JP2002065460A

JP2002065460A - 炊飯器

Info

Publication number: JP2002065460A
Application number: JP2000264976A
Authority: JP
Inventors: Takahiro Miyauchi; 貴宏宮内; Motonari Hirota; 泉生弘田; Yukiko Mihashi; 有希子三橋; Mariko Watanabe; 真理子渡辺; Kenji Nishiyama; 憲治西山
Original assignee: Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Current assignee: Panasonic Holdings Corp
Priority date: 2000-09-01
Filing date: 2000-09-01
Publication date: 2002-03-05

Abstract

(57)【要約】【課題】炊飯器直上に蒸気を排出しない使い勝手のよ
い炊飯器を提供すること。【解決手段】略直方箱型の内鍋１１を炊飯器前面より
取出可能とし、炊飯器前面１２に蒸気排出口を設けた構
成とする。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、炊飯器に関するも
のである。

【０００２】

【従来の技術】以下従来の炊飯器について、図８に基づ
いて説明する。内鍋１１には米水を収納する。図示しな
いヒータなど加熱手段に通電して内鍋１１を加熱して炊
飯するものである。内鍋１１は炊飯器本体１８内に炊飯
器前面１２より収納取出しする。炊飯により生じる蒸気
は炊飯器上面にある図示しない蒸気排出口より空間に排
出する。炊飯終了後内鍋１１を炊飯器前面１２より取出
してしゃもじで茶碗など食器によそうものである。使用
後のしゃもじは炊飯器側面等に設置されたしゃもじ受け
に収納していた。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】前記従来の構成の炊飯
器は、炊飯時に炊飯器上面より空間に蒸気を排出するた
め設置場所上部に結露を生じることがあるという課題を
有している。また、炊飯後にご飯を食器によそう際に用
いるしゃもじの収納場所は炊飯器側面などにあり炊飯器
の外観を損ねるという課題を有している。

【０００４】本発明は、しゃもじ収納スペースを炊飯器
内に設け外観に配慮した炊飯器を実現することを目的と
する。

【０００５】

【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明は、炊飯器前面より取り出せる略直方箱型の内鍋
を備え、前記内鍋を載置する受台はしゃもじ受けを有す
る構成としたものである。

【０００６】

【発明の実施の形態】請求項１記載の発明は、炊飯器前
面より取り出せる略直方箱型の内鍋を備え、前記内鍋を
載置する受台はしゃもじ受けを有する構成としたことに
より、外観に配慮した炊飯器を実現するものである。

【０００７】請求項２に記載した発明は、炊飯器前面に
蒸気排出口を有し前記内鍋と蒸気排出口間の蒸気流路を
設けた構成とすることで、炊飯器直上に蒸気を排出しな
い使い勝手のよい炊飯器を実現するものである。

【０００８】請求項３に記載した発明は、蒸気排出口近
傍の蒸気流路は流路方向を水平より傾けて設けた構成と
することで、炊飯器直上に蒸気を排出しない使い勝手の
よい炊飯器を実現するものである。

【０００９】請求項４に記載した発明は、蒸気流路また
は蒸気排出口に整流手段を少なくとも１つ設けた構成と
することで、炊飯器直上に蒸気を排出しない使い勝手の
よい炊飯器を実現するものである。

【００１０】請求項５に記載した発明は、整流手段は蒸
気流路に対して向きを水平方向またはもしくはかつ垂直
方向に可変できる構成とすることで、炊飯器直上に蒸気
を排出しない使い勝手のよい炊飯器を実現するものであ
る。

【００１１】請求項６に記載した発明は、内鍋蓋を有
し、蒸気排出口及び蒸気流路は内鍋蓋に設置したとする
ことで、炊飯器直上に蒸気を排出しない使い勝手のよい
炊飯器を実現するものである。

【００１２】請求項７に記載した発明は、テーブル下面
など下方に空間を有する略水平面に炊飯器上面を固定し
て吊り下げる構成とすることで、炊飯器下部の空間を利
用できる便利な炊飯器を実現するものである。

【００１３】

【実施例】（実施例１）以下、本発明の実施例について
説明する。図１は本実施例の炊飯器の外観透視図であ
る。受台１５には内鍋１１を載置しており内鍋１１には
米水を収納する。図示しないヒータなど加熱手段に通電
して内鍋１１を加熱して炊飯するものである。内鍋１１
及び受台１５は炊飯器本体１８内に炊飯器前面１２より
収納取出しする。受台１５にはしゃもじ受け１３を設け
ておりしゃもじ１４を収納できるものである。この構成
によりしゃもじ１４を炊飯器内に収納することが出来か
つ外観に配慮した炊飯器としているものである。なお本
実施例ではしゃもじ受け１３は受台１５に固定して設け
ているが受台１５から取り外す構成ももちろん考えられ
しゃもじ受けの清掃性も向上したものにできるのはいう
までもない。

【００１４】（実施例２）また図２のような断面図であ
る構成としたものも考えられる。すなわち、内鍋１１は
受台１５に載置し、蒸気排出口１６は炊飯器前面１２に
設け、内鍋１１と蒸気排出口１６の間に蒸気流路１７を
設けたものである。この構成により図示しないヒータに
より内鍋１１を加熱し炊飯するときに内鍋１１内で発生
する蒸気を蒸気流路１７を通じて炊飯器前面１２にある
蒸気排出口１６より排出するものであり、炊飯器直上に
蒸気を排出しないので設置場所直上に結露することのな
い使い勝手のよい炊飯器が実現可能となるものである。

【００１５】（実施例３）また図３のような断面図であ
る構成としたものも考えられる。第２の実施例に加え
て、蒸気排出口１６近傍の蒸気流路を斜め上方に傾けて
設置したものである。この構成により炊飯器前面１２に
ある蒸気排出口１６より斜め上方に蒸気を排出するもの
であり、炊飯器直上に蒸気を排出しないので設置場所直
上に結露することがなくかつ炊飯器前面の水平方向には
蒸気を排出しないので炊飯器前面近傍の空間を有効に利
用できる使い勝手のよい炊飯器が実現できるものであ
る。

【００１６】（実施例４）また図４のような断面図であ
る構成としたものも考えられる。すなわち第２の実施例
に加えて、蒸気流路１７に整流手段１８を設けているも
のである。整流手段１７により蒸気の方向がかわり、炊
飯器前面１２にある蒸気排出口１６より斜め上方に蒸気
を排出するものであり、炊飯器直上に蒸気を排出しない
ので設置場所直上に結露することがなくかつ炊飯器前面
の水平方向には蒸気を排出しないので炊飯器前面近傍の
空間を有効に利用できる使い勝手のよい炊飯器が実現で
きるものである。

【００１７】（実施例５）また図５のような蒸気排出口
の構成としたものも考えられる。すなわち、蒸気排出口
１６には整流手段１８が取り付けてありかつ回転できる
構成としている。図５に示した向きに蒸気排出口１６を
セットすると蒸気排出口１６から斜め上方に蒸気を排出
するものである。蒸気排出口１６を回転させれば蒸気の
排出方向は整流手段で向きを変えられた方向になるもの
である。これにより炊飯器前面１２にある蒸気排出口１
６より炊飯器正面方向以外に斜めに蒸気を排出するもの
であり、炊飯器直上に蒸気を排出しないので設置場所直
上に結露することがなくかつ炊飯器正面方向には蒸気を
排出しないので炊飯器前面近傍の空間を有効に利用でき
かつ例えば換気扇の設置方向など蒸気を排出しやすい方
向に蒸気を排出できる使い勝手のよい炊飯器が実現でき
るものである。

【００１８】（実施例６）また図６のような断面図であ
る構成としたものも考えられる。すなわち、内鍋蓋１９
に蒸気流路１７と蒸気排出口１６を設置したものであ
る。内鍋１１を炊飯器前面１２より取り出すと内鍋蓋１
９に加えて蒸気流路１７と蒸気排出口１６も合わせて取
り外すものである。この構成により蒸気流路１７と蒸気
排出口１６は容易に炊飯器から取り外すことが出来るの
で蒸気流路１７と蒸気排出口１６の清掃が容易に出来る
などお手入れ性を向上し使い勝手のよいものとしてい
る。

【００１９】（実施例７）また図７のような構成も考え
られる。すなわち、第２から第６の実施例に加えてテー
ブル天板２０があり、テーブル天板の下面に炊飯器上面
を固定して吊り下げる構成としているものである。炊飯
中の蒸気は炊飯器前面１２にある上記排出口１６から排
出される。また、炊飯器下部に空間が出来るため空間を
有効利用できる便利な炊飯器を実現しているものであ
る。

【００２０】なお、炊飯器の固定方法は接着剤を使用や
ボルトで固着、マグネットで吸着、吸盤で吸着、クラン
プで締めて固定など完全固定や一時固定など種々の固定
法が考えられるのはいうまでもない。

【００２１】また、本実施例ではテーブル天板とした
が、下方に空間を有する略水平面であれば実施可能であ
り、例えばワゴンやキャビネットやレンジ台などの収納
器具収納家具でも実施可能である。

【００２２】

【発明の効果】以上のように、請求項１記載の発明は、
内鍋を載置する受台はしゃもじ受けを有する構成とした
することで、しゃもじ収納スペースを炊飯器内に設け外
観に配慮した炊飯器を実現するものである。

【００２３】また、請求項２記載の発明は、炊飯器前面
に蒸気排出口を有し前記内鍋と蒸気排出口間の蒸気流路
を設けた構成とすることで、炊飯器直上に蒸気を排出し
ない使い勝手のよい炊飯器を実現するものである。

【００２４】また、請求項３に記載した発明は、蒸気排
出口近傍の蒸気流路は流路方向を水平より傾けて設けた
構成とすることで、炊飯器直上に蒸気を排出しない使い
勝手のよい炊飯器を実現するものである。

【００２５】また、請求項４に記載した発明は、蒸気流
路または蒸気排出口に整流手段を少なくとも１つ設けた
構成とすることで、炊飯器直上に蒸気を排出しない使い
勝手のよい炊飯器を実現するものである。

【００２６】また、請求項５に記載した発明は、整流手
段は蒸気流路に対して向きを水平方向またはもしくはか
つ垂直方向に可変できる構成とすることで、炊飯器直上
に蒸気を排出しない使い勝手のよい炊飯器を実現するも
のである。

【００２７】また、請求項６に記載した発明は、内鍋蓋
を有し、蒸気排出口及び蒸気流路は内鍋蓋に設置したと
することで、炊飯器直上に蒸気を排出しない使い勝手の
よい炊飯器を実現するものである。

【００２８】また、請求項７に記載した発明は、テーブ
ル下面など下方に空間を有する略水平面に炊飯器上面を
固定して吊り下げる構成とすることで、炊飯器下部の空
間を利用できる便利な炊飯器を実現するものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の第１実施例である炊飯器の斜視図

【図２】本発明の第２実施例である炊飯器の断面図

【図３】本発明の第３実施例である炊飯器の断面図

【図４】本発明の第４実施例である炊飯器の断面図

【図５】本発明の第５実施例である炊飯器の蒸気排出口
近傍のの正面図と要部断面図

【図６】本発明の第６実施例である炊飯器の断面図

【図７】本発明の第７実施例である炊飯器の斜視図

【図８】従来の炊飯器の斜視図

【符号の説明】１１内鍋１２炊飯器前面１３しゃもじ受け１５受台１６蒸気排出口１７蒸気流路１８整流手段１９内鍋蓋２０テーブル天板２１炊飯器本体

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者三橋有希子大阪府門真市大字門真1006番地松下電器産業株式会社内 (72)発明者渡辺真理子大阪府門真市大字門真1006番地松下電器産業株式会社内 (72)発明者西山憲治大阪府門真市大字門真1006番地松下電器産業株式会社内Ｆターム(参考） 4B055 AA02 BA03 BA35 CA17 CA19 CA25 CB01 CB05 CB08 CC43 CC64 CC70 EA05 4B066 EE05 EE09 EE15 EE25

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】炊飯器前面より取り出し可能な内鍋を備
え、前記内鍋の形状は略直方箱型で、前記内鍋を載置す
る受台はしゃもじ受けを有する構成とした炊飯器。
【請求項２】炊飯器前面より取り出し可能な内鍋を備
え、前記内鍋の形状は略直方箱型で、炊飯器前面に蒸気
排出口を有し前記内鍋と蒸気排出口間の蒸気流路を設け
た炊飯器。
【請求項３】蒸気排出口近傍の蒸気流路は流路方向を
水平より傾けて設け、蒸気は蒸気排出口より略斜め上方
に排出する請求項２記載の炊飯器。
【請求項４】蒸気流路または蒸気排出口に整流手段を
少なくとも１つ設け、蒸気は蒸気排出口より略斜め上方
に排出する請求項２または３記載の炊飯器。
【請求項５】整流手段は蒸気流路に対して向きを水平
方向またはもしくはかつ垂直方向に可変できる請求項４
記載の炊飯器。
【請求項６】内鍋蓋を有し、蒸気排出口及び蒸気流路
は内鍋蓋に設置した請求項２〜５のいずれか１項に記載
の炊飯器。
【請求項７】テーブル下面など下方に空間を有する略
水平面に炊飯器上面を固定して吊り下げる構成とした請
求項２〜６のいずれか１項に記載の炊飯器。