JP2002064935A - 自動給電システム、自動給電方法、および自動給電プログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体 - Google Patents

自動給電システム、自動給電方法、および自動給電プログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体

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JP2002064935A
JP2002064935A JP2000248950A JP2000248950A JP2002064935A JP 2002064935 A JP2002064935 A JP 2002064935A JP 2000248950 A JP2000248950 A JP 2000248950A JP 2000248950 A JP2000248950 A JP 2000248950A JP 2002064935 A JP2002064935 A JP 2002064935A
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Kazuyo Momono
一世 桃野
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 有害気体の排出量の制限値内に抑え、その制
限内でもっとも経済的な発電計画を可能とする自動給電
システムを提供すること。 【解決手段】 必要とされる発電量を供給制御する自動
給電システムにおいて、発電機の有害気体排出量上限値
を発電機ごとに入力し、発電機の有害気体排出量を発電
機ごとに入力する。入力された有害排出量上限値と有害
気体排出量とから発電機の上限発電量を発電機ごとに求
値し、求値された発電機ごとの上限発電量に基づき発電
機の合計発電量が必要とされる発電量となる発電機ごと
の発電量を算出する。算出された発電量に基づき発電機
を制御する。また、発電機ごとの発電量算出において、
目的関数に、経済性とともに環境への悪影響をコスト換
算したものを加味することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、計算機機能を用い
て電力系統の給電制御および発電計画の立案を行う自動
給電システムに係り、特に、火力発電時における有害気
体排出の抑制を考慮した電力系統の給電制御および発電
計画の立案を行う自動給電システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の自動給電システムは、系統周波数
を一定に保つように各発電機出力を制御するとともに、
発電のために消費される燃料費が最小となる経済性考慮
の給電制御および運用計画を行っていた。
【0003】図11は従来の自動給電システムの機能を
示すブロック図である。このシステムは、系統周波数を
一定に保つよう発電機の出力を制御する機能を有する自
動周波数制御機能部111、もっとも経済的な運転がで
きるように各発電機の出力値を決定して発電機の出力を
制御する経済負荷配分機能部121、ならびに、記憶機
能部141および情報伝送機能部142からなる。
【0004】自動周波数制御機能部111は、記憶機能
部141より電力設備情報を、情報伝送機能部142よ
り電力系統の系統周波数負荷変化情報を、それぞれ入力
され、計算機能部112で系統周波数を基準値に復する
指令値を計算し、出力装置113から調整発電所に発電
機出力制御信号を出力する。系統周波数を基準値に復す
る指令値の求め方は、以下の算出方法で行っている。
【0005】まず、系統周波数の基準値との偏差(周波
数偏差)Δf より地域要求量ARを求める(例えば、
次に示す式(1)を用いる)。
【数1】 この場合、式(1)をそのまま用いるTBC(Tie
line BiasControl)方式の他に、式
(1)の右辺第1項だけを用いるFFC(Flat F
requency Control)方式、第2項だけ
を用いるFTC(Flat Tie Control)
方式がある。
【0006】次に、求められたARを各調整発電機群に
割り付ける。この割り付け方式には、一般に、負荷追従
性を重視した変化速度比例配分方式と、各発電機の余裕
量を重視した容量比例配分方式とがある。各算出式を式
(2)、式(3)としてそれぞれ示す。
【数2】
【数3】 以上により、系統周波数を基準値に復する指令値が求め
られる。
【0007】次に経済負荷配分機能部121について説
明する。経済負荷配分機能部121は、記憶機能部14
1より電力設備情報を入力され、計算機能部122で火
力燃料の経済的な利用を図るよう各発電機の出力値を算
出し、出力機能123から各調整発電機に制御指令を出
力する。
【0008】図12に、計算機能部122の経済負荷配
分計算のフローチャートを示す。この機能は、発電機の
出力上下限制約を維持しながら、電力系統の需要と供給
量が等しくなる解を求める需給バランス計算処理を反復
的に行うことである。
【0009】まず、ステップ251でラグランジュ乗数
の初期値を求め、次にステップ252でラグランジュ乗
数に対する各発電機の出力値およびラグランジュ関数の
解を求める。続いて、ステップ253で各発電機出力の
上限下限のチェックを行い、上限下限を逸脱しているも
のについてはその上限または下限値に置き換え、その発
電機は以降の割り付け計算の対象から外す。
【0010】次に、ステップ252からステップ254
で求められた解について、需給バランスが許容誤差以内
かチェックし(ステップ255)、許容誤差内であれば
処理を終了し、そうでない場合はラグランジュ乗数を修
正して(ステップ256)、再度、ステップ252以降
の処理を続行する。
【0011】式(4)は各発電機が消費する総燃料費の
最小値を求めるための目的関数である。
【数4】 その際、需給バランス制約(需要と供給量の合計が等し
いという制約)を満たすように計算される。
【0012】式(5)は需給バランス制約を定式化した
ものである。
【数5】
【0013】式(6)は各発電機の出力上下限制約式で
ある。
【数6】
【0014】式(7)は需給バランス制約条件を考慮し
た目的関数の最小化問題をラグランジュ緩和法で定式化
したものである。
【数7】 以上により、火力燃料の経済的な利用を図る各発電機の
出力値が算出される。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、給電
運用の基準となるのは負荷追従性、各発電機の余裕量、
および経済性である。しかし、近年環境問題が注目され
るようになり、発電所から排出される二酸化炭素、窒素
酸化物、および硫黄酸化物の排出量を何らかの手段で一
定量に制限する必要が出てきている。
【0016】本発明は、このような状況を考慮してなさ
れたもので、有害気体の排出量の制限値内に抑え、その
制限内でもっとも経済的な発電計画を可能とする自動給
電システムを提供することを目的とする。
【0017】また、本発明は、有害気体の排出量の制限
値内に抑え、その制限内で系統周波数を基準値に保持す
る自動給電システムを提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明に係る自動給電システムは、必要とされる発
電量を供給制御する自動給電システムにおいて、発電機
の有害気体排出量上限値を前記発電機ごとに入力する第
1の入力手段と、前記発電機の有害気体排出量を前記発
電機ごとに入力する第2の入力手段と、前記入力された
有害排出量上限値と前記入力された有害気体排出量とか
ら前記発電機の上限発電量を前記発電機ごとに求値する
手段と、前記求値された前記発電機ごとの上限発電量に
基づき前記発電機の合計発電量が前記必要とされる発電
量となる前記発電機ごとの発電量を算出する算出手段
と、前記算出された発電量に基づき前記発電機を制御す
る手段とを有することを特徴とする。
【0019】さらには、本発明に係る自動給電方法、ま
たは自動給電プログラムを記憶したコンピュータ読み取
り可能な記憶媒体は、上記の各手段の機能を実現するス
テップを有する。
【0020】発電機の有害気体排出量上限値を入力する
ので、有害気体排出量がこの値に制限されるべく必要と
される発電量を供給する発電機ごとの発電量が算出され
る。
【0021】また、前記算出手段は、前記求値された前
記発電機ごとの上限発電量に基づき、前記発電機の発電
量に関する所定の目的関数が所定の制約条件の下で極値
となる場合の前記発電機ごとの発電量を、前記発電機の
合計発電量が前記必要とされる発電量となる前記発電機
ごとの発電量として算出することを特徴とする。
【0022】目的関数に、経済性とともに環境への悪影
響をコスト換算したものを加味することができ、その下
に必要とされる発電量を供給する発電機ごとの発電量が
算出される。
【0023】また、必要とされる発電量を供給制御する
自動給電システムにおいて、地域内の発電機の合計有害
気体排出量上限値を前記地域ごとに入力する第1の入力
手段と、前記発電機の有害気体排出量を前記発電機ごと
に入力する第2の入力手段と、前記入力された合計有害
排出量上限値と前記入力された有害気体排出量とから前
記発電機の上限発電量を前記発電機ごとに求値する手段
と、前記求値された前記発電機ごとの上限発電量に基づ
き前記発電機の合計発電量が前記必要とされる発電量と
なる前記発電機ごとの発電量を算出する算出手段と、前
記算出された発電量に基づき前記発電機を制御する手段
とを有することを特徴とする。
【0024】地域内の発電機の合計有害気体排出量上限
値を入力するので、有害気体排出量がこの値に制限され
るべく必要とされる発電量を供給する発電機ごとの発電
量が算出される。すなわち、地域内の発電機の合計有害
気体排出量はその上限値に制限される。
【0025】また、本発明に係る自動給電システムは、
系統周波数を一定に保つ制御を実行する自動給電システ
ムにおいて、発電機の有害気体排出量上限値を前記発電
機ごとに入力する第1の入力手段と、前記発電機の有害
気体排出量を前記発電機ごとに入力する第2の入力手段
と、前記入力された有害排出量上限値と前記入力された
有害気体排出量とから前記発電機の上限発電量を前記発
電機ごとに求値する手段と、前記求値された前記発電機
ごとの上限発電量を制約値として前記系統周波数を一定
に保つための前記発電機ごとの発電量を算出する手段
と、前記算出された発電量に基づき前記発電機を制御す
る手段とを有することを特徴とする。
【0026】さらには、本発明に係る自動給電方法、ま
たは自動給電プログラムを記憶したコンピュータ読み取
り可能な記憶媒体は、上記の各手段の機能を実現するス
テップを有する。
【0027】発電機の有害気体排出量上限値を入力する
ので、有害気体排出量がこの値に制限されるべく系統周
波数を一定に保つ発電機ごとの発電量が算出される。
【0028】また、系統周波数を一定に保つ制御を実行
する自動給電システムにおいて、発電機の有害気体排出
量上限値を前記発電機ごとに入力する第1の入力手段
と、前記発電機の有害気体排出量を前記発電機ごとに入
力する第2の入力手段と、前記入力された有害排出量上
限値と前記入力された有害気体排出量とから前記発電機
の上限発電量を前記発電機ごとに求値する手段と、環境
への影響の大きさに基づき数値化された環境係数を設定
する手段と、前記求値された前記発電機ごとの上限発電
量を制約値として前記系統周波数を一定に保つための前
記発電機ごとの発電量を前記環境係数を加味して変化速
度比例配分により算出する手段と、前記算出された発電
量に基づき前記発電機を制御する手段とを有することを
特徴とする。
【0029】発電機の有害気体排出量上限値を入力する
ので、有害気体排出量がこの値に制限されるべく系統周
波数を一定に保つ発電機ごとの発電量が算出される。こ
のとき、環境への影響の大きさに基づき数値化された環
境係数が設定されているので、環境への考慮がなされ
る。
【0030】また、系統周波数を一定に保つ制御を実行
する自動給電システムにおいて、発電機の有害気体排出
量上限値を前記発電機ごとに入力する第1の入力手段
と、前記発電機の有害気体排出量を前記発電機ごとに入
力する第2の入力手段と、前記入力された有害排出量上
限値と前記入力された有害気体排出量とから前記発電機
の上限発電量を前記発電機ごとに求値する手段と、環境
への影響の大きさに基づき数値化された環境係数を設定
する手段と、前記求値された前記発電機ごとの上限発電
量を制約値として前記系統周波数を一定に保つための前
記発電機ごとの発電量を前記環境係数を加味して容量比
例配分により算出する手段と、前記算出された発電量に
基づき前記発電機を制御する手段とを有することを特徴
とする。
【0031】発電機の有害気体排出量上限値を入力する
ので、有害気体排出量がこの値に制限されるべく系統周
波数を一定に保つ発電機ごとの発電量が算出される。こ
のとき、環境への影響の大きさに基づき数値化された環
境係数が設定されているので、環境への考慮がなされ
る。
【0032】また、必要とされる発電量を供給制御しま
たは系統周波数を一定に保つ制御を実行する自動給電シ
ステムにおいて、上記の各手段を有し、さらに、前記各
手段により実現される機能を選択する手段と、前記選択
に基づき前記機能を実行させる手段とを有することを特
徴とする。
【0033】所望の目的に合致して、必要とされる発電
量の供給制御または系統周波数を一定に保つ制御を行
う。
【0034】また、前記有害気体は、二酸化炭素、窒素
酸化物、硫黄酸化物のうちひとつを含み、前記第1の入
力手段および前記第2の入力手段は、前記有害気体とし
て選択的に特定のものについて入力するものであること
を特徴とする。
【0035】有害気体の種類を選び、選ばれた有害気体
について制限を加え、必要とされる発電量の供給制御ま
たは系統周波数を一定に保つ制御を行う。
【0036】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照しながら説明する。
【0037】(第1の実施形態)図1は、本発明に係る
自動給電システムの一実施形態を示すブロック図であ
る。
【0038】同図に示すように、この実施形態は、入力
機能部11、計算機能部12、出力機能部13、記憶機
能部14、変換機能部15、および情報伝送機能部16
を有し、これらにより有害気体排出抑制を考慮した経済
負荷配分機能を発揮する。
【0039】入力機能部11は、有害気体の排出上限値
を入力するものであり、入力された排出上限値を変換機
能部15に導く。情報伝送機能部16は、各発電機の有
害気体排出量を取り込むものであり、取り込まれた有害
気体排出量を変換機能部15に導く。
【0040】変換機能部15は、導かれた排出上限値と
有害気体排出量とから発電機出力上限値を決定するもの
であり、決定された発電機出力上限値を計算機能部12
に供給する。
【0041】記憶機能部14は、系統内の設備情報を保
存するものであり、保存された設備情報を計算機能部1
2に供給する。
【0042】計算機能部12は、供給された発電機出力
上限値と設備情報とから各発電機が出力すべき出力値を
算出するものであり、算出された出力値を出力機能部1
3に導く。出力機能部13は、導かれた出力値を各発電
機に向けて出力する。
【0043】この実施形態の動作について説明する。
【0044】まず、自動給電システムの運用者が各発電
機から排出される有害気体の上限値を入力機能部11を
用いて入力する。入力された有害気体排出上限値と情報
伝送機能部16から取込んだ各発電機の有害気体排出量
とをもとに当該発電機の出力制約量を変換機能部15が
決定する。すなわち、出力制約量は、式(6)の上限値
に代え、新たな上限値として下記の式(11)における
上限値のようになる。
【0045】次に、記憶機能部14の電力設備情報と変
換機能部15で設定された有害気体排出上限値を考慮し
た出力上限値とをもとに経済的な運転ができるような各
発電機の出力値を計算機能部12が算出する。出力機能
部13は計算機能部12で算出された出力値を各発電機
に向けて出力する。
【0046】すなわち、この実施形態は、式(6)に代
えて式(11)を新たな発電機上下限制約として、前述
のような経済負荷配分動作を行うものである。
【0047】本実施形態によれば、発電機容量による出
力上下限値の制約条件に基づく従来の経済負荷配分を改
善して、有害気体の排出量制限値と現在排出量とから求
まる出力上限値を考慮して出力上限値の新たな制約条件
を求め、環境条件を考慮した経済負荷配分による発電制
御を行うことができる。
【0048】(第2の実施形態)次に、本発明に係る自
動給電システムの別の実施形態について図2を参照して
説明する。
【0049】同図は、本発明に係る自動給電システムの
別の実施形態を示すブロック図である。同図において、
すでに説明した構成要素と同一の構成要素には同一の符
号を付しその構成・動作説明を省略する。
【0050】同図に示すように、この実施形態は、入力
機能部11、計算機能部22、出力機能部13、および
記憶機能部14を有し、これらにより有害気体排出抑制
を考慮した経済負荷配分機能を発揮する。
【0051】この実施形態のブロック構成自体は、入力
機能部11の存在を除き上述の従来の場合と同様である
が、計算機能部22に環境条件コスト関数を導入した点
が異なる。すなわち、計算機能部22は、従来の式
(4)に代えて式(8)、式(9)の目的関数を用い
て、設定の有害気体排出上限内で火力燃料の経済利用を
図るように各発電機の出力値を計算する。環境コスト関
数を導入した場合の計算式は式(9)として示され、制
約条件は、式(10)、式(11)である。
【数8】
【数9】
【数10】
【数11】
【0052】この実施形態によれば、割り付け対象とな
る各発電機には式(12)、式(13)に示すような配
分値Pn(t)が得られ、これにより、発電機出力増減
により異なる環境への影響と燃料経済性との両方を考慮
した配分を行うことができる。
【数12】
【数13】
【0053】(第3の実施形態)次に、本発明に係る自
動給電システムのさらに別の実施形態について図3を参
照して説明する。
【0054】同図は、本発明に係る自動給電システムの
さらに別の実施形態を示すブロック図である。同図にお
いて、すでに説明した構成要素と同一の構成要素には同
一の符号を付しその構成・動作説明を省略する。
【0055】同図に示すように、この実施形態は、入力
機能部11、計算機能部32、出力機能部13、および
記憶機能部14を有し、これらにより有害気体排出抑制
を考慮した経済負荷配分機能を発揮する。
【0056】この実施形態のブロック構成自体は、入力
機能部11の存在を除き上述の従来の場合と同様である
が、計算機能部32に地域的な環境条件を導入した点が
異なる。すなわち、計算機能部32において、地域的な
環境条件によりその地域に属する発電機グループに対す
る燃料制約が与えられた場合の配分方法を決定する。
【0057】そのための計算式は、目的関数として式
(14)、需給バランス制約として式(15)、発電機
上下限制約として式(16)、総量規制を有する発電機
グループに対する燃料消費制約として式(17)、ラグ
ランジェ緩和法による定式化として式(18)に示され
るようになる。
【数14】
【数15】
【数16】
【数17】
【数18】
【0058】ここで、地域的な環境条件による燃料制約
が加味される場合のラグランジェ緩和法による反復計算
について図10を参照して説明する。図10は、計算機
能部32が行う経済負荷配分計算を示すフローチャート
である。
【0059】まず、ラグランジュ乗数λ、γの値を設定
し(ステップ211)、これらの値により、電力系統の
需要と供給量が等しくなる解を求める需給バランス計算
処理を行う(ステップ212)。次に、各発電機の出力
上下限をチェックする処理を行う(ステップ213)。
この処理は、前述した図12におけるステップ252、
ステップ253と同じである。
【0060】ここで、解が許容誤差内であればステップ
214をY側に抜け、そうでなければ、ラグランジュ乗
数λを修正して(ステップ217)、ステップ212を
再度処理する。
【0061】解が許容誤差内の場合は、計画期間内で消
費しなければならない燃料総量制約をもつ地域ごとの発
電機グループの出力合計値を燃料消費量調整計算処理ス
テップ215で求める。求められた値が、許容誤差範囲
内であるかをチェックし(ステップ216)、許容誤差
範囲内であれば最終的な解とし、そうでなければラグラ
ンジュ乗数γを修正して(ステップ218)ステップ2
12以降の処理を続行する。
【0062】この実施形態によれば、任意の地域につい
ての環境条件により、特定発電機グループに式(17)
に示される燃料消費制約値C(l)を制約として加える
ことができるので、この制約条件を守りながら経済負荷
配分を実施することが可能となる。
【0063】(第4の実施形態)次に、本発明に係る自
動給電システムのさらに別の実施形態について図4を参
照して説明する。
【0064】同図は、本発明に係る自動給電システムの
さらに別の実施形態を示すブロック図である。同図にお
いて、すでに説明した構成要素と同一の構成要素には同
一の符号を付しその構成・動作説明を省略する。
【0065】同図に示すように、この実施形態は、入力
機能部11、計算機能部42、出力機能部43、記憶機
能部14、変換機能部45、および情報伝送機能部16
を有し、これらにより有害気体排出抑制を考慮した自動
周波数制御機能を発揮する。
【0066】変換機能部45は、入力機能部11より導
かれた排出上限値と情報伝送機能部16より導かれた有
害気体排出量とから発電機出力上限値を決定するもので
あり、決定された発電機出力上限値を計算機能部42に
供給する。
【0067】計算機能部42は、供給された発電機出力
上限値に基づき系統周波数を基準値に復する指令値を計
算し、計算された指令値を出力機能部43に導く。
【0068】出力機能部43は、導かれた指令値を調整
発電所に出力する。
【0069】この実施形態の動作について説明する。
【0070】入力機能部11、情報伝送機能部16につ
いては、図1に示した実施形態と同様である。変換機能
部45は、入力機能部11で入力された有害気体排出上
限値と情報伝送機能16から取込まれた各発電機の現在
の有害気体排出量とをもとに当該発電機の出力制約量を
決定する。この出力制約量を下記の式(6)の上限値と
比較して小さいほうを新たな上限値とし、計算機能部4
2に供給する。
【0071】記憶機能部14については、図1に示した
実施形態と同様である。計算機能部42は、記憶機能部
14からの電力設備情報と変換機能部45で設定された
新たな出力上限値とをもとに系統周波数を基準値に復す
る各発電機の出力値を算出し、算出された出力値を出力
機能部43に導く。出力機能部43は、導かれた出力値
を各発電機に向けて出力する。
【0072】すなわち、この実施形態は、式(6)に代
えて式(11)を新たな発電機上下限制約として、前述
のような自動周波数制御動作を行うものである。
【0073】本実施形態によれば、発電機容量による出
力上下限値の制約条件に基づく従来の自動周波数制御を
改善して、有害気体の排出量制限値と現在排出量とから
求まる出力上限値を考慮して出力上限値の新たな制約条
件を求め、環境条件を考慮した自動周波数制御による発
電制御を行うことができる。
【0074】なお、この実施形態において、発電機の出
力制約量を決定に環境係数Cjを導入することもでき
る。この場合の、発電機の出力制約式は次の式(19)
のようになる。
【数19】
【0075】(第5の実施形態)次に、本発明に係る自
動給電システムのさらに別の実施形態について図5を参
照して説明する。
【0076】同図は、本発明に係る自動給電システムの
さらに別の実施形態を示すブロック図である。同図にお
いて、すでに説明した構成要素と同一の構成要素には同
一の符号を付しその構成・動作説明を省略する。
【0077】同図に示すように、この実施形態は、入力
機能部11、計算機能部52、出力機能部53、記憶機
能部14、および情報伝送機能部55を有し、これらに
より有害気体排出抑制を考慮した自動周波数制御機能を
発揮する。
【0078】出力機能部53は、計算機能部52で算出
された系統周波数を基準値に復する指令値を発電機出力
制御信号として調整発電所に出力する。
【0079】情報伝送機能部55は、電力系統の系統周
波数負荷変化情報を入力され、入力された情報を計算機
能部52に導く。
【0080】この実施形態のブロック構成自体は、入力
機能部11の存在を除き上述の従来の場合と同様である
が、計算機能部52に環境係数を導入した点が異なる。
すなわち、計算機能部52は、従来の式(2)に代わり
式(20)のように各発電機の出力値を計算する。
【数20】
【0081】この実施形態によれば、発電機出力増減に
より異なる環境への影響を考慮して変化速度比例配分方
式の自動周波数制御を行うことができる。
【0082】(第6の実施形態)次に、本発明に係る自
動給電システムのさらに別の実施形態について図6を参
照して説明する。
【0083】同図は、本発明に係る自動給電システムの
さらに別の実施形態を示すブロック図である。同図にお
いて、すでに説明した構成要素と同一の構成要素には同
一の符号を付しその構成・動作説明を省略する。
【0084】同図に示すように、この実施形態は、入力
機能部11、計算機能部62、出力機能部63、記憶機
能部14、および情報伝送機能部55を有し、これらに
より有害気体排出抑制を考慮した自動周波数制御機能を
発揮する。
【0085】出力機能部63は、計算機能部62で算出
された系統周波数を基準値に復する指令値を発電機出力
制御信号として調整発電所に出力する。
【0086】この実施形態のブロック構成自体は、入力
機能部11の存在を除き上述の従来の場合と同様である
が、計算機能部62に環境係数を導入した点が異なる。
すなわち、計算機能部62は、従来の式(3)に代わり
式(21)のように各発電機の出力値を計算する。
【数21】
【0087】この実施形態によれば、発電機出力増減に
より異なる環境への影響を考慮して容量比例配分方式の
自動周波数制御を行うことができる。
【0088】(第7の実施形態)次に、本発明に係る自
動給電システムのさらに別の実施形態について図7を参
照して説明する。
【0089】図7は、本発明に係る自動給電システムの
さらに別の実施形態を示すブロック図である。同図にお
いて、すでに説明した構成要素と同一の構成要素には同
一の符号を付しその構成・動作説明を省略する。
【0090】同図に示すように、この実施形態は、入力
機能部11、計算機能部72、出力機能部73、記憶機
能部14、および情報伝送機能部75を有し、これらに
より有害気体排出抑制を考慮した自動給電を行う。
【0091】情報伝送機能部75は、各発電機の有害気
体排出量を取り込み、また電力系統状態(系統周波数負
荷変化)情報を入力され、取り込まれた排出量および入
力された負荷変化情報を計算機能部52に導くものであ
る。
【0092】計算機能部72は、導かれた有害気体排出
量および負荷変化情報、ならびに記憶機能部14からの
設備情報と入力機能部11からの有害気体排出設定量と
から各発電機が出力すべき出力値を算出するものであ
り、算出された出力値を出力機能部73に導く。出力機
能部73は、導かれた出力値を各発電機に向けて出力す
る。
【0093】この実施形態の動作について説明する。
【0094】まず、自動給電システムの運用者が各発電
機から排出される有害気体の上限値を入力機能部11を
用いて入力する。次に、入力された有害気体排出上限値
と情報伝送機能部75から入力された電力系統状態情報
と記憶機能部14からの設備情報とをもとに、計算機能
部72が各発電機の出力値を算出する。出力機能部73
は計算機能部72で算出された出力値を各発電機に向け
て出力する。
【0095】ここで、計算機能部72の処理動作につい
てさらに詳しく図8を参照して説明する。図8は、計算
機能部72の処理の流れを示すフローチャートである。
【0096】まず、この自動給電システムに動作させる
べき機能を選択する。経済負荷配分(ステップ301)
が選択された場合、さらに、上記の第1の実施形態、第
2の実施形態、第3の実施形態のうち、そのいずれの機
能動作を自動給電システムにさせるか選択し、選択され
た機能動作を実行する(ステップ303、ステップ30
4、あるいはステップ305)。
【0097】自動周波数制御(ステップ302)が選択
された場合、さらに、上記の第4の実施形態、第5の実
施形態、第6の実施形態のうち、そのいずれの機能動作
を自動給電システムにさせるか選択し、選択された機能
動作を実行する(ステップ306、ステップ307、あ
るいはステップ308)。
【0098】この実施形態によれば、系統状態や環境条
件によって最適な手段を選択することにより、環境への
影響と経済性とを考慮して自動周波数制御あるいは経済
負荷配分を行うことが可能となる。
【0099】(第8の実施形態)次に、本発明に係る自
動給電システムのさらに別の実施形態について図9を参
照して説明する。
【0100】図9は、本発明に係る自動給電システムに
用いられる入力機能部11の処理機能を説明するフロー
チャートである。ここで説明する入力機能部11の機能
は、上記で説明した第1から第7の各実施形態における
入力機能部11として適用することができる。
【0101】図9に示すように、この実施形態では、入
力機能部11において有害気体の種類を選択することが
できる。すなわち、自動給電システムの運用者が、各発
電機から排出される有害気体のうち排出制限をする気体
の種類を選択する(ステップ311)。
【0102】選択された気体が二酸化炭素であれば、ス
テップ312で環境に係る変数(式(19)で言及した
環境係数Cj)を二酸化炭素のものに設定する。同様
に、選択された気体が窒素酸化物であればステップ31
3で環境に係る変数を硫黄酸化物のものに、選択された
気体が硫黄酸化物であればステップ314で環境に係る
変数を硫黄酸化物のものに、それぞれ設定する。
【0103】この実施形態によれば、環境条件によって
最適な手段を選択することにより、環境への影響と経済
性とを考慮して自動周波数制御あるいは経済負荷配分を
行うことが可能となる。
【0104】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
発電機の有害気体排出量上限値を発電機ごとに入力し、
これを加味して発電機の上限発電量を発電機ごとに求値
し、これに基づき発電機の合計発電量が必要とされる発
電量となる発電機ごとの発電量を算出するので、発電の
際、発電所から発生する二酸化炭素、窒素酸化物、硫黄
酸化物などの発生量を設定値内で抑えることができる。
また、その条件のもとで、もっとも経済的な運用計画を
立てることができる。
【0105】また、発電機ごとの発電量を算出のため、
目的関数に、経済性とともに環境への悪影響をコスト換
算したものを加味することもできるので、環境への影響
を考慮してもっとも経済的な運用計画を立てることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る自動給電システムの一実施形態を
示すブロック図。
【図2】本発明に係る自動給電システムの別の実施形態
を示すブロック図。
【図3】本発明に係る自動給電システムのさらに別の実
施形態を示すブロック図。
【図4】本発明に係る自動給電システムのさらに別の実
施形態を示すブロック図。
【図5】本発明に係る自動給電システムのさらに別の実
施形態を示すブロック図。
【図6】本発明に係る自動給電システムのさらに別の実
施形態を示すブロック図。
【図7】本発明に係る自動給電システムのさらに別の実
施形態を示すブロック図。
【図8】計算機能部72の処理の流れを示すフローチャ
ート。
【図9】本発明に係る自動給電システムに用いられる入
力機能部11の処理機能を説明するフローチャート。
【図10】計算機能部32が行う経済負荷配分計算を示
すフローチャート。
【図11】従来の自動給電システムの機能を示すブロッ
ク図。
【図12】計算機能部122の経済負荷配分計算を示す
フローチャート。
【符号の説明】
11 入力機能部 12 計算機能部 13 出力機能部 14 記憶機能部 15 変換機能部 16 情報伝送機能部 22 計算機能部 32 計算機能部 42 計算機能部 43 出力機能部 45 変換機能部 52 計算機能部 53 出力機能部 55 情報伝送機能部 62 計算機能部 63 出力機能部 72 計算機能部 73 出力機能部 75 情報伝送機能部

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 必要とされる発電量を供給制御する自動
    給電システムにおいて、 発電機の有害気体排出量上限値を前記発電機ごとに入力
    する第1の入力手段と、 前記発電機の有害気体排出量を前記発電機ごとに入力す
    る第2の入力手段と、 前記入力された有害排出量上限値と前記入力された有害
    気体排出量とから前記発電機の上限発電量を前記発電機
    ごとに求値する手段と、 前記求値された前記発電機ごとの上限発電量に基づき前
    記発電機の合計発電量が前記必要とされる発電量となる
    前記発電機ごとの発電量を算出する算出手段と、 前記算出された発電量に基づき前記発電機を制御する手
    段とを有することを特徴とする自動給電システム。
  2. 【請求項2】 前記算出手段は、前記求値された前記発
    電機ごとの上限発電量に基づき、前記発電機の発電量に
    関する所定の目的関数が所定の制約条件の下で極値とな
    る場合の前記発電機ごとの発電量を、前記発電機の合計
    発電量が前記必要とされる発電量となる前記発電機ごと
    の発電量として算出することを特徴とする請求項1記載
    の自動給電システム。
  3. 【請求項3】 必要とされる発電量を供給制御する自動
    給電システムにおいて、 地域内の発電機の合計有害気体排出量上限値を前記地域
    ごとに入力する第1の入力手段と、 前記発電機の有害気体排出量を前記発電機ごとに入力す
    る第2の入力手段と、 前記入力された合計有害排出量上限値と前記入力された
    有害気体排出量とから前記発電機の上限発電量を前記発
    電機ごとに求値する手段と、 前記求値された前記発電機ごとの上限発電量に基づき前
    記発電機の合計発電量が前記必要とされる発電量となる
    前記発電機ごとの発電量を算出する算出手段と、 前記算出された発電量に基づき前記発電機を制御する手
    段とを有することを特徴とする自動給電システム。
  4. 【請求項4】 系統周波数を一定に保つ制御を実行する
    自動給電システムにおいて、 発電機の有害気体排出量上限値を前記発電機ごとに入力
    する第1の入力手段と、 前記発電機の有害気体排出量を前記発電機ごとに入力す
    る第2の入力手段と、 前記入力された有害排出量上限値と前記入力された有害
    気体排出量とから前記発電機の上限発電量を前記発電機
    ごとに求値する手段と、 前記求値された前記発電機ごとの上限発電量を制約値と
    して前記系統周波数を一定に保つための前記発電機ごと
    の発電量を算出する手段と、 前記算出された発電量に基づき前記発電機を制御する手
    段とを有することを特徴とする自動給電システム。
  5. 【請求項5】 系統周波数を一定に保つ制御を実行する
    自動給電システムにおいて、 発電機の有害気体排出量上限値を前記発電機ごとに入力
    する第1の入力手段と、 前記発電機の有害気体排出量を前記発電機ごとに入力す
    る第2の入力手段と、 前記入力された有害排出量上限値と前記入力された有害
    気体排出量とから前記発電機の上限発電量を前記発電機
    ごとに求値する手段と、 環境への影響の大きさに基づき数値化された環境係数を
    設定する手段と、 前記求値された前記発電機ごとの上限発電量を制約値と
    して前記系統周波数を一定に保つための前記発電機ごと
    の発電量を前記環境係数を加味して変化速度比例配分に
    より算出する手段と、 前記算出された発電量に基づき前記発電機を制御する手
    段とを有することを特徴とする自動給電システム。
  6. 【請求項6】 系統周波数を一定に保つ制御を実行する
    自動給電システムにおいて、 発電機の有害気体排出量上限値を前記発電機ごとに入力
    する第1の入力手段と、 前記発電機の有害気体排出量を前記発電機ごとに入力す
    る第2の入力手段と、 前記入力された有害排出量上限値と前記入力された有害
    気体排出量とから前記発電機の上限発電量を前記発電機
    ごとに求値する手段と、 環境への影響の大きさに基づき数値化された環境係数を
    設定する手段と、 前記求値された前記発電機ごとの上限発電量を制約値と
    して前記系統周波数を一定に保つための前記発電機ごと
    の発電量を前記環境係数を加味して容量比例配分により
    算出する手段と、 前記算出された発電量に基づき前記発電機を制御する手
    段とを有することを特徴とする自動給電システム。
  7. 【請求項7】 必要とされる発電量を供給制御しまたは
    系統周波数を一定に保つ制御を実行する自動給電システ
    ムにおいて、 請求項1ないし請求項6記載の手段を有し、さらに、 前記請求項ごとの手段により実現される機能を選択する
    手段と、 前記選択に基づき前記機能を実行させる手段とを有する
    ことを特徴とする自動給電システム。
  8. 【請求項8】 前記有害気体は、二酸化炭素、窒素酸化
    物、硫黄酸化物のうちひとつを含み、 前記第1の入力手段および前記第2の入力手段は、前記
    有害気体として選択的に特定のものについて入力するも
    のであることを特徴とする請求項1ないし請求項7のい
    ずれか1項記載の自動給電システム。
  9. 【請求項9】 必要とされる発電量を供給制御する自動
    給電方法において、 発電機の有害気体排出量上限値を前記発電機ごとに入力
    する第1の入力ステップと、 前記発電機の有害気体排出量を前記発電機ごとに入力す
    る第2の入力ステップと、 前記入力された有害排出量上限値と前記入力された有害
    気体排出量とから前記発電機の上限発電量を前記発電機
    ごとに求値するステップと、 前記求値された前記発電機ごとの上限発電量に基づき前
    記発電機の合計発電量が前記必要とされる発電量となる
    前記発電機ごとの発電量を算出する算出ステップと、 前記算出された発電量に基づき前記発電機を制御するス
    テップとを有することを特徴とする自動給電方法。
  10. 【請求項10】 系統周波数を一定に保つ制御を実行す
    る自動給電システムにおいて、 発電機の有害気体排出量上限値を前記発電機ごとに入力
    する第1の入力ステップと、 前記発電機の有害気体排出量を前記発電機ごとに入力す
    る第2の入力ステップと、 前記入力された有害排出量上限値と前記入力された有害
    気体排出量とから前記発電機の上限発電量を前記発電機
    ごとに求値するステップと、 前記求値された前記発電機ごとの上限発電量を制約値と
    して前記系統周波数を一定に保つための前記発電機ごと
    の発電量を算出するステップと、 前記算出された発電量に基づき前記発電機を制御するス
    テップとを有することを特徴とする自動給電方法。
  11. 【請求項11】 必要とされる発電量を供給制御する自
    動給電プログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能
    な記憶媒体において、 発電機の有害気体排出量上限値を前記発電機ごとに入力
    する第1の入力ステップと、 前記発電機の有害気体排出量を前記発電機ごとに入力す
    る第2の入力ステップと、 前記入力された有害排出量上限値と前記入力された有害
    気体排出量とから前記発電機の上限発電量を前記発電機
    ごとに求値するステップと、 前記求値された前記発電機ごとの上限発電量に基づき前
    記発電機の合計発電量が前記必要とされる発電量となる
    前記発電機ごとの発電量を算出する算出ステップと、 前記算出された発電量に基づき前記発電機を制御するス
    テップとをコンピュータに実行させる自動給電プログラ
    ムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
  12. 【請求項12】 系統周波数を一定に保つ制御を実行す
    る自動給電プログラムを記憶したコンピュータ読み取り
    可能な記憶媒体において、 発電機の有害気体排出量上限値を前記発電機ごとに入力
    する第1の入力ステップと、 前記発電機の有害気体排出量を前記発電機ごとに入力す
    る第2の入力ステップと、 前記入力された有害排出量上限値と前記入力された有害
    気体排出量とから前記発電機の上限発電量を前記発電機
    ごとに求値するステップと、 前記求値された前記発電機ごとの上限発電量を制約値と
    して前記系統周波数を一定に保つための前記発電機ごと
    の発電量を算出するステップと、 前記算出された発電量に基づき前記発電機を制御するス
    テップとをコンピュータに実行させる自動給電プログラ
    ムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
JP2000248950A 2000-08-18 2000-08-18 自動給電システム、自動給電方法、および自動給電プログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体 Withdrawn JP2002064935A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008011642A (ja) * 2006-06-29 2008-01-17 Toshiba Corp 電力系統の需給計画作成装置および需給計画作成方法
WO2008064539A1 (fr) * 2006-11-30 2008-06-05 Jiangang Yao Contrôle et concentration en temps réel de centres de production pour des économie de l'énergie de réseau et la réduction des émissions de so2
JP2010011670A (ja) * 2008-06-30 2010-01-14 Hitachi Ltd 発電機運用計画作成方法

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