JP2002067372A - Ledプリントヘッド - Google Patents

Ledプリントヘッド

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JP2002067372A
JP2002067372A JP2000263244A JP2000263244A JP2002067372A JP 2002067372 A JP2002067372 A JP 2002067372A JP 2000263244 A JP2000263244 A JP 2000263244A JP 2000263244 A JP2000263244 A JP 2000263244A JP 2002067372 A JP2002067372 A JP 2002067372A
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Japan
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led
light output
light
photosensitive drum
array
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Takashi Kimoto
隆 鬼本
Hideo Tanaka
秀夫 田中
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Hitachi Cable Ltd
Original Assignee
Hitachi Cable Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 感光体ドラムに形成されるドットのばらつき
を防止したLEDプリントヘッドを提供する。 【解決手段】 LEDアレイ32と、ロッドレンズアレイ
33と、LEDアレイ32の駆動回路34と、LED素子の光
を受光するセンサ部35-1を有し、LED素子の光出力を
測定するドット径確認装置36-1と、センサ部35-1を感光
体ドラムに沿って走査したときにドット径確認装置36-1
からの測定値に基づいて駆動電流を補正するLED駆動
電流補正回路37と、駆動電流の補正値を記憶する記憶回
路38とを備え、スリット39aを通過したLED素子の光
とセンサ部35-1の走査距離との関係を求め、感光体ドラ
ムの感度をしきい値LthとしたときのLED素子の光強
度が目標値となるようにLED素子の光出力を調整する
ことにより、LEDプリントヘッド30-1が感光体ドラム
に形成するドットのばらつきが防止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、LEDプリンタに
用いられるLEDプリントヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】図9は従来のLEDプリントヘッドのブ
ロック図である。
【0003】同図に示すLEDプリントヘッド10は、
LEDプリンタ(図示せず)に装着される前にドットが
均一になるように補正する補正回路を有している。
【0004】LEDプリントヘッド10は、基板11上
に配列された複数個のLED素子からなるLEDアレイ
12と、そのLEDアレイ12の光を感光体ドラム(図
示せず)上に結像するロッドレンズアレイ13と、LE
Dアレイ12を駆動する駆動回路14と、LEDアレイ
12の駆動電流を補正するLED駆動電流補正回路15
と、LED駆動電流補正回路15からの補正データを記
憶する記憶回路16と、LED素子個々の光出力を測定
する光出力測定装置17とで構成されている。
【0005】このLED駆動電流補正回路15を用いた
LEDプリントヘッドの補正方法は、光出力測定装置1
7のセンサ部18をロッドレンズアレイ13に沿って長
手方向(走査方向)へ走査し、LED素子個々の光出力
を測定しながら、各々のLED駆動電流を補正し、目標
とする光出力に調整し、目標の光出力が得られた時のL
ED駆動電流の補正値を記憶回路16に記憶する。LE
Dプリントヘッド10をLEDプリンタに装着したとき
に記憶回路16に記憶された補正値を利用して印刷する
ものである。
【0006】従ってLEDプリントヘッド10をLED
プリンタに装着した後は、記憶回路16の補正データの
み利用され、センサ部18は感光体ドラムとロッドレン
ズアレイ13との間から離れた位置に隔離され、通常の
印刷時には使用されない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】図10(a)〜図10
(d)は図9に示したLEDプリントヘッド10による
LED素子、LED発光強度分布及びドット幅を示す形
状測定概念図である。
【0008】図10(a)において20はLED発光部
の同光出力、曲線L1は目標とするLED発光強度分
布、21はドット幅を示している。図10(b)におい
て22はLED発光部の同光出力、曲線L2はピークが
高いLED発光強度分布、23はピークが高いドット幅
を示している。図10(c)において24はLED発光
部の同光出力、曲線L3はピークが低いLED発光強度
分布、25はピークが低いドット幅を示している。図1
0(d)において26は焦点ボケしたLED発光部の同
光出力、曲線L4は二つに分裂したLED発光強度分
布、27は焦点ボケしたドット幅を示している。なお、
Lthは感光体ドラムのしきい値を示している。
【0009】ここで、ドットとは、感光体ドラムの面上
に露光される最小単位の部分をいう。
【0010】ところで、同一形状のLED素子を用いた
LEDアレイの光出力を補正して均一にしたとしても、
実際に用紙に印字される部分は、感光ドラムの感度(し
きい値Lth)が変わるため、LED素子の発光強度分
布やロッドレンズアレイ13の焦点ボケ等の影響が大き
く、ドットがばらついてしまう。
【0011】従来、各LED素子は、複数個のLED素
子で構成するLEDアレイとして同一ウェハで製造され
ているため、発光強度も同じ分布と考えられており、光
出力を均一にすれば、ドットのばらつきが無くムラなく
印字されると考えられていた。
【0012】しかし、実際にはLED発光部の発光強度
分布のばらつきや、ロッドレンズアレイ透過後の焦点ボ
ケが大きく影響し、ドットにばらつきが生じるという問
題があった。
【0013】そこで、本発明の目的は、上記課題を解決
し、感光体ドラムに形成されるドットのばらつきを防止
したLEDプリントヘッドを提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明のLEDプリントヘッドは、基板上に配列され
る複数個のLED素子からなるLEDアレイと、LED
アレイの光を感光体ドラム上に結像させるロッドレンズ
アレイと、LEDアレイを駆動する駆動回路と、LED
素子の光を受光するセンサ部を有し、LED素子の光出
力を測定する光出力測定装置と、センサ部を感光体ドラ
ムに沿って走査したときに光出力測定装置からの測定値
に基づいてLED素子の光出力が設定値になるように駆
動電流を補正する補正回路と、LEDプリンタに装着さ
れたときに利用すべく、目標の光出力が得られたときの
LEDアレイの駆動電流の補正値を記憶する記憶回路と
を備えたLEDプリントヘッドであって、センサ部にス
リット板を設け、スリット板を通過したLED素子の光
と上記センサ部の走査距離との関係を求め、感光体ドラ
ムの感度をしきい値としたときの光強度が目標値となる
ようにLED素子の光出力を調整することにより、感光
体ドラム上に形成されるドットの幅を均一にするもので
ある。
【0015】本発明のLEDプリントヘッドは、基板上
に配列される複数個のLED素子からなるLEDアレイ
と、LEDアレイの光を感光体ドラム上に結像させるロ
ッドレンズアレイと、LEDアレイを駆動する駆動回路
と、LED素子の光を受光するセンサ部を有し、LED
素子の光出力を測定する光出力測定装置と、センサ部を
感光体ドラムに沿って走査したときに光出力測定装置か
らの測定値に基づいてLED素子の光出力が設定値にな
るように駆動電流を補正する補正回路と、LEDプリン
タに装着されたときに利用すべく、目標の光出力が得ら
れたときのLEDアレイの駆動電流の補正値を記憶する
記憶回路とを備えたLEDプリントヘッドであって、セ
ンサ部にCCDセンサを用いて各LED素子の3次元の
光強度分布を求め、光強度分布より感光体ドラムの感度
をしきい値として切られる部分の面積を求め、その面積
が目標の面積値となるように各LED素子の光出力を調
整することにより、感光体ドラム上に形成されるドット
の面積を均一にするものである。
【0016】本発明のLEDプリントヘッドは、基板上
に配列される複数個のLED素子からなるLEDアレイ
と、LEDアレイの光を感光体ドラム上に結像させるロ
ッドレンズアレイと、LEDアレイを駆動する駆動回路
と、LED素子の光を受光するセンサ部を有し、LED
素子の光出力を測定する光出力測定装置と、センサ部を
感光体ドラムに沿って走査したときに光出力測定装置か
らの測定値に基づいてLED素子の光出力が設定値にな
るように駆動電流を補正する補正回路と、LEDプリン
タに装着されたときに利用すべく、目標の光出力が得ら
れたときのLEDアレイの駆動電流の補正値を記憶する
記憶回路とを備えたLEDプリントヘッドであって、セ
ンサ部が二つのセンサと両センサに設けられハの字形状
のスリットが形成されたスリット板とで構成され、両ス
リット板を通過したLED素子からの光とセンサ部の走
査距離との関係から両スリット方向の2次元の光強度分
布を求め、感光体ドラムの感度をしきい値として切られ
る部分の長さを求め、両センサから得られる長さの積が
目標の面積値となるようにLED素子の光出力を均一に
することにより、感光体ドラム上に形成されるドットの
面積を均一にするものである。
【0017】本発明によれば、センサ部にスリット板を
設け、スリット板を通過したLED素子の光とセンサ部
の走査距離との関係を求め、感光体ドラムの感度をしき
い値としたときのLED素子の光強度が目標値となるよ
うにLED素子の光出力を調整することにより、感光体
ドラム上に形成されるドットの幅が均一になり、感光体
ドラムに形成されるドットのばらつきが防止される。
【0018】センサ部にCCDセンサを用いて3次元の
光強度分布を求め、光強度分布より感光体ドラムの感度
をしきい値として切られる部分の面積を求め、その面積
が目標の面積値となるようにLEDの光出力を調整する
ことにより、感光体ドラム上に形成されるドットの面積
が均一になり、感光体ドラム上に形成されるドットの幅
が均一になり、感光体ドラムに形成されるドットのばら
つきが防止される。
【0019】センサ部の二つのセンサに設けられたスリ
ット板のハの字形状のスリットを通過したLED素子か
らの光とセンサ部の走査距離との関係から両スリット方
向の2次元の光強度分布を求め、感光体ドラムの感度を
しきい値として切られる部分の長さを求め、両センサか
ら得られる長さの積が目標の面積値となるようにLED
素子の光出力を均一にすることにより、感光体ドラム上
に形成されるドットの面積が均一になり、感光体ドラム
に形成されるドットのばらつきが防止される。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて詳述する。
【0021】図1(a)は本発明のLEDプリントヘッ
ドの一実施の形態を示すブロック図であり、図1(b)
は図1(a)に示したセンサ部の底面図である。
【0022】同図に示すLEDプリントヘッド30−1
は、LEDプリンタに装着する前にドットが均一になる
ように補正する補正回路を有している。
【0023】このLEDプリントヘッド30−1は、基
板31上に配列された複数個のLED素子からなるLE
Dアレイ32と、LEDアレイ32の光を図示しない感
光体ドラムに結像させるロッドレンズアレイ33と、L
EDアレイ32を駆動する駆動回路34と、LEDアレ
イ32からの光をセンサ部35−1で受光してその光出
力を測定する光出力測定装置としてのドット径確認装置
36−1と、センサ部35−1を感光体ドラムに沿って
(LED素子の配列方向に沿って)走査したときにドッ
ト径確認装置36−1からの測定値に基づいてLED素
子の光出力が設定値になるように駆動電流を補正するL
ED駆動電流補正装置37と、LEDプリンタに装着さ
れたときに利用すべく、目標の光出力が得られたときの
LEDアレイ32の駆動電流の補正値を記憶する記憶回
路38とを備えたLEDプリントヘッドであって、セン
サ部35−1にスリット板39を設け、スリット板39
を通過したLED素子の光とセンサ部35−1の走査距
離との関係を求め、感光体ドラムの感度をしきい値Lt
hとしたときの光強度が目標値となるようにLED素子
の光出力を調整するものである。このLEDプリントヘ
ッド30−1は、感光体ドラム上に形成されるドットの
幅を均一にし、ドットのばらつきを防止することができ
る。
【0024】センサ部35−1のスリット39aは走査
方向に対して90°の角度で形成されている。感光体ド
ラムの結像上をスリット板39付きのセンサ部35−1
で数μmずつ走査し、スリット39aから入る光のパワ
ーを読み取るようになっている。その光パワーと走査距
離との関係を図2(a)〜図2(d)に示す。
【0025】図2(a)〜図2(d)は図1に示したL
EDプリントヘッドによるLED素子、LED発光強度
分布及びドット幅を示す形状測定概念図である。
【0026】図2(a)〜図2(d)より各LEDの光
強度分布が分かり、感光ドラムの感度(しきい値Lt
h)でのLED素子の幅が求められる。その幅を目標の
値となるようにLED素子の駆動電流を制御し、ドット
幅を均一化する。
【0027】図2(a)において40はLED発光部の
同光出力、曲線L5は目標とするLED発光強度分布、
41はドット幅を示している。図10(b)において4
2はLED発光部の同光出力、曲線L6はピークが高い
LED発光強度分布、43はピークが高いドット幅を示
している。図10(c)において44はLED発光部の
同光出力、曲線L7はピークが低いLED発光強度分
布、45はピークが低いドット幅を示している。図10
(d)において46は焦点ボケしたLED発光部の同光
出力、曲線L8は二つに分裂したLED発光強度分布、
47は焦点ボケしたドット幅を示している。
【0028】これらの特性図より、各LED素子の光強
度分布が分かり、感光体ドラムの感度(しきい値Lt
h)の幅が求められる。その幅を目標の値となるように
LED素子の駆動電流を制御することで、感光体ドラム
に形成されるドット幅が均一化され、ドットのばらつき
が防止される。
【0029】図3(a)は本発明のLEDプリントヘッ
ドの他の実施の形態を示すブロック図であり、図3
(b)は図3(a)に示したセンサ部の底面図である。
なお、図1に示した部材と同様の部材には共通の符号を
用いた。
【0030】図1に示した実施の形態との相違点は、セ
ンサ部35−2にCCDセンサ48を用いた点である。
【0031】図3に示すLEDプリントヘッド30−2
は、基板31上に形成された複数個のLED素子からな
るLEDアレイ32と、LEDアレイ32の光を感光体
ドラムに結像させるロッドレンズアレイ33と、LED
アレイ32を駆動する駆動回路34と、LEDアレイ3
2からの光をセンサ部35−2で受光してその光出力を
測定する光出力測定装置としての3次元光強度確認装置
36−2と、センサ部35−2を感光体ドラムに沿って
走査したときに3次元光強度確認装置36−2からの測
定値に基づいてLED素子の光出力が設定値になるよう
に駆動電流を補正するLED駆動電流補正装置37と、
LEDプリンタに装着されたときに利用すべく、目標の
光出力が得られたときのLEDアレイ32の駆動電流の
補正値を記憶する記憶回路38とで構成されたものであ
る。
【0032】このLEDプリントヘッドは、センサ部3
5−2にCCDセンサ48を用いて各LED素子からの
データ(3次元データ)より3次元の光強度分布を求
め、光強度分布より感光体ドラムの感度をしきい値Lt
hとして切られる部分の面積値Sを求め、その面積値S
が目標の面積値となるように各LED素子の光出力を調
整するものであり、LEDプリントへッド30−2は、
感光体ドラム上に形成されるドットの面積を均一にし、
ドットのばらつきを防止する。
【0033】図4(a)〜図4(d)は図3に示したL
EDプリントヘッドによるLED素子、LED発光強度
分布及びドット幅を示す形状測定概念図である。
【0034】図4(a)において50はLED発光部の
同光出力、曲線L9は目標とするLED発光強度分布、
51は目標とするドット形状を示している。図4(b)
において52はLED発光部の同光出力、曲線L10は
ピークが高いLED発光強度分布、53はピークが高い
ドット形状を示している。図4(c)において54はL
ED発光部の同光出力、曲線L11はピークが低いLE
D発光強度分布、55はピークが低いドット形状を示し
ている。図4(d)において56は焦点ボケしたLED
発光部の同光出力、曲線L12は二つに分裂したLED
発光強度分布、57は焦点ボケしたドット形状を示して
いる。
【0035】図5(a)〜図5(d)は図3に示したL
EDプリントヘッドによるLED素子、LED発光強度
分布及びドット幅を示す形状測定概念図の変形例であ
る。
【0036】図4(a)〜図4(d)に示した形状測定
概念図との相違点は、光出力が、感光体ドラムの感度を
しきい値Lthとして切られる面積Sに、しきい値Lt
h以上の光強度分布を掛けた値である点である。
【0037】図5(a)において60はLED発光部の
同光出力、曲面A1は目標とするLED発光強度分布、
61は目標とするドット径を有する形状を示している。
図5(b)において62はLED発光部の同光出力、曲
面2はピークが高いLED発光強度分布、63はピーク
が高いドット径を有する形状を示している。図5(c)
において64はLED発光部の同光出力、曲面A3はピ
ークが低いLED発光強度分布、65はピークが低いド
ット径を有する形状を示している。図4(d)において
66は焦点ボケしたLED発光部の同光出力、曲面A4
は二つに分裂したLED発光強度分布、67は焦点ボケ
したドット径を有する形状を示している。 図6(a)
は本発明のLEDプリントヘッドの他の実施の形態を示
すブロック図であり、図6(b)は図6(a)に示した
センサ部の底面図である。
【0038】図1(a)、(b)に示した実施の形態と
の相違点は、センサ部35−3が二つのセンサと両セン
サに設けられハの字形状のスリット68a、68bが形
成されたスリット板68とで構成されている点である。
【0039】このLEDプリントヘッド30−3は、基
板31上に配列される複数個のLED素子からなるLE
Dアレイ32と、LEDアレイ32の光を感光体ドラム
に結像させるロッドレンズアレイ33と、LEDアレイ
32を駆動する駆動回路34と、LED素子の光をセン
サ部35−3で受光してその光出力を測定する光出力測
定装置としてのドット径確認装置36−3と、センサ部
35−3を感光体ドラムに沿って走査したときにドット
径確認装置36−3からの測定値に基づいてLED素子
の光出力が設定値になるように駆動電流を補正するLE
D駆動電流補正回路37と、LEDプリンタに装着され
たときに利用すべく、目標の光出力が得られたときのL
EDアレイ32の駆動電流の補正値を記憶する記憶回路
38とで構成されたものである。
【0040】センサ部35−3は、ハの字形状のスリッ
ト(走査方向に対して±45°傾斜したスリット)68
a、68bが形成されたスリット板68と、両スリット
68a、68bにそれぞれ設けられた二つのフォトダイ
オードとで構成されたものである。
【0041】図7は図6(a)、(b)に示したLED
プリントヘッドの測定概念図である。
【0042】LEDプリントヘッド30−3(図6)
は、ロッドレンズアレイ33上の感光体ドラムの表面位
置に形成される各結像上に、スリット付のセンサ部35
−3(図6)を数μmずつ走査させると、一方(図では
左側)のスリット68a及び他方(図では右側)のスリ
ット68bから入る光70、71のパワーをフォトダイ
オードでそれぞれ読み取り、両光パワーと走査距離との
関係をそれぞれグラフ72、73に表す(グラフ72、
73の横軸はスリットの長手方向の距離軸であり、縦軸
は光パワー軸である。)。両グラフ72、73より、各
LED素子の光強度分布が分かり、感光ドラムの感度
(しきい値Lth)でのLED素子の幅が求められる。
走査方向に対して+45°あるいは−45°に傾斜され
た両フォトダイオードから得られる幅をa、bとし、面
積値a×bを求める。この面積値a×bが目標の面積値
となるようにLED素子の駆動電流を制御することによ
り、ドットの面積が均一になり、ドットのばらつきがな
くなりムラなく印字される。なお、74はLED素子の
実際の形状(面積)を表し、75はセンサ部35−3
(図6)で得られる近似形状(近似面積)を表す。
【0043】図8は図6(a)、(b)に示したLED
プリントヘッドの他の測定概念図である。
【0044】図7に示した測定概念図との相違点は、L
EDプリントヘッドの感光体ドラムの表面位置に形成さ
れる結像が焦点ボケしている点である。
【0045】LEDプリントヘッド30−3は、LED
プリントヘッドの結像上を、スリット付のセンサ部35
−3を数μmずつ走査すると、両スリット68a、68
bから入る光80、81のパワーをフォトダイオードで
それぞれ読み取り、両光パワーと走査距離との関係をそ
れぞれグラフ82、83に表す(グラフ82、83の横
軸は距離軸であり、縦軸は光パワー軸である。)。両グ
ラフ82、83より、各LED素子の光強度分布が分か
り、感光ドラムの感度(しきい値Lth)でのLED素
子の幅が求められる。両フォトダイオードから得られる
幅をa、bとし、菱形の面積値a×bを求める。この面
積値a×bが目標の面積値となるようにLED素子の駆
動電流を制御することにより、ドットの面積が均一にな
り、ドットのばらつきがなくなりムラなく印字される。
すなわち、本LEDプリントヘッドは結像に焦点ボケが
あっても均一なドットが得られる。
【0046】なお、84は焦点ボケしたLED素子の実
際の形状(面積)を表し、85はセンサ部35−3で得
られる近似形状(近似面積)を表す。
【0047】なお、LED素子の発光部の形状が円の場
合a×b×π/4(楕円の面積)と近似できる。その面
積を目標の面積値となるようにLED素子の駆動電流を
制御し、面積を均一化することにより、感光体ドラムに
形成されるドットのばらつきを防止したLEDプリント
ヘッドを提供できる。
【0048】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば、次のよう
な優れた効果を発揮する。
【0049】感光体ドラムに形成されるドットのばらつ
きを防止したLEDプリントヘッドの提供を実現するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明のLEDプリントヘッドの一実
施の形態を示すブロック図であり、(b)は(a)に示
したセンサ部の底面図である。
【図2】図2(a)〜図2(d)は図1に示したLED
プリントヘッドによるLED素子、LED発光強度分布
及びドット幅を示す形状測定概念図である。
【図3】(a)は本発明のLEDプリントヘッドの他の
実施の形態を示すブロック図であり、(b)は(a)に
示したセンサ部の底面図である。
【図4】(a)〜(d)は図3に示したLEDプリント
ヘッドによるLED素子、LED発光強度分布及びドッ
ト幅を示す形状測定概念図である。
【図5】(a)〜(d)は図3に示したLEDプリント
ヘッドによるLED素子、LED発光強度分布及びドッ
ト幅を示す形状測定概念図の変形例である。
【図6】(a)は本発明のLEDプリントヘッドの他の
実施の形態を示すブロック図であり、(b)は(a)に
示したセンサ部の底面図である。
【図7】図6(a)、(b)に示したLEDプリントヘ
ッドの測定概念図である。
【図8】図6(a)、(b)に示したLEDプリントヘ
ッドの他の測定概念図である。
【図9】従来のLEDプリントヘッドのブロック図であ
る。
【図10】(a)〜(d)は図9に示したLEDプリン
トヘッドによるLED素子、LED発光強度分布及びド
ット幅を示す形状測定概念図である。
【符号の説明】
30−1 LEDプリントヘッド 32 LEDアレイ 33 ロッドレンズアレイ 34 駆動回路 35 センサ部 36−1 光出力測定装置(ドット径確認装置) 37 補正回路(LED駆動電流補正回路) 38 記憶回路 39 スリット板 39a スリット

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に配列される複数個のLED素子
    からなるLEDアレイと、該LEDアレイの光を感光体
    ドラム上に結像させるロッドレンズアレイと、上記LE
    Dアレイを駆動する駆動回路と、上記LED素子の光を
    受光するセンサ部を有し、上記LED素子の光出力を測
    定する光出力測定装置と、該センサ部を上記感光体ドラ
    ムに沿って走査したときに上記光出力測定装置からの測
    定値に基づいて上記LED素子の光出力が設定値になる
    ように駆動電流を補正する補正回路と、LEDプリンタ
    に装着されたときに利用すべく、目標の光出力が得られ
    たときの上記LEDアレイの駆動電流の補正値を記憶す
    る記憶回路とを備えたLEDプリントヘッドであって、
    上記センサ部にスリット板を設け、該スリット板を通過
    したLED素子の光と上記センサ部の走査距離との関係
    を求め、上記感光体ドラムの感度をしきい値としたとき
    の光強度が目標値となるように上記LED素子の光出力
    を調整することにより、上記感光体ドラム上に形成され
    るドットの幅を均一にすることを特徴とするLEDプリ
    ントヘッド。
  2. 【請求項2】 基板上に配列される複数個のLED素子
    からなるLEDアレイと、該LEDアレイの光を感光体
    ドラム上に結像させるロッドレンズアレイと、上記LE
    Dアレイを駆動する駆動回路と、上記LED素子の光を
    受光するセンサ部を有し、上記LED素子の光出力を測
    定する光出力測定装置と、該センサ部を上記感光体ドラ
    ムに沿って走査したときに上記光出力測定装置からの測
    定値に基づいて上記LED素子の光出力が設定値になる
    ように駆動電流を補正する補正回路と、LEDプリンタ
    に装着されたときに利用すべく、目標の光出力が得られ
    たときの上記LEDアレイの駆動電流の補正値を記憶す
    る記憶回路とを備えたLEDプリントヘッドであって、
    上記センサ部にCCDセンサを用いて各LED素子の3
    次元の光強度分布を求め、該光強度分布より上記感光体
    ドラムの感度をしきい値として切られる部分の面積を求
    め、その面積が目標の面積値となるように各LED素子
    の光出力を調整することにより、上記感光体ドラム上に
    形成されるドットの面積を均一にすることを特徴とする
    LEDプリントヘッド。
  3. 【請求項3】 基板上に配列される複数個のLED素子
    からなるLEDアレイと、該LEDアレイの光を感光体
    ドラム上に結像させるロッドレンズアレイと、上記LE
    Dアレイを駆動する駆動回路と、上記LED素子の光を
    受光するセンサ部を有し、上記LED素子の光出力を測
    定する光出力測定装置と、該センサ部を上記感光体ドラ
    ムに沿って走査したときに上記光出力測定装置からの測
    定値に基づいて上記LED素子の光出力が設定値になる
    ように駆動電流を補正する補正回路と、LEDプリンタ
    に装着されたときに利用すべく、目標の光出力が得られ
    たときの上記LEDアレイの駆動電流の補正値を記憶す
    る記憶回路とを備えたLEDプリントヘッドであって、
    上記センサ部が二つのセンサと両センサに設けられハの
    字形状のスリットが形成されたスリット板とで構成さ
    れ、両スリット板を通過したLED素子からの光と上記
    センサ部の走査距離との関係から両スリット方向の2次
    元の光強度分布を求め、上記感光体ドラムの感度をしき
    い値として切られる部分の長さを求め、両センサから得
    られる長さの積が目標の面積値となるようにLED素子
    の光出力を均一にすることにより、上記感光体ドラム上
    に形成されるドットの面積を均一にすることを特徴とす
    るLEDプリントヘッド。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7034858B2 (en) 2002-10-30 2006-04-25 Kyocera Mita Corporation LED array exposure device, controlling method thereof, and image forming apparatus using the same
JP2008114593A (ja) * 2007-10-30 2008-05-22 Kyocera Corp 光プリントヘッドの製造方法
JP2015136839A (ja) * 2014-01-21 2015-07-30 株式会社リコー プリントヘッドの製造方法、プリントヘッドおよび画像形成装置
JP2015215576A (ja) * 2014-05-13 2015-12-03 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置

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