JP2002065289A - 酵素的エステル交換反応方法 - Google Patents

酵素的エステル交換反応方法

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JP2002065289A
JP2002065289A JP2000253095A JP2000253095A JP2002065289A JP 2002065289 A JP2002065289 A JP 2002065289A JP 2000253095 A JP2000253095 A JP 2000253095A JP 2000253095 A JP2000253095 A JP 2000253095A JP 2002065289 A JP2002065289 A JP 2002065289A
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Masaru Kitagawa
優 北川
Yutaka Tokiwa
豊 常盤
Tetsuzo Totani
哲造 戸谷
Takao Raku
隆生 楽
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KONAN CHEMICAL Manufacturing
National Institute of Advanced Industrial Science and Technology AIST
Toyobo Co Ltd
Konan Kako KK
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KONAN CHEMICAL Manufacturing
National Institute of Advanced Industrial Science and Technology AIST
Toyobo Co Ltd
Konan Kako KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 酵素の存在下、糖化合物とエステル化合物と
を効率的にエステル交換反応させて糖エステルを得る方
法を提供すること。 【解決手段】 酵素の存在下、1〜50体積%の水分を
含む親水性有機溶媒中で、糖化合物とエステル化合物と
をエステル交換反応させることを特徴とする糖エステル
の製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、酵素を触媒として
エステル交換反応を行うことにより、糖化合物とエステ
ル化合物から糖エステルを製造する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】最近、酵素を用いたエステル交換反応が
素材開発に有効な方法であることが明らかになってきて
いる。化粧品分野等で用いられる界面活性剤等の脂肪酸
エステルの合成や、光学活性物質の分離等、種々の化合
物の修飾が酵素的エステル交換反応によって検討されて
いる。通常、エステル交換反応は疎水性有機溶媒中で行
われている。この場合、疎水性が高い基質の場合はよい
が、糖質のように親水性が高く疎水性有機溶媒に溶けに
くい場合は濃度が薄くなり、工業生産する上で不都合で
ある。
【0003】これまでに本発明者らは糖質のような親水
性物質をよく溶かすジメチルホルムアミド(DMF)の
ような親水性溶媒中で高い活性を有する酵素を探索し、
アルカリ性プロテアーゼが有効であることを見出してい
る(Biotechnol.Lett., 19,51
1,1997)。親水性有機溶媒は疎水性有機溶媒に比
べて酵素タンパクに対して脱水剤として働くことが報告
されており、疎水性有機溶媒を使用したときに比べて高
い水分含量が触媒作用を発現するためには必要である。
すなわち、水濃度が数体積%で酵素活性が最大となる場
合が多いことが報告されている(油化学,41,79
3,1992)。しかしながら、糖質のような親水性の
高い物質の有機溶媒中でのエステル交換反応を効率良く
行うに際しては、十分であるとはいえない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、酵素の存在
下、糖化合物とエステル化合物とを効率的にエステル交
換反応させて糖エステルを得る方法を提供することをそ
の課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記事情
に鑑み、鋭意検討を重ねた結果、酵素を触媒として用い
て親水性有機溶媒中で糖化合物とエステル化合物とのエ
ステル交換反応を行う場合、親水溶媒中に1〜50体積
%の水分を添加することで当該エステル交換反応の効率
を高めることができることを見出し、本発明に到達し
た。
【0006】すなわち、本発明は以下の通りである。 〔1〕 酵素の存在下、1〜50体積%の水分を含む親
水性有機溶媒中で、糖化合物とエステル化合物とをエス
テル交換反応させることを特徴とする糖エステルの製造
方法。 〔2〕 酵素がプロテアーゼである上記〔1〕の糖エス
テルの製造方法。 〔3〕 プロテアーゼがアルカリ性プロテアーゼである
上記〔2〕の糖エステルの製造方法。 〔4〕 アルカリ性プロテアーゼがバチルス属細菌由来
のものである上記〔3〕の糖エステルの製造方法。 〔5〕 糖化合物がグルコースであり、エステル化合物
がアジピン酸ジビニルである上記〔1〕〜〔4〕のいず
れかの糖エステルの製造方法。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の糖エステルの製造方法
は、酵素の存在下、1〜50体積%の水分を含む親水性
有機溶媒(以下、反応溶媒とも称する)中で、糖化合物
とエステル化合物とをエステル交換反応させることを特
徴とするものである。すなわち、親水性有機溶媒に水を
添加することで、親水性物質である糖化合物の親水性有
機溶媒への溶解性が高まり、糖化合物とエステル化合物
によるエステル交換反応が効率よく行われるものであ
る。
【0008】本発明において用いられる糖化合物には、
単糖、および単糖からなる少糖、多糖およびそれらの加
水分解生成物等の天然糖、ならびに合成糖が包含され、
特に限定されるものではない。また、これらの置換・誘
導体(アミノ糖、硫黄糖、ウロン酸等)、溶媒和物(水
和物等)等も本発明の糖化合物に包含される。例えば、
単糖としては、グルコース、フルクトース、マンノー
ス、ガラクトース等の炭素数2〜8個(好ましくは5〜
7個)ものが挙げられ、少糖としては、トレハロース
(その二水和物も含む)、スクロース、マルトース、セ
ロビオース、ラクトース等の二糖、ラフィノース等の三
糖、マンノオリゴ糖、マルトオリゴ糖等のオリゴ糖が挙
げられ、多糖としては、セルロース、デンプン、キチ
ン、キトサン、ヒアウロン酸、マンナン、キシラン、プ
ルラン等が挙げられる。なかでも、コストや反応溶媒に
対する溶解性の点から、単糖および少糖(特に二糖)が
好ましく、特にグルコース、トレハロース(その二水和
物も含む)およびスクロースが好ましい。また、これら
の糖化合物は2種以上併用してもよい。
【0009】本発明において用いられるエステル化合物
も特に限定されるものではないが、例えば、有機酸とア
ルコール等から得られる有機酸エステル、特に有機酸の
ビニルエステル、低級アルキルエステル(例えば、メチ
ルエステル、エチルエステル等)およびハロゲン化低級
アルキルエステル(例えば、トリフルオロエチルエステ
ル、トリクロロエチルエステル等)等が挙げられ、なか
でも、エステル交換反応の脱離基として優れていること
から、ビニルエステルが好ましい。なお、ここでいう
「低級アルキル」とは、炭素数1〜6個の直鎖状または
分枝鎖状のアルキル基を意味し、「ハロゲン化低級アル
キル」とは、少なくとも1個のハロゲン原子(フッ素原
子、塩素原子、臭素原子等)で置換された上記低級アル
キルを意味する。また、これらの有機酸エステルにおい
て、有機酸のカルボン酸の全てがエステル基となってい
なくてもよく、また全てのエステル基が同種でなくても
よい。また、これらのエステルは2種以上併用してもよ
い。
【0010】上記有機酸エステルにおける有機酸として
は、飽和または不飽和の脂肪族モノカルボン酸(脂肪
酸)、ジカルボン酸、およびカルボン酸を分子内に3個
以上有するポリカルボン酸等が挙げられ、好ましくは炭
素数5〜20個のものが挙げられる。好ましい飽和脂肪
酸としては、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン
酸、ステアリン酸等が挙げられ、好ましい不飽和脂肪酸
としては、ウンデシレン酸、オレイン酸、リノール酸、
リノレン酸等が挙げられる。好ましい飽和または不飽和
のジカルボン酸としては、アジピン酸、セバチン酸等が
挙げられる。また、好ましい飽和または不飽和のポリカ
ルボン酸としては、ベンゼントリカルボン酸等が挙げら
れる。なかでも、生理活性を有することから、飽和また
は不飽和の脂肪酸、特にラウリン酸、ミリスチン酸、パ
ルミチン酸、ステアリン酸、ウンデシレン酸、オレイン
酸が好ましく、また、ジビニルエステルとした場合に重
合性モノマーが得られることから、飽和または不飽和の
脂肪族ジカルボン酸、特にアジピン酸が好ましい。
【0011】上記有機酸エステルの具体例としては、ラ
ウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン
酸、ウンデシレン酸、オレイン酸、リノール酸およびリ
ノレン酸のビニルエステル、メチルエステル、エチルエ
ステル、トリフルオロエチルエステルおよびトリクロロ
エチルエステル、アジピン酸およびセバチン酸のジビニ
ルエステルが挙げられる。なかでも、コストの点から、
ラウリン酸ビニル、ミリスチン酸ビニル、パルミチン酸
ビニル、ステアリン酸ビニル、ウンデシレン酸ビニル、
オレイン酸ビニル、およびアジピン酸ジビニルが好まし
く、また、生成物が重合性モノマーであることから、特
にアジピン酸ジビニルが好ましい。
【0012】上記糖化合物の反応溶媒中の濃度は、特に
限定されないが、反応効率の点から、好ましくは反応溶
媒に対して1〜20重量%、より好ましくは4〜10重
量%である。また、上記エステル化合物の反応溶媒中の
濃度は、特に限定されないが、反応効率の点から、好ま
しくは反応溶媒に対して1〜40重量%、より好ましく
は5〜20重量%である。また、反応効率の点から、反
応溶媒中の糖化合物とエステル化合物とのモル比を1:
1〜1:8(特に1:2〜1:4)とすることが好まし
い。
【0013】また、上記糖化合物と上記エステル化合物
との組み合わせも特に限定されるものではなく、目的と
する糖エステルに応じて適宜設定することができる。
【0014】本発明において用いられる酵素としては、
糖化合物とエステル化合物とのエステル交換反応を触媒
する作用を有する酵素であれば特に限定されないが、例
えば、プロテアーゼ、リパーゼ、エステラーゼ等の加水
分解酵素が挙げられる。なかでも、反応効率の点から、
プロテアーゼが好ましく、特にアルカリ性に最適pHを
有するプロテアーゼ、すなわち、アルカリ性プロテアー
ゼが好ましい。アルカリ性プロテアーゼの起源は特に限
定されるものではないが、反応溶媒中での安定性の点か
ら、好ましくはバチルス属(Bacillus)細菌由
来のものおよび放線菌由来のもの、より好ましくはバチ
ルス属細菌由来のもの、特に好ましくはバチルス・ズブ
チリス由来のものが挙げられる。また、これらの酵素は
2種以上併用してもよい。
【0015】上記酵素の反応溶媒中の濃度は、特に限定
されないが、攪拌が容易であることから、好ましくは反
応溶媒に対して0.1〜20重量%、より好ましくは
0.1〜2重量%である。
【0016】本発明において用いられる親水性有機溶媒
とは、水と混和可能な有機溶媒を意味し、糖化合物とエ
ステル化合物とのエステル交換反応が進行するものであ
れば特に限定されないが、例えば、DMF、ジメチルス
ルホキシド(DMSO)、ピリジン、N−メチルピロリ
ドン、アセトン、ジオキサン、テトラヒドロフラン(T
HF)、メタノール、エタノール、プロパノール、ブタ
ノール等が挙げられる。なかでも糖の溶解性の点から、
DMF、DMSO、ピリジン、N−メチルピロリドンが
好ましく、特にDMF、ピリジンが好ましい。また、こ
れらの親水性有機溶媒は2種以上併用してもよい。
【0017】反応溶媒における水分含量は、1〜50体
積%である。ここでいう水分含量とは、水分含量が0.
005体積%以下である親水性有機溶媒、すなわち、実
質的に水分を含まない親水性有機溶媒に対して水を添加
した際の水分含量である。従って、使用する親水性有機
溶媒が、所望の水分含量とするのに無視できない程度の
水分を含むもの(例えば、水分含量を1体積%とする場
合の水分含量が0.5体積%であるもの)である場合、
その水分含量を考慮して所望の水分含量になるように水
分を添加すればよい。水分含量が1体積%未満の場合、
糖化合物の溶解性が低いため、また50体積%を超える
場合、エステル交換反応が優先して進行しないため、糖
エステルを効率的に得ることができない。また、水分含
量は、エステル交換反応効率、糖化合物およびエステル
化合物の溶解性等の観点から、好ましくは2〜20体積
%、より好ましくは2〜10体積%、特に好ましくは2
〜5体積%である。水分含量が増加するに従って糖化合
物の溶解性は向上するが、反対にエステル化合物(特に
アジピン酸ジビニル等のビニルエステル)の溶解性は低
下する。特に水分含量が10体積%を超える場合にその
傾向は顕著となる。
【0018】また、上記水分含量は、使用する酵素によ
って好適な範囲が異なるため、酵素に応じて上記範囲内
で適宜設定することが好ましい。例えば、DMF中での
グルコースとアジピン酸ジビニルのエステル交換反応に
おいて、バチルス属細菌由来のアルカリ性プロテアーゼ
を用いた場合は水分含量が20体積%のDMF中で最も
よく反応が進行し、一方、放線菌由来のアルカリ性プロ
テアーゼを用いた場合は、水分含量が2体積%のDMF
中で最もよく反応が進行する。また、バチルス属細菌由
来のアルカリ性プロテアーゼを使用する場合、反応効
率、糖化合物およびエステル化合物の溶解性等の観点か
ら、反応溶媒における水分含量は、好ましくは2〜20
体積%、より好ましくは3〜10体積%、特に好ましく
は3〜5体積%であり、放線菌由来のアルカリ性プロテ
アーゼを使用する場合、同様の観点から、好ましくは1
〜2体積%、より好ましくは2体積%である。
【0019】本発明における反応温度および反応時間は
特に限定されず、使用する酵素、糖化合物、エステル化
合物、反応溶媒等に応じて適宜設定することができる
が、反応効率の点から、反応温度は通常0〜100℃、
好ましくは20〜60℃である。また、反応時間は1〜
14日が好ましい。
【0020】本発明において得られるエステル交換率
は、反応溶媒として水分含量が1〜50体積%ではない
親水性有機溶媒を使用する場合に比べて明らかに高い。
例えば、グルコースとアジピン酸ジビニルのエステル交
換反応において、バチルス属細菌(バチルス・ズブチリ
ス)由来のアルカリ性プロテアーゼを用いた場合、水分
未添加時は1週間反応しても約20%のエステル交換率
しか得られないのに対して、20体積%の水分存在下で
は反応が定量的に進行し、原料のグルコースは完全に消
失する。また、水分が多く存在しているにも関わらず、
エステル交換反応が優先して進行し、エステル交換反応
物である6−O−ビニルアジポイルグルコースが主要生
成物として得られる。これをエステル交換率でみると9
7%にも達する。このような高いエステル交換率が得ら
れるのは、親水性有機溶媒に水分を添加したことで、親
水性物質である糖化合物の有機溶媒中への溶解性を高め
ることができ、また酵素表面の水和状態が変化すること
で触媒作用が向上し、エステル交換反応が効率的に行わ
れるようになるためと考えられる。なお、ここでいうエ
ステル交換率は、糖化合物の糖エステルへの変換率を意
味する。
【0021】エステル交換反応による工業的な糖エステ
ルの製造方法において、エステル交換反応は、ほぼ定量
的(エステル交換率で80〜100%)に進行すること
が望ましく、エステル交換率がそれより低い方法を工業
的な糖エステルの製造方法として実際に使用することは
困難である。また、バチルス属細菌(特にバチルス・ズ
ブチリス)由来のアルカリ性プロテアーゼは工業用酵素
として製造されており、安価であるが、従来の方法(水
未添加)ではエステル交換率が低く、エステル交換反応
の触媒として使用することはできなかった。本発明の方
法によれば、当該酵素でも十分にエステル交換反応の触
媒として使用することができる。従って、本発明の方法
は、工業的な糖エステルの製造方法として好適であり、
酵素としてバチルス属細菌(特にバチルス・ズブチリ
ス)由来のアルカリ性プロテアーゼを使用する方法は特
に好適である。
【0022】
【実施例】以下、実施例を示すことにより、本発明をさ
らに詳細に説明する。なお、以下の実施例および比較例
におけるエステル交換率は、糖化合物の糖エステルへの
変換率であり、高速液体クロマトグラフィー(HPL
C)を用いて糖化合物および糖エステルを定量し、算出
した値である。
【0023】実施例1〜4および比較例1 グルコース45mg(0.25mmol)およびアジピ
ン酸ジビニル200mg(1mmol)を含むDMF溶
液1mlに、0〜20体積%になるように水を添加し、
次いでバチルス・ズブチリス由来のアルカリ性プロテア
ーゼ(ビオプラーゼ;長瀬生化学工業社製)5mgを加
えて懸濁した。この酵素反応液を35℃にて130rp
mで7日間攪拌した。反応液を計時的に採取し、展開溶
媒として酢酸エチル:メタノール:水の混合溶媒(1
7:2:1)を用いて、硫酸発色による薄層クロマトグ
ラフィー(TLC)分析を行った。また、反応液を濾過
し酵素を除いた後、HPLC分析(カラム;TOSOH
Amide−80、溶媒;アセトニトリル:水=3:
1、検出;示差屈折計)を行い、グルコースエステルへ
のエステル交換率を求めた。その結果を表1および図1
に示す。
【0024】実施例5および比較例2 グルコース45mg(0.25mmol)およびアジピ
ン酸ジビニル200mg(1mmol)を含むDMF溶
液1mlに、水を添加しないか、または水を2体積%に
なるように添加し、次いで放線菌由来のアルカリ性プロ
テアーゼ(APL−901;東洋紡績株式会社製)20
mgを加えて懸濁した。この酵素反応液を35℃にて1
30rpmで7日間攪拌した。反応液を計時的に採取
し、展開溶媒として酢酸エチル:メタノール:水の混合
溶媒(17:2:1)を用いて、硫酸発色によるTLC
分析を行った。また、反応液を濾過し酵素を除いた後、
HPLC分析(カラム;TOSOH Amide−8
0、溶媒;アセトニトリル:水=3:1、検出;示差屈
折計)を行い、グルコースエステルへのエステル交換率
を求めた。その結果を表1および図2に示す。
【0025】
【表1】
【0026】表1および図1から、バチルス属細菌由来
のアルカリ性プロテアーゼを使用した場合、反応溶媒中
の水分含量が20体積%までの範囲において、水分含量
が高くなるに従ってエステル交換率が向上した。特に水
分含量が20体積%である実施例4の場合、そのエステ
ル交換率は97%であり、実質的に全ての化合物がエス
テル交換生成物となったと考えられる。また、表1およ
び図2から、放線菌由来のアルカリ性プロテアーゼを使
用した場合、水分含量が2体積%である実施例5におい
て、反応溶媒中に水分を添加していない比較例2よりも
エステル交換率が高いことがわかった。
【0027】実施例6 グルコース4.5g(25mmol)およびアジピン酸
ジビニル20g(100mmol)を含むDMF溶液1
00mlに、20体積%になるように水を添加し、バチ
ルス・ズブチリス由来のアルカリ性プロテアーゼ(ビオ
プラーゼ;長瀬生化学工業社製)500mgを加えて懸
濁した。この酵素反応液を35℃にて130rpmで7
日間攪拌した。反応液を濾過し酵素を除去し、エバポレ
ーターでDMFを除去した後、シリカゲルクロマトグラ
フィー(クロロホルム:メタノール=8:1)で生成物
を単離した。主生成物は収量6.5gで得られ、これが
6−O−ビニルアジポイルグルコースであることを13
−NMR分析により確認した。
【0028】13C-NMR(DMSO-d6, 270 MHz): δ 23.53, 2
3.83, 32.78, 33.52, 64.01, 70.10,70.35, 70.64, 72.
26, 72.98, 74.22, 75.29, 76.48, 92.22, 96.84, 170.
37, 172.81, 98.15, 141.30.
【0029】実施例7 スクロース10.3g(30mmol)とウンデシレン
酸ビニル12.6g(60mmol)とを含むDMF溶
液200mlに、5体積%になるように水を添加し、バ
チルス・ズブチリス由来のアルカリ性プロテアーゼ(ビ
オプラーゼ;長瀬生化学工業社製)2gを加えて35
℃、7日間反応した。実施例6と同様の方法で反応液を
処理し、無色粉末状生成物(スクロース1’−ウンデシ
レン酸エステル)11.2gを得た(エステル交換率7
5%)。
【0030】1H-NMR(DMSO-d6): δ 1.28(br-s,8H), 1.3
4(br-t, 2H), 1.52(br-t, 2H), 2.01(q, 2H), 2.32(t,
2H), 3.15-3.22(m, 2H), 3.39-3.56(m, 2H), 3.58-3.61
(m, 5H), 3.65-3.67(m, 1H), 3.79-3.86(m, 2H), 3.97,
4.17(d, 2H), 4.94(dd, 1H),5.00(dd, 1H), 5.19(d, 1
H), 5.75-5.83(m, 1H). 融点:114-118℃
【0031】実施例8 グルコース10.8g(60mmol)とウンデシレン
酸ビニル18.9g(90mmol)とを含むDMF溶
液200mlに、5体積%になるように水を添加し、バ
チルス・ズブチリス由来のアルカリ性プロテアーゼ(ビ
オプラーゼ;長瀬生化学工業社製)2gを加えて35
℃、7日間反応した。実施例6と同様の方法で反応液を
処理し、無色粉末状生成物(グルコース6−ウンデシレ
ン酸エステル)13.0gを得た(エステル交換率63
%)。
【0032】1H-NMR(DMSO-d6): δ 1.25(br-s,8H), 1.3
3(br-t, 2H), 1.52(br-t,2H), 2.01(q, 2H), 2.29(t, 2
H), 3.03(q, 1H), 3.13(m, 1H), 3.43(m, 1H), 3.78(m,
1H),3.99(q, 1H), 4.28(d, 1H), 4.53, 4.76(d, 2H),
4.90(d, 1H), 4.94(dd, 1H),5.00(dd, 1H), 5.03(d, 1
H), 5.75-5.82(m, 1H), 6.34(d, 1H). 融点:119-121℃
【0033】実施例9 トレハロース・二水和物1.9g(5mmol)とオレ
イン酸ビニル6.2g(20mmol)とを含むDMF
溶液40mlに、3体積%になるように水を添加し、バ
チルス・ズブチリス由来のアルカリ性プロテアーゼ(ビ
オプラーゼ;長瀬生化学工業社製)0.2gを加えて3
5℃、7日間反応した。実施例6と同様の方法で反応液
を処理し、無色粉末状生成物(トレハロース6−オレイ
ン酸エステル)1.6gを得た(エステル交換率53
%)。
【0034】1H-NMR(DMSO-d6): δ 0.86(t, 3H), 1.26
(br-s, 20H), 1.51(t, 2H), 1.99(m, 4H), 2.28(t, 2
H), 3.13(m, 2H), 3.25(m, 2H), 3.48(q, 1H), 3.50-3.
60(m, 3H), 3.65(m, 1H), 3.90(m, 1H), 4.04(q, 1H),
4.23(d, 1H), 4.36(t, 1H), 4.68(m, 2H), 4.78(m, 2
H), 4.84(d, 1H), 4.87-4.89(m, 2H), 5.04(d, 1H), 5.
33(m,2H). 融点:165-175℃
【0035】実施例10 トレハロース・二水和物2.5g(7mmol)とラウ
リン酸ビニル4.5g(20mmol)とを含むDMF
溶液40mlに、3体積%になるように水を添加し、バ
チルス・ズブチリス由来のアルカリ性プロテアーゼ(ビ
オプラーゼ;長瀬生化学工業社製)0.25gを加えて
35℃、7日間反応した。実施例6と同様の方法で反応
液を処理し、無色粉末状生成物(トレハロース6−ラウ
リン酸エステル)3.0gを得た(エステル交換率88
%)。
【0036】1H-NMR(DMSO-d6): δ 0.86(t, 3H), 1.24
(br-s, 16H), 1.51(t, 2H), 2.28(t, 2H), 3.11-3.15
(m, 2H), 3.23-3.38(m, 2H), 3.47(q, 1H), 3.53-3.58
(m, 3H), 3.65(m, 1H), 3.89(m, 1H), 4.03(q, 1H), 4.
23(d, 1H), 4.37(t, 1H), 4.68(m,2H), 4.78(m, 2H),
4.84(d, 1H), 4.87-4.89(m, 2H), 5.04(d, 1H). 融点:156-162℃
【0037】実施例11 トレハロース・二水和物2.5g(7mmol)とミリ
スチン酸ビニル5.0g(20mmol)とを含むDM
F溶液40mlに、3体積%になるように水を添加し、
バチルス・ズブチリス由来のアルカリ性プロテアーゼ
(ビオプラーゼ;長瀬生化学工業社製)0.25gを加
えて35℃、7日間反応した。実施例6と同様の方法で
反応液を処理し、無色粉末状生成物(トレハロース6−
ミリスチン酸エステル)3.0gを得た(エステル交換
率82%)。
【0038】1H-NMR(DMSO-d6): δ 0.87(t, 3H), 1.24
(br-s, 20H), 1.51(t, 2H), 2.28(t, 2H), 3.11-3.15
(m, 2H), 3.23-3.37(m, 2H), 3.48(q, 1H), 3.53-3.58
(m, 3H), 3.65(m, 1H), 3.89(m, 1H), 4.03(q, 1H), 4.
23(d, 1H), 4.36(t, 1H), 4.68-4.70(m, 2H), 4.78(m,
2H), 4.84(d, 1H), 4.87-4.89(m, 2H), 5.04(d, 1H). 融点:112-116℃
【0039】実施例12 トレハロース・二水和物2.5g(7mmol)とパル
ミチン酸ビニル5.6g(20mmol)とを含むDM
F溶液40mlに、3体積%になるように水を添加し、
バチルス・ズブチリス由来のアルカリ性プロテアーゼ
(ビオプラーゼ;長瀬生化学工業社製)0.25gを加
えて35℃、7日間反応した。実施例6と同様の方法で
反応液を処理し、無色粉末状生成物(トレハロース6−
パルミチン酸エステル)3.2gを得た(エステル交換
率84%)。
【0040】1H-NMR(DMSO-d6): δ 0.86(t, 3H), 1.24
(br-s, 24H), 1.51(t, 2H), 2.28(t, 2H), 3.13(m, 2
H), 3.25(m, 2H), 3.48(q, 1H), 3.53-3.59(m, 3H), 3.
65(m, 1H), 3.89(m, 1H), 4.03(q, 1H), 4.23(d, 1H),
4.36(t, 1H), 4.68(m, 2H), 4.78(m, 2H), 4.84(d, 1
H), 4.87-4.89(m, 2H), 5.04(d, 1H). 融点:111-118℃
【0041】実施例13 トレハロース・二水和物2.5g(7mmol)とステ
アリン酸ビニル6.1g(20mmol)とを含むDM
F溶液40mlに、3体積%になるように水を添加し、
バチルス・ズブチリス由来のアルカリ性プロテアーゼ
(ビオプラーゼ;長瀬生化学工業社製)0.25gを加
えて35℃、7日間反応した。実施例6と同様の方法で
反応液を処理し、無色粉末状生成物(トレハロース6−
ステアリン酸エステル)2.0gを得た(エステル交換
率48%)。
【0042】1H-NMR(DMSO-d6): δ 0.86(t, 3H), 1.24
(br-s, 28H), 1.51(t, 2H), 2.28(t, 2H), 3.13(m, 2
H), 3.25(m, 2H), 3.48(q, 1H), 3.53-3.59(m, 3H), 3.
65(m, 1H), 3.89(m, 1H), 4.03(q, 1H), 4.23(d, 1H),
4.36(t, 1H), 4.68(m, 2H), 4.78(m, 2H), 4.84(d, 1
H), 4.87-4.89(m, 2H), 5.04(d, 1H). 融点:128-137℃
【0043】実施例14 トレハロース・二水和物30g(80mmol)とウン
デシレン酸ビニル32g(150mmol)とを含むD
MF溶液300mlに、3体積%になるように水を添加
し、バチルス・ズブチリス由来のアルカリ性プロテアー
ゼ(ビオプラーゼ;長瀬生化学工業社製)2gを加えて
35℃、7日間反応した。実施例6と同様の方法で反応
液を処理し、無色粉末状生成物(トレハロース6−ウン
デシレン酸エステル)20gを得た(エステル交換率8
5%)。
【0044】1H-NMR(DMSO-d6):δ 1.23(br-s, 8H), 1.3
2(t, 2H), 1.49(t, 2H), 1.99(q, 2H), 2,26(t, 2H),
3.11(m, 2H), 3.23(m, 2H), 3.45(m, 1H), 3.50-3.56
(m, 3H),3.63(m, 1H), 3.85-3.89(m, 1H), 4.01(q, 1
H), 4.21(dd, 1H), 4.33(t, 1H), 4.65(q, 2H), 4.74
(t, 2H), 4.82(d, 1H), 4.85(m, 2H), 4.90(m, 1H), 4.
97(m,1H), 5.02(d, 1H), 5.77(m, 1H) 融点:146-147℃
【0045】
【発明の効果】本発明によれば、親水性有機溶媒中に1
〜50体積%の水分を含有させることにより、親水性の
高い物質である糖化合物の反応溶媒に対する溶解度が高
まることから、エステル交換反応を効率的に行うことが
できる。従って、本発明の方法は、糖化合物とエステル
化合物とから糖エステルを効率的に製造することができ
るので、糖エステルの工業的生産方法として好適であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】バチルス属細菌由来のアルカリ性プロテアーゼ
を用いたときの各濃度の水分存在下でのDMF中におけ
るグルコースとアジピン酸ジビニルとのエステル交換反
応におけるグルコースエステルへのエステル交換率を示
す図である。
【図2】放線菌由来のアルカリ性プロテアーゼを用いた
ときの水分未添加または2体積%の水分存在下でのDM
F中におけるグルコースとアジピン酸ジビニルとのエス
テル交換反応におけるグルコースエステルへのエステル
交換率を示す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C12R 1:07) C12R 1:07) (74)上記1名の代理人 100080791 弁理士 高島 一 (71)出願人 000003160 東洋紡績株式会社 大阪府大阪市北区堂島浜2丁目2番8号 (74)上記1名の代理人 100080791 弁理士 高島 一 (72)発明者 北川 優 滋賀県大津市堅田二丁目1番1号 東洋紡 績株式会社総合研究所内 (72)発明者 常盤 豊 茨城県つくば市東1丁目1番3 工業技術 院 生命工学工業技術研究所内 (72)発明者 戸谷 哲造 大阪府高槻市中川町5番21号 甲南化工株 式会社内 (72)発明者 楽 隆生 大阪府高槻市中川町5番21号 甲南化工株 式会社内 Fターム(参考) 4B064 AF02 AF03 BC02 BG01 BG08 BG09 BH04 BH05 CA21 CB26 CC03 CD05 CD09

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 酵素の存在下、1〜50体積%の水分を
    含む親水性有機溶媒中で、糖化合物とエステル化合物と
    をエステル交換反応させることを特徴とする糖エステル
    の製造方法。
  2. 【請求項2】 酵素がプロテアーゼである請求項1記載
    の糖エステルの製造方法。
  3. 【請求項3】 プロテアーゼがアルカリ性プロテアーゼ
    である請求項2記載の糖エステルの製造方法。
  4. 【請求項4】 アルカリ性プロテアーゼがバチルス属細
    菌由来のものである請求項3記載の糖エステルの製造方
    法。
  5. 【請求項5】 糖化合物がグルコースであり、エステル
    化合物がアジピン酸ジビニルである請求項1〜4のいず
    れかに記載の糖エステルの製造方法。
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