JP2002064141A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JP2002064141A
JP2002064141A JP2000250927A JP2000250927A JP2002064141A JP 2002064141 A JP2002064141 A JP 2002064141A JP 2000250927 A JP2000250927 A JP 2000250927A JP 2000250927 A JP2000250927 A JP 2000250927A JP 2002064141 A JP2002064141 A JP 2002064141A
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film
pressure
alsicu
sputtering
semiconductor device
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JP2000250927A
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Atsushi Matsui
淳 松井
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 半導体装置の製造において、Siノジュール
の発生を減少させ、ヴィアホールの抵抗増加を防止す
る。 【解決手段】 Si基板4、SiО6、Ti膜8等を
積層した上に形成するAlSiCu膜12を、スパッタ
チャンバー内の圧力を0.5mtorr以下として形成
することとした。スパッタのその他の条件は、従来どお
りである。このようにスパッタ時の圧力を設定すること
により、その後の処理において溶けが発生せず、良好な
ヴィアホールを形成することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置の製造
方法に関し、AlSiCuにおけるSiノジュールの発
生を防止した半導体装置の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、半導体装置においてスルーホール
(Viaホール)を形成する工程の一つに、Si基板上
にSiO膜を形成し、その上にTi/N膜の上に形成
し、下層のAlSiCu膜を形成し、その上に形成した
SiOにスルーホールをDRYエッチ工程で形成し、
その後現像処理し、有機剥離を行ない、TiN/Tiス
パッタをし、更に上層のAlSiCu膜をスパッタして
ヴィアホール(スルーホール)を形成する工程がある。
【0003】例えば、下層のAlSiCu膜のスパッタ
工程は、スパッタチャンバ内の圧力が4mtorr〜1
5mtorr、スパッタ温度が100〜200℃、スパ
ッタリング時間が10〜200sec、スパッタPow
erが5〜30kw等の条件で通常行なっていた。
【0004】またスルーホール径が小さい程スルーホー
ル抵抗は大きくなり、今後の更なるパターン微細化が進
むと抵抗が非常に大きくなることがわかる。図8は、ウ
エハーを使用してスルーホール抵抗(Via抵抗)とチ
ャンバー内圧力の相関を示す図である。これによれば、
スパッタチャンバー内圧力の増加に伴いスルーホール抵
抗が増加していることがわかる。これはスパッタチャン
バー内圧力が大きいとスルーホール穴底の下層AlSi
Cuが溶けるため、上層AlSiCuのカバレッジが低
下したためと考えられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】製造工程の途中の現像
処理や有機剥離において、下層のAlSiCu膜に溶け
が発生することが確認されている。このAlSiCuの
溶けにより上層AlSiCu膜のカバレッジが低下し、
製品の信頼性を低下させ、抵抗を増加させてしまうこと
が発生していた。
【0006】その対策としては従来、現像処理を削除
し、有機剥離のみを行うことや、有機剥離液について各
薬液メーカーから改良された製品が開発され試みられて
いたが、下層のAlSiCu膜における溶けを完全に防
止することはできなかった。
【0007】図6は、AlSiCu溶け数とスパッタチ
ャンバー内圧力の相関図である。スパッタチャンバー内
圧力の増加に伴い、AlSiCu溶け数が増加している
ことがわかる。
【0008】更に研究の結果、下層AlSiCu膜の溶
けはSiノジュールの周りで発生していることが判明し
た。具体的には、半導体ウエハーのBPSG酸化膜全て
とAlSiCu膜の表層部を研磨し除去し、その後現像
液に20分間浸漬し、表面をSEM観察した。この結果
からチャンバー内の圧力が大きい程、AlSiCu膜内
のSiノジュールの大きさが大きいことがわかった。
【0009】これによりSiノジュールのサイズが大き
いと現像液中においてSiノジュールとAlSiCu膜
間で働く電池効果が大きく、それによりSiノジュール
周りのAlSiCuが溶け易くなり、問題が生じている
ことが推定される。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決するため、下層のAlSiCu膜を形成するスパ
ッタにおいて、その際のスパッタチャンバー内の圧力
が、その後のAlSiCuの溶けに影響があることに着
目し、下層のAlSiCu膜を形成するときのスパッタ
チャンバー内の圧力を0.5mtorr以下にして、A
lSiCuを基板上にスパッタすることとした。
【0011】これにより、AlSiCu膜内のSiノジ
ュールの発生を極力減少させることができ、その後に行
なわれる現像処理や、PR剥離等酸・アルカリ液を使用
するウエット工程においても、Siノジュール周辺で生
じるAlSiCu膜の溶けの発生を防止することができ
る。
【0012】具体的には、Si基板上にSiO膜を形
成し、その上にTi/N膜の上に形成した後、スパッタ
チャンバー内の圧力を0.5mtorr以下にし、スパ
ッタ温度が100〜200℃、スパッタリング時間が1
0〜200sec、スパッタPowerが5〜30kw
として、AlSiCuをスパッタしてAlSiCu膜を
形成した。その後AlSiCu膜上に形成したSiO
にスルーホールをDRYエッチ工程で形成し、その後現
像処理し、有機剥離を行ない、TiN/Tiスパッタを
し、更にAlSiCu膜をスパッタすることとした。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明にかかる半導体装置の製造
方法について図を用いて説明する。
【0014】図1に示すように、Siの基板4上に熱酸
化膜6(SiO)を100Å形成し、更にTi膜8を
300Å、TiN膜10を300Å形成した。このよう
に積層した基板4に、AlSiCu膜12を5000
Å、スパッタチャンバー内でスパッタした。その状態を
図2に示す。
【0015】AlSiCu膜12のスパッタにおいて
は、スパッタチャンバー内の圧力を0.5mtoor以
下とした。またその他のスパッタ条件は、スパッタ温度
が100〜200℃、スパッタリング時間が10〜20
0sec、スパッタPowerが5〜30kwとした。
このようにしてスパッタを行ない、図3に示すようにA
lSiCu膜12を形成する。
【0016】半導体装置は、その後AlSiCu膜12
上に、TiN膜14を形成し、更にSiO2層16を形
成し、図4に示すようにコンタクトホール18を形成
し、コンタクトホール18内にTi膜20と、TiN膜
22を形成した後、上層のAlSiCu膜24をスパッ
タにて形成し、半導体装置のヴィアホール40を形成す
る。
【0017】一方ヴィアホール40の形成途中におい
て、SiO層16にBPSG酸化膜を8000Å(図
示せず)形成し、直径が0.5μmのコンタクトをBP
SG酸化膜中に形成した後、更に現像液中へ約10分間
全体を浸漬する。
【0018】このようにした後、KLA装置にてコンタ
クト穴内のAlSiCu膜12の表面を観察した結果、
Siノジュール60の発生が減少しており、AlSiC
u膜12の溶け等の問題が発生しない。これは、スパッ
タ時の圧力増減は、Arガスの注入量で調整をして行な
っており、チャンバー内の圧力が高いと、図7に示すよ
うにAlSiCuの粒界にSiが集まりやすくなり、逆
にArの注入量を減少させてチャンバー内の圧力を低下
させると、Siの凝集が小さくなり、Siノジュール6
0の発生が抑制されるからと思われる。図6にチャンバ
ー内の圧力とアルミの溶け数の関係を示す。このよう
に、チャンバー内の圧力を低くすることによりSiノジ
ュール60のサイズを小さくでき、AlSiCu膜12
の溶けを防止できる。
【0019】一方比較例として、従来の方法によって製
造した場合には、AlSiCu膜の表面の一部に図9に
示すようにSiノジュール60が発生し、AlSiCu
膜12の溶けが見られた。
【0020】以上説明したように、スパッタチャンバー
内の圧力を0.5mtorr以下の条件下でスパッタす
ると、AlSiCu溶け数をほぼゼロにすることができ
る。
【0021】
【発明の効果】本発明の半導体製造方法によれば、Al
SiCuのスパッタ時におけるスパッタチャンバー内の
圧力を0.5mtoor以下としたので、AlSiCu
膜内でのSiノジュールの発生が少なく、その後のスル
ーホールの形成における処理において、溶けの発生が減
少され、Siノジュールによる抵抗の増大等の問題を確
実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】半導体装置を示す図である。
【図2】半導体装置を示す図である。
【図3】半導体装置を示す図である。
【図4】半導体装置を示す図である。
【図5】半導体装置を示す図である。
【図6】溶けと圧力の関係を示すグラフである。
【図7】粒界を示す図である。
【図8】スルーホールの抵抗と圧力の関係を示すグラフ
である。
【図9】AlSiCu膜の溶けを示す図である。
【符号の説明】
4 基板 6 SiO膜 8、14、22 TiN膜 10、20 Ti膜 12 AlSiCu膜(下層) 16 SiО層 18 コンタクトホール 24 AlSiCu膜(上層) 40 ヴィアホール 60 Siノジュール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 21/285 H01L 21/90 A Fターム(参考) 4K029 AA06 BA17 BA23 BA46 BA60 BB02 BD01 CA05 EA03 4M104 AA01 BB03 BB14 CC01 DD16 DD37 FF13 FF18 FF22 HH06 HH20 5F033 HH09 HH18 HH33 JJ01 JJ09 JJ18 JJ33 KK09 KK18 KK33 MM08 MM13 NN06 NN07 PP15 QQ09 QQ37 RR04 RR15 WW05 XX00 5F103 AA08 DD28 DD30 NN01 NN04 PP12 RR04 RR06

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 Si基板に絶縁膜を介して形成されたT
    i/N膜の上にAlSiCu膜を形成するスパッタ方法
    において、前記AlSiCu膜をスパッタ形成するスパ
    ッタチャンバー内の圧力を所定の値以下にしたことを特
    徴とする半導体装置のスパッタ方法。
  2. 【請求項2】 前記スパッタチャンバー内の圧力は0.
    5mtorr以下としたことを特徴とする請求項1に記
    載の半導体装置のスパッタ方法。
  3. 【請求項3】 Si基板上に酸化膜を形成し、更にTi
    層を介してSi基板上にAlSiCu膜を形成する際、
    スタッパチャンバ内を所定の圧力以下に設定して前記A
    lSiCu膜を形成することを特徴とした半導体装置の
    製造方法。
  4. 【請求項4】 前記スパッタチャンバー内の圧力は0.
    5mtorr以下としたことを特徴とする請求項3に記
    載の半導体装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 Si基板に、酸化膜を形成し、Ti層を
    形成した後、スタッパチャンバ内を所定の圧力以下に設
    定して下層AlSiCu膜形成し、該下層AlSiCu
    膜上にSiО2層を形成し、エッチング工程により前記
    SiО2層にコンタクトホールを形成し、該コンタクト
    ホール内をAlSiCu層で充填するようにしたことを
    特徴とした半導体装置の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記スパッタチャンバー内の圧力は0.
    5mtorr以下としたことを特徴とする請求項5に記
    載の半導体装置の製造方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003096422A1 (fr) * 2002-05-09 2003-11-20 Nec Corporation Dispositif de stockage semi-conducteur

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