JP2002066955A - 釘打ち機 - Google Patents

釘打ち機

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JP2002066955A
JP2002066955A JP2000257325A JP2000257325A JP2002066955A JP 2002066955 A JP2002066955 A JP 2002066955A JP 2000257325 A JP2000257325 A JP 2000257325A JP 2000257325 A JP2000257325 A JP 2000257325A JP 2002066955 A JP2002066955 A JP 2002066955A
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JP
Japan
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nailing machine
staple
nose
floor
inclination angle
Prior art date
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Abandoned
Application number
JP2000257325A
Other languages
English (en)
Inventor
Masakazu Ishizeki
昌和 石関
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Max Co Ltd
Original Assignee
Max Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フロア材の雄ざね部へのステープル打ち込み
ミスを防止した釘打ち器の提案 【解決手段】 ステープル12をノーズ1内部に配置
し、ステープル12をドライバー9によりノーズ1から
フロア材20に打ち込んで、フロア材20をステープル
12により支持合板23に固定する釘打ち機であり、フ
ロア材20とノーズ1とを所定の角度に維持するための
角度維持装置29を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フロア材を支持板
に取り付けるために釘をフロア材に打ち込む釘打ち機に
関する。
【0002】
【従来の技術】一般的に、建物のフロアは、フロアのベ
ースとなる支持合板の上にフロア材を固定して、フロア
を装飾しているものが広く知られている。
【0003】この支持合板上にフロア材を固定するため
に、フロア材の長手方向の一方の縁部に凸状の雄ざねが
形成され、他方の縁部に凹状の雌ざねが形成されてい
る。フロア材を支持合板上に固定する場合、隣り合って
互いに接合される一対の接合板において、一方のフロア
材の雄ざねに他方の接合板の雌ざねを組み合わせて固定
する。このときに、雄ざねの上隅部に釘の一種であるス
テープルを打ち込み、ステープルを支持合板に差し込ん
で固定している。
【0004】このステープルを打ち込む釘打ち機は、軸
足の長い「コ」の字形状のステープルを細長い断面のガ
イド穴内に軸足部を前向きにして挿入し、ステープルの
U字状連結部側を平板状のドライバーにより叩く構造と
されている。ドライバーにより叩かれたステープルは、
ガイド孔から飛び出してフロア材を貫通して支持合板に
突き刺さるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、フロア材の
場合には、雄ざねの上隅部に傾斜角度45度+−5度で
打ち込む事が一般的であるが、釘打ち機によってステー
プルの打ち込み作業を続けて行うときに、身体疲労によ
り釘打ち機のステープル打ち込み角度にばらつきが出た
り、ステープル打ち込み角度が浅くなって支持合板に対
して平行に近くなったりすることが生じている。
【0006】このため、ステープルが支持合板に充分刺
さらず、フロア材の縁部が膨らんで仕上げ不良となった
り、フロア材と支持合板の間に隙間ができてフロア材が
浮くことにより、床鳴りの原因となることがあった。
【0007】本発明は、このような問題に着目してなさ
れたものであり、釘を打ち込む作業において作業者が疲
労しても打ち込み角度を一定に維持可能な釘打ち機を提
供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の請求項1の釘打ち機は、釘を中空のガイド
部材内部に配置し、前記釘を押圧手段により前記ガイド
部材からフロア材に打ち込んで、前記フロア材を前記釘
により支持板に固定する釘打ち機であって、前記フロア
材と前記ガイド部材とを所定の角度に維持するための傾
斜角度維持手段を備えていることを特徴とする。
【0009】本発明の請求項2の釘打ち機は、請求項1
記載の釘打ち機において、前記傾斜角度維持手段は、前
記フロア材同士を接合する際に前記フロア材の雄ざねに
沿ってスライドさせる手段を備えていることを特徴とす
る。
【0010】本発明の請求項3の釘打ち機は、請求項
1、2いずれか記載の釘打ち機において、前記傾斜角度
維持手段は着脱可能若しくは折り畳み可能の少なくとも
いずれかの状態で装着されていることを特徴とする。
【0011】本発明の請求項4の釘打ち機は、請求項1
乃至3のいずれか記載の釘打ち機において、前記傾斜角
度維持手段は、前記ガイド部材の釘案内通路を形成する
着脱可能な蓋部に設けられていることを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態にかか
る釘打ち機を図面を参照にして説明する。
【0013】図1は、実施の形態にかかる釘打ち機のガ
イド部分としてのノーズ1を拡大して示したものであ
り、ノーズ1の根本部2には、図2に示す釘打ち機本体
3が装着される。釘打ち機本体3は、この実施の形態で
は、ハンドル4の上部にシリンダ5及びシリンダヘッド
部6が格納されている。釘打ち機本体3は、圧縮空気に
より動作するもので、トリガー7をハンドル4側に引き
込むと、圧縮空気がシリンダヘッド部6を経由してシリ
ンダ5内部に入り込み、シリンダ5内部のピストン8が
ノーズ1の先端部側に移動し、ピストン8に一体に形成
されたピストンロッド状のドライバー9をノーズ1の先
端部に移動させるようになっている。
【0014】図1に示すように、ノーズ2の根本部2は
シリンダ5のノーズ2側に取り付けられるようになって
おり、根本部2は平底の錐体形状に形成され、錐体の底
部に細長い矩形状の開口部が形成され、この細長い矩形
状の開口部内に平板状のドライバー9が挿入されるよう
になっている。
【0015】ノーズ1はノーズ本体10と平板状の蓋部
11とで構成され、ノーズ本体10側にステープル12
を保持するホルダー13が装着される。ステープル12
はフロア材固定用の軸足の長いものであり、「コ」の字
形状を有しており、釘の一種とされる。従って、この発
明は打ち込み用軸部の頭部に平板部を備えた釘にも適用
できるものである。
【0016】ホルダー13はステープル12の軸足間の
距離より短い板厚の板状部材からなり、ステープル12
の軸足をノーズ先端部に向けてステープル12の軸足間
にホルダー13を挟んだ状態で装填される。ホルダー1
3のステープル12は図示しないバネによりノーズ本体
10側に常時付勢されている。ノーズ本体10のホルダ
ー13側には軸足をノーズ1先端側に向けたステープル
12を導入するステープル導入開口部14が形成されて
いる。13Aはステープル12の軸足を案内するガイド
板である。
【0017】また、蓋部11が取り付けられるノーズ本
体10の取り付け面15であってドライバー9が移動す
る領域上には、ステープル12をノーズ1の先端部に案
内するガイド溝16が形成されており、このガイド溝1
6に前述のステープル導入開口部14が連なっている。
ガイド溝16は蓋部11がノーズ本体10に取り付けら
れることによって、細長い矩形断面のガイド孔として構
成される。ステープル12がそのガイド孔内部をノーズ
1の先端部に向かって移動可能となる。
【0018】ノーズ本体10の左右端部には内部が筒状
に形成されたガイド穴部17Aが形成されており、この
ガイド穴部17Aにガイドロッド17が軸方向にスライ
ド可能に保持されている。
【0019】このガイドロッド17はノーズ本体10の
左右両側に一対設けられており、各ガイドロッド17の
先端部には、位置決め用の角部18がそれぞれ形成され
ている。一対の角部18の間は一対のガイドロッド17
同士を連結する連結部19により「コ」の字型に連なっ
ており、一対のガイドロッド17が同時に進退可能とさ
れている。
【0020】このガイドロッド17は、釘打ち機の安全
装置を構成するものであり、通常時は、角部18がノー
ズ本体10から離れて飛び出す方向に付勢され、トリガ
ー7をハンドル4側に引くことを禁止し、一方、角部1
8をノーズ本体10側の移動不能の位置まで引き込んだ
ときに、トリガー7を引くことが許容される。
【0021】角部18は、化粧材であるフロア材20の
雄ざね21の隅部22に当ててステープル12の照準を
隅部22に合わせるためのものである。フロア材20を
支持合板23に固定する場合には、この隅部22に照準
を合わせて角部18が根本部2側に移動不能まで変移す
るように、ノーズ1を隅部22側に押し付け、トリガー
7を引くと、ピストン8がノーズ1先端部側に移動し、
ドライバー9がステープル12を隅部22に打ち込む。
打ち込まれたステープル12は隅部22から支持合板2
3内に差し込まれ、フロア材20が支持合板23に固定
される。このときのステープル12の打ち込み傾斜角度
は支持合板23に対して45度が理想であり、45度+
−5度が一般的である。
【0022】蓋板11は、ボルト24、25によりノー
ズ本体10に螺着される。ノーズ本体10にボルト2
4、25のネジ孔が形成されていることは言うまでもな
い。蓋板11の上部にはネジ孔が開口され、このネジ孔
に一対のカラー26を介して一対のボルト27が螺着可
能とされており、ボルト27により傾斜角度維持手段と
しての角度維持装置29が取り付けられている。この角
度維持装置29は折り畳んだり、起こすことが可能とさ
れ、ボルト27を外すことによって取り外すことも可能
である。11Aは蓋板11をノーズ本体10の根本部2
近傍に固定するボルトである。
【0023】角度維持装置29は、図3に示すように、
ボルト27によって固定されるベースプレート30と、
回動部31と、アジャスター部32とで構成される。ベ
ースプレート30の上部両側には軸受け部33が形成さ
れており、軸受け部33に軸受け孔34が開口されてい
る。片方の軸受け部33には位置決め孔35、36が開
口されている。
【0024】回動部31は金属製でも良いが軽量化のた
めに例えばプラスチックにより形成され、左右両側にガ
イドロッド37がそれぞれスライド可能に保持され、中
央部にスクリュー38がねじ込まれている。回動部31
の上部左右両側には回転軸39がそれぞれ突設されてお
り、回転軸39は軸受け孔34内部に保持される。
【0025】また、回動部31の上部には溝40が形成
されており、溝40内に位置決めピン41が溝40に沿
って移動可能に格納されている。ピン41は位置決め孔
35、36に挿入されて回動部31の角度を維持する機
能をもっている。
【0026】ピン41は指で操作する突起42を備えて
おり、突起42を溝40の奥部に移動させると、ピン4
1が位置決め孔35、36のいずれかから外れて他方の
位置決め孔に挿入され、回動部41のベースプレート3
0に対する角度が固定される。ピン41は位置決め孔3
5、36に侵入する方向に図示しない小さな板バネにて
付勢されている。
【0027】位置決め孔35は回動部31がベースプレ
ート30に平行になる位置に開口され、位置決め孔36
は回動部31がベースプレート30に対して45度にな
る位置に開口されている。位置決め孔36にピン41が
挿入されているとき、図1に示すようにノーズ1が支持
合板23に対して45度に維持され、ステープル12が
雄ざね21の隅部22から45度の角度で発射可能とな
る。
【0028】アジャスター部32は、矩形の平板からな
るものであり、一対のガイドロッド37が固定され、ス
クリュー38が回転可能に保持されている。アジャスタ
ー部32の中央部裏面には、図4に示すように、スクリ
ュー38のドライバー溝43が形成されている。このス
クリュー38はフロア材20の規格が変わって雄ざね2
1の高さに変化が生じても、スクリュー38を調節する
ことにより、釘打ち機の傾斜角度を変更調節できる。
【0029】なお、このアジャスター部32の裏面に、
図4の点線に示すような一対のボール44を保持させて
も良い。このように、ボール44を回転自在に保持させ
ると、雄ざね21に沿って多数のステープル12を打ち
込む必要があるときに、釘打ち機を雄ざね21に沿って
スライドでき、釘打ち機をたびたび持ち上げる必要がな
いので、労力低減となって作業がし易くなると共に、支
持合板23の表面の傷も付かないという利点がある。ボ
ール44の代わりに雄ざね21の方向に回転するローラ
を設けても良い。
【0030】図2は、傾斜角度維持手段の他の実施の形
態を示す。傾斜角度維持手段としての角度維持器50
は、板を略三角形状に折り曲げたものをボルト51によ
り蓋部11に固定したものであり、支持合板23に接触
する部分に円弧部分52が形成されている。
【0031】図2の角度維持器50には円弧部分52が
形成されているために、角部18が雄ざね21の隅部2
2に位置づけられたときに、ステープル12の傾斜角度
は45度に維持される。また、釘打ち機を円弧部分52
に沿って傾けることが可能であるので、フロア材20の
規格が変わって雄ざね21の高さ或いは厚さが変わって
も、釘打ち機の傾斜角度を許容範囲内で簡単に調節でき
る。更に、円弧部分52に沿ってスライドも可能であ
り、釘打ち機の持ち上げ労力を少なくできる。勿論、板
の幅方向の両側縁部を丸く成形しておくことにより、雄
ざね21に沿ってスライドも可能であり、雄ざね21に
沿って多数のステープル12を打ち込む場合に、横移動
により釘打ち機を度々持ち上げる必要もなくなので、労
力低減を更に図ることができる。
【0032】その他の構成は図1のノーズ1の構成と主
構成要素において同一であるのでその説明を援用して省
略する。
【0033】
【発明の効果】本発明の請求項1の釘打ち機によれば、
釘打ち込みのための傾斜角度維持手段があるので、作業
者が疲労しても打ち込み角度が浅くなったり、打ち込み
角度にばらつきが生じることがなく、フロア材への釘の
打ち込みミスを防止できる。
【0034】本発明の請求項2の釘打ち機によれば、雄
ざねに沿ってスライドできるので、雄ざねに沿って釘を
次々に打ち込む場合でも作業疲労を少なくすることがで
きる。
【0035】本発明の請求項3の釘打ち機によれば、傾
斜角度維持手段を使用しない場合には、折り畳んだり若
しくは取り外すことができ、作業のじゃまにならない。
【0036】本発明の請求項4の釘打ち機によれば、ガ
イド部材の蓋板に設けてあるので、フロア材の雄ざね打
ち込み作業の場合には傾斜角度維持手段を備えた蓋板に
変えて作業でき、その他の作業の場合には傾斜角度維持
手段のない蓋板を装着して作業をすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態にかかる釘打ち器の
主要部分の拡大図
【図2】本発明の第2の実施の形態にかかる釘打ち器の
主要部分の拡大図
【図3】図1の角度維持装置の分解斜視図
【図4】図3の角度維持装置のアジャスター部の拡大図
【符号の説明】
1 ノーズ 10 ノーズ本体 11 蓋部 12 ステープル(釘) 17 ガイドロッド 18 角部 20 フロア材 21 雄ざね 22 隅部 29 傾斜角度維持装置 50 傾斜角度維持器

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】釘を中空のガイド部材内部に配置し、前記
    釘を押圧手段により前記ガイド部材からフロア材に打ち
    込んで、前記フロア材を前記釘により支持板に固定する
    釘打ち機であって、 前記フロア材と前記ガイド部材とを所定の角度に維持す
    るための傾斜角度維持手段を備えていることを特徴とす
    る釘打ち機。
  2. 【請求項2】前記傾斜角度維持手段は、前記フロア材同
    士を接合する際に前記フロア材の雄ざねに沿ってスライ
    ドさせる手段を備えていることを特徴とする請求項1記
    載の釘打ち機。
  3. 【請求項3】前記傾斜角度維持手段は着脱可能若しくは
    折り畳み可能の少なくともいずれかの状態で装着されて
    いることを特徴とする請求項1、2いずれか記載の釘打
    ち機。
  4. 【請求項4】前記傾斜角度維持手段は、前記ガイド部材
    の釘案内通路を形成する着脱可能な蓋部に設けられてい
    ることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか記載の釘
    打ち機。
JP2000257325A 2000-08-28 2000-08-28 釘打ち機 Abandoned JP2002066955A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010023165A (ja) * 2008-07-18 2010-02-04 Max Co Ltd 釘打機
TWI462806B (zh) * 2013-12-16 2014-12-01 Basso Ind Corp A nailer with a guard

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010023165A (ja) * 2008-07-18 2010-02-04 Max Co Ltd 釘打機
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