JP2002068309A - 包装体 - Google Patents

包装体

Info

Publication number
JP2002068309A
JP2002068309A JP2000270726A JP2000270726A JP2002068309A JP 2002068309 A JP2002068309 A JP 2002068309A JP 2000270726 A JP2000270726 A JP 2000270726A JP 2000270726 A JP2000270726 A JP 2000270726A JP 2002068309 A JP2002068309 A JP 2002068309A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
container
package
packaging material
catheter
sheet material
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000270726A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2002068309A5 (ja
JP3987680B2 (ja
Inventor
Yasushi Nishizawa
裕史 西澤
Toshiya Asai
俊哉 浅井
Kenichi Shimura
賢一 志村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Terumo Corp
Original Assignee
Terumo Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Terumo Corp filed Critical Terumo Corp
Priority to JP2000270726A priority Critical patent/JP3987680B2/ja
Publication of JP2002068309A publication Critical patent/JP2002068309A/ja
Publication of JP2002068309A5 publication Critical patent/JP2002068309A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3987680B2 publication Critical patent/JP3987680B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M25/00Catheters; Hollow probes
    • A61M25/002Packages specially adapted therefor ; catheter kit packages

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Biophysics (AREA)
  • Pulmonology (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Anesthesiology (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Heart & Thoracic Surgery (AREA)
  • Hematology (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Media Introduction/Drainage Providing Device (AREA)
  • Packages (AREA)
  • Infusion, Injection, And Reservoir Apparatuses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】内部の容器が不本意に破断しにくい包装体を提
供すること。 【解決手段】包装体1Aは、第1シート材28と第2シ
ート材29とで構成された包材2A内に、カテーテル7
と、液体89を密封した容器8とが収納された構成とな
っている。第1シート材28の中央部付近には、第1凹
部231が形成され、この第1凹部231の周囲には、
壁状の突出部25が形成されている。突出部25の外側
には、第2凹部241が形成されている。第1凹部23
1には、容器8が収納され、第2凹部241には、カテ
ーテル7が収納される。このような包装体1Aでは、容
器8が収納された部分の包材2Aの厚さは、カテーテル
7が収納された部分の包材2Aの厚さよりも薄くなって
いる。また、突出部25は、液体89が密封された部位
がカテーテル7と重ならないように、容器8の位置を規
定している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、包装体に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】神経因性膀胱をはじめとして様々な排尿
障害に対する治療方法として、間歇式自己導尿法(Clea
n Intermittent Catheterization;以下「CIC」と略
す)が、普及してきている。CICとは、医療関係者以
外の人、主に患者自身がカテーテルを膀胱内に挿入し、
膀胱内に溜まった尿を排出する療法である。このCIC
により、膀胱内に溜まった尿によって引き起こされる尿
路感染や腎臓障害の危険性が、低減される。このCIC
は、患者自身が必要な時に行うことができ、しかも、外
出先でも行うことができるため、患者のQOL(Qualit
y Of Life=生活の質)を向上する上で、極めて有効で
ある。
【0003】このようなCICでは、カテーテルを膀胱
内へ挿入する際に粘膜炎症や粘膜損傷が起きるのを防止
するため、カテーテルは、表面に潤滑性を有することが
必要とされる。現在、CICには、表面を湿潤させると
潤滑性が発現するようなカテーテルが用いられるように
なってきている。このようなカテーテルは、使用直前ま
で乾燥状態が保たれるため、カテーテルが使用されるま
での長期間の間に、潤滑剤が変質したり、劣化したり、
カテーテルの表面から剥離したりすることが好適に防止
される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このようなカテーテル
の湿潤を円滑かつ無菌的に行えるようにするため、本願
特許出願人は、カテーテルと流動性の物質を入れた容器
とを1個の包材内に収納した包装体を提案した(特願平
11−084854)。この包装体では、包装体内に収
納した容器を包装体内で破断させることにより、カテー
テルを湿潤させることができる。この包装体を用いれ
ば、カテーテルの使用直前に、包装体内で無菌的に、カ
テーテルの表面に潤滑性を付与することができる。これ
により、細菌感染の危険性が低減し、より安全にCIC
を行える。
【0005】このような包装体では、非使用時に、不本
意に容器が破裂しないようにする必要がある。例えば保
管中や運搬中に、包装体中の容器が破裂しては困る訳で
ある。特に、CICは、患者が外出先で行う場合があ
る。このため、患者が鞄やバッグ等に包装体を強引に押
し込んだ場合でも、包装体中の容器が破裂しないように
することが望ましい。
【0006】そこで、本発明の目的は、内部の容器が不
本意に破断しにくい包装体を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】このような目的は、下記
の本発明により達成される。
【0008】(1) 生体に挿入または挿着して使用さ
れる器具と、流動性の物質が密封された容器と、前記器
具と前記容器とを収納する包材とを有する包装体であっ
て、前記容器の一部または全部が、前記器具に重ならな
いよう前記容器の位置を規制する位置規制手段を有する
ことを特徴とする包装体。
【0009】(2) 生体に挿入または挿着して使用さ
れる器具と、流動性の物質が密封された容器と、前記器
具と前記容器とを収納する包材とを有する包装体であっ
て、前記容器の前記流動性の物質が密封された部位が、
前記器具に完全に重ならないよう前記容器の位置を規制
する位置規制手段を有することを特徴とする包装体。
【0010】(3) 前記位置規制手段は、前記包材の
内部に突出した突出部により構成されている上記(1)
または(2)に記載の包装体。
【0011】(4) 前記突出部は、壁状をなしている
上記(3)に記載の包装体。
【0012】(5) 前記突出部は、前記包材を成型し
て形成されたものである上記(3)または(4)に記載
の包装体。
【0013】(6) 前記突出部は、前記突出部と反対
側の包材に隣接または接触している上記(3)ないし
(5)のいずれかに記載の包装体。
【0014】(7) 生体に挿入または挿着して使用さ
れる器具と、流動性の物質が密封された容器と、前記器
具と前記容器とを収納する包材とを有する包装体であっ
て、前記容器が収納された部分の前記包材の厚さが、前
記器具が収納された部分の前記包材の厚さよりも薄いこ
とを特徴とする包装体。
【0015】(8) 前記容器が収納された部分の前記
包材の厚さが、前記器具が収納された部分の前記包材の
厚さの4/5以下である上記(7)に記載の包装体。
【0016】(9) 前記包材は、前記器具および前記
容器を収納可能な膨らみを有するシート材と平坦なシー
ト材とを重ね、これらの縁部をシールしたものである上
記(1)ないし(8)のいずれかに記載の包装体。
【0017】(10) 前記容器は、前記包材を開封し
ないで前記包材内で開封可能である上記(1)ないし
(9)のいずれかに記載の包装体。
【0018】(11) 前記容器は、シート材をシール
部によりシールしてなるものであり、前記容器に前記シ
ール部よりも接合強度が小さい弱シール部を設けたこと
により、前記容器を開封可能とした上記(10)に記載
の包装体。
【0019】(12) 前記容器から流出した前記流動
性の物質を前記器具に案内するガイド面を有する上記
(10)または(11)に記載の包装体。
【0020】(13) 前記容器を収納する凹部を有
し、この凹部の形状は、前記容器の形状に対応している
上記(1)ないし(12)のいずれかに記載の包装体。
【0021】(14) 前記器具は、長尺の器具であ
り、前記容器の周りを囲むように、前記包材内に設置さ
れる上記(1)ないし(13)のいずれかに記載の包装
体。
【0022】(15) 前記器具は、カテーテルである
上記(1)ないし(14)のいずれかに記載の包装体。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明を添付図面に示す好
適実施形態に基づいて詳細に説明する。図1は、本発明
の包装体の第1実施形態を示す分解透視図である。図2
は、図1に示す包装体のI−I線端面図である。
【0024】同図に示すように、包装体1Aは、包材2
A内に、カテーテル7と、液体89を密封した容器8と
が収納された構成となっている。この包装体1Aは、例
えば、間歇式自己導尿法などに用いられる。例えば、使
用者は、包装体1Aの開封前に、容器8を強く押圧して
破断し、液体89でカテーテル7を湿らせる。その後、
包装体1Aを開封してカテーテル7を取り出し、このカ
テーテル7を、患者の体内(例えば尿道等)に挿入す
る。まず始めに、包材2Aについて説明する。
【0025】包材2Aは、一対のシート材、第1シート
材28と第2シート材29とで構成されている。図1に
示すように、これら第1シート材28および第2シート
材29の平面形状(平面視形状)は、ほぼ同形状をな
し、いずれも略四角形状をなしている。これに対応し
て、包材2Aの平面形状も、略四角形状をなしている。
【0026】包材2Aは、第1シート材28と第2シー
ト材29とを重ね、これらの縁部を融着(熱融着、高周
波融着、超音波融着等)または接着(接着剤や溶剤によ
る接着)によりシールして、袋状としたものである。図
1では、シールされた部分をシール部21として、網掛
けを付して示す。同図に示すように、シール部21は、
包材2Aの外周部に沿って、帯状に形成されている。
【0027】図1および図2に示すように、第2シート
材29は、平坦な形状に成形(形成)されている。これ
に対し、第1シート材28は、カテーテル7および容器
8を収納可能な突出形状(ブリスター形状)に、成形
(形成)されている。換言すれば、第1シート材28
は、カテーテル7および容器8を収納できるように、膨
らみを有している。そして、この膨らみの内部(以下、
「収納空間22」という)に、カテーテル7と容器8と
が収納される。
【0028】この収納空間22は、第1シート材28と
第2シート材29とシール部21とで囲まれており、外
部から隔離されている。したがって、収納空間22内に
収納されたカテーテル7および容器8は、使用時まで好
適に無菌状態が保たれる。
【0029】この包材2Aの少なくとも一つの角部に
は、シート材をシールしないことにより形成したピール
タブ(開封部)211が設けられている。このピールタ
ブ211で例えば第2シート材29を第1シート材28
から離間する方向に引っ張ることにより、シール部21
を剥離し、包材2Aを開封することができる。
【0030】以下、収納空間22が開放している側(図
1、図2中の上、すなわち第2シート材29が位置する
側)を「上」といい、上と反対側(図1、図2中の下、
すなわち第1シート材28が位置する側)を「下」とい
う。
【0031】第1シート材28の中央部付近には、平面
形状が略四角形の第1凹部231が形成されている。包
材2Aは、この第1凹部231内に容器8を収納する。
この第1凹部231は、第1シート材28を成型するこ
とにより形成されたものである。本実施形態では、この
第1凹部231により、容器8を収納する部分である容
器収納部23が構成されている。この容器収納部23の
形状、大きさ、すなわち第1凹部231の形状、大きさ
は、容器8の形状、大きさに対応している。
【0032】この第1凹部231の周囲には、包材2A
の内部(収納空間22内)に突出した壁状の突出部25
が形成されている。図1に示すように、この突出部25
の平面形状は、四角形の一辺が開放したような形状(角
ばったCの字状)をなし、容器収納部23を囲んでい
る。この突出部25は、容器収納部23に収納された容
器8の位置を規制する機能を有している。具体的には、
この突出部25は、液体89が密封された部位(内部空
間81)がカテーテル8と重ならないように、容器8の
位置を規定している。このように、包装体1Aでは、突
出部25により、液体89が密封された部位がカテーテ
ル8と重ならないように容器8の位置を規制する位置規
制手段が、構成されている。なお、突出部25は、壁状
としなくてもよい。
【0033】図2に示すように、突出部25は、突出部
25と反対側の包材2A、すなわち第2シート材29に
隣接または接触している。これにより、例えば包装体1
Aを激しく揺り動かしたりして、容器8が包材2A内で
激しく動いた場合でも、容器8が突出部25を乗り越え
て容器収納部23の外に飛び出すことが、極めて好適に
防止されるようになる。つまり、突出部25が第2シー
ト材29に隣接または接触していると、容器8の内部空
間81が、カテーテル7に、より重なりにくくなる。こ
のような効果は、突出部25と第2シート材29との間
隙(突出部25と第2シート材29との距離)を、容器
8の厚さの半分以下とすると、より効果的に得られる。
なお、本実施形態の包材2Aでは、突出部25は、ほぼ
全周にわたって第2シート材29に隣接または接触して
いるが、突出部25は、部分的に第2シート材29に隣
接または接触していればよい。また、突出部25は、第
2シート材29に隣接または接触していなくてもよい。
【0034】このような突出部25は、第1シート材2
8を成型することにより形成されたものである。このよ
うに、突出部25を第1シート材28と一体的に形成す
ると、包材2Aの構成部材の数を削減することができ、
包材2Aの製造をより簡易に行うことができるようにな
る。なお、突出部25は、設けなくてもよい。
【0035】突出部25の外側には、平面形状がロの字
状の第2凹部241が形成されている。包材2Aは、こ
の第2凹部241内に、カテーテル7を収納する。この
第2凹部241は、第1シート材28を成型することに
より形成されたものである。本実施形態では、この第2
凹部241により、カテーテル7を収納する部分である
カテーテル収納部24が構成されている。
【0036】このカテーテル収納部24には、図1に示
すように、包材2Aの長辺に沿って、リブ(係合部)2
7が設けられている。図2に示すように、このリブ27
は、第2凹部241の外周側の内壁245に突出形成さ
れ、第2シート材29の近傍、すなわちカテーテル7の
上方に位置している。このリブ27は、第1シート材2
8を成型することにより形成されたものである。
【0037】このリブ27は、カテーテル7が相対的に
上方に移動した場合、カテーテル7に係合(接触)する
ことができる。このため、例えば第2シート材29を勢
いよく引っ張って包装体1Aを開封し、カテーテル7が
上方に弾んだ場合でも、かかるカテーテル7が、リブ2
7に引っかかり(係合し)、包材2Aから飛び出すこと
が防止される。このように、包装体1Aでは、リブ27
により、包材2Aの開封時にカテーテル7が包材2Aか
ら飛び出すのを防止する飛び出し防止手段が構成されて
いる。
【0038】包材2Aでは、第1凹部231の底面23
2は、第2凹部241の底面242とほぼ平行になって
いる。したがって、第2凹部241の底面242が接地
するように包装体1Aを置くと、第1凹部231の底面
232は、ほぼ水平になる。
【0039】図1に示すように、カテーテル収納部24
と容器収納部23との間の突出部25が形成されていな
い部分には、ガイド面26が、形成されている。このガ
イド面26は、容器8から流出した液体89を、カテー
テル収納部24、すなわちカテーテル7に案内する。図
1に示すように、ガイド面26は略四角形状をなしてお
り、一辺の縁部は容器収納部23に隣接し、その反対側
の縁部は、カテーテル収納部24に隣接している。図2
に示すように、ガイド面26は、第2凹部241の底面
242から所定角度傾斜して、テーパ状をなしている。
【0040】図1に示すように、このガイド面26は、
突出部25が構成する四角形の一辺上に、位置してい
る。換言すれば、包材2Aを平面視した場合、ガイド面
26と突出部25とで、容器収納部23の周囲は、完全
に囲まれている。
【0041】このような包装体1Aでは、容器8が収納
された部分の包材2Aの厚さT1は、カテーテル7が収
納された部分の包材2Aの厚さT2よりも薄くなってい
る。
【0042】これにより、包装体1Aの保管時、運搬時
等、包装体1Aの使用前に、容器8が破断し、液体89
が漏れることが好適に防止されるようになる。後述する
ように、容器8は、強く押圧される等して内部空間81
の内圧が高まると、破断し、液体89が容器8の外に流
出するようになっている。本発明の包装体1Aでは、厚
さT1が厚さT2よりも薄いため、第1シート材29や
第2シート材28に物が当たり、包装体2Aが圧縮され
る方向に力が加わった場合でも、かかる力は、主にカテ
ーテル収納部24にかかり、容器収納部23には、あま
りかからない。したがって、保管や運搬のため、多数の
包装体1Aを箱等の中に押し込んだ場合でも、各包装体
1Aでは、包装体1Aに対する押圧力は、主としてカテ
ーテル収納部24にかかるようになる。このため、容器
8に加わる押圧力は低減され、容器8の内部空間89の
内圧が極度に増大することが、防止されるようになる。
これにより、容器8の不用意な破断が防止される。
【0043】特に、包装体1Aでは、厚さT1を、好ま
しくは厚さT2の4/5以下に、より好ましくは2/3
以下に設定すると、このような効果を、さらに効果的に
得られるようになる。
【0044】また、本発明の包装体1Aでは、前述した
位置規制手段(突出部25)によっても、容器8の不用
意な破断が防止される。前述したように、カテーテル収
納部24は、外からの押圧力がかかりやすい部分であ
る。このため、カテーテル収納部24が変形した場合等
には、カテーテル7にも、外からの押圧力がかかる可能
性がある。この場合、容器8の内部空間81がカテーテ
ル7に重なってしまうと、外からの包装体1Aへの押圧
力が、カテーテル7を介して、容器8の液体89が密封
された部位にかかってしまう可能性がある。
【0045】本発明の包装体1Aでは、位置規制手段に
より、このような事態が防止される。本発明の包装体1
Aでは、位置規制手段が、内部空間81がカテーテル7
と重なることを防止するので、カテーテル7が容器8の
液体89が密封された部位を押圧することが、防止され
る。本発明の包装体1Aでは、これによっても、内部空
間81の内圧が高まることが防止され、容器8の破断が
防止される。したがって、例えば、鞄やバッグ等の中
で、包装体1Aの縁部が局所的に強く押圧された場合で
も、容器8が破断することが、好適に防止されるように
なる。
【0046】さらには、本実施形態の包装体1Aでは、
突出部25が第2シート材29に隣接または接触してい
ることも、容器8が強く押圧されにくくなることに貢献
している。包装体1Aでは、中央部付近、すなわち容器
収納部23が押圧された場合、突出部25がこの押圧力
にある程度抗することができる。このため、容器8に加
わる押圧力が緩和される。特に、本実施形態の包装体1
Aのように、突出部25が壁状をなしていると、このよ
うな効果がより効果的に得られるようになる。さらに
は、本実施形態の包装体1Aのように、第1凹部231
の形状、大きさが容器8の形状、大きさに対応している
と、突出部25が容器8の近傍に位置するようになる。
かかる点も、このような効果の向上に貢献している。ま
た、このような効果は、突出部25が容器収納部23を
囲むように形成されていると、さらに効果的に得られ
る。
【0047】このような効果を好適に得る観点からは、
包材2A、特に第1シート材28は、保形性を有するこ
とが望ましい。これにより、前述した効果がより効果的
に得られ、容器8が、より不本意に破断しにくくなる。
また、包材2A、特に第1シート材28は、ある程度の
柔軟性を有することが好ましい。これにより、使用時に
は、容器8を好適に破断させることができるようにな
る。包材2Aには、好ましくは、エチレンオキサイド、
オートクレーブ、放射線、電子線等の滅菌に対応可能な
ガス透過性や耐熱性を有する材料、あるいは、滅菌後に
無菌性を維持できる材料が用いられる。また、包材2A
には、カテーテルの劣化を防ぐために、UV遮蔽効果の
ある材料を用いることもできる。なお、内容物の視認性
を確保するために、第1シート材28、第2シート材2
9のうち少なくとも一方は、透明であることが好まし
い。
【0048】このような観点からは、第1シート材2
8、第2シート材29には、例えば、ポリエチレン、ポ
リプロピレン等のポリオレフィン樹脂、これらポリオレ
フィン樹脂のブレンド樹脂、ポリエチレンテレフタレー
ト等のポリエステル樹脂、ポリスチレン、ポリ塩化ビニ
リデン、塩化ビニル−塩化ビニリデン共重合体等の単層
フィルム、これらのフィルムにアルミニウム、シリカ等
を蒸着したもの、アルミニウムフィルム、アルミニウム
ラミネートフィルム等の金属箔または金属箔を含むフィ
ルムなどが、好適に用いられる。さらには、これら各フ
ィルムを2層以上積層したものを用いることもできる。
また、前記シート材としてプラスチック製不織布や紙を
用いてもよい。なお、第1シート材28および第2シー
ト材29を、これ以外の材料で構成してもよいことは言
うまでもない。
【0049】第1シート材28、第2シート材29(単
層または多層積層体)の厚さは、その層構成や用いる素
材の特性(柔軟性、強度、水蒸気透過性、耐熱性等)等
に応じて適宜決定され、特に限定されないが、通常は、
60〜700μm程度であるのが好ましく、100〜5
00μm程度であるのがより好ましい。なお、第1シー
ト材28、第2シート材29の厚さは、異なるものとし
てもよいし、ほぼ同じものとしてもよい。
【0050】このような第1シート材28、第2シート
材29は、例えば、インフレーション法、Tダイ法、ブ
ロー成型法、ドライラミネート法、ホットメルトラミネ
ート法、共押出インフレーション法、共押出Tダイ法、
ホットプレス法等の種々の方法により製造することがで
きる。
【0051】以下、このような包材2Aに収納されるカ
テーテル7および容器8について説明する。
【0052】包材2A内に収納されるカテーテル7は、
生体に挿入または装着して使用される長尺の器具であ
る。このカテーテル7は、外部からの押圧力に対して容
易に破壊されにくい(特に容器8よりも)強い器具であ
る。このため、カテーテル7にある程度の外力が加わっ
た場合でも、カテーテル7は、この外力に抗することが
できる。
【0053】図1に示すように、カテーテル7は、容器
8の周りを囲むように環状に曲げられ(湾曲され)、カ
テーテル収納部24内に収納される。このように、カテ
ーテル7を環状に湾曲させて包材2A内に収納するよう
にすると、包材2Aの長さを短くすることができる。こ
のため、包装体1Aがコンパクトになり、鞄やバッグへ
の収納が便利になる。また、容器8の周りを囲むように
カテーテル7が設置されると、例えば、包装体1Aに、
様々な方向から力が加わった場合でも、容器8は、カテ
ーテル7で好適にガードされ、容器8には、あまり力が
加わらないようになる。
【0054】カテーテル7は、生体内に挿入される挿入
部71を有している。挿入部71は、好ましくは可撓性
を有する管体で構成されている。この挿入部71は、生
体内への挿入を円滑に行うことが必要とされ、そのため
に、挿入部71の表面の全体または一部には、湿潤によ
り潤滑性を発現する物質が付与されているのが好まし
い。
【0055】このような物質としては、例えば、特開昭
60−259269号、特開平1−195863号公報
に記載されているような親水性ポリマーが挙げられる。
また、例えば、特公平6−32652号、特開平6−7
426号、国際出願WO8802623、国際出願WO
8907521、国際出願WO8909246、国際出
願WO9001344、国際出願WO9219289、
国際出願WO9311751、国際出願WO95297
22、特表平10−502854号、特表平10−50
2855号、特表平10−502856号に開示されて
いる物質や方法を用いてもよい。このような物質は、通
常、挿入部71の表面に、湿潤していない状態(乾燥状
態)で存在している。
【0056】このような物質は、挿入部71の基材表面
に化学結合されたポリマーであって、該基材表面からの
剥離や、水、生理等張液、その他潤滑剤等への溶出が生
じ難いものが、潤滑性の持続性、安全性の点から好まし
い。このようなことから、カテーテル7の使用に先立
ち、容器8から噴出した液体89を挿入部71に接触さ
せ、湿潤により潤滑性を発現させる。
【0057】包材2A内に収納されるカテーテル7の種
類、用途等は、特に限定されず、例えば、気管、消化
管、尿道、膣、血管、リンパ管、胆管、その他の体腔
や、例えば、肺、心臓、腎臓等の各種臓器、その他の生
体組織等へ挿入される種々のカテーテル、バルーンカテ
ーテル等が挙げられる。この中でも、特に、尿道に挿入
して使用されるカテーテル(尿道カテーテル、導尿カテ
ーテル)が好ましい。
【0058】排尿障害における導尿法は、留置カテーテ
ルではなく無菌間歇導尿法が好ましいが、近年、患者自
身がカテーテルを使って尿を排出する自己導尿が有効な
治療方法として普及してきている。排尿障害は、前立腺
肥大症、結石、腫瘍などによる尿道閉塞や、脳・脊髄お
よび骨盤神経などの障害により見られる神経因性膀胱に
よって起こるが、尿を完全に出しきれない状態になる
と、尿路内圧が上がって腎臓に負担をかけるので、定期
的に尿を排出する必要がある。この際に行われる自己導
尿法は、低圧で完全に尿を排出できるので、既にある尿
感染が低減する、頻尿、尿失禁が治る、膀胱と腎臓に負
担をかけない等の利点があり、患者自身が1日4〜6回
程度、尿道から膀胱内にカテーテルを挿入し、尿の排出
が終了したら抜去する。その頻度は、例えば、昼間は4
〜5時間毎、夜間は就寝前とされる。
【0059】容器8は、内部に内部空間81を有し、こ
の内部空間81内に、液体89を密封・貯留している。
本実施形態では、この容器8は、第1シート材28のみ
ならず、第2シート材29にも接触または隣接してい
る。
【0060】この容器8は、例えば、平坦なシート材
(インフレーションシート材)の中央部を折り曲げ三方
を融着(または接着)によりシールし、袋状としたもの
である。この袋の内部に内部空間81が形成され、ここ
に、液体89が貯留(充填)される。以下、容器8のシ
ート材がシールされた部分を、シール部82という。な
お、容器8は、図示のように形成したものに限定され
ず、例えば、筒状に成形されたシート材の両端部を融着
(または接着)し、袋状としたもの、あるいは、2枚の
シート材を重ね、その外周部全周を融着(または接着)
し、袋状としたものでもよい。
【0061】図1で格子を施して示すように、シール部
82の一部は、他の部分(シール部821)より接合強
度(剥離強度)が弱い弱シール部(イージーピールシー
ル部)83で構成されている。シール部821は、対向
するシート材同士が完全に融着され、強固な接合状態で
あるのに対し、弱シール部83は、それより低温で融着
する等により、対向するシート材同士の融着がある程度
不完全であるような状態とされる。ただし、弱シール部
83においても、液密性(気密性)は、確保されてい
る。そして、その効果は、経時的に持続する。
【0062】したがって、例えば、容器8の液体89が
貯留された部分を押圧(圧迫)し、内部空間81の内圧
を高めると、弱シール部83が優先的に剥離(破断)す
る。これにより、内部空間81と容器8の外部とが連通
し、液体89が容器8の外に流出する。このように、容
器8では、弱シール部83により、容器8を開封する部
分である開封口が構成されている。
【0063】本実施形態の包装体1Aでは、容器8を、
第1シート材28および第2シート材29越しに押圧で
きる。特に、本実施形態の包装体1Aのように、容器8
が第1シート材28および第2シート材29に隣接また
は接触していると、かかる操作がさらに容易となる。し
たがって、包装体1Aでは、包装体1Aが未開封の状態
で、極めて簡単な操作で、容器8を開封することができ
る。また、本実施形態では、第1凹部23の底面232
が第2シート材29と略平行であることも、容器8の押
圧がさらに容易となることに、寄与している。なお、弱
シール部83を剥離する方法は、上記方法に限定され
ず、例えば、弱シール部83を、シート材越しに手で揉
みほぐしてもよい。なお、開封口は、例えば、シール部
82のシール幅を、局所的に他の部分のシール幅よりも
狭くするような構成としてもよい。
【0064】このような容器8の厚さは、カテーテル7
の厚さ(外径)よりも薄いことが好ましい。これによ
り、包装体1Aに強い力が加わり、第1シート材28が
圧縮され、変形しても、包装体1Aに加わる力は、主と
してカテーテル7に加わることになる。このため、容器
8に加わる力はより好適に低減され、容器8の破損がよ
り好適に防止される。
【0065】また、容器8は、内部空間81に貯留され
る流動性物質の蒸気バリヤー性を有するのが好ましい。
例えば、前記流動性物質が水である場合、この蒸気バリ
ヤー性とは、水蒸気透過度が、好ましくは30g/m2
・24hrs・25μm厚・40℃・90%RH以下、
より好ましくは10g/m2・24hrs・25μm厚
・40℃・90%RH以下、さらに好ましくは1g/m
2・24hrs・25μm厚・40℃・90%RH以下
であることを言う。この水蒸気透過度は、JIS K7
129(A法)に記載の方法により測定される。容器8
が水蒸気バリヤー性を有することにより、容器8の内部
からの水分の蒸散が防止できる。その結果、内部空間8
1内の液体89の減少、濃縮を防止することができると
ともに、液体89の量が必要最少限の量で済み、包装体
1A全体の容積や重量を小さくすることができる。
【0066】容器8を構成するシート材(フィルム)、
特に水蒸気バリヤー性を有するシート材としては、例え
ば、下記のものなどが挙げられる。 [1]1種のポリオレフィン樹脂で構成される単層フィ
ルム、[2]2種以上の互いに相溶しないポリオレフィ
ン樹脂のブレンド樹脂より構成される単層フィルム、
[3]シーラント層(融着に関与する層)にポリオレフ
ィン樹脂(ポリオレフィン樹脂のブレンド樹脂も使用可
能)を用いたポリオレフィン樹脂もしくはポリエステル
樹脂の多層フィルム、[4]シーラント層がポリオレフ
ィン樹脂(ポリオレフィン樹脂のブレンド樹脂も使用可
能)より構成されるフィルム、外層がポリ塩化ビニリデ
ンをコーティングしたポリオレフィンまたはポリエステ
ルフィルム等で構成される多層フィルム、[5]シーラ
ント層がポリオレフィン樹脂(ポリオレフィン樹脂のブ
レンド樹脂も使用可能)より構成されるフィルム、外層
がアルミ蒸着もしくはシリカ蒸着されたポリオレフィン
フィルムまたはポリエステルフィルム等で構成される多
層フィルム、[6]シーラント層がポリオレフィン樹脂
(ポリオレフィン樹脂のブレンド樹脂も使用可能)より
構成されるフィルム、中間層がアルミニウムフィルム、
最外層がポリエステルフィルム等で構成される多層フィ
ルム、[7]シーラント層がポリオレフィン樹脂(ポリ
オレフィン樹脂のブレンド樹脂も使用可能)、中間層が
ナイロンフィルム、最外層がアルミ蒸着もしくはシリカ
蒸着されたポリオレフィンまたはポリエステルフィルム
等で構成される多層フィルム、この場合、対向する一対
のシート材のうちの一方を不透明なアルミニウムフィル
ム、他方をシリカ蒸着フィルム等の透明な水蒸気バリヤ
ー性フィルムとすれば、容器8の内容物の視認による確
認が行えるので、さらに好ましい。なお、アルミニウム
フィルムは、必要に応じその一部もしくは全部が剥離除
去可能であってもよい。
【0067】なお、弱シール部83においては、直接融
着に関与する層(シーラント層)が2種以上の互いに相
溶しないポリオレフィン樹脂のブレンド樹脂、もしくは
2種以上の互いに相溶しないポリオレフィンをセグメン
トに有するランダムもしくはブロック共重合体で構成さ
れていることが好ましい。
【0068】容器8を構成するシート材(単層または多
層積層体)の厚さは、その層構成や用いる素材の特性
(柔軟性、強度、水蒸気透過性、耐熱性等)等に応じて
適宜決定され、特に限定されるものではないが、通常
は、20〜700μm程度であるのが好ましく、40〜
500μm程度であるのがより好ましい。
【0069】このような容器8を構成するシート材は、
例えば、インフレーション法、Tダイ法、ブロー成型
法、ドライラミネート法、ホットメルトラミネート法、
共押出インフレーション法、共押出Tダイ法、ホットプ
レス法等の種々の方法により製造することができる。
【0070】なお、以上述べた特性を有する容器8は、
例えば特願平11−084854を参照することによ
り、好適に製造することができる。
【0071】このような容器8を備えた包装体1Aは、
次のような効果(利点)を有する。第1に、包材2A内
に入れる容器8の容量を選択することにより、容器8の
内容物(液体89等)の量や重量を容易に設定すること
ができる。第2に、容器8は、包材2Aとは別個に単独
で製造可能なので、製造・管理がしやすい。
【0072】このような容器8内に収納される液体89
は、カテーテル7の挿入部71の表面と接触して、その
摩擦抵抗を低減させることができる物質(液状または半
液状物)であるのが好ましい。
【0073】このような液体89としては、特に限定さ
れないが、例えば、水、生理等張液(生理食塩水)、グ
リセリン、シリコーンオイル、オリーブオイル等のオイ
ル類、キシロカインゼリー等が挙げられる。
【0074】以下、包装体1Aの使用方法(作用)の一
例について説明する。前述したように、本発明の包装体
1Aは、保管中に、容器8が破損しにくい。保管後、包
装体1A内の医療器具を使用する際には、下記のような
操作を行う。
【0075】まず、包材2Aの外部から容器8を指等で
押圧・圧迫する。これにより、弱シール部83が剥離
(破断)して、かかる剥離した部分から、液体89が流
出する。
【0076】容器8から流出した液体89は、ガイド面
26上を伝わり、カテーテル収納部24内へ流入する。
そして、このカテーテル収納部24へ流入した液体89
は、第2凹部241の底面242で広がる。これによ
り、カテーテル7の挿入部71が濡れ(湿潤し)、挿入
部71の表面に、潤滑性が発現する。つまり、挿入部7
1表面の摩擦抵抗が低減する。このとき、必要に応じ
て、包装体1Aの両端(短辺を構成する端部、あるいは
長辺を構成する端部)を交互に上下させる等の操作を行
ってもよい。これにより、液体89がより好適にカテー
テル収納部24内に広がり、挿入部71が、より満遍な
く、より均一に濡れるようになる。なお、容器8を開封
後、必要に応じて、包装体1Aの外部から容器8を指等
で押圧(圧迫)する等して、容器8内の液体89を残ら
ず排出する操作を行ってもよい。
【0077】本実施形態の包装体1Aのように、容器収
納部23の形状、大きさが容器8の形状、大きさにほぼ
対応していると、容器収納部23内(第1凹部231の
底面232)に残存しカテーテル収納部24に流れない
液体89の量が減少する。このため、比較的少ない液体
89の量で、より効率よくカテーテル7の挿入部71を
濡らすことができる。
【0078】以上のようにして、カテーテル7の挿入部
71の表面に潤滑性が発現したら、ピールタブ211を
引っ張って、包材2Aを開封する。そして、カテーテル
7を包材2A内から取り出す。
【0079】包材2Aから取り出されたカテーテル7
は、生体の目的部位に挿入または装着される。カテーテ
ル7が尿道カテーテル(導尿カテーテル)である場合に
は、挿入部71を先端側から尿道および膀胱に挿入す
る。このとき、挿入部71の表面が潤滑性を有している
ため、カテーテル7の挿入操作を、円滑かつ安全に行う
ことができる。その後、患者は、カテーテル7を介して
排尿を行う。
【0080】このように、包装体1Aを用いれば、カテ
ーテル7の挿入部71の表面に潤滑性を発現させる操作
を、密閉された包材2A内で外気と接触することなく行
うことができる。したがって、本発明の包装体1Aで
は、カテーテル7は、使用直前まで、無菌性が良好に保
たれる。
【0081】以下、本発明の包装体の第2実施形態につ
いて説明する。なお、以下の説明では、第1実施形態の
包装体と共通する事項については説明を省略し、相違す
る事項を中心に説明する。図3は、本発明の包装体の第
2実施形態を示す端面図である。なお、本実施形態の上
下の概念は、第1実施形態と同様である。
【0082】同図に示すように、包装体1Bでは、第1
凹部231の底面232’が、第2凹部241の底面2
42に対して所定角度傾斜し、テーパ状をなしている。
詳しくは、底面232’は、ガイド面26の方向に下が
るように(第2シート材29から離間し第2凹部241
の底面242に近づくように)、テーパ状をなしてい
る。これに対応して、容器8は、弱シール部83が下が
るように(第2シート材29から離間し第2凹部241
の底面242に近づくように)、容器収納部23に設置
されている。また、ガイド面26’は、第2凹部241
の底面242とほぼ直行している。
【0083】包材2Aをこのような構成にすると、包装
体1Bを傾ける等の操作をあまりしなくても、液体89
が、カテーテル収納部24内に、円滑に流れて行くよう
になる。
【0084】本実施形態のように、容器8が収納された
部分の包材2Bの厚さT1が均一でない場合は、例え
ば、容器8が収納された部分の中央部付近の厚さを、厚
さT1の指標とすることができる。
【0085】以下、本発明の包装体の第3実施形態につ
いて説明する。なお、以下の説明では、第1実施形態の
包装体と共通する事項については説明を省略し、相違す
る事項を中心に説明する。図4は、本発明の包装体の第
3実施形態を示す端面図である。なお、本実施形態の上
下の概念は、第1実施形態と同様である。
【0086】同図に示すように、包装体1Cでは、第2
凹部241の外周側の内壁245が、テーパ状をなして
いる。詳しくは、内壁245は、第2凹部241の底面
242の法線に対して所定角度傾斜しており、その上部
(底面242と反対側の部分)が、収納空間22の内部
に向かってせり出している(突出している)。
【0087】この内壁245上部のせり出した部分(以
下、せり出し部27’という)は、包材2Cの長辺に沿
って、形成されている。このせり出し部(係合部)2
7’は、カテーテル7の上方に位置している。このせり
出し部(凸部)27’は、カテーテル7が上方に相対的
に移動した場合、カテーテル7に係合(接触)すること
ができる。
【0088】しかも、本実施形態の包装体1Cでは、カ
テーテル7が上方に弾んだ場合、カテーテル7は、第2
凹部241の外周側の内壁245に当接して、上方への
移動が規制されることとなる。
【0089】このため、本実施形態の包装体1Cでは、
包材2Cの開封時にカテーテル7が包材2Cから飛び出
すことが、極めて好適に防止されるようになる。本実施
形態では、飛び出し防止手段は、テーパ状の内壁245
と、せり出し部27'とにより、構成されている。
【0090】以下、本発明の包装体の第4実施形態につ
いて説明する。なお、以下の説明では、第1実施形態の
包装体と共通する事項については説明を省略し、相違す
る事項を中心に説明する。図5は、本発明の包装体の第
1実施形態を示す分解透視図である。図6は、図5に示
す包装体のII−II線端面図である。
【0091】同図に示すように、包装体1Dでは、第1
凹部231’および容器収納部23’は、一方の長辺に
接近して位置している。また、突出部25’の平面形状
は、図5に示すように、四角形の三辺を構成するコの字
状をなし、容器収納部23’を囲んでいる。そして、突
出部25’は、長辺に向かって、開放している。
【0092】本実施形態の包装体1Dでは、容器収納部
23’が、第2凹部241’の外周側の内壁245に接
近して設置されているため、図6に示すように、容器8
の開封部(弱シール部83)は、内壁245に当接また
は隣接している。このため、容器8から流出した液体8
9は、内壁245に接触し、この内壁245を伝って、
カテーテル収納部24’に案内されることとなる。この
ように、本実施形態の包装体1Dでは、容器8の開封部
に臨む第2凹部241’の外周側の内壁245により、
液体89をカテーテル7に案内するガイド面26”が構
成されている。
【0093】前述したように、容器収納部23’は、包
材2Dの中央部から一方の長辺側に若干ずれたところに
位置している。このため、容器収納部23’が第2凹部
241’の外周側の内壁245に接近した側では、第2
凹部241’の底面(以下、底面242aという)の面
積が小さくなっている。これに対し、容器収納部23’
が内壁245から離間した側では、底面(以下、底面2
42bという)の面積が大きくなっている。
【0094】そして、本実施形態の包装体1Dでは、底
面242b上に、すなわち底面242b側のカテーテル
収納部24’内に、液体89等を吸収し、保持すること
ができる吸収体9が設置される。吸収体9を包材2D内
に入れることにより、吸収体9に、カテーテル7を濡ら
した後の余剰の液体89を吸収させることが可能とな
る。
【0095】吸収体9としては、特に限定されないが、
例えば、ポリアクリル酸塩系、ポリビニルアルコール
系、ポリアクリルアミド系、ポリオキシエチレン系また
はマレイン酸系材料等の合成ポリマーや、デンプン、セ
ルロース、アルギン酸のような多糖類材料等の天然材料
等のような高分子吸収材料で構成されたものが好まし
い。また、その他、例えば、スポンジ、綿、ガーゼ、不
織布やそれらに前記高分子吸水性材料を担持したもの
(例えば、おむつ、生理用品等に用いられているもの)
も可能である。このような吸収体9は、ブロック状、粉
末状、フィルム状、シート状(板状)、繊維状などの形
態(形状)をとることができる。図5、6では、一例と
して、ブロック状の吸収体9を示した。
【0096】このように、本実施形態の包材2Dでは、
内部にカテーテル7および容器8以外の部材を設置する
スペースを確保することが容易となり、かかるスペース
に、吸収体9等の新たな部材を設置することが容易とな
る。
【0097】吸収体9のようなカテーテル7および容器
8以外の新たな部材としては、特に限定されないが、吸
収体9の他に、例えば、カテーテル挿入前後に尿道口付
近を消毒することができるシート、使用済みカテーテル
を廃棄するまでに発生する臭気を抑制する脱臭剤、細
菌、ウイルス等の微生物の繁殖を抑制する抗菌剤などが
挙げられる。
【0098】以上、本発明を図示の好適実施形態に基づ
いて説明してきたが、本発明はこれに限定されるもので
はない。
【0099】本発明において、生体に挿入または装着し
て使用される長尺のカテーテル7としては、例えば、以
下のようなものが挙げられる。 ・胃管カテーテル、栄養カテーテル、経管栄養用チュー
ブ、酸素カテーテル、酸素カヌラ、気管内チューブのチ
ューブやカフ、気管切開チューブのチューブやカフ、気
管内吸引カテーテル等の経口または経鼻的に挿入、留置
されるカテーテル類。 ・吸引カテーテル、排液カテーテル、腹腔カテーテル、
直腸カテーテル、トロッカー等の各種体腔、臓器、組織
内に挿入、留置されるカテーテル類。 ・血管造影用カテーテル、PTCA用バルーンカテーテ
ル、IABP用バルーンカテーテル、静脈留置カテーテ
ル、動注用カテーテル等の血管内に挿入、留置されるカ
テーテル類。
【0100】さらには、生体に挿入または挿着して使用
される長尺の器具としては、カテーテルの他に、例え
ば、以下のようなものが挙げられる。 ・単独で、または、前記各カテーテル類とともに使用さ
れる各種ガイドワイヤー。 ・人工血管、ステント。 ・注射針、留置針、カテーテルイントロデューサ。 ・内視鏡、超音波破砕プローブ。 ・縫合用または結紮用の糸。
【0101】さらには、生体に挿入または挿着して使用
される器具は、長尺状のものでなくてもよい。包装体に
収納される生体に挿入または挿着して使用される器具と
しては、上述したもの以外に、例えば、以下のようなも
のが挙げられる。 ・心拍出量測定器具、超音波測定・診断器具、ペースメ
ーカー、体温計。 ・人工肛門、人工骨、人工関節、補綴物、義眼。 ・シース。 ・浣腸。 ・コンドーム等の避妊具。
【0102】以上述べた実施形態では、容器8に収納さ
れる流動性の物質として、液体89を挙げたが、容器8
には、液体89以外の流動性を有する物質、例えば、ゲ
ル状、ゼリー状の物、粉体、粒体などを収納してもよ
い。なお、包装体内には、前述した以外の任意のものが
収納されていてもよい。
【0103】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、内
部の容器が不本意に破断しにくい包装体を提供すること
ができる。したがって、例えば本発明を間歇式自己導尿
法に適用した場合、患者は、本発明の包装体を安心して
携行することができ、しかも、外出先においても、簡便
かつ確実に自己導尿を行うことができる。よって、本発
明は、患者の生活の質の向上に、大きく貢献できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の包装体の第1実施形態を示す分解透視
図である。
【図2】図1に示す包装体のI−I線端面図である。
【図3】本発明の包装体の第2実施形態を示す縦端面図
である。
【図4】本発明の包装体の第3実施形態を示す縦端面図
である。
【図5】本発明の包装体の第4実施形態を示す分解透視
図である。
【図6】図5に示す包装体のII−II線端面図である。
【符号の説明】
1A、1B、1C、1D 包装体 2A、2B、2C、2D 包材 21 シール部 211 ピールタブ 22 収納空間 23、23’ 容器収納部 231、231’ 第1凹部 232、232’ 底面 24、24’ カテーテル収納部 241、241’ 第2凹部 242、242a、242b 底面 245 外周側の内壁 25、25’ 突出部 26、26’、26” ガイド面 27 リブ 27’ せり出し部 28 第1シート材 29 第2シート材 7 カテーテル 71 挿入部 8 容器 81 内部空間 82 シール部 821 弱シール部以外のシール部 83 弱シール部 89 液体 9 吸収体 T1 容器が収納された部分の包材の厚さ T2 カテーテルが収納された部分の包材
の厚さ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 志村 賢一 神奈川県足柄上郡中井町井ノ口1500番地 テルモ株式会社内 Fターム(参考) 3E067 AA11 AB83 AC06 BA02A BB14A BC07A CA24 EE44 GD08

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 生体に挿入または挿着して使用される器
    具と、 流動性の物質が密封された容器と、 前記器具と前記容器とを収納する包材とを有する包装体
    であって、 前記容器の一部または全部が、前記器具に重ならないよ
    う前記容器の位置を規制する位置規制手段を有すること
    を特徴とする包装体。
  2. 【請求項2】 生体に挿入または挿着して使用される器
    具と、 流動性の物質が密封された容器と、 前記器具と前記容器とを収納する包材とを有する包装体
    であって、 前記容器の前記流動性の物質が密封された部位が、前記
    器具に完全に重ならないよう前記容器の位置を規制する
    位置規制手段を有することを特徴とする包装体。
  3. 【請求項3】 前記位置規制手段は、前記包材の内部に
    突出した突出部により構成されている請求項1または2
    に記載の包装体。
  4. 【請求項4】 前記突出部は、壁状をなしている請求項
    3に記載の包装体。
  5. 【請求項5】 前記突出部は、前記包材を成型して形成
    されたものである請求項3または4に記載の包装体。
  6. 【請求項6】 前記突出部は、前記突出部と反対側の包
    材に隣接または接触している請求項3ないし5のいずれ
    かに記載の包装体。
  7. 【請求項7】 生体に挿入または挿着して使用される器
    具と、 流動性の物質が密封された容器と、 前記器具と前記容器とを収納する包材とを有する包装体
    であって、 前記容器が収納された部分の前記包材の厚さが、前記器
    具が収納された部分の前記包材の厚さよりも薄いことを
    特徴とする包装体。
  8. 【請求項8】 前記容器が収納された部分の前記包材の
    厚さが、前記器具が収納された部分の前記包材の厚さの
    4/5以下である請求項7に記載の包装体。
  9. 【請求項9】 前記包材は、前記器具および前記容器を
    収納可能な膨らみを有するシート材と平坦なシート材と
    を重ね、これらの縁部をシールしたものである請求項1
    ないし8のいずれかに記載の包装体。
  10. 【請求項10】 前記容器は、前記包材を開封しないで
    前記包材内で開封可能である請求項1ないし9のいずれ
    かに記載の包装体。
  11. 【請求項11】 前記容器は、シート材をシール部によ
    りシールしてなるものであり、 前記容器に前記シール部よりも接合強度が小さい弱シー
    ル部を設けたことにより、前記容器を開封可能とした請
    求項10に記載の包装体。
  12. 【請求項12】 前記容器から流出した前記流動性の物
    質を前記器具に案内するガイド面を有する請求項10ま
    たは11に記載の包装体。
  13. 【請求項13】 前記容器を収納する凹部を有し、 この凹部の形状は、前記容器の形状に対応している請求
    項1ないし12のいずれかに記載の包装体。
  14. 【請求項14】 前記器具は、長尺の器具であり、前記
    容器の周りを囲むように、前記包材内に設置される請求
    項1ないし13のいずれかに記載の包装体。
  15. 【請求項15】 前記器具は、カテーテルである請求項
    1ないし14のいずれかに記載の包装体。
JP2000270726A 2000-09-06 2000-09-06 包装体 Expired - Fee Related JP3987680B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000270726A JP3987680B2 (ja) 2000-09-06 2000-09-06 包装体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000270726A JP3987680B2 (ja) 2000-09-06 2000-09-06 包装体

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2002068309A true JP2002068309A (ja) 2002-03-08
JP2002068309A5 JP2002068309A5 (ja) 2005-08-04
JP3987680B2 JP3987680B2 (ja) 2007-10-10

Family

ID=18757116

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000270726A Expired - Fee Related JP3987680B2 (ja) 2000-09-06 2000-09-06 包装体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3987680B2 (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007159866A (ja) * 2005-12-14 2007-06-28 Nipro Corp 再生医療用器具の包装体及び再生医療用器具用の処理方法
JP4658604B2 (ja) * 2002-09-27 2011-03-23 メドトロニック ミニメド インコーポレイテッド パッケージ構造およびデバイス水和方法
CN110329659A (zh) * 2019-07-11 2019-10-15 广州万方健医药有限公司 一种新型密封包装盒
US20200121301A1 (en) * 2009-06-03 2020-04-23 Medline Industries, Inc Catheter Tray, Packaging System, Instruction Insert, and Associated Methods
JP2021166924A (ja) * 2017-05-23 2021-10-21 テルモ株式会社 カテーテル保持具
US11661219B2 (en) 2009-06-03 2023-05-30 Medline Industries, Lp Catheter tray, packaging system, instruction insert, and associated methods
US11707597B2 (en) 2009-06-03 2023-07-25 Medline Industries, Lp Catheter tray, packaging system, and associated methods
US11779516B2 (en) 2009-06-03 2023-10-10 Medline Industries Lp Catheter tray, packaging system, and associated methods

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4658604B2 (ja) * 2002-09-27 2011-03-23 メドトロニック ミニメド インコーポレイテッド パッケージ構造およびデバイス水和方法
JP2007159866A (ja) * 2005-12-14 2007-06-28 Nipro Corp 再生医療用器具の包装体及び再生医療用器具用の処理方法
US20200121301A1 (en) * 2009-06-03 2020-04-23 Medline Industries, Inc Catheter Tray, Packaging System, Instruction Insert, and Associated Methods
US11661219B2 (en) 2009-06-03 2023-05-30 Medline Industries, Lp Catheter tray, packaging system, instruction insert, and associated methods
US11661220B2 (en) 2009-06-03 2023-05-30 Medline Industries, Lp Catheter tray, packaging system, instruction insert, and associated methods
US11684347B2 (en) * 2009-06-03 2023-06-27 Medline Industries, Lp Catheter tray, packaging system, instruction insert, and associated methods
US11707597B2 (en) 2009-06-03 2023-07-25 Medline Industries, Lp Catheter tray, packaging system, and associated methods
US11779516B2 (en) 2009-06-03 2023-10-10 Medline Industries Lp Catheter tray, packaging system, and associated methods
JP2021166924A (ja) * 2017-05-23 2021-10-21 テルモ株式会社 カテーテル保持具
JP7204841B2 (ja) 2017-05-23 2023-01-16 テルモ株式会社 カテーテル保持具
CN110329659A (zh) * 2019-07-11 2019-10-15 广州万方健医药有限公司 一种新型密封包装盒

Also Published As

Publication number Publication date
JP3987680B2 (ja) 2007-10-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10702671B2 (en) Catheter assembly/package utilizing a hydrating/hydrogel sleeve and a foil outer layer and method of making and using the same
EP1642611B1 (en) A ready-to-use urinary catheter assembly
DK1852139T3 (en) catheter
US5181913A (en) Catheter with check valve and rolled sheath
AU710966B2 (en) A urinary catheter assembly with a ready-to-use catheter
AU2006220137B2 (en) A package for a medical device
JPS63288160A (ja) 体液に接触するのに用いられた器具の殺菌廃棄処分用器具及び殺菌廃棄処分方法
EP2060296A1 (en) Vapor hydrated catheter assembly and method of making same
JP4298875B2 (ja) 包装体
JP2003530945A (ja) 殺菌医療手続装置及び実施方法
GB2319507A (en) Packaged catheter with lubricant-activating liquid
JP2000281144A (ja) 包装体
JP2002068309A (ja) 包装体
WO2019071139A1 (en) TANK WITH CASSIBLE SEAL AND WASTE MATERIAL FOR LUBRICATION OF A SURGICAL DEVICE
JP4262376B2 (ja) 包装体
WO2004034953A1 (en) Catheter system and method for delivering medication to the bladder
JP4190185B2 (ja) 液体収納容器および包装体
JP2002053169A (ja) 包材および包装体
CN116056673A (zh) 男性尿失禁设备
KR930004384Y1 (ko) 1회용 도뇨관

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20041227

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041227

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070412

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070417

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070521

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070626

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070713

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100720

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110720

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110720

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120720

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120720

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130720

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees