに
より、油圧制御ユニット22に設けた左・右側走行用バル
ブ(図示せず)を介して左・右側走行部10,10の油圧モ
ータを制御して操向操作が行えるようにしている。
【0026】アクセルレバー48は、右側支持体47に突設
したレバー支軸59に基端部を枢支して、同アクセルレバ
ー48を上下方向に回動操作可能とし、同アクセルレバー
48の基端部より下方へ伸延させて形成した作動アーム60
と、上部体2に搭載したエンジン27のスロットル(図示
せず)とを連動機構としての第1押し引きワイヤ61を介
して連動連結している。
【0027】このようにして、アクセルレバー48を上方
へ回動させて、第1押し引きワイヤ6 1を引っ張り操作
することにより、同第1押し引きワイヤ61の先端に接続
しているエンジン27のスロットルをエンジン回転数が増
大する方向に操作することができるようにしている。
【0028】また、アクセルレバー48を下方へ回動させ
ることにより、上記とは反対にエンジン27のスロットル
をエンジン回転数が減少する方向に操作することができ
るようにしている。
【0029】ここで、上記したアクセルレバー48とブー
ム3の上端部との間には、回転数低減操作手段65を介設
しており、同回転数低減操作手段65は、ブーム3を所定
の角度以上に上方へ回動させた際には、同ブーム3の上
昇回動動作に連動してスロットルをエンジン回転数低減
方向に動作させて、エンジン27の回転数を所定の回転域
に強制的に低減させ、かつ、アクセルレバー48を減速操
作方向に戻り動作させるようにしている。
【0030】すなわち、回転数低減操作手段65は、ブー
ム側連結体36に取り付けてブーム3の上昇回動動作に連
動して姿勢を変更するコロガイド体66と、同コロガイド
体66のガイド面66a上を転動するコロ67と、同コロ67を
転動自在に支持すると共に、ブーム側連結体36に基端部
を枢支したコロ支持アーム68と、同コロ支持アーム68の
先端部とアクセルレバー48の基端部より下方へ伸延させ
て形成したアクセルレバー戻し操作アーム69との間に介
設した減速作動機構としての第2押し引きワイヤ70とを
具備している。71はアームステー、72は枢支ピン、73は
コロ枢支ピン、74はワイヤステーである。
【0031】このようにして、ブーム3を所定の高さ以
上に上昇させた際には、回転数低減操作手段65によりエ
ンジン27の回転数は所定の回転域に強制的に低減される
ため、かかる状態にて作業者が操向操作を行っても車体
が急発進することがない。その結果、作業者に恐怖感を
与えたり、作業者に怪我をさせたりする虞がない。
【0032】しかも、エンジン27の回転数低減操作とア
クセルレバー48の減速操作方向への戻り操作とを、自動
的かつ確実に行うことができて、高所作業上の操作性と
安全性を良好に確保することができる。
【0033】さらには、構造簡易にして操作性と安全性
とを良好に確保することができると共に、製造コストも
安価なものとなすことができる。
【0034】ここで、コロガイド体66のガイド面66aを
変更することにより、ブームの所定の角度と、強制的に
低減させるべきエンジン27の所定の回転数とを、任意に
設定することができて、作業条件や、作業者の好みの操
作性に適応させることができる。その結果、高所作業上
の操作性と安全性とを向上させることができる。
【0035】ブーム伸縮操作レバー49は、油圧制御ユニ
ット22に連動連結して、同ブーム伸縮操作レバー49を前
後方向に回動操作することにより、油圧制御ユニット22
に設けたブーム伸縮用バルブ(図示せず)を介して伸縮
用シリンダ34を適宜伸縮作動させて、ブーム3を伸縮操
作することができるようにしている。
【0036】昇降・旋回操作用ペダル51は、図6〜図8
にも示すように、床部50の下面に設けた前後・左右揺動
支持機構77により前後方向及び左右方向に揺動操作可能
に取り付けて、同前後・左右揺動支持機構77の後述する
前後揺動体93と、油圧制御ユニット22の一部であるブー
ム昇降用油圧バルブ(図示せず)との間に、それぞれ連
動連結機構としてのツインワイヤ79,79を介設してい
る。97はワイヤ連結片である。
【0037】前後・左右揺動支持機構77は、床部50の下
面に前後一対に左右揺動支持体90,90を垂設し、両左右
揺動支持体90,90の中央部間に左右揺動体91を前後方向
に軸線を向けた前後一対の左右揺動支軸92,92を介して
取り付け、同左右揺動体91に前後揺動体93を左右方向に
軸線を向けた前後揺動支軸94を介して取り付け、同前後
揺動支軸94の上端部に昇降・旋回操作用ペダル51の中央
部を取り付けており、左右揺動支軸92,92と前後揺動支
軸94の軸線は同一平面上にて直交させている。95,95は
左右一対の引張スプリングであり、両引張スプリング9
5,95は左右揺動支持体90,90と左右揺動体91との間に介
設して、両引張スプリング95,95により左右揺動体91を
中立位置に保持すべく引張作用させている。96,96は前
後一対の前・後揺動ストッパー体である。
【0038】このようにして、昇降・旋回操作用ペダル
51を前後方向に揺動操作することにより、ブーム昇降用
油圧バルブを介して昇降用シリンダ35を適宜伸縮作動さ
せて、ブーム3を昇降操作することができるようにして
いる。
【0039】そして、前後・左右揺動支持機構77には旋
回スイッチ作用片81,81を垂設し、各旋回スイッチ作用
片81,81の左右側方にそれぞれ左・右側旋回スイッチ82,
83を配置して、各旋回スイッチ82,83を旋回用電動モー
タ21に電気的に接続している。
【0040】このようにして、昇降・旋回操作用ペダル
51を左右方向に揺動操作することにより、揺動させた側
とは反対側の旋回スイッチ82(83)を旋回スイッチ作用片
81(81)を介してスイッチONさせて、旋回用電動モータ
21を駆動させることにより、上部体2を揺動操作側に旋
回作動操作することができるようにしている。
【0041】ここで、昇降・旋回操作用ペダル51は、床
部50の略中央部に配置しているため、作業台4上に搭乗
している作業者が前・後方向に向きを変えた際にも、昇
降・旋回操作用ペダル51の配設位置が変わることがな
く、踏み込み操作する足を反対の足に代える必要性がな
いことから、作業者にとって違和感が生じることがな
く、踏み込み操作性を良好に確保することができる。
【0042】しかも、昇降・旋回操作用ペダル51は略円
板状に形成すると共に、昇降・旋回操作用ペダル51の略
中央部下方に、前後方向の揺動支点となる前後揺動支軸
94と、左右方向の揺動支点となる左右揺動支軸92,92を
配置すると共に、両揺動支点を相互に近接させて配置し
ているため、作業台4上における作業者の作業状況に応
じて、昇降・旋回操作用ペダル51を前後左右いずれの方
向からでも容易に踏み込み操作することができ、同昇降
・旋回操作用ペダル51の踏み込み操作性を向上させるこ
とができる。
【0043】この際、昇降・旋回操作用ペダル51の前後
左右側部の中間部を踏み込み操作することにより、その
踏み込み位置に近接する二つの部分の機能を同時に作用
させることができるようにしている。
【0044】すなわち、昇降・旋回操作用ペダル51の前
側部と左(右)側部との間を踏み込み操作した場合に
は、作業台4を下降させながら左(右)旋回移動をさせ
ることができ、同様に、後側部と左(右)側部との間を
踏み込み操作した場合には、作業台4を上昇させながら
左(右)旋回移動させることができるようにしている。
【0045】また、略円板状に形成した昇降・旋回操作
用ペダル51の周縁部には、異物噛み込み防止用のスカー
ト体85を垂設する一方、昇降・旋回操作用ペダル51の直
下方に位置する床部50にスカート体干渉回避口86を形成
して、昇降・旋回操作用ペダル51に連動してスカート体
85が干渉回避口86内を上下進退摺動すべく構成してい
る。
【0046】そして、干渉回避口86の周縁部よりスカー
ト体85の周壁に向けて筒状の間隙閉塞体87を伸延させ
て、同間隙閉塞体87の先端縁部をスカート体85の周壁に
摺接させており、同間隙閉塞体87は、弾性ゴム等の可撓
性素材により成形している。
【0047】しかも、スカート体85により昇降・旋回操
作用ペダル51と床部50との間には空間が形成されないよ
うにして、昇降・旋回操作用ペダル51と床部50との間に
異物が噛み込まれるのを確実に防止することができるよ
うにしている。従って、操作ぺダル操作時の安全性を、
構造簡易にして確実に向上させることができる。
【0048】さらには、昇降・旋回操作用ペダル51に連
動してスカート体85が上下進退摺動した際にも、干渉回
避口86を介してスカート体85が床部50と干渉することが
なく、円滑かつ確実に昇降・旋回操作用ペダル51を踏み
込み操作することができると共に、異物の噛み込みを防
止することができて、安全性を良好に確保することがで
きる。
【0049】そして、スカート体85と干渉回避口86との
間に形成される間隙を間隙閉塞体87により閉塞すること
ができて、異物が間隙に挟まるのを確実に防止すること
ができ、スカート体85の上下進退摺動性、さらには、昇
降・旋回操作用ペダル51の揺動操作性を良好に確保する
ことができる。ている。
【0050】また、図3及び図4に示すように、ブーム
3の先端部にチョーク操作部98を設けると共に、同チョ
ーク操作部98を作業台4に搭乗した状態にて操作可能と
している。99はチョーク連動連結ワイヤである。
【0051】このようにして、作業台4を上昇させた状
態において、エンジン27が停止した場合にも、作業者が
作業台4に搭乗した状態にてチョーク操作部98を操作す
ることができるため、その場でチョーク操作部98を操作
して、エンジン27を再始動させることができる。従っ
て、高所作業時の安全性を良好に確保することができ
る。
【0052】
【発明の効果】本発明によれば、次のような効果が得ら
れる。
【0053】請求項1記載の本発明では、ブームを所
定の角度以上に上方へ回動させた際には、上部体に搭載
したエンジンの回転数を所定の回転域に強制的に低減さ
せるべく作動する回転数低減操作手段を設けている。
【0054】このようにして、ブームを所定の高さ以上
に上昇させた際には、回転数低減操作手段によりエンジ
ンの回転数は所定の回転域に強制的に低減されるため、
かかる状態にて作業者が操向操作を行っても車体が急発
進することがない。その結果、作業者に恐怖感を与えた
り、作業者に怪我をさせたりする虞がない。
【0055】請求項2記載の本発明では、上部体に搭
載したエンジンのスロットルと作業台に設けたアクセル
レバーとを連動機構を介して連動連結する一方、ブーム
の上端部とアクセルレバーとの間に回転数低減操作手段
を介設すると共に、同回転数低減操作手段は、ブームの
上昇回動動作に連動してアクセルレバーを減速操作方向
に戻り動作させるようにしている。
【0056】このようにして、エンジンの回転数低減操
作とアクセルレバーの減速操作方向への戻り操作とを、
自動的かつ確実に行うことができて、高所作業上の操作
性と安全性を良好に確保することができる。
【0057】請求項3記載の本発明では、回転数低減
操作手段は、ブームの上端部に取り付けてブームの上昇
回動動作に連動して姿勢を変更するコロガイド体と、同
コロガイド体のガイド面上を転動するコロと、同コロと
アクセルレバーとの間に介設して、同コロの転動動作に
連動してアクセルレバーを減速操作方向に戻り動作させ
る減速作動機構とを具備している。
【0058】このようにして、構造簡易にして操作性と
安全性とを良好に確保することができると共に、製造コ
ストも安価なものとなすことができる。
【0059】しかも、コロガイド体のガイド面を変更す
ることにより、ブームの所定の角度と、強制的に低減さ
せるべきエンジンの所定の回転数とを、任意に設定する
ことができて、作業条件や、作業者の好みの操作性に適
応させることができる。その結果、高所作業上の操作性
と安全性とを向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる高所作業車の左側面図。
【図2】同高所作業車の平面図。
【図3】作業台の一部切欠左側面図。
【図4】同作業台の平面図。
【図5】回転数低減操作手段の拡大側面図。
【図6】昇降・旋回操作用ペダルの断面側面説明図。
【図7】昇降・旋回操作用ペダルの断面正面説明図。
【図8】昇降・旋回操作用ペダルの平面図。
【符号の説明】
A 高所作業車 1 下部体 2 上部体 3 ブーム 4 作業台
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3F333 AA08 BA12 BB08 BD02 BE02 CA21 DA10 DB10 FA16 FA31 FD01 FG06

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行機能を有する下部体(1)と、同下部
    体(1)上に設けた上部体(2)とを具備し、同上部体(2)に
    ブーム(3)の基端部を枢支して、同ブーム(3)を上下回動
    自在となし、同ブーム(3)の先端部には作業台(4)を取り
    付けた高所作業車において、 ブーム(3)を所定の角度以上に上方へ回動させた際に
    は、上部体(2)に搭載したエンジン(27)の回転数を所定
    の回転域に強制的に低減させるべく作動する回転数低減
    操作手段(65)を設けたことを特徴とする高所作業車。
  2. 【請求項2】 上部体(2)に搭載したエンジン(27)のス
    ロットルと作業台(4)に設けたアクセルレバー(48)とを
    連動機構を介して連動連結する一方、ブーム(3)の上端
    部とアクセルレバー(48)との間に回転数低減操作手段(6
    5)を介設すると共に、同回転数低減操作手段(65)は、ブ
    ーム(3)の上昇回動動作に連動してアクセルレバー(48)
    を減速操作方向に戻り動作させるようにしたことを特徴
    とする請求項1記載の高所作業車。
  3. 【請求項3】 回転数低減操作手段(65)は、ブーム(3)
    の上端部に取り付けてブーム(3)の上昇回動動作に連動
    して姿勢を変更するコロガイド体(66)と、同コロガイド
    体(66)のガイド面(66a)上を転動するコロ(67)と、同コ
    ロ(67)とアクセルレバー(48)との間に介設して、同コロ
    (67)の転動動作に連動してアクセルレバー(48)を減速操
    作方向に戻り動作させる減速作動機構とを具備すること
    を特徴とする請求項2記載の高所作業車。
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