JP2002067946A - 鉄道車両用台車の緩衝ゴム取付構造 - Google Patents

鉄道車両用台車の緩衝ゴム取付構造

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JP2002067946A JP2000258614A JP2000258614A JP2002067946A JP 2002067946 A JP2002067946 A JP 2002067946A JP 2000258614 A JP2000258614 A JP 2000258614A JP 2000258614 A JP2000258614 A JP 2000258614A JP 2002067946 A JP2002067946 A JP 2002067946A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】緩衝ゴムを、作業性よく取り付ける取り付ける
ことができる鉄道車両用台車のストッパゴム取付構造を
提供する。 【解決手段】緩衝ゴム11が組み付けられた受け金部材
12に、当て金部材13を間隔を存するようにボルト1
4、及びナット15を用いて取り付ける。当て金部材1
3を、取付壁部材16の開孔17のうち上側長孔部17
aを通じて挿入した後、全体を下方に偏位させること
で、ボルト14の軸部を、開孔41の下側溝孔部41b
に係合させる。それから、受け金部材12と取付壁部材
21との間に、ライナー44を上側から挿入する。それ
から、最終的に中心ピン5が位置することになる空間部
を利用して、ナット15を回転することで、受け金部材
12と当て金部材13とで取付壁部材21を挟持した状
態で締結固定し、緩衝ゴム11を取付壁部材21に対し
取り付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、鉄道車両用台車
の緩衝ゴム取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、鉄道車両において、台車上に
車体が搭載され、その車体の台車に対する車体左右方向
の動きを一定の範囲に規制することが行われている。
【0003】具体的には、例えば図9及び図10に示す
ように、車体100側の下面より下方に突出する中心ピ
ン101を挟むように、一定間隔を存して緩衝ゴム10
2が配設されている。この緩衝ゴム102は、ネジ部材
103が背面側に突出する受け金部材部材104の前面
側に固着されている。
【0004】この受け金部材部材104は、一定間隔を
存して対向するように台車112の枕はり113上に設
けられた取付壁部材105に取り付けられる。この取付
壁部材105の前後縁部は、車体前後方向において一定
間隔を存して設けられた前後壁部材106,107に接
合されている。それと共に、前記前後壁部材106,1
07の間には、取付壁部材105から車体左右方向の外
方に向かって上側壁部材108が設けられている。前後
壁部材106,107及び上側壁部材108は、車体左
右方向外方になるに従って徐々に高さが低くなってい
る、そして、取付壁部材105、前後壁部材106,1
07及び上側壁部材108が、剛性の高い左右1対の箱
形形状の取付ブラケットとして機能するように構成さ
れ、この取付ブラケットの取付壁部材105に受け金部
材104が取り付けられる。なお、前記中心ピン101
は、2つの取付壁部材105と、前後壁部材106,1
07とによって周囲が囲まれる空間部に位置することに
なり、車体左右方向に移動すると緩衝ゴム102に衝突
し、車体左右方向の動きが規制される。そして、この空
間部が位置する前後壁部材106,107の前後には、
断面L字形状の支持部材109,110が設けられ、前
記両壁部材106,107が倒れないようにされてい
る。
【0005】それから、取付壁部材105の背面(内
面)側においてナット111を前記ネジ部材103に適
用して、前記受け金部材104(緩衝ゴム102)が取
付壁部材105に締結固定されている。この締結固定の
ために背面側からナット111を回転するために、上側
壁部材108には、ナット111の取付位置に対応する
ように2つの矩形状の開孔108aが開設されている。
よって、ナット111は、開孔108aを通じて工具
(図示せず)を適用して、ナット111が見えない状態
で回転することになる。なお、114は車体100を支
持する空気バネである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように、緩衝ゴム
102を取り付けるには、ナット111による取付壁部
材105に対する締結作業を、取付壁部材105の背面
側で、かつ上側壁部材108の下側という見えない状態
で行う必要があるため、その作業のためのスペースが制
限され、取り付け作業が困難となる。また、この取付作
業は、取付壁部材105の背面側からの締結作業である
ために上側壁部材108に開孔108aを設ける必要が
あるが、取付壁部材105は、中心ピン101が緩衝ゴ
ム102に衝突する際に車体100側から大きな荷重を
受ける必要があるため、取付壁部材105を支持する上
側壁部材108の開孔108aをなくし、より剛性を高
めたいという要求がある。
【0007】また、ボルト貫通部分にパイプ材を設けた
り、座板の背面に補強板を設けたりして、強度の低下を
防止するようにしてものも知られているが、やはり作業
性よく取り付けることができない。
【0008】この発明は、緩衝ゴム(緩衝ゴム部材)
を、作業性よく取り付ける取り付けることができる鉄道
車両用台車のストッパゴム取付構造を提供することを目
的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る鉄道車両用台車の緩衝ゴム取付構造
は、車体側の下面より下方に突出する中心ピンの車体左
右方向の両側に緩衝ゴム部材が配設され、前記中心ピン
と緩衝ゴム部材との係合関係で前記車体の車体左右方向
の動きを一定の範囲に規制する鉄道車両用台車の緩衝ゴ
ム取付構造において、前記緩衝ゴム部材は、緩衝ゴム
と、この緩衝ゴムが組み付けられる受け金部材と、この
受け金部材に間隔を存して配置される当て金部材と、こ
の当て金部材及び受け金部材をそれらの間隔を調整可能
に連結するボルト及びナットとを備え、前記台車に、車
体左右方向に延び前記中心ピンに対向する取付壁部材を
有する箱形状の取付ブラケットが取り付けられ、この取
付ブラケットの前記取付壁部材に当て金部材を挿入可能
な開孔が形成され、この開孔を通じて前記当て金部材が
前記取付ブラケット内に挿入されかつ前記当て金部材と
受け金部材とで前記取付壁部材を挟持した状態で、前記
ボルト及びナットによって前記取付ブラケットに前記緩
衝ゴム部材が締結固定されている。
【0010】請求項1に記載の緩衝ゴム取付構造によれ
ば、緩衝ゴムが組み付けられる受け金部材と当て金部材
とを、それらの間に間隔を存するようにボルト及びナッ
トによって連結し、台車側の取付ブラケットの取付壁部
材の開孔に、前記当て金部材を挿入し、前記当て金部材
と受け金部材とで前記取付壁部材を挟持した状態で、ボ
ルト及びナットを締め付けることで、前記取付ブラケッ
ト(取付壁部材)に対し緩衝ゴム部材を締結固定するこ
とができる。よって、緩衝ゴム部材を取付ブラケットの
取付壁部材の開孔に挿入し、ボルト及びナットで締結す
ることができる空間があれば、取付状況を見ながら簡単
に組み付けることができ、緩衝ゴム部材が作業性よく取
り付けられる。
【0011】請求項2に記載の緩衝ゴム取付構造のよう
に、前記開孔は、前記当て金部材が挿通可能である上側
長孔部と、この上側長孔部に連通する下側溝孔部とを備
えるものであり、前記下側溝孔部に前記ボルトの軸部が
位置した状態で締結固定されている。
【0012】請求項2に記載の緩衝ゴム取付構造によれ
ば、取付ブラケットの取付壁部材の開孔の上側長孔部を
通じて当て金部材を取付ブラケット内に挿入し、下方に
偏位させることでボルトの軸部が下側溝孔部に係合する
ので、ボルトの軸部と開孔の下側溝孔部との係合関係で
位置決めがなされ、ボルト及びナットを締め付けること
で簡単に取り付けられる。
【0013】請求項3に記載の緩衝ゴム取付構造のよう
に、前記取付ブラケットは、さらに、内部に車体左右方
向に延びる補強板部材を有し、この補強板部材の前記取
付壁部材との接続部分に、前記当て金部材が挿入可能な
るように切欠きが形成されている。
【0014】請求項3に記載の緩衝ゴム取付構造によれ
ば、取付ブラケットは、内部に車体左右方向に延びる補
強板部材を有するので、剛性が高められ、中心ピンが緩
衝ゴムに衝突する際に車体側から受ける大きな荷重(車
体左右方向の荷重)に耐える上で有利である、また、こ
の補強板部材の前記取付壁部材との接続部分には、前記
当て金部材が挿入可能なるように切欠きが形成されてい
るので、前記当て金部材の挿入を妨げることもない。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に沿って説明する。
【0016】図1は本発明に係る鉄道車両用台車の平面
図、図2は同正面図、図3は同要部平面図、図4は同要
部正面図である。
【0017】図1および図2に示すように、鉄道車両用
台車1上には、左右方向に延びる枕はり2の両側におい
て空気バネ3を介して車体4が支持されている。そし
て、車体4側の下面中央より下方に中心ピン5が突出
し、この中心ピン5の車体左右方向の両側に位置するよ
うに、1対の緩衝ゴム部材6が前記中心ピン5に対向す
る位置関係で、前記台車1の枕はり2上に配設されてい
る。これにより、前記車体4が車体左右方向に移動しよ
うとすると、車体4の中心ピン5が、それの左右両側に
位置する緩衝ゴム部材6のいずれかに弾性的に当接する
ことで、車体4の車体左右方向の動きを一定の範囲に規
制するようになっている。緩衝ゴム部材6は、中心ピン
5に接触することになる緩衝ゴム11が、支持フレーム
として機能する受け金部材12に固着されてなる。
【0018】また、前記台車1の枕はり2上には、左右
1対の箱形状の取付ブラケット7A,7Bが対向して車
体左右方向に延びるように形成されており、この取付ブ
ラケット7A,7Bに、前記緩衝ゴム部材6を構成する
受け金部材12が、それらの緩衝ゴム11が互いに対向
するように取付固定されている。
【0019】具体的には、図3及び図4に示すように、
台車1の枕はり2上に、車体左右方向において一定間隔
を存して対向するように1対の取付壁部材21が配設さ
れ、この取付壁部材21に前記緩衝ゴム部材6が取り付
けられている。この取付壁部材21の前後縁部は、車体
前後方向において一定間隔(前記取付壁部材21の幅に
対応する間隔)を存して設けられた前後壁部材22,2
3に接合されている。それと共に、前記前後壁部材2
2,23の間には、取付壁部材21から車体左右方向の
外方に向かって上側壁部材24が延びるように設けられ
ている。そして、前後壁部材22,23及び上側壁部材
24の高さは、車体左右方向外方になるに従って徐々に
低くなるようになめらかに変化している。なお、上側壁
部材24は、前後壁部材22,23より若干低い位置に
設けられている(図5及び図6参照)。
【0020】前記取付壁部材21、前後壁部材22,2
3及び上側壁部材24によって、剛性の高い箱形形状の
取付ブラケット7A,7Bが構成され、この取付ブラケ
ット7A,7B(取付壁部材21)に対して受け金部材
12が取付固定されることになる。従って、取付ブラケ
ット7A,7Bは、前後壁部材22,23の左右両側部
を利用して構成され、前後壁部材22,23の中央部を
介して相互に連結されていることになる。
【0021】前記中心ピン5は、2つの取付壁部材21
と、前後壁部材22,23(中央部)とによって周囲が
囲まれる空間部に位置することになる。そして、この空
間部が位置する前後壁部材22,23の前後には、支持
部材25,26が設けられ、この支持部材25,26に
よって前記両壁部材22,23が倒れないように支持さ
れている。
【0022】また、前記前後壁壁部材22,23の、車
体前後方向のほぼ中間位置には、図5〜図7に詳細を示
すように、それらと平行に車体左右方向に延びる補強板
部材27が配設されている。この補強板部材27は、上
側縁部分が上側壁部材24に、中央側部分が取付壁部材
21にそれぞれ接合され、取付ブラケット7A,7Bの
剛性をより一層高めるようになっている。
【0023】前記緩衝ゴム部材4は、緩衝ゴム11が受
け金部材12の一側に一体的に組み付けられているが、
この受け金部材12の他側には当て金部材13が、受け
金部材12との間に間隔を存するように設けられてい
る。すなわち、前記受け金部材12と当て金部材13と
は、それらの間隔を調整することができるように、ボル
ト14及びナット15によって連結される。この場合、
ボルト14の頭部が当て金部材13側に位置するように
配置される。当て金部材13の両端部は、中央部13a
に対して左右側部13b,13cが板厚が薄く形成さ
れ、段差部とされている。そして、その左右側部13
b,13c(段差部)に前記ボルト14の頭部が位置す
るようになっており、ナット15による締結の際に、ボ
ルト14が空回りしないように構成されている。なお、
前記ナット15と受け金部材12との間には、平ワッシ
ャ42及びスプリングワッシャ43が設けられる。
【0024】また、前記取付壁部材21には、当て金部
材13を挿入可能な開孔17が形成され、この開孔17
を通じて前記当て金部材13が前記取付壁部材21の裏
側(箱形形状の取付ブラケット7A,7Bの内部)に挿
入されるようになっている。そして、前記受け金部材1
2と当て金部材13とで前記取付壁部材16を挟持した
状態でナット15を回転し、緩衝ゴム部材4を前記取付
壁部材21に締結固定するようになっている。
【0025】前記取付壁部材21に形成される開孔41
は、車体前後方向に長く前記当て金部材13が挿通可能
である上側長孔部41aと、この上側長孔部41aに連
通する2つの下側溝孔部41bとを備えており、この下
側溝孔部41bに前記ボルト14の軸部が位置した状態
で締結固定される。
【0026】また、前記取付ブラケット7A,7Bの内
部に設けられる補強板部材27は、前記取付壁部材21
との接続部分に、前記当て金部材13を配置可能なるよ
うに一部を切除することで、切欠き27aが形成されて
いる。
【0027】続いて、前記緩衝ゴム部材6の取付手順に
ついて、図8に沿って、説明する。
【0028】まず、緩衝ゴム11が組み付けられた受け
金部材12に、当て金部材13を間隔を存するようにボ
ルト14、平ワッシャ42、スプリングワッシャ43及
びナット15を用いて組み付けられる。
【0029】そして、それらが一体的に組み付けられた
状態で、当て金部材13を、取付ブラケット7(取付壁
部材16)の開孔17のうち上側長孔部17aを通じて
挿入する。この状態で、当て金部材13が取付壁部材2
1の裏面側に、受け金部材12が表面側に位置してい
る。
【0030】その挿入後、全体を下方に偏位させること
で、受け金部材12と当て金部材13との間に形成され
ている隙間に位置するボルト14の軸部を、開孔41の
下側溝孔部41bに係合させる。なお、この状態では、
ボルト14の軸部と開孔17の上側長孔部17aとの係
合関係によりボルト14の車体前後方向の位置決めがな
される。
【0031】それから、受け金部材12と取付壁部材2
1との間に、ライナー44を上側から挿入する。ここ
で、ライナー19の両側部には、ボルト14が係合する
切欠き部19aが形成されており、切欠き部19aにボ
ルト14の軸部を挿入することで前記ボルト14の軸部
によって、下方に落下しないように係止される。
【0032】ついで、最終的に中心ピン5が位置するこ
とになる空間部を利用して、工具(図示せず)によりナ
ット15を回転することで、受け金部材12と当て金部
材13とで取付壁部材21を挟持することで締結固定さ
れ、緩衝ゴム11が取付壁部材21に取り付けられる。
この場合、前述したように、当て金部材13の左右側部
13b、13cが段差部とされていることから、ボルト
14は空回りしないので、ナット15を回転するという
取付壁部材21の表面側からの作業だけで、その部分を
見ながら、簡単に取り付けることができる。よって、裏
面側において作業を行う必要がないので、従来のように
上側壁部材に取付穴を設ける必要がなく、取付ブラケッ
ト7A,7Bの剛性を確保する上で有利となる。
【0033】前記実施の形態においては、当て金部材1
3とボルト14とは別体としているが、当て金部材が取
付ブラケット内に落下するのを防止するために、それら
を溶接により固定することも可能である。
【0034】
【発明の効果】この発明は、以上に説明したように実施
され、以下に述べるような効果を奏する。
【0035】本発明に係る鉄道車両用台車の緩衝ゴム取
付構造は、緩衝ゴムが組み付けられる受け金部材と当て
金部材とを、それらの間に間隔が存するようにボルト及
びナットによって連結し、台車側の取付ブラケットの取
付壁部材の開孔に、前記当て金部材を挿入し、前記当て
金部材と受け金部材とで前記取付壁部材を挟持した状態
で、ボルト及びナットを締め付けることで、前記取付ブ
ラケットに対し緩衝ゴム部材を締結固定するようにして
いるので、緩衝ゴム部材を取付ブラケットの取付壁部材
の開孔に挿入し、ボルト及びナットで締結固定すること
ができる空間があれば、簡単に組み付けることができ、
緩衝ゴム部材を作業性よく取り付けることが可能とな
る。
【0036】また、請求項2に記載の緩衝ゴム取付構造
のように、取付ブラケットの取付壁部材の開孔の上側長
孔部を通じて当て金部材を取付ブラケット内に挿入し、
下方に偏位させることでボルトの軸部が下側溝孔部に係
合するようにすれば、ボルト及びナットを締め付けるこ
とで簡単に取り付けることができる。
【0037】請求項3に記載の緩衝ゴム取付構造のよう
に、取付ブラケットが、内部に車体左右方向に延びる補
強板部材を有するようにすれば、取付ブラケットの支持
剛性を高めることができ、この補強板部材は、前記取付
壁部材との接続部分に、前記当て金部材が挿入可能なる
ように切欠きを形成しているので、前記当て金部材の挿
入を妨げることもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る鉄道車両用台車を示す概略平面図
である
【図2】同正面図である。
【図3】同要部平面図である。
【図4】同要部正面図である。
【図5】本発明に係る取付ブラケットと緩衝ゴム部材と
の取付状態を示す平面図である。
【図6】前記取付状態を、一部を断面にして示す側面図
である。
【図7】前記取付状態を、右半分は中心ピン側から見た
図、左半分は緩衝ゴム部材を除いて示す図である。
【図8】本発明に係る受け金部材の取付手順の説明であ
る。
【図9】従来例についての図3と同様の図である。
【図10】従来例についての図4と同様の図である。
【符号の説明】
1 鉄道車両用台車 4 車体 5 中心ピン 6 緩衝ゴム部材 7A 取付ブラケット 7B 取付ブラケット 11 緩衝ゴム 12 受け金部材 13 当て金部材 14 ボルト 15 ナット 21 取付壁部材 22 前壁部材 23 後壁部材 24 上側壁部材 27 補強板部材 27a 切欠き 41 開孔 41a 上側長孔部 41b 下側溝孔部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体側の下面より下方に突出する中心ピ
    ンの車体左右方向の両側に緩衝ゴム部材が配設され、前
    記中心ピンと緩衝ゴム部材との係合関係で前記車体の車
    体左右方向の動きを一定の範囲に規制する鉄道車両用台
    車の緩衝ゴム取付構造において、 前記緩衝ゴム部材は、緩衝ゴムと、この緩衝ゴムが組み
    付けられる受け金部材と、この受け金部材に間隔を存し
    て配置される当て金部材と、この当て金部材及び受け金
    部材をそれらの間隔を調整可能に連結するボルト及びナ
    ットとを備え、 前記台車に、車体左右方向に延び前記中心ピンに対向す
    る取付壁部材を有する1対の箱形状の取付ブラケットが
    取り付けられ、 この取付ブラケットの前記取付壁部材に当て金部材を挿
    入可能な開孔が形成され、この開孔を通じて前記当て金
    部材が前記取付ブラケット内に挿入されかつ前記当て金
    部材と受け金部材とで前記取付壁部材を挟持した状態
    で、前記ボルト及びナットによって前記取付ブラケット
    に前記緩衝ゴム部材が締結固定されていることを特徴と
    する鉄道車両用台車の緩衝ゴム取付構造。
  2. 【請求項2】 前記開孔は、前記当て金部材が挿通可能
    である上側長孔部と、この上側長孔部に連通する下側溝
    孔部とを備えるものであり、 前記下側溝孔部に前記ボルトの軸部が位置した状態で締
    結固定されている請求項1記載の鉄道車両用台車の緩衝
    ゴム取付構造。
  3. 【請求項3】 前記取付ブラケットは、さらに、内部に
    車体左右方向に延びる補強板部材を有し、 この補強板部材の前記取付壁部材との接続部分に、前記
    当て金部材が挿入可能なるように切欠きが形成されてい
    る請求項1又は2記載の鉄道車両用台車の緩衝ゴム取付
    構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1527976A1 (en) * 2003-10-28 2005-05-04 Hitachi, Ltd. Railway car with tilting car body
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