JP2002068036A - クローラの載置面の保護具 - Google Patents

クローラの載置面の保護具

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JP2002068036A
JP2002068036A JP2000267184A JP2000267184A JP2002068036A JP 2002068036 A JP2002068036 A JP 2002068036A JP 2000267184 A JP2000267184 A JP 2000267184A JP 2000267184 A JP2000267184 A JP 2000267184A JP 2002068036 A JP2002068036 A JP 2002068036A
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JP
Japan
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crawler
pad member
mounting surface
grousers
grouser
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JP2000267184A
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English (en)
Inventor
Hideo Akitani
英雄 秋谷
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ゴムなどの弾性材を使用することなく、グロ
ーサから載置面に与えられる押圧力を軽減できるクロー
ラの載置面の保護具の提供。 【解決手段】 クローラ6を形成するグローサシュー7
のグローサ7a,7b間に位置するパッド部材13と、
このパッド部材13をグローサシュー7の泥抜き穴7c
位置に取り付ける取付手段14とを備える。パッド部材
13は鋼材から成り、グローサ7a,7bの端部と同一
平面上の平坦面13aを有し、グローサ7a,7b間の
溝部7dに適合するように形成する。取付手段14は泥
抜き穴7cに嵌合する嵌合体14a、この嵌合体14a
を泥抜き穴7cに係止する鍔部14b、パッド部材13
を嵌合体14aに締結するボルト14c、このボルト1
4cが螺合するねじ穴14d、パッド部材13に設けた
貫通穴14eを備える。これにより、グローサ7a,7
bが載置面15に与える押圧力を分散させた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、クローラに備えら
れるグローサシューに取り付けられ、クローラが載置さ
れる載置面を保護するクローラの載置面の保護具に関す
る。
【0002】
【従来の技術】クローラ式作業機、例えば油圧ショベル
の走行体に備えられるクローラは、グローサシューが無
端状に連結されて駆動輪と遊動輪に巻き掛けられるもの
である。この油圧ショベルのクローラが載置される載置
面は、不整地が多く、そのためグローサーシューのそれ
ぞれには、走行体の牽引力を増すための滑り止めとして
突起させたグローサが設けられている。
【0003】しかし、クローラの載置面は、不整地だけ
でなく、舗装道路、移送用トラックの荷台、甲板、また
港などの岸壁が設けられる岸などがあり、このような載
置面にクローラを載置すると、グローサが食い込んで載
置面を損傷させてしまうことがある。
【0004】そこで、従来では、グローサから載置面を
保護するための保護具として、特開平6−115467
号公報や特開平9−226645号公報に例示される保
護具がある。これらの保護具は、グローサ間に形成され
る凹形の溝部に、ゴムパッドを取り付けるとともに、こ
のゴムパッドをグローサよりも突出するように設けてい
る。これにより、ゴムパットがグローサと載置面との間
でクッションとして機能し、載置面が損傷するのを防止
している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述の従来の
保護具は、例えば70t以上の大型のクローラ式作業機
では、生産台数が少なく、また型が大型に成るので、型
代などのコストが高くなり、ゴム材などの弾性材をクッ
ションとして作用するように加工するのは困難であると
いう問題がある。
【0006】本発明の目的は、ゴムなどの弾性材を使用
することなく、グローサから載置面に与えられる押圧力
を軽減できるクローラの載置面の保護具を提供すること
にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、請求項1に係る発明は、クローラ式作業機の走行
体に設けられ、無端状に連結されてクローラを形成する
複数のグローサシューに着脱可能に取り付けられて、こ
のグローサシューに設けられる複数の突起したグローサ
から前記クローラが載置される載置面を保護するクロー
ラの載置面の保護具において、前記グローサと同程度に
硬質であるとともに、前記グローサ間に位置し、これら
のグローサの端部と同一平面上の平坦面を有するパッド
部材を備える構成にしてある。
【0008】このように構成した請求項1に係る発明で
は、クローラが載置面上に載置される際に、載置面側に
位置するグローサーシューのそれぞれは、グローサの端
部とともにパッド部材の平坦面でも載置面に接触する。
つまり、グローサから載置面に与えられる押圧力を、平
坦面に分散させて軽減することができる。したがって、
ゴムなどの弾性体を使用することなく、グローサの端部
から載置面に与えられる押圧力を軽減できる。
【0009】また、請求項2に係る発明は、請求項1に
係る発明において、前記パッド部材が、鋼材から成るこ
とを特徴としている。
【0010】また、請求項3に係る発明では、前記グロ
ーサシューに設けられる泥抜き穴を利用して、前記パッ
ド部材を取り付ける取付手段を備えることを特徴として
いる。
【0011】また、請求項4に係る発明は、請求項1〜
3のいずれかに係る発明において、前記クローラ式作業
機が、油圧ショベルであることを特徴としている。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明のクローラの載置面
の保護具の一実施形態に付いて図に基づいて説明する。
【0013】図1は本発明の一実施形態が設けられる油
圧ショベルを示す側面図、図2は図1の油圧ショベルに
備えられるグローサシューを示すA部の拡大側面図、図
3は図2のI部断面図、図4は、本発明のクローラの載
置面の保護具の一実施形態を示し、図2のII部に対応す
る下面図、図5は図4の一実施形態を示すIII部断面
図、図6は図4の一実施形態を示すIV部断面図である。
【0014】本実施形態は、クローラ式作業機、例えば
図1に示すように、油圧ショベルに取り付けるものであ
る。この油圧ショベルは、図示しないバケットなどが設
けられるフロント作業機1と、運転席や機械室などが設
けられる旋回体2と、油圧ショベルを走行させる走行体
3などを備えている。
【0015】走行体3は、駆動輪4と、遊動輪5と、こ
れら駆動輪4と遊動輪5に巻き掛けられるクローラ6を
備えている。このクローラ6は、図2,3に示すよう
に、複数のグローサシュー7を無端状に連結したもので
ある。
【0016】グローサシュー7は、走行体3の牽引力を
大きくするために突起させたグローサ7a,7bと、リ
ンク11間に入り込んだ土砂を排除する泥抜き穴7cと
を備えたものである。そして、このグローサシュー7
は、ボルト8およびナット9によってリンク11に締結
され、同様にしてグローサシュー7がリンク11に締結
された他のものと、ピン10によって相対的に回動可能
に連結される。
【0017】この油圧ショベルでは、クローラ6が載置
される載置面15は不整地だけでなく、舗装道路、移送
用トラックの荷台、甲板、また港などのように岸壁が設
けられる岸などがあり、このような載置面15にクロー
ラ6を載置すると、グローサ7a,7bが食い込んで載
置面15を損傷させてしまうことがある。
【0018】本実施形態は、グローサーシュー7に取り
付けて、グローサ7a,7bから上述の載置面15を保
護する保護具である。すなわち、図4〜6に示すよう
に、上述のグローサ7a,7b間に配置されるパッド部
材13と、このパッド部材13をグローサシュー7に着
脱可能に取り付ける取付手段14とを備えている。
【0019】パッド部材13は、グローサ7a,7bと
同程度に硬質な部材、例えば鋼材から成り、グローサ7
a,7b間に形成される凹形の溝部7dに適合するよう
に形成してある。すなわち、パッド部材13には、載置
面15に接触する部分に、グローサ7a,7bの端部と
同一平面上に位置する平坦面13aを設けてある。ま
た、溝部7dの底面および内側面のそれぞれに面接触す
るように、上面および側面を形成してある。
【0020】取付手段14は、同図4〜6に示すよう
に、グローサシュー7に設けられる泥抜き穴7cを利用
して、パッド部材13をグローサシュー7に取り付ける
ものである。すなわち、グローサ7a,7b間の溝部7
dの底面と同一平面上に位置する平坦面を下部に有する
とともに、この平坦面を位置決めする鍔部14bを上部
に有し、グローサシュー7のリンク11が取り付けられ
る側から泥抜き穴7cに嵌合する嵌合体14aを備えて
ある。また、嵌合体14aにパッド部材13を締結する
ボルト14cと、嵌合体14aに設けられ、ボルト14
cが螺合するねじ穴14dと、パッド部材13に設けら
れ、ボルト14cを平坦面13a側から挿通する挿通穴
14eが設けてある。なお、この挿通穴14eには、ボ
ルト14eの頭部が平坦面13aから突出しないように
座ぐり加工してある。また、パッド部材13の上面に
は、上述のボルト8の頭部が配置される座ぐり穴14f
を設けてある。
【0021】このように構成した本実施形態は、例えば
70t以上の大型の油圧ショベルが載置面15、例えば
甲板で、へどろなどを掬い上げる作業をする際に用いら
れる。
【0022】この際、油圧ショベルは、甲板に沿うよう
にして移動することが多く、このため走行体3は船の前
後方向に沿った向きで甲板上に載置されている。そし
て、フロント作業機1および旋回体2は、走行体3に対
して90度旋回した状態で、フロント作業機1がへどろ
などを掬い上げ、その状態から例えば180度旋回して
甲板上に降ろす。
【0023】なお、この油圧ショベルは、この油圧ショ
ベルが作業する船で掬い上げたへどろなどを、隣接する
他の船に降ろしたり、港などの岸に降ろしたりすことも
ある。
【0024】このようにして油圧ショベルが作業をして
いる間、クローラ6の甲板側に位置する部分では、グロ
ーサシュー7がグローサ7a,7bの端部とともに、パ
ッド部材13の平坦面13aで甲板に接触している。
【0025】このとき、クローラ6から載置面15であ
る甲板に与えられる押圧力は、グローサ7a,7bの端
部から与えられる押圧力と、パッド部材13の平坦面1
3aから与えられる押圧力とに分散する。これにより、
グローサ7a,7bの端部から載置面15に与えられる
押圧力を軽減でき、70t以上の大型の油圧ショベルを
甲板上で作業させる際に、甲板を保護することができ
る。
【0026】また、この油圧ショベルは、港などの岸壁
のある岸で作業する場合もあり、この場合には、油圧シ
ョベルが作業する岸で掬い上げたへどろなどを隣接する
他方の岸に降ろしたり、船に降ろしたりする。この場合
にも、グローサ7a,7bの端部から載置面15に与え
られる押圧力を軽減でき、70t以上の大型の油圧ショ
ベルを岸で作業させる際に、岸を保護することができ
る。
【0027】また、本実施形態は、走行体3を重くする
おもりとして機能し、この油圧ショベルの安定性を向上
させている。これにより、例えばフロント作業機1に、
通常よりも大きなのバケットなどが取り付けられても油
圧ショベルのバランスを保持することができる。
【0028】このように本実施形態では、ゴム材などの
弾性材を使用することなく、鋼材を使用してグローサ7
a,7bから載置面15に与えられる押圧力を軽減する
ことができる。これにより、廃材などを再利用するなど
材料を比較的簡単に入手できるとともに、簡単に加工す
ることができる。
【0029】また、本実施形態では、走行体3を重くす
るおもりとして機能するので、甲板などのように安定性
の低い載置面15などでも、油圧ショベルがバランスを
崩すのを防止でき、したがって安全性を向上させること
ができる。
【0030】なお、本実施形態では、パッド部材13
が、グローサーシュー7a,7b間の溝部7dの底面お
よび内側面のそれぞれに面接触するように設けた例を挙
げたが、本発明はこれに限るものではない。すなわち、
パッド部材13の側部は、必ずしも溝部7dの内側面に
面接触するものではなく、例えば溝部7dの底面に対し
垂直な面に形成してもよい。
【0031】
【発明の効果】以上、各請求項に係る発明では、ゴム材
などの弾性材を使用することなく、グローサと同程度に
硬質な材料を使用して、グローサから載置面に与えられ
る押圧力を軽減することができる。これにより、従来よ
りも簡単に加工することができる。
【0032】また、特に請求項2に係る発明では、鋼材
を廃材などから再利用することができ、したがって材料
を従来よりも簡単に入手でき、また従来よりも簡単に加
工することができる。また、走行体を重くするおもりと
して機能させることができるので、安定性の低い載置面
などでも、クローラ式作業機がバランスを崩すのを防止
でき、したがってクローラ式作業機の安全性を向上させ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のクローラの載置面の保護具の一実施形
態が設けられる油圧ショベルを示す側面図である。
【図2】図1の油圧ショベルに備えられるグローサシュ
ーを示すA部の拡大側面図である。
【図3】図2のI部断面図である。
【図4】本発明のクローラの載置面の保護具の一実施形
態を示し、図2のII部に対応する下面図である。
【図5】図4の一実施形態を示すIII部断面図である。
【図6】図4の一実施形態を示すIV部断面図である。
【符号の説明】
1 フロント作業機 2 旋回体 3 走行体 4 駆動輪 5 遊動輪 6 クローラ 7 グローサシュー 7a グローサ 7b グローサ 7c 泥抜き穴 7d 溝部 8 ボルト 9 ナット 10 ピン 11 リンク 12 リンク 13 パッド部材 13a 平坦面 14 取付手段 14a 嵌合体 14b 鍔部 14c ボルト 14d ねじ穴 14e 貫通穴 14f 座ぐり穴

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クローラ式作業機の走行体に設けられ、
    無端状に連結されてクローラを形成する複数のグローサ
    シューに着脱可能に取り付けられて、このグローサシュ
    ーに設けられる複数の突起したグローサから前記クロー
    ラが載置される載置面を保護するクローラの載置面の保
    護具において、 前記グローサと同程度に硬質であるとともに、前記グロ
    ーサ間に位置し、これらのグローサの端部と同一平面上
    の平坦面を有するパッド部材を備えることを特徴とする
    クローラの載置面の保護具。
  2. 【請求項2】 前記パッド部材が、鋼材から成ることを
    特徴とする請求項1記載のクローラの載置面の保護具。
  3. 【請求項3】 前記グローサシューに設けられる泥抜き
    穴を利用して、前記パッド部材を取り付ける取付手段を
    備えることを特徴とする請求項1または2記載のクロー
    ラの載置面の保護具。
  4. 【請求項4】 前記クローラ式作業機が、油圧ショベル
    であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載
    のクローラの載置面の保護具。
JP2000267184A 2000-09-04 2000-09-04 クローラの載置面の保護具 Pending JP2002068036A (ja)

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