JP2002068260A - 燃料キャップおよび給油装置 - Google Patents

燃料キャップおよび給油装置

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JP2002068260A
JP2002068260A JP2000269623A JP2000269623A JP2002068260A JP 2002068260 A JP2002068260 A JP 2002068260A JP 2000269623 A JP2000269623 A JP 2000269623A JP 2000269623 A JP2000269623 A JP 2000269623A JP 2002068260 A JP2002068260 A JP 2002068260A
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casing
fuel cap
clutch
spring
fuel
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JP2000269623A
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English (en)
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Hiroyuki Hagano
博之 波賀野
Masayuki Nakagawa
正幸 中川
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Toyoda Gosei Co Ltd
Original Assignee
Toyoda Gosei Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 燃料キャップ10の開閉時の操作性に優れ、
かつ衝撃を受けた場合にも高いシール性を維持するとと
もに、簡単な構成の燃料キャップ10および燃料タンク
の給油装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 燃料キャップ10は、フィラーネックF
Nの注入口FNbを開閉する。燃料キャップ10は、ケ
ーシング12と、ケーシング12を回転操作するための
操作部43とを備えている。上記ケーシング12と操作
部43との間には、クラッチ手段が設けられている。ク
ラッチ手段は、操作部43が回転したときにケーシング
12を一体に回転させる係合状態または操作部43が回
転してもケーシング12を一体に回転させない非係合状
態をとるクラッチ45と、クラッチ45を非係合状態と
なる方向に付勢するスプリング100とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、タンク開口に着脱
可能に装着される燃料キャップおよび給油装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の燃料キャップとして、ガ
スケットを備え、燃料タンクに接続されるフィラーネッ
クに対して、2〜3回転することにより給油口を開閉す
る構成が知られている。上記燃料キャップの複数回の操
作は、十分に締めない状態を招いたりする場合があるの
で、これを解決する技術として、所定角度、例えば、9
0゜程度回転するだけでフィラーネックの給油口を閉じ
る、いわゆるクイックターン式の燃料キャップが知られ
ている。このようなクイックターン式の燃料キャップで
は、操作回転角が小さいことで操作性に優れているが、
衝突などの大きな外力を受けた場合に閉め具合が緩みや
すいという問題がある。
【0003】こうした燃料キャップの緩みを防止するた
めの技術として、ロストモーション機構が知られてい
る。ここでロストモーション機構とは、ガスケットを装
着したケーシングと、ケーシングに装着された操作部と
を備え、ケーシングに対する操作部の回転を許容する遊
びを設けた機構である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ロストモーシ
ョン機構は、燃料キャップの構成が複雑になるだけでな
く、燃料キャップを外すときに、ロストモーションの分
だけ余分に回転させる必要があり、操作性がよくないと
いう問題があった。
【0005】本発明は、上記従来の技術の問題を解決す
るものであり、燃料キャップの開閉時の操作性に優れ、
かつ衝撃を受けた場合にも高いシール性を維持するとと
もに、簡単な構成の燃料キャップおよび燃料タンクの給
油装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】上
記課題を解決するためになされた本発明は、タンク開口
に着脱可能に装着される燃料キャップにおいて、上記タ
ンク開口に装着されるケーシングと、上記ケーシングを
回転操作するための操作部と、上記ケーシングと操作部
との間に配置され、該操作部が回転したときにケーシン
グを一体に回転させる係合状態または操作部が回転して
もケーシングを一体に回転させない非係合状態をとるク
ラッチと、上記クラッチを非係合状態となる方向に付勢
するスプリングと、を備えたことを特徴とする。
【0007】本発明の燃料キャップにおいて、燃料キャ
ップをタンク開口から外すには、操作部をスプリングの
付勢力に抗して押圧することによりクラッチを係合状態
にし、このクラッチの係合状態にて、操作部を回転操作
する。この操作部の回転によりケーシングへ回転力が伝
達されてケーシングがタンク開口に装着される。一方、
燃料キャップでタンク開口を閉めるには、操作部をスプ
リングの付勢力に抗して押圧することによりクラッチを
係合状態にし、この係合状態から、操作部を開く方向と
反対の方向に回転する。このように燃料キャップを開閉
するには、クラッチを押圧して係合状態にすることによ
り行なう。
【0008】また、燃料キャップがタンク開口に装着さ
れている状態では、スプリングの付勢力により、クラッ
チが非係合状態にされている。このため、操作部が不測
の外力により回転方向への力を受けた場合にも、クラッ
チが非係合状態であるから、操作部は、ケーシングに対
して空回りする。よって、ケーシングは、操作部に加わ
った外力を回転力として受けず、タンク開口を閉めてい
る状態を維持することができる。つまり、燃料キャップ
に不測の外力が加わっても燃料キャップが緩むことな
く、シールを維持することができる。
【0009】また、クラッチの非係合状態にて、操作部
を空回りさせて位置合わせすることができる。よって、
使用者は、クラッチの非係合状態にて操作部を好みの位
置に回転させることができるので、開閉操作性が向上す
る。
【0010】上記クラッチの好適な態様として、上記操
作部とケーシングとが対向する部位であって、互いに噛
み合いまたは噛み合わない状態をとることで係合状態ま
たは非係合状態になる歯体の列から構成することができ
る。
【0011】また、スプリングの好適な態様として、ケ
ーシングから一体に突設された片持ち片で形成され、該
片持ち片の一端が上記操作部に押圧することで該操作部
に対して付勢する態様や、操作部から一体に突設された
片持ち片で形成され、該片持ち片の一端が上記ケーシン
グに押圧することで該ケーシングに対して付勢する態様
をとることができる。このように、スプリングを操作部
やケーシングと一体に形成することにより、部品点数を
増加させることがない。
【0012】第2の発明は、第1の発明にかかる燃料キ
ャップを用いた給油装置において、タンク開口側の部
材、操作部および片持ち片を、導電性材料から形成する
とともに、片持ち片を上記タンク開口側の部材に接触す
るように配置したものである。この構成により、片持ち
片は、操作部に蓄積された電荷をタンク開口側の部材に
逃がすアース経路として作用する。よって、片持ち片が
スプリングの作用とともに、アース経路としても作用す
るから、他のアース経路を設ける必要がなく、構成を簡
単にできる。
【0013】
【発明の実施の形態】以上説明した本発明の構成・作用
を一層明らかにするために、以下本発明の好適な実施例
について説明する。
【0014】図1は本発明の一実施の形態にかかる燃料
キャップ10をフィラーネックFNに装着した状態を示
す断面図、図2が燃料キャップ10を分解した断面図で
ある。図1および図2において、給油機構は、フィラー
ネックFN内に、燃料キャップ10を着脱することによ
り注入口FNbを開閉するものである。燃料キャップ1
0は、ケーシング12を回転ケーシング20と摺動ケー
シング30との2つの部材から構成し、蓋体40ととも
に回転ケーシング20を回転することにより摺動ケーシ
ング30を上下方向に移動してガスケットGSでシール
する構成に特徴を有している。
【0015】以下、給油機構の各部の構成について説明
する。図1に示すように、インレットパイプIPは、そ
の上部にフィラーネックFNを有し、このフィラーネッ
クFNから燃料通路IPaを介して図示しないタンク本
体に接続されている。フィラーネックFNの下部の段部
には、シート面IPdが環状に形成されており、このシ
ート面IPdが燃料キャップ10のガスケットGSによ
りシールされる。また、フィラーネックFN内には、燃
料キャップ10を抜止めおよび回転止めする手段が設け
られている。
【0016】図3は燃料キャップ10とフィラーネック
FNの抜止め手段および回転止め手段との係合関係を説
明する説明図である。図3に示すように、フィラーネッ
クFNの内壁には、ケーシング12の抜止め手段および
回転止め手段として作用するネック側ガイド部GN,G
Nが軸対称に2カ所形成されている。ネック側ガイド部
GNは、上ストッパ壁GNaと、横壁GNbと、下壁G
Ncとによりコ字形に囲まれており、その間をガイド溝
GNdとしている。また、フィラーネックFNの開口部
であって、ネック側ガイド部GN,GNの間には、軸方
向に開口しケーシング12を挿入するための挿入切欠G
Ne,GNeが形成されている。さらに、下壁GNcの
側部には、回転係止部GNfが形成されている。一方、
回転ケーシング20の外周には、支持端26が形成さ
れ、さらに摺動ケーシング30の外周部には、ガイド突
起35が突設されている。この支持端26およびガイド
突起35は、ケーシング12の軸を中心に反対側にも突
設されている。支持端26およびガイド突起35は、ネ
ック側ガイド部GNの挿入切欠GNeに挿入可能であ
る。支持端26は、ガイド溝GNdに回転ケーシング2
0が回転することにより挿入可能に設けられている。ガ
イド突起35は、回転係止部GNfに当接して回り止め
として作用する。
【0017】図2に戻り、燃料キャップ10は、ケーシ
ング12と、蓋体40と、カムリング90と、スプリン
グ100とを主要な構成としている。ケーシング12
は、回転ケーシング20と摺動ケーシング30を備え、
回転ケーシング20が回転すると、摺動ケーシング30
が上下方向に摺動するように構成されている。回転ケー
シング20は、円筒状であり、その上部に蓋体40を保
持するための係合部22aを有するフランジ22を備え
ており、この係合部22aを蓋体40の係合段部42a
に係合することにより回転ケーシング20に蓋体40を
取り付けている。
【0018】また、フランジ22の下部には、上ストッ
パ23および支持端26が突設されている。上ストッパ
23は、燃料キャップ10がフィラーネックFN内に没
入するのを防止するものである。また、支持端26は、
燃料キャップ10がフィラーネックFNに装着された状
態から、フィラーネックFNから回転ケーシング20を
抜止するための凸起であり、周方向に所定幅で2カ所形
成されている。また、回転ケーシング20の内周側に
は、カムリング90の下端およびスプリング100の上
端を支持するためのカム突起24が突設されている。
【0019】一方、摺動ケーシング30は、回転ケーシ
ング20の内周側に配置されており、外筒体31と、内
筒体32と、底壁33とに囲まれかつ上部を開放した弁
室34を形成している。弁室34には、正圧弁60およ
び負圧弁70が収納されている。弁室34の開口は、内
蓋50により被せられている。すなわち、内蓋50は、
その外周部に係合爪50aを有し、この係合爪50aが
外筒体31の中程の係合穴31cに係合することにより
弁室34の開口を覆っている。また、内蓋50は、内蓋
本体51の中央部に中央凹所52を備えており、この中
央凹所52に、上部に湾曲したフィルタ53が装着され
て、弁室34と外部とを連通させている。
【0020】図4は図1の燃料キャップ10の正圧弁6
0および負圧弁70の周辺を拡大して示す断面図であ
る。正圧弁60は、フッ素ゴム等からなる弁体61と、
弁保持部材68と、コイルばね69とを備えている。弁
体61は、下面にシート面62を有する円板状であり、
その中心部に弁流路孔63を有する嵌合部65が形成さ
れている。嵌合部65の側部には、側部支持凹所66が
形成されており、弁保持部材68の嵌合孔68aに嵌挿
されることにより、弁体61が弁保持部材68に取り付
けられている。弁保持部材68の上面には、ばね支持部
68bが形成されており、このばね支持部68bは、コ
イルばね69の一端部を支持し、その他端部を内蓋50
の外周下面で支持することにより内蓋50との間でコイ
ルばね69を支持している。
【0021】上記構成における正圧弁60による燃料タ
ンク内の調圧は、以下の動作により行われる。すなわ
ち、燃料キャップ10をフィラーネックFN(図1参
照)に装着した状態にて、タンク圧が大きくなって所定
圧を超えると、コイルばね69の付勢力に抗して弁体6
1及び弁保持部材68が上昇し、燃料タンク内が弁室3
4内を経て外気に連通する。この状態にて、燃料タンク
内が所定圧以下になると、コイルばね69の付勢力によ
り弁体61が下げられて閉弁する。このように弁体61
に加わる差圧が所定以下になるように弁体61が開閉す
る。
【0022】一方、負圧弁70は、樹脂からなる弁体7
1と、弁体71のばね支持段部72と底壁33との間に
掛け渡されて弁体71に付勢するコイルばね78とを備
えている。弁体71の上部には、正圧弁60の弁体61
に着離するシート部76が形成されている。
【0023】上記構成による負圧弁70による燃料タン
ク内の調圧は、以下の動作により行なわれる。すなわ
ち、燃料タンク内が大気圧に対して負圧になり、弁体7
1に加わっている差圧が所定以上になると、弁体71は
コイルばね78の付勢力に抗して下方へ移動し、弁体7
1が弁体61のシート面62から離れる。このとき、弁
体61は、シート部30aに着座しており、その状態を
維持するために、弁体71と弁体61との間に通路が形
成される。これにより、弁体71と内筒体32との間の
通路、底壁33の連通孔33aを通じて燃料タンクが大
気に連通して燃料タンク内の負圧状態が解消する方向へ
向かう。そして、弁体71に加わっている差圧がコイル
ばね78の付勢力を下回ると、弁体71が閉じる。
【0024】このように、タンク圧が大きくなって正圧
弁60の弁体61に加わる差圧が所定圧を越えると、弁
体61がコイルばね69の付勢力に抗して上方へ移動し
て正圧弁60が開き、一方、タンク圧が低くなって負圧
弁70の弁体71に加わる差圧が所定圧を越えると、弁
体71が下方へ移動して負圧弁70が開く。つまり、燃
料タンクのタンク圧が大気圧に対して正圧または負圧に
なり、その値が所定以上となったとき正圧弁60または
負圧弁70が開いて大気圧に対して所定範囲内に調圧す
る。なお、正圧弁60の弁体61が開くとき、負圧弁7
0の弁体71も同時に上昇するが、このとき、弁体71
の側方の流路をとって外部と連通するように動作する。
【0025】図2に戻り、上記外筒体31の上部には、
上部係合爪31aが形成されている。上部係合爪31a
は、カムリング90の内側上面に係合している。すなわ
ち、カムリング90の外周部には、係合穴90aが周方
向にそって4カ所(図示では2カ所)貫通形成されてい
る。係合穴90aに、上部係合爪31aがそれぞれ貫通
するとともに、カムリング90の上面の係合凹所90b
に係合することにより、外筒体31の上部にカムリング
90が装着されている。これにより、摺動ケーシング3
0は、カムリング90と一体的に上下動する。
【0026】ガイド突起35の基部には、スプリング係
止端31bが設けられている。スプリング係止端31b
は、回転ケーシング20のカム突起24との間でスプリ
ング100を架設している。スプリング100は、回転ケ
ーシング20に対して摺動ケーシング30を下方に押し
下げるように付勢している。摺動ケーシング30は、上
部係合爪31aがカムリング90を介して回転ケーシン
グ20に対して係合しているから、回転ケーシング20
に対してスプリング100を付勢された状態で、摺動可
能になっている。さらに、摺動ケーシング30のガイド
突起35の下面には、シール保持部37が形成されてお
り、このシール保持部37にガスケットGSが保持され
ている。
【0027】図5はカム手段を構成するカムリング90
を展開して説明する説明図である。カムリング90は、
図2に示す回転ケーシング20の回転につれて摺動ケー
シング30を上下方向へ移動させるように作用をする部
材であり、上下方向に厚みを異にした円環状で、その下
面がカム面91となっている。カム面91は、回転ケー
シング20と一体のカム突起24が倣う面であり、山部
92と、この山部92の間に形成されかつほぼ水平の平
坦部93とを備えている。山部92の頂部には、カム凹
所92aが形成され、また、山部92から周方向に離れ
た位置に、カム凹所93aが形成されている。これらの
カム凹所92a,93aは、カム突起24を位置決めす
る凹所である。ここで、上述したように、スプリング1
00は、カムリング90と回転ケーシング20との距離
を短くする方向へ付勢している。よって、カム突起24
は、カム凹所92aに位置決めされている図5の状態か
ら、図示右側から左側へ移動すると、山部92の斜面を
下り、さらに平坦部93上を移動し、カム凹所93aに
達したときに位置決めされる。なお、燃料キャップ10
の開閉動作とカム手段との関係については、後述する。
【0028】図2に示すように、蓋体40とフランジ2
2とにわたって、クラッチ45およびクラッチスプリン
グ47から構成されるクラッチ手段が設けられている。
図6および図7はクラッチ手段を説明する説明図であ
り、図6がクラッチ45の非係合状態を示し、図7がク
ラッチ45の係合状態を示す。図6(A)に示すように
クラッチ45は、蓋体40の下面から下方に突設された
上部歯体46Uと、回転ケーシング20の上面から上方
に突設された下部歯体46Lとを備えている。また、ク
ラッチ手段は、図6(B)に示すように、クラッチ45
の外周に配置されたクラッチスプリング47を備えてい
る。クラッチスプリング47は、フランジ22の上面か
ら斜め上方へ突設された板ばねとしての片持ち片から形
成されており、その自由端で蓋体40の下面に押圧して
いる。
【0029】図6に示すクラッチスプリング47の自由
端が蓋体40の下面を押している状態では、上部歯体4
6Uと下部歯体46Lとは互いに非形状状態にある。非
係合状態からクラッチスプリング47の付勢力に抗し
て、蓋体40を押し下げると、上部歯体46Uと下部歯
体46Lとが係合状態になる。この係合状態では、蓋体
40を回転すると、回転ケーシング20も一体に回転す
ることになる。
【0030】次に、燃料キャップ10が注入口FNbを
開閉する動作およびこれに伴うガスケットGSのシール
作用について説明する。図8ないし図11は燃料キャッ
プ10で注入口FNbを閉じる一連の動作を示す断面
図、図12ないし図14はカム手段による動作を説明す
る説明図である。
【0031】図8に示すように燃料キャップ10がフィ
ラーネックFNに装着されていない状態では、図5に示
すカム突起24が、カムリング90の厚さが一番大きい
山部92のカム凹所92aに位置決めされているので、
摺動ケーシング30が回転ケーシング20に対して一番
上方の位置になっている。
【0032】そして、図8に示す蓋体40の操作部43
を手にもち、回転ケーシング20の支持端26および摺
動ケーシング30のガイド突起35を、フィラーネック
FNの挿入切欠GNe(図3参照)に位置あわせして、
ケーシング12をフィラーネックFN内に挿入する(図
9の状態)。これにより、図12に示すように、ガイド
突起35が、回転係止部GNfで位置決めされるから、
摺動ケーシング30は、フィラーネックFNに対して回
転を規制された状態になる。
【0033】続いて、図10に示すように、蓋体40を
クラッチスプリング47の付勢力に抗して押し下げて、
クラッチ45を係合状態にし(図7の状態)、蓋体40
を時計方向へ回転すると、蓋体40と一体に回転ケーシ
ング20が時計方向に回転する(図11の状態)。この
とき、カム手段は、図12の状態から、図13の状態へ
移行する。すなわち、カム突起24がカムリング90の
カム凹所92aから係脱し、山部92の傾斜面を下っ
て、平坦部93へ移動する。このとき、支持端26は、
ガイド溝GNdにガイドされて上ストッパ壁GNaによ
り上方への移動を規制されているから、スプリング10
0(図11参照)に蓄積されたスプリング力により摺動
ケーシング30が下方へ移動する。つまり、カムリング
90とカム突起24との距離が短くなり、スプリング1
00の付勢力により摺動ケーシング30が下方へ移動す
る。これにより、ガスケットGSがシート面IPdに押
圧されて、その間をシールする。蓋体40をさらに回転
すると、図14に示すように、カム突起24は、平坦部
93を倣いつつ移動するとともに、支持端26がガイド
溝GNdを移動し、カム突起24がカム凹所93aに位
置決めされた状態にて、燃料キャップ10は、回転を停
止し、閉じ操作が終了する(図1の状態)。
【0034】次に燃料キャップ10をフィラーネックF
Nから外す動作について説明する。図1の状態から図1
1の状態となるように、蓋体40を押し下げて、クラッ
チ45を係合させて反時計方向へ回転すると、カム突起
24は、図14、図13を経て図12のように、カム凹
所93aから係脱してから平坦部93を移動し、山部9
2のカム凹所92aに位置決めされる。このとき、カム
突起24は、山部92に乗り上げることで、スプリング
100の付勢力に抗して摺動ケーシング30を押し上げ
る。これにより、摺動ケーシング30の下部に装着され
たガスケットGSがシート面IPdから離れる。この状
態にて、図12に示すように、回転ケーシング20の支
持端26が挿入切欠GNeに位置合わせされ、燃料キャ
ップ10が抜ける位置になる。そして、燃料キャップ1
0を上方へ持ち上げることにより、燃料キャップ10を
外せば、注入口FNbから給油ガンを挿入することによ
り給油できる。
【0035】上記燃料キャップ10を備えた給油機構に
よれば、以下の作用効果が得られる。
【0036】(1) 燃料キャップ10は、注入口FN
bを閉じれば、回転ケーシング20の回転により摺動ケ
ーシング30が下方へ移動して、ガスケットGSにより
シールする。ガスケットGSは、スプリング100によ
り上下方向への均一の圧縮力を受け、従来のようにねじ
れる力を受けないので、均一なシール力を得ることがで
きる。
【0037】(2) 燃料キャップ10を閉じる際に、
ガスケットGSは、クラッチスプリング47により押圧
されてシート面IPdをシールし、つまり、ねじる力を
受けないので、耐久性に優れている。
【0038】(3) 燃料キャップ10の開閉時に、ガ
スケットGSから大きな滑り抵抗力を受けず、燃料キャ
ップ10を操作するときに必要な回転トルクが小さくな
り、操作性に優れている。
【0039】(4) また、ガスケットGSは、カム手
段よりタンク本体側の通路に設けられているので、カム
手段の摺動する箇所に別のシール手段を設ける必要がな
く、その構成を簡単にできる。
【0040】(5) 本発明の燃料キャップ10におい
て、開閉動作する際に、操作部43をスプリング100
の付勢力に抗して押圧することによりクラッチ45を係
合状態にし、このクラッチ45の係合状態にて、操作部
43を回転操作することができる。一方、燃料キャップ
10が注入口FNbを閉じている状態では、スプリング
100の付勢力により、クラッチ45が非係合状態にさ
れている。このため、操作部43が不測の外力により回
転方向への力を受けた場合にも、クラッチ45が係合状
態であるから、操作部43は、ケーシングに対して空回
りする。よって、ケーシング12は、操作部43に加わ
った外力を回転力として受けず、注入口FNbを閉めて
いる状態を維持することができる。したがって、燃料キ
ャップ10に不測の外力が加わっても燃料キャップ10
が緩むことなく、シールを維持することができる。
【0041】(6) クラッチ45の非係合状態にて、
操作部43を空回りさせて位置合わせすることができ
る。よって、使用者は、クラッチ45の非係合状態にて
操作部43を好みの位置に回転させることができるの
で、開閉操作性が向上する。
【0042】(7) クラッチ手段を構成するスプリン
グ100は、回転ケーシング20の上面から一体に突設
された片持ち片で形成されているので、部品点数を増加
させることがない。
【0043】(8) 燃料キャップ10を開閉するため
の操作角度は、90〜180゜であるが、図5に示すよ
うに、カム突起24がカム凹所92aから外れるまでの
係脱角度αは、山部92の傾斜面をおりる5〜90゜と
いう少ない角度である。したがって、このような小さい
角度でシール性を得ることができるから、操作性に優れ
ている。しかも、このような小さな操作角度でガスケッ
トGSを圧縮しても、確実にシール性を得ることができ
る。すなわち、図15はガスケットを押し潰したときの
圧縮量(締め代)とガスケットの反力との関係を説明す
るグラフである。図15にて、ガスケットの反力は、初
期の圧縮量では緩やかに増加しているが(y1)、圧縮
量の増加につれて急激に立ち上がっている(y2)。す
なわち、ガスケットは、初期の段階では大きな圧縮量を
得るのに小さな力でよいが、ある程度圧縮された段階で
は圧縮するのに大きな力を必要とする。初期の圧縮段階
(y1)であっても、ガスケットを急激に圧縮した場合
には、反力が大きすぎて十分なシール性を確保すること
ができないか、燃料キャップ10を回転するためのトル
クの上昇を招く。しかし、上記実施の形態では、カム突
起24が山部92を下った後に、スプリング100の付
勢力が徐々に釈放されて、ガスケットGSを圧縮する。
よって、ガスケットGSの反力も小さく、燃料キャップ
10を回転するための大きなトルクも必要とせずに、高
いシール性を得ることができる。ここで、カム突起24
が山部92を下るまでの角度αは、上述した角度5〜9
0゜であることが好ましく、特に好ましくは、5〜45
゜である。
【0044】(9) また、ガスケットGSは、カム手
段で摺動する箇所を除いたタンク本体側に設けているの
で、カム手段で摺動する箇所に、別のシール手段を設け
る必要がなく、構成を簡単にすることができる。
【0045】図16は他の実施の形態にかかる燃料キャ
ップ10Bの上部を示す断面図である。図16におい
て、クラッチ手段は、蓋体40Bの側壁の下端から突設
されたクラッチスプリング47Bを備えている。蓋体4
0Bおよびクラッチスプリング47Bは、導電性樹脂か
ら形成されている。クラッチスプリング47Bの自由端
は、フィラーネックFNの上面に接触するように延設さ
れている。クラッチスプリング47Bは、蓋体40Bに
蓄積された電荷をフィラーネックFNに逃がすアース経
路として作用する。よって、クラッチスプリング47B
は、スプリングの作用とともに、アース経路としても作
用するから、他のアース経路を設ける必要がなく、構成
を簡単にすることができる。
【0046】なお、この発明は上記実施例に限られるも
のではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の
態様において実施することが可能であり、例えば次のよ
うな変形も可能である。
【0047】上記実施の形態では、クラッチ手段を構成
するスプリングは、板スプリングにより蓋体40に一体
に形成したが、この構成に限らず、操作部とケーシング
との間に付勢する構成であれば、コイルスプリングなど
の各種の手段を用いることができ、また一体に形成する
ほか、別部材により形成してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態にかかる燃料キャップ1
0をフィラーネックFNに装着した状態を示す断面図で
ある。
【図2】燃料キャップ10を分解して示す断面図であ
る。
【図3】燃料キャップ10とフィラーネックFNのネッ
ク側ガイド部GNとの係合関係を説明する説明図であ
る。
【図4】燃料キャップ10の正圧弁60および負圧弁7
0の周辺を拡大して示す断面図である。
【図5】カム手段を構成するカムリング90を展開して
説明する説明図である。
【図6】クラッチ手段の非係合状態を説明する説明図で
ある。
【図7】クラッチ手段の係合状態を説明する説明図であ
る。
【図8】燃料キャップ10のフィラーネックFNに装着
する前の状態を示す断面図である。
【図9】図8に続く動作を説明する半断面図である。
【図10】図9に続く動作を説明する半断面図である。
【図11】図10に続く動作を説明する半断面図であ
る。
【図12】燃料キャップの開閉動作を説明する説明図で
ある。
【図13】図12に続く開閉動作を説明する説明図であ
る。
【図14】図13に続く開閉動作を説明する説明図であ
る。
【図15】ガスケットを押し潰したときの圧縮量(締め
代)とガスケットの反力との関係を説明するグラフであ
る。
【図16】他の実施の形態にかかる燃料キャップ10B
の上部を示す断面図である。
【符号の説明】
10…燃料キャップ 10B…燃料キャップ 12…ケーシング 20…回転ケーシング 22…フランジ 22a…係合部 23…上ストッパ 24…カム突起 26…支持端 30…摺動ケーシング 30a…シート部 31…外筒体 31a…上部係合爪 31b…スプリング係止端 31c…係合穴 32…内筒体 33…底壁 33a…連通孔 34…弁室 35…ガイド突起 37…シール保持部 40…蓋体 40B…蓋体 42a…係合段部 43…操作部 45…クラッチ 46L…下部歯体 46U…上部歯体 47…クラッチスプリング 47B…クラッチスプリング 50…内蓋 50a…係合爪 51…内蓋本体 52…中央凹所 53…フィルタ 60…正圧弁 61…弁体 62…シート面 63…弁流路孔 65…嵌合部 66…側部支持凹所 68…弁保持部材 68a…嵌合孔 68b…支持部 70…負圧弁 71…弁体 72…支持段部 76…シート部 90…カムリング 90a…係合穴 90b…係合凹所 91…カム面 92…山部 92a…カム凹所 93…平坦部 93a…カム凹所 100…スプリング FN…フィラーネック FNb…注入口 GN…ネック側ガイド部 GNa…上ストッパ壁 GNb…横壁 GNc…下壁 GNd…ガイド溝 GNe…挿入切欠 GNf…回転係止部 GS…ガスケット IP…インレットパイプ IPa…燃料通路 IPd…シート面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3D026 CA05 3D038 CA07 CA19 CA22 CA25 CC15 CD14 3E084 AA12 AB03 BA02 CA01 CB04 DA01 DB14 FD02 GA03 GB03 HA05 HB04 HC03 HD02 KA08 LA17 LB02 LB07

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タンク開口に着脱可能に装着される燃料
    キャップにおいて、 上記タンク開口に装着されるケーシングと、 上記ケーシングを回転操作するための操作部と、 上記ケーシングと操作部との間に配置され、該操作部が
    回転したときにケーシングを一体に回転させる係合状態
    または操作部が回転してもケーシングを一体に回転させ
    ない非係合状態をとるクラッチと、 上記クラッチを非係合状態となる方向に付勢するスプリ
    ングと、 を備えたことを特徴とする燃料キャップ。
  2. 【請求項2】 請求項1の燃料キャップにおいて、 上記クラッチは、上記操作部とケーシングとが対向する
    部位であって、互いに噛み合いまたは噛み合わない状態
    をとることで係合状態または非係合状態になる歯体の列
    から形成されている燃料キャップ。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2の燃料キャップ
    において、 上記スプリングは、ケーシングから一体に突設された片
    持ち片で形成され、該片持ち片の一端が上記操作部に押
    圧することで該操作部に対して付勢するように構成した
    燃料キャップ。
  4. 【請求項4】 請求項1または請求項2の燃料キャップ
    において、 上記スプリングは、操作部から一体に突設された片持ち
    片で形成され、該片持ち片の一端が上記ケーシングに押
    圧することで該ケーシングに対して付勢するように構成
    した燃料キャップ。
  5. 【請求項5】 請求項4の燃料キャップを用いた給油装
    置において、 タンク開口側の部材、操作部および片持ち片は、導電性
    材料から形成され、上記片持ち片は、上記タンク開口側
    の部材に接触するように配置した給油装置。
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