JP2002066796A - 均圧用シリンダ装置およびその均圧用シリンダ装置の組付方法 - Google Patents

均圧用シリンダ装置およびその均圧用シリンダ装置の組付方法

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JP2002066796A
JP2002066796A JP2000259881A JP2000259881A JP2002066796A JP 2002066796 A JP2002066796 A JP 2002066796A JP 2000259881 A JP2000259881 A JP 2000259881A JP 2000259881 A JP2000259881 A JP 2000259881A JP 2002066796 A JP2002066796 A JP 2002066796A
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真司 川村
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茂弘 桐井
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一成 桐井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 マニホールドに複数の流体シリンダを組み込
んだ均圧用シリンダ装置の高さ寸法をできるだけ小さく
する。 【解決手段】 マニホールド102の複数箇所に、圧力
室122として機能する有底穴106を設け、その複数
の有底穴106の開口部にそれぞれロッドガイド118
を一体的に固設して、ピストンロッド112を軸方向の
摺動可能且つ抜出し不能に保持させることにより、油圧
シリンダ104を構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はプレス機械の均圧ク
ッション装置に係り、特に、複数の流体シリンダのピス
トンロッドがそれぞれ中立状態とされることにより流体
を介してしわ押え荷重を略均等に伝達する均圧用シリン
ダ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】プレス機械の一種に、(a) しわ押え荷重
付与手段により所定の移動抵抗が付与されるクッション
パッドと、(b) そのクッションパッドに配設されるとと
もに圧力室が互いに連通させられた複数の流体シリンダ
と、(c) その流体シリンダのピストンロッドとしわ押え
型との間に介在させられた複数のクッションピンとを備
え、(d) 前記移動抵抗に基づいて前記しわ押え型とダイ
ス型との間でプレス素材を挟圧してしわ押えする際に、
前記ピストンロッドがそれぞれ中立状態とされることに
より流体を介してしわ押え荷重を略均等に伝達する均圧
クッション装置を有し、(e) そのしわ押え型およびダイ
ス型が前記プレス素材を挟圧した状態で前記クッション
パッドと共に前記移動抵抗に抗してポンチ型に対してプ
レス方向へ相対移動させられることにより、そのポンチ
型の成形面に沿ってそのプレス素材を成形(絞り加工)
するものがある。実開平1−60721号公報に記載さ
れている装置や図10のプレス機械8はその一例で、こ
のようなプレス機械においては、クッションピンの長さ
寸法のばらつきやクッションパッドの傾き等に拘らず、
油圧シリンダの油圧を介してしわ押え荷重が略均等にク
ッションピンに伝達されるため、クッションピンの配設
形態に応じて所望するしわ押えの荷重分布が得られるよ
うになる。
【0003】図10のプレス機械8について具体的に説
明すると、ポンチ型10が取り付けられるボルスタ12
はプレスキャリア14を介してベース16上に配設され
ている一方、ダイス型18が取り付けられるプレススラ
イド20は図示しない駆動機構により上下方向へ駆動さ
れるようになっている。ボルスタ12には、クッション
ピン22を配設するために多数の貫通孔24が碁盤目状
に設けられており、ボルスタ12の下方には、それ等の
クッションピン22を支持するクッションパッド26が
略水平な姿勢で配設されている。クッションピン22
は、上記ポンチ型10と共に配設されるしわ押え型(し
わ押えリング)28を支持するもので、そのしわ押え型
28の形状に応じて予め定められた所定の位置に任意の
数だけ配設される。ポンチ型10には、クッションピン
22の配設位置に対応して複数の貫通孔が設けられてい
る。また、クッションパッド26は、上記貫通孔24に
対応して多数の油圧シリンダ30を備えており、クッシ
ョンピン22の下端部はそれぞれその油圧シリンダ30
のピストンロッドに当接させられるようになっている。
上記ポンチ型10はプレス下型に相当し、ダイス型18
はプレス上型に相当し、油圧シリンダ30は流体シリン
ダに相当する。
【0004】上記クッションパッド26は、前記プレス
キャリア14内に上下方向の移動可能に配設されてお
り、常にはエアシリンダ32により上方へ付勢されてい
る。エアシリンダ32の圧力室はエアタンク34に連通
させられているとともに、そのエアタンク34には、エ
ア圧源36からエア圧制御回路38を介して圧力エアが
供給されるようになっている。エアタンク34には、開
閉弁37およびエア圧センサ39が接続されており、上
記エア圧制御回路38および開閉弁37により、エアタ
ンク34やエアシリンダ32内のエア圧Paがしわ押え
荷重に応じて調圧される。すなわち、前記ダイス型18
がプレススライド20と共に下降させられると、エアシ
リンダ32のエア圧Paに基づく付勢力に従ってダイス
型18としわ押え型28との間でプレス素材40の周縁
部が挟圧されてしわ押えされ、その状態でしわ押え型2
8およびダイス型18がクッションパッド26と共にエ
アシリンダ32の付勢力に抗して更に下降させられる
と、ポンチ型10の成形面に沿って絞り加工が行われる
のである。本実施例ではエアシリンダ32,エアタンク
34,エア圧源36,およびエア圧制御回路38等を含
んでしわ押え荷重付与手段42が構成されており、エア
シリンダ32の付勢力すなわちエア圧Paはクッション
パッド26の移動抵抗に対応する。また、エアシリンダ
32はガスシリンダ、更には圧縮性流体を用いた流体シ
リンダに相当する。
【0005】前記複数の油圧シリンダ30の油圧室(圧
力室)は、油路46を介して互いに連通させられている
とともに、油路46はフレキシブルチューブ48を介し
て配管50に接続され、エア駆動式の油圧ポンプ52に
よってタンク54から汲み上げられた作動油が逆止弁5
6を経て供給されるようになっている。配管50には、
リリーフ弁等を備えた油圧制御回路58が接続されてお
り、この油圧制御回路58および上記油圧ポンプ52に
より配管50や油圧シリンダ30内の作動油の油圧Ps
が、絞り加工時にしわ押えに関与する総ての油圧シリン
ダ30、すなわち前記クッションピン22が配設された
油圧シリンダ30のピストンロッドが中立状態となるよ
うに調圧される。これにより、複数のクッションピン2
2からしわ押え型28にしわ押え荷重が均等に伝達され
る。上記油圧Psは、油路46に接続された油圧センサ
60によって検出されるようになっている。本実施例で
は、クッションピン22、クッションパッド26、油圧
シリンダ30、前記しわ押え荷重付与手段42を含んで
均圧クッション装置44が構成されている。
【0006】上記油圧Ps、前記エア圧Paの調圧制御
は、図示しない制御装置により行われるようになってお
り、プレス金型の段替え時などプレス加工に先立ってそ
れぞれ所定の圧力Ps0 、Pa0 に調圧される。油圧P
0 は、プレス加工時に油圧シリンダ30のピストンロ
ッドが中立状態となるように、試打や演算式などによっ
て設定される。演算式によって求める場合、例えば油圧
シリンダ30のピストンロッドの平均追い込み寸法をX
av、油圧シリンダ30の受圧面積をAs、使用する作動
油の体積弾性係数をK、油量をV、しわ押え荷重をF
s、クッションピン22の使用本数すなわちしわ押えに
関与する油圧シリンダ30の数をnとすると、油圧Ps
0 は次式(1) を満足するように定められる。平均追い込
み寸法Xavは、総てのクッションピン22をしわ押え型
28に当接させるためのピストンロッドの追い込みスト
ロークであり、クッションピン22の長さ寸法のばらつ
きやクッションパッド26の傾き等に拘らず、総てのピ
ストンロッドがクッションピン22によってシリンダ内
へ押し込まれるとともに、プレス加工時の衝撃等に拘ら
ずストローク端に達することがないように、予め実験等
によって定められる。また、油量Vは、総ての油圧シリ
ンダ30のピストンロッドが突き出し端に位置させられ
た状態において、その油圧シリンダ30の油圧室内やそ
の油圧室に連通している一連の油圧回路内の作動油の全
容量である。 Xav=(Fs−n・As・Ps0 )V/n2 ・As2 ・K ・・・(1)
【0007】また、エア圧Pa0 は、所定のしわ押え荷
重Fsが得られるように、例えばエアシリンダ32の受
圧面積Aa、クッションパッド26の重量Wc、クッシ
ョンパッド26の摺動抵抗ΔFc、クッションピン22
の使用本数n、クッションピン22の重量Wp、しわ押
え型28の重量Wrを用いて次式(2) に従って求められ
る。しわ押え荷重Fsは、所望するプレス品質が得られ
るように予めトライプレスなどによって設定される。な
お、プレス加工時には、クッションパッド26の下降に
伴ってエア容積が減少し、それに伴ってエア圧Paは上
昇するため、プレス下死点で所望のエア圧Paが得られ
るように初期エア圧Pa0 を設定することも可能であ
る。 Pa0 =(Fs+Wc+n・Wp+Wr−ΔFc)/Aa ・・・(2)
【0008】一方、図11に示すように、前記油路46
が設けられた平板状のマニホールド64に複数の油圧シ
リンダ30を一体的に組み付けた均圧用シリンダ装置6
2を用いて、複数の油圧シリンダ30をクッションパッ
ド26上に容易且つ迅速に配設することが考えられてい
る。マニホールド64には、油路46に連通するように
複数の取付穴66が設けられ、油圧シリンダ30のシリ
ンダハウジング68に突設された嵌合凸部70が取付穴
66内に嵌め入れられた状態で、図示しないボルト等に
よって一体的に固設されるようになっている。また、シ
リンダハウジング68には有底穴72が設けられてお
り、シリンダロッド74を軸方向の摺動可能に保持して
いるロッドガイド76が一体的に螺合されることによ
り、油路46に連通する油圧室(圧力室)78が形成さ
れるようになっている。シリンダロッド74の下端部に
は大径部80が一体に設けられ、ロッドガイド76との
係合によって上方への抜出しが阻止されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うにマニホールド64上に油圧シリンダ30を配設する
と、均圧用シリンダ装置62の全体の高さ寸法Hが大き
くなり、油圧シリンダ30等の均圧化装置を備えていな
い従来のプレス機械にそのまま適用することができない
場合があった。すなわち、従来の均圧化装置を備えてい
ないプレス機械は、クッションパッド26上にウェハー
プレートが固設され、そのウェハープレート上にクッシ
ョンピン22が載置されるようになっているため、その
ウェハープレートを取り外して均圧用シリンダ装置62
を配設することになるが、高さ寸法Hが大きくてそのま
ま取り付けることができない場合には、例えばクッショ
ンパッド26を取り外して薄くしたり作り替えたりする
など、大掛かりで面倒な作業が必要であった。
【0010】本発明は以上の事情を背景として為された
もので、その目的とするところは、マニホールドに複数
の流体シリンダを組み込んだ均圧用シリンダ装置の高さ
寸法をできるだけ小さくすることにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、第1発明は、圧力室が互いに連通させられた複数
の流体シリンダが設けられ、しわ押え荷重付与手段によ
り所定の移動抵抗が付与されるクッションパッドに配設
されるとともに、その流体シリンダのピストンロッドと
しわ押え型との間にクッションピンが介在させられ、前
記移動抵抗に基づいてそのしわ押え型とダイス型との間
でプレス素材が挟圧される際に、前記ピストンロッドが
それぞれ前記圧力室内に押し込まれて中立状態とされる
ことにより流体を介してしわ押え荷重を略均等に伝達す
るプレス機械の均圧用シリンダ装置であって、(a) 平板
状の共通のマニホールドを備えており、そのマニホール
ドには、複数の有底穴が形成されているとともに、その
複数の有底穴を互いに連通させるように連通路が設けら
れている一方、(b) 前記ピストンロッドを軸方向の摺動
可能、且つ突出方向への抜出し不能に保持しているロッ
ドガイドが、前記有底穴の開口部に一体的に固設される
ことにより、その複数の有底穴部分に、それぞれその有
底穴が前記圧力室として機能するように前記流体シリン
ダが一体的に組み込まれていることを特徴とする。
【0012】第2発明は、第1発明の均圧用シリンダ装
置において、前記ピストンロッドの前記有底穴側の端面
には、所定の流体量を確保できるように凹所が設けられ
ていることを特徴とする。
【0013】第3発明は、第2発明の均圧用シリンダ装
置において、前記凹所の底部には前記ピストンロッドの
側面に開口するエア抜き穴が設けられていることを特徴
とする。
【0014】第4発明は、第1発明〜第3発明の何れか
の均圧用シリンダ装置において、前記流体シリンダは、
前記ピストンロッドが鉛直方向の上向きになる姿勢でプ
レス機械に配置されて使用されるもので、前記ロッドガ
イドから上方へ突き出しているそのピストンロッドの先
端部には、そのロッドガイドとピストンロッドとの間の
摺動部へ異物が侵入することを防止するカバー装置が設
けられていることを特徴とする。
【0015】第5発明は、第4発明の均圧用シリンダ装
置において、前記カバー装置は、前記ピストンロッドか
ら外周側へ延び出して前記ロッドガイドの外周縁部に達
する底部と、その底部の外周縁から下方へ延び出して前
記ロッドガイドの外周側に位置するそのロッドガイドの
外周形状に対応する形状の筒状部と、を一体的に備えて
いる有底筒形状のダストカバーであることを特徴とす
る。
【0016】第6発明は、第4発明の均圧用シリンダ装
置において、前記カバー装置は、円環形状の伸縮可能な
薄肉弾性体製のダストシールで、そのダストシールの内
周縁部は、前記ロッドガイドから上方へ突き出している
前記ピストンロッドの外周部に取り付けられている一
方、そのダストシールの外周縁部は、そのピストンロッ
ドの上下変位に拘らず前記ロッドガイドに接触する状態
に保持されて前記摺動部への異物の侵入を防止するもの
であることを特徴とする。
【0017】第7発明は、第6発明の均圧用シリンダ装
置において、前記ダストシールの内周縁部は、前記ピス
トンロッドの外周面に設けられた環状の装着溝に嵌め込
まれて取り付けられている一方、そのダストシールの外
周縁部は、そのピストンロッドの上下変位に拘らず自重
で前記ロッドガイドの上端面に接触する状態に保持され
るものであることを特徴とする。
【0018】第8発明は、第6発明または第7発明の均
圧用シリンダ装置において、前記ダストシールの内周縁
部および外周縁部の何れか一方または両方に厚肉部が設
けられていることを特徴とする。
【0019】第9発明は、第1発明〜第8発明の何れか
の均圧用シリンダ装置の組付方法であって、(a) 前記有
底穴が上向きに開口するように前記マニホールドを保持
して、その複数の有底穴および前記連通路に流体を充填
する流体充填工程と、(b) その流体が充填された前記有
底穴内に、エアが混入しないように前記ピストンロッド
を挿入するとともに、前記ロッドガイドを該有底穴の開
口部に固設する挿入固設工程と、を有することを特徴と
する。
【0020】第10発明は、前記ピストンロッドの前記
有底穴側の端面に凹所が設けられている第2発明または
第3発明の均圧用シリンダ装置の組付方法であって、
(a) 前記有底穴が上向きに開口するように前記マニホー
ルドを保持して、その複数の有底穴および連通路に流体
を充填するとともに、前記ピストンロッドの前記凹所内
に流体を充填してその凹所の開口部を閉塞部材で閉塞す
る流体充填工程と、(b)その流体が充填された前記凹所
が下向きになる姿勢で前記ピストンロッドを前記有底穴
の上方へ移動し、前記閉塞部材がその有底穴内の流体に
接するか埋没する状態で、その閉塞部材を取り除いてそ
のピストンロッドをその有底穴内に挿入するとともに、
前記ロッドガイドをその有底穴の開口部に固設する挿入
固設工程と、を有することを特徴とする。
【0021】第11発明は、前記ピストンロッドの前記
有底穴側の端面に凹所が設けられているとともに、その
凹所の底部にエア抜き穴が設けられている第3発明の均
圧用シリンダ装置の組付方法であって、(a) 前記有底穴
が上向きに開口するように前記マニホールドを保持し
て、その複数の有底穴および連通路に流体を充填する流
体充填工程と、(b) その流体が充填された前記有底穴内
に、前記エア抜き穴がその流体内に埋没するまで前記ピ
ストンロッドを挿入することにより、そのエア抜き穴お
よび前記凹所内のエアを放出させつつその凹所およびエ
ア抜き穴内にその有底穴内の流体を流入させるととも
に、前記ロッドガイドをその有底穴の開口部に固設する
挿入固設工程と、を有することを特徴とする。
【0022】
【発明の効果】このような均圧用シリンダ装置において
は、マニホールドに設けられた有底穴によって流体シリ
ンダの圧力室が構成され、その有底穴の開口部にロッド
ガイドが一体的に固設されることにより、ピストンロッ
ドを軸方向の摺動可能且つ抜出し不能に保持するように
なっているため、マニホールドを含めた均圧用シリンダ
装置の全体の高さ寸法が低くなり、従来のプレス機械に
そのまま設置できる可能性が高くなる。また、マニホー
ルドがシリンダハウジングを兼ねているため、流体シリ
ンダの分布密度を低下させることなく、ピストンロッド
の受圧面積(前記受圧面積Asに相当)すなわちロッド
ガイドで保持される部分の径寸法を大きくすることが可
能で、それだけ流体圧(前記油圧Ps0 に相当)を低下
させることができるようになり、各部の要求強度やシー
ル性能などが緩和される。
【0023】第2発明では、ピストンロッドの端面に凹
所が設けられて所定の流体量(前記油量Vに相当)を確
保できるようになっているため、有底穴を浅くして薄肉
のマニホールドを採用することにより、高さ寸法を一層
小さくできるとともに、共通のマニホールドを使用しつ
つ、ピストンロッドの凹所の大きさを変更することによ
り、しわ押え荷重Fsやクッションピンの使用本数n、
流体の体積弾性係数Kなどに応じて、ピストンロッドが
中立状態になるように流体量を調整することができる。
【0024】第3発明では、上記凹所の底部に、ピスト
ンロッドの側面に開口するエア抜き穴が設けられている
ため、例えば第11発明のように前記有底穴内に予め流
体を充填するなどしてピストンロッドおよびロッドガイ
ドをマニホールドに一体的に組み付ける際に、凹所内に
エアが残留しないように容易に組付作業を行うことがで
きる。
【0025】第4発明では、ピストンロッドの先端部に
カバー装置が設けられ、ピストンロッドとロッドガイド
との間の摺動部への異物の侵入が防止されるようになっ
ているため、異物の侵入による疵付などで流体漏れを生
じることが抑制され、優れた耐久性が得られるようにな
る。
【0026】第6発明では、カバー装置として、円環形
状の伸縮可能な薄肉弾性体製のダストシールが用いられ
ているため、安価に構成される。第7発明では、ピスト
ンロッドの外周面に環状の装着溝が設けられて、ダスト
シールの内周縁部はその装着溝に嵌め込まれて取り付け
られ、ダストシールの外周縁部は、ピストンロッドの上
下変位に拘らず自重でロッドガイドの上端面に接触する
状態に保持されるようになっているため、取付作業や交
換作業が簡単である。
【0027】第8発明では、上記ダストシールの内周縁
部および外周縁部の何れか一方または両方に厚肉部が設
けられているため、内周縁部については、その強度が高
くなって、例えば第7発明の装着溝への嵌め込み作業な
どが容易になるとともに、装着溝からの離脱が良好に防
止される。外周縁部についても強度が高くなるため、例
えば外周縁部をロッドガイドの上端面に設けられた装着
溝に嵌め入れて固定する場合には、その嵌め込み作業が
容易になる。また、例えば第7発明のように自重でロッ
ドガイドの上端面に接触させられる場合は、重量の増加
で上端面に密着して載置されるようになり、異物の侵入
が一層効果的に防止される。
【0028】第9発明では、マニホールドの複数の有底
穴および連通路に流体を充填した状態で、ピストンロッ
ドを挿入するとともにロッドガイドを固設するため、エ
アの混入を防止しつつそれ等を組み付けることができ
る。
【0029】第10発明、第11発明は、実質的に第9
発明の一実施態様に相当するもので、第9発明と同様の
効果が得られるとともに、第10発明では、ピストンロ
ッドの凹所内に流体を充填して組み付けるようになって
いるため、その凹所内にエアが残留する恐れがない。ま
た、第11発明では、凹所の底部にエア抜き穴が設けら
れていることから、組付時に凹所内のエアがエア抜き穴
から放出されるようになり、第10発明のように凹所内
に流体を充填することなく、容易に組付作業を行うこと
ができる。
【発明の実施の形態】本発明の均圧用シリンダ装置は、
例えば前記図10のプレス機械8に好適に適用される。
すなわち、ダイス型18がプレス上型で、プレス下型で
ある位置固定のポンチ型10に対して下方へ向かって上
下駆動されるとともに、移動抵抗として下降抵抗が付与
されるクッションパッド26上に均圧用シリンダ装置が
配置され、各流体シリンダのピストンロッド上にそれぞ
れクッションピン22が配置されて、その上端部でしわ
押え型28を支持するように構成される。但し、ダイス
型或いはポンチ型を水平方向など上下以外の方向へ移動
させてプレス加工を行うものであっても良い。
【0030】しわ押え荷重付与手段としては、圧縮性流
体を用いた流体シリンダ、例えば前記図10のプレス機
械8におけるエアシリンダ32等のガスシリンダが好適
に用いられ、移動抵抗はエア圧等の流体圧によって付与
されるように構成されるが、スプリング等のばね力を利
用したものや、油などの流体を所定のリリーフ圧で流出
させて移動抵抗を付与するものなど、種々のしわ押え荷
重付与手段を採用できる。
【0031】流体シリンダとしては、油圧シリンダが好
適に用いられるが、作動油以外の液体やゲル状の流体な
どを用いた流体シリンダを使用することも可能である。
複数の流体シリンダに連通する一連の流体回路は、例え
ば前記図10のプレス機械8のように逆止弁などによっ
て遮断され、プレス加工時には逆止弁からの流入を除い
て流体の出入りは阻止されるとともに、その容積は、プ
レス加工(しわ押え)に伴う流体シリンダの容積変化を
除いて一定に保持されるように構成されるが、プレス加
工時に流体をリリーフしてピストンロッドを中立状態に
するなど、種々の態様を採用できる。要するに、プレス
加工時にピストンロッドが中立状態とされることによ
り、流体を介してしわ押え荷重が略均等に伝達されるよ
うになっておれば良い。
【0032】ピストンロッドは、例えば圧力室側の端部
に大径部が一体に設けられ、その大径部がロッドガイド
と係合させられることによって突出方向への抜出しが阻
止されるように構成されるが、突出方向への抜出しを阻
止する種々の係合形態が可能である。
【0033】マニホールドには、例えば碁盤目状に有底
穴が設けられて流体シリンダが組み込まれるが、流体シ
リンダの配設形態は適宜定められ、長手状のマニホール
ドに複数の流体シリンダを一列で組み込むだけでも良
い。
【0034】第3発明では、ピストンロッドに凹所が設
けられるとともに、その凹所に連通してエア抜き穴が設
けられているが、第2発明の実施に際してはエア抜き穴
が無くても差し支えなく、例えば第10発明のようにし
て凹所内にエアが残留しないようにピストンロッド等を
組み付けることが可能である。第1発明の実施に際して
は、必ずしも凹所やエア抜き穴は必須でない。
【0035】第4発明では、ピストンロッドが鉛直方向
の上向きになる姿勢でプレス機械に配置されて使用され
るが、他の発明の実施に際しては必ずしもそのように限
定されない。
【0036】第5発明のダストカバーの筒状部とロッド
ガイドとの間には隙間が生じることが避けられないが、
筒状部の開口端とロッドガイドの外周面との間に伸縮可
能なゴム等の弾性シール部材を取り付けて略密閉するこ
ともできる。筒状部の形状は、ロッドガイドの外周形状
に対応して円筒形状や角筒形状など適宜設定される。
【0037】第5発明のダストカバーは有底円筒形状を
成しており、その底部がピストンロッドの先端を完全に
覆蓋する状態でボルト等によって固定され、その底部上
にクッションピンが載置されるように構成することもで
きるが、底部の中心に貫通穴を形成し、ピストンロッド
の先端面がその貫通穴から露出する状態で取り付けて、
クッションピンがピストンロッドの先端面に当接する状
態で載置されるようにしても良い。
【0038】第6発明のダストシールは、例えばピスト
ンロッドが押し込まれた状態において平坦な一平面内に
略位置させられ、ピストンロッドが上方へ突き出した状
態では截頭円錐形状になるように装着されるが、ダスト
シールの初期形状、すなわち成形形状は、平坦な一平面
内に位置するものでも截頭円錐形状であっても良い。截
頭円錐形状の場合は、外周縁部がロッドガイドの上端面
に一層良好に密着させられる。なお、ピストンロッドが
押し込まれた状態においても、内周縁部が盛り上がった
截頭円錐形状を成すようになっていても良い。
【0039】第7発明では、ダストシールの内周縁部
は、ピストンロッドの外周面に設けられた環状の装着溝
に嵌め込まれて取り付けられている一方、ダストシール
の外周縁部は、ピストンロッドの上下変位に拘らず自重
でロッドガイドの上端面に接触する状態に保持される
が、第6発明の実施に際しては、例えばロッドガイドの
上端面に円環状の装着溝を設けて、その装着溝内にダス
トシールの外周縁部を嵌め入れて取り付けることもでき
るし、ボルトなどの固定手段を用いて固定することもで
きるなど、内周縁部および外周縁部の取付形態は適宜定
められる。
【0040】ロッドガイドの上端面は、ピストンロッド
の軸心に対して垂直な平坦面であっても良いが、ピスト
ンロッドから離間するに従って下方へ傾斜するテーパ面
とすることも可能で、その場合は、油や埃等の異物が上
端面に堆積することなく外周側へ滑り落ちるようにな
り、ロッドガイドとピストンロッドとの摺動部への異物
の侵入が一層効果的に防止される。
【0041】第8発明の厚肉部としては、例えば断面が
略円形の円形リップが好適に採用されるが、他の断面形
状とすることもできる。また、肉厚の上下方向へ略均等
に増肉するものでも良いが、外周縁部の厚肉部について
は、ロッドガイドの上端面に接する下面側へのみ増肉す
れば、ダストシール上に異物が堆積することが防止され
るとともに、上端面に載置するだけの第7発明において
も、外周縁部の上方への反り返り(まくれ上がり)が防
止されてシール性能が一層向上する。ピストンロッドの
上下変位に伴って外周縁部が縮径および拡径する場合、
特にピストンロッドの下降に伴って外周縁部が拡径させ
られる際に、摺動抵抗で上方へ反り返る可能性がある
が、下面側へのみ増肉して断面を略L字形状にすると、
自身の弾性で反対側への反り返りが良好に抑制されるの
である。
【0042】第9発明〜第11発明の組付方法は一例で
あり、他の組付方法を用いて本発明の均圧用シリンダ装
置を組み付けることも可能である。
【0043】以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ
詳細に説明する。図1は、本発明の一実施例である均圧
用シリンダ装置100を示す図で、(a)は平面図、(b)
は(a) におけるB−B断面を示す図であり、前記図10
のプレス機械8において多数の油圧シリンダ30の代わ
りにクッションパッド26上に一体的に配置されて使用
される。この均圧用シリンダ装置100は、平板状の共
通のマニホールド102の上面に、碁盤目状に多数(実
施例では16)の油圧シリンダ104を一体的に組み付
けたもので、各油圧シリンダ104は図2に示すように
構成されている。組み付ける油圧シリンダ104の数は
適宜定められるとともに、単一のプレス機械8のクッシ
ョンパッド26上に均圧用シリンダ装置100を複数配
置して使用することもできる。油圧シリンダ104は流
体シリンダに相当する。
【0044】図2の(a) は平面図で、(b) は(a) におけ
るB−B断面図であり、前記マニホールド102には、
油圧シリンダ104を組み付ける部分にそれぞれ有底穴
106が形成されているとともに、その複数の有底穴1
06を互いに連通させるように複数の連通路108が設
けられている。連通路108は、図1から明らかなよう
にマニホールド102の側面から穴明け加工によって形
成したもので、開口部にはそれぞれ雄ねじなどの止め栓
110が設けられて密閉されるとともに、一部の連通路
108が前記フレキシブルチューブ48に接続されて油
圧制御が行われる。
【0045】油圧シリンダ104のピストンロッド11
2は、円柱形状のロッド本体114と、そのロッド本体
114の一端部に一体に設けられたロッド本体114よ
りも大径の大径部116とを備えており、大径部116
側が下側になって有底穴106内に挿入される姿勢で配
置されている。ピストンロッド112のロッド本体11
4の外周側には、嵌合穴を有するロッドガイド118が
軸方向の摺動可能に嵌合され、そのロッドガイド118
が複数(図では12本)のボルト120によって有底穴
106の開口部に一体的に固設されることにより、ピス
トンロッド112が軸方向の摺動可能、且つ突出方向
(上方)への抜出し不能に保持されており、これによ
り、有底穴106が圧力室122として機能するように
油圧シリンダ104がマニホールド102に一体的に組
み込まれている。図2(b) の中心線より左側は、ピスト
ンロッド112の大径部116がロッドガイド118に
係合する突出端(上昇端)に保持された状態で、右側は
ピストンロッド112が有底穴106の底面に当接する
押込み端(下降端)に保持された状態である。
【0046】上記ロッドガイド118には、有底穴10
6内に嵌合される嵌合凸部119が一体に突設されてお
り、この嵌合凸部119が有底穴106に嵌合されるこ
とにより、ロッドガイド118更にはピストンロッド1
12が有底穴106と同心に位置決めされる。また、ロ
ッド本体114の外周面にはロッドシール124が嵌着
され、ロッドガイド118の嵌合穴との間が液密にシー
ルされているとともに、ロッドガイド118の下面には
Oリング126が配設され、マニホールド102との間
が液密にシールされている。
【0047】ピストンロッド112の大径部116側の
端面には凹所128が設けられ、その凹所128によっ
て前記油量Vを確保できるようになっているとともに、
その凹所128の底部にはピストンロッド112の側面
に開口するようにエア抜き穴130が設けられ、ピスト
ンロッド112およびロッドガイド118をマニホール
ド102に組み付ける際に、凹所128内にエアが残留
しないように容易に組付作業を行うことができるように
なっている。図3は組付手順の一例を説明する図で、
(a) では有底穴106が上向きに開口するようにマニホ
ールド102を保持して、その有底穴106および連通
路108内に作動油を充填し、(b) では有底穴106の
底面に当接するまでピストンロッド112を挿入する。
この時、凹所128内に作動油が流入するとともに、凹
所128内のエアはエア抜き穴130からピストンロッ
ド112の外部へ流出する。ピストンロッド112の大
径部116側の端部が有底穴106の底面に当接した状
態で、エア抜き穴130は寸法dだけ有底穴106内に
埋没するように設けられており、凹所128およびエア
抜き穴130内は作動油で満たされる。寸法dは0より
大きければ良い。そして、その状態で(c) のようにロッ
ドガイド118の嵌合凸部119を有底穴106内に嵌
合してボルト120により一体的に締結することによ
り、完全にエア抜きされた状態でピストンロッド112
およびロッドガイド118がマニホールド102に組み
付けられる。(a) の状態の作動油の充填量は、少なくと
も(b) の状態で有底穴106の上端開口付近まで達する
ように定められれば良い。マニホールド102の有底穴
106および連通路108内に作動油を充填する(a) の
工程が流体充填工程で、有底穴106内にピストンロッ
ド112を挿入するとともにロッドガイド118をボル
ト120により有底穴106の開口部に一体的に締結す
る(b) および(c) の工程が挿入固設工程である。
【0048】図4は、組付手順の別の例を説明する図
で、(a) では例えばピストンロッド112を上下反転す
るなどして凹所128およびエア抜き穴130内に作動
油を充填し、凹所128の開口部を薄肉シート132に
よって閉塞する。ピストンロッド112のロッド本体1
14に予めロッドガイド118が嵌合され、嵌合凸部1
19が大径部116に当接させられることにより、エア
抜き穴130の開口部はロッドガイド118によって略
閉塞され、凹所128およびエア抜き穴130内に作動
油が保持される。一方、有底穴106が上向きに開口す
るようにマニホールド102を保持して、その有底穴1
06および連通路108内に作動油を充填し、(b) に示
すように上記ピストンロッド112を凹所128が下向
きになる姿勢でロッドガイド118と共に有底穴106
の上方へ移動し、薄肉シート132が有底穴106内の
作動油に接するか埋没する状態で、その薄肉シート13
2を引き抜いてロッドガイド118の嵌合凸部119な
どを有底穴106内に挿入し、ボルト120によりマニ
ホールド102に一体的に締結する。この場合も、エア
抜きした状態でピストンロッド112およびロッドガイ
ド118をマニホールド102に一体的に組み付けるこ
とができるが、このような組付態様においては、エア抜
き穴130は必ずしも必要でない。上記ピストンロッド
112の凹所128およびエア抜き穴130内に作動油
を充填するとともに、マニホールド102の有底穴10
6および連通路108内に作動油を充填する工程が流体
充填工程で、薄肉シート132を引き抜いてロッドガイ
ド118の嵌合凸部119などを有底穴106内に挿入
し、ボルト120によりマニホールド102に一体的に
締結する工程が挿入固設工程である。上記薄肉シート1
32は閉塞部材に相当する。
【0049】図2に戻って、ピストンロッド112は、
図2(b) の中心線よりも右側に示すように押込み端(下
降端)に保持された状態においても、上端部がロッドガ
イド118の上端面134よりも僅かに上方へ突き出す
ようになっており、その上端部には、カバー装置として
円環形状を成す伸縮可能な薄肉弾性体製(本実施例では
ゴム製)のダストシール136が装着されている。図5
の拡大図から明らかなように、ピストンロッド112の
上端部には比較的深い環状の装着溝138が設けられて
おり、ダストシール136の内周縁部140は、その装
着溝138内に嵌め込まれて取り付けられている。ピス
トンロッド112の上端には、装着溝138の溝底径よ
りも小径の載置面144が上方へ僅かに突き出すように
設けられて、その載置面144上にクッションピン22
が載置されるようになっており、プレス加工時の衝撃で
載置面144がへたっても、クッションピン22がダス
トシール136に接触して損傷することが防止される。
【0050】また、ダストシール136の外周縁部14
2は、ピストンロッド112の上下変位に拘らず自重で
ロッドガイド118の上端面134に接触する状態に保
持されて、ピストンロッド112とロッドガイド118
との摺動部(嵌合部)へ異物が侵入することが防止され
る。ピストンロッド112が押込み端に保持された状態
において、ダストシール136は、ピストンロッド11
2の軸心に対して略垂直な上端面134に沿って平坦な
一平面内に略位置させられ、ダストシール136の初期
形状すなわち成形形状は、平坦な一平面内に位置するよ
うに定められているが、ピストンロッド112が上方の
突出端へ移動させられると、ダストシール136は図2
(b) の中心線よりも左側に示すように自重によって截頭
円錐形状に弾性変形させられ、外周縁部142がロッド
ガイド118の上端面134に接触する状態に保持され
る。
【0051】上記ダストシール136の内周縁部140
および外周縁部142は、他の部分よりも肉厚が厚い厚
肉部とされており、本実施例では、それぞれ肉厚の上下
方向へ略均等に増肉する断面が略円形の円形リップが設
けられている。内周縁部140が円形リップとされるこ
とにより、強度が高くなって装着溝138に対する嵌め
込み作業が容易になるとともに、装着溝138からの離
脱が良好に防止される。また、外周縁部142が円形リ
ップとされることにより、その重量が重くなってロッド
ガイド118の上端面134に確実に密着して載置され
るようになり、異物の侵入が一層効果的に防止される。
なお、図2の(b) では、内周縁部140および外周縁部
142の厚肉部が省略されている。
【0052】このように、本実施例の均圧用シリンダ装
置100は、マニホールド102に設けられた有底穴1
06によって油圧シリンダ104の圧力室122が構成
され、その有底穴106の開口部にロッドガイド118
が一体的に固設されることにより、ピストンロッド11
2を軸方向の摺動可能且つ抜出し不能に保持するように
なっているため、マニホールド102を含めた均圧用シ
リンダ装置100の全体の高さ寸法H(図2(b) 参照)
が図11の装置に比較して低くなり、従来のプレス機械
にそのまま設置できる可能性が高くなる。
【0053】また、マニホールド102がシリンダハウ
ジングを兼ねているため、油圧シリンダ104の分布密
度を低下させることなく、ピストンロッド112の受圧
面積Asすなわちロッドガイド118で保持されるロッ
ド本体114部分の径寸法を大きくすることが可能で、
それだけ油圧Ps0 を低下させることができるようにな
り、各部の要求強度やシール性能などが緩和される。こ
れにより、加工条件によっては例えば中圧(350×
9.8×104 Pa程度以下)の領域を使用できるよう
になる。
【0054】また、ピストンロッド112の端面に凹所
128が設けられて所定の油量Vを確保できるようにな
っているため、有底穴106を浅くして薄肉のマニホー
ルド102を採用することにより、高さ寸法Hを一層小
さくできるとともに、共通のマニホールド102を使用
しつつ、ピストンロッド112の凹所128の大きさを
変更することにより、しわ押え荷重Fsやクッションピ
ン22の使用本数n、作動油の体積弾性係数Kなどに応
じて、ピストンロッド112が中立状態になるように油
量Vを調整することができる。
【0055】また、凹所128の底部には、ピストンロ
ッド112の側面に開口するエア抜き穴130が設けら
れているため、例えば図3に示すように、有底穴106
内に予め作動油を充填するなどしてピストンロッド11
2およびロッドガイド118をマニホールド102に一
体的に組み付ける際に、凹所128内にエアが残留しな
いように容易に組付作業を行うことができる。
【0056】また、ピストンロッド112の先端部に環
状の装着溝138が設けられて、円環形状の薄肉弾性体
製のダストシール136の内周縁部140がその装着溝
138に嵌め込まれて取り付けられ、そのダストシール
136の外周縁部142は、ピストンロッド12の上下
変位に拘らず自重でロッドガイド118の上端面134
に接触する状態に保持されるようになっているため、ピ
ストンロッド112とロッドガイド118との間の摺動
部への異物の侵入が良好に防止され、異物の侵入による
疵付などで油漏れを生じることが抑制されて優れた耐久
性が得られるようになる。
【0057】また、ダストシール136は円環形状の薄
肉弾性体製で、成形形状が平坦な一平面内に位置するよ
うになっているため、簡単且つ安価に製造されるととも
に、その内周縁部140をピストンロッド112の装着
溝138に嵌め込むだけで良いため、取付作業や交換作
業が簡単である。
【0058】また、ダストシール136の内周縁部14
0および外周縁部142はそれぞれ厚肉の円形リップと
されているため、内周縁部140の強度が高くなって装
着溝138への嵌め込み作業が容易になるとともに、装
着溝138からの離脱が良好に防止される一方、外周縁
部142が重くなってロッドガイド118の上端面13
4に密着して載置され、異物の侵入が一層効果的に防止
される。
【0059】また、本実施例ではピストンロッド112
の外周面に環状溝が設けられてロッドシール124が配
設されているため、ロッドガイド118の強度(肉厚)
を確保し易く、コンパクトに構成できる。
【0060】次に、本発明の他の実施例を説明する。図
6は、ピストンロッド112の装着溝138に取り付け
られるダストシールの別の例を示す図で、(a) のダスト
シール150は、前記ダストシール136と同様に成形
形状が略平坦な一平面内に位置するとともに、円形リッ
プの内周縁部140を有するものであるが、外周縁部1
52には、ロッドガイド118の上端面134に接する
下面側へのみ増肉するように円形リップが設けられてい
る。このようにすれば、ダストシール150上に異物が
堆積することが防止されるとともに、外周縁部152の
上方への反り返り(まくれ上がり)が防止されてシール
性能が一層向上する。すなわち、ピストンロッド112
の上下変位に伴って外周縁部152が縮径および拡径
し、特にピストンロッド112の下降に伴って外周縁部
152が拡径させられる際に、摺動抵抗で上方へ反り返
る可能性があるが、下面側へのみ増肉して断面を略L字
形状にすると、自身の弾性で反対側への反り返りが良好
に抑制されるのである。
【0061】図6の(b) のダストシール154は、前記
ダストシール136と同様に円形リップの内周縁部14
0および外周縁部142を備えているが、図2(b) の中
心線よりも左側に示すように、ピストンロッド112の
大径部116がロッドガイド118に係合する突出端
(上昇端)に保持された状態を基準として、成形形状が
截頭円錐形状とされたものである。また、図6の(c) の
ダストシール156は、(a) のダストシール150と同
様な内周縁部140および外周縁部152を備えている
が、上記(b) と同様にピストンロッド112が突出端
(上昇端)に保持された状態を基準として成形形状が截
頭円錐形状とされたものである。これ等のダストシール
154、156によれば、ピストンロッド112の上下
変位に伴う伸び縮みの追従性が向上し、外周縁部14
2、152がロッドガイド118の上端面134に一層
良好に密着させられるようになり、ロッドガイド118
とピストンロッド112との摺動部への異物の侵入が一
層効果的に防止される。
【0062】なお、材質によっては、ピストンロッド1
12の上下変位に拘らず外周縁部142、152が上端
面134上の一定位置に保持され、中間部分の弾性変形
のみでピストンロッド112の上下変位が吸収されるよ
うにすることもできる。その場合は、外周縁部142、
152を単に上端面134上に自重で載置するだけでな
く、上端面134に環状溝を設けて外周縁部142、1
52を嵌め込んで位置固定に取り付けるようにしたり、
ボルトなどの固定手段で固定したりするなど、外周縁部
142、152を上端面134に密着する状態で固着す
るようにしても良い。
【0063】また、上例では、内周縁部140および外
周縁部142、152が何れも厚肉部とされていたが、
何れか一方だけを厚肉部としても良いし、両方の厚肉部
を無くした肉厚が一定のダストシールを採用することも
できる。
【0064】図7は、前記図2(b) に対応する図で、前
記ロッドガイド118の上端面158を、ピストンロッ
ド112から離間するに従って下方へ傾斜するテーパ面
としたもので、この場合には、油や埃等の異物がダスト
シール136や上端面158に堆積することなく外周側
へ滑り落ちるようになるため、ロッドガイド118とピ
ストンロッド112との摺動部への異物の侵入が一層効
果的に防止される。なお、上端面158の全面をテーパ
面としても良いが、図7に示すように、ダストシール1
36で覆蓋されている内周側部分については、前記実施
例と同様の平坦面であっても差し支えない。
【0065】また、図7の装置では、ボルト120がダ
ストシール136よりも外周側に配設されるため、ダス
トシール136をピストンロッド112に装着したまま
ボルト120を着脱することが可能で、ピストンロッド
112とロッドガイド118とを組み付けた状態でマニ
ホールド102に対して着脱できる。前記実施例では、
図2から明らかなようにダストシール136の外周部が
ボルト20に被さっているため、ダストシール136の
無い状態でボルト20を着脱するか、ダストシール13
6の外周部をめくり上げてボルト20を着脱する必要が
ある。
【0066】図8は、前記図5に対応する図で、ピスト
ンロッド112の上端部に比較的開き角度が大きいV字
形状の装着溝160が設けられて、ダストシール136
の内周縁部140が装着されるようになっている。装着
溝160の底部は、内周縁部140の円形リップの曲率
と略同じ曲率の円弧形状を成しており、ピストンロッド
112の上下変位に伴ってダストシール136は内周縁
部140を中心として実線および一点鎖線で示す間を回
動するように弾性変形させられる。また、下側の壁面の
軸心に対する傾斜角度Aは、前記ロッドシール124の
組付性を考慮して30°以下とすることが望ましく、上
側の壁面の軸心に対する傾斜角度Bは、内周縁部140
の離脱を防止する上で45°以上とすることが望まし
い。
【0067】図9は、前記図2(b) に対応する図で、前
記ダストシール136の代わりに有底角筒形状の金属製
のダストカバー162をピストンロッド112の上端部
に一体的に固設したものである。このダストカバー16
2は、ピストンロッド112から外周側へ延び出してロ
ッドガイド118の外周縁部に達する底部162aと、
その底部162aの外周縁から下方へ延び出してロッド
ガイド118の外周側に位置するロッドガイド118の
外周形状に対応する形状の筒状部162bと、を一体的
に備えている。底部162aには、ピストンロッド11
2の先端面と略同一径寸法の貫通穴が中心部に設けら
れ、ピストンロッド112の先端面が露出する状態で段
部に嵌め込まれるようになっており、クッションピン2
2はそのピストンロッド112の先端面上に載置される
ようになっている。この場合は、ダストカバー162と
ロッドガイド118との間に隙間が生じることが避けら
れず、前記ダストシール136に比較して埃等の異物の
侵入防止性能が低いが、必要に応じて筒状部162bの
下端開口端とロッドガイド118の外周面との間に伸縮
可能なゴム等の弾性シール部材を取り付けて略密閉する
ことも可能である。また、ダストカバー162を外した
状態でボルト120を着脱する必要がある。なお、ダス
トカバー162をねじ等の固設手段でピストンロッド1
12に一体的に固定するようにしても良い。
【0068】以上、本発明の実施例を図面に基づいて詳
細に説明したが、これ等はあくまでも一実施形態であ
り、本発明は当業者の知識に基づいて種々の変更,改良
を加えた態様で実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である均圧用シリンダ装置を
示す概略図で、(a) は平面図、(b) は(a) におけるB−
B断面図である。
【図2】図1の均圧用シリンダ装置の一つの流体シリン
ダを示す図で、(a) は平面図、(b) は(a) におけるB−
B断面図である。
【図3】図1の均圧用シリンダ装置の組付手順の一例を
説明する図である。
【図4】図1の均圧用シリンダ装置の組付手順の別の例
を説明する図である。
【図5】図2の流体シリンダのピストンロッドのダスト
シール装着部分を拡大して示す断面図である。
【図6】ダストシールの別の例を示す断面図である。
【図7】ロッドガイドの上端面にテーパ面が形成された
実施例を示す断面図で、図2(b) に対応する図である。
【図8】ダストシールの装着溝の別の例を示す断面図
で、図5に対応する図である。
【図9】ダストシールの代わりにダストカバーを用いた
実施例を示す断面図で、図2(b) に対応する図である。
【図10】本発明が好適に適用されるプレス機械の一例
を説明する構成図である。
【図11】従来の均圧用シリンダ装置の構成を説明する
断面図である。
【符号の説明】
8:プレス機械 22:クッションピン 26:ク
ッションパッド 42:しわ押え荷重付与手段 1
00:均圧用シリンダ装置 102:マニホールド
104:油圧シリンダ(流体シリンダ) 106:
有底穴 108:連通路 112:ピストンロッド
118:ロッドガイド 122:圧力室 12
8:凹所 130:エア抜き穴 132:薄肉シー
ト(閉塞部材) 134、158:上端面 13
6、150、154、156:ダストシール(カバー装
置) 138、160:装着溝 140:内周縁部
(厚肉部) 142、152:外周縁部(厚肉部)
162:ダストカバー(カバー装置)
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F15B 15/14 370 F15B 15/14 370 380 380A // F16J 15/52 F16J 15/52 Z (72)発明者 川村 真司 愛知県豊田市トヨタ町6番地 株式会社協 豊製作所内 (72)発明者 桐井 茂弘 愛知県豊田市トヨタ町6番地 株式会社協 豊製作所内 (72)発明者 桐井 一成 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 Fターム(参考) 3H081 AA01 AA03 AA13 BB02 DD02 DD21 DD33 DD35 EE10 EE29 HH04 3J043 AA03 CB13 FA05 FA20 FB12 4E088 DA12 DA20 EA06

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧力室が互いに連通させられた複数の流
    体シリンダが設けられ、しわ押え荷重付与手段により所
    定の移動抵抗が付与されるクッションパッドに配設され
    るとともに、該流体シリンダのピストンロッドとしわ押
    え型との間にクッションピンが介在させられ、前記移動
    抵抗に基づいて該しわ押え型とダイス型との間でプレス
    素材が挟圧される際に、前記ピストンロッドがそれぞれ
    前記圧力室内に押し込まれて中立状態とされることによ
    り流体を介してしわ押え荷重を略均等に伝達するプレス
    機械の均圧用シリンダ装置であって、 平板状の共通のマニホールドを備えており、該マニホー
    ルドには、複数の有底穴が形成されているとともに、該
    複数の有底穴を互いに連通させるように連通路が設けら
    れている一方、 前記ピストンロッドを軸方向の摺動可能、且つ突出方向
    への抜出し不能に保持しているロッドガイドが、前記有
    底穴の開口部に一体的に固設されることにより、該複数
    の有底穴部分に、それぞれ該有底穴が前記圧力室として
    機能するように前記流体シリンダが一体的に組み込まれ
    ていることを特徴とする均圧用シリンダ装置。
  2. 【請求項2】 前記ピストンロッドの前記有底穴側の端
    面には、所定の流体量を確保できるように凹所が設けら
    れていることを特徴とする請求項1に記載の均圧用シリ
    ンダ装置。
  3. 【請求項3】 前記凹所の底部には前記ピストンロッド
    の側面に開口するエア抜き穴が設けられていることを特
    徴とする請求項2に記載の均圧用シリンダ装置。
  4. 【請求項4】 前記流体シリンダは、前記ピストンロッ
    ドが鉛直方向の上向きになる姿勢でプレス機械に配置さ
    れて使用されるもので、前記ロッドガイドから上方へ突
    き出している該ピストンロッドの先端部には、該ロッド
    ガイドと該ピストンロッドとの間の摺動部へ異物が侵入
    することを防止するカバー装置が設けられていることを
    特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の均圧用シ
    リンダ装置。
  5. 【請求項5】 前記カバー装置は、前記ピストンロッド
    から外周側へ延び出して前記ロッドガイドの外周縁部に
    達する底部と、該底部の外周縁から下方へ延び出して前
    記ロッドガイドの外周側に位置する該ロッドガイドの外
    周形状に対応する形状の筒状部と、を一体的に備えてい
    る有底筒形状のダストカバーであることを特徴とする請
    求項4に記載の均圧用シリンダ装置。
  6. 【請求項6】 前記カバー装置は、円環形状の伸縮可能
    な薄肉弾性体製のダストシールで、該ダストシールの内
    周縁部は、前記ロッドガイドから上方へ突き出している
    前記ピストンロッドの外周部に取り付けられている一
    方、該ダストシールの外周縁部は、該ピストンロッドの
    上下変位に拘らず前記ロッドガイドに接触する状態に保
    持されて前記摺動部への異物の侵入を防止するものであ
    ることを特徴とする請求項4に記載の均圧用シリンダ装
    置。
  7. 【請求項7】 前記ダストシールの内周縁部は、前記ピ
    ストンロッドの外周面に設けられた環状の装着溝に嵌め
    込まれて取り付けられている一方、該ダストシールの外
    周縁部は、該ピストンロッドの上下変位に拘らず自重で
    前記ロッドガイドの上端面に接触する状態に保持される
    ものであることを特徴とする請求項6に記載の均圧用シ
    リンダ装置。
  8. 【請求項8】 前記ダストシールの内周縁部および外周
    縁部の何れか一方または両方に厚肉部が設けられている
    ことを特徴とする請求項6または7に記載の均圧用シリ
    ンダ装置。
  9. 【請求項9】 請求項1〜8の何れか1項に記載の均圧
    用シリンダ装置の組付方法であって、 前記有底穴が上向きに開口するように前記マニホールド
    を保持して、該複数の有底穴および前記連通路に流体を
    充填する流体充填工程と、 該流体が充填された前記有底穴内に、エアが混入しない
    ように前記ピストンロッドを挿入するとともに、前記ロ
    ッドガイドを該有底穴の開口部に固設する挿入固設工程
    と、 を有することを特徴とする均圧用シリンダ装置の組付方
    法。
  10. 【請求項10】 前記ピストンロッドの前記有底穴側の
    端面に凹所が設けられている請求項2または3に記載の
    均圧用シリンダ装置の組付方法であって、 前記有底穴が上向きに開口するように前記マニホールド
    を保持して、該複数の有底穴および連通路に流体を充填
    するとともに、前記ピストンロッドの前記凹所内に流体
    を充填して該凹所の開口部を閉塞部材で閉塞する流体充
    填工程と、 該流体が充填された前記凹所が下向きになる姿勢で前記
    ピストンロッドを前記有底穴の上方へ移動し、前記閉塞
    部材が該有底穴内の流体に接するか埋没する状態で、該
    閉塞部材を取り除いて該ピストンロッドを該有底穴内に
    挿入するとともに、前記ロッドガイドを該有底穴の開口
    部に固設する挿入固設工程と、 を有することを特徴とする均圧用シリンダ装置の組付方
    法。
  11. 【請求項11】 前記ピストンロッドの前記有底穴側の
    端面に凹所が設けられているとともに、該凹所の底部に
    エア抜き穴が設けられている請求項3に記載の均圧用シ
    リンダ装置の組付方法であって、 前記有底穴が上向きに開口するように前記マニホールド
    を保持して、該複数の有底穴および連通路に流体を充填
    する流体充填工程と、 該流体が充填された前記有底穴内に、前記エア抜き穴が
    該流体内に埋没するまで前記ピストンロッドを挿入する
    ことにより、該エア抜き穴および前記凹所内のエアを放
    出させつつ該凹所およびエア抜き穴内に該有底穴内の流
    体を流入させるとともに、前記ロッドガイドを該有底穴
    の開口部に固設する挿入固設工程と、 を有することを特徴とする均圧用シリンダ装置の組付方
    法。
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JP2007032754A (ja) * 2005-07-28 2007-02-08 Ckd Corp エアベアリングシリンダ及びマニホールドシリンダ

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