JP2002053169A - 包材および包装体 - Google Patents

包材および包装体

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JP2002053169A
JP2002053169A JP2000244397A JP2000244397A JP2002053169A JP 2002053169 A JP2002053169 A JP 2002053169A JP 2000244397 A JP2000244397 A JP 2000244397A JP 2000244397 A JP2000244397 A JP 2000244397A JP 2002053169 A JP2002053169 A JP 2002053169A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】保管に適した包装体を提供すること。 【解決手段】包装体1Aは、第1収納部材2Aと第2収
納部材6Aとを有する包材100A内に、医療器具が収
納された構成となっている。第1収納部材2Aには、カ
テーテル3と、容器4と、吸収体5とが収納されてい
る。第2収納部材6Aには、シリンジ7が収納されてい
る。第1収納部材2Aは、可とう性を有するシート材2
aと2bとを重ね、その縁部をシールした構成となって
いる。第2収納部材6Aは、可とう性を有するシート材
6aと剛性を有するシート材6bとを重ね、その縁部を
シールした構成となっている。シート材6aの基端部
は、シート材2aの先端部に、例えば融着により、分離
可能に接合されている。第1収納部材2Aと第2収納部
材6Aとの間には、折り曲げ部81Aが形成されてお
り、包材100Aは、折り曲げ部81Aで、折り曲げ可
能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、医療器具を収納す
る包材、および医療器具が収納された包装体に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】カテーテルのような長尺な医療器具と、
液体が密封され、開封口を有する容器とが包材内に収納
された包装体が知られている。このような包装体は、使
用時に必要な医療器具が一つの包材内に収納されている
ので、使用者にとっては、使い勝手が良い。このため、
このような包装体は、幅広く使用されている。
【0003】現在、使用者の利便性をさらに高めるべ
く、包装体に収納する医療器具の数を増やすことが検討
されている。ところが、収納する医療器具の数を増やそ
うとすると、包装体が大きくなり、かさばってしまう。
【0004】現在、日本の病院、医療機関は、倉庫等の
保管場所を十分に確保できないところが多い。このた
め、包装体に収納する医療器具の数を増やす場合、保管
事情等を考慮して、包装体がかさばらないようにする必
要がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、保管
に適した包材および包装体を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】このような目的は、下記
に示す本発明により達成される。
【0007】(1) 第1の医療器具を収納する第1の
収納部分と、第2の医療器具を収納する第2の収納部分
とを有する包材であって、前記第1の収納部分は、可と
う性を有するシートにより構成され、前記第2の収納部
分は、剛性を有するシートにより構成されていることを
特徴とする包装体。
【0008】(2) 第1の収納部分を備え、該第1の
収納部分に第1の医療器具を収納する第1の収納部材
と、第2の収納部分を備え、該第2の収納部分に第2の
医療器具を収納する第2の収納部材とを有する包材であ
って、前記第1の収納部分は、可とう性を有するシート
により構成され、前記第2の収納部分は、剛性を有する
シートにより構成されていることを特徴とする包装体。
【0009】(3) 前記第2の収納部材の長さは、前
記第1の収納部材の長さの半分以下である上記(2)に
記載の包材。
【0010】(4) 前記第1の収納部材の幅と前記第
2の収納部材の幅とが、ほぼ等しい上記(2)または
(3)に記載の包材。
【0011】(5) 前記第1の収納部材の幅方向の縁
部と、前記第2の収納部材の幅方向の縁部とが、隣接し
ている上記(2)ないし(4)のいずれかに記載の包
材。
【0012】(6) 前記第1の収納部材の長さ方向の
縁部と、前記第2の収納部材の長さ方向の縁部とが、隣
接している上記(2)ないし(4)のいずれかに記載の
包材。
【0013】(7) 前記第1の収納部分と前記第2の
収納部分との間に、包材を折り曲げ可能とする折り曲げ
部が設けられている上記(1)ないし(6)のいずれか
に記載の包材。
【0014】(8) 前記第1の収納部分と前記第2の
収納部分とが重なるように折り曲げ可能な上記(7)に
記載の包材。
【0015】(9) 前記第1の収納部分と前記第2の
収納部分との分離を可能にする分離機構を有する上記
(1)ないし(8)のいずれかに記載の包材。
【0016】(10) 前記分離機構は、前記第1の収
納部分を有する部材と前記第2の収納部分を有する部材
とが分離可能に接合されたことにより構成されている上
記(9)に記載の包材。
【0017】(11) 前記分離機構は、包材の強度を
部分的に弱めたこと、または、前記第1の収納部分を有
する部材と前記第2の収納部分を有する部材との接合強
度を弱めたことにより構成されている上記(9)に記載
の包材。
【0018】(12) 上記(1)ないし(11)のい
ずれかに記載の包材と、該包材の第1の収納部分に収納
された第1の医療器具と、前記包材の第2の収納部分に
収納された第2の医療器具とを有することを特徴とする
包装体。
【0019】(13) 前記第1の医療器具は、カテー
テルである上記(12)に記載の包装体。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明を添付図面に示す好
適実施形態に基づいて詳細に説明する。図1は、本発明
の包装体の第1実施形態を示す平面図(内部透視図)、
図2は、図1に示す包装体の側面図(内部透視図)、図
3は、図2に示す包装体の折り曲げ部付近を拡大した
図、図4は、図1中のA−A線断面図、図5は、図1中
のB−B線断面図である。以下、図1(図2および図3
も同様)中の上側を「基端」、下側を「先端」として説
明する。
【0021】図1および図2に示すように、本発明の包
装体1Aは、第1収納部材2Aと第2収納部材6Aとを
有する包材100A内に、医療器具が収納された構成と
なっている。第1収納部材2Aには、カテーテル(第1
の医療器具)3と、容器4と、吸収体5とが収納されて
いる。また、第2収納部材6Aには、シリンジ(第2の
医療器具)7が収納されている。
【0022】第1収納部材2Aは、医療器具(第1の医
療器具)を収納する部材であり、図2、4に示すよう
に、対向する一対のシート材2a、2bで構成されてい
る。詳しくは、第1収納部材2Aは、可とう性を有する
シート材2aと2bとを重ね、その縁部をシールした構
成となっている。図1に示すように、これらシート材2
a、2bの平面形状(平面視形状)は、ほぼ同形状であ
り、いずれも略長方形状(四角形状)をなしている。
【0023】図2、4に示すように、シート材2aは、
平坦な形状に成形(形成)されている。これに対し、シ
ート材2bは、収納するカテーテル3、容器4および吸
収体5の形状に対応するようなパターンの突出形状(ブ
リスター形状)に、成形(形成)されている。このよう
に、シート材2bが突出することにより、シート材2b
の突出部内には、医療器具を収納する部分である第1収
納部分200Aが形成されている。第1収納部材2Aで
は、この第1収納部分200A内に、カテーテル3と、
容器4と、吸収体5とが収納される。
【0024】第1収納部材2Aは、このようなシート材
2bに、縁部(外周部)が互いに重なるように、シート
材2aが重ねられた構成となっている。これらシート材
2a、2bの縁部は、融着(熱融着、高周波融着、超音
波融着等)または接着(接着剤や溶剤による接着)によ
りシールされている。このシールされた部分(以下、
「シール部21」という)とシート材2a、2bとで囲
まれた空間(以下、「第1収納空間20」という)は、
外部から隔離されている。したがって、第1収納部材2
A内に収納されたカテーテル3、容器4、および吸収体
5は、使用時まで好適に無菌状態が保たれる。
【0025】第1収納部材2Aを構成するシート材(フ
ィルム)2a、2bとしては、特に限定されないが、例
えば、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィ
ン樹脂、これらポリオレフィン樹脂のブレンド樹脂、ポ
リエチレンテレフタレート等のポリエステル樹脂、ポリ
塩化ビニリデン、塩化ビニル−塩化ビニリデン共重合体
等の単層フィルム、これらのフィルムにアルミニウム、
シリカ等を蒸着したもの、アルミニウムフィルム、アル
ミニウムラミネートフィルム等の金属箔または金属箔を
含むフィルムを使用することができる。さらには、これ
ら各フィルムを2層以上積層したものを用いることもで
きる。また、前記シート材としてプラスチック製不織布
や紙を用いてもよい。
【0026】シート材2a、2bは、同一の構成(材
料)でも、異なる構成(材料)でもよい。例えば、シー
ト材2a、2bの一方の可とう性が、他方の可とう性と
異なっていてもよい。また例えば、シート材2aは、剛
性を有する材料で構成されていてもよい。このような第
1収納部材2Aでは、内容物の視認性を確保するため
に、シート材2a、2bのうち、少なくとも一方は、透
明であることが好ましい。
【0027】シート材2a、2b(単層または多層積層
体)の厚さは、その層構成や用いる素材の特性(柔軟
性、強度、水蒸気透過性、耐熱性等)等に応じて適宜決
定され、特に限定されないが、通常は、60〜700μ
m程度であるのが好ましく、100〜500μm程度で
あるのがより好ましい。なお、シート材2a、2bの厚
さは、異なるものとしてもよいし、ほぼ同じものとして
もよい。
【0028】このようなシート材2a、2bは、例え
ば、インフレーション法、Tダイ法、ブロー成型法、ド
ライラミネート法、ホットメルトラミネート法、共押出
インフレーション法、共押出Tダイ法、ホットプレス法
等の種々の方法により製造することができる。
【0029】このような第1収納部材2Aの先端側縁部
には、第2の医療器具を収納する第2収納部材6Aが設
置されている。この第2収納部材6Aは、第1収納部材
2Aから分離可能なものとなっている。この第2収納部
材6Aは、基端側の縁部(幅方向の縁部)が第1収納部
材2Aの先端側の縁部(幅方向の縁部)に隣接するよう
に、第1収納部材2Aに接続されている。
【0030】図2、5に示すように、第2収納部材6A
は、対向する一対のシート材6aと6bとを重ね、その
縁部をシールした構成となっている。これらシート材6
a、6bのうち、シート材6aは、可とう性を有してい
る。これに対し、シート材6bは、剛性を有している。
【0031】図1に示すように、これらシート材6a、
6bの平面形状は、およそ同形状であり、いずれも略長
方形状(四角形状)をなしている。ただし、図3に参照
されるように、第2収納部材6Aの基端部では、シート
材6aは、シート材6bよりも、基端側に若干長くなっ
ている。図1に示すように、第2収納部材6Aの長さL
2は、第1収納部材2Aの長さL1の半分以下となって
いる。また、第2収納部材6Aの幅W2は、第1収納部
材2Aの幅W1とほぼ等しいものとなっている。
【0032】シート材6aは、平坦な形状に、成形(形
成)されている。これに対し、シート材6bは、収納す
るシリンジ7の形状に対応するようなパターンの突出形
状(ブリスター形状)に、成形(形成)されている。こ
のように、シート材6bが突出することにより、シート
材6bの突出部内には、医療器具を収納する部分である
第2収納部分600Aが形成されている。第2収納部材
6Aでは、この第2収納部分600A内に、シリンジ7
が収納される。
【0033】このようなシート材6bでは、図2および
図5に示すように、第2収納部分600Aの底面部分6
01、すなわち突出した部分の頂部は、平坦な面をなし
ている。
【0034】第2収納部材6Aは、このようなシート材
6bに、縁部(外周部)が互いに重なるように、シート
材6aが重ねられた構成となっている。そして、これら
シート材6a、6bの縁部は、融着(熱融着、高周波融
着、超音波融着等)または接着(接着剤や溶剤による接
着)によりシールされている。このシールされた部分
(以下、「シール部61」という)、およびシート材6
a、6bで囲まれる空間(以下、「第2収納空間60」
という)は、外部から隔離されている。したがって、第
2収納部材6A内に収納されたシリンジ7は、使用時ま
で好適に無菌状態が保たれる。
【0035】シート材(フィルム)6aとしては、例え
ば、シート材2aと同様のものを用いることができる。
シート材(フィルム)6bとしては、例えば、ポリエチ
レンテレフタレート(PET)等のポリエステル、ポリ
プロピレン(PP)、ポリスチレン(PS)、ポリエチ
レン(PE)等のポリオレフィン、ポリ塩化ビニル(P
VC)、ポリメチルメタクリレート(PMMA)、ポリ
エーテルスルホン(PES)、ポリプロピレンとエチレ
ンビニルアルコール(EVOH)、ポリプロピレンとポ
リエチレン、ナイロンとポリプロピレン等の積層品など
を用いることができる。このような第2収納部材6Aで
は、内容物の視認性を確保するために、シート材6a、
6bのうち、少なくとも一方は、透明であることが好ま
しい。
【0036】シート材6a(単層または多層積層体)の
厚さは、その層構成や用いる素材の特性(柔軟性、強
度、水蒸気透過性、耐熱性等)等に応じて適宜決定さ
れ、特に限定されないが、通常、シート材2aで述べた
のと同様の範囲内とすることが好ましい。シート材6b
(単層または多層積層体)の厚さは、その層構成や用い
る素材の特性(剛性、強度、水蒸気透過性、耐熱性等)
等に応じて適宜決定され、通常、100〜2000μm
程度であるのが好ましく、200〜1000μm程度で
あるのがより好ましい。
【0037】シート材6aは、シート材2aの製造方法
で挙げたのと同様の方法で製造することができる。シー
ト材6bは、例えば、Tダイ法、ドライラミネート法、
ホットメルトラミネート法、共押出Tダイ法、ホットプ
レス法等の種々の方法により製造することができる。
【0038】このような第1収納部材2Aと第2収納部
材6Aとを備える包材100Aは、図2に示すように、
第1収納部分200Aと第2収納部分600Aとの間
で、折り曲げ可能となっている。すなわち、包材100
Aには、包材100Aの折り曲げを可能にする折り曲げ
部81Aが、第1収納部分200Aと第2収納部分60
0Aとの間に形成されている。
【0039】さらには、包材100Aは、第1収納部材
2Aと第2収納部材6Aとの分離を可能にする分離機構
85Aを有している。換言すれば、包材100Aでは、
第1収納部材2Aと第2収納部材6Aとが、分離可能と
なっている。図3に示すように、第2収納部材6Aの基
端およびその近傍では、シート材6aとシート材6bと
はシールされていない。すなわち、第2収納部材6Aの
基端部では、シート材6aとシート材6bとは密着して
いない。そして、これらシート材6aとシート材6bと
の間には、第1収納部材2A(シート材2a、2b)の
先端部が介挿されている。そして、シート材6aの基端
部は、シート材2aの先端部に、例えば融着(溶着)に
より、分離可能に接合されている。
【0040】同図に示すように、この融着された部分
(以下、「接合部86A」という)は、シート材6aの
基端よりも、若干先端側に位置している。すなわち、接
合部86Aは、シート材6aの基端側の縁部から離間し
た位置に設けられている。包材100Aでは、この接合
部86Aよりも基端側のシート材6aにより、把持可能
なピールタブ(第2ピールタブ)87Aが構成されてい
る。包装体1Aの使用時には、このピールタブ87Aを
把持して、ピールタブ87Aを先端方向(あるいはシー
ト材2aと反対方向)に引っ張ることにより、シート材
6aを、シート材2aから剥離(破断)することができ
る。これにより、第2収納部材6Aが、第1収納部材2
Aから分離される。本実施形態の包材100Aのよう
に、シート材6aがシート材6bよりも基端側に長い
と、ピールタブ87Aを把持しやすくなる。
【0041】このように、本実施形態の包材100Aで
は、第2収納部材6Aが第1収納部材2Aに剥離可能に
接合されたことにより、第1収納部材2Aと第2収納部
材6Aとの分離を可能にする分離機構85Aが、構成さ
れている。また、このピールタブ87Aは、第2収納部
材6Aを開封する際にも使用される。第2収納部材6A
を第1収納部材2Aから分離した後、シート材6bを押
さえて(固定して)、ピールタブ87Aを先端方向(ま
たはシート材6bと反対方向)に引っ張ると、シート材
6aがシート材6bから剥離する。これにより、第2収
納部材6Aが開封される。このとき、シート材6aが可
とう性を有していると、シート材6aを剥離しやすい。
このように、ピールタブ87Aは、第2収納部材6Aの
開封に供される部分である第2収納部材開封部62を構
成している。
【0042】なお、ピールタブ87Aは、必ずしも設け
なくてもよい。また、シート材6aは、剛性を有してい
てもよい。本実施形態の包材100Aでは、第1収納部
材2Aと第2収納部材6Aとを融着(溶着)により接合
したが、第1収納部材2Aと第2収納部材6Aとを、例
えば、粘着剤(接着剤)、粘着シート等を用いて接合し
てもよい。
【0043】このような包材100Aでは、接合部86
Aと第2収納部材6Aのシール部61との間に、折り曲
げ部81Aが、包材100Aの幅方向に沿って形成され
ている。別言すれば、包材100Aは、折り曲げ部81
Aで、折り曲げ可能である。そして、本実施形態の包材
100Aは、図2、3に示すように、シート材2a(第
1収納部分200A)とシート材6a(第2収納部分6
00A)とが重なるように、折り曲げることができる。
【0044】本実施形態の包材100Aのように、第1
収納部材2Aが、シート材6a、6bのうちの片方にの
み接合されていると、折り癖がつきやすくなり、包材1
00Aの折り曲げが極めて容易となる。加えて、使用時
には、第1収納部材2Aと第2収納部材6Aとの分離操
作も容易となる。また、本実施形態の包材100Aのよ
うに、第1収納部材2Aの幅方向の縁部と第2収納部材
6Aの幅方向の縁部とが隣接していると、包材100A
の折り曲げ操作を、行いやすくなる。
【0045】本実施形態の包材100Aを折り曲げる
と、包材100Aの平面形状は、第1収納部材2Aの平
面形状とほぼ等しくなる。すなわち、包材100Aを折
り曲げると、包材100Aの平面形状は、第1収納部材
2Aとほぼ同様の四角形状となる。
【0046】したがって、折り畳まれた包装体1Aはコ
ンパクトであり、保管しやすい。特に、本実施形態の包
装体1Aのように、折り畳まれた状態で包装体1Aの平
面形状が四角形をなしていると、包装体1Aを、箱等に
密に敷き詰めることができる。つまり、包装体1Aは、
箱内の狭いスペースを有効に利用することができる。
【0047】また、本実施形態の包装体1Aのように、
第2収納部材6Aの長さL2が第1収納部材2Aの長さ
L1の半分以下であると、コンパクトに包装体1Aを積
み重ねることができる。2個の包装体1Aを1組とし
て、一方の包装体1Aの基端と他方の包装体1Aの基端
とを逆向きにし、第1収納部材2Aが底面と上面を構成
するようにして(すなわち第2収納部材6Aが内向きと
なるようにして)包装体1Aを積み重ねると、これら2
個の包装体1Aは、空間を直方体状に占めるようにな
る。このため、箱の中で、包装体1Aを密に積み重ねる
ことができ、空間を無駄なく利用できる。
【0048】特に、本実施形態の包装体1Aのように、
第2収納部分600Aの底面部分601が平坦な面をな
していると、1組の包装体1Aを、直方体状に積み重ね
やすくなる。なお、本実施形態の包装体1Aでは、底面
部分601のほぼ全域が平坦な面をなしているが、かか
る平坦な面は、底面部分601に部分的に設けてもよ
い。また、底面部分601に、平坦な面を設けなくても
よい。
【0049】本実施形態の包材100Aでは、折り曲げ
部81Aと分離機構85Aとを近い位置(またはほぼ同
じ位置)に設けたことも、包材100Aのさらなるコン
パクト化に寄与している。
【0050】このような効果に加えて、本発明の包装体
1Aは、包材100A内に収納された医療器具が破損か
ら好適に保護されるという効果を有している。包装体1
Aでは、シリンジ7が破損しやすい部材である。シリン
ジ7は、比較的大きい(特に径が大きい)ので、衝撃、
外力等が加わりやすい。したがって、保管中等に、シリ
ンジ7に強い外力、衝撃が加わった場合、シリンジ7が
割れたり、液漏れを起こしたりする可能性がある。しか
し、本発明の包装体1Aでは、シリンジ7は、剛性を有
するシート材6bにより、好適に保護されている。した
がって、例えば、保管中等に、包装体1Aに強い衝撃が
加わったり、強い力、押圧力が加わった場合でも、シリ
ンジ7は、割れにくく、液漏れも起こしにくい。
【0051】その一方、包装体1Aでは、力や衝撃が加
わっても破損しにくい医療器具等は、可とう性を有する
シート材2bに収納されている。このシート材2bは、
可とう性を有しているため、変形可能である。したがっ
て、保管時等には、第1収納部分200Aは、接触した
物に追従して、変形する。端的に言えば、第1収納部分
200Aは、変形してコンパクトになり、かさばらな
い。
【0052】このように、包装体1Aでは、衝撃、外力
等から保護すべき医療器具は、第2収納部分600Aに
収納され、好適に保護されている。これに対し、比較的
破損しにくい医療器具は、コンパクトに変形しうる第1
収納部分200Aに収納されている。つまり、本発明の
包装体1Aでは、コンパクト化と、医療器具の保護との
両立が図られている。本発明の包装体1Aの最も優れて
いる点は、医療器具を破損から好適に保護しつつ、コン
パクト化を図り、収納の効率を高めたことにある。
【0053】なお、本明細書では、シート材6bが剛性
を有することは、例えば、シート材2bとシート材6b
とを手で押圧してみて、シート材6bがシート材2bよ
りも硬いことを指標とすることができる。
【0054】以下、第1収納部材2A内に収納されたカ
テーテル3と、容器4と、吸収体5とを、第1収納部材
2Aの内部(第1収納空間20)構造を説明しつつ、説
明する。
【0055】第1収納部材2A内に収納されるカテーテ
ル3は、生体に挿入または装着して使用される長尺の器
具である。このカテーテル3は、生体内に挿入される挿
入部31と、カテーテル3を手で持って操作する基部3
2とを有している。挿入部31は、好ましくは可撓性を
有する管体で構成されている。挿入部31の先端部に
は、側孔35が形成された柔軟な先端部材34が設けら
れている。
【0056】この挿入部31は、生体内への挿入を円滑
に行うことが必要とされ、そのために、挿入部31の表
面の全体または一部には、湿潤により潤滑性を発現する
物質が付与されているのが好ましい。このような物質と
しては、例えば、特開昭60−259269号、特開平
1−195863号公報に記載されているような親水性
ポリマーが挙げられる。このような物質は、通常、挿入
部31の表面に、湿潤していない状態(乾燥状態)で存
在している。この場合、カテーテル3の使用に先立ち、
例えば容器4から噴出した液体43を挿入部(要接液
部)31に接触させ、湿潤により潤滑性を発現させる。
【0057】基部32は、コネクターとして機能するも
ので、斜め側方に分岐した分岐部33を有する。ただ
し、このような形状に限定されないことは、言うまでも
ない。
【0058】第1収納部材2A内に収納されるカテーテ
ル3の種類、用途等は、特に限定されず、例えば、気
管、消化管、尿道、膣、血管、リンパ管、胆管、その他
の体腔や、例えば、肺、心臓、腎臓等の各種臓器、その
他の生体組織等へ挿入される種々のカテーテル、バルー
ンカテーテル等が挙げられる。この中でも、特に、尿道
に挿入して使用されるカテーテル(尿道カテーテル、導
尿カテーテル)が好ましい。
【0059】排尿障害における導尿法は、留置カテーテ
ルではなく無菌間歇導尿法が好ましいが、近年、患者自
身がカテーテルを使って尿を排出する自己導尿が有効な
治療方法として普及してきている。この方法は、低圧で
完全に尿を排出できるので、既にある尿感染が低減す
る、頻尿、尿失禁が治る、膀胱と腎臓に負担をかけない
等の利点がある。しかも、患者自身が行うことができ、
便利である。
【0060】したがって、カテーテルの基部(接液不用
部)32を、液体43で濡れていない状態(乾燥状態)
に保つことができれば、医療器具の取り扱いに不慣れな
患者にとっては、カテーテル3の操作性が向上し、より
簡便かつ確実に自己導尿を行うことができる。同様に医
療従事者にとっても、業務の効率化に寄与するものであ
る。
【0061】容器4は、内部に液体を密封・貯留する。
この容器4は、筒状に成形されたシート材(インフレー
ションシート材)の両端部を融着(または接着)し、袋
状としたものである。なお、容器4は、このように形成
したものに限定されず、例えば、平坦なシート材の中央
部を折り曲げ三方を融着(または接着)し、袋状とした
もの、あるいは、2枚のシート材を重ね、その外周部全
周を融着(または接着)し、袋状としたものでもよい。
容器4内には、後述するような液体43が密閉されてい
る。
【0062】容器4は、基端部に開封口41となるシー
ル部と、先端部にシール部42が形成されている。な
お、本発明において、容器4は、容易かつ確実に開封す
ることができるものであれば、その構造等は、特に限定
されない。
【0063】開封口41のシール幅は、シール部42の
シール幅より狭くなるように形成されている。このた
め、例えば、容器4を第1収納部材2の外部から押圧
(圧迫)等することで開封口41となるシール部は、シ
ール部42より容易かつ確実に剥離(破断)する。これ
により、容器4は、液体43を開封口41より噴出させ
ることができる。なお、開封口41は、そのシール部の
一部を、他の部分より接合強度(剥離強度)が弱い弱シ
ール部で構成されてもよい。
【0064】容器4を構成するシート材(フィルム)と
しては、特に限定されず、前記第1収納部材2Aを構成
するシート材と同様の構成のものを用いることができ
る。
【0065】容器4を構成するシート材(単層または多
層積層体)の厚さは、その層構成や用いる素材の特性
(柔軟性、強度、水蒸気透過性、耐熱性等)等に応じて
適宜決定され、特に限定されないが、通常は、60〜7
00μm程度であるのが好ましく、100〜500μm
程度であるのがより好ましい。
【0066】このような容器4を構成するシート材は、
例えば、インフレーション法、共押出インフレーション
法、Tダイ法、ブロー成型法、ドライラミネート法、ホ
ットメルトラミネート法、共押出Tダイ法、ホットプレ
ス法等の種々の方法により製造することができる。
【0067】容器4内に収納される液体43は、カテー
テル3の挿入部31の表面と接触して、その摩擦抵抗を
低減させることができる物質(液状または半液状物)で
あるのが好ましい。
【0068】液体43としては、特に限定されないが、
例えば、水、生理等張液(生理食塩水)、グリセリン、
シリコーンオイル、オリーブオイル等のオイル類、キシ
ロカインゼリー等が挙げられる。なお、カテーテル3の
挿入部31の表面に前述したような湿潤により潤滑性を
発現する物質が付与されている場合、液体43は、この
物質を湿潤させることができるものであればいかなるも
のでもよく、例えば、水、生理等張液(生理食塩水)、
グリセリン水溶液等がより好ましく用いられる。
【0069】吸収体5は、液体43等を吸収し、保持す
ることができる液体吸収体である。吸収体5を第1収納
部材2A内に収納することにより、吸収体5は、カテー
テル3の挿入部31と液体43を接触させた後、余剰の
液体43を吸収、保持することが可能となる。したがっ
て、カテーテル3の基部32が液体43と接触し、濡れ
てしまう可能性がより低くなる。
【0070】吸収体5は、特に限定されないが、例え
ば、高分子吸収材料、スポンジ、綿、ガーゼ、不織布や
それらに前記高分子吸水性材料を担持したもの(例え
ば、おむつ、生理用品等に用いられているもの)などで
構成することができる。このような吸収体5は、ブロッ
ク状、粉末状、フィルム状、シート状(板状)、繊維状
などの形態(形状)をとることができる。
【0071】次に、前述したカテーテル3、容器4およ
び吸収体5の、第1収納部材2A内での収納位置と、第
1収納部材2Aが有する第1収納部材開封部22の位置
について説明する。
【0072】図1に示すように、第1収納部材2Aに
は、その内部に収納されたカテーテル3の基端および先
端付近に、それぞれシール部21が存在している。この
ため、カテーテル3は、第1収納部材2A内において、
その長手方向の移動が規制される。すなわち、カテーテ
ル3は、その長手方向にわずかな距離しか移動すること
ができない。
【0073】また、第1収納部材2Aには、その内部に
収納された容器4の基端付近にシール部21により形成
される壁部24、先端付近にシール部21により形成さ
れる突出部25および両側付近にシール部21が、それ
ぞれ存在している。このため、容器4は、第1収納部材
2A内において、図中上下左右方向の移動が規制され
る。
【0074】壁部24および突出部25の位置を設定す
ることにより、第1収納部材2A内でカテーテル3の長
手方向に対する容器4の開封口41の位置を、任意に決
定することができる。
【0075】本実施形態では、開封口41は、カテーテ
ル3の挿入部31の範囲内またはその側部近傍に位置し
ている。開封口41が、このような位置にあると、カテ
ーテル3の挿入部31を、液体43で迅速に、均一に濡
らすことができる。
【0076】また、前記の壁部24は、第1収納部材2
Aの先端からの距離が、その外側で短く、内側で長くな
るように傾斜して(テーパ状に)形成されている。この
ため、開封口41から噴出した液体43のうち、壁部2
4に衝突しないものは、カテーテル3の挿入部31の基
端側を効率良く濡らすことができる。一方、テーパ状の
壁部24に衝突したものは、壁部24でその勢いが緩和
されるとともに、その側方、すなわち、挿入部31に向
けて広い角度で飛散し、挿入部31の残りの部分、特
に、中間部を効率良く濡らすことができる。したがっ
て、液体43が挿入部31の長手方向に満遍なく広が
り、挿入部31の広範囲をより均一に濡らすことができ
る。
【0077】なお、壁部の形態(形状、構造等)として
は、図示したものに限定されず、例えば、開封口41か
ら噴出する液体43の噴出方向とほぼ直交している壁部
であってもよい。これにより、濡らしたくない方向への
噴出を規制し、挿入部31を均一に濡らすことができ
る。
【0078】さらに、第1収納部材2Aには、その内部
に収納された吸収体5の基端付近に前記の突出部25お
よび先端付近にシール部21が、それぞれ存在してい
る。このため、吸収体5は、第1収納部材2A内におい
て、カテーテル3の長手方向の移動が、ある程度規制さ
れる。突出部25の位置を設定することにより、第1収
納部材2A内でカテーテル3の長手方向に対する吸収体
5の位置を、任意に決定することができる。
【0079】本実施形態では、吸収体5は、カテーテル
3の先端部に位置している。これにより、容器4から噴
出した液体43が、カテーテル3の挿入部31と十分に
接触した後、余剰の液体43が、吸収体5で吸収、保持
されることになり、液体43の利用効率がよい。
【0080】また、第1収納部材2Aでは、第1収納部
材開封部22が、第1収納部材2Aの基端部、すなわち
カテーテル3の基部32の近傍に、形成されている。
【0081】この第1収納部材開封部22は、前述した
シート材2a、2bの基端をシールせずに形成した一対
のピールタブ(第1ピールタブ)23、23を互いに反
対方向に引っ張ることにより、第1収納部材開封部22
のシール部21を剥離し、開封することができる。
【0082】第1収納部材開封部22は、カテーテル3
の基部32の近傍に位置するため、挿入部31を液体4
3で濡らした後、カテーテル3を開封された第1収納部
材開封部22から取り出す際に、基部32が液体43と
接触して濡れることをより有効に防止することができ
る。
【0083】なお、第1収納部材開封部の構成は、図示
のものに限らず、例えば、第1収納部材の縁部に切欠き
(ノッチ)が形成され、この切欠き部から第1収納部材
2Aを引き裂いて開封するような構成のものでもよい。
【0084】以下、包材100Aの第2収納部材6A内
に収納されたシリンジ7を、第2収納部材6Aの内部構
造(第2収納空間60)を説明しつつ、説明する。
【0085】シリンジ7は、略円筒状をなしている。こ
のシリンジ7は、シリンジ7の主要部を構成し、内部に
液体を貯留する略円筒状のシリンジ本体71と、かかる
シリンジ本体71内に基端側から挿入された押し子72
とを有している。このシリンジ7内には、液体73が、
密封・貯留されている。
【0086】シリンジ本体71の先端部には、液体が排
出する際の流路となる排出口711が設けられており、
基端部には、シリンジ本体71の把持を容易ならしめる
フランジ712が設けられている。本実施形態の包装体
1Aでは、この排出口711は、栓79により、使用時
まで、封止されている。シリンジ本体71の基端は開放
しており、この開放端から、押し子72がシリンジ本体
71内に挿入されている。この押し子72の先端部に
は、シリンジ本体71内で押し子72を液密に摺動させ
るガスケット721が設けられており、基端部には、押
し子72の把持を容易ならしめるフランジ722が設け
られている。シリンジ7では、シリンジ本体71の内壁
とガスケット721とで内部に空間が画成されている。
そして、シリンジ7では、この空間内に、液体73が貯
留されている。
【0087】このようなシリンジ7では、栓79を取り
外し、押し子72を先端方向に押すと、シリンジ本体7
1内部の内圧が高まり、これにより、液体73が、排出
口711を通って、排出される。
【0088】シリンジ7に貯留される液体73として
は、特に限定されないが、例えば、蒸留水等の水、生理
食塩水等の生理等張液、ブドウ糖等の糖質液、塩化ナト
リウム等の電解質液、ビタミン剤、脂肪乳剤、ワクチ
ン、抗生物質、造影剤、ステロイド剤、抗癌剤、麻酔
薬、麻薬、覚せい剤等の各種注射薬液、流動食、アルコ
ール等の液体やゼリー状の物質あるいは粘弾性を有する
物質などが挙げられる。
【0089】このようなシリンジ7が収納される第2収
納部分600Aでは、シート材6bの形状は、少なくと
も一部分が、シリンジ7の形状に対応している。本実施
形態の第2収納部材6Aでは、シリンジ本体71の先端
側に位置する部分のシート材6bが、シリンジ本体71
の形状に対応し、シリンジ本体71に当接、支持してい
る。以下、シート材6bのシリンジ本体71に当接して
いる部分を、シリンジ本体当接部63という。図5に示
すように、このシリンジ本体当接部63は、シート材6
aと反対側の部分と、かかる部分からほぼ120°の角
度をなす部分(2ヶ所)とで、計3ヶ所、シリンジ本体
71の外周面(外周部)に当接している。このため、シ
リンジ7は、第2収納部分600A内において、シート
材2aの法線方向、およびシート材2aと平行な方向へ
の移動が規制される。
【0090】シリンジ本体71の先端部では、シート材
6bは、排出口711および栓79の形状に対応した形
状をなしている。この部分は、シリンジ本体71の先端
部または栓79に当接可能である。以下、シート材6b
のシリンジ本体71の先端部に当接可能な部分をシリン
ジ先端部当接部64という。また、シリンジ本体71の
基端部では、シート材6bが、内部に突出している。す
なわち、シリンジ本体71の基端部では、第2収納部分
600Aが内部にくびれている。そして、この内部に突
出しているシート材6bは、フランジ712の基端側の
面と当接可能である。以下、シート材6bのシリンジ本
体71の基端部に当接可能な部分をシリンジ基端部当接
部65という。
【0091】このように、第2収納部分600A内で
は、シリンジ先端部当接部64およびシリンジ基端部当
接部65が、シリンジ7(または栓79)に当接、支持
可能である。このため、第2収納部材6Aでは、シリン
ジ7の長手方向(先端方向および基端方向)の移動が規
制される。ゆえに、第2収納部分600A内では、シリ
ンジ7が大きく動くことが防止される。このような効果
は、シート材6bが剛性を有していることにより、好適
に得られる。包装体1Aでは、かかる点も、シリンジ7
の破損、液漏れの防止に寄与している。
【0092】以下、包装体1Aの使用方法(作用)の一
例について説明する。前述したように、包装体1Aを保
管する際には、シート材6aがシート材2aに重なるよ
うに、すなわち、第2収納部分600Aが第1収納部分
200Aに重なるように、包材100Aを、折り曲げ部
81Aにて折り曲げる。これにより、箱等に、複数の包
装体1Aを、コンパクトに効率よく収納・保管できる。
【0093】その後、包装体1A内の医療器具を使用す
る際には、箱等から包装体1Aを取り出し、下記のよう
な操作を行う。
【0094】まず、第1収納部材2Aと第2収納部材6
Aとを分離する。本実施形態の包装体1Aでは、ピール
タブ87Aを引っ張り、シート材6aをシート材2aか
ら剥離することにより、第2収納部材6Aを第1収納部
材2Aから分離できる。このとき、本実施形態の包材1
00Aのように、折り曲げ部81Aと分離機構85Aと
が近い(またはほぼ同じ位置である)と、折り曲げ部8
1Aの折り癖により、シート材2aとシート材6aとの
剥離性が良好になる。またこのとき、本実施形態の包材
100Aのように、第2収納部材6Aが第1収納部材2
Aの先端側に接合されていると、第2収納部材6Aを第
1収納部材2Aから分離する際に、誤ってピールタブ2
3が引っ張られ、第1収納部材2Aが不用意に開封して
しまうことが、好適に防止される。
【0095】次に、第1収納部材2Aの外部から容器4
を指等で押圧・圧迫する。これにより、容器4の開封口
41のシール部が剥離(破断)して、開封口41より容
器4内の液体43が噴出する。本発明のように、シート
材2bが可とう性を有していると、容器4を容易に押圧
できる。
【0096】開封口41から噴出した液体43の一部
は、直接、挿入部(要接液部)31の基端側へ、また、
壁部24に衝突したものは、その勢いが緩和されるとと
もに、その側方へ比較的広い角度で飛散する。これによ
り、液体43がカテーテル3の挿入部31の長手方向に
広がり、挿入部31の少なくとも基端側の部分を均一に
濡らす。
【0097】また、必要に応じて、包装体1Aを前述し
た状態に保ったまま、挿入部31の基端側と先端側を交
互に上下させる等の操作を行ってもよい。これにより、
挿入部31の表面に付着している液体43が、挿入部3
1の表面に沿って基端側と先端側を往復し、挿入部31
の基端側の部分から先端側の部分まで、満遍なく、均一
に濡らすことができる。
【0098】さらに、必要に応じて、水平状態にある包
装体1Aの先端が鉛直下方に向くようにする。すなわ
ち、包装体1Aの基端が鉛直上方、先端が鉛直下方に向
くような姿勢とする。これにより、挿入部31の表面に
付着している液体43が、挿入部31の表面に沿って流
下し、挿入部31の先端まで、より満遍なく、より均一
に濡らすことができる。特に、先端部材34の外表面を
濡らすことができる。
【0099】そして、第1収納部材2A内の先端部に設
置された吸収体5により、余剰の液体43が、吸収、保
持される。これにより、例えば、包装体1Aの基端を鉛
直下方に向けてしまったような場合でも、カテーテル3
の基部32が、余剰の液体と接触し、濡れてしまうこと
を防止することができる。
【0100】以上のようにして、挿入部(要接液部)3
1の表面が液体43で濡れると、挿入部31の表面は、
潤滑性が発現し、摩擦抵抗が低減する。
【0101】なお、容器4の開封口41を開封後、必要
に応じて、第1収納部材2Aの外部から指等で押圧(圧
迫)する等して、容器4内の液体43を残らず排出する
操作を行ってもよい。
【0102】第1収納部材2Aの内部および容器4の内
部は、予め滅菌処理がなされており、しかも、液体43
との接触によりカテーテル3の挿入部31の表面に潤滑
性を発現させる操作は、密閉された第1収納部材2の収
納空間20内で外気と接触することなく行われるため、
カテーテル3は、無菌性を保持することができる。さら
に、カテーテル3の基部(接液不用部)32は乾燥状態
に保持されている。
【0103】以上のようにして、カテーテル3の挿入部
(要接液部)31の表面が液体43で濡れ、潤滑性を発
現したら、第1収納部材2Aの第1収納部材開封部22
を、剥離(破断)して開封する。
【0104】そして、カテーテル3の基部32を手で持
ち、カテーテル3を第1収納部材2A内より取り出す。
このとき、カテーテル3の基部(接液不用部)32は、
液体43で濡れていないため、基部32を手で持ったと
きに濡れにより滑ることがなく、このカテーテル3の取
り出し操作を迅速、確実に行うことができる。
【0105】また、カテーテル3の基部(接液不用部)
32は、第1収納部材開封部22の近傍に位置している
ため、第1収納部材2Aからのカテーテル3の取り出し
操作の際にも、基部32が第1収納部材2Aの内面等に
付着した液体43と接触し、濡れるということが防止さ
れる。
【0106】第1収納部材2Aから取り出されたカテー
テル3は、その挿入部31を生体の目的部位に挿入また
は装着される。カテーテル3が尿道カテーテル(導尿カ
テーテル)である場合には、その挿入部31を先端側か
ら尿道および膀胱に挿入し、このカテーテル3を介して
排尿する。このとき挿入部31の表面が潤滑性を有して
いるため、円滑かつ安全に行うことができる。
【0107】また、このような生体への挿入操作は、カ
テーテル3の基部32を手で把持して行なうが、前述し
たように、カテーテル3の基部32は、液体43で濡れ
ていないため、基部32を手で持ったときに濡れにより
滑ることがなく、よって、このカテーテル3の生体への
挿入操作を迅速、確実に行うことができる。
【0108】次に、第2収納部材6Aのピールタブ87
Aを引っ張り、第2収納部材6Aを開封する。そして、
第2収納部分600Aから、シリンジ7を取り出す。
【0109】次に、栓79を排出口711から抜く(取
り外す)。次に、排出口711をカテーテル3の分岐部
33に挿入・挿着し、シリンジ7をカテーテル3に接続
する。そして、押し子72を押し、シリンジ7内に貯留
された液体73を、カテーテル3内に注入する。
【0110】このように、本発明の包装体1Aでは、必
要なときに第1収納部材2Aおよび第2収納部材6Aを
開封すればよいので、第1収納部材2Aおよび第2収納
部材6A内に収納された医療器具(カテーテル3および
シリンジ7)を、使用直前まで無菌状態に保つことがで
きる。
【0111】以下、本発明の包装体の第2実施形態につ
いて説明する。なお、以下の説明では、第1実施形態の
包装体と共通する事項については説明を省略し、相違す
る事項を中心に説明する。図6は、本発明の包装体の第
2実施形態を示す平面図(内部透視図)、図7は、図6
中のC−C線断面図である。以下、図6中の上側を「基
端」、下側を「先端」として説明する。
【0112】包材100Bでは、第2収納部材6Bの側
方の縁部(長さ方向の縁部)が第1収納部材2Bの側方
の先端側の縁部(長さ方向の縁部)に隣接している。
【0113】この包材100Bでは、シート材2aおよ
びシート材6aは、一体的に形成されたものとなってい
る。そして、包材100Bは、この一体的に形成された
シート材2a、6aに、シート材2bおよびシート材6
bが、それぞれ接合された構成となっている。
【0114】この包材100Bは、第1収納部材2Bと
第2収納部材6Bとの分離を可能にする分離機構85B
を有している。すなわち、包材100Bでは、第1収納
部材2Bと第2収納部材6Bとが分離可能である。この
分離機構85Bは、シート材2aとシート材6aとの間
に設けられたミシン目88Bによって構成されている。
図6に示すように、ミシン目88Bは、シート材2bと
シート材6bとの間に、第2収納部材6Bの基端から先
端まで、長さ方向に形成されている。このミシン目88
Bにより、ミシン目88Bが形成された部分では、包材
100B(シート材2a、6a)の強度が弱められてい
る。したがって、使用者は、このミシン目88Bに沿っ
て包材100Bを裂くことができ、これにより、第1収
納部材2Bと第2収納部材6Bとを分離できる。
【0115】包装体1Bでは、このミシン目88Bに沿
って(ミシン目88Bとほぼ重なるように)、折り曲げ
部81Bが形成されている。すなわち、図7に示すよう
に、包装体1Bは、折り曲げ部81Bで、すなわちミシ
ン目88Bに沿って、折り曲げ可能である。そして、本
実施形態の包材100Bは、図7に示すように、シート
材2a(第1収納部分200B)とシート材6a(第2
収納部分600B)とが重なるように、折り曲げること
ができる。
【0116】本実施形態の包材100Bを折り曲げる
と、包材100Bの平面形状は、第1収納部材2Bの平
面形状とほぼ等しくなる。すなわち、包材100Bを折
り曲げると、包材100Bの平面形状は、第1収納部材
2Bとほぼ同様の四角形状となる。
【0117】本実施形態の包材100Bのように、ミシ
ン目88B、すなわち包材100Bの強度が弱められた
部分で包材100Bを折り曲げるような構成にすると、
折り目がミシン目88Bに付くようになる。このため、
ミシン目88Bで包材100Bを裂き易くなり、第1収
納部材2Bと第2収納部材6Bとの分離がさらに容易と
なる。
【0118】なお、本実施形態の包材100Bでは、ミ
シン目88Bを設けることにより包材100Bの強度を
部分的に弱めたが、例えば、包材100Bが積層のフィ
ルムやシートの場合、ある層にだけスリットを入れるこ
とにより、包材100Bの強度を部分的に弱めてもよ
い。この方法によると、第1収納部材2Bと第2収納部
材6Bとの分離が容易になる。また、ハーフカット等に
より包材100Bの強度を部分的に弱めてもよい。
【0119】本実施形態の包装体1Bのように、第2収
納部材6Bの長さ方向の縁部が第1収納部材2Bの長さ
方向の縁部に隣接していると、第1収納部材2Bと第2
収納部材6Bとの接合強度が増大する。
【0120】なお、本実施形態の包材100Bでは、包
材100Bの強度を部分的に弱めたことにより分離機構
85Bを構成したが、例えば、接合強度を弱めて第1収
納部材2Bと第2収納部材6Bとを接合することによ
り、分離機構を構成してもよい。
【0121】以上、本発明を図示の好適実施形態に基づ
いて説明してきたが、本発明はこれに限定されるもので
はない。
【0122】本発明において、生体に挿入または装着し
て使用される長尺のカテーテル3としては、例えば、以
下のようなものが挙げられる。 ・胃管カテーテル、栄養カテーテル、経管栄養用チュー
ブ、酸素カテーテル、酸素カヌラ、気管内チューブのチ
ューブやカフ、気管切開チューブのチューブやカフ、気
管内吸引カテーテル等の経口または経鼻的に挿入、留置
されるカテーテル類。 ・吸引カテーテル、排液カテーテル、腹腔カテーテル、
直腸カテーテル、トロッカー等の各種体腔、臓器、組織
内に挿入、留置されるカテーテル類。 ・血管造影用カテーテル、PTCA用バルーンカテーテ
ル、IABP用バルーンカテーテル、静脈留置カテーテ
ル、動注用カテーテル等の血管内に挿入、留置されるカ
テーテル類。
【0123】さらには、生体に挿入または挿着して使用
される長尺の医療器具としては、カテーテルの他に、例
えば、以下のようなものが挙げられる。 ・単独で、または、前記各カテーテル類とともに使用さ
れる各種ガイドワイヤー。 ・人工血管、ステント。 ・注射針、留置針、カテーテルイントロデューサ。 ・内視鏡、超音波破砕プローブ。 ・縫合用または結紮用の糸。
【0124】上記実施形態では、第1の医療器具の使用
に際して使用される医療器具としてシリンジを挙げた
が、かかる医療器具としては、シリンジの他に、例え
ば、綿球や鉗子またはピンセット、消毒薬等の容器をあ
わせて収納したものや、注射液等の薬剤を密封した容器
を収納してもよい。また、これらは、各々単独に収納さ
れていてもよく、さらにこれら医療器具の2以上の組み
合わせで収納されていてもよい。
【0125】さらには、前記実施形態では、第2収納部
分に収納される医療器具として、第1の医療器具の使用
に際して使用される医療器具を挙げたが、本発明では、
第2収納部分に収納される医療器具は、第1の医療器具
の使用と無関係に使用されるものであってもよい。
【0126】なお、第1収納部材および第2収納部材内
には、前述した以外の任意のものが収納されていてもよ
い。
【0127】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、内
部に収納された医療器具を好適に保護しつつ、省スペー
ス、省空間で保管できる包装体を提供することができ
る。また、本発明によれば、包装体のコンパクト化を図
れるので、包装体が極度に大きくなることを抑制しつ
つ、より多くの医療器具を包材内に収納することが可能
となる。
【0128】したがって、本発明の包装体を使用する者
にとっては、1個の包装体からより多くの医療器具を取
り出すことが可能となり、便利である。また、本発明の
包装体を保管する者にとっては、本発明の包装体は、保
管しやすく、便利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の包装体の第1実施形態を示す平面図
(内部透視図)である。
【図2】図1に示す包装体の側面図(内部透視図)であ
る。
【図3】図2に示す包装体の折り曲げ部付近を拡大した
図である。
【図4】図1中のA−A線断面図である。
【図5】図1中のB−B線断面図である。
【図6】本発明の包装体の第2実施形態を示す平面図
(内部透視図)である。
【図7】図7中のC−C線断面図である。
【符号の説明】
1A、1B 包装体 100A、100B 包材 2A、2B 第1収納部材 200A、200B 第1収納部分 2a シート材 2b シート材 20 第1収納空間 21 シール部 22 第1収納部材開封部 23 ピールタブ 24 壁部 25 突出部 26 易折曲部 3 カテーテル 31 挿入部 32 基部 33 分岐部 34 先端部材 35 側孔 4 容器 41 開封口 42 シール部 43 液体 5 吸収体 6A、6B 第2収納部材 600A、600B 第2収納部分 60 第2収納空間 6a シート材 6b シート材 61 シール部 62 第2収納部材開封部 63 シリンジ本体当接部 64 シリンジ先端部当接部 65 シリンジ基端部当接部 601 底面部分 7 シリンジ 71 シリンジ本体 711 排出口 712 フランジ 72 押し子 721 ガスケット 722 フランジ 73 液体 81A、81B 折り曲げ部 85A、85B 分離機構 86A 接合部 87A ピールタブ 88B ミシン目 L1、L2 長さ W1、W2 幅
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 竹岡 教夫 静岡県富士宮市舞々木町150番地 テルモ 株式会社内 Fターム(参考) 3E067 AA03 AA11 AB83 AC05 BA02A BA34A BB14A BB15A BB16A BC03A CA11 CA24 EA06 FA01 FA08 FB02 FC01 GA23

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の医療器具を収納する第1の収納部
    分と、第2の医療器具を収納する第2の収納部分とを有
    する包材であって、 前記第1の収納部分は、可とう性を有するシートにより
    構成され、 前記第2の収納部分は、剛性を有するシートにより構成
    されていることを特徴とする包装体。
  2. 【請求項2】 第1の収納部分を備え、該第1の収納部
    分に第1の医療器具を収納する第1の収納部材と、 第2の収納部分を備え、該第2の収納部分に第2の医療
    器具を収納する第2の収納部材とを有する包材であっ
    て、 前記第1の収納部分は、可とう性を有するシートにより
    構成され、 前記第2の収納部分は、剛性を有するシートにより構成
    されていることを特徴とする包装体。
  3. 【請求項3】 前記第2の収納部材の長さは、前記第1
    の収納部材の長さの半分以下である請求項2に記載の包
    材。
  4. 【請求項4】 前記第1の収納部材の幅と前記第2の収
    納部材の幅とが、ほぼ等しい請求項2または3に記載の
    包材。
  5. 【請求項5】 前記第1の収納部材の幅方向の縁部と、
    前記第2の収納部材の幅方向の縁部とが、隣接している
    請求項2ないし4のいずれかに記載の包材。
  6. 【請求項6】 前記第1の収納部材の長さ方向の縁部
    と、前記第2の収納部材の長さ方向の縁部とが、隣接し
    ている請求項2ないし4のいずれかに記載の包材。
  7. 【請求項7】 前記第1の収納部分と前記第2の収納部
    分との間に、包材を折り曲げ可能とする折り曲げ部が設
    けられている請求項1ないし6のいずれかに記載の包
    材。
  8. 【請求項8】 前記第1の収納部分と前記第2の収納部
    分とが重なるように折り曲げ可能な請求項7に記載の包
    材。
  9. 【請求項9】 前記第1の収納部分と前記第2の収納部
    分との分離を可能にする分離機構を有する請求項1ない
    し8のいずれかに記載の包材。
  10. 【請求項10】 前記分離機構は、前記第1の収納部分
    を有する部材と前記第2の収納部分を有する部材とが分
    離可能に接合されたことにより構成されている請求項9
    に記載の包材。
  11. 【請求項11】 前記分離機構は、包材の強度を部分的
    に弱めたこと、または、前記第1の収納部分を有する部
    材と前記第2の収納部分を有する部材との接合強度を弱
    めたことにより構成されている請求項9に記載の包材。
  12. 【請求項12】 請求項1ないし11のいずれかに記載
    の包材と、該包材の第1の収納部分に収納された第1の
    医療器具と、前記包材の第2の収納部分に収納された第
    2の医療器具とを有することを特徴とする包装体。
  13. 【請求項13】 前記第1の医療器具は、カテーテルで
    ある請求項12に記載の包装体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2013125443A1 (ja) * 2012-02-20 2013-08-29 テルモ株式会社 医療用具梱包体
JP2016182960A (ja) * 2015-03-25 2016-10-20 Fdkエナジー株式会社 ブリスターパックおよびブリスターパックの製造方法

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