JP2002064896A - 車載ステレオ装置用センタスピーカ装置 - Google Patents

車載ステレオ装置用センタスピーカ装置

Info

Publication number
JP2002064896A
JP2002064896A JP2000251491A JP2000251491A JP2002064896A JP 2002064896 A JP2002064896 A JP 2002064896A JP 2000251491 A JP2000251491 A JP 2000251491A JP 2000251491 A JP2000251491 A JP 2000251491A JP 2002064896 A JP2002064896 A JP 2002064896A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
speaker
center
vehicle
sound
output signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000251491A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuo Sakuma
康夫 佐久間
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP2000251491A priority Critical patent/JP2002064896A/ja
Publication of JP2002064896A publication Critical patent/JP2002064896A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)
  • Stereophonic Arrangements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 面倒な配線が不要であり、限られた車内スペ
ースの最適な位置に簡易に設置されて既存のスピーカと
ともにマルチチャンネルの音響再生を行う。 【解決手段】 車載ステレオ音響装置10から無線で供
給されるセンタ再生信号を受信する受信部14と、受信
したセンタ再生信号を音響信号に変換して増幅するデコ
ーダ20やアンプ22と、センタ再生信号に基づく再生
音響を放音するスピーカ11と、コンソールボックス3
に配置されたシガーライタソケット部4に装着されてバ
ッテリーからの電源供給を受けて各部に対して駆動電源
を供給する電源部13とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車内のセンタ位置
に設置され、既存の車載ステレオ装置に接続されること
によってマルチチャンネルの音響再生を実現するセンタ
スピーカ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】コンポーネントや車載用オーディオ装置
等の音響装置は、一般にCD、MD或いは磁気テープ等
の音響記録媒体の再生機構を備えるとともに、AM放送
やFM放送、テレビ放送等の放送受信を行うチューナ機
構が備えられている。また、最近の音響装置は、これら
の再生機構ばかりでなく、補助入力機構が備えられて他
の適宜の音源等からの楽音情報や音声情報等の供給を受
けてこれをスピーカから放出する機能も備えられてい
る。
【0003】チューナには、一般に放送電波のフェージ
ングや各局の出力レベル等を調節して安定した放送受信
を得るために、自動利得制御回路(AGC回路)等が備
えられている。音響装置においては、各局の放送がチュ
ーナを介して出力レベルを調節された状態でスピーカに
供給されることで、ボリューム調節操作により設定した
音量で放出されるようにする。すなわち、音響装置は、
ある一定の出力レベルを有する再生音響に対して、ボリ
ューム調節操作を行うことによって適宜に調節された音
量での放出が行われるようにする。
【0004】ところで、自動車には、上述したコンビネ
ーション型音響装置ばかりでなく、オプション装置とし
て様々な音響装置が搭載されて用いられる。かかるオプ
ション音響装置は、一般にシガーライタが脱着されるシ
ガーライタソケット部から電源の取り出しが行われる。
特開平4−196828号「ハンドフリー装置」公報に
は、自動車電話でハンドフリー通話を行うハンドフリー
装置であって、スピーカの電源をシガーライタソケット
部から得るようにした技術が開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、家庭内にお
ける音響装置においては、例えばDVD再生装置の普及
に伴って、ホームシアタとして劇場や映画館等の音響シ
ステムと同等に迫力のある音場を再生するようにしたス
ピーカシステムが提供されている。このスピーカシステ
ムは、図9に示すように視聴者Mに対して通常のステレ
オ装置の左右2個のスピーカFLS、FRSに加えて、
背面側に左右2個のスピーカRLS、RRSを設置する
とともに前面側の中央部にセンタスピーカCSを設置
し、さらにサブウーハSWを備えたいわゆる5.1チャ
ンネルによって構成される。かかるスピーカシステムに
よれば、中央部に位置する視聴者に対して、周囲に設置
した各スピーカから再生音響が放音されることにより臨
場感溢れる音場が構成される。
【0006】一方、自動車には、閉鎖された車内で長時
間の運転を強いられることから、張りつめた気分を癒し
より多くの情報等が得られるようにした様々な装置が搭
載されている。自動車には、放送受信機やテープ再生装
置或いはディスク再生装置等の音響装置が標準的に搭載
されており、その再生音響を放音するスピーカが搭載さ
れている。自動車には、音響装置からの再生音響をステ
レオ再生するために、一般にフロント側に2個のスピー
カが設置されるとともに、リア側にも2個のスピーカが
設置されている。
【0007】ところで、自動車においては、上述した各
音響装置とともにDVD再生装置の搭載も検討されてい
る。すなわち、自動車には、最近ナビゲーション装置が
搭載されているが、このナビゲーション装置が単なるル
ートガイド機能にとどまらずビデオCDや音楽CDの再
生機能等、様々な機能向上が図られるようになってい
る。ナビゲーション装置においては、従来バージョンア
ップ情報等がCD−ROMによって入力されているが、
画像情報等の大容量記録を可能とするDVDにより行う
ことが検討されている。
【0008】したがって、自動車においては、かかるナ
ビゲーション装置を利用してDVDの再生も可能とな
り、より車内環境の向上が図られるようになる。勿論、
自動車においては、ナビゲーション装置と独立したDV
D再生装置を搭載するようにしてよい。自動車において
は、上述したDVDの再生機能やCD再生機能の搭載に
伴って従来のステレオ再生スピーカシステムと比較して
より迫力のある再生音響が得られる上述した5.1チャ
ンネル構成のスピーカシステムの要求が大きい。
【0009】5.1チャンネルスピーカシステムは、従
来車内に標準的に設置されている前後4個のスピーカを
FLS、FRS及びRLS、RRSとして利用すること
が可能であるが、限られた車内スペース内にセンタスピ
ーカを最適に設置することが大きな問題となる。なお、
サブウーハについては、車内に標準的に設置されてはい
ないが、もっぱら低音領域を再生するために他のスピー
カほどその設置位置に厳格な制約は無く、その対応が容
易に図られるとともに車載用としても種々提供されてお
り容易に入手が可能である。
【0010】5.1チャンネルスピーカシステムにおい
ては、センタスピーカを自動車内のフロント側のほぼ中
央部に設置する必要がある。車載用センタスピーカは、
市販されているものもあるが、汎用されるスピーカでは
ないためにその種類も少ないといった状況にある。しか
も、自動車には、センタ部位にすでに各種の計器類、エ
アコンディショナの操作部或いは各種の音響装置等を搭
載したコンソールボックスが配置されており、ナビゲー
ション装置のモニタ或いはDVD再生装置に加えてセン
タスピーカをオプションとして設置することが極めて困
難である。
【0011】市販の車載用センタスピーカは、従来ダッ
シュボード上に設置されることが多いが、音響装置等と
の間の配線がむき出しとなるために見栄えを悪くすると
いった問題があった。車載用センタスピーカは、さらに
駆動用アンプを必要とするがその設置場所の確保も困難
であり、またこれに供給する電源配線も煩わしくかつ見
栄えを悪くするといった問題があった。したがって、従
来では、車載用センタスピーカの設置は一部のマニアに
おいてのみ設置されるにとどまっていた。換言すれば、
車載用の5.1チャンネルスピーカシステムは、その実
現について従来の車載搭載装置やダッシュボードの再設
計といった自動車の根本的な対応を必要とする。
【0012】ところで、後付で車載装置においては、そ
の電源をコンソールボックスに設けたシガーライタソケ
ット部から得ることが一般的であり、上述した先願公報
に記載のハンドフリー装置もそのスピーカの駆動電源を
シガーライタソケット部から得るようにしている。先願
公報に記載のハンドフリー装置は、このスピーカが既設
の音響装置等のスピーカシステムとは独立しており、従
来自動車には搭載されていない新規なスピーカシステム
を構築するものでは無い。
【0013】したがって、本発明は、車載音響装置と面
倒な配線を不要として接続され、限られた車内スペース
の最適な位置に簡易に設置されることにより既存のスピ
ーカとともにマルチチャンネルの音響再生を可能とする
車載ステレオ装置用センタスピーカ装置を提供すること
を目的に提案されたものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
本発明にかかる車載ステレオ装置用センタスピーカ装置
は、車載ステレオ音響装置から無線で供給されるセンタ
出力信号を受信する受信部と、受信したセンタ出力信号
を変換及び増幅するアンプと、センタ出力信号の再生音
響を放音するスピーカと、コンソールボックスに配置さ
れたシガーライタソケット部に装着されることによって
車載バッテリーからの電源供給を受けて受信部及びアン
プに対して駆動電源を供給する電源部とから構成され
る。
【0015】以上のように構成された本発明にかかる車
載ステレオ装置用センタスピーカ装置によれば、車内の
略中央部に設置されて既設の車載ステレオ音響装置等の
フロントスピーカ及びリアスピーカとともにマルチスピ
ーカシステムを構成する。車載ステレオ装置用センタス
ピーカ装置によれば、車載ステレオ音響装置と無線で接
続されることによって面倒な配線処理を不要として車内
に設置が可能とされるとともに、特に面倒な電源処理が
シガーライタソケット部を利用とすることによってその
対応が簡易に図られるようになる。車載ステレオ装置用
センタスピーカ装置によれば、コンソールボックスのシ
ガーライタソケット部に直接取り付けたりバックミラー
を利用して取り付けを行うことにより、車内の中央部に
設置される。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照して詳細に説明する。センタスピーカ装
置1は、図1及び図2に示すように、自動車2のコンソ
ールボックス3に設けられたシガーライタソケット部4
に設置されて既存のスピーカシステムとともに車内に
5.1チャンネルスピーカシステムを構成する。自動車
2には、詳細を省略するが車内の前方中央部に運転席と
助手席とを区分してコンソールボックス3が設置されて
おり、このコンソールボックス3にエアコンディショナ
の操作部や空気吹出し口或いはラジオ放送等の受信、テ
ープの再生或いはディスクの再生等を行うコンビネーシ
ョン音響機器等が組み込まれている。
【0017】自動車2には、コンビネーション音響機器
の再生出力用として、例えば左右フロントドアの内側或
いはダッシュボードの両側にそれぞれ1個ずつのフロン
トスピーカ5、6が設置されるとともに、リア側ダッシ
ュボードに左右それぞれ1個ずつのリアスピーカ7、8
が設置されている。例えば高級仕様の自動車2には、上
述した機器ばかりでなく、テレビジョン受像機やナビゲ
ーション装置或いは各種の画像再生装置等も搭載され、
これらの装置本体もコンソールボックス3に組み込まれ
る。コンソールボックス3には、さらにこれら各装置か
ら送出されるテレビ放送の受信画像やナビゲーション情
報或いは再生画像等を適宜切り替えて表示する共用のモ
ニタ9も組み込まれる。なお、テレビジョン受像機やナ
ビゲーション装置或いは画像再生装置等は、オプション
装置として後付で車内に設置する場合には、一般に助手
席の足下空間部等に装置本体を設置するとともにモニタ
がダッシュボード上に設置される。
【0018】自動車2においては、上述したようにナビ
ゲーション装置にDVDの再生機構を組み込み、また画
像再生装置としてDVD再生装置を搭載する検討が図ら
れている。自動車2においては、これらの装置の再生用
として従来のステレオ再生スピーカシステムに加えてセ
ンタスピーカ装置1を設置することによって、上述した
DVD出力等をより臨場感溢れるダイナミックな再生音
響として得る5.1チャンネルスピーカシステムが構成
される。スピーカシステムにおいては、センタスピーカ
装置1によって5kHz〜150kHzの中音帯域を再
生音響する。なお、スピーカシステムは、図示しないが
車内の適宜の位置にサブウーハが設置される。
【0019】センタスピーカ装置1は、その機能を充分
に発揮するために車内のフロント側中央部に設置するこ
とが好ましく、図2に示すようにコンソールボックス3
に設けられたシガーライタが脱着されるシガーライタソ
ケット部4を巧みに利用することによって好適に設置さ
れるとともにその駆動用電源も確保される。センタスピ
ーカ装置1は、例えば本体装置10からの再生音響を
5.1チャンネルスピーカシステムによって出力しない
ことで不要の場合には、シガーライタソケット部4から
取り外される。センタスピーカ装置1は、シガーライタ
をシガーライタソケット部4に対して挿脱操作する場合
と同様にして挿脱操作される。
【0020】センタスピーカ装置1は、詳細を後述する
が、図5に示すように本体装置10から例えば赤外線や
微弱電波等の無線によって音響信号や音声信号等のセン
タ再生信号が供給され、このセンタ再生信号に基づく再
生音響を内蔵スピーカ11から放音するようにする。セ
ンタスピーカ装置1は、図3に示すように、前面12a
を内蔵スピーカ11の放音面としたスピーカ筐体12を
備え、その背面12bに接続プラグ13が一体に突設さ
れてなる。センタスピーカ装置1には、スピーカ筐体1
2の側面12cに赤外線信号受信部14が設けられてい
る。センタスピーカ装置1は、スピーカ筐体12が、そ
の前面12aの大きさを約10cm角とされた小型であ
るために、シガーライタソケット部4を介してコンソー
ルボックス3に設置された場合においても運転に支障を
きたすおそれは無い。
【0021】接続プラグ13は、シガーライタのプラグ
部分と同様の構成であるために詳細を省略するが、スピ
ーカ筐体12の背面12bに片持ち支持された絶縁筒部
13aと、この絶縁筒部13aの先端部に露呈された第
1の電極13bと、外周部に接触部を露呈されて絶縁筒
部13aの内部に設けられた金属弾性片からなる第2の
電極13cとから構成される。接続プラグ13は、絶縁
筒部13aの外径がシガーライタソケット部4のソケッ
ト孔よりもやや小径とされ、第2の電極13cを内方へ
と弾性変位させながらソケット孔内へと差し込まれる。
【0022】接続プラグ13は、シガーライタソケット
部4の所定位置まで差し込まれた状態において、第2の
電極13cが初期状態に弾性復帰してソケット孔の内周
壁に形成された電極部と嵌合して電気的に接続されると
ともに機械的に保持される。接続プラグ13は、第1の
電極13bがソケット孔の底部に設けられた電極部と接
触して電気的接続が図られる。接続プラグ13は、これ
によって自動車2に搭載されたバッテリーからの電源が
供給され、各部に対して電源を供給する電源部を構成す
る。
【0023】センタスピーカ装置1については、上述し
た一体型ばかりでなく、例えば図4に示すように本体部
15に対して電源端子部16を電源コード17によって
接続したセパレート型として構成してもよい。かかるセ
パレート型センタスピーカ装置1は、本体部15が車内
の略中央部の適宜の位置に設置されるとともに、電源端
子部16の接続プラグ13が上述したようにシガーライ
タソケット部4のソケット孔に差し込まれる。セパレー
ト型センタスピーカ装置1は、これによって接続プラグ
13がシガーライタソケット部4に保持されるとともに
バッテリーからの電源供給を受けるようにする。
【0024】センタスピーカ装置1は、詳細を省略する
がスピーカ筐体12に適宜のクランパ部材18を設ける
ようにしてもよい。センタスピーカ装置1は、図5に示
すように本体部15がバックミラー19の背面に位置さ
れ、クランパ部材18を介して取り付けられる。センタ
スピーカ装置1は、バックミラー19に取り付けられる
ことによって車内のフロント側中央部に配置されること
で、その機能が充分に発揮されるようになる。センタス
ピーカ装置1は、電源コード17の引回し方によっては
同図に示すようにフロントガラスを縦断することもある
が、本体部15をバックミラー19の背面に設置するこ
とで運転に支障を与えることは無い。センタスピーカ装
置1は、例えばサンバイザー等を利用して電源コード1
7を側面側へと引き回すことにより、フロントガラスの
縦断を回避されるようにしてもよい。
【0025】センタスピーカ装置1は、上述した内蔵ス
ピーカ11とともに、図6に示すように、赤外線信号受
信部14と、デコーダ20と、ボリュームコントローラ
21と、パワーアンプ22及び各部に対して必要な電源
を供給する電源回路23等がスピーカ筐体12に内蔵さ
れている。センタスピーカ装置1は、本体装置10の赤
外線発信部24から送信された赤外線信号の再生音響を
赤外線信号受信部21によって受信する。センタスピー
カ装置1は、この赤外線信号がデコーダ20において音
響信号等にデコードされて、ボリュームコントロール信
号とともにボリュームコントローラ21へと供給され
る。センタスピーカ装置1は、ボリュームコントロール
信号に基づいてボリュームコントローラ21においてボ
リューム調整された音響信号等がパワーアンプ22に供
給され、所定の音量で内蔵スピーカ11から放音され
る。
【0026】センタスピーカ装置1には、上述したよう
に本体装置10の赤外線発信部24からセンタ出力信号
が送信される。本体装置10においては、例えば図7に
示すようにDVD再生部25においてDVDの再生を行
うと、再生音響信号等をデジタル5.1チャンネルデコ
ーダ26に供給して左右のフロント出力信号と、左右の
リア出力信号と、サブウーハ出力信号及びセンタ出力信
号とにデコードする。
【0027】本体装置10においては、フロント出力信
号と、リア出力信号及びサブウーハ出力信号とを車内に
設置した既存の左右のフロントスピーカ5、6と、左右
のリアスピーカ7、8及びサブウーハとに出力して放音
する。本体装置10においては、センタ出力信号をエン
コーダ27に供給して赤外線出力信号にエンコードした
後に、赤外線発信部24からセンタスピーカ装置1に向
けて発信する。
【0028】センタスピーカ装置1は、上述したように
コンソールボックス3に設けられたシガーライタソケッ
ト部4に直接装着されたり、バックミラー19に取り付
けられたりする。したがって、センタスピーカ装置1
は、コンソールボックス3に組み込まれた本体装置10
と近接して設置され、またその間に遮蔽物が存在するこ
とも無いことから、本体装置10の赤外線発信部24か
ら発信された赤外線出力信号を、赤外線信号受信部14
において確実に受信する。
【0029】上述した実施の形態においては、センタス
ピーカ装置1と本体装置10との間を赤外線により無線
接続するようにしたが、電波接続するようにしてもよい
ことは勿論である。かかる電波接続システムにおいて
は、センタスピーカ装置1側に赤外線信号受信部14に
代えてアンテナを含む電波受信部が設けられ、本体装置
10側に赤外線発信部24に代えてアンテナを含む電波
送信部が設けられる。センタスピーカ装置1と本体装置
10とは、互いに近接して配置されることから、簡易で
かつ廉価な微弱電波を利用した接続が行われる。
【0030】センタスピーカ装置1と本体装置10と
は、上述した赤外線による無線接続を行う場合には赤外
線の直進特性から、赤外線信号受信部14と赤外線発信
部24とを互いに対向するようにして配置する必要があ
る。センタスピーカ装置1と本体装置10とは、上述し
た微弱電波による無線接続を行う場合には電波受信部と
電波送信部とを特に対向して配置するといった配慮は不
要である。
【0031】上述した実施の形態においては、本体装置
10から供給されるセンタ再生信号のボリュームコント
ロール信号に基づいてボリュームコントローラ21によ
りボリューム調整された再生音響等が内蔵スピーカ11
から放音されるように構成したが、図8に示すようにセ
ンタスピーカ装置1に対して本体装置10からあらかじ
めボリューム調整されたセンタ再生信号を供給するよう
にしてもよい。本体装置10は、デジタル5.1チャン
ネルデコーダ26から出力されるセンタ再生信号に対し
てボリューム調整するボリュームコントローラ28が備
えられている。
【0032】したがって、本体装置10は、あらかじめ
ボリューム調整を施したセンタ再生信号を赤外線発信部
24からセンタスピーカ装置1に供給する。センタスピ
ーカ装置1は、同図に示すようにボリュームコントロー
ラ21が不要とされ、内蔵スピーカ11から所定のボリ
ュームでセンタ再生信号に基づく再生音響を放音する。
【0033】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明にか
かる車載ステレオ装置用センタスピーカ装置によれば、
面倒な配線処理を不要として車内の略中央部に簡易に設
置することが可能であるとともに必要な電源もシガーラ
イタソケット部から得て、車載ステレオ音響装置から無
線で供給されるセンタ再生音響に基づく音響信号を内蔵
したスピーカから放音する。したがって、車載ステレオ
装置用センタスピーカ装置は、既設の車載ステレオ音響
装置のフロントスピーカとバックスピーカとともにマル
チスピーカシステムを構成し、マルチチャンネル対応の
車載ステレオ音響装置から供給される再生音響を車内に
おいて忠実に放音することを可能とする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるセンタスピーカ装置を搭載して
マルチスピーカシステムが構成された自動車の説明図で
ある。
【図2】同センタスピーカ装置が装着されるコンソール
ボックスの説明図である。
【図3】同一体型センタスピーカ装置の斜視図である。
【図4】他の実施の形態として示すセパレータ型センタ
スピーカ装置の斜視図である。
【図5】同セパレータ型センタスピーカ装置の設置例と
して、本体部をバックミラーの背面に取り付けた状態の
説明図である。
【図6】同センタスピーカ装置の構成を説明するブロッ
ク図である。
【図7】デジタル5.1チャンネルの出力部を説明する
ブロック図である。
【図8】他の実施の形態として示す電波接続型センタス
ピーカ装置と本体装置とを説明するブロック図である。
【図9】デジタル5.1チャンネルスピーカシステムの
説明図である。
【符号の説明】
1 センタスピーカ装置、2 自動車、3 コンソール
ボックス、4 シガーライタソケット部、5 フロント
スピーカ、6 フロントスピーカ、7 リアスピーカ、
8 リアスピーカ、9 モニタ、10 本体装置、11
内蔵スピーカ、12 スピーカ筐体、13 接続プラ
グ、14 赤外線信号受信部、15 本体部、16 電
源端子部、17 電源コード、19 バックミラー、2
0 デコーダ、21 ボリュームコントローラ、22
パワーアンプ、23 電源回路部、24 赤外線発信部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車載ステレオ音響装置から無線で供給さ
    れるセンタ出力信号を受信する受信部と、受信した上記
    センタ出力信号を変換及び増幅するアンプと、 上記センタ出力信号の再生音響を放音するスピーカと、 コンソールボックスに配置されたシガーライタソケット
    部に装着されることによって車載バッテリーからの電源
    供給を受け、上記受信部及びアンプに対して駆動電源を
    供給する電源部とから構成され、 車内の略中央部に設置されて上記車載ステレオ音響装置
    のフロントスピーカ及びリアスピーカとともにスピーカ
    システムを構成することを特徴とする車載ステレオ装置
    用センタスピーカ装置。
  2. 【請求項2】 スピーカ筐体を備え、上記スピーカを上
    記スピーカ筐体の前面側に配置し、上記受信部及びアン
    プを収納してなる本体部と、 上記スピーカ筐体の背面から一体に突出された接続プラ
    グとから構成され、 上記接続プラグを上記シガーライタソケット部に差し込
    んで接続することにより上記車載バッテリーからの電源
    供給を受けるとともに上記シガーライタソケット部に支
    持されて車内の略中央部に配置されることを特徴とする
    請求項1に記載の車載ステレオ装置用センタスピーカ装
    置。
  3. 【請求項3】 スピーカ筐体を備え、上記スピーカを上
    記スピーカ筐体の前面側に配置し、上記受信部及びアン
    プを収納してなる本体部と、 上記本体部から引き出され、先端部に接続プラグを設け
    た電源コードとから構成され、 上記本体部が車内の略中央部に配置されるとともに、上
    記接続プラグが上記シガーライタソケット部に差し込ま
    れて接続されることにより上記本体部の各部に電源が供
    給されることを特徴とする請求項1に記載の車載ステレ
    オ装置用センタスピーカ装置。
  4. 【請求項4】 上記本体部がバックミラーの背面に取り
    付けられることを特徴とする請求項3に記載の車載ステ
    レオ装置用センタスピーカ装置。
  5. 【請求項5】 上記受信部は、上記車載ステレオ音響装
    置から無線で供給されるセンタ出力信号と、このセンタ
    出力信号とともに供給されるボリュームコントロール信
    号とを受信し、 上記ボリュームコントロール信号が上記回路部に設けら
    れたボリュームコントロール回路に供給されて、上記内
    蔵スピーカから放音される上記センタ出力信号の再生音
    響の音量が調整されることを特徴とする請求項1に記載
    の車載ステレオ装置用センタスピーカ装置。
  6. 【請求項6】 上記受信部は、上記車載ステレオ音響装
    置から音量レベルを調整されて供給される上記センタ出
    力信号を受信し、このセンタ出力信号の再生音響を上記
    回路部を介して上記内蔵スピーカから放音させることを
    特徴とする請求項1に記載の車載ステレオ装置用センタ
    スピーカ装置。
JP2000251491A 2000-08-22 2000-08-22 車載ステレオ装置用センタスピーカ装置 Pending JP2002064896A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000251491A JP2002064896A (ja) 2000-08-22 2000-08-22 車載ステレオ装置用センタスピーカ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000251491A JP2002064896A (ja) 2000-08-22 2000-08-22 車載ステレオ装置用センタスピーカ装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002064896A true JP2002064896A (ja) 2002-02-28

Family

ID=18740890

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000251491A Pending JP2002064896A (ja) 2000-08-22 2000-08-22 車載ステレオ装置用センタスピーカ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002064896A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20040023349A (ko) * 2002-09-11 2004-03-18 현대모비스 주식회사 차량용 a/v 시스템
WO2009025031A1 (ja) * 2007-08-21 2009-02-26 Pioneer Corporation 音響再生システム、記録媒体及び電子情報提供システム

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20040023349A (ko) * 2002-09-11 2004-03-18 현대모비스 주식회사 차량용 a/v 시스템
WO2009025031A1 (ja) * 2007-08-21 2009-02-26 Pioneer Corporation 音響再生システム、記録媒体及び電子情報提供システム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20030063756A1 (en) Vehicle communication system
JP4322680B2 (ja) 複数チャネル・ワイヤレス通信システム
US20080077323A1 (en) Navigation system with radio transmitter
US9628894B2 (en) Audio entertainment system for a vehicle
EP1886876B1 (en) Onboard audio visual system
JPH06309854A (ja) 音声信号転送機能付きカーマウントアダプター
JPH0236698A (ja) 車両用オーディオ装置
US20060050894A1 (en) Entertainment system
US20100226506A1 (en) Headrest sound system
JP2002064896A (ja) 車載ステレオ装置用センタスピーカ装置
EP1721784B1 (en) Vehicular entertainment module
JP2005047479A (ja) 車載用5チャンネルオーディオ装置
GB2280332A (en) Intercom adaptor for in-car audio system
JP4600948B2 (ja) 車載用音響再生装置
JPH10274542A (ja) 車載用音響装置
JPS6225536B2 (ja)
KR100260305B1 (ko) 마이크로폰을 구비한 차량용 인사이드미러
KR20050049773A (ko) 차량용 오디오시스템의 오디오신호 출력장치
JP2600533Y2 (ja) 車載用音響再生システム
JP2003151704A (ja) 車載用変換プラグ装置
JP2002345099A (ja) スピーカ装置
JP5542587B2 (ja) 車載用信号処理装置及び車載用アンテナ
CN111405420A (zh) 一种车辆音响系统、控制方法及车辆
KR19980072471A (ko) 차량용 av시스템
KR20040088248A (ko) 매체별 개별청취가 가능한 카오디오 장치

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070302

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080909

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081031

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20081216