JP2002066876A - 複リード式ウォームを用いた割出し台 - Google Patents

複リード式ウォームを用いた割出し台

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JP2002066876A
JP2002066876A JP2000254180A JP2000254180A JP2002066876A JP 2002066876 A JP2002066876 A JP 2002066876A JP 2000254180 A JP2000254180 A JP 2000254180A JP 2000254180 A JP2000254180 A JP 2000254180A JP 2002066876 A JP2002066876 A JP 2002066876A
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backlash
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ウォーム及びウォームホィール間のバッ
クラッシュの調整作業を容易にすることにある。 【解決手段】 割出し台は、ウォームを、複リード式の
ウォーム歯を有する中空のウォーム本体と、該ウォーム
本体に嵌合された駆動軸とに分割し、前記ウォーム本体
及び前記駆動軸を組み付け器の環状部で押圧して摩擦係
合により結合させている。これにより、組み付け器によ
る駆動軸とウォーム本体との結合を解除した状態で、ウ
ォーム本体を駆動軸に対し回転させつつ軸線方向へ移動
させて、ウォームホィールとウォームとの間のバックラ
ッシュを調整する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複リード式のウォ
ームを用いた割出し台に関し、特にウォームをその軸線
方向へ移動させることによりウォームとウォームホィー
ルとの間のバックラッシュを調整するようにした割出し
台に関する。
【0002】
【従来の技術】複リード式のウォームを用いた割出し台
において、ウォームをこれと噛合するウォームホィール
に対しウォームの軸線方向へ移動させることにより、ウ
ォームとウォームホィールとの間のバックラッシュを調
整することが知られている(例えば、実公平2−149
21号公報)。
【0003】上記の従来技術において、ウォームはウォ
ーム歯部分と駆動軸部分とを一体的に形成しており、ウ
ォームホィールはウォームホィール軸(出力軸)に結合
されている。ウォームは、また、駆動軸部分を支持する
軸受を駆動軸部分の軸線方向へ移動させることにより、
ウォームホィールに対する軸線方向における位置を調整
される。
【0004】バックラッシュの調整は、複数の組み付け
ねじを緩めて軸受ハウジングをフレームに対し移動可能
にし、軸受ハウジングへの調整ねじのねじ込み量を調整
して軸受ハウジングをフレームに対して移動させること
により、ウォームを軸受ハウジングと共に軸線方向へ移
動させて行われる。軸受ハウジングは、バックラッシュ
の調整後、組み付けねじにより再びフレームに組み付け
られる。
【0005】
【解決しようとする課題】しかし、上記の従来技術で
は、調整ねじの数が多いほか、全ての調整ねじの突出量
を等しくする必要があり、面倒である。また、組み付け
ねじを締め付けると、軸受ハウジングが移動して、バッ
クラッシュ量が変化するから、組み付けによるバックラ
ッシュ量の変化を見越して調整ねじの突出量を調整する
必要があり、したがって経験を必要とする。また、シム
を軸受ハウジングとフレームとの間に挿入する方法があ
るが、軸受ハウジングをウォームと共にフレームから取
り外さなければならず、調整作業がより面倒になる。
【0006】さらに、複数のウォームホィール軸を備え
た多軸割出し台においては、隣り合うウォームの駆動軸
部分をカップリングにより結合し、全てのウォームを一
斉に回転させる構造にしているが、1つの組のウォーム
とウォームホィールとのバックラッシュを調整すると、
他の組のウォームとウォームホィールとのバックラッシ
ュも影響を受けるから、それらのバックラッシュも調整
しなければならない場合がある。
【0007】それゆえに、本発明の目的は、複リード式
ウォームを用いた割出し台において、ウォームとウォー
ムホィールとの間のバックラッシュの調整作業を容易に
することにある。
【0008】
【解決手段、作用及び効果】本発明に係る割出し台は、
複リード式のウォーム歯を有する中空のウォーム本体
と、該ウォーム本体の前記中空部に嵌合された駆動軸
と、該駆動軸と同軸でありかつ半径方向に変位して前記
ウォーム本体及び前記駆動軸を押圧し、摩擦係合により
両者を結合する環状部を有する組み付け器とを含む。
【0009】ウォーム本体は、駆動軸に嵌合されている
から、駆動軸に対して回転可能であると共に、軸線方向
における任意な位置に移動可能であり、組み付け器によ
り移動不能に組み付けることができる。
【0010】ウォームホィールとウォームとの間のバッ
クラッシュの調整は、ウォームホィール軸と駆動軸とが
共に軸受を介してフレームに組み付けられ、ウォーム本
体と駆動軸との結合が解除されている状態において、ウ
ォーム本体を駆動軸に対して移動させることにより、行
うことができる。ウォーム本体と駆動軸とは、バックラ
ッシュ調整後に組み付け器により相対的移動不能に結合
される。
【0011】バックラッシュの調整に際しては、駆動軸
や軸受ハウジングを移動させない。また、バックラッシ
ュ調整後に軸受ハウジングをフレームに組み付けないか
ら、バックラッシュ調整後の軸受ハウジングの組み付け
に起因する軸線方向への移動によるバックラッシュの狂
いがなく、したがってバックラッシュの再調整をする必
要がない。
【0012】上記の結果、本発明によれば、バックラッ
シュ調整の作業性が向上すると共に、バックラッシュを
高精度に調整することができる。
【0013】前記組み付け器は、前記環状部を形成する
円筒であって前記ウォーム本体と前記駆動軸との間に配
置されかつ内部に流体の貯留部を有すると共に貯留され
ている流体の圧力により外周面及び内周面がそれぞれ外
方及び内方へ半径方向に変位されて膨張可能の円筒と、
該円筒の一端に一体的に続くフランジであって前記貯留
部に連通するねじ穴を有するフランジと、前記ねじ穴に
螺合されるねじ部材とを備え、前記ウォーム本体は前記
円筒を受け入れる、前記駆動軸の径より大きい嵌合穴を
前記ウォーム歯に対応する軸線方向位置に有することが
できる。
【0014】組み付け器を上記のようにすれば、ねじ部
材をねじ穴に対し進退させて、貯留されている流体の圧
力を変更することにより、円筒の外周面と内周面とを半
径方向に互いに逆方向へ変位させ、円筒の外周面の嵌合
穴への押圧による円筒と駆動軸との摩擦係合の作動と解
除とを行い、円筒を介してのウォーム本体と駆動軸との
摩擦係合の作動と解除とを行い、ウォーム本体と駆動軸
との結合及び解除を選択的に行うことができる。また、
円筒がウォーム歯に対応する軸線方向位置に形成された
嵌合穴に挿入されるから、軸線方向に省スペースとな
る。
【0015】当該割出し台が複数組の前記ウォーム本体
及び前記組み付け器を備える多軸割出し台である場合、
少なくとも2つの組の前記ウォーム本体は前記駆動軸に
共通に組み付けられていることができる。そのようにす
れば、1つの組のバックラッシュ調整の際、駆動軸は軸
線方向に移動不能に維持されたままであり、他の組のバ
ックラッシュに影響を与えない。また、複数のウォーム
をカップリングで連結した従来の多軸割出し台よりも、
剛性及び真直度が高くなり、捻れ、振れ等の精度が向上
し、しかもカップリングの軸線方向寸法分だけウォーム
ホィールの間隔を小さくすることができ、省スペースに
なる。また、ウォーム本体を駆動軸に対し円周方向の任
意な位置に移動させて結合することができ、これにより
少なくとも2つの組の円テーブルの位相を容易に合致さ
せることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】図1から図4を参照するに、割出
し台10は、ウォームホィール12を組み付けた2つの
出力軸であるウォームホィール軸14を備える多軸割出
し台である。割出し台10は、また、中空をした2つの
ウォーム本体16を共通の駆動軸18に組み付け器20
により解除可能に結合した2組のウォーム22を含む。
各ウォームホィール軸14には、円テーブル24が取り
付けられている。
【0017】駆動軸18は、その両端においてラジアル
軸受26,28及び2つのスラスト軸受29によりフレ
ーム30に回転可能に受けられている。駆動軸18の一
端部を受けるラジアル軸受26と2つのスラスト軸受2
9は、軸受ハウジング32によりフレーム30に対し駆
動軸18と共に一体的に取り外し可能に組み付けられて
いる。ハウジング32には、端板34が組み付けられて
いる。
【0018】駆動軸18の他端部には、ラジアル軸受2
8及びオイルシール36が取り付けられている。駆動軸
18の他端部の軸端は、フレーム30の外に突出されて
いる。駆動軸18の他端部には、また、歯車38が組み
付けられている。歯車38は、駆動モータ40の回転軸
に組み付けられた歯車42と噛合しており、駆動モータ
40により回転される。
【0019】駆動軸18が駆動モータ40により回転さ
れると、ウォーム本体16が回転されるから、ウォーム
ホィール12が回転されて、ウォームホィール軸14が
回転される。その結果、円テーブル24が回転されて、
角度的な割り出しが行われる。
【0020】フレーム30は、図1における下方と正面
とに開口している。下方の開口は、複数のねじ部材によ
りフレーム30に取り外し可能に組み付けられた底板4
4により閉塞されている。正面は図1において紙面に垂
直の方向における手前側であり、正面側の開口は複数の
ねじ部材によりフレーム30に取り外し可能に組み付け
られた蓋板(図示せず)で閉塞されている。
【0021】各ウォーム本体16は、駆動軸18と嵌合
される中空部46と、組み付け器20の一部を受け入れ
る嵌合穴である空間部48とを同軸的に有する中空の形
状を有しており、また複リード式のウォーム歯を外周部
に有する。空間部48の内径寸法は駆動軸18の直径寸
法より大きい。ウォーム歯は、リードが波面の左右でわ
ずかに異なり、そのため歯の厚さ寸法がウォーム本体1
6及び駆動軸18の軸線(回転軸線)の方向における一
方側(例えば、組み付け器20の側)に向かって漸増す
る。
【0022】各組み付け器20は、ウォーム本体16と
駆動軸18とを摩擦係合により結合する環状部を形成す
る円筒50と、円筒50の一端に一体的に続く外向きの
フランジ52と、フランジ52に形成されたねじ穴54
に螺合されたねじ部材56とを含む。円筒50は、貫通
穴として機能する中空の形状を有しており、また内部に
流体の貯留部58を有すると共に、貯留された作動油の
ような流体の圧力を調整することにより選択的に膨張及
び収縮される。フランジ52のねじ穴54は、フランジ
52の半径方向へ伸びており、また貯留部58に連通さ
れている。
【0023】各組み付け器20において、ウォーム本体
16及び駆動軸18の結合は、円筒50がウォーム本体
16の空間部48に同軸的に配置された状態において、
ねじ部材56をねじ穴54にねじ込んで、貯留部58内
の流体の圧力を上げ、それにより円筒50を膨張させ
て、円筒50の内周面及び外周面をそれぞれ半径方向に
おける外方向及び内方向に互いに逆方向に変位させるこ
とにより行われる。これにより、円筒50とウォーム本
体16とが空間部48の内周面への円筒50の外周面の
押圧により摩擦係合し、円筒50と駆動軸18とが駆動
軸18への円筒50の内周面の押圧によるの摩擦係合す
るから、ウォーム本体16と駆動軸18とは結合され
る。
【0024】ウォーム本体16及び駆動軸18の結合の
解除は、ねじ部材56を緩めて貯留部58内の流体の圧
力を下げ、それにより円筒50を収縮させることにより
行われる。これにより、ウォーム本体16及び駆動軸1
8は、両者の間に位置する円筒50の外周面及び内周面
に対する摩擦係合力が共に低下されるから、結合を解除
される。
【0025】ウォームホィール12とウォーム22(ウ
ォーム本体16)との間のバックラッシュ調整時、先ず
フレーム30の正面の開口を閉塞している蓋板が除去さ
れる。次いで、ねじ部材56が緩められて、貯留部58
内の流体の圧力が下げられ、これによりウォーム本体1
6と駆動軸18との結合が解除される。次いで、その状
態で、ウォームホィール12が回転不能に維持され、ウ
ォーム本体16が回転され、それにともなってウォーム
本体16及び組み付け器18がウォームホィール12に
対し駆動軸18の軸線方向へ移動される。
【0026】このバックラッシュの調整において、ウォ
ームホィール12が歯厚寸法の大きいウォーム歯と噛み
合わされると、バックラッシュが小さくなり、ウォーム
ホィール12が歯厚寸法の小さいウォーム歯と噛み合わ
されると、バックラッシュが大きくなる。このため、ウ
ォーム本体16をその軸線方向に移動させることによ
り、最適なバックラッシュ量となるように、軸線方向に
けるウォーム本体16の位置を調整することができる。
【0027】バックラッシュ調整の後、ねじ部材56が
ねじ穴54にねじ込まれて、貯留部58内の流体の圧力
が高められる。これにより、ウォーム本体16及び駆動
軸18は、再度結合される。また、フレーム30の正面
の開口を塞ぐ蓋板が最終的にフレーム30に組み付けら
れる。
【0028】上記のバックラッシュ調整は、ウォームホ
ィール12及びウォーム本体16の組毎に行うものであ
り、一方の組のバックラッシュ調整が他方の組のバック
ラッシュに影響を与えない。両組の円テーブル24同士
の位相合わせは、一方の組のバックラッシュ調整後に行
うことができる。
【0029】上記のように、ウォームホィール軸14と
駆動軸18とが共に軸受を介してフレーム30に組み付
けられ、ウォーム本体16と駆動軸18との結合が解除
されている状態において、ウォームホィール12をこれ
が回転しないように維持し、ウォーム本体16を駆動軸
18に対して回転させつつその軸線方向に移動させるこ
とにより、ウォームホィール12とウォーム22との間
のバックラッシュ調整をすることができる。
【0030】バックラッシュ調整に際しては、駆動軸1
8や軸受ハウジング32を移動させないし、バックラッ
シュ調整後に軸受ハウジング32をフレーム30に組み
付けないから、バックラッシュ調整後の軸受ハウジング
32の組み付けに起因する軸線方向の移動によるバック
ラッシュの狂いがなく、バックラッシュの再調整をする
必要がない。
【0031】上記の結果、割出し台10によれば、バッ
クラッシュ調整の作業性が向上すると共に、バックラッ
シュを高精度に調整することができる。
【0032】割出し台10によれば、また、ねじ部材5
6をねじ穴54に対し進退させて、貯留されている流体
の圧力を変更することにより、ウォーム本体と駆動軸と
の結合及び解除を選択的に行うことができる。さらに、
円筒50がウォーム本体16に対応する軸線方向位置に
形成された空間に挿入されるから、軸線方向に省スペー
スとなる。
【0033】割出し台10によれば、さらにまた、複数
のウォームをカップリングで連結した従来の多軸割出し
台よりも、剛性及び真直度が高くなり、捻れ、振れ等の
精度が向上し、しかもカップリングの軸線方向寸法分だ
けウォームホィール12の間隔を小さくすることがで
き、省スペースになる。また、ウォーム本体16を駆動
軸18に対し円周方向における任意な位置に移動させて
結合することができるから、全ての円テーブル24の位
相を容易に合致させることができる。
【0034】図5及び図6に示す割出し台60におい
て、ウォーム62の一部材であるウォーム本体64は、
割出し台10におけるウォーム本体16の空間部48の
代わりに、弾性変形可能のスリーブ66を一端部に有す
る点を除いて、ウォーム本体16と同じに形成されてい
る。
【0035】ウォーム本体64を駆動軸18に組み付け
る組み付け器68は、スリーブ66の外側に嵌合される
第1のリング70と、第1のリング70の外周面のウォ
ーム歯側に嵌合された第2のリング72と、第1のリン
グ70の外周面の半ウォーム歯側に嵌合された第3のリ
ング74と、第3のリング74を貫通して第2のリング
72の他方に螺合された複数のねじ部材76とを備え
る。
【0036】第1のリング70は、外周面が2つの截頭
円錐面78,80により山形の断面形状を有する。この
ため、第1のリング70の外周面の直径寸法は、その軸
線方向における両端側ほど小さい。
【0037】第2のリング72は、一方の截頭円錐面7
8に対応する截頭円錐形の内周面を有しており、その内
周面を截頭円錐面78に嵌合されている。第3のリング
74は、第1のリング70の他方の截頭円錐面80に対
応する截頭円錐形の内周面を有しており、その内周面を
他方の截頭円錐面80に嵌合されている。
【0038】各ねじ部材76は、図示の例では、ボルト
であり、また第3のリング74を貫通して第2のリング
72に螺合されている。
【0039】割出し台60においては、第2のリング7
2と第3のリング74とをねじ部材76によって接近・
離間させることにより、駆動軸18に対するウォーム本
体64の結合及びその解除をすることができる。
【0040】第2のリング72へのねじ部材76のねじ
込み量を大きくすると、第2及び第3のリング72及び
74が相対的に接近し、第2及び第3のリング72及び
74の内周面が共に第1のリング70の外周面より大き
い大径部分と接触して、第2及び第3のリング72及び
74内周面が第1のリング70を押圧する。これによ
り、第1のリング70は、半径方向うち法へ変位され
て、スリーブ66を押圧する。このため、スリーブ66
が半径方向内方へ変位されて、駆動軸18を押圧する。
その結果、スリーブ66の内周面と駆動軸18との間に
押圧力による摩擦力が発生し、スリーブ66と駆動軸1
8とが係合力により結合される。
【0041】第2のリング72へのねじ部材76のねじ
込み量を小さくすると、第2及び第3のリング72及び
74が相対的に離されて、スリーブ66に対する第1の
リング70の押圧が解除されるから、駆動軸18とスリ
ーブ66との摩擦係合力が小さくなり、駆動軸18とウ
ォーム本体64との結合は解除される。
【0042】このため、割出し台60においても、第2
のリング72へのねじ部材76のねじ込み量を小さく
し、その状態でウォームホィール12を回転不能の状態
に維持し、ウォーム本体64を駆動軸18に対し回転さ
せつつその軸線方向へ移動させることにより、ウォーム
ホィール12とウォーム本体64との間のバックラッシ
ュを調整することができる。
【0043】第1のリング70において、1以上の空所
部分を円周方向に形成することにより、第1のリング7
0を不連続な環状部分から形成してもよい。このように
すれば、より小さな力で第1のリング70を半径方向に
変位させることができる。
【0044】本発明は、上記実施例に限定されない。例
えば、本発明は、2軸割出し台のみならず、1つのウォ
ームホィール軸のみを備えた割出し台、3以上のウォー
ムホィール軸を備えた多軸割出し台にも適用することが
できる。本発明は、その趣旨を逸脱しない限り、種々変
更することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る割出し台の一実施例を示す縦断面
図である。
【図2】図1に示す割出し台の一部を詳細に示す断面図
である。
【図3】図1に示す割出し台の要部の拡大断面図であ
る。
【図4】図3における4−4線に沿って得た断面図であ
る。
【図5】本発明に係る割出し台の他の実施邸の一部を示
す断面図である。
【図6】図5に示す割出し台の要部の拡大断面図であ
る。
【符号の説明】
10,60 割出し台 12 ウォームホィール 14 ウォームホィール軸 16,64 ウォーム本体 18 駆動軸 20,68 組み付け器 22,62 ウォーム 24 円テーブル 26,28 ラジアル軸受 29 スラスト軸受 30 フレーム 32 軸受ハウジング 40 駆動モータ 46 中空部 48 空間部(嵌合穴) 50 円筒 52 フランジ 54 ねじ穴 56 ねじ部材 58 流体の貯留部 66 スリーブ 70,72,74 リング 76 ねじ部材 78,80 截頭円錐面

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複リード式のウォーム歯を有する中空の
    ウォーム本体と、 該ウォーム本体の前記中空部に嵌合された駆動軸と、 該駆動軸と同軸でありかつ半径方向に変位して前記ウォ
    ーム本体及び前記駆動軸を押圧し摩擦係合により両者を
    結合する環状部を有する組み付け器とを含む、複リード
    式ウォームを用いた割出し台。
  2. 【請求項2】 前記組み付け器は、前記環状部を形成す
    る円筒であって前記ウォーム本体と前記駆動軸との間に
    配置されかつ内部に流体の貯留部を有すると共に貯留さ
    れた流体の圧力により外周面及び内周面がそれぞれ外方
    及び内方へ半径方向に変位されて膨張可能の円筒と、該
    円筒の一端に一体的に続くフランジであって前記貯留部
    に連通するねじ穴を有するフランジと、前記ねじ穴に螺
    合されるねじ部材とを備え、 前記ウォーム本体は前記円筒を受け入れる、前記駆動軸
    の径より大きい嵌合穴を前記ウォーム歯に対応する軸線
    方向位置に有する、請求項1に記載の割出し台。
  3. 【請求項3】 当該割出し台は、複数の前記ウォーム本
    体及び前記組み付け器の組を備える多軸割出し台であ
    り、少なくとも2つの組の前記ウォーム本体は前記駆動
    軸に共通に組み付けられている、請求項1又は2に記載
    の割出し台。
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