JP2002066349A - 米とぎ器 - Google Patents

米とぎ器

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JP2002066349A
JP2002066349A JP2000257485A JP2000257485A JP2002066349A JP 2002066349 A JP2002066349 A JP 2002066349A JP 2000257485 A JP2000257485 A JP 2000257485A JP 2000257485 A JP2000257485 A JP 2000257485A JP 2002066349 A JP2002066349 A JP 2002066349A
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JP
Japan
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rice
storage container
white
side wall
container
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JP2000257485A
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English (en)
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Satoshi Nakae
智 中江
Takeshi Inada
剛士 稲田
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 白米の表面の糠を取り除く洗米器において、
洗米器内で白米を確実に循環させて均一に、かつ効果的
に白米の表面からぬかを除去させるものである。 【解決手段】 所定量の白米を米収納容器2内に投入し
て、米収納容器2内に回転自在に配設した回転羽根4を
駆動手段により駆動して洗米工程を開始する。洗米工程
では、回転羽根4が白米を米収納容器2の側壁へ押し付
けることにより、白米は米収納容器2を上昇し米収納容
器2の略中央へ移動するという循環を繰り返す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、炊飯に用いる米研
ぎ器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5に示すように、白米11はでんぷん
層12と、玄米から精米したときに残留する糠の一部で
ある糊粉層13から構成されている。糊粉層13は粘着
質ででんぷん層表層を薄く覆い尽くしている。
【0003】白米11を炊飯するためには、糊粉層13
を除去する必要があるが、この糊粉層13を除去する工
程、すなわち白米11を洗う洗米工程を自動化し省力化
を図る洗米器が従来から多数開発されている。代表的な
ものとして、機械力を用いて水と白米11を撹拌させる
もの、流水の中で白米11同士を水圧により擦り合わせ
るものがある。また、糊粉層13を取り除いた状態で販
売されている無洗米もある。
【0004】さらに、玄米表面から糠を取り除く手段と
して精米器14があり、図6に示すような構成のもの
(特願平10−5989号等)もある。
【0005】ここでは図6に示す精米器14の構成につ
いて説明する。
【0006】精米器14は、内部に玄米15を収納する
米収納容器16を設けている。また、米収納容器16
は、側壁が金網等で構成される玄米15を選択的に通過
させない孔17で形成されており、また、内部に回転羽
根18を設けている。そして、米収納容器16の下面に
回転羽根18を駆動する駆動手段19を設けている。制
御装置19は精米工程を制御するように構成している。
20は蓋である。
【0007】上記構成において動作を説明すると、利用
者が米収納容器16内に所定量の玄米15を投入し、蓋
21を精米器14に取り付けた後運転開始ボタン8図示
せず)を押して運転を開始すると、制御装置19は精米
工程プログラムに従って駆動手段19を動作させる。
【0008】駆動手段19が動作すると回転羽根18が
回転するので、米収納容器16内に収納された玄米15
が図6に示すように撹拌されることになる。
【0009】回転羽根18により撹拌される玄米15
は、回転羽根18による押し付け力と遠心力により米収
納容器16の側壁へ押し付けられる。
【0010】側壁へ押し付けられた玄米15は米収納容
器16の側壁を構成する孔17に擦り付けられたり、玄
米15同士が衝突したりするので、玄米15の表面を構
成する糊粉層13が削り取られることになる。そして、
削り取られた糊粉層13は糠22となり、玄米15の中
に混在するごみや虫等とともに米収納容器16の側壁を
構成する孔17から米収納容器16外へ排出される。
【0011】また、米収納容器16内の玄米15は、回
転羽根18により、次々に米収納容器16の側壁へ押し
付けられるので、側壁へ押し付けられた玄米15は、側
壁を上昇していく。
【0012】側壁を上昇する玄米15は、玄米15に与
えられた力の上昇成分と玄米15の自重のバランスによ
り、米収納容器16の所定の高さまで上昇する。そし
て、所定の高さまで上昇すると、玄米15の自重の方
が、玄米15に与えられた力の上昇成分よりも大きくな
るので、玄米15は米収納容器16の略底部中央に向か
って落下していくことになる。
【0013】そうして、玄米15は、回転羽根18によ
り米収納容器16の側壁に押し付けられて、糊粉層13
やごみ、虫等が分離され、さらに米収納容器16の側壁
を上昇し、再び米収納容器16の略底部中央へ落下する
という循環を繰り返す。そして、玄米15は精米されて
いく。
【0014】所定の時間が経過した後、制御手段20は
駆動手段19を停止させて運転を終了する。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の洗米
器および精米器14では以下の問題を有している。
【0016】機械力を用いて水と白米11を撹拌させる
ものは白米11を傷つけやすく、また糠の混合した水を
素早く白米11と分離することができず糠臭のする水を
白米11が吸収し、炊飯した米飯が糠臭いご飯となり、
さらには糠に含まれる脂肪酸が酸化し保温臭を増大させ
てしまう。
【0017】また、流水の中で白米11同士を水圧によ
り擦り合わせるものは大量の水を必要とする。
【0018】また、糠を取り除いた状態で販売されてい
る無洗米において、製造工程で水を用いる無洗米は水を
用いた後乾燥させた状態で流通させるため食味は劣り、
粘着質の糠を用いる無洗米は、システムが非常に大規模
で且つ糠を用いることも家庭用の機器としては取り扱い
が容易ではなく、販売される種類の数が少なくお客様の
好みに確実に対応することも困難であるという課題があ
る。
【0019】さらに、図6に示す精米器14、玄米15
から堅い糠を除去することを目的に開発されているもの
で、回転羽根18が玄米15に与える力は強力なもので
ある。そのため、白米11を精米器14に投入して白米
11の表面の糊粉層13を除去するために用いると、精
米器14のシステムが白米11に与える力は、白米11
表面の糊粉層13除去するには強力すぎて白米1の澱粉
層11まで傷つけてしまう。それゆえ、炊飯時に澱粉の
流出を招き易く、炊飯した米飯がべたつく等物性を損な
い食味への悪影響を生じることになる。
【0020】これらの課題を解決するために、回転羽根
18の回転により生じる白米11の上下の循環をより確
実に発生させること、糊粉層13を擦り取る力を白米1
1に損傷を与えない程度に低減し、かつ米粒一粒一粒さ
らに白米11の表面全体に対して均一に与えることが必
要不可欠となる。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、略垂直方向に略円筒形状になるように形成さ
れた米収納容器と、前記米収納容器内に回転自在に配設
し且つ米収納容器と略同心円形状の米とぎ部を有した回
転羽根と、米収納容器内に米を収納する蓋と、前記回転
羽根を駆動する駆動手段と、米研ぎ工程を制御する制御
装置を備え、回転羽根の米研ぎ部と米収納容器の側壁と
の米とぎ隙間の容積は、収納される米容量より少なくな
る様構成される。さらにこの米とぎ隙間は米粒が1粒の
みが通過できるよう構成される。また米とぎ間隔は米2
粒以上が通過できるよう構成されているものである。
【0022】
【発明の実施の形態】請求項1に記載の発明は、回転羽
根の米とぎ部と米収納容器の側壁とで構成される米とぎ
隙間の容積は、収納される米容量より少なくなるよう構
成したものであり、確実に白米の循環を発生させ一粒一
粒を均一に研ぐことができる。
【0023】請求項2に記載の発明は、上記請求項1に
記載の発明において、回転羽根の米研ぎ部と米収納容器
の側壁との隙間は1粒の米が通過できるように構成した
ものであり、白米一粒一粒を確実に挟み込み表面のぬか
を除去することができる。
【0024】請求項3に記載の発明は、上記請求項1に
記載の発明において、回転羽根の米研ぎ部と米収納容器
の側壁との隙間は2粒以上の米が通過できるように構成
したものであり、白米を回転羽根が直接研ぐ作業と米粒
同士が擦れ合う効果を有効に活用して回転羽根自体への
衝撃を緩和させながら米粒一粒一粒を確実に研ぐもので
ある。
【0025】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を参照
しながら説明する。
【0026】図1に示す洗米器1は米収納容器2の側壁
に略平行になるように形成された米とぎ部を有する3を
有する回転羽根4、米収納容器2の上部を覆う蓋5を備
えている。また、駆動手段6は回転羽根4を駆動し、制
御手段7は駆動手段6を制御するものである。8は米収
納容器2の側壁に設けられ、白米11を選択的に通過さ
せない孔8である。
【0027】上記構成において、動作を説明する。所定
量の白米11を米収納容器2内に投入し、蓋5を取り付
ける。蓋5を取り付けて白米11を米収納容器2内に収
納した後、運転開始ボタン(図示せず)を押して運転を
開始する。
【0028】運転が開始されると、制御装置7が洗米工
程プログラムに従って駆動手段6を動作させる。そし
て、駆動手段6が動作することにより回転羽根4が回転
する。回転羽根4が回転すると、白米11には米収納容
器2の側壁に向かって遠心力が発生する。このとき、米
収納容器2内に存在する白米11が遠心力により次々に
米収納容器2の側壁に向かうので、白米11が遠心力に
より米収納容器2の壁面へ次々と誘導され、壁面で白米
11が白米11を押し上げ、米収納容器2の側壁を上昇
することになる。
【0029】ここで、米収納容器2の上部には蓋5が配
置されているので、米収納容器2の側壁を上昇した白米
11は、蓋5と衝突し、さらに蓋5の内面に沿って米収
納容器2の略中央部に向かうことになる。
【0030】白米11が略中央部近傍に近づくと、白米
11に与えられる遠心力はなくなり、白米11に与えら
れる力は重力のみになる。そのため、白米11は自重に
より米収納容器2の略中央部から底部に向かって落下す
ることになる。この米収納容器2と回転羽根4の回転部
3との間に構成される米とぎ隙間9を上昇し、その後適
当に白米11が撹拌される循環を繰り返すことにより、
白米11表面から均一に糊粉層が除去される。
【0031】この循環を発生させるためには、図2に示
す米とぎ隙間9の隙間断面積10を回転羽根4の回転軸
に対して回転してできる容積は収納される白米11の容
量よりも少ないことが必要不可欠な条件となる。すなわ
ち米収納容器2内の白米11がすべてこの米とぎ隙間9
に入り込んでしまう程度の量であると、米とぎ隙間9を
下から押し上げる白米11が無くなってしまうため循環
を継続させることが出来なくなってしまう。
【0032】具体的には、0.5合(約90cc)から炊
飯を行う場合があるので、最小米とぎ量を90ccとする
と、米とぎ隙間9の隙間容積10は90cc未満となるよ
う構成しなければならない。
【0033】また、白米の概形は図5に示すとおりであ
るが、米とぎ隙間9は長手方向以外の向きで白米11粒
が通過できる2〜3mm程度とすることで、前述の循環
により0.5合で2000粒以上ある白米の表面を一粒
一粒確実に擦るものである。遠心力による収納容器2側
壁への押しつけられた状態での回転速度と回転羽根4の
回転速度との速度差により白米11表面を擦ることにな
り、効率よく米とぎを完了させることができる。
【0034】さらに、米とぎ隙間9を長手方向以外の向
きで白米2〜3粒が通過できる5〜6mm程度の米とぎ
隙間9とすることで、白米がどの向きに米とぎ隙間に進
入してきても米が割れることがない。白米11表面に分
離し再付着、または分離しかかった状態のぬかを特に分
離するためにブラシ、フェライト、ゴム材のような弾力
がある素材で米とぎ部3を覆う、または表面処理を施し
た場合などは、米とぎ隙間9に白米2〜3粒程度が折り
重なるので、回転羽根と白米との相対速度が緩和されブ
ラシ等の損傷を低減し寿命をより延ばすことができるも
のである。また、白米11同士の摩擦をより効果的に促
進することで、糠除去性能を損なうことなく白米11へ
の損傷を低減し、さらに回転羽根4特に米とぎ部3への
衝撃も緩和させるものである。なお、さらに米とぎ隙間
9を広くとることも可能であるが、収納する白米11の
量と米とぎ隙間9の容積との関係を維持することを考慮
すると、広すぎては家庭用として0.5合から米とぎを
行う機器として、遠心力による循環を発生させるよう構
成させることが難しくなる。または、構成できても米と
ぎ時間をより長時間設定しなければ糊粉層13を確実に
除去できなくなり、長時間化することででんぷん層12
に対する損傷の影響も出てくる可能性もある。
【0035】
【発明の効果】以上のように本発明よれば、白米から均
一にぬかを除去するために、遠心力による白米の循環を
確実に発生させ、かつ効果的に白米表面からぬかを除去
させることが可能となり、水を使用せずに白米の米とぎ
を機器で行うもので、米とぎ作業の軽減、とぎ汁による
水質汚濁の削減、水溶性ビタミンの流失を抑えた米粒を
作り出すことができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の米とぎ器の断面図
【図2】本発明の第1の実施例の米とぎ器の局部断面図
【図3】本発明の第2の実施例の米とぎ器の局部断面図
【図4】本発明の第3の実施例の米とぎ器の局部断面図
【図5】白米の断面図
【図6】従来の精米器の断面図
【符号の説明】
1 米とぎ器 2 米収納容器 3 米とぎ部 4 回転羽根 5 蓋 6 駆動手段 7 制御手段 8 孔 9 米とぎ隙間 10 隙間容積
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4B053 AA01 BA17 BB02 BE05 BE12 BF14 BF15 BJ03 BL01 BL03 BL20 4D043 DA03 DL04 DL08 DL10

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 略垂直方向に略円筒形状になるように形
    成された米収納容器と、前記米収納容器内に回転自在に
    配設し且つ米収納容器と略同心円形状の米研ぎ部を有し
    た回転羽根と、米収納容器内に米を封鎖する容器蓋と、
    前記回転羽根を駆動する駆動手段と、米研ぎ工程を制御
    する制御装置を備え、回転羽根の米研ぎ部と米収納容器
    の側壁とで構成される米とぎ隙間の容積は、収納される
    米容量より少なくなるよう構成された米とぎ器
  2. 【請求項2】 回転羽根の米研ぎ部と米収納容器の側壁
    との隙間は1粒の米が通過できるよう構成された請求項
    1記載の米とぎ器。
  3. 【請求項3】 回転羽根の米研ぎ部と米収納容器の側壁
    との隙間は2粒以上の米が通過できるよう構成された請
    求項1記載の米とぎ器。
JP2000257485A 2000-08-28 2000-08-28 米とぎ器 Pending JP2002066349A (ja)

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