JP2002068576A - 用紙処理装置および用紙処理システム並びに画像形成システム - Google Patents

用紙処理装置および用紙処理システム並びに画像形成システム

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JP2002068576A JP2000264316A JP2000264316A JP2002068576A JP 2002068576 A JP2002068576 A JP 2002068576A JP 2000264316 A JP2000264316 A JP 2000264316A JP 2000264316 A JP2000264316 A JP 2000264316A JP 2002068576 A JP2002068576 A JP 2002068576A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 使い勝手に優れた中綴じ・中折り機能を備え
た用紙処理装置、用紙処理システムおよび画像形成シス
テムを提供する。 【解決手段】 中綴じ&中折りモード以外の場合(ステ
ップ1−1)、それぞれの処理モードにしたがった処理
が行なわれが(ステップ1−5)、中綴じ&中折りモー
ドの場合、1部当りの出力枚数が1枚かどうかを判断し
(ステップ1−2)、2枚以上のときはそのまま中綴じ
と中折り処理を継続し(ステップ1−1,2,4)、1
枚のときは中綴じ処理をキャンセルして中折り処理のみ
を行ない(ステップ1−3)不要な中綴じ処理が行なわ
れないようにしている。これによって効率的に処理が行
われ、使用性が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、用紙に対して綴
じ、穿孔、折りなどの用紙処理を行う用紙処理装置およ
び用紙処理システムに係り、用紙処理装置単体で、また
は複写機、プリンタ、ファクシミリ、印刷機などの用紙
出力装置に組み込まれて一体として、さらには、前記用
紙出力装置に付設されて前記機能の実現する用紙処理装
置および用紙処理システムならび画像形成システムに関
する。
【0002】
【従来の技術】例えば複写機、プリンタ、ファクシミリ
などの画像形成装置によって画像が記録された用紙に対
して綴じたり、ファイリングのための穿孔を行ったり、
綴じた用紙を折ったりするなどの処理を行う用紙処理装
置は従来から種々提案されている。この1つに例えば特
開平11−289368号公報に開示されているような
複数枚の用紙の中綴じと中折りを行う機能を備えたシー
ト後処理装置がある。このシート後処理装置は、画像が
形成された複数枚のシートを、一端縁を基準に整合し、
これらの整合されたシートの中央部をステイプルする、
すなわち中綴じを行うとともに、ステイプルした中央部
で用紙束を2つに折りまげ、いわゆる中折りを行って排
出するように構成されている。
【0003】なお、関連する技術としては、例えば特開
平6−105367号公報、特開平7−48062号公
報および特開平10−181990号公報に開示された
発明が公知である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、特開平11−
289368号公報、特開平7−48062号公報およ
び特開平10−181990号公報には、用紙束の中央
部で綴じる中綴じ機構と折りを行う中折り機構が開示さ
れているだけで、用紙の数や性質に応じて中綴じや中折
りの実行の是非を決定するような制御に関する開示はな
い。また、特開平6−105367号公報には、中折り
と端綴じが同時に選択されたときには、動作を禁止する
ことが開示されているが、使用性や生産性を考慮した中
綴じ・中折りの制御構成については開示されていない。
【0005】このように中綴じ・中折りの機能を実行す
る場合、例えば、 1)同一画像の記録紙群を中綴じしても、例えばメモ用
紙の場合などの除いてあまり意味がない。
【0006】2)同一画像の記録紙群を中折り際に、1
枚ずつ折り処理を行うと生産性が悪い。
【0007】3)同一画像構成を有する複数の画像グル
ープが画像形成装置から排出される際に、各グループの
記録紙群ごとに収集して中折り処理すると、生産性が低
下する。
【0008】4)同一画像構成を有する複数の画像グル
ープを一括して中折りする場合、グループ間の境界が分
かりづらい。
【0009】5)同一画像の記録紙群を一括して中折り
しないと生産性が低下するが、枚数が多くなると折りが
不十分となる。
【0010】などの問題があり、これらは全て使い勝手
の低下を招く原因となっている。
【0011】本発明はこのような問題点に鑑みてなされ
たもので、その目的は、使い勝手に優れた中綴じ・中折
り機能を備えた用紙処理装置、用紙処理システムおよび
画像形成システムを提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明は、中綴じ手段と、中折り手段と、用紙出力
装置側から送られてきたモード情報に応じて前記中綴じ
手段および中折り手段を制御する制御手段とを備えた用
紙処理装置において、前記制御手段には、前記中綴じ手
段によって用紙の中央部を綴じる中綴じモードと、前記
中折り手段によって用紙の中央部で2つ折りする中折り
モードと、前記中綴じ手段によって綴じられた用紙の中
央部で中折り手段によって2つ折りする中綴じ・中折り
モードとが設定されていることを特徴とする.この場
合、前記制御手段は、前記用紙出力装置からの指示情報
を受けて、前記中綴じモード、中折りモードおよび中綴
じ・中折りモードのいずれかのモードを実行する。
【0013】また、前記制御手段は、前記中折りモード
が指示されたとき、用紙の枚数が部数あたり1枚である
と判定した場合には、前記中折りモード内の用紙を全て
収集した後、一括して中折り手段による2つ折り動作を
実行させる。
【0014】また、前記制御手段は、前記中綴じ・中折
りモードが指示されたとき、用紙の枚数が部数あたり1
枚であると判定した場合には、前記中綴じ手段による綴
じ動作を実行することなく用紙を全て収集した後、一括
して中折り手段による2つ折りを実行させるようにする
こともできる。
【0015】また、前記制御手段は、前記中折りモード
が指示されたとき、同一画像構成を有する複数のグルー
プの出力用紙群については同一画像構成の出力用紙群を
中折り部に収集した後、一括して中折り手段による2つ
折り動作を実行させるようにすることもできる。
【0016】また、前記制御手段は、前記中折りモード
が指示されたとき、同一画像構成の出力用紙群のみの出
力であれば、処理される用紙束が折り可能枚数の範囲内
かどうかを判定し、折り可能枚数範囲を越えた場合、折
り可能枚数内でいったん用紙束の2つ折り動作を実行
し、その後、同一画像構成の出力用紙群に対して設定さ
れている処理を継続する。
【0017】また、前記制御手段は、前記中綴じ・中折
りモードが指示されたとき、処理枚数があらかじめ設定
された規定枚数の範囲内かどうかを判定し、前記規定枚
数を超えた場合、中綴じ手段による中綴じも中折り手段
による2つ折り動作を禁止する。ここでは、前記規定枚
数は最大綴じ枚数に設定されている。
【0018】また、前記制御手段は、前記中綴じ・中折
りモードが指示されたとき、処理枚数があらかじめ設定
された第1の規定枚数の範囲内かどうかを判定し、第1
の規定枚数の範囲内のときには、さらに前記第1の規定
枚数より少ないあらかじめ設定された第2の規定枚数の
範囲内かどうかを判定する。そして、処理枚数が前記第
1の規定枚数の範囲を越える場合、前記中綴じ手段によ
る綴じ動作および前記中折り手段による2つ折り動作を
禁止する。なお、前記第1の規定枚数は折り可能枚数で
ある。
【0019】また、前記制御手段は、処理枚数が前記第
1の規定枚数の範囲内であって、前記第2の規定枚数を
超える場合、中綴じ手段による綴じ動作を禁止する。な
お、前記第2の規定枚数が綴じ可能枚数である。
【0020】また、前記制御手段は、中折り手段によっ
て2つ折り動作を実行する際に処理部数があらかじめ設
定された処理部数の範囲内かどうかを判定し、前記判定
の結果が前記処理部数の範囲内の場合、中折り手段によ
る2つ折り動作を実行する。
【0021】また、前記制御手段は、前記中綴じモード
が指示されたとき、排出された用紙束を積載するトレイ
の積載量が当該トレイに対してあらかじめ設定された最
大積載量の範囲内かどうかを判定し、最大積載量の範囲
を超える場合には、さらに、他のトレイに積載可能など
うかを判定し、積載可能であれば用紙束の排出先を前記
他のトレイ側に切り替えて排出させる。その際、前記他
のトレイが積載不能であれば、動作を中断する。
【0022】また、用紙に孔あけする穿孔手段をさらに
備え、前記制御手段は、前記中綴じモード、前記中折り
モードおよび前記中綴じ・中折りモードのいずれかが指
定されていた場合には、穿孔手段による孔あけ動作を禁
止する。
【0023】また、本発明は、中折り手段によって2つ
折り動作を実行する際に、処理部数があらかじめ設定さ
れた処理部分の範囲内かどうかを判定し、その判定結果
に応じて所定の処理、例えば、処理部数の範囲内であれ
ば中折りを実行する用紙処理装置と、この用紙処理装置
側に設けられた第1の制御手段から制御情報を受信する
とともに前記第1の制御手段に対して制御情報を送信す
る第2の制御手段を備えた用紙出力装置とからなる用紙
処理システムにおいて、あらかじめ設定された処理部数
を超えている場合に、その旨、警告するとともに、その
後の前記用紙処理装置の動作を選択させる表示選択手段
を前記用紙出力装置側に備えていることを特徴とする。
【0024】また、本発明は、中折りモードが指示され
たとき、同一画像構成を有する複数のグループの出力用
紙群については同一画像構成の出力用紙群を中折り部に
収集した後、中折り手段によって一括して2つ折り動作
を実行させる用紙処理装置と、入力された画像データに
基づいて画像を形成する画像形成手段および前記用紙処
理装置側に設けられた第1の制御手段から制御情報を受
信するとともに前記第1の制御手段に対して制御情報を
送信する第2の制御手段を備えた画像形成装置とからな
る画像形成システムにおいて、前記第2の制御手段は、
同一画像構成を有する複数のグループのうち、隣り合う
グループの画像形成方向が異なるように前記画像形成手
段を制御して画像出力を行わせることを特徴とする。
【0025】さらに、本発明は、中折り機能を有する用
紙処理装置と、入力された画像データに基づいて画像を
形成する画像形成手段および前記用紙処理装置側に設け
られた第1の制御手段から制御情報を受信するとともに
前記第1の制御制御手段に対して制御情報を送信する第
2の制御手段を備えた画像形成装置とからなる画像形成
システムにおいて、前記画像形成手段によって画像が形
成される媒体がOHPシートおよび厚紙のいずれかの場
合には、前記第1の制御手段は前記中折り手段による2
つ折り動作を禁止することを特徴とする。なお、中折り
機能の代わりに中綴じ機能を有する用紙処理装置の場合
には、前記画像形成手段によって画像が形成される媒体
がOHPシートおよび厚紙のいずれかの場合には、前記
第1の制御手段は中綴じ手段による綴じ動作を禁止す
る。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態につい
て、図面を参照して説明する。
【0027】1.全体構成 図1は複写機に接続された用紙後処理装置の概略構成を
示す図である。この図を参照し、各部の構成と動作につ
いて説明する。
【0028】用紙後処理装置2は複写機1の用紙排出口
に接続されている。これにより、複写機本体1から排出
されたコピー用紙は用紙後処理装置2の入り口ガイド板
201から用紙後処理装置本体内に搬入され、搬送ロー
ラ202,203によって用紙後処理装置2内に搬送さ
れる。分岐爪211,221の上流側にはロータリパン
チ301が設けられ、複写機1側から穿孔動作の指示が
あれば、ロータリーパンチ301を駆動して用紙の所定
位置(用紙後端部)に穿孔する。
【0029】前記複写機本体1の操作部11(後述の図
20参照)においてノンステイプルモードが選択された
場合は、用紙は分岐爪211,221を通過して(通常
前記分岐爪211,221はノンステイプル搬送経路2
20方向に位置している)排紙ローラ211によって下
側積載トレイ301及び上側積載トレイ321に排出さ
れ積載される。この時排紙ガイド板231は閉じた状態
にある。
【0030】前記下側積載トレイ301及び上側積載ト
レイ321はそれぞれ独立した図示しない駆動部により
昇降移動可能に設けられており、それぞれ前記排紙ロー
ラ211の用紙排出位置に移動可能である。選択される
排出モードによって前記下側積載トレイ301および前
記上側積載トレイ321が移動して、積載トレイを切り
替えることが可能となっている。また、この用紙後処理
装置には、割り込みトレイ214が設けられており、前
記複写機1本体の操作部において割り込みトレイ排出モ
ードが選択された場合、前記分岐爪211が回転し、用
紙は割り込みトレイ搬送経路210に搬送され、排紙ロ
ーラ213によって前記割り込みトレイ214に排出さ
れ、積載される。また、前記排紙ローラ211および折
りローラ451の用紙排出位置には、前記上側積載トレ
イ321または前記下側積載トレイ301上の用紙の紙
面を検知するためのセンサS1,S2が設けられてお
り、紙面センサS1,S2の検出出力と下側積載トレイ
301および上側積載トレイ321のそれぞれの位置と
によって積載量を知ることができるようになっている。
【0031】前記複写機本体1の操作部11においてス
テイプルモードが選択された組合は、前記分岐爪221
が動作して用紙をステイプル搬送経路240に搬入さ
せ、搬送ローラ241によってステイプル搬送経路24
0をステイプルトレイ402側に搬送し、さらに用紙は
ステイプルトレイ排出ローラ242によってステイブル
トレイ402に排出され、ステイプルトレイ402上に
積載される。前記ステイプルトレイ402に排出された
用紙はたたきコロ250によって用紙1枚毎に前記ステ
イプルトレイ402の下方向に落とされ、用紙後端基準
フェンス410に押し当てられ、用紙後端を整合させ
る。更にジョガーフェンス422によって1枚毎に用紙
幅方向(用紙搬送方向に直交する方向)の整合が行われ
る。なお、ステイプルトレイ402は用紙揃え、中綴じ
(ステイプル)、中折りなどの各機能を実行するときに
使用され、用紙処理トレイとして機能する。
【0032】モード選択時に前記操作部11から端綴じ
がさらに選択された場合は、前記排紙ガイド板231が
図11に示すようにカム234の回転によってリンク2
33を介して開いた状態にあり、用紙後端の綴じを選択
した場合は前記ジョガーフェンス422によって最終紙
が整合された後、端面綴じステイプラ401によって用
紙束後端の所定の位置に1個所、または2個所の綴じ処
理が施される。そして、綴じ処理が施された用紙束は放
出ベルト(図示しない)と一体になった放出爪423に
よって、その先端部が前記排紙ローラ211位置に達す
るまで持ち上げられる。その後、前記排紙ガイド板23
1がカム234の回転によって閉じた状態になり、排紙
ガイド板231の自重によって前記排紙ローラ211に
加圧され、前記排紙ローラ211によって前記積載トレ
イ下301及び積載トレイ上321に排出され積載され
る。
【0033】1.1 中綴じ処理機構部 図2は中綴じ処理を行う機構部の概略構成を示す図であ
る。
【0034】モード選択時に前記操作部11から中綴じ
がさらに選択された場合は、ジョガーフェンス422に
よって最終紙の整合が行われた後、用紙束は前述のよう
に放出爪423によって中央部が中綴じ位置に位置する
ように上方に持ち上げられ、所定の間隔(本実施形態に
おいては120mm)を隔てて設けられている2個の中
綴じステイプラ403によってその中央部に2個所綴じ
処理が施される。中綴じステイプラ403に対向する位
置には、回転可能に取り付けられた固定部材408に取
り付けられた2個のクリンチヤ407が図3の動作説明
図に示すように偏芯カム409の回転により中綴じステ
イプラ403方向に移動して所定の位置に停止し、中綴
じステイプラ403がクリンチヤ407方向に動作する
ことによって用紙束を挟み込み、用紙束の所定の位置に
綴じ処理を行う。この動作を図4にさらに詳細に示す。
すなわち、図3および図4に示すような動作で中綴じさ
れた用紙束は、前述のように放出爪423によって上方
に持ち上げられ、中綴じステイプラ403によって綴じ
られた針の位置が所定の位置に達すると停止する。次い
で、図11で鎖線で示す開いた状態にある排紙ガイド板
231が実線で示すように閉じた状態になり、用紙束先
端付近を挟み込む。さらに、排紙ローラ211の図示し
ない駆動モータがロックして排紙ローラ211が固定さ
れて用紙束先端部を固定し、図12に示すように折りプ
レート466が用紙束の針位置を対向する折りローラ4
51,452方向に押圧し、前記折りローラ451,4
52によって用紙中央部に折り処理を施した後、用紙束
を前記積載トレイ301に排出し積載させる。
【0035】このように用紙束先端部を排紙ガイド板2
31によって固定すると、折りプレート466が押すこ
とによって生じるたわみに起因する用紙束の移動は、固
定されていない用紙束の後端の一定方向からのみとな
り、折り位置が安定する。また、排紙ローラ211をロ
ックすることにより排紙ガイド板231による用紙束の
固定を確実にすることができる。
【0036】なお、中綴じ後、中折りを行わない場合の
用紙束の排出動作は前述の端部綴じの場合と同様であ
り、排紙ローラ211を経て排紙される。
【0037】1.2 折り処理機構部 図5は用紙折り処理を行う機構部の概略構成を示す図で
ある。
【0038】同図において、折りプレート466は、こ
の折りプレート466に一体となった軸部464がガイ
ド溝465に沿って移動可能に設けられており、折りプ
レート駆動モータ461の回転駆動力が中間ギヤ462
を介してカム452に伝達され、リンク463によって
折りプレート466の往復移動が行われる。また、図6
の折りプレート466と折りローラ451,452の位
置関係を示す斜視図から分かるように、折りプレート4
66の先端部には3個の凸部466a,466b,46
6cが設けられており、両側の2個の凸部466a,4
66cは中綴じステイプラ403の針位置と同位置(本
実施例では120mm間隔)になるように設けられてい
る。また中央の凸部466bは前記中綴じステイプラ4
03の2個所の針位置の中央部に位置するように設けら
れている。
【0039】図5に示すように折りローラ451,45
2は折りローラ駆動モータ453の駆動力をタイミング
ベルト454を介して駆動ギヤプーリ455に伝達し、
その駆動力をさらに中間ギヤ456と従動ギヤ457に
伝達して、両折りローラ451,452を共に回転駆動
するように構成されている。駆動ギヤプーリ455、中
間ギヤ456および従動ギヤ457はアーム458,4
59によって連結されており、各軸間を維持したまま移
動可能な構成になっている。これによって折りローラ4
51,452間に用紙束が挟まれてローラ間が離れた状
態においても確実に両折りローラ451,452に対し
て回転駆動力を伝達することができる。また、前記折り
ローラ451,452は図示しない引張りスプリングに
よって互いに近接する方向に弾性付勢され、ニップ部に
おいて所定の力で圧接している。
【0040】1.3 折り処理の動作 図7は折りプレート466によって用紙束を折り、排出
するときの動作を示す動作説明図である。これらの図に
おいて、折りプレート466の凸部466a,466
b,466cが後述の図9に示すように用紙束の針位置
を押圧し、折りローラ451,452のニツプ位置から
さらにオーバラップした位置まで前進して、折りローラ
451,452の圧接と回転により用紙束の中央部に折
り処理を施す。折りプレート466の凸部466a,4
66b,466cと折りローラ451,452によって
挟まれた用紙束の部分は、折りローラ対451,452
が直接圧接できないため、折りプレート466の厚み
分、折り状態が悪くなる。針位置の折り状態については
針の厚みによって折りが針のない所に比べ悪くなるの
で、折りプレート466の凸部466a,466cを図
8および図9に示すように用紙束の針位置と一致させる
ことにより、折り状態が悪くなる位置が針位置と一致
し、最低限の折りの状態を確保することができる。
【0041】また、折りプレート466の凸部466
a,466b,466cが用紙束を押圧し、前記折りロ
ーラ451,452のニツプ位置からオーバラップした
位置で用紙束先端部を固定し、折りプレート466が用
紙束の針位置を対向する折りローラ451,452方向
に押圧し、前記折りローラ451,452によって用紙
中央部に折り処理を施した後、用紙束を積載トレイ30
1に排出し、積載させる。その際、前述したが図12に
示すように用紙束先端部を排紙ガイド板231によって
固定することにより、折り位置が安定する。また、排紙
ローラ211をロックすることにより排紙ガイド板23
1による用紙束の固定を確実にすることができる。
【0042】また、折りプレート466の凸部466
a,466b,466cが用紙束を押圧し、折りローラ
451,452のニツプ位置よりオーバラップした位置
まで前進して、折りローラ451,452の圧接と回転
により用紙束の中央部に折り処理を施す動作において、
前進した折りプレート466の凸部466a,466
b,466cが折りローラ451,452と用紙束の加
圧状態から後退する必要があるが、この時、折りプレー
ト466が折りローラ451、452に挟まれている部
分は凸部466a,466b,466cのみであり、面
積が小さいため折りローラ451,452の摩擦力が少
なく、後退する時の駆動部の負荷が少なくて済む。
【0043】また、前記折りプレート466の凸部が2
個所である場合、図13に示すように用紙束を前記折り
ローラ451,452に押圧する時に用紙束の中央部が
完全に押圧されずたわんでしまい、折り状態で中央部に
しわが発生するため、3個所の凸部466a,466
b,466cが設けられている。また、折りプレート4
66は中綴じステイプラ403によって綴じられた針位
置の直上を押し(図8、図9)、前記排紙ガイド板23
1によって先端部が固定されている用紙束の針を引っか
けて摩擦による抵抗を受けながら前記折りローラは45
1,452方向に押し込む(図10)。これによって用
紙束の針位置と折り位置とが確実に一致した折り処理を
施すことができる。
【0044】2.制御構成 2.1 全体構成 図14は本実施形態に係る用紙後処理装置を備えた用紙
処理システムの概略構成を示すブロック図である。
【0045】このシステムは、前述の図1および図14
から分かるように、用紙後処理装置2と、この用紙後処
理装置2が接続された複写機(用紙出力装置)1とから
なる。各装置1,2には、CPUおよびこれに付随する
ROMならびにRAMをそれぞれ備えた制御部10,2
0が設けられ、両者間で処理情報を送受信することによ
り、用紙後処理装置2の中綴じ部21と中折り部22の
制御内容を決定している。すなわち、用紙後処理装置2
は、制御部20によって中綴じ部21と中折り部22を
制御する構成を取っており、中折り部22の制御として
は、さらに折りローラ部23と折りプレート部24の制
御があり、前述のように折りローラ部23では折りモー
タ453が、折りプレート部24では折りプレート駆動
モータ461の駆動が制御される。また、パンチ部3
1、端綴じ部32および排紙ガイド部33各駆動部も前
記制御部20によって制御される。一方、複写機1側で
は、制御部10によって表示部11、操作部12および
用紙出力制御部13が制御される。
【0046】このような制御構成において、複写機1の
操作部12に入力される情報には、図15に示すように
中綴じ処理の有無情報、中折り処理の有無情報があり、
これらの指示情報は操作部12の所望の表示部分をタッ
チすることにより後述のように選択され、用紙後処理側
に送信される。これらの入力情報に基づき複写機1の制
御部10から用紙サイズや処理モードなどの情報が用紙
後処理装置1の制御部10に送信され、用紙後処理装置
2の制御部20がこれらの情報に基づき、中綴じ部21
と中折り部22を制御する。本実施形態では処理モード
として、 中綴じのみを行うモード 中折りのみを行うモード 中綴じと中折りを同時に行うモード の3つのモードを有する。
【0047】また、このモードに応じて8通りの中綴じ
および中折りに関する処理が行われ、1通りの排紙に関
する制御が行われる。
【0048】図15は中綴じ・中折りの処理をユーザが
入力する操作部12の表示状態を示す図である。図15
(a)は通常の操作画面であり、用紙後処理装置2の各
種処理を選択できるようになっている。この実施形態で
は、図15(a)から和なるように中綴じに関する処理
のほか、用紙束の後端部を綴じる端部ステイプル処理や
同じく用紙の後端部に孔あけを行うパンチ処理などが選
択できるようになっている。なお、端部ステイプル処理
と用紙束の中央部を綴じる中綴じ処理は排他選択となっ
ており、同時にこれら2つの処理を選択することはでき
ない。この画面で中綴じ処理が選択されると表示は図1
5(b)の画面に切り替わり、中綴じ・中折りがそれぞ
れ選択できるようになっている。ここで選択された処理
モードに従い用紙後処理装置2の制御部20に処理モー
ド情報が送信され、前記制御部20によって中綴じ部2
1および中折り部22が制御される。なお、デフォール
トの処理はあらかじめ設定されているが、ユーザの選択
によって変更することもできる。
【0049】2.2 モードに対応した制御 2.2.1 処理1(中綴じ&中折りモードにおいて中
綴じを行わない処理) 図16は処理1の処理手順を示すフローチャートであ
る。
【0050】このルーチンでは、前記処理モード(中
綴じ&中折りモード)以外の場合(ステップ1−1)、
選択もしくはあらかじめ設定されているそれぞれの処理
モードにしたがった処理が行なわれるが(ステップ1−
5)、処理モードの場合、1部当りの出力枚数が1枚
かどうかを判断し(ステップ1−2)、2枚以上のとき
はそのまま中綴じと中折り処理を継続し(ステップ1−
1,2,4)、1枚のときは中綴じ処理をキャンセルし
て中折り処理のみを行ない(ステップ1−3)不要な中
綴じ処理が行なわれないようにしている。これによって
効率的に処理が行われ、使用性が向上する。
【0051】2.2.2 処理2(中折りのみのモード
で1部あたりの出力が1枚とそれ以外の場合の処理) 図17は処理2の処理手順を示すフローチャートであ
る。
【0052】このルーチンでは、前記処理モード(中
折りのみのモード)以外の場合(ステップ2−1)、選
択もしくはあらかじめ設定されているそれぞれの処理モ
ードにしたがった処理が行なわれるが(ステップ2−
5)、処理モードの場合、1部当りの出力枚数が1枚
かどうかを判断し(ステップ2−2)、2枚以上であれ
ば、通常行われている中折り動作、すなわち、出力用紙
を1部毎に収集し、中折り手段で収集された用紙束を2
つ折りする中折り処理を実施し(ステップ2−4)、1
枚の場合、出力される用紙を一括して中折り部に収集し
た後、中折り処理を行ない(ステップ2−3)、処理に
かかる生産性をあげるようにしている。
【0053】2.2.3 処理3(中綴じ&び中折りモ
ードで1部あたりの出力が1枚の場合の処理) 図18は処理3の処理手順を示すフローチャートであ
る。
【0054】このルーチンでは、処理モード(中綴じ
&び中折りモード)以外の場合(ステップ3−1)、選
択もしくはあらかじめ設定されているそれぞれの処理モ
ードにしたがった処理が行なわれるが(ステップ3−
5)、処理モードの場合、1部当りの出力枚数が1枚
かどうかを判断し(ステップ3−2)、2枚以上のとき
はそのまま中綴じと中折り処理を継続し(ステップ3−
4)、1枚のときは出力される用紙を一括して中折り部
に収集した後、中折り処理を行ない(ステップ3−
3)、処理にかかる生産性をあげるようにしている。
【0055】2.2.4 処理4(中折りのみのモード
で同一画像構成の用紙に関する処理) 図19は処理4の処理手順を示すフローチャートであ
る。
【0056】このルーチンでは、処理モード(中折り
のみのモード)以外の場合(ステップ4−1)、選択も
しくはあらかじめ設定されているそれぞれの処理モード
にしたがった処理が行なわれるが(ステップ4−5)、
処理モードの場合、出力される用紙群内に同一画像構
成を有するグループが存在するかどうかをチェックし
(ステップ4−2)、存在しない場合は各画像群の一群
毎に収集して中折り処理を行い(ステップ4−4)、存
在する場合、同一画像構成の出力用紙群を一括して中折
り部に収集した後、中折り処理を行ない(ステップ4−
3)、処理にかかる生産性をあげるようにしている。
【0057】2.2.5 処理5(中折りのみのモード
で同一画像構成と折り可能枚数に応じて行われる処理) 図20は処理5の処理手順を示すフローチャートであ
る。
【0058】このルーチンでは、処理モード(中折り
のみのモード)以外の場合(ステップ5−1)、選択も
しくはあらかじめ設定されているそれぞれの処理モード
にしたがった処理が行なわれるが(ステップ5−6)、
処理モードの場合、同一画像構成の出力用紙群のみの
出力かどうかをチェックし(ステップ5−2)、そうで
ない場合はそれぞれの処理モードに従った処理を実施す
る(ステップ5−6)。
【0059】一方、同一画像群のみの場合、処理される
用紙束が折り可能枚数範囲内かどうかをチェックし(ス
テップ5−3)、折り可能枚数範囲を越えていれば、折
り可能枚数だけ収集して中折りを実行し(ステップ5−
4)、指定部数(もしくは枚数)から折った部数(枚
数)を減算して(ステップ5−5)ステップ5−3の処
理に戻り、折り可能枚数の範囲内かどうかをチェックす
る。折り可能枚数の範囲でなければステップ5−4,5
−5の処理を実行し、折り可能枚数の範囲内になった時
点で、指定部数(枚数)収集して中折りを実行する(ス
テップ5−7)。このようにしてすべての用紙に対して
用紙の2つ折り処理を行ないつつ処理にかかる生産性を
あげるようにしている。
【0060】2.2.6 処理6(中綴じ&中折りモー
ドで処理枚数に応じて行われる処理) 図21は処理6の処理手順を示すフローチャートであ
る。
【0061】このルーチンでは、処理モード(中綴じ
&中折りモード)以外の場合(ステップ6−1)、選択
もしくはあらかじめ設定されているそれぞれの処理モー
ドにしたがった処理が行なわれるが(ステップ8−
5)、処理モードの場合、処理枚数が15枚を越えた
かどうかをチェックし(ステップ6−2)、越えていな
ければ処理を継続し(ステップ6−4)、越えている場
合は、中綴じ・中折りのいずれの処理についても解除し
(ステップ6−3)、ユーザの意図しない処理が行なわ
れないように制御している。本実施形態の場合、中綴じ
可能枚数は15枚、中折り可能枚数は20枚なので、各
処理可能枚数が異なっているが、このような場合、一方
の処理枚数を越えた揚合に両方の処理を解除するように
している。
【0062】2.2.7 処理7(中綴じ&中折りモー
ドで2つの規定処理枚数に応じて行われる処理) 図22は処理7の処理手順を示すフローチャートであ
る。
【0063】このルーチンでは、処理モード(中綴じ
&中折りモード)以外の場合(ステップ7−1)、選択
もしくはあらかじめ設定されているそれぞれの処理モー
ドにしたがった処理が行なわれるが(ステップ7−
7)、処理モードの場合、処理枚数が20枚を越えた
かどうかをチェックし(ステップ7−2)、越えていれ
ば中綴じ・中折りの両処理を解除し(ステップ7−
6)、越えていない場合はさらに処理枚数が15枚を越
えたかどうかをチェックし(ステップ7−3)、越えて
いなければ処理を継続し(ステップ7−4)、越えてい
れば中綴じのみ処理を解除し中折りのみの処理を継続し
(ステップ7−5)、可能な限りユーザの希望する処理
が行なえるように制御している。本実施形態の場合、前
述のように中綴じ可能枚数は15枚、中折り可能枚数は
20枚である。なお、処理6の場合も同様であるが、本
実施形態では、中綴じ可能枚数が15枚、中折り可能枚
数が20枚なので、判定を15枚および/または20枚
を基準に行っているが、中綴じや中折りの能力が異なれ
ばこの基準枚数が異なることは言うまでもない。
【0064】2.2.8 処理8(中折り処理を含むモ
ードにおいて処理部数に応じて行われる処理) 図23は処理8の処理手順を示すフローチャートであ
る。
【0065】このルーチンでは、指定された処理モード
に中折り処理が含まれているかどうかに応じて処理を変
えるように設定されている。この処理では、まず、中折
り処理の有無をチェックし(ステップ8−1)、含まれ
ていない場合は選択もしくはあらかじめ設定されている
それぞれの処理モードにしたがった処理が行なわれる
(ステップ8−5)。これに対し、中折り処理が含まれ
ている場合、処理部数が25部を越えているかどうかを
チェックし(ステップ8−2)、越えていなければその
まま処理を継続するが(ステップ8−4)、越えている
場合は、中折りの処理を解除し(ステップ8−3)、中
折り以外の設定された動作を継続することによって、排
出時のスタック性を確保するように制御されている。
【0066】本実施形態の場合、中折りを行なった用紙
束を放出する場合、25部を越えてしまうと排出時に積
載トレイ301,321上でのスタック性を確保できな
くなり、積載トレイ301,321からの落下、紙詰ま
りを引き起こしてしまう恐れがあり、この不具合を回避
するために多部数のときは2つ折り動作を行わないない
ように中折り処理を解除するようにしている。なお、こ
の場合も、スタック能力に応じてステップ8−2の判定
基準が変わることは言うまでもない。
【0067】図24はこの処理8で処理部数が規定枚数
を越えてセットされるときにユーザに警告表示をし、以
後の動作の選択を求める表示例である。処理部数を越え
るときにユーザに確認を行ない、そのまま継続するか、
中折り処理を解除するかを求め、よりユーザの要求に合
った処理を行うようにしている。
【0068】2.2.9 処理9(中綴じモードにおけ
る積載トレイの積載量に対応した処理) 図25は処理9の制御手順を示すフローチャートであ
る。
【0069】このルーチンでは、処理モード(中綴じ
のみのモード)以外の場合(ステップ9−1)、選択も
しくはあらかじめ設定されているそれぞれの処理モード
にしたがった処理が行なわれる(ステップ9−7)。こ
れに対し、処理モードの場合には、中綴じ後に用紙束
が排出される下側積載トレイ301が満杯になったかど
うかをチェックし(ステップ9−2)満杯になった場
合、更に上側積載トレイ321が満杯であるかどうかを
チェックし(ステップ9−3)、これも満杯であれば処
理を中断し(ステップ9−4)、紙詰まり等の不具合を
未然に防ぐように制御している。ステップ9−3で、も
う上側積載トレイ321がまだ満杯でなければ、積載ト
レイを満杯でないほうに切換えて処理を継続し、より多
くの処理部数を排出できるようにしている。本実施形態
の場合、中綴じのみ行なわれた用紙束の場合、下側積載
トレイ301と上側積載トレイ321のいずれのトレイ
にも排出することができ、このような制御をすることに
よって、処理部数を多くすることができる。したがっ
て、前記ステップ9−2の判定は、排紙している時点で
排出している積載トレイの状態であり、満杯であれば前
記時点で排出していない側の積載トレイの状態をチェッ
クすることになる。
【0070】なお、前述のように下側積載トレイ301
に積載された用紙束の最上位の用紙の紙面は紙面センサ
S1によって、また、上側積載トレイ321の用紙束の
最上位の用紙の紙面は紙面センサ検出S2によって検出
されるとととも下側に積載トレイ301の最下位の位置
も、上側積載トレイ321の最下位の位置も分かるの
で、下側積載トレイ301あるいは上側積載トレイ32
1が最下位の位置にあって、紙面センサS1あるいは紙
面センサS2が用紙面を検出すれば、下側積載トレイ3
01あるいは上側積載トレイ321は満杯であると見な
される。このような判定をステップ9−2および903
で行うことにより、どの時点で上側積載トレイ301お
よび/または下側積載トレイ321が満杯になったかど
うかを知ることができる。
【0071】2.3 その他の制御 2.3.1 孔あけと関連した制御 図1を参照して前述したように、この実施形態にはロー
タリパンチ301と称される孔あけ装置が複写機1側か
らの用紙受け入れ口直後に設けられ、用紙の後端部に孔
あけを行うことができるように構成されている。この孔
あけはパンチ孔を利用して用紙をファイルするためのも
ので、中折りや中綴じされる用紙に孔あけを行っても意
味がないので、中綴じや中折りモードが含まれる場合に
は、孔あけ処理を禁止した。なお、この種のロータリパ
ンチ301自体は公知なので、ここでの詳細な説明は省
略する。
【0072】2.3.2 画像形成方向の回転制御 前記処理4のサブルーチンでは、ステップ4−2で同一
画像構成を有する用紙がある場合には、ステップ4−3
で同一画像構成群を一括収集後、中折りして排出する
が、次の同一画像構成を有するものについては、前の同
一画像構成のグループと区別がつくように複写機1側で
画像を形成する例えば180度回転させて画像形成を行
い、逐次、用紙後処理装2側に排出し、図26に示すよ
うに同一画像構成の複数グループの用紙があらかじめセ
ットされた枚数排紙された時点で一括して中折りして積
載トレイに排紙する。したがって、同一画像構成の異な
るグループの用紙群は画像形成方向の異なる用紙群とし
て明確に区別することができる。
【0073】なお、同一画像構成かどうか、画像の形成
方向、画像形成枚数は、操作部12からの入力によって
複写機1側の制御部10で判定され、その旨、用紙後処
理装置2側の制御部20に送信され、当該制御部20で
は、受信した情報に基づいて所定の制御が実行される。
【0074】2.3.3 中綴じ、中折りできない用紙
類に対する処理 これまでの制御は、中折りや中綴じを行うことができる
ことが前提であったが複写機など画像形成装置によって
画像が形成される用紙類(シート)としては、OHPシ
ートや紙厚の厚い厚紙などがある。OHPシートは透明
な合成樹脂製のシートからなり、このシート上に形成さ
れた画像に対して光を透過させるものであり、中折りや
中綴じするとオーバーヘッドプロジェクタによって画像
投影することができないので、たとえ中折りや中綴じが
指定されていても、複写機1側から中折りと中綴じは禁
止すること、あるいは、OHPシートであることを用紙
後処理装置2側の制御部20に送信し、当該制御部20
で中折りと中綴じは禁止するようにする。厚紙の場合
は、中折り出来ない厚さの厚紙の中折りは禁止する。こ
れによって当然中綴じも禁止されるようにする。
【0075】OHPシートや厚紙は、シートの性質上、
カセットから給紙されるような通常の給紙部から給紙さ
れず、一般には手差しトレイから給紙される。複写機1
には、手差しトレイを開放したとき、もしくは手差しト
レイに用紙(シート)をセットしたとき、表示部11に
用紙の種類を問い合わせ、用紙の種類選択するダイアロ
グが表示されるので、この表示画面に基づいて操作部1
2から用紙の種類を選択する。これに基づいて、複写機
1の制御部10は用紙の種類を認識し、この認識に基づ
いて上記の制御を実行する。なお、複写機1の表示部1
1の表示画面がタッチパネルによって構成されていたと
きには、表示部11と操作部12とは同一である。
【0076】
【発明の効果】以上のように、前述のように構成された
本発明によれば、以下のような効果を奏する。
【0077】すなわち、請求項1記載の発明によれば、
中綴じ手段によって用紙の中央部を綴じる中綴じモード
と、前記中折り手段によって用紙の中央部で2つ折りす
る中折りモードと、前記中綴じ手段によって綴じられた
用紙の中央部で中折り手段によって2つ折りする中綴じ
・中折りモードとが設定されているので、ユーザは、用
紙もしくは用紙束に対する中綴じ、中折りあるいは両処
理をユーザの希望に応じて実行することが可能となり、
使い勝手に優れた用紙処理装置を提供することができ
る。
【0078】請求項2記載の発明によれば、用紙出力装
置からの指示情報を受けて、前記中綴じモード、中折り
モードおよび中綴じ・中折りモードのいずれかのモード
を実行するので、複写機に限らず、プリンタやファクシ
ミリなどのように他機からの入力画像データの出力に対
しても、前記各モードの実行が可能になり、使い勝手に
優れた用紙処理装置を提供することができる。
【0079】請求項3記載の発明によれば、中折りモー
ドが指示されたとき、用紙の枚数が部数あたり1枚であ
ると判定した場合には、中折りモード内の用紙を全て収
集した後、一括して中折り手段による2つ折り動作を実
行させるので、1部々々1枚ずつ中折りが行われること
なく、複数部の用紙が一度に中折りされ、効率よく処理
される。
【0080】請求項4記載の発明によれば、中綴じ・中
折りモードが指示されたとき、用紙の枚数が部数あたり
1枚であると判定した場合には、前記中綴じ手段による
綴じ動作を実行することなく用紙を全て収集した後、一
括して中折り手段による中折りを実行させるので、1部
々々1枚ずつ中折りが行われることなく、複数部の用紙
が一度に中折りされ、効率よく処理される。
【0081】請求項5記載の発明によれば、中折りモー
ドが指示されたとき、同一画像構成を有する複数のグル
ープの出力用紙群については同一画像構成の出力用紙群
を中折り部に収集した後、一括して中折り手段による中
折りを実行させるので、グループ毎に一括処理され、効
率よく処理することができる。
【0082】請求項6記載の発明によれば、中折りモー
ドが指示されたとき、同一画像構成の出力用紙群のみの
出力であれば、処理される用紙束が折り可能枚数の範囲
内かどうかを判定するので、この判定結果に応じて同一
画像構成の出力用紙群毎にまとめて効率よく処理するこ
とができる。
【0083】請求項7記載の発明によれば、処理される
用紙束が折り可能枚数範囲を越えた場合、折り可能枚数
内で一旦用紙束の中折りを実行し、その後、処理を継続
するので、ジャムなどを生じることなく効率的に処理す
ることができる。
【0084】請求項8記載の発明によれば、中綴じ・中
折りモードが指示されたとき、処理枚数があらかじめ設
定された規定枚数の範囲内かどうかを判定し、その判定
結果に応じて規定枚数に対応して適切な処理を行うこと
が可能となる。
【0085】請求項9記載の発明によれば、判定結果が
規定枚数を超えた場合には、中綴じ手段による綴じ動作
および中折り手段による2つ折り動作を禁止し、いずれ
の動作も行われないので、中綴じや中折り処理時に能力
超過枚数を処理したことによって不都合が生じることが
なくなる。また、ユーザの意図しない処理が行われない
ので、使用性が損なわれることを未然に防止できる。
【0086】請求項10記載の発明によれば、規定枚数
が最大綴じ枚数に設定されているので、中綴じできない
場合には、中折りも実行されずに排出される。これによ
って、ユーザの意図しない処理が行われることがなくな
る。
【0087】請求項11記載の発明によれば、中綴じ・
中折りモードが指示されたとき、処理枚数があらかじめ
設定された第1の規定枚数の範囲内かどうかを判定し、
第1の規定枚数の範囲内のときには、さらに前記第1の
規定枚数より少ないあらかじめ設定された第2の規定枚
数の範囲内かどうかを判定するので、規定枚数に応じて
可能な限りユーザの希望する処理が行なえる。
【0088】請求項12記載の発明によれば、処理枚数
が前記第1の規定枚数の範囲を越える場合、前記中綴じ
手段による綴じ動作および前記中折り手段による2つ折
り動作を禁止し、いずれの動作も行われないので、中綴
じや中折り処理時に能力超過枚数を処理したことによっ
て不都合が生じることがなくなる。また、ユーザの意図
しない処理が行われないので、使用性が損なわれること
を未然に防止できる。
【0089】請求項13記載の発明によれば、第1の規
定枚数が折り可能枚数なので、2つ折りが不可能な場合
には、綴じ動作も行われないので、中綴じや中折り処理
時に能力超過枚数を処理したことによって不都合が生じ
ることがなくなる。また、ユーザの意図しない処理が行
われないので、使用性が損なわれることを未然に防止で
きる。
【0090】請求項14記載の発明によれば、処理枚数
が前記第1の規定枚数の範囲内であって、前記第2の規
定枚数を超える場合、中綴じ手段による綴じ動作を禁止
するので、所定枚数以上の場合に綴じ動作が行われるこ
とがなく、これによって中綴じ処理時に不都合が生じる
ことを未然に防止することができる。
【0091】請求項15記載の発明によれば、第2の規
定枚数が綴じ可能枚数なので、綴じ可能枚数を超えて綴
じ動作が行われることがなく、これによって中綴じによ
る不都合が生じることを未然に防止することができる。
【0092】請求項16記載の発明によれば、中折り手
段によって中折り動作を実行する際に処理部数があらか
じめ設定された処理部数の範囲内かどうかを判定するの
で、判定結果に基づいて処理部数に応じた処理が選択さ
れ、使用性に優れた用紙処理装置を提供できる。
【0093】請求項17記載の発明によれば、判定の結
果が処理部数の範囲内の場合には中折り手段による2つ
折り動作を実行するので、ユーザが意図しない処理が行
われることがなく、使用性に優れた用紙処理装置を提供
できる。
【0094】請求項18記載の発明によれば、中綴じモ
ードが指示されたとき、排出された用紙束を積載するト
レイの積載量が当該トレイに対してあらかじめ設定され
た最大積載量の範囲内かどうかを判定し、最大積載量の
範囲を超える場合には、さらに、他のトレイに積載可能
などうかを判定し、積載可能であれば用紙束の排出先を
前記他のトレイ側に切り替えて排出させるので、用紙の
積載可能最大量まで一連の処理を連続して行うことが可
能となり、効率のよい処理を行うことができる。
【0095】請求項19記載の発明によれば、他のトレ
イが積載不能であれば、処理を中断するので、積載され
た用紙束が落下したり、用紙排出口でジャムを生じるこ
とがなく、使用性が損なわれことを未然に防止できる。
【0096】請求項20記載の発明によれば、用紙に孔
あけする穿孔手段をさらに備え、中綴じモード、中折り
モードおよび中綴じ・中折りモードのいずれかが指定さ
れていた場合には、穿孔手段により孔あけ動作が禁止さ
れるので、前記各モードの場合に不必要な孔あけが行わ
れることがない。
【0097】請求項21記載の発明によれば、処理可能
部数を超えている場合に、その旨、警告するとともに、
その後の用紙処理動作の動作を選択させる表示選択手段
を前記用紙出力装置側に備えているので、処理可能部数
に対応した用紙処理が可能となり、使い勝手に優れた用
紙処理システムを提供することができる。
【0098】請求項22記載の発明によれば、用紙処理
装置と、入力された画像データに基づいて画像を形成す
る画像形成手段および用紙処理装置側に設けられた第1
の制御手段から制御情報を受信するとともに前記第1の
制御制御手段に対して制御情報を送信する第2の制御手
段を備えた画像形成装置とからなる画像形成システムに
おいて、第2の制御手段は、同一画像構成を有する複数
のグループのうち、隣り合うグループの画像形成方向が
異なるように画像形成手段を制御して画像出力を行わせ
るので、一括してまとめて折られた用紙束から異なる画
像構成のグループを容易に区別することができ、使い勝
手に優れた画像形成システムを提供することができる。
【0099】請求項23記載の発明によれば、中折り機
能を有する用紙処理装置と、入力された画像データに基
づいて画像を形成する画像形成手段および前記用紙処理
装置側に設けられた第1の制御手段から制御情報を受信
するとともに前記第1の制御制御手段に対して制御情報
を送信する第2の制御手段を備えた画像形成装置とから
なる画像形成システムにおいて、画像形成手段によって
画像が形成される媒体がOHPシートあるいは厚紙の場
合には、中折り手段による2つ折り動作は禁止されるの
で、不必要なシートもしくは中折り不能なシートが中折
り処理に入ることがなく、使い勝手に優れた画像形成シ
ステムを提供することができる。
【0100】請求項24記載の発明によれば、中綴じ機
能を有する記載の用紙処理装置と、入力された画像デー
タに基づいて画像を形成する画像形成手段および前記用
紙処理装置側に設けられた第1の制御手段から制御情報
を受信するとともに前記第1の制御制御手段に対して制
御情報を送信する第2の制御手段を備えた画像形成装置
とからなる画像形成システムにおいて、画像形成手段に
よって画像が形成される媒体がOHPシートまたは厚紙
の場合には、中綴じは禁止されるので、不必要なシート
もしくは中綴じ不能なシートが中綴じ処理に入ることが
なく、使い勝手に優れた画像形成システムを提供するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の本実施形態を説明するためのもので、
複写機に接続された本実施形態に係る用紙後処理装置の
概略構成を示す図である。
【図2】本実施形態に係る用紙後処理装置の中綴じ処理
を行う機構部の概略構成を示す図である。
【図3】図2の中綴じの機構部の動作説明図である。
【図4】図3の機構部の動作を更に詳細に示す図であ
る。
【図5】本実施形態に係る用紙後処理装置の用紙折り処
理を行う機構部の概略構成を示す図である。
【図6】図5の折りプレートと折りローラの位置関係を
示す斜視図である。
【図7】折りプレートによって用紙束を折り、排出する
ときの動作を示す動作説明図である。
【図8】折りプレートによって用紙束を折るときの折り
位置と折り動作を示す動作説明図である。
【図9】折りプレートによって用紙束を折るときの折り
位置を示す斜視図である。
【図10】折りプレートを用紙束とともに折りローラの
ニップより奥に進出させて折るときの状態を示す図であ
る。
【図11】排紙ガイド板閉じて、用紙束先端付近を挟み
込んで折り動作を開始するときの状態を示す図である。
【図12】用紙束先端部を固定し、折りプレートが用紙
束の針位置を対向する折りローラ方向に押圧して用紙中
央部に折り処理を施すときの状態を示す図である。
【図13】折りプレート先端部の凸部が2箇所の場合の
不都合を示す図である。
【図14】本実施形態に係る用紙後処理装置を備えた用
紙処理システムの概略構成を示すブロック図である。
【図15】中綴じ・中折りの処理をユーザが入力する操
作部の表示状態を示す図である。
【図16】中綴じ&中折りモードにおいて中綴じを行わ
ない処理の処理内容を示すフローチャートである。
【図17】中折りのみのモードで1部あたりの出力が1
枚の場合の処理内容を示すフローチャートである。
【図18】中綴じ&び中折りモードで1部あたりの出力
が1枚の場合の処理内容を示すフローチャートである。
【図19】中折りのみのモードで同一画像構成の用紙に
対する処理内容を示すフローチャートである。
【図20】中折りのみのモードで同一画像構成と折り可
能枚数に応じて行われる処理の処理内容を示すフローチ
ャートである。
【図21】中綴じ&中折りモードで処理枚数に応じて行
われる処理の処理内容を示すフローチャートである。
【図22】中綴じ&中折りモードで2つの規定処理枚数
に応じて行われる処理の処理内容を示すフローチャート
である。
【図23】中折り処理を含むモードにおいて処理部数に
応じて行われる処理の処理内容を示すフローチャートで
ある。
【図24】図23の処理で処理部数が規定枚数を越えて
セットされるときにユーザに警告表示をし、処理の選択
を求める表示の一例を示す図である。
【図25】中綴じモードにおける積載トレイの積載量に
対応した処理の処理内容を示す図である。
【図26】同一画像構成の複数グループの用紙群の画像
形成方向を異ならせて出力した状態を示す図である。
【符号の説明】
1 用紙出力装置(複写機) 2 用紙後処理装置 10 制御部 11 表示部 12 操作部 13 用紙出力制御部 20 制御部 21 中綴じ部 22 中折り部 23 折りローラ部 24 折りプレート部

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中綴じ手段と、中折り手段と、用紙出力
    装置側から送られてきたモード情報に応じて前記中綴じ
    手段および中折り手段を制御する制御手段とを備えた用
    紙処理装置において、 前記制御手段には、前記中綴じ手段によって用紙の中央
    部を綴じる中綴じモードと、前記中折り手段によって用
    紙の中央部で2つ折りする中折りモードと、前記中綴じ
    手段によって綴じられた用紙の中央部で中折り手段によ
    って2つ折りする中綴じ・中折りモードとが設定されて
    いることを特徴とする用紙処理装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前記用紙出力装置から
    の指示情報を受けて、前記中綴じモード、中折りモード
    および中綴じ・中折りモードのいずれかのモードを実行
    することを特徴とする用紙処理装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、前記中折りモードが指
    示されたとき、用紙の枚数が部数あたり1枚であると判
    定した場合には、前記中折りモード内の用紙を全て収集
    した後、一括して前記中折り手段による2つ折り動作を
    実行させることを特徴とする請求項1または2記載の用
    紙処理装置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、前記中綴じ・中折りモ
    ードが指示されたとき、用紙の枚数が部数あたり1枚で
    あると判定した場合には、前記中綴じ手段による綴じ動
    作を実行することなく用紙を全て収集した後、一括して
    前記中折り手段による2つ折り動作を実行させることを
    特徴とする請求項1または2記載の用紙処理装置。
  5. 【請求項5】 前記制御手段は、前記中折りモードが指
    示されたとき、同一画像構成を有する複数のグループの
    出力用紙群については同一画像構成の出力用紙群を全て
    収集した後、一括して前記中折り手段による2つ折り動
    作を実行させることを特徴とする請求項1または2記載
    の用紙処理装置。
  6. 【請求項6】 前記制御手段は、前記中折りモードが指
    示されたとき、同一画像構成の出力用紙群のみの出力で
    あれば、処理される用紙束が折り可能枚数の範囲内かど
    うかを判定することを特徴とする請求項1または2記載
    の用紙処理装置。
  7. 【請求項7】 前記判定の結果が折り可能枚数範囲を越
    える場合、折り可能枚数内で一旦前記中折り手段によっ
    て用紙束の2つ折り動作を実行し、その後、同一画像構
    成の出力用紙群に対して設定されている処理を継続する
    ことを特徴とする請求項6記載の用紙処理装置。
  8. 【請求項8】 前記制御手段は、前記中綴じ・中折りモ
    ードが指示されたとき、処理枚数があらかじめ設定され
    た規定枚数の範囲内かどうかを判定することを特徴とす
    る請求項1または2記載の用紙処理装置。
  9. 【請求項9】 前記判定の結果が前記規定枚数を超える
    場合、前記中綴じ手段による綴じ動作および前記中折り
    手段による2つ折り動作を禁止することを特徴とする請
    求項8記載の用紙処理装置。
  10. 【請求項10】 前記規定枚数が最大綴じ枚数に設定さ
    れていることを特徴とする請求項8または9に記載の用
    紙処理装置。
  11. 【請求項11】 前記制御手段は、前記中綴じ・中折り
    モードが指示されたとき、処理枚数があらかじめ設定さ
    れた第1の規定枚数の範囲内かどうかを判定し、第1の
    規定枚数の範囲内のときには、さらに前記第1の規定枚
    数より少ないあらかじめ設定された第2の規定枚数の範
    囲内かどうかを判定することを特徴とする請求項1また
    は2記載の用紙処理装置。
  12. 【請求項12】 前記制御手段は、処理枚数が前記第1
    の規定枚数の範囲を越える場合、前記中綴じ手段による
    綴じ動作および前記中折り手段による2つ折り動作を禁
    止することを特徴とする請求項11記載の用紙処理装
    置。
  13. 【請求項13】 前記第1の規定枚数が折り可能枚数で
    あることを特徴とする請求項11または12記載の用紙
    処理装置。
  14. 【請求項14】 前記制御手段は、処理枚数が前記第1
    の規定枚数の範囲内であって、前記第2の規定枚数を超
    える場合、中綴じ手段による綴じ動作を禁止することを
    特徴とする請求項11記載の用紙処理装置。
  15. 【請求項15】 前記第2の規定枚数が綴じ可能枚数で
    あることを特徴とする請求項11または14記載の用紙
    処理装置。
  16. 【請求項16】 前記制御手段は、中折り手段によって
    2つ折り動作を実行する際に処理部数があらかじめ設定
    された処理部数の範囲内かどうかを判定することを特徴
    とする請求項1、2、3、4、5および7のいずれか1
    項に記載の用紙処理装置。
  17. 【請求項17】 前記判定の結果が前記処理部数の範囲
    内の場合、中折り手段による2つ折り動作を実行するこ
    とを特徴とする請求項16記載の用紙処理装置。
  18. 【請求項18】 前記制御手段は、前記中綴じモードが
    指示されたとき、排出された用紙束を積載するトレイの
    積載量が当該トレイに対してあらかじめ設定された最大
    積載量の範囲内かどうかを判定し、最大積載量の範囲を
    超える場合には、さらに、他のトレイに積載可能などう
    かを判定し、積載可能であれば用紙束の排出先を前記他
    のトレイ側に切り替えて排出させることを特徴とする請
    求項1または2に記載の用紙処理装置。
  19. 【請求項19】 前記制御手段は、前記他のトレイが積
    載不能であれば、動作を中断することを特徴とする請求
    項18記載の用紙処理装置。
  20. 【請求項20】 用紙に孔あけする穿孔手段をさらに備
    え、前記制御手段は、前記中綴じモード、前記中折りモ
    ードおよび前記中綴じ・中折りモードのいずれかが指定
    されていた場合には、穿孔手段による孔あけ動作を禁止
    することを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、
    8および11のいずれか1項に記載の用紙処理装置。
  21. 【請求項21】 請求項16または17に記載の用紙処
    理装置と、 この用紙処理装置側に設けられた第1の制御手段から制
    御情報を受信するとともに前記第1の制御手段に対して
    制御情報を送信する第2の制御手段を備えた用紙出力装
    置と、からなる用紙処理システムにおいて、 前記あらかじめ設定された処理部数を超えている場合
    に、その旨、警告するとともに、その後の前記用紙処理
    装置の動作を選択させる表示選択手段を前記用紙出力装
    置側に備えていることを特徴とする用紙処理システム。
  22. 【請求項22】 請求項5に記載の用紙処理装置と、 入力された画像データに基づいて画像を形成する画像形
    成手段および前記用紙処理装置側に設けられた第1の制
    御手段から制御情報を受信するとともに前記第1の制御
    手段に対して制御情報を送信する第2の制御手段を備え
    た画像形成装置と、からなる画像形成システムにおい
    て、 前記第2の制御手段は、同一画像構成を有する複数のグ
    ループのうち、隣り合うグループの画像形成方向が異な
    るように前記画像形成手段を制御して画像出力を行わせ
    ることを特徴とする画像形成システム。
  23. 【請求項23】 中折り機能を有する用紙処理装置と、
    入力された画像データに基づいて画像を形成する画像形
    成手段および前記用紙処理装置側に設けられた第1の制
    御手段から制御情報を受信するとともに前記第1の制御
    制御手段に対して制御情報を送信する第2の制御手段を
    備えた画像形成装置と、からなる画像形成システムにお
    いて、 前記画像形成手段によって画像が形成される媒体がOH
    Pシートおよび厚紙のいずれかの場合には、前記第2の
    制御手段はその旨第1の制御手段に送信し、第1の制御
    手段は前記中折り手段による2つ折り動作を禁止するこ
    とを特徴とする画像形成システム。
  24. 【請求項24】 中綴じ機能を有する記載の用紙処理装
    置と、入力された画像データに基づいて画像を形成する
    画像形成手段および前記用紙処理装置側に設けられた第
    1の制御手段から制御情報を受信するとともに前記第1
    の制御制御手段に対して制御情報を送信する第2の制御
    手段を備えた画像形成装置と、からなる画像形成システ
    ムにおいて、 前記画像形成手段によって画像が形成される媒体がOH
    Pシートおよび厚紙のいずれかの場合には、前記第2の
    制御手段はその旨第1の制御手段に送信し、前記第1の
    制御手段は中綴じ手段による綴じ動作を禁止することを
    特徴とする画像形成システム。
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