JP2002068398A - 液化天然ガスの充填設備およびその充填方法 - Google Patents

液化天然ガスの充填設備およびその充填方法

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JP2002068398A
JP2002068398A JP2000268484A JP2000268484A JP2002068398A JP 2002068398 A JP2002068398 A JP 2002068398A JP 2000268484 A JP2000268484 A JP 2000268484A JP 2000268484 A JP2000268484 A JP 2000268484A JP 2002068398 A JP2002068398 A JP 2002068398A
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natural gas
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gas
tank
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Hajime Anzai
一 安在
Hiroyuki Sakai
浩之 坂井
Hideyoshi Yoshioka
英栄 吉岡
Tatsuo Yoshida
龍生 吉田
Yoshimi Takiguchi
好美 滝口
Akira Oshio
章 大塩
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Kobe Steel Ltd
Nihonkai LNG Co Ltd
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Kobe Steel Ltd
Nihonkai LNG Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ローリ車のタンクに液化天然ガスが過充填さ
れても、適正充填量にするために液抜き作業を行う必要
のない液化天然ガスの充填設備を提供する。 【解決手段】 タンク6の液化天然ガスの過充填レベル
よりも下位位置に、一端側がガス戻しライン3の戻し先
ライン31に連通し、他端側が前記タンク6に付設さ
れ、液化天然ガスが過充填されたときに適正充填量にす
るために液抜きをするためのベントライン10に接続さ
れるオーバーフローライン5を配設し、このオーバーフ
ローライン5に温度センサ51を設け、この温度センサ
51から温度信号に基づいて液化天然ガスを検知すると
共に、タンク6に液化天然ガスを充填する液供給ライン
2からの液化天然ガスの供給を停止させる停止信号を発
する停止信号発信器を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液化天然ガスの過
充填による液抜き作業を不要ならしめ、また充填設備の
コスト低減および充填作業の労力軽減を可能ならしめる
ようにした液化天然ガスの充填設備およびその充填方法
の技術分野に属するものである。
【0002】
【従来の技術】輸送車両が、例えば液化天然ガスを輸送
するローリ車である場合を例として、ローリ車のタンク
と液化天然ガスの充填設備とを、これらを模式的に示す
一部省略系統図の図7を参照しながら、従来例1に係る
典型的な液化天然ガスの充填設備を説明すると、ローリ
車(図示省略)のタンク6は、電磁開閉弁7vが介装さ
れた後述する構成になる液供給先ライン7と、電磁開閉
弁8vが介装されたガス戻し元ライン8と、液化天然ガ
スが過充填されているか否かを確認する差圧液面計9
と、開閉弁10vが介装され、過充填された液化天然ガ
スを液抜きして、このタンク6内の液化天然ガスの充填
量、つまり液化天然ガスの液面レベルが適正な充填レベ
ルあるか否かをチェックするベントライン10とを備え
ている。
【0003】前記液供給先ライン7は、開閉弁71vが
介装され、前記タンク6に内部の上部に設けられ、下方
に液化天然ガスを噴射して充填するヘッダ71aに連通
する上部充填ライン71と、開閉弁72vが介装され、
下部から前記タンク6に液化天然ガスを充填する下部充
填ライン72とから構成されている。
【0004】前記タンク6に液化天然ガスを充填する液
化天然ガスの充填設備1は、電磁開閉弁21vが介装さ
れた供給元ライン21と、これに接続されたローディン
グアーム22とからなり、このローディングアーム22
が前記液供給先ライン7に接続されて、液化天然ガス給
液元に貯留されている液化天然ガスを前記タンク6に供
給する液供給ライン2を備えている。また、電磁開閉弁
31vが介装された戻し先ライン31と、これに接続さ
れたローディングアーム32とからなり、このローディ
ングアーム32が前記ガス戻し元ライン8に接続され
て、前記タンク6から液化天然ガス給液元にガスを戻す
ガス戻し管路3を備えている。
【0005】さらに、前記液供給ライン2の供給元ライ
ン21の電磁開閉弁21vのローディングアーム22側
から、電磁開閉弁4vが介装されてなる分岐ライン4が
分岐し、その他端側が前記ガス戻しライン3の戻し先ラ
イン31の電磁開閉弁31vのローディングアーム32
側に連通してなる構成になっている。
【0006】液化天然ガス給液元に貯留されている液化
天然ガスを前記タンク6に充填するに際しては、先ず図
示しないトラックスケールにて空荷状態のローリ車の重
量を測定して液化天然ガスの充填量を算出する。次い
で、液供給先ライン7に液供給ライン2のローディング
アーム22を接続すると共に、ガス戻し元ライン8にガ
ス戻しライン3のローディングアーム32を接続する。
なお、先にガス戻しライン3を接続し、次いで液供給ラ
イン2を接続しても良い。
【0007】そして、前記タンク6内のガス圧が液化天
然ガスを充填し得る充填可能圧力になるように、このタ
ンク6内の気化ガスをガス戻し元ライン8、ガス戻しラ
イン3を介して液化天然ガス供給元に戻しながら、液化
天然ガス給液元側に設けられてなる図示しないポンプや
加圧蒸発器等の圧送手段の作動により、算出された充填
量に基づく速度で液供給ライン2、液供給先ライン7を
介してヘッダ71aからタンク6に液化天然ガスが供給
されて充填される。液化天然ガスの充填完了後、前記差
圧液面計9の目視により、液化天然ガスが過充填されて
いるか否かを確認し、もし過充填ならば下部充填ライン
72、供給先ライン7、液供給ライン2を介して液化天
然ガスの過充填分を液抜きをしている。
【0008】なお、流量計や差圧液面計9の誤差によ
り、液化天然ガスの過充填を確認することができない場
合には、液化天然ガス充填後のローリ車の重量をトラッ
クスケールによって計測し、液化天然ガスが過充填され
ているという計測結果が得られた場合には、上記と同様
に、下部充填ライン72、供給先ライン7、液供給ライ
ン2を介して液抜きをするようにしている。
【0009】ところで、トラックスケールは高価である
ため、トラックスケールを用いずにタンクに液化天然ガ
スを充填することを可能ならしめるようにした給液装置
が、特開平6−321299号公報において提案されて
いる。この従来例2に係る液化天然ガスの充填設備(給
液装置)の概要を、そのブロック図の図8を参照しなが
ら、同公報に記載されている同一符号ならびに同一名称
を以て説明すると、これは、ローリ車1のタンク2内に
挿入されたレベル計により残液レベル検知し、タンク2
の容積とレベルとの関係から残留液体積を算出し、算出
した残留液体積に質量流量計11の密度を乗算して残留
液重量とローリ車1の真重量とから車道交通法で定めら
れた制限重量以内の予約液重量をCPU30で算出し、
これをバッチ量設定器28に自動的に設定して予約液重
量を質量流量計11で計量するように構成されてなるも
のである。
【0010】上記のとおり、液化天然ガスの充填に際し
て、タンク内のガス圧が液化天然ガスを充填し得る充填
可能圧力になるように、タンク内の気化ガスを液化天然
ガス供給元に戻すが、このような戻りガスは、例えば特
開昭49−20715号公報に開示されているような方
法で処理されている。この従来例3に係る低温液化ガス
出荷時の戻りガス処理方法は、液化ガス出荷方法を示す
系統図の図9を参照しながら、同公報に記載されている
同一符号ならびに同一名称を以て説明すると、低温液化
ガス貯蔵タンク1からの低温液化ガスを低温出荷ライン
4′に導いてこれを加熱し、常温液化ガスとして常温出
荷ライン4″を介して出荷先タンク7に出荷(充填)
し、出荷先タンク7からの戻りガスを、前記低温出荷ラ
イン4′に送り込まれる低温液化ガスの冷熱により凝縮
液化させて低温液化ガス貯蔵タンク1に戻すようにした
ものである。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上記従来例1,2およ
び3の何れの場合にあっても、液化天然ガス、または低
温液化ガスが過充填になると、タンクから液抜きをすれ
ば済むために、充填設備には液化天然ガス、または低温
液化ガスの過充填防止手段が設けられていない。勿論、
計量法に基づく検定により各計測機器類の精度を確保す
るようにしているが、各計測機器類の誤差や誤指示の恐
れが皆無ではないから、運転者はローリ車に張りついて
目視により液化天然ガス、または低温液化ガスの充填量
をチェックする必要があり、煩わしいだけでなく、液化
天然ガス、または低温液化ガスが過充填になった場合に
は、輸送上の観点から当然液抜き作業をしなければなら
ない。このような液抜き作業の頻度はそれど多くないと
はいうものの、液化天然ガス、または低温液化ガスの充
填量のチェック作業と共に、運転者の労力軽減を妨げる
要因となっていた。
【0012】また、上記従来例1,2,3の何れにあっ
ても、ローリ車のタンクに液化天然ガス、または低温液
化ガスを充填する場合には、2本のローディングアーム
のタンク側のラインへの接続・取り外し作業が必要であ
る。このようなローディングアームは重く接続・取り外
しに多大な労力を要する。さらに、ローディングアーム
の充填設備コストに占める割合は20〜30%であり、
充填設備のコストアップの要因になっていた。
【0013】従って、本発明の目的は、液化天然ガスの
タンクへの過充填による液抜き作業や常時の液化天然ガ
ス充填中の目視チェックを不要ならしめ、また充填設備
のコスト低減を可能ならしめる液化天然ガスの充填設備
およびその充填方法を提供することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は上記実情に鑑み
てなされたものであって、従って上記課題を解決するた
めに、本発明の請求項1に係る液化天然ガスの充填設備
が採用した手段の特徴とするところは、液供給元ライン
とこれに接続されたローディングアームとからなり、輸
送車両のタンクに液化天然ガスを充填する液供給ライン
を備えると共に、ガス戻し先ラインとこれに接続された
ローディングアームとからなり、前記タンク内の気化ガ
スを戻すガス戻しラインを備えてなる液化天然ガスの充
填設備において、前記タンクの液化天然ガスの過充填レ
ベルよりも下位位置に、一端側が前記ガス戻しラインに
連通し、他端側が前記タンクに付設されてなるベントラ
インに接続されるオーバーフローラインを配設し、この
オーバーフローラインに温度センサを設け、この温度セ
ンサからの温度信号に基づいて液化天然ガスを検知する
と共に、前記液供給ラインからの液化天然ガスの供給を
停止させる停止信号を発する停止信号発信器を設けたと
ころにある。
【0015】本発明の請求項2に係る液化天然ガスの充
填設備が採用した手段の特徴とするところは、液供給元
ラインとこれに接続されたローディングアームとからな
り、輸送車両のタンクに液化天然ガスを充填する液供給
ラインを備えると共に、ガス戻し先ラインとこれに接続
されたローディングアームとからなり、前記タンク内の
気化ガスを戻すガス戻しラインを備えてなる液化天然ガ
スの充填設備において、前記タンクに付設されてなるベ
ントラインに温度センサを設け、この温度センサからの
温度信号に基づいて液化天然ガスを検知すると共に、前
記液供給ラインからの液化天然ガスの供給を停止させる
停止信号を発する停止信号発信器を設けると共に、前記
ベントラインを前記ガス戻しラインに接続するように構
成したところにある。
【0016】本発明の請求項3に係る液化天然ガスの充
填設備が採用した手段の特徴とするところは、液供給元
ラインとこれに接続されたローディングアームとからな
り、輸送車両のタンクに液化天然ガスを充填する液供給
ラインを備えてなる液化天然ガスの充填設備において、
前記液供給ラインの前記供給元ラインから、液化天然ガ
スの流れを遮断する開閉弁が介装されてなる分岐ライン
を、液化天然ガス給液元に連通させたところにある。
【0017】本発明の請求項4に係る液化天然ガスの充
填方法が採用した手段の特徴とするところは、充填設備
により輸送車両のタンクに液化天然ガスを充填するに際
して、前記タンク内のガス圧が液化天然ガスを充填し得
る充填可能圧になるまで、このタンク内の気化ガスを液
供給ラインを介して液化天然ガス供給元に戻した後に、
前記タンクに前記液供給ラインから30トン/h以上の
充填流量で液化天然ガスを供給して充填し、充填後にタ
ンク内のガス圧が輸送可能圧になるまで、このタンク内
の気化ガスを液供給ラインを介して液化天然ガス供給元
に戻して低下させるところにある。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態1に係
る液化天然ガスの充填設備を、模式的に示す一部省略系
統図の図1を参照しながら説明する。但し、本実施の形
態1に係る液化天然ガスの充填設備が上記従来例1と相
違するところは、液化天然ガスを検知する機能を備えた
オーバーフローラインを設け、このオーバーフローライ
ンをベントラインに接続するように構成したところにあ
り、これ以外は全て上記従来例1に係る液化天然ガスの
充填設備と同構成であるから、同一のものには同一符号
を付し、同一名称を以てその相違する点について説明す
る。なお、図1は液化天然ガスを充填している状態であ
り、白抜きの各開閉弁は開弁されており、また黒塗りの
各開閉弁は閉弁されている。
【0019】即ち、本実施の形態1に係る充填設備1
は、タンク6の液化天然ガスの過充填レベルよりも下位
位置に、一端側がガス戻しライン3の戻し先ライン31
に連通し、他端側が前記タンク6に付設されてなるベン
トライン10に自在に接続されるオーバーフローライン
5を配設し、このオーバーフローライン5に温度センサ
51を設けると共に、この温度センサ51からの温度信
号に基づいて、オーバーフローライン5に液化天然ガス
が存在しているか否かを判断し、オーバーフローライン
5に液化天然ガスが存在していると判断したときに、液
供給ライン2からの液化天然ガスの供給を停止させる停
止信号を発する停止信号発信器52を設けたものであ
る。つまり、停止信号発信器52からの停止信号によ
り、図示しない圧送手段の作動が停止されるように構成
されている。
【0020】従って、本実施の形態1に係る充填設備1
によれば、先ず、液供給ライン2のローディングアーム
22が液供給先ライン7に、ガス戻しライン3のローデ
ィングアーム32がガス戻し元ライン8に接続されると
共に、オーバーフローライン5がベントライン10に接
続される。そして、タンク6に液化天然ガスを充填する
に際しては、前記タンク6内のガス圧が液化天然ガスを
充填し得る充填可能圧になるように、このタンク6内の
気化ガスを、ガス戻し元ライン8、ガス戻しライン3を
介して図示しない液化天然ガス供給元に戻しながら、こ
の液化天然ガス供給元から液供給ライン2、液供給先ラ
イン7の上部充填ライン71を介してタンク6への液化
天然ガスの充填を開始する。
【0021】液化天然ガス供給元からの液化天然ガスの
充填の継続により、タンク6内の液化天然ガスの液面レ
ベルが過充填レベルを超えると、タンク6から液化天然
ガスがベントライン10を介してオーバーフローライン
5に流入する。液化天然ガスの流入により、オーバーフ
ローライン5の温度が低下し、この低下した温度が温度
センサ51により検出される。そして、この温度センサ
51からの温度信号により、前記停止信号発信器52
は、タンク6内の液化天然ガスがオーバーフローライン
5に流入し、そしてタンク6内の液化天然ガスの液面レ
ベルが過充填レベルを超えたと判断すると共に、図示し
ない圧送手段制御装置に停止信号を発信するので、この
停止信号発信器52からの停止信号によって圧送手段の
作動が自動的に停止されることとなる。
【0022】オーバーフローライン5の温度が次第に上
昇し、停止信号発信器52によりオーバーフローライン
5に液化天然ガスが存在しないと判断されると、タンク
6内の液化天然ガスの液面レベルが適正な充填レベルに
なる。そして、タンク6内の気化ガスのガス圧が輸送可
能圧になるまで、ガス戻し元ライン8、ガス戻しライン
3を介して、タンク6内の気化ガスが液化天然ガス供給
元に戻され、タンク6内が輸送可能圧になるとガスの戻
し作業が停止される。
【0023】次いで、液供給ライン2のローディングア
ーム22が液供給先ライン7から、ガス戻しライン3の
ローディングアーム32がガス戻し元ライン8から取り
外されると共に、オーバーフローライン5がベントライ
ン10から取り外されて液化天然ガスの充填作業が終了
する。なお、タンク6内の液化天然ガスの液面レベルが
適正な充填レベルになっても、インターロック機構が設
けられていて、駆動操作が行われない限り圧送手段が作
動されるようなことがなく、そのまま停止状態で維持さ
れ続けるように構成されている。
【0024】本実施の形態1に係る液化天然ガスの充填
装置1によれば、上記のとおり、オーバーフローライン
5に液化天然ガスが存在するときは、温度センサ51か
らの温度信号に基づいて作動する停止信号発信器52か
らの停止信号によって圧送手段の作動が自動的に停止さ
れ、そしてオーバーフローライン5中の液化天然ガスが
気化して戻し先ライン31を介して液化天然ガス供給元
に戻り、このオーバーフローライン5中に液化天然ガス
が存在しなくなると、タンク6内の液化天然ガスの液面
レベルが適正な充填レベルになることとなる。
【0025】従って、従来例のように、運転者はローリ
車に張りついて目視により液化天然ガスの充填量をチェ
ックする必要がなく、例え液化天然ガスが過充填されて
もタンク6から液抜きをする必要がないから、運転者の
労力が大幅に軽減される。これに加えて、液抜きにより
抜かれた液化天然ガスの液抜き処理ライン(図示省略)
が不要になるから、充填設備の設備コストの低減に大い
に寄与することができる。さらに、本発明の技術的思想
を、既存の充填設備に対しても容易に適用することがで
きるという効果もある。
【0026】ところで、本実施の形態1に係る液化天然
ガスの充填設備においては、上記のとおり、ベントライ
ン10にオーバーフローライン5を接続した例を説明し
た。しかしながら、このような構成に限らず、例えばベ
ントライン10に液化天然ガスのオーバーフローを検出
する機能を付加し、このベントライン10に、ガス戻し
ライン3のローディングアーム32を直接接続する構成
にしても、上記実施の形態1と同等の効果を得ることが
できる。しかも、この構成によると、オーバーフローラ
インを設ける必要がなくなるから、上記構成になる充填
設備よりもコスト的に有利になる。
【0027】次に、本発明の請求項4に対応する液化天
然ガスの充填方法を実現する、実施の形態2に係る充填
設備を、液供給ラインのローディングアーム接続状態説
明図の図2と、タンクからのガス抜き取り説明図の図3
と、タンクへの液化天然ガスの充填説明図の図4と、液
化天然ガス充填後のガス抜き取り説明図の図5と、タン
クへの液化天然ガス充填量(m3)とガス相容量(m3)と
の関係説明図の図6とを順次参照しながら説明する。但
し、本実施の形態2が上記従来例1と相違するところ
は、ガス戻しラインのローディングアームが設けられて
いないだけであって、これ以外は全て同構成であるか
ら、充填設備の構成に係る説明は省略し、その作用・効
果について、上記従来例1と同一のものには同一符号を
付し、かつ同一名称を以て説明する。なお、図2乃至5
において、白抜きの各開閉弁は開弁されており、また黒
塗りの各開閉弁は閉弁されている。
【0028】本発明に係る液化天然ガスの充填方法は、
後述することを検討して実用に供し得ることを確認した
ものである。即ち、−153℃の温度の液化天然ガス
を、容量が22m3 で、かつガス相だけであって、この
ガス相のガス圧(ゲージ圧)が98.0665kPa
(1kgf/cm2 )のタンク6に、1回につき5m3
ずつ4回の計20m3 を充填する場合を考える。この場
合、5m3 の液化天然ガスを1回充填する毎に入熱があ
り、そして入熱量は液化天然ガスの充填流量に比例し、
液化天然ガスの顕熱が全て(効率100%)利用される
と仮定する。
【0029】なお、ローリ車のタンク出荷定常時に一般
的に用いられている83.721MJ(約20000k
cal)/h/アイランドを基準として、液化天然ガス
の充填流量(トン/h)と入熱量(MJ/h)との関係
を求めると、下記(1) 〜(6)に示すとおりである。 (1) 液化天然ガスの充填流量13(トン/h);61.
954MJ/h (2) 液化天然ガスの充填流量21(トン/h);36.
837MJ/h (3) 液化天然ガスの充填流量26(トン/h);30.
140MJ/h (4) 液化天然ガスの充填流量30(トン/h);26.
791MJ/h (5) 液化天然ガスの充填流量34(トン/h);23.
442MJ/h (6) 液化天然ガスの充填流量40(トン/h);20.
093MJ/h
【0030】そこで、13(トン/h)、21(トン/
h)、26(トン/h)、30(トン/h)、34(ト
ン/h)、および40(トン/h)の充填流量で液化天
然ガスを充填し、タンク6内の液化天然ガス充填量(m
3)とガス相容量(m3)との関係を調べたところ、図6
(本図における設定とは、液化天然ガスの充填量に対応
してガス相が減少するときのガス容量を示すものであ
る。)に示すとおりの結果が得られた。
【0031】この図6によれば、設定よりも上側に位置
する場合はガス容量が大きく、ガス相のガス圧が上昇す
ることを示し、逆に下側に位置する場合はガス容量が小
さく、ガス相のガス圧が低下することを示している。こ
のことは、液化天然ガスの充填流量が30(トン/h)
以上であれば、ガス相のガス圧が一定に維持されるか、
または低下することを意味し、充填前にタンク6内のガ
ス圧を液化天然ガスを充填し得るガス圧にすれば、液化
天然ガスの充填中にガス戻し元ライン8、ガス戻しライ
ン3を介してタンク6から気化ガスを抜く必要がないこ
とを示唆している。換言すれば、液化天然ガスの充填中
はガス戻しライン3が不要であるということを示唆する
ものである。
【0032】従って、本発明に係る液化天然ガスの充填
方法によれば、図2,3,4,5の順に従って、タンク
6に液化天然ガスを充填することができる。先ず、図2
に示すように、液供給ライン2のローディングアーム2
2を、タンク6に設けられている液供給先ライン7に接
続する。
【0033】そして、図3に示すように、液供給先ライ
ン7の上部充填ライン71、液供給ライン2、分岐ライ
ン4、戻し先ライン31を介して、タンク6内の気化ガ
スのガス圧が液化天然ガスを充填し得るガス圧になるま
で、タンク6内の気化ガスを液化天然ガス供給元側に戻
す。
【0034】タンク6内の気化ガスのガス圧が液化天然
ガスを充填し得るガス圧まで低下すると、図4に示すよ
うに、液供給ライン2、液供給先ライン7の上・下部充
填ライン71、72を介して30(トン/h)以上の充
填流量で、タンク6への液化天然ガスの充填を開始す
る。この場合、液化天然ガスの充填中は、段落番号〔0
030〕において説明したように、タンク6内の気化ガ
スのガス相のガス圧が一定に維持されるか、または低下
するから、上記従来例や実施の形態1のように、液化天
然ガスの充填中を通じてタンク6内の気化ガスを液化天
然ガス供給元に戻し続ける必要がない。
【0035】タンク6への液化天然ガスの充填作業が終
了すると、図5に示すように、液供給先ライン7の上部
充填ライン71、液供給ライン2、分岐ライン4、およ
び戻し先ライン31を介して、タンク6内の気化ガスの
ガス圧が輸送可能圧になるまで、タンク6内の気化ガス
を液化天然ガス供給元側に戻す。このようにして、タン
ク6内のガス圧が輸送可能ガス圧になると、タンク6か
らのガス抜き作業が停止され、電磁開閉弁7vおよび開
閉弁71vが閉弁されると共に、液供給先ライン7から
液供給ライン2のローディングアーム22が取り外され
て液化天然ガスの充填作業が終了する。
【0036】このように、本実施の形態2に係る充填設
備によれば、図1と図2乃至5との比較において良く理
解されるように、上記従来例1に係る充填設備から、ガ
ス戻しライン3のローディングアーム32を取り外した
構成で、液供給ライン2のローディングアーム22の接
続・取り外し作業だけであるから、2本のローディング
アームの接続・取り外し作業を要する従来例よりも、遙
に少ない労力で液化天然ガスの充填作業を行うことがで
きる。
【0037】また、上記のとおり、上記従来例1または
実施の形態1に係る既存の充填設備のガス戻しライン3
からローディングアーム32を取り外して、本発明の液
化天然ガスの充填方法により液化天然ガスを充填する場
合を説明した。しかしながら、新規に液化天然ガスの充
填設備を製造する場合には、ガス戻しラインのない構成
にすることにより、液化天然ガスの充填設備の製造コス
トを大幅に低減させることができる。
【0038】なお、以上では、液化天然ガスをローリ車
のタンクに充填する場合を例として説明したが、上記実
施の形態1または2によって、本発明の技術的思想の適
用範囲が限定されるものではない。例えば、鉄道タンク
車のタンクに対しても、本発明の技術的思想を適用する
ことができるからであり、また液供給ラインおよびガス
戻しラインを備えた充填設備の前記液供給ラインから、
30トン/hに近い充填流量でタンクに液化天然ガスを
供給して充填すれば、入熱量が少ないため液化天然ガス
充填中の気化ガスの発生量が少なくなる結果、小型・軽
量のローディングアームにすることができるので労力の
軽減が可能になるのに加えて、細寸のガス戻しラインに
することができるので充填設備コストの低減も可能にな
るという効果があるからである。
【0039】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の請求項1ま
たは2に係るLNGの充填設備によれば、液化天然ガス
が過充填になって、タンクからオーバーフローライン、
またはベントラインに液化天然ガスが流入すると、温度
センサからの温度信号に基づいて作動する停止信号発信
器から発信される停止信号によって、液供給ラインから
のタンクへの液化天然ガスの供給が停止され、オーバー
フローライン、またはベントライン中の液化天然ガスが
気化して戻し先ラインを介して液化天然ガス供給元に戻
り、そしてこのオーバーフローライン、またはベントラ
イン中に液化天然ガスが存在しなくなると、タンク内の
液化天然ガスの液面レベルが適正な充填レベルになる。
【0040】従って、本発明の請求項1または2に係る
LNGの充填設備によれば、従来例のように、運転者は
ローリ車に張りついて目視により液化天然ガスの充填量
をチェックする必要がなく、例え液化天然ガスが過充填
になっても液抜きをする必要がないから、運転者の労力
が大幅に軽減されるのに加えて、液抜きにより抜かれた
液化天然ガスの液抜き処理ラインが不要になるから、充
填設備の設備コストの低減に大いに寄与することができ
る。また、本発明の技術的思想を、既存の充填設備に対
しても容易に適用することができるという効果もある。
さらに、本発明の請求項2に係るLNGの充填設備によ
れば、オーバーフローラインを設ける必要がないから、
本発明の請求項1に係るLNGの充填設備よりもコスト
的に有利になるという充填設備コスト低減効果がある。
【0041】本発明の請求項3に係る液化天然ガスの充
填設備または本発明の請求項4に係る液化天然ガスの充
填方法によれば、従来例1に係る構成の充填設備から、
ガス戻しラインのローディングアームを取り外してなる
構成であって、液供給ラインのローディングアームの接
続・取り外し作業だけで良いから、2本のローディング
アームの接続・取り外し作業を要する従来例よりも、遙
に少ない労力で液化天然ガスの充填作業を行うことがで
きる。また、新規に液化天然ガスの充填設備を製造する
場合には、ガス戻しラインのない構成にすることによ
り、液化天然ガスの充填設備の製造コストを大幅に低減
させることができるという充填設備コスト低減効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係り、液化天然ガスの
充填設備を模式的に示す一部省略系統図である。
【図2】本発明の実施の形態2に係り、液供給ラインの
ローディングアーム接続状態説明図である。
【図3】本発明の実施の形態2に係り、タンクからのガ
ス抜き取り説明図である。
【図4】本発明の実施の形態2に係り、タンクへの液化
天然ガスの充填説明図である。
【図5】本発明の実施の形態2に係り、液化天然ガス充
填後のガス抜き取り説明図である。
【図6】本発明の実施の形態2に係り、タンクへの液化
天然ガス充填量(m3)とガス相容量(m3)との関係説明
図である。
【図7】従来例1に係り、ローリ車のタンクと液化天然
ガスの充填設備とを模式的に示す一部省略系統図であ
る。
【図8】従来例2に係る液化天然ガスの充填設備(給液
装置)のブロック図である。
【図9】従来例3に係り、液化ガス出荷方法を示す系統
図である。
【符号の説明】
1…充填設備,2…液供給ライン,21…供給元ライ
ン,21v…電磁開閉弁,22…ローディングアーム,
3…ガス戻しライン,31…戻し先ライン,31v…電
磁開閉弁,32…ローディングアーム,4…分岐ライ
ン,4v…電磁開閉弁,5…オーバーフローライン,5
1…温度センサ,52…停止信号発信器,6…タンク,
7…液供給先ライン,7v…電磁開閉弁,71…上部充
填ライン,71a…ヘッダ,71v…開閉弁,72…下
部充填ライン,72v…開閉弁,8…ガス戻し元ライ
ン,8v…電磁開閉弁,10…ベントライン,10v…
開閉弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 坂井 浩之 新潟県北蒲原郡聖籠町東港1丁目1612番地 32 日本海エル・エヌ・ジー株式会社内 (72)発明者 吉岡 英栄 新潟県北蒲原郡聖籠町東港1丁目1612番地 32 日本海エル・エヌ・ジー株式会社内 (72)発明者 吉田 龍生 大阪府大阪市西区江戸堀1丁目6番14号 株式会社神戸製鋼所大阪支社内 (72)発明者 滝口 好美 大阪府大阪市西区江戸堀1丁目6番14号 株式会社神戸製鋼所大阪支社内 (72)発明者 大塩 章 大阪府大阪市西区江戸堀1丁目6番14号 株式会社神戸製鋼所大阪支社内 Fターム(参考) 3E073 DA01 3E083 AA13 AD18 AG21

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液供給元ラインとこれに接続されたロー
    ディングアームとからなり、輸送車両のタンクに液化天
    然ガスを充填する液供給ラインを備えると共に、ガス戻
    し先ラインとこれに接続されたローディングアームとか
    らなり、前記タンク内の気化ガスを戻すガス戻しライン
    を備えてなる液化天然ガスの充填設備において、前記タ
    ンクの液化天然ガスの過充填レベルよりも下位位置に、
    一端側が前記ガス戻しラインに連通し、他端側が前記タ
    ンクに付設されてなるベントラインに接続されるオーバ
    ーフローラインを配設し、このオーバーフローラインに
    温度センサを設け、この温度センサからの温度信号に基
    づいて液化天然ガスを検知すると共に、前記液供給ライ
    ンからの液化天然ガスの供給を停止させる停止信号を発
    する停止信号発信器を設けたことを特徴とする液化天然
    ガスの充填設備。
  2. 【請求項2】 液供給元ラインとこれに接続されたロー
    ディングアームとからなり、輸送車両のタンクに液化天
    然ガスを充填する液供給ラインを備えると共に、ガス戻
    し先ラインとこれに接続されたローディングアームとか
    らなり、前記タンク内の気化ガスを戻すガス戻しライン
    を備えてなる液化天然ガスの充填設備において、前記タ
    ンクに付設されてなるベントラインに温度センサを設
    け、この温度センサからの温度信号に基づいて液化天然
    ガスを検知すると共に、前記液供給ラインからの液化天
    然ガスの供給を停止させる停止信号を発する停止信号発
    信器を設けると共に、前記ベントラインを前記ガス戻し
    ラインに接続するように構成したことを特徴とする液化
    天然ガスの充填設備。
  3. 【請求項3】 液供給元ラインとこれに接続されたロー
    ディングアームとからなり、輸送車両のタンクに液化天
    然ガスを充填する液供給ラインを備えてなる液化天然ガ
    スの充填設備において、前記液供給ラインの前記供給元
    ラインから、液化天然ガスの流れを遮断する開閉弁が介
    装されてなる分岐ラインを、液化天然ガス給液元に連通
    させたことを特徴とする液化天然ガスの充填設備。
  4. 【請求項4】 充填設備により輸送車両のタンクに液化
    天然ガスを充填するに際して、前記タンク内のガス圧が
    液化天然ガスを充填し得る充填可能圧になるまで、この
    タンク内の気化ガスを液供給ラインを介して液化天然ガ
    ス供給元に戻した後に、前記タンクに前記液供給ライン
    から30トン/h以上の充填流量で液化天然ガスを供給
    して充填し、充填後にタンク内のガス圧が輸送可能圧に
    なるまで、このタンク内の気化ガスを液供給ラインを介
    して液化天然ガス供給元に戻して低下させることを特徴
    とする液化天然ガスの充填方法。
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