JP2002065316A - 止め具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単に正しい位置で止め外しが可能で、価格
が安く、安全な止め具を作成することである。 【解決手段】 この問題を解決する為、図１の様な雌ホ
ックと図２の様な雄ホックに取っ手やストッパーを付け
た。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の分野】この発明は軽量で簡単に掛けとめできる
止め具に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、一般的な服のボタン止めなどは、
手の不自由な人や介護を必要とする老人などには、指先
の器用さを要求されていた。また従来のホックでは穴が
小さく探しにくく、ホックを掛止する時に力を要求され
る為、病人、老人には不適当であった。またマジックテ
ープ（登録商標）では、位置ずれする可能性が大きく正
しくテープとテープを止めることが難しかった。

【０００３】

【発明の課題】簡単に正しい位置で止め外しが可能で、
価格が安く、安全な止め具を作成することである。

【０００４】

【課題の解決手段】この発明では図１の様なひょうたん
型の雌ホックと図２の様に図１の雌ホックのＡの部分に
引っかかるように１溝をもうけた雄ホックを作成した。
図３の様に図２の雄ホックのＧの部分を図１の雌ホック
のＢの部分の輪に入れて雄ホックと雌ホックを矢印方向
に引っ張れば雄ホックの１溝が図１の雌ホックのＡの部
分にはまる仕組みになっている。

【０００５】図１、図２のＤの穴は雄ホックと雌ホック
を衣服等の開放部の一端に取り付けやすくする為の穴で
ある。この場合は図４の様にテープ状の生地等を挿入す
る為の穴である。この穴は図１、図２のＤの様な形とは
限らないし、どの位置につけても構わない。例えば図
５、図６、図７の様に穴をボタン穴に変え、いろんな位
置につけてもても良い。また穴を空けなくても構わな
い。

【０００６】図１のＥの出っ張りは抜け止めの返りで雄
ホックが雌ホックから簡単に抜けてしまうのを防ぐ為に
付いているが付けなくてもよい。雄ホック、雌ホックと
も素材は軽量化とコストダウンをはかる為、プラスチッ
ク、またはラバー素材、または金属を使用する。プラス
チック、ラバー素材、金属とも柔らかい方が好ましい。

【０００７】またこの止め具の使いやすさを高める為、
ストッパー、取っ手を付けることが出来る。ストッパー
を取り付けた雌ホックの図が図８、図９である。これは
雌ホックと雄ホックを掛止する時、雄ホックが雌ホック
の図１のＢ部の輪を通り抜けることが無いように、また
確実に掛止できるように雌ホックに図８、図９の様に２
ストッパー、３ストッパーを付けることができる。２ス
トッパーは雄フックが雌ホックのＢ部の輪を通り抜ける
のを防ぎ、３ストッパーは雌ホックのＢ部の輪に雄ホッ
ク入れる際、雄ホックを３ストッパーにぶつけることに
より、雌ホックのＢの穴の位置をしらせ、手の震える人
でも簡単に掛止できるようにしたものである。ストッパ
ーの形は図８、図９とは限らない。例えば図１０の様な
Ｌ字型の４ストッパーを取り付けても構わない。また雄
ホックの図２のＦ部を図１１の様に大きくしても雌ホッ
クの２ストッパーと同等の効果がある。

【０００８】次に取っ手を付けた図が図１２、図１３で
ある。取っ手を付けることにより雄ホック、雌ホックを
持ちやすくすることができる。取っ手はこのような形と
は限らない。例えば図１４の様な取っ手を付けても良
い。

【０００９】また図１４のように段差を付けることもで
きる。例えば図１５は図１４の段差の付いた雌ホックを
使用した物の掛止の図である。掛止の際、雌ホックに段
差が付いているため雌ホックに２ストッパーを付けても
生地が平らな状態で雌ホックを生地に取り付ける事が出
来る。また生地ではなく厚い皮の様な硬いものを使用し
た際、２ストッパーと段差の無いものでは掛止の際、雄
ホックの図２のＧの部分が厚い皮に当たる為、掛止が不
可能であったが、段差の付いた物を使用すると厚い皮を
押し付けることが無い為、使用可能になる。

【００１０】

【実施の形態】パジャマのボタンの代わりにこの発明の
止め具を使用してパジャマを作成すると、ボタン等の物
より着脱が非常に楽なパジャマができ、身体の不自由な
人や老人にも簡単に着脱出来るパジャマが出来る。また
鞄やズボンに使っても従来のものより楽に着脱が出来る
物が出来る。

【図面の簡単な説明】

【図１】この発明の止め具の雌ホックの図。上から上面
図、側面図。

【図２】この発明の止め具の雄ホックの図。上から正面
図、上面図、側面図。

【図３】この発明の止め具の掛止の実施図。

【図４】この発明の止め具の雌ホックにテープ状の生地
を付けた斜視図。

【図５】この発明の止め具の雌ホックにボタン穴を付け
た図。上から上面図、側面図。

【図６】この発明の止め具の雌ホックにボタン穴を付け
た上面図。

【図７】この発明の止め具の雄ホックにボタン穴を付け
た図。上から上面図、側面図。

【図８】この発明の止め具の雌ホックにストッパーを付
けた図。上から上面図、側面図。

【図９】この発明の止め具の雌ホックにストッパーを付
けた斜視図。

【図１０】この発明の止め具の雌ホックにストッパーを
付けた図。上から上面図、側面図。

【図１１】この発明の止め具の雄ホックの図２のＦ部を
大きくした図。上から上面図、側面図。

【図１２】この発明の止め具の雌ホックに取っ手を付け
た図。上から上面図、側面図。

【図１３】この発明の止め具の雄ホックに取っ手を付け
た側面図。

【図１４】この発明の止め具の雌ホックに段差を付けた
図。上から上面図、側面図。

【図１５】この発明の止め具の掛止の実施例。

【符号の説明】

１ 溝 ２ ストッパー ３ ストッパー ４ ストッパー

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 衣服等の開放端部の一端に取り付けられ
   る図１の様な形の雌ホックと開放端部の他端に取り付け
   られ、前記雌ホックと着脱自在に掛止する図２の様な形
   の雄ホックとから構成される止め具。
2. 【請求項２】図９のように雌ホックにストッパーを付け
   掛止を簡単にした請求項１に記載のホック。
3. 【請求項３】図２のＦ部を図１１の様に大きくし、掛止
   めを簡単にした請求項１、請求項２に記載のホック。
4. 【請求項４】 図１２、図１３の様に雄ホック、雌ホッ
   クに取っ手を付けた請求項１、請求項２、請求項３に記
   載のホック。
5. 【請求項５】 図１４のようにホックに段差を付けた請
   求項１、請求項２、請求項３、請求項４に記載のホッ
   ク。