JP2002068550A - 電子部品実装用フィルムキャリアテープの処理装置 - Google Patents

電子部品実装用フィルムキャリアテープの処理装置

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JP2002068550A
JP2002068550A JP2000253934A JP2000253934A JP2002068550A JP 2002068550 A JP2002068550 A JP 2002068550A JP 2000253934 A JP2000253934 A JP 2000253934A JP 2000253934 A JP2000253934 A JP 2000253934A JP 2002068550 A JP2002068550 A JP 2002068550A
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film carrier
electronic component
gear
component mounting
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JP2000253934A
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Koji Hasegawa
浩 司 長谷川
Sadahiko Koura
浦 禎 彦 小
Yukio Nofuji
藤 幸 雄 埜
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Mitsui Mining and Smelting Co Ltd
Original Assignee
Mitsui Mining and Smelting Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子部品実装用フィルムキャリアテープを、
処理部において処理する際に、位置精度良く、正確な停
止位置が得られ、確実な処理を実施することができるテ
ープ状物の処理装置を提供する。 【解決手段】 バックテンション付与装置、ドライブ装
置のいずれか、または両方を、駆動ローラと押さえロー
ラとの間に、電子部品実装用フィルムキャリアテープを
挟持して、電子部品実装用フィルムキャリアテープに対
して所定のテンションを付与するように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子部品実装用フ
ィルムキャリアテープ(TAB(Tape AutomatedBondin
g)テープ、T-BGA(Tape Ball Grid Array)テープ、
ASIC(Application Specific Integrated Circui
t)テープなど)(以下、単に「電子部品実装用フィル
ムキャリアテープ」と言う。)に対して、所定の処理、
例えば、スクリーン印刷、電気検査、外観検査などの処
理を実施する際に、電子部品実装用フィルムキャリアテ
ープを所定位置に停止することのできる電子部品実装用
フィルムキャリアテープの処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】エレクトロニクス産業の発達に伴い、I
C(集積回路)、LSI(大規模集積回路)などの電子
部品を実装するプリント配線板の需要が急激に増加して
いるが、電子機器の小型化、軽量化、高機能化が要望さ
れ、これら電子部品の実装方法として、最近ではTAB
テープ、T-BGAテープおよびASICテープなどの
電子部品実装用フィルムキャリアテープを用いた実装方
式が採用されている。特に、パーソナルコンピュータな
どのように高精細化、薄型化、液晶画面の額縁面積の狭
小化が要望されている液晶表示素子(LCD)を使用す
る電子産業においてその重要性が高まっている。
【0003】さらに、最近では、TABテープの中で
も、図8に示したように、BGA(Ball Grid Array)
と呼ばれるアウターリードの代わりにTABテープ30
0に孔302を開けて、この孔302を介してIC30
4などをハンダボール306で接続するデバイスホール
の設けられていないTABテープ、CSP(Chip SizeP
ackage)と呼ばれるICのサイズとTABテープのパッ
ケージのサイズとが同じであり、その接続方法が主にB
GAと同じであるTABテープも用いられるようになっ
ている。
【0004】このような電子部品実装用フィルムキャリ
アテープでは、例えば、TABテープ200は、図9に
示したように、幅方向の両側端部に、それぞれ長手方向
に連続して複数の移送用のスプロケット孔202、20
2が並設されており、このスプロケット孔202の間の
略中央部分にICなどのデバイスを装着するデバイスホ
ール204が形成されている。そして、デバイスホール
204のインナーリード206、アウターリード208
からなる配線パターン210が形成されている。
【0005】ところで、このようなTABテープ200
において、TABテープ200の品質を検査することが
実施されているが、配線パターン210の電気的な断
線、短絡、絶縁抵抗などを電気的に検査して、不良品に
ついてパンチングなどにより不良マーキングを施す方法
が実施されている。また、最近では、図10に示したよ
うに、被検査対象であるTABテープ100の電子部品
実装部102の配線パターンをラインセンサカメラと呼
ばれるCCDカメラ104を用い、このカメラを矢印で
示したTABテープの長手方向に、スプロケット孔を基
準にして、所定の距離だけ移動させ走査することによっ
て、配線パターンを撮像(取り込む)する。これによっ
て、得られた撮像情報を比較することによって、例え
ば、A/D変換器でデジタル情報化するとともに、濃淡
画像情報に変換してエッジデータを得、これと予め記憶
された良品のマスターパターンのエッジデータ(二値化
情報)と比較することによって、配線パターンの不良を
検査している(特開平6−27312号公報、特開平7
−110863号公報)。
【0006】さらに、このような電気検査を実施した後
に、電子部品実装用フィルムキャリアテープの不良であ
る断線、短絡、欠け、突起などの外観検査を、実体顕微
鏡で、反射光または透過光を利用して、人の目視にて実
施している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このような電気検査、
外観検査を実施する際には、従来では、図11に示した
ような検査装置が用いられている。すなわち、従来の検
査装置400では、リール402に巻装された電子部品
実装用フィルムキャリアテープTが、送り出し装置40
4から送給され、電子部品実装用フィルムキャリアテー
プTにテンション(張力)を付加する送り出し用ダンサ
ーローラ(段差ローラ)406を介して、実体顕微鏡な
ど備えた検査部408に供給されるようになっている。
【0008】検査部408には、スプロケットギアから
なるドライブギア410と押さえローラ412によっ
て、電子部品実装用フィルムキャリアテープTが搬送さ
れて、検査部408の検査装置414の下方に、電子部
品実装用フィルムキャリアテープTの所定の検査部位が
位置した際に搬送が停止される(ピッチ送りされる)と
ともに、スプロケットギアからなるバックテンションギ
ア416と押さえローラ418によって、電子部品実装
用フィルムキャリアテープTにバックテンションを付加
して、位置決めされ検査が実施される。
【0009】検査が終了した電子部品実装用フィルムキ
ャリアテープTは、テンションを付加する巻き取り用ダ
ンサーローラ420を介して、巻き取り装置のリール4
22に巻き取られるようになっている。このような従来
の検査装置400では、送り出し用ダンサーローラ40
6と巻き取り用ダンサーローラ420はそれぞれ、図1
2に示したように、ダンサーローラの支持軸の基端部の
位置を検出する上下方向に配置された2つの位置センサ
ー422、424によって、電子部品実装用フィルムキ
ャリアテープTに一定のテンションが付加されるように
制御されている。
【0010】すなわち、例えば、図12に示したよう
に、送り出し用ダンサーローラ406の支持軸407の
基端部409の位置が、上方位置にあると上方位置セン
サー422aが検知した際、すなわち、送り出し用ダン
サーローラ406が下方位置にあるときには、送り出し
装置404の送給を停止する。そして、逆に、送り出し
用ダンサーローラ406の支持軸407の基端部409
の位置が、下方位置にあると下方位置センサー422b
が検知した際、すなわち、送り出し用ダンサーローラ4
06が上方位置にあるときには、送り出し装置404の
送給を開始するようになっている。これによって、電子
部品実装用フィルムキャリアテープTに一定のテンショ
ンが付加されるように制御されている。なお、このよう
な制御は、巻き取り用ダンサーローラ420についても
同様に実施されている。
【0011】しかしながら、このようにダンサーローラ
を上下させ、電子部品実装用フィルムキャリアテープT
にテンションを付加する方法では、ダンサーローラの重
量だけでテンションを付加するので、ダンサーローラが
上下することによって、微妙にTABテープTへかかる
テンションが変動することになり、付加されるテンショ
ンの値が一定にならず、その結果、電子部品実装用フィ
ルムキャリアテープTの停止位置の精度に影響して、正
確な停止位置が得られなくなり、検査自体の信頼性も低
下することになる。
【0012】また、このダンサーローラの自重による重
力と、バックテンションギア416の逆転による大きな
テンションが、電子部品実装用フィルムキャリアテープ
Tにかかることになるため、電子部品実装用フィルムキ
ャリアテープTの停止位置の精度に影響して、正確な停
止位置が得られなくなり、検査自体の信頼性も低下する
ことになるとともに、電子部品実装用フィルムキャリア
テープTのスプロケット孔が破れるなど損傷するおそれ
もある。
【0013】さらに、従来の検査装置400では、電子
部品実装用フィルムキャリアテープTのスプロケット孔
に対応するスプロケットギアのギア歯を基準にして、電
子部品実装用フィルムキャリアテープTを停止していた
が、これでは、BGA、CSPのようにいわゆる多数個
取りと呼ばれる、電子部品実装用フィルムキャリアテー
プの幅方向に複数の電子部品実装部を有する多数列仕様
になってきているタイプのものでは、スプロケット孔の
位置(すなわち、スプロケットギアのギア歯の位置)と
電子部品実装部の位置とが対応していないので、スプロ
ケット孔を基準にしては、電子部品実装用フィルムキャ
リアテープの搬送を停止して、電子部品実装部を正確に
位置決めを行うことは不可能である。
【0014】本発明は、このような現状を考慮して、電
子部品実装用フィルムキャリアテープの処理装置に対し
て、常に一定のテンションを電子部品実装用フィルムキ
ャリアテープに対して、付加することができ、スクリー
ン印刷、電気検査、外観検査などの処理を実施する際
に、電子部品実装用フィルムキャリアテープを、処理部
において処理する際に、位置精度良く、正確な停止位置
が得られ、確実な処理を実施することができ、しかも、
電子部品実装用フィルムキャリアテープTのスプロケッ
ト孔が破れるなど損傷するおそれもない電子部品実装用
フィルムキャリアテープの処理装置を提供することを目
的とする。
【0015】また、本発明は、BGA、CSPのように
いわゆる多数個取りと呼ばれる、電子部品実装用フィル
ムキャリアテープの幅方向に複数の電子部品実装部を有
する多数列仕様になってきているタイプのものでも、電
子部品実装用フィルムキャリアテープの搬送を停止し
て、電子部品実装部を正確に位置決めを行うことの可能
な電子部品実装用フィルムキャリアテープの処理装置を
提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は、前述したよう
な従来技術における課題及び目的を達成するために発明
なされたものであって、本発明の電子部品実装用フィル
ムキャリアテープの処理装置は、バックテンションギア
とドライブギアの間を通過する際に、ドライブギアの駆
動が一時停止されて、電子部品実装用フィルムキャリア
テープの送給が停止されるとともに、電子部品実装用フ
ィルムキャリアテープのスプロケット孔に係合するバッ
クテンションギアの逆転によって、電子部品実装用フィ
ルムキャリアテープが所定の位置に位置決めされるよう
に構成されるとともに、前記位置決めされた状態で、電
子部品実装用フィルムキャリアテープの所定の処理を行
うように構成された電子部品実装用フィルムキャリアテ
ープの処理装置であって、前記バックテンションギアを
駆動する駆動モータとバックテンションギアとの接続部
に、前記駆動モータとバックテンションギアとの間で、
バックテンションギアにかかるトルクが所定のトルクと
なるようにするクラッチを設けて、前記電子部品実装用
フィルムキャリアテープに対して所定のバックテンショ
ンを付与するように構成したことを特徴する。
【0017】これによって、電子部品実装用フィルムキ
ャリアテープに対して所定のバックテンションを上回る
バックテンション、すなわち、トルクが伝達される場合
には、このクラッチの作動によって、駆動モータのトル
クがバックテンションギアに伝達されることがないの
で、電子部品実装用フィルムキャリアテープに付加され
るテンションが常に一定の値となる。これによって、電
子部品実装用フィルムキャリアテープに対して、スクリ
ーン印刷、電気検査、外観検査などの処理をする際に、
位置精度良く、正確な停止位置が得られ、確実な処理を
実施することができる。また、電子部品実装用フィルム
キャリアテープに付加されるテンションが常に一定の値
となるので、電子部品実装用フィルムキャリアテープT
のスプロケット孔が破れるなど損傷するおそれもない。
【0018】また、本発明の電子部品実装用フィルムキ
ャリアテープの処理装置は、前記クラッチが、微小電流
でトルクを制御できるタイプのクラッチであることを特
徴とする。これにより、トルクの制御を容易に実施する
ことができる。また、本発明の電子部品実装用フィルム
キャリアテープの処理装置は、バックテンション付与装
置とドライブ装置との間を通過する際に、ドライブ装置
の駆動が一時停止されて、電子部品実装用フィルムキャ
リアテープの送給が停止されるとともに、電子部品実装
用フィルムキャリアテープに対してバックテンション付
与装置によって、電子部品実装用フィルムキャリアテー
プが所定の位置に位置決めされるように構成されるとと
もに、前記位置決めされた状態で、電子部品実装用フィ
ルムキャリアテープの所定の処理を行うように構成され
た電子部品実装用フィルムキャリアテープの処理装置で
あって、前記バックテンション付与装置、ドライブ装置
のいずれか、または両方を、駆動ローラと押さえローラ
との間に、前記電子部品実装用フィルムキャリアテープ
を挟持して、前記電子部品実装用フィルムキャリアテー
プに対して所定のテンションを付与するように構成した
ことを特徴とする。
【0019】このように構成することによって、従来の
ように、スプロケット孔に対応したギア歯を有するギア
を用いることがないので、駆動ローラと押さえローラと
の間で所定のテンションを上回るテンションがかかった
場合には、駆動ローラと押さえローラの間で電子部品実
装用フィルムキャリアテープが滑ることになる。従っ
て、電子部品実装用フィルムキャリアテープに付加され
るテンションが常に一定の値となるので、電子部品実装
用フィルムキャリアテープに対して、スクリーン印刷、
電気検査、外観検査などの処理をする際に、位置精度良
く、正確な停止位置が得られ、確実な処理を実施するこ
とができ、しかも、電子部品実装用フィルムキャリアテ
ープTのスプロケット孔が破れるなど損傷するおそれも
ない。 さらに、従来のように、スプロケット孔に係合
するギア歯を有しないので、この点からしても、電子部
品実装用フィルムキャリアテープTのスプロケット孔が
破れるなど損傷するおそれもない。
【0020】また、本発明の電子部品実装用フィルムキ
ャリアテープの処理装置は、前記駆動ローラには、前記
電子部品実装用フィルムキャリアテープの幅に対応した
テープ受け部が形成され、このテープ受け部内に前記電
子部品実装用フィルムキャリアテープが嵌合するように
構成されていることを特徴とする。このように構成する
ことによって、電子部品実装用フィルムキャリアテープ
が幅方向に拘束されるので、電子部品実装用フィルムキ
ャリアテープが幅方向にずれることがないので、位置精
度良く、正確な停止位置が得られ、確実な処理を実施す
ることができる。
【0021】また、本発明の電子部品実装用フィルムキ
ャリアテープの処理装置は、前記テープ受け部のテープ
幅端部分に、Oリングが装着されていることを特徴とす
る。これにより、電子部品実装用フィルムキャリアテー
プを駆動ローラと押さえローラの間でを挟持した際に、
電子部品実装用フィルムキャリアテープとの間で一定の
摩擦力が生じるので、電子部品実装用フィルムキャリア
テープを滑ることなく移動させることができるととも
に、駆動ローラと押さえローラとの間で所定のテンショ
ンを上回るテンションがかかった場合には、駆動ローラ
と押さえローラの間で電子部品実装用フィルムキャリア
テープが滑ることになり、電子部品実装用フィルムキャ
リアテープに付加されるテンションが常に一定の値とな
るように容易に制御することができる。
【0022】また、本発明の電子部品実装用フィルムキ
ャリアテープの処理装置は、バックテンションギアとド
ライブギアの間を通過する際に、ドライブギアの駆動が
一時停止されて、電子部品実装用フィルムキャリアテー
プの送給が停止されるとともに、電子部品実装用フィル
ムキャリアテープのスプロケット孔に係合するバックテ
ンションギアの逆転によって、電子部品実装用フィルム
キャリアテープが所定の位置に位置決めされるように構
成されるとともに、前記位置決めされた状態で、電子部
品実装用フィルムキャリアテープの所定の処理を行うよ
うに構成された電子部品実装用フィルムキャリアテープ
の処理装置であって、前記バックテンションギア、ドラ
イブギアのいずれか、または両方を、これらの駆動モー
タとギアとの接続部にエンコーダ板を設けてギアととも
に回転するように構成し、前記エンコーダ板に、前記ギ
アに形成したスプロケット孔に係合するギア歯に対応す
る位置と、ギア歯の中間位置に対応する位置に、センサ
ー検知用孔を形成し、前記ギアの回転を、前記エンコー
ダ板に形成したセンサー検知用孔にてセンサーで検知し
て、前記駆動モータを制御して、前記電子部品実装用フ
ィルムキャリアテープを、スプロケット孔に対応する位
置、スプロケット孔の中間位置のいずれかの位置、また
はその両方の位置で停止できるように構成したことを特
徴とする電子部品実装用フィルムキャリアテープの処理
装置。
【0023】このように構成することによって、BG
A、CSPのようにいわゆる多数個取りと呼ばれる、電
子部品実装用フィルムキャリアテープの幅方向に複数の
電子部品実装部を有する多数列仕様になってきているタ
イプ、すなわち、スプロケット孔の位置(すなわち、ス
プロケットギアのギア歯の位置)と電子部品実装部の位
置とが対応していないのものでも、エンコーダ板に形成
したセンサー検知用孔にてセンサーで検知して、電子部
品実装用フィルムキャリアテープを、スプロケット孔に
対応する位置、スプロケット孔の中間位置のいずれかの
位置、またはその両方の位置で停止できるので、電子部
品実装用フィルムキャリアテープの搬送を停止して、電
子部品実装部を正確に位置決めを行うことができる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施の形態(実施例)について説明する。図1は、本
発明の電子部品実装用フィルムキャリアテープの処理装
置を、電子部品実装用フィルムキャリアテープの検査装
置に適用した例を示す第1の実施例の正面図である。
【0025】図1に示したように、10は全体で本発明
の電子部品実装用フィルムキャリアテープの検査装置を
示している。電子部品実装用フィルムキャリアテープの
検査装置10(以下、単に「検査装置10」と言う)
は、図1に示したように、送り出し装置20と、検査部
30と、マーキング部40と、巻き取り装置50とを備
えている。
【0026】送り出し装置20には、例えば、CSP、
BGAのようなタイプの電子部品実装用フィルムキャリ
アテープ(以下、単に「TABテープと言う」)であっ
て、その製造工程が終了したTABテープTが、スペー
サSを介して巻装されたリールRが、送り出し駆動軸2
2に装着されている。そして、図示しない駆動モータの
駆動により、送り出し駆動軸22が回転して、TABテ
ープTがリールRからスペーサSとともに繰り出され
て、案内ローラ21を介して、検査部30へと供給され
るようになっている。
【0027】この検査部30に供給されたTABテープ
Tは、バックテンションギア32とドライブギア34の
間を通過する際に、ドライブギア34の駆動が一時停止
されて、TABテープTの送給が停止されるとともに、
TABテープTのスプロケット孔に係合するバックテン
ションギア32の逆転によって、TABテープTが正確
に所定の位置に、すなわち、TABテープTの電子部品
実装部を基準にして、位置決めされるようになっている
(ピッチ送りされる)。図中、31、33は、これらの
ギアとの間でTABテープTを押さえるための押さえロ
ーラである。
【0028】そして、検査部30には、図1に示したよ
うに、例えば、断線、短絡、欠け、突起などの外観検査
を、反射光または透過光を利用して、人の目視にて実施
実体顕微鏡で、反射光または透過光を利用して、人の目
視にて実施するための顕微鏡36が配置されている。そ
して、この顕微鏡で、不良部分が発見されたTABテー
プTの電子部品実装部に、インキング、パンチングなど
によるマークを施すためのマーキング部40が配置され
ている。
【0029】このように、マーキング部40によって、
TABテープTの不良箇所の所定位置に、所定のマーキ
ングが施された後、TABテープTは、案内ローラ42
を通過して、次の巻き取り装置50に供給される。図1
に示したように、巻き取り装置50に供給されたTAB
テープTは、巻き取り駆動軸52に装着されたリールR
に、案内ローラ42を介して、図示しない駆動モータの
駆動により巻き取り駆動軸52が回転することにより、
TABテープTが巻き取られる。
【0030】この際、送り出し装置20のリールRから
繰り出されたスペーサSが、案内ローラ56、57及び
巻き弛み防止器59を介して、巻き取り装置50のリー
ルRに供給されTABテープの間に介装され、TABテ
ープ同士が接触してインキが別の部分に付着したり、T
ABテープが損傷しないように保護するようになってい
る。
【0031】そして、本発明の検査装置10では、リー
ルRに巻装されたTABテープTが、送り出し装置20
から送給され、TABテープTにテンション(張力)を
付加する送り出し用ダンサーローラ(段差ローラ)60
を介して、実体顕微鏡など備えた検査部30に供給され
るようになっている。また、検査部30にて検査が終了
し、一定のマーキングが施されたTABテープTは、テ
ンションを付加する巻き取り用ダンサーローラ80を介
して、巻き取り装置50のリールRに巻き取られるよう
になっている。
【0032】なお、図示しないが、送り出し用ダンサー
ローラ(段差ローラ)60の位置をセンサーで制御する
ことによって、TABテープTに対して、ダンサーロー
ラの重力によって、常に一定のテンションが付加される
ようになっている。また、同様にして、巻き取り用ダン
サーローラ(段差ローラ)80によって、TABテープ
Tに対して、常に一定のテンションが付加されるように
なっている。
【0033】しかしながら、このように、両ダンサーロ
ーラ60、80によって、TABテープへにかかるテン
ションを制御することは、ダンサーローラが上下するこ
とによって、微妙にTABテープTへかかるテンション
が変動することになる。このため、本願発明では、図2
に示したように、バックテンションギア32を駆動する
駆動モータ35とバックテンションギア32との接続部
に、駆動モータ35とバックテンションギア32との間
で、所定のトルクを伝達するクラッチ37を設けてい
る。
【0034】すなわち、例えば、送り出し用ダンサーロ
ーラ60によって、TABテープTに、ダンサーローラ
60の重力と、バックテンションギア32の逆転による
テンションとが付加されることになり、TABテープT
へのバックテンションが、所定の値を超えることになる
と、バックテンションギア32のスプロケットギア歯に
よって、TABテープTのスプロケット孔が損傷するこ
とになり、TABテープTの停止位置の精度に影響し
て、正確な停止位置が得られなくなり、検査自体の信頼
性も低下することになる。
【0035】このため、駆動モータ35とバックテンシ
ョンギア32との間で、ダンサーローラ60によりTA
BテープTへかかるテンションXとバックテンションギ
ア32に駆動モータより伝達されるトルクYを加えて、
バックテンションギアにかかるトルクZが、所定のトル
クとなるように制御されるクラッチ37を設けている。
【0036】このようなクラッチ37としては、微小電
流でトルクを制御できるタイプのクラッチであるのが、
トルクの制御を容易に実施することができ、しかも小さ
い箇所に設置できるためには望ましく、例えば、ヒステ
リシスクラッチ、パウダークラッチなどが使用できる。
パウダークラッチは、電磁パウダ式で、励磁電流にほぼ
比例したトルクを発生でき、許容スリップ率内での連続
スリップ使用ができ、回転数によるトルクの変化がほと
んどなく、反復性にすぐれており、コイル静止形の一体
構造であり、取付が容易で保守を要せず、パウダを使用
し、長寿命のものであって、このようなヒステリシスク
ラッチとして、例えば「マイクロパウダクラッチ・ブレ
ーキ OPシリーズ」(小倉クラッチ(株)製)が使用で
きる。
【0037】また、ヒステリシスクラッチは、励磁電流
に比例したトルクを発生し、正確なトルク制御が可能
で、許容スリップ率内での連続スリップ使用ができ、電
磁的トルク伝達で機械的接触部分が存在しないので、半
永久的に安定したトルクを発生することができ、コイル
静止形で、軸に組込んであり、機械への取付が容易で保
守が不要なものであり、例えば、「ヒステリシスクラッ
チ・ブレーキ Hシリーズ」(小倉クラッチ(株)製)
が使用できる。
【0038】このように構成することによって、TAB
テープTに対して所定のバックテンションを上回るバッ
クテンション、すなわち、トルクが伝達される場合に
は、このクラッチの作動によって、駆動モータのトルク
がバックテンションギアに伝達されることがない。従っ
て、TABテープTへのバックテンションが、所定の値
を超えることがなく一定の値であるので、バックテンシ
ョンギア32のスプロケットギア歯によって、TABテ
ープTのスプロケット孔が損傷することもなくなり、T
ABテープTの停止位置が精度良く、正確な停止位置が
得られ、検査自体の信頼性も向上することになる。
【0039】なお、このようなバックテンションギアで
のTABテープTに対して付加される所定のバックテン
ション値、すなわちトルク値としては、TABテープT
の材質、厚さ、幅、などの種類にもよるが、例えば、2
00g〜300gとなるように設定するのが望ましい。
図3は、本発明の電子部品実装用フィルムキャリアテー
プの処理装置を、電子部品実装用フィルムキャリアテー
プの検査装置に適用した例を示す第2の実施例の図1と
同様な正面図である。
【0040】この検査装置10は、上記の第1の実施例
と、基本的には同様な構成であり、同じ構成部材には、
同じ参照番号を付してその説明は省略する。この検査装
置10では、バックテンションギア32とドライブギア
34の代わりに、それぞれバックテンション付与装置と
ドライブ装置として、駆動ローラ132、134を設け
ているとともに、押さえローラ31、33の代わりに、
押さえローラ131、133を設けている。
【0041】図4に示したように、これらの駆動ローラ
132、134は、平坦なロールとの形状であり、これ
に当接する押さえローラ131、133には、TABテ
ープTの幅に対応したテープ受け突設部131a、13
3aが突設形成され、テープ受け部131b、133b
が形成されている。そして、これらのテープ受け部13
1b、133b内にTABテープTが嵌合するように構
成されている。なお、このこれらの突設部131a、1
33aの突設高さは、TABテープTの厚さよりも僅か
に小さくすることにより、TABテープTがこれらの駆
動ローラ132、134と押さえローラ131、133
との間で、挟持されて、一定以上のテンションがかかっ
た際に滑るようにするためには望ましい。また、これら
の駆動ローラ132、134と押さえローラ131、1
33との間での挟持圧力としては、25g〜50gとす
るのが望ましい。
【0042】このように構成することによって、従来の
ように、スプロケット孔に対応したギア歯を有するギア
を用いることがないので、駆動ローラ132、134と
押さえローラ131、133との間で所定のテンション
を上回るテンションがかかった場合には、駆動ローラ1
32、134と押さえローラ131、133の間でTA
BテープTが滑ることになる。
【0043】従って、TABテープTに付加されるテン
ションが常に一定の値となるので、TABテープTに対
して、スクリーン印刷、電気検査、外観検査などの処理
をする際に、位置精度良く、正確な停止位置が得られ、
確実な処理を実施することができる。しかも、TABテ
ープTのスプロケット孔が破れるなど損傷するおそれも
ない。さらに、従来のように、スプロケット孔に係合す
るギア歯を有しないので、この点からしても、TABテ
ープTのスプロケット孔が破れるなど損傷するおそれも
ない。
【0044】なお、この場合、これらの駆動ローラ13
2、134と押さえローラ131、133の材質として
は、エンジニアリングプラスチックが使用可能である。
エンジニアリングプラスチックとして、例えばMCナイ
ロン等が使用出来る。また、TABテープTがテープ受
け部131b、133bによって、幅方向に拘束される
ので、TABテープTが幅方向にずれることがないの
で、位置精度良く、正確な停止位置が得られ、確実な処
理を実施することができる。
【0045】なお、図5に示したように、押さえローラ
131、133のテープ受け部131b、133b内
に、突設部131a、133aの内側に、0リング用溝
131d、133dを形成し、これらの溝131d、1
33d内に、ゴムなどのOリング137を装着してい
る。これにより、TABテープTを駆動ローラ132、
134と押さえローラ131、133の間で挟持した際
に、TABテープTとの間で一定の摩擦力が生じるの
で、TABテープTを滑ることなく移動させることがで
きるとともに、駆動ローラ132、134と押さえロー
ラ132、134との間で所定のテンションを上回るテ
ンションがかかった場合には、駆動ローラと押さえロー
ラの間でTABテープTが滑ることになり、TABテー
プTに付加されるテンションが常に一定の値となるよう
に容易に制御することができる。
【0046】なお、これらの実施例では、バックテンシ
ョン付与装置とドライブ装置のいずれの駆動ローラ13
2、134、押さえローラ131、133を上記のよう
に構成したが、これらのバックテンション付与装置とド
ライブ装置のいずれか一方のみをこのような構成とする
ことも可能である。図6は、本発明の電子部品実装用フ
ィルムキャリアテープの処理装置を、電子部品実装用フ
ィルムキャリアテープの検査装置に適用した例を示す第
3の実施例の図1と同様な正面図である。
【0047】この検査装置10は、上記の第1の実施例
と、基本的には同様な構成であり、同じ構成部材には、
同じ参照番号を付してその説明は省略する。この検査装
置10では、バックテンションギア32とドライブギア
34の駆動モータ135、139とこれらのギア32、
34との接続部にエンコーダ板140、142を設け
て、これらのギア32、34とともに回転するように構
成している。また、これらのエンコーダ板140、14
2に形成したセンサー検知用孔144、146を検出す
るフォトセンサーなどのセンサー150、152を設け
ている。
【0048】図7に示したように、これらのギア32、
34に形成したTABテープTのスプロケット孔に係合
するギア歯32a、34aに対応する位置Uにセンサー
検知用孔144a、146aと、ギア歯32a、34a
の中間位置に対応する位置Vに、それぞれセンサー検知
用孔144b、146bが形成されている。なお、この
ギア歯32a、34aの数は、使用するスプロケットギ
アの歯数によって異なるが、図7では、説明の都合上、
8個のもので説明している。
【0049】これにより、これらのギア32、34の回
転を、エンコーダ板140、142に形成したセンサー
検知用孔144a、146aと144b、146bを選
択的にセンサー150、152で検知することによっ
て、別途図示しない制御装置によって、駆動モータ13
5、139を制御して、TABテープTを、そのスプロ
ケット孔に対応する位置、スプロケット孔の中間位置の
いずれかの位置、またはその両方の位置で停止できるよ
うにしている。
【0050】このように構成することによって、BG
A、CSPのようにいわゆる多数個取りと呼ばれる、T
ABテープTの幅方向に複数の電子部品実装部を有する
多数列仕様になってきているタイプ、すなわち、スプロ
ケット孔の位置(すなわち、スプロケットギアのギア歯
の位置)と電子部品実装部の位置とが対応していないの
ものでも、エンコーダ板140、142に形成したセン
サー検知用孔144a、146aと144b、146b
を選択的にセンサー150、152で検知することによ
って、TABテープTを、スプロケット孔に対応する位
置、スプロケット孔の中間位置のいずれかの位置、また
はその両方の位置で停止できるので、電子部品実装用フ
ィルムキャリアテープの搬送を停止して、電子部品実装
部を正確に位置決めを行うことができる。
【0051】なお、この場合、ギア歯32a、34aの
中間位置に対応する位置Vとしては、スプロケット孔
(パーフォレーション)の間の1/2とする他、適宜、
TABテープTのスプロケット孔と電子部品実装部の位
置関係に合わせて、適宜変更することができる。また、
これらの実施例では、バックテンションギア32とドラ
イブギア34のいずれのギアも上記のように構成した
が、これらのバックテンションギア32とドライブギア
34のいずれか一方のみをこのような構成とすることも
可能である。
【0052】以上、本発明の好ましい実施の態様を説明
してきたが、本発明はこれに限定されることはなく、例
えば、上記実施例では、本発明の電子部品実装用フィル
ムキャリアテープの処理装置を、電子部品実装用フィル
ムキャリアテープの検査装置に適用した例を示したが、
本発明は何らこれに限定されることはなくスクリーン印
刷、電気検査、外観検査などの処理を実施する際に、電
子部品実装用フィルムキャリアテープを位置精度良く、
正確に停止する必要がある場合に適用することができる
など本発明の目的を逸脱しない範囲で種々の変更が可能
である。
【0053】
【発明の効果】本発明によれば、電子部品実装用フィル
ムキャリアテープに対して所定のバックテンションを上
回るバックテンション、すなわち、トルクが伝達される
場合には、このクラッチの作動によって、駆動モータの
トルクがバックテンションギアに伝達されることがない
ので、電子部品実装用フィルムキャリアテープに付加さ
れるテンションが常に一定の値となる。これによって、
電子部品実装用フィルムキャリアテープに対して、スク
リーン印刷、電気検査、外観検査などの処理をする際
に、位置精度良く、正確な停止位置が得られ、確実な処
理を実施することができる。また、電子部品実装用フィ
ルムキャリアテープに付加されるテンションが常に一定
の値となるので、電子部品実装用フィルムキャリアテー
プTのスプロケット孔が破れるなど損傷するおそれもな
い。
【0054】また、本発明によれば、従来のように、ス
プロケット孔に対応したギア歯を有するギアを用いるこ
とがないので、駆動ローラと押さえローラとの間で所定
のテンションを上回るテンションがかかった場合には、
駆動ローラと押さえローラの間で電子部品実装用フィル
ムキャリアテープが滑ることになる。従って、電子部品
実装用フィルムキャリアテープに付加されるテンション
が常に一定の値となるので、電子部品実装用フィルムキ
ャリアテープに対して、スクリーン印刷、電気検査、外
観検査などの処理をする際に、位置精度良く、正確な停
止位置が得られ、確実な処理を実施することができ、し
かも、電子部品実装用フィルムキャリアテープTのスプ
ロケット孔が破れるなど損傷するおそれもない。 さら
に、従来のように、スプロケット孔に係合するギア歯を
有しないので、この点からしても、電子部品実装用フィ
ルムキャリアテープTのスプロケット孔が破れるなど損
傷するおそれもない。
【0055】さらに、本発明によれば、BGA、CSP
のようにいわゆる多数個取りと呼ばれる、電子部品実装
用フィルムキャリアテープの幅方向に複数の電子部品実
装部を有する多数列仕様になってきているタイプ、すな
わち、スプロケット孔の位置(すなわち、スプロケット
ギアのギア歯の位置)と電子部品実装部の位置とが対応
していないのものでも、エンコーダ板に形成したセンサ
ー検知用孔にてセンサーで検知して、電子部品実装用フ
ィルムキャリアテープを、スプロケット孔に対応する位
置、スプロケット孔の中間位置のいずれかの位置、また
はその両方の位置で停止できるので、電子部品実装用フ
ィルムキャリアテープの搬送を停止して、電子部品実装
部を正確に位置決めを行うことができる。
【0056】従って、本発明によれば、スクリーン印
刷、電気検査、外観検査などの処理を実施する際に、電
子部品実装用フィルムキャリアテープを、処理部におい
て処理する際に、位置精度良く、正確な停止位置が得ら
れ、確実な処理を実施することができるなどの幾多の作
用効果を奏する極めて優れた発明である。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の電子部品実装用フィルムキャ
リアテープの処理装置を、電子部品実装用フィルムキャ
リアテープの検査装置に適用した例を示す第1の実施例
の正面図である。
【図2】図2は、図1のバックテンションギアと駆動モ
ータの接続部を示す概略図である。
【図3】図3は、本発明の電子部品実装用フィルムキャ
リアテープの処理装置を、電子部品実装用フィルムキャ
リアテープの検査装置に適用した例を示す第2の実施例
の図1と同様な正面図である。
【図4】図4は、駆動ローラと押さえローラの拡大断面
図である。
【図5】図5は、駆動ローラと押さえローラの別の実施
例の拡大断面図である。
【図6】図6は、本発明の電子部品実装用フィルムキャ
リアテープの処理装置を、電子部品実装用フィルムキャ
リアテープの検査装置に適用した例を示す第3の実施例
の図1と同様な正面図である。
【図7】図7は、ギアとエンコーダ板との関係を示す概
略図である。
【図8】図8は、従来のBGAタイプTABテープの部
分拡大断面図である。
【図9】図9は、従来のTABテープの概略図である。
【図10】図10は、従来の電子部品実装用フィルムキ
ャリアテープの検査装置の概略図である。
【図11】図11は、従来の検査装置の概略正面図であ
る。
【図12】図12は、従来の検査装置のダンサーローラ
の制御方法を示す概略図である。
【符号の説明】
10 検査装置 20 送り出し装置 21 案内ローラ 22 駆動軸 30 検査部 31、33 押さえローラ 32 バックテンションギア 32a、34a ギア歯 32 バックテンションギア 34 ドライブギア 35 駆動モータ 36 顕微鏡 37 クラッチ 40 マーキング部 42 案内ローラ 50 巻き取り装置 52 駆動軸 56、57 案内ローラ 59 巻き弛み防止器 60 ダンサーローラ 80 ダンサーローラ 131d、133d リング用溝 131、133 ローラ 131a、133a 突設部 131b、133b テープ受け部 132、134 駆動ローラ 135、139 駆動モータ 137 Oリング 140、142 エンコーダ板 144、146、144a センサー検知用孔 144b、146a、146b センサー検知用孔 150 センサー R リール S スペーサ T TABテープ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 埜 藤 幸 雄 岐阜県吉城郡神岡町大字鹿間1−1 神岡 鉱山エンジニアリング株式会社内 Fターム(参考) 2G051 AA90 AB02 CA11 DA01 DA06 3F105 AA19 BA01 BA18 CB02 CB10 DA09 DC03

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バックテンションギアとドライブギアの
    間を通過する際に、ドライブギアの駆動が一時停止され
    て、電子部品実装用フィルムキャリアテープの送給が停
    止されるとともに、電子部品実装用フィルムキャリアテ
    ープのスプロケット孔に係合するバックテンションギア
    の逆転によって、電子部品実装用フィルムキャリアテー
    プが所定の位置に位置決めされるように構成されるとと
    もに、 前記位置決めされた状態で、電子部品実装用フィルムキ
    ャリアテープの所定の処理を行うように構成された電子
    部品実装用フィルムキャリアテープの処理装置であっ
    て、 前記バックテンションギアを駆動する駆動モータとバッ
    クテンションギアとの接続部に、前記駆動モータとバッ
    クテンションギアとの間で、バックテンションギアにか
    かるトルクが所定のトルクとなるようにするクラッチを
    設けて、前記電子部品実装用フィルムキャリアテープに
    対して所定のバックテンションを付与するように構成し
    たことを特徴する電子部品実装用フィルムキャリアテー
    プの処理装置。
  2. 【請求項2】 前記クラッチが、微小電流でトルクを制
    御できるタイプのクラッチであることを特徴とする請求
    項1に記載の電子部品実装用フィルムキャリアテープの
    処理装置。
  3. 【請求項3】 バックテンション付与装置とドライブ装
    置との間を通過する際に、ドライブ装置の駆動が一時停
    止されて、電子部品実装用フィルムキャリアテープの送
    給が停止されるとともに、電子部品実装用フィルムキャ
    リアテープに対してバックテンション付与装置によっ
    て、電子部品実装用フィルムキャリアテープが所定の位
    置に位置決めされるように構成されるとともに、 前記位置決めされた状態で、電子部品実装用フィルムキ
    ャリアテープの所定の処理を行うように構成された電子
    部品実装用フィルムキャリアテープの処理装置であっ
    て、 前記バックテンション付与装置、ドライブ装置のいずれ
    か、または両方を、駆動ローラと押さえローラとの間
    に、前記電子部品実装用フィルムキャリアテープを挟持
    して、前記電子部品実装用フィルムキャリアテープに対
    して所定のテンションを付与するように構成したことを
    特徴とする電子部品実装用フィルムキャリアテープの処
    理装置。
  4. 【請求項4】 前記駆動ローラには、前記電子部品実装
    用フィルムキャリアテープの幅に対応したテープ受け部
    が形成され、このテープ受け部内に前記電子部品実装用
    フィルムキャリアテープが嵌合するように構成されてい
    ることを特徴とする請求項3に記載の電子部品実装用フ
    ィルムキャリアテープの処理装置。
  5. 【請求項5】 前記テープ受け部のテープ幅端部分に、
    Oリングが装着されていることを特徴とする請求項4に
    記載の電子部品実装用フィルムキャリアテープの処理装
    置。
  6. 【請求項6】 バックテンションギアとドライブギアの
    間を通過する際に、ドライブギアの駆動が一時停止され
    て、電子部品実装用フィルムキャリアテープの送給が停
    止されるとともに、電子部品実装用フィルムキャリアテ
    ープのスプロケット孔に係合するバックテンションギア
    の逆転によって、電子部品実装用フィルムキャリアテー
    プが所定の位置に位置決めされるように構成されるとと
    もに、 前記位置決めされた状態で、電子部品実装用フィルムキ
    ャリアテープの所定の処理を行うように構成された電子
    部品実装用フィルムキャリアテープの処理装置であっ
    て、 前記バックテンションギア、ドライブギアのいずれか、
    または両方を、これらの駆動モータとギアとの接続部に
    エンコーダ板を設けてギアとともに回転するように構成
    し、 前記エンコーダ板に、前記ギアに形成したスプロケット
    孔に係合するギア歯に対応する位置と、ギア歯の中間位
    置に対応する位置に、センサー検知用孔を形成し、 前記ギアの回転を、前記エンコーダ板に形成したセンサ
    ー検知用孔にてセンサーで検知して、前記駆動モータを
    制御して、前記電子部品実装用フィルムキャリアテープ
    を、スプロケット孔に対応する位置、スプロケット孔の
    中間位置のいずれかの位置、またはその両方の位置で停
    止できるように構成したことを特徴とする電子部品実装
    用フィルムキャリアテープの処理装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101035729B (zh) * 2004-09-30 2011-11-23 芝浦机械电子装置股份有限公司 粘结膜贴附装置
KR20190082442A (ko) * 2017-12-31 2019-07-10 김철운 인쇄회로기판용 부품 검사장치
CN110254791A (zh) * 2019-05-31 2019-09-20 苏州领裕电子科技有限公司 一种高精度片材载带包装装置

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