JP2002064125A - Tabテープ用スペーサテープ - Google Patents

Tabテープ用スペーサテープ

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JP2002064125A JP2000248736A JP2000248736A JP2002064125A JP 2002064125 A JP2002064125 A JP 2002064125A JP 2000248736 A JP2000248736 A JP 2000248736A JP 2000248736 A JP2000248736 A JP 2000248736A JP 2002064125 A JP2002064125 A JP 2002064125A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、TABテープ用スペーサテープに
係り、巻取りに際してテープ端縁部から発生する削り屑
や磨耗屑によるコンタミ問題を解消できるようにしたT
ABテープ用スペーサテープの提供を目的とする。 【解決手段】 本発明は、テープ本体1における各側縁
の長手方向に所定の間隔を置いて当該テープ本体1の厚
み方向に突出する多数の球形の突起2が、両側の突起2
の外側端面間の距離が所定のテープ幅Wと等しくなるよ
うに当該突起2が形成されているとともに、各突起2の
外側端面が外向き凸状に形成されており、各突起2間の
テープ本体の幅ωが、前記所定のテープ幅Wより小さく
形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、TABテープ用ス
ペーサテープに係り、特に巻取りに際してテープ端縁部
が削られて発生する屑によるコンタミ問題を解消できる
ようにしたTABテープ用スペーサテープ及びその製造
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、実装用電子部品を保持するTAB
テープをリールに巻き取る際には、TABテープどうし
の接触を防止するために、TABテープの裏面又は表面
にTABテープ用スペーサテープ(以下、単にスペーサ
テープという。)を重ねて巻き取らせている。
【0003】このスペーサテープは、ポリエチレンテレ
フタレートなどの合成樹脂フィルムロールを例えばスリ
ッターを用いて所定の幅のテープロールに切り分け、テ
ープロールから繰り出したテープ本体に帯電防止剤を塗
布した後、例えばエンボス加工、インサート加工などに
より、その幅方向の両側縁における長手方向に、所定の
間隔を置いて当該テープ本体の厚み方向に突出する多数
の突起を設けるという手順で製造されている。
【0004】前記テープ本体の幅は、TABテープの幅
に対応して、例えば35mm、48mm、70mmとい
うように標準化されており、前記突起はこのテープ本体
の幅の中に配置されている。
【0005】前記突起としては、例えば特公平8−19
16号公報に記載されているように、テープの厚さ方向
の両側に突出しているものと、例えば実公平6−449
39号公報に記載されているように、テープの片面に突
出しているものとがある他、例えば特開平11−459
14号公報に開示されているように、長手方向に交互に
配置される表面側に突出する突起と裏面側に突出する突
起との2種類の突起が用いられる場合がある。又、突起
の形状は、特に限定されず、かまぼこ形、半球形、球
形、山(谷形)など任意の形状が採用されている。
【0006】この突起のテープ本体長手方向の間隔は、
特に限定されないが、TABテープ等のTABテープに
長手方向に所定の間隔で位置決め用スプロケット孔が形
成されている場合には、このスプロケット孔の間隔を基
準にして、例えばスプロケット孔の間隔の1〜10倍と
いうように決定された間隔を採用することが提案され
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
のスペーサテープは、標準化された幅のテープ本体の幅
の中に突起を形成しているので、スペーサテープの両側
縁は、スリッター加工により切断されたテープの端縁で
構成されることになる。従って、スペーサテープの両側
縁の断面形状は角張った形状になっており、このスペー
サテープをTABテープとともにリールに巻き取る時に
テープ本体の両側縁部がリールのフランジに接触して削
られたり、磨耗したりする。そして、この削り屑や磨耗
屑がTABテープに付着してコンタミ問題が発生すると
いう課題が生じる。
【0008】本発明は、この従来技術の課題を解決し、
巻取りに際してテープ端縁部が削られたり、磨耗したり
して発生する屑によるコンタミ問題を解消できるように
したTABテープ用スペーサテープを提供することを目
的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係るTABテー
プ用スペーサテープ(以下、本発明という。)は、テー
プ本体における各側縁の長手方向に所定の間隔を置いて
当該テープ本体の厚み方向に突出する多数の突起を設け
たTABテープ用スペーサテープにおいて、この目的を
達成するため、以下の技術的手段を採用する。
【0010】即ち、両側の突起における外側端面間の距
離が所定のテープ幅と等しくなるように当該突起が形成
されているとともに、各突起の外側端面が外向き凸状に
形成されており、各突起間のテープ本体の幅が、前記所
定のテープ幅より小さく形成されている、という技術的
手段を採用する。
【0011】本発明において、各突起における外側端面
の外向き凸状とは、テープ本体の幅方向外方に突出して
おれば特に限定されるものではないが、特に、リールの
フランジとの接触を極力少なくして削り屑や磨耗屑が発
生しないように、凸の球面状に形成されているものが望
ましい。
【0012】このように構成することにより、スペーサ
テープの両外側縁には外向き凸状に形成された突起の外
側端面が長手方向に並び、テープ本体の側縁は所定のテ
ープ幅よりも内側に位置する、つまり幅小に形成されて
いるので、スペーサテープをTABテープとともにリー
ルに巻く時に、角張った断面形状のテープ本体の側縁が
リールのフランジに接触することはなく、突起の外側端
部がリールのフランジに接触することになる。
【0013】ここで、この突起の外側端面は滑り易い外
向きに凸状に形成されているので、巻取りに際してテー
プ端縁部が削り取られたり、磨耗したりすることがほと
んどなくなり、巻取りに際してテープ端縁部のリールへ
の接触による屑の発生を防止することができたり、又、
削り屑に起因するコンタミ問題を解消できる。
【0014】又、本発明によれば、これに重ねられるT
ABテープと円形又は部分円形の断面を有する突起とが
点接触する作用が得られ、これにより、巻取り時にスペ
ーサテープやTABテープの磨耗屑が発生することを防
止できるのであり、又、これらの屑がTABテープに付
着して起こるコンタミ問題を解消できるのである。以
下、本発明を更に詳細に説明すると以下の通りである。
【0015】本発明において、テープ本体の素材は特に
限定されず、例えばステンレスチールを含めた鋼、鉄、
銅、アルミニウム合金、真鍮などの金属、ポリエチレン
テレフタレートなどの合成樹脂、紙などを用いることが
できる。
【0016】なお、このテープ本体は帯電を防止するた
めに導電性を持たせることが求められるのであり、この
ため、電気絶縁性を有する素材をテープ本体に用いる場
合には、テープ本体や突起の片側又は両側の表面に金
属、導電性塗料、導電性合成樹脂などからなる導電層を
設けたり、中間に導電層を挟む積層構造を採用したりす
ることが望ましい。この導電層を形成する方法としては
印刷、塗装、箔押し、蒸着やスパッタリングやイオンプ
レーテイング等の薄膜形成技術などが採用される。又、
テープ本体や突起が合成樹脂で形成される場合には、こ
の樹脂中に導電材の粉末を練り込んでも良いのである。
【0017】又、本発明において、突起の素材も特に限
定されるものではないが、テープ本体と同一の素材を用
いても、テープ本体の素材とは異なる素材を用いてもよ
い。具体的には、例えばステンレステチールを含めた
鋼、鉄、銅、アルミニウム合金、真鍮などの金属、ポリ
エチレンテレフタレートなどの合成樹脂をその例として
挙げることができる。
【0018】本発明においては、両側の突起の外側端面
間の距離が所定のテープ幅と等しくなるように各突起が
形成されているが、ここで言う所定のテープ幅は、TA
Bテープの幅及び本発明を巻き取るリールのフランジ間
隔に対応して設定されるテープ幅であり、例えば35m
m、48mm、70mmというように従来の標準化され
たテープ幅が採用される。
【0019】前記突起の形状はその外側端面が外向き凸
状、特に、リールとの接触を小さくするために、例えば
凸の球面状に形成されているものが好ましく、その平面
視、正面視及び側面視における形状についてそれ以外の
限定はないのである。ここで、例えば、テープ本体の両
面側に同じように突出する球形、楕円球形、俵形、テー
プ本体の片面に突出するかまぼこ形、半球形などに突起
を形成すると、突起がTABテープに対してもTABテ
ープ側に凸曲する曲面で点接触、又は線接触するので、
突起がTABテープに擦り取られ難くなり、コンタミの
問題を一層確実に防止できるので有益である。
【0020】又、本発明によれば、これに重ねられるT
ABテープと円形又は部分円形の断面を有する突起とが
点接触する作用が得られ、これにより、巻取り時にスペ
ーサテープやTABテープの磨耗屑が発生することを防
止できるのであり、又、これらの屑がTABテープに付
着して起こるコンタミ問題を解消できるのである。
【0021】又、本発明においては、特に限定されない
が、本発明の各突起にTABテープの側縁部を位置合わ
せする凹部を形成してもよいのである。
【0022】本発明の突起の寸法も特に制限されること
はなく、TABテープに担持される電子部品の大きさを
考慮して自由に設計することができる。
【0023】本発明においては、突起がテープ本体を中
心にその表裏両面方向に突出する球形に形成されていた
り、又、テープ本体における側縁の突起がその半分だけ
幅方向外方に突出しているように構成しても良いのであ
る。
【0024】又、本発明においては、各突起間のテープ
本体の側縁を前記各突起の外側端面よりもテープ中央側
に凹入させて形成しても良いが、この凹入寸法は特に限
定されず、例えば球形の突起を用いる場合には、その突
起の半径分だけ凹入させればよい。
【0025】本発明において、TABテープ用スペーサ
テープの製造方法としては、例えば異形押し出し成形や
プレス成形によりテープ本体と突起とを一体に形成する
ことも可能であるが、製造コストを安価にするために、
テープ本体と突起とを互いに別体に形成し、テープ本体
の両側縁部にインサート加工、接着、かしめなどにより
固定することが望ましい。
【0026】ここで、テープ本体と突起とを別体に形成
する場合には、テープ本体は、例えばポリエチレンテレ
フタレートなどの合成樹脂フィルムロールを例えばスリ
ッターを用いて所定の幅、即ち、従来の標準化されたテ
ープ幅よりも小さい寸法、例えば34mm、47mm、
69mmなどの幅のテープロールに切り分けることによ
り製造すればよい。
【0027】本発明において、テープ本体は単純な開口
部が無い帯形状に形成してあればよいが、このテープ形
状の一部分を打抜きなどによって除去した梯子形、格子
形等に形成してもよい。
【0028】本発明のテープ本体は、ステンレススチー
ル、アルミニウム合金、銅、真鍮などの金属に代表され
る電気良導体で構成してもよく、ポリエチレンテレフタ
レートに代表される電気絶縁性を有する部材、例えば合
成樹脂で構成してもよい。
【0029】電気絶縁性を有する部材でテープ本体を構
成する場合には、帯電を防止するために、必要に応じ
て、テープ本体の片面又は両面に導電膜を形成するのが
望ましい。この導電膜を形成する方法としては、印刷、
蒸着、イオンプレーティング、スパッタリングなどの任
意の薄膜形成技術を採用することができる。又、電気絶
縁性を有する合成樹脂でテープ本体を構成する場合に
は、この他に、導電材の粉末を樹脂中に配合してテープ
本体自体に導電性を付与し、これにより、テープ本体へ
の帯電を防止してもよい。
【0030】前記導電膜を構成する導電材或いは樹脂に
配合される導電材としては例えば金、銀、銅、アルミニ
ウム、ステンレススチールを含む鋼、鉄などの金属や、
酸化錫、酸化亜鉛、酸化インジウム、ITO等の金属酸
化物など公知の導電材を用いればよい。
【0031】本発明において、突起を形成するピッチ、
即ち、テープ本体の長手方向の間隔は、特に限定されな
いがTABテープの位置決め用スプロケット孔のピッチ
の1倍ないし10倍のピッチを置いて形成されることが
好ましい。突起のピッチが小さ過ぎると十分な大きさの
突起を設けることが製造技術上困難になるので好ましく
なく、又、突起のピッチをあまり大きくすると突起を設
ける意味がなくなるので好ましくない。
【0032】
【作用】以上に説明したように、本発明は、前記構成を
有し、リールへの巻き取りに際して滑り易い形状に形成
された突起の外側端部がリールに接触し、スペーサテー
プが削られたり、磨耗したりすることを防止できる作用
が得られる。
【0033】又、本発明によれば、これに重ねられるT
ABテープと円形又は部分円形の断面を有する突起とが
点接触するのであり、これにより、巻取り時にスペーサ
テープやTABテープの磨耗屑が発生することを防止で
きる作用、及びこれらの屑がTABテープに付着して起
こるコンタミ問題を解消できる作用が得られる。
【0034】
【発明の実施の形態】本発明の一実施例に係るTABテ
ープ用スペーサテープを図面に基づいて具体的に説明す
れば、以下の通りである。
【0035】図1の平面図に示すように、本発明の一実
施例に係るTABテープ用スペーサテープは、テープ本
体1における各側縁の長手方向に所定の間隔pを置いて
当該テープ本体1の厚み方向の両面に突出する多数の突
起2を設けたものである。
【0036】前記テープ本体1はスリッター加工によ
り、ポリエチレンテレフタレートフィルムロールを所定
のテープ幅Wよりも小さい幅ω、例えば34mm、47
mm、69mmに切り分けたテープロールから繰り出さ
れ、必要に応じて、その片面又は両面に帯電防止材を塗
布することにより導電膜が形成されている。
【0037】前記突起2は、例えば、ポリエチレンテレ
フタレートからなり、図2の断面図に示すように、摺割
溝2aを有する球形に形成され、インサート加工によ
り、前記テープ本体1の側縁部に半径の深さまで差し込
むことにより、図1に示すように、両側の突起2の外側
端面間の距離が所定のテープ幅Wと等しくなるように配
置してテープ本体1に固定される。
【0038】このようにして作られたスペーサテープ
は、両側の突起2の外側端面間の距離が所定のテープ幅
Wと等しくなるように各突起2が配置され、又、各突起
2の外側端面が外向きに凸の球面状に形成されている。
更に、各突起2間のテープ本体1の側縁は前記各突起2
の外側端面よりもテープ中央側に凹入して形成されてい
る。
【0039】従って、このスペーサテープをリールに巻
く時には、両側の突起2の外側端部がリールのフランジ
に接触し、テープ本体1の両端縁はリールのフランジに
は接触しない。そして、各突起2の外側端面は外向き凸
の球面状に形成されているので、リールのフランジの周
縁に接触しても、各突起2が滑り易く、リールによって
スペーサテープが削り取られたり、摩擦により擦り取ら
れたりすることはほぼ完全に無くなる。
【0040】又、この実施例によれば、各突起2が球形
に形成されているので、突起2はTABテープに点接触
することになり、突起2がTABテープに擦り取られ難
くなるから、TABテープとの接触による屑の発生と、
固定接点板の屑によるコンタミ問題を一層確実に防止で
きる。
【0041】又、この実施例によれば、これに重ねられ
る他のテープからなるTABテープと円形又は部分円形
の断面を有する突起2とが点接触する結果、巻取り時に
スペーサテープや他のテープからなるTABテープの磨
耗屑が発生することを防止できるのであり、又、これら
の屑が他のテープからなるTABテープに付着して起こ
るコンタミ問題を解消できるのである。
【0042】本発明の他の実施例に係るTABテープ用
スペーサテープは、図3の斜視図に示すように、各突起
2の上部に他のテープからなるTABテープ4の側縁を
位置決めする凹部5が形成されている。
【0043】この実施例のその他の構成、作用ないし効
果は上記の一実施例のそれらと同様であるので、重複説
明を避けるためこれらの説明は省略する。
【0044】図4の斜視図に示すように、本発明の又他
の実施例に係るTABテープ用スペーサテープには、裏
面側が偏平な部分球形の突起2が設けられている。又、
この突起2の表面側には、TABテープ4の側縁を位置
決めする凹部5が形成されている。
【0045】この実施例のその他の構成、作用ないし効
果は上記の一実施例のそれらと同様であるので、重複説
明を避けるためこれらの説明は省略する。
【0046】図5の側面図に示す、本発明の更に他の実
施例に係るTABテープ用スペーサテープにおいては、
テープ本体1の表面側に凸な半球形の突起2と、裏面側
に凸な半球形の突起2との2種類の突起2がテープ本体
1の長手方向に交互に配置されている。
【0047】この実施例のその他の構成、作用ないし効
果は上記の各実施例のそれらと同様であるので、重複を
避けるためこれらの説明は省略する。
【0048】図6の分解斜視図に示す本発明の又更に他
の実施例においては、長手方向に所定に長さを有するテ
ープ本体1を備えるスペーサテープを継ぎ足して所要の
長さに形成できるように構成したものであり、一つのテ
ープ本体1の一端に設けた棒状の雄形9aと別のテープ
本体1の他端に設けたU字形溝条の雌形9bとを交互は
め合わせることにより、長手方向に継ぎ足されるように
構成されている。なお、説明するまでもないが、これら
雄形9aと雌形9bとが一つのテープ本体1の一端と他
端に交互に設けられている。又、テープ本体1の側縁部
に配置される球状の各突起2には、テープ本体1の側縁
を位置決めする位置決め凹部5が形成されている。
【0049】例えば、TABテープからなる他のテープ
4の両側縁には、連結部としてのU字形の凹部8が位置
決め用スプロケット孔4aのテープ長手方向間隔の15
倍の間隔で形成され、スペーサテープには、この凹部8
に対応する相連結部としての突起7が設けられ、テープ
本体1には、位置決め用スプロケット孔4aのテープ長
手方向間隔の5倍の間隔で球状の突起2が配置され、連
結部9の突起7は、テープ本体長手方向の3つ置きの球
状突起2に一体的に形成されている。
【0050】この実施例のその他の構成、作用ないし効
果は前記の一実施例のそれらと同様であるので、その詳
細な説明は省略する。
【0051】図7の斜視図に示す本発明のもう一つの実
施例においては、この場合、テープ本体1の表裏両面と
側縁外方とに突出する球形の突起2が、テープ本体1の
両側縁部において、テープ本体の長手方向にTABテー
プ4の側縁部に形成されている位置決め用スプロケット
孔4aのピッチの5倍の間隔を置いて設けられる。
【0052】又、テープ本体1は、テープ本体長手方向
に突起2のテープ長手方向の間隔の2倍の間隔ごとに桁
が設けられる梯子形に形成され、この梯子の桁の位置及
びその中間の位置に突起2が配置される。
【0053】この実施例のその他の構成、作用ないし効
果は上記の一実施例のそれらと同様であるので、重複説
明を避けるためこれらの説明は省略する。
【0054】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明は、両側
の突起における外側端面間の距離が所定のテープ幅と等
しくなるように当該突起が形成されているとともに、各
突起の外側端面が外向き凸状に形成されており、各突起
間のテープ本体の幅が、前記所定のテープ幅より小さく
形成されているので、リールに巻き取る時に角張ったテ
ープ本体の側縁部をリールのフランジに接触させること
なく、滑り易い外側端面を有する突起がリールのフラン
ジに接触することになる。従って、リールへの巻き取り
に際してスペーサテープが削られたり、磨耗して屑が発
生することを防止できる結果、巻取りに際してテープ端
縁部から発生する屑によるコンタミ問題を解消できる効
果を得ることができるのである。
【0055】又、本発明によれば、これに重ねられるT
ABテープと円形又は部分円形の断面を有する突起とが
点接触する作用が得られ、これにより、巻取り時にスペ
ーサテープやTABテープの磨耗屑が発生することを防
止できる効果、及びこれらの屑がTABテープに付着し
て起こるコンタミ問題を解消できる効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の一実施例を示す平面図であ
る。
【図2】図2は、本発明の一実施例の要部断面図であ
る。
【図3】図3は、本発明の他の実施例を示す斜視図であ
る。
【図4】図4は、本発明の又他の実施例を示す斜視図で
ある。
【図5】図5は、本発明の更に他の実施例を示す側面図
である。
【図6】図6は、本発明の更に他の実施例を示す分解斜
視図である。
【図7】図7は、本発明のもう一つの実施例を示す斜視
図である。
【符号の説明】
1 テープ本体 2 突起 4 TABテープ 5 凹部 W 所定のテープ幅 ω テープ本体の幅

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テープ本体における各側縁の長手方向に
    所定の間隔を置いて当該テープ本体の厚み方向に突出す
    る多数の突起を設けたTABテープ用スペーサテープに
    おいて、 両側の突起における外側端面間の距離が所定のテープ幅
    と等しくなるように当該突起が形成されているととも
    に、各突起の外側端面が外向き凸状に形成されており、
    各突起間のテープ本体の幅が、前記所定のテープ幅より
    小さく形成されていることを特徴とするTABテープ用
    スペーサテープ。
  2. 【請求項2】 突起がテープ本体を中心にその表裏両面
    方向に突出する球形に形成されている請求項1に記載の
    TABテープ用スペーサテープ。
  3. 【請求項3】 テープ本体における側縁の突起がその半
    分だけ幅方向外方に突出している請求項1又は2に記載
    のTABテープ用スペーサテープ。
  4. 【請求項4】 突起がテープ本体の長手方向に、TAB
    テープの位置決め用スプロケット孔のピッチと同間隔或
    いはその整数倍の間隔を置いて、形成される請求項1な
    いし3のいずれか1項に記載のTABテープ用スペーサ
    テープ。
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