JP2002064743A - 撮像装置 - Google Patents

撮像装置

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JP2002064743A
JP2002064743A JP2000250687A JP2000250687A JP2002064743A JP 2002064743 A JP2002064743 A JP 2002064743A JP 2000250687 A JP2000250687 A JP 2000250687A JP 2000250687 A JP2000250687 A JP 2000250687A JP 2002064743 A JP2002064743 A JP 2002064743A
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JP2000250687A
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Noriyuki Nobuyuki
宣之 沖須
Keiji Tamai
啓二 玉井
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Minolta Co Ltd
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Minolta Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 被写体を照射する照明器具の照度が変化して
も、撮影される被写体の画像間に露出レベルの差が生じ
ることを防止することができ、ひいては多重画像処理を
良好に行うことが可能なデジタルカメラの提供を課題と
する。 【解決手段】 同一の被写体を複数回撮影する撮像素子
3と、前記被写体を照射している照明器具の照度明暗周
期の正整数倍の時間間隔で、被写体の撮影が行われるよ
うに前記撮像素子3を制御する撮影タイミング制御部2
4と、前記撮像素子3に撮影された前記被写体の画像を
撮影ごとに一時的に記憶する画像記憶部22と、該画像
記憶部22に記憶された複数の画像を合成することによ
り一の合成画像を作成する画像合成部23とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、多重画像撮影機
能を有するデジタルカメラ等の撮像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】複数の画像を合成することにより一枚の
合成画像を作成する多重画像処理を行うために、撮影条
件の異なる複数の撮影を行う多重画像撮影機能を有する
デジタルカメラが、従来より知られている。
【0003】ところで、上述の多重画像撮影によって取
得された複数の画像に露出レベルの差があると、合成処
理後の画像が明るくなりすぎたり、暗くなり過ぎたり、
あるいは白飛びや黒潰れが発生して、良好な合成画像を
得ることができない場合がある。
【0004】このため、従来の上記のようなデジタルカ
メラでは、絞り、シャッタースピード(撮像素子の積分
時間)、撮像素子の感度等を変えることなく多重画像撮
影を行っていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
デジタルカメラでは、被写体に対する照度が変化した場
合は、絞り、シャッタースピード等の条件を一定にして
も、各画像間に露出レベルの差が生じ、良好な合成画像
を得ることができないという問題があった。そして、こ
のような被写体に対する照度変化は、被写体を照射する
照明器具が問題になっている場合が多い。
【0006】この発明は、上述の問題に鑑みてなされて
ものであって、被写体を照射する照明器具の照度が変化
しても、取得された画像間に露出レベルの差が生じるこ
とを防止することができ、ひいては多重画像処理を良好
に行うことが可能な撮像装置の提供を課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題は、撮影条件の
異なる複数の撮影を行う撮像手段と、被写体を照射して
いる照明器具の照度明暗周期の正整数倍ごとに前記撮影
が行われるように前記撮像手段を制御する撮影タイミン
グ制御手段と、を備えていることを特徴とする撮像装置
によって解決される。
【0008】この撮像装置によれば、前記被写体を照射
している照明器具の照度明暗周期の正整数倍ごとに被写
体の撮影が行われるので、取得された画像間に露出レベ
ルの差が生じることを防止することができる。つまり、
照明器具の照度は、図4に示すような態様で変化するの
で、その照度明暗周期の正整数倍ごとに被写体の撮影が
行われるように撮像手段を制御すれば、照明器具の被写
体に対する照度が同じときに被写体が撮影され、取得さ
れた各画像の露出レベルは一定となる。
【0009】
【発明の実施の形態】図1は、この発明の一実施形態に
係る撮像装置としてのデジタルカメラを示す外観斜視図
であり、また、図2は、同デジタルカメラの背面図であ
る。
【0010】図1、2において、デジタルカメラ1にお
けるカメラ本体1Aの前面には、撮像レンズ2が装備さ
れている他に、前面上部には、ファインダ窓5および照
度変化モニター用窓10などが設けられており、カメラ
本体1Aの内部には、上記撮像レンズ2による光学像を
受光して光電変換する撮像素子3(この実施形態ではC
CDが用いられている)が配設されている。そして、前
記撮像素子3を含んで撮像手段が構成されている。
【0011】また、カメラ本体1Aの上面には、レリー
ズ(シャッター)ボタン4、撮影モード設定キー8およ
び液晶パネル9などが設けられている。カメラ本体1A
の側面には、記憶メディア6が挿脱可能に挿入される挿
入口7が形成されている。撮影モード設定キー8は、撮
影者が液晶パネル9の表示内容を見ながら、絞り優先、
シャッタースピード優先などの露光条件の設定、マクロ
撮影の切り替え、ホワイトバランスモードの切り替え、
さらにズームの設定などを行うものである。
【0012】また、カメラ本体1Aの背面には、ライブ
ビュー表示用の液晶モニタ103および画像処理モード
設定キー102などが設けられている。この画像処理モ
ード設定キー102は、撮影者が前記液晶モニタ103
の表示内容を見ながら、多重画像処理モードや通常モー
ドの選択のほか、照度変化対策の設定などを行うことが
できる。
【0013】ところで、多重画像処理とは、異なる撮影
条件の下、撮像素子2により撮影された複数の画像を合
成することによって、一の高画質な合成画像を作成する
処理のことをいう。
【0014】例えば、特許2635917号などに示さ
れるように、いわゆる画素ずらし法と呼ばれるもので、
撮像素子2の位置を少しずつずらしながら被写体を撮影
することにより複数の画像を取得し、それらの画像を用
いて一の高解像度の画像を得る手法が知られている(高
解像度モード)。
【0015】また、特許2883648号や、「多焦点
画像の回転を考慮したレジストレーションと任意焦点画
像の逆フィルタ法による高速再構成(信学技法IE99-25
(1999-07))」等に示されるように、合焦位置を変えな
がら被写体を撮影することにより複数枚の画像を取得
し、それらの画像を用いて全焦点画像や背景ぼけを強調
した画像を得る手法が知れている(ぼけコントロールモ
ード)。
【0016】さらに、手ぶれの可能性があるシャッター
スピードTsで撮影する場合に、Ts/nのシャッター
スピードでn枚撮影し、それらn枚の画像を加算するこ
とにより、手ぶれのない画像を得る手法がある(ぶれ封
じモード)。なお、前記撮影枚数nは、手ぶれが生じな
いような値に設定するのが望ましい。
【0017】上記いずれのモードも、取得された複数の
画像間で露出レベルに大きな差があると、合成後の画像
が明るくなり過ぎたり、暗くなり過ぎたり、あるいは白
とびや黒潰れが発生したりする。このような場合は、事
前に露出レベルの補正を行えばよいが、演算が複雑にな
り時間も余分にかかる。このため、絞り、シャッタース
ピード(CCDの積分時間)、CCD感度は変えずに複
数画像を撮影している。しかし、蛍光灯のように商用電
源周波数で照度が大きく変化するような照明器具の下で
撮影する場合には、取得された画像間に露出レベルに差
が発生する。本発明は、このような照明器具の照度変化
がある状況でも取得された画像間に露出レベルの差が生
じることを防止することができるようにする。
【0018】なお、このデジタルカメラ1は、通常のも
のと同様に、撮像素子2による撮影画像を記録メディア
6に記録することが可能であり、また、多重画像処理モ
ード設定時に実行される多重画像処理機能を有してい
る。もとより、多重画像処理モードを設定することな
く、自動的に多重画像処理機能が実行されるように構成
してもよい。
【0019】図3は、上記デジタルカメラ1の電気的構
成を示すブロック図で、細矢印は制御データの流れを、
太矢印は画像データの流れをそれぞれ示している。
【0020】このデジタルカメラ1は、カメラ全体を制
御するCPU20、撮像素子3によるアナログ画像信号
をデジタル画像信号に変換するA/D変換部21、デジ
タル画像信号に変換された複数の画像を一時的に記憶す
るRAM等の画像記憶部22、複数の画像を合成するこ
とにより一の合成画像を作成する多重画像処理を行う画
像合成部23などを有している他に、撮像素子3の撮影
タイミング(積分タイミング)を制御する撮影タイミン
グ制御部24、撮像素子3の位置を制御する撮像素子位
置制御部25、撮影レンズ2を駆動せしめる撮影レンズ
駆動部26、撮像素子3の各撮影時間を制御する撮影時
間制御部27、被写体を照射する照明器具の照度変化を
検出する照度変化検出部28などを備えている。
【0021】前記撮像素子位置制御部25は、圧電素子
等で構成された駆動部を有し、多重画像処理モードにお
ける高解像度モードが設定されている場合に、撮影ごと
に撮像素子3の位置を少しずつずらすように制御するも
のである。
【0022】前記撮影レンズ駆動部26は、撮影レンズ
2を駆動せしめて被写体に合焦させるもので、特に多重
画像処理モードにおいて、ぼけコントロールモードが設
定されている場合は、撮影ごとに主被写体または従被写
体に合焦させるように撮影レンズ2を駆動する。
【0023】前記照度変化検出部28は、上述のように
被写体を照射する照明器具の照度変化を検出するもので
あり、フォトダイオード等の光電変換素子を有してい
る。
【0024】図4(a)は照明器具の照度変化を示すも
ので、このような状況下にフォトダイオード等の光電変
換素子を置き、その出力をモニターすると、図4(b)
のように、照明器具の照度明暗周期Tと同じ周期で出力
が変化する。従って、モニターしている出力が周期的に
変化しているか否かを検出することによって、照明器具
の照度が周期的に変化しているか否かを検出することが
できる。この照度明暗周期Tの測定方法としては、例え
ば、モニターしている出力が閾値Shを正の方向に越え
る時間を測定し、その間隔を計算すればよい。この間隔
が一定であれば、照明器具の照度が周期的に変化してい
ることになる。
【0025】従って、照度変化検出部28において、そ
の照明器具の照度変化を検出した上で、CPU20にお
いて、その照度出力が所定のしきい値Shを正の方向に
越える時刻を測定し、その時間間隔を算出することによ
って、照明器具の照度明暗周期Tを求める。この照度明
暗周期Tは、例えば、東日本では周波数f=50HZなの
でT=1/2f=1/100Sとなり、西日本では周波
数f=60HZなのでT=1/2f=1/120Sとな
る。
【0026】前記撮影タイミング制御部24は、前記照
度明暗周期Tに基づいて、撮像素子3の撮影タイミング
を制御するものである。つまり、図5(b)に示すよう
に、第1の撮影が時刻T1で行われるように撮像素子3
を制御し、続いて第2の撮影が第1の撮影の開始から照
度明暗周期T経過後の時刻T2で行われるように撮像素
子3を制御するというように、各撮影が照度明暗周期T
ごとの撮影タイミングで行われるように撮像素子3を制
御する。
【0027】前記撮影時間制御部27は、各撮影タイミ
ングにおける撮影時間が一定となるように撮像素子3を
制御する。
【0028】ところで、図5(a)に示すように、第1
の撮影を時刻T’1の撮影タイミングで行い、続いて第
2の撮影を第1の撮影の開始からランダムな時間経過後
の時刻T’2で行うと(各撮影時間t’1、t’2は同
一とする)、第1の撮影での総照度が第2の総照度より
大きいので、第1の画像の露出レベルが第2の画像の露
出レベルより大きくなってしまう。しかしながら、上述
のように各撮影を照度明暗周期Tごとに行うものとすれ
ば、各撮影における照明器具の被写体に対する照度はそ
れぞれ等しくなるので、前記撮影時間制御部27により
撮像素子3の各撮影時間t1,t2、・・・、tnを同
一にすれば、各撮影における照明器具の被写体に対する
総照度も等しくなり、撮影された被写体の各画像の露出
レベルを一定にすることができる。なお、各撮影におけ
る照明器具の被写体に対する総照度は、図5(a)
(b)の斜線部面積に相当する。
【0029】次に、上記構成のデジタルカメラ2の動作
を説明する。以下の説明および図面では「ステップ」を
「S」と略記する。
【0030】なお、使用者は、撮影前に撮影モード設定
キー8と液晶パネルにより絞り優先、シャッタースピー
ド優先といった露出条件の設定や、ホワイトバランスモ
ードの切り替えなどの設定を行う。また、画像処理モー
ド設定キー102と液晶モニタ103により多重画像処
理モードの設定や照度変化対策の設定を行う。これらの
各モードの設定内容は以下の表1の通りである。
【0031】
【表1】
【0032】まず、図6に示すように、S1にて、CP
U20がレリーズボタン4が押されているか否かを判定
し、押されていない場合は(S1にてNO)、リターン
する一方、押されている場合は(S1にてYES)、S
2に進み、CPU20によりその時の撮影モードおよび
画像処理モードを読み込んで記憶し、S3に進む。
【0033】S3では、画像を記録するための記録メデ
ィア6の容量が十分であるか否かを判定し、記録メディ
ア6の容量が十分でない場合は(S3でNO)、S1に
リターンする一方、記録メディア6の容量が十分である
場合は(S3でYES)、S4に進み、多重画像処理モ
ードが設定されているか否かを判定し、多重画像処理モ
ードが設定されていない場合は(S4でNO)、S5に
進む。
【0034】S5では、被写体を撮影するべく撮像素子
3において露光積分を行い、S6に進み、撮像素子3か
ら画像データを読み出し、S7に進む。S7では、読み
出された画像データをパイプライン方式でA/D変換部
21でデジタルデータに変換した上で画像記憶部22に
一時記憶し、S8に進み、画像記憶部22の画像データ
を読み出して記録メディア6に記録したあと、次の撮影
に移るべくS1にリターンする。
【0035】一方、上述のS4で多重画像処理モードが
設定されている場合は(S4でYES)、S9に進み、
照度変化対策が設定されているか否かを判定し、照度変
化対策が設定されていない場合は(S9でNO)、S1
2に進む。
【0036】また、照度変化対策モードが設定されてい
る場合は(S9でYES)、S10に進み、照度変化検
出部28により照明器具の被写体に対する照度変化の有
無を検出する。CPU20は、照度が変化しているか否
かを判定し、照度が変化していないと判定した場合は
(S10でNO)、S12に進む一方、照度が変化して
いると判定した場合は(S10でYES)、S11に進
み、前記照度変化検出部28により検出した照度変化に
基づいてCPU20は照度明暗周期Tを算出してこれを
記憶し、S12に進む。
【0037】S12では、多重画像処理モードのうち、
高解像度モード、ぼけコントロールモード、ぶれ封じモ
ードのいずれのモードが設定されているかを判別し、高
解像度モードが設定されている場合は、S14に進み、
ぼけコントロールモードが設定されている場合は、S2
3に進み、ぶれ封じモードが設定されている場合は、S
31に進む。 [高解像度モードの場合]図7に示すように、S14で
は、 撮影レンズ駆動部26により被写体に合焦させる
にように撮影レンズ2を駆動し、S15に進む。
【0038】S15では、撮像素子位置制御部25によ
り第1の所定位置に設定されるように撮像素子3を制御
し、S16に進み、被写体を撮影するべく撮像素子3に
おいて露光積分を行い、S17に進む。このとき、撮影
時間制御部27により各撮影時間(露光積分時間)が一
定となるように撮像素子3の露光積分時間を制御する。
【0039】S17では、撮像素子3から画像データを
読み出し、S18に進み、読み出された画像データをパ
イプライン方式でA/D変換部21でデジタルデータに
変換した上で画像記憶部22に一時記憶し、S19に進
む。
【0040】S19では、撮影枚数がS23で算出され
た撮影可能枚数に達しているか否かを判定し、撮影可能
枚数に達していない場合は(S19でNO)、S15に
戻る一方、撮影可能枚数に達している場合は(S19で
YES)、S20に進む。
【0041】S15に戻った場合は、撮像素子位置制御
部25により第2の位置に設定されるように撮像素子3
を制御したあと、上述と同じようにS16に進み、S1
9で撮影枚数が撮影可能枚数に達するまでS15〜S1
9のルーチンを繰り返す。このとき、撮影タイミング制
御部24により撮影が照度明暗周期Tごとの撮影タイミ
ングで行われるようにように撮像素子3を制御する。
【0042】S20では、画像記憶部22に記憶されて
いる全ての画像データを読み出して、画像合成部23に
より高解像度処理を行うことにより良好な一の合成画像
を作成し、S21に進み、その合成画像を記録メディア
6に記録したあと、次の撮影に備えるべくS1にリター
ンする。 [ぼけコントロールモードの場合]図8に示すように、
S23では、撮影レンズ駆動部26により被写体の中心
である主被写体に合焦させるにように撮影レンズ2を駆
動し、S24に進む。
【0043】S24では、被写体を撮影するべく撮像素
子3において露光積分を行い、S25に進む。このと
き、撮影時間制御部27により各撮影時間が一定となる
ように撮像素子3の露光積分時間を制御する。
【0044】S25では、撮像素子3から画像データを
読み出し、S26に進み、読み出された画像データをパ
イプライン方式でA/D変換部21でデジタルデータに
変換した上で画像記憶部22に一時記憶し、S27に進
む。
【0045】S27では、撮影枚数がS23で算出され
た撮影可能枚数に達しているか否かを判定し、撮影可能
枚数に達していない場合は(S27でNO)、S23に
戻る一方、撮影可能枚数に達している場合は(S27で
YES)、S28に進む。
【0046】S23に戻った場合は、撮影レンズ駆動部
26により主被写体以外の第1の従被写体に合焦させる
にように撮影レンズ2を駆動し、上述と同じようにS1
6に進み、S19で撮影枚数が撮影可能枚数に達するま
でS15〜S19のルーチンを繰り返す。このとき、撮
影タイミング制御部24により撮影が照度明暗周期Tご
との撮影タイミングで行われるように撮像素子3の撮影
タイミングを制御する。また、上述のS15〜S19の
ルーチンにおいて、撮影レンズ駆動部26により撮影レ
ンズ2を駆動する場合、主被写体以外の従被写体に合焦
させるのが望ましい。
【0047】S28では、画像記憶部22に記憶されて
いる全ての画像データを読み出して、画像合成部23に
よりぼけコントロール処理を行うことにより良好な一の
合成画像を作成し、S21に進み、その合成画像を記録
メディア6に記録したあと、次の撮影に備えるべくS1
にリターンする。 [ぶれ封じモードの場合]図9に示すように、S31で
は、撮影レンズ駆動部26により被写体に合焦させるに
ように撮影レンズ2を駆動し、S32に進む。
【0048】S32では、被写体を撮影するべく撮像素
子3において露光積分を行い、S33に進む。このと
き、撮影時間制御部27により各撮影時間が一定となる
ように撮像素子3の露光積分時間を制御する。ここで
は、その露光積分時間はTs/nである(Ts:手ぶれ
の可能性があるシャッタースピード)。
【0049】S33では、撮像素子3から画像データを
読み出し、S34に進み、読み出された画像データをパ
イプライン方式でA/D変換部21でデジタルデータに
変換した上で画像記憶部22に一時記憶し、S35に進
む。
【0050】S35では、撮影枚数がS30で算出され
た必要枚数nに達しているか否かを判定し、必要枚数n
に達していない場合は(S35でNO)、S32に戻る
一方、必要枚数nに達している場合は(S35でYE
S)、S28に進む。
【0051】S32に戻った場合は、被写体を撮影する
べく撮像素子3において露光積分を行い、上述と同じよ
うにS33に進み、S35で撮影枚数が必要枚数nに達
するまでS32〜S35のルーチンを繰り返す。このと
き、撮影タイミング制御部24により撮影が照度明暗周
期Tごとの撮影タイミングで行われるように撮像素子3
を制御する。
【0052】S36では、画像記憶部22に記憶されて
いる全ての画像データを読み出して、画像合成部23に
より加算処理を行うことにより良好な一の合成画像を作
成し、S37に進み、その合成画像を記録メディア6に
記録したあと、次の撮影に備えるべくS1にリターンす
る。
【0053】このように、このデジタルカメラ1は、前
記被写体を照射している照明器具の照度明暗周期に基づ
いて前記撮像素子3の撮影タイミングを制御するので、
撮影される被写体の画像間に露出レベルの差が生じるこ
とを防止することができ、ひいては多重画像処理を良好
に行うことが可能となる。
【0054】なお、この実施形態では、被写体の撮影を
照度明暗周期Tごとの撮影タイミングで行うものとした
が、2T、3Tなどの撮影タイミングで行ってもよく、
要は、被写体の撮影を照度明暗周期Tの整数倍ごとの撮
影タイミングで行うものであればよい。
【0055】また、多重画像処理モードとして、高解像
度モード、ぼけコントロールモードおよびぶれ封じモー
ドの三つのモードを例示したが、複数の画像を合成する
ことにより一の良好な画像を作成するものであれば、そ
の他の処理モードを用いても良い。
【0056】また、撮影タイミングを制御する撮影タイ
ミング制御部と、撮影時間を制御する撮影時間制御部と
は別体なものしたが一体なものとしてもよい。
【0057】また、前記被写体を照射している照明器具
の照度変化を検出する照明変化検出部28と、該照度変
化検出手段により検出された照度変化に基づいて照明器
具の照度明暗周期を算出する演算部(CPU20)と備
えるものとし、自動で撮影タイミングを設定するものと
したが、デジタルカメラ1の使用者が照明状況を判断し
て手動で撮影タイミングを設定するものとしてもよい。
ただ、自動で撮影タイミングを設定する方が、照度明暗
周期が自動的に算出されるので、各画像間に露出レベル
の差が生じることをより簡単かつ確実に防止することが
できるので望ましい。
【0058】また、撮像手段によって撮像された複数の
画像を合成することにより、一枚の画像を作成する画像
合成部23を備えるものとし、撮像装置としてのデジタ
ルカメラにより多重画像処理を行う場合を示したが、デ
ジタルカメラで撮影した複数の画像をデジタルカメラと
は別のコンピュータ等の画像処理装置で合成する構成で
あってもよい。撮像装置としてのデジタルカメラにより
多重画像処理を行う場合は、一の撮像装置により画像の
取得から合成画像の作成まで行うことができ便利であ
る。
【0059】
【発明の効果】この発明によれば、前記被写体を照射し
ている照明器具の照度明暗周期の正整数倍ごとに被写体
の撮影が行われるので、取得された画像間に露出レベル
の差が生じることを防止することができる。つまり、照
明器具の照度は、図4に示すように、略正弦半波が連続
した態様で変化するので、その照度明暗周期の正整数倍
ごとに被写体の撮影が行われるように撮像手段を制御す
れば、照明器具の被写体に対する照度が同じときに被写
体が撮影され、取得された各画像の露出レベルは一定と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態に係るデジタルカメラを
示す外観斜視図である。
【図2】図1のデジタルカメラを示す背面図である。
【図3】図1のデジタルカメラの電気的構成を示すブロ
ック図である。
【図4】照明器具の照度変化を示す図である。
【図5】デジタルカメラの撮影タイミングを示す図であ
る。
【図6】図1のデジタルカメラの動作を示す第1のフロ
ーチャート図である。
【図7】図1のデジタルカメラの動作を示す第2のフロ
ーチャート図である。
【図8】図1のデジタルカメラの動作を示す第3のフロ
ーチャート図である。
【図9】図1のデジタルカメラの動作を示す第4のフロ
ーチャート図である。
【符号の説明】
3・・・撮像装置 20・・・CPU 22・・・画像記憶部 23・・・画像合成部 24・・・撮影タイミング制御部 27・・・撮影時間制御部 28・・・照度変化検出部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/335 H04N 5/335 Z // H04N 7/18 H04N 7/18 V H04N 101:00 H04N 101:00 Fターム(参考) 2H002 BB06 CC00 FB21 FB28 FB84 GA04 GA05 GA35 JA07 2H054 AA01 5C022 AA13 AB15 AB55 AC42 5C024 BX01 CX39 CX51 CY21 DX04 GY01 HX58 5C054 CA04 CC03 EA01 FE12 FE17 GA04

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮影条件の異なる複数の撮影を行う撮像
    手段と、 被写体を照射している照明器具の照度明暗周期の正整数
    倍ごとに前記撮影が行われるように前記撮像手段を制御
    する撮影タイミング制御手段と、 を備えていることを特徴とする撮像装置。
JP2000250687A 2000-08-22 2000-08-22 撮像装置 Pending JP2002064743A (ja)

Priority Applications (1)

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