JP3606793B2 - スペーサテープ及びスペーサテープの製造方法 - Google Patents

スペーサテープ及びスペーサテープの製造方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばTABテープなどの他のテープをリールに巻き取るに際して、他のテープどうしが互いに接触することを防止するために、他のテープの片面又は両面に重ねてリールに巻き取られるスペーサテープ及びその製造方法に係り、特に巻取りに際してスペーサテープから発生する屑によるコンタミ問題を解消できるようにしたスペーサテープ及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば電子部品を所定の間隔で担持するTABテープをリールに巻き取る場合、TABテープに担持された電子部品どうしが接触することを防止するために、TABテープとともにスペーサテープをリールに巻き取らせるようにしている。スペーサテープは、リールに巻き取られたTABテープの間隔を一定以上に保持するために、テープ本体と、このテープ本体の両側縁部に当該テープ本体の長手方向に所定の間隔をおいて該テープ本体の厚さ方向に突出させた多数の突起とを備えている。
【0003】
前記リールは、TABテープ及びスペーサテープを巻き付けるボスとこのボスの両端に固定され、TABテープ及びスペーサテープの巻き取り軸方向の位置を規制するフランジとを備えている。
【0004】
前記テープ本体は、例えば35mm、48mm、70mmなどの標準化された幅を備えており、前記突起はこの幅の中でテープ本体の厚さ方向に突出させてある。従って、リールに巻き取る際には、テープ本体の両側縁がリールのフランジに接触することになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、前記テープ本体は、例えばポリエチレンテレフタレートなどの合成樹脂製のフィルムロールをスリッターなどによって標準化された幅に切り分けて形成されるので、その端縁部の断面形状は、リールのフランジの外周縁に引っ掛かり易い直角に角張った形状になっており、巻取り時にリールのフランジの外周縁に引っ掛かって削り屑を発生したり、又、巻取り時にリールのフランジと擦れ合って屑を発生することもある。
【0006】
又、TABテープなどの他のテープと重ねて巻き取る際には、この他のテープとスペーサテープとの間にずれが生じ、このずれの発生に伴ってスペーサテープや他のテープが擦り取られて屑が発生することもある。
【0007】
その結果、これらの巻取り時にスペーサテープから発生する屑や他のテープから発生する屑がTABテープに保持された電子部品に付着し、その表面を汚す、いわゆる、コンタミの問題を招来するのが実情である。
【0008】
本発明は、この従来技術の技術的課題を解決し、巻取りに際してスペーサテープから発生する屑によるコンタミ問題を解消できるようにしたスペーサテープと、このスペーサテープを製造できるスペーサテープの製造方法とを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明に係るスペーサテープ(以下、便宜上、本発明物品という。)は、テープ本体と、このテープ本体における両側縁部の長手方向に所定の間隔をおいて当該テープ本体の厚さ方向に突出させた多数の突起とを備え、他のテープの表面及び/又は裏面に重ねてリールに巻き取られるスペーサテープにおいて、この目的を達成するため、以下のような技術的手段を講じたものである。
即ち、本発明物品は、前記突起が、前記テープ本体の幅方向外方に突出する円形又は部分円形の断面を有するものであることを特徴とする、という技術的手段を採用したものである。
【0010】
このように構成すると、このスペーサテープをリールに巻き取る際に、リールのフランジには表面で非常に滑りの発生し易い円形の断面形状を備える突起が接触することになり、リールにスペーサテープの側縁部が引っ掛かって削り取られたり、リールのフランジの内面と擦れあって磨耗したりすることを防止できる。即ち、リールへの巻取りに際してテープの側縁部から屑が発生することを防止できる結果、この屑によるコンタミ問題を解消できるのである。
【0011】
又、本発明によれば、これに重ねられる他のテープと円形又は部分円形の断面を有する突起とが点接触する作用が得られ、これにより、巻取り時にスペーサテープや他のテープの磨耗屑が発生することを防止できるのであり、又、これらの屑が他のテープに付着して起こるコンタミ問題を解消できるのである。
【0012】
即ち、本発明によれば、これに重ねられる他のテープと円形又は部分円形の断面を有する突起とが点接触する作用が得られ、これにより、巻取り時にスペーサテープや他のテープの磨耗屑が発生することを防止できたり、又、これらの屑が他のテープに付着して起こるコンタミ問題を解消できるのである。
【0013】
又、このように構成すると、リールに巻き取る際に重ねられる他のテープにも表面で非常に滑りの発生し易い円形の断面形状を備える突起が接触することになり、スペーサテープから他のテープに擦り取られる屑が発生することを防止できる。
即ち、リールへの巻取りに際してテープ面から屑が出ることを防止できる結果、この屑によるコンタミ問題を解消できるのである。
以下、本発明物品を更に詳細に説明すると、以下の通りである。
【0014】
本発明物品におけるテープ本体の形状は、全面にわたって開口部がない、いわゆる、ベタ帯形状に限らず、重ねてリールに巻き取らせる他のテープの直接接触を防止できる形状のものが好ましく、具体的には、例えば梯子形、格子形など平面視において開口部を有する形状のものが望ましい。
【0015】
又、本発明物品におけるテープ本体を構成する素材は、特に限定されず、例えばステンレススチールを含む鋼、アルミニウム、銅、鉄、真鍮などの金属、合成樹脂、紙などをその素材として用いることができる。もちろん、これらの素材の2種類以上を複合的に用いてもよいのである。
【0016】
合成樹脂、紙など、電気不良導体でテープ本体を構成すると、テープ本体が帯電し、例えば共にリールに巻き取らせるTABテープに担持させた電子部品の破損等の悪影響を及ぼす虞れがある。
【0017】
しかしながら、本発明物品において、この技術的課題は、前記テープ本体の片面又は両面に帯電防止層として導電層が形成されることによって解消することができる。
【0018】
前記テープ本体の片面又は両面に形成される導電層は、印刷、イオンプレーティングなどのメッキ、スパッタリングなどの公知の薄膜形成技術や箔押し技術を用いて形成すればよい。又、この導電層を形成する素材としては、金、銀、銅、アルミニウム、ステンレススチールを含む鋼、鉄などの金属、酸化アルミニウム、酸化錫、酸化インジウム、ITOなどの金属酸化物を用いればよい。
【0019】
前記突起は、テープ本体の厚さ方向及び幅方向外方それぞれ突出しているが、厚さ方向に関しては、テープ本体の片面側のみに突出する形状であっても、両面に突出する形状であってもよく、テープ本体の両面に突出する形状の中には両面方向の突出量が等しいものと、異なるものとが含まれる。テープ本体の片面側のみに突出する突起を設ける場合に、巻取り後に両側位置する他のテープとの間隔を等しくするためには、テープ本体の表面側に突出させた突起と、テープ本体の裏面側に突出する突起とを設け、表裏の突起が長手方向に交互に並ぶように配置することが好ましい。又、両面方向の突出量を異ならせた突起を設ける場合には、テープ本体の表面側に大きく突出させた突起とテープ本体の裏面側に大きく突出させた突起とを長手方向に交互に並べることが好ましい。
【0020】
もちろん、前記突起の厚さ方向の突出寸法と幅方向の突出寸法を等しくすることは本発明に必須のことではなく、前記円形断面の中には、真円形断面と楕円形断面等が含まれ、又、部分円形断面の中には真円形断面の一部を欠いたものと楕円形断面の一部を欠いたものが含まれる。更に、この突起には他のテープの端縁を位置決めするための位置決め凹部を形成してもよい。
【0021】
ところで、本発明物品においては、前記他のテープ(TABテープ)の側縁部に形成された連結部に対応する相連結部が形成されており、この他のテープの連結部と、これに対応するスペーサテープの相連結部とを連結するように構成しても、リールへの巻取り時に他のテープ(TABテープ)どうしが擦り合わせられることを防止することができる。
この連結部としては他のテープ(TABテープ)の突起や凹部更に鉤或いはループ(面状テープ)等が挙げられるのであり、又、この連結部に対応する相連結部としてはスペーサテープの凹部や突起更に鉤或いはループ(面状テープ)等が挙げられる。
【0022】
この場合、前記連結部と相連結部とで両テープが連結され、他のテープどうしが擦り合わされること自体が防止されるので、本発明物品の表面及び/又は裏面や他のテープの面から屑が発生すること自体が確実に防止され、スペーサテープとこれに重ねられる他のテープとの摩擦による屑の発生と、この屑によるコンタミ問題を一層確実に防止できるのである。
【0023】
なお、他のテープとの連結のために形成されるこの相連結部は、特に限定されないが、部品点数を削減するために、突起がテープ本体の長手方向に、且つ他のテープの側縁部に形成された位置決め用スプロケット孔の間隔を基準として定められた間隔を置いて設けられ、しかもこの各突起又はテープ本体の長手方向に所定個置きの突起に設けることが望ましい。
【0024】
本発明物品において、その長手方向の長さは特に限定されないが、適当な単位長さを設定し、その単位長さの本発明物品を順に連結することにより長さの異なるスペーサテープを形成できるようにすることができる。
【0025】
具体的には、例えば所定の単位長さを有するテープ本体と、このテープ本体の両端部に端部どうしを順に接合する接合部とを備える本発明物品を複数本用意すれば、この複数本の本発明物品の端部どうしを、例えば凹凸の嵌合という簡単な作業で順に接合するということにより継ぎ足して長さの異なるスペーサテープを形成することができる。
【0026】
ところで、本発明物品において、テープ本体の長手方向への突起の間隔は、特に限定されないが、突起の間隔を狭くし過ぎると必要な大きさの突起を設けるのが製造技術上困難になるので好ましくなく、又、突起の間隔を大きくし過ぎると突起を設ける意味がなくなるので好ましくない。
【0027】
ここで、テープ本体の長手方向への突起の間隔を、例えばTABテープに支持させる電子部品の寸法を基準にして定めるようにしても良いのであるが、この場合には電子部品の種類数に対応して多種類の本発明物品を製造しなけらばならなくなるので製造コストを削減する上で不利になる。
【0028】
又、TABテープの各部の寸法や、TABテープに支持される電子部品の寸法などとは関係なしに任意の寸法を選択することも可能であるが、この場合には、TABテープに担持された電子部品どうしが接触することを防止するというスペーサテープの目的を達するうえで過不足が生じることがある。
【0029】
これらに対して、例えばTABテープの幅、TABテープの位置決め用スプロケット孔の間隔、TABテープの位置決め用スプロケット孔のテープ長手方向の寸法、TABテープの位置決め用スプロケット孔のテープ幅方向の寸法などのように比較的少数に標準化された寸法を基準にして突起のテープ本体長手方向の間隔を定めれば製品の種類を少なくすることができ、しかも、TABテープに担持された電子部品どうしが接触することを防止するというスペーサテープの目的を達する上で適当になるので有利である。
【0030】
より具体的に言えば、例えば、突起がテープ本体の長手方向に、他のテープの側縁部に形成された位置決め用スプロケット孔の間隔を基準にして定められた間隔を置いて、設けられていることが望ましい。そして、このテープ本体の長手方向への突起の間隔の具体的な寸法としては、前記スプロケット孔の間隔の1倍ないし10倍の間隔であることが好ましく、前記スプロケット孔の間隔の2倍ないし5倍の間隔であることが更に好ましい。
【0031】
次に、本発明に係るスペーサテープの製造方法は、前記目的を達成するために、合成樹脂の異形押し出し成形により、テープ本体と、このテープ本体における両側縁部の長手方向に所定の間隔をおいて配置され、該テープ本体の厚さ方向及び幅方向外方に突出する円形又は部分円形の断面を有する突起とを備えるスペーサテープを形成することを特徴とする、という技術的手段を採用したものである。
【0032】
この製造方法においては、スペーサテープを形成した後に、必要に応じて、テープ本体や突起の片面又は両面に導体層を印刷、イオンプレーティング、スパッタリングなどの薄膜形成技術や箔押し技術により形成できる他、押し出し成形時に導電材料を配合した樹脂層をテープ本体や突起に積層するように複合押し出し成形することによりテープ本体や突起の片面又は両面に導電層を形成したり、テープ本体や突起を構成する樹脂中に導電材料を配合して押し出し成形することによりテープ本体や突起自体を帯電防止層に兼用したりすることができる。
【0033】
又、本発明に係る他のスペーサテープの製造方法は、チューブ状の部材をプレスして、テープ本体と、このテープ本体における両側縁部の長手方向に所定の間隔をおいて配置され、該テープ本体の厚さ方向及び幅方向外方に突出する円形又は部分円形の断面を有する突起とを備えるスペーサテープを形成することを特徴とする、という技術的手段を採用する。
【0034】
この製造方法においても、スペーサテープを形成した後に、必要に応じて、テープ本体や突起の片面又は両面に導体層を印刷、イオンプレーティング、スパッタリングなどの薄膜形成技術や箔押し技術により形成できる。又、チューブの片面又は両面に導電層を重ねてプレス成形することによりスペーサテープの形成と同時にテープ本体や突起の片面又は両面に導電層を形成できる。更に、チューブを金属などの導電体や導電材料を配合した合成樹脂で構成することによりスペーサテープの帯電防止を図ることも可能である。しかし、このように導電性を有するチュープを用いる場合には、長期間にわたってスペーサテープを繰り返し使用すると突起の磨耗により導電性を有する屑が発生し、この導電性を有する屑によるコンタミ問題が招来されることを考慮して、スペーサテープを使い捨てにしたり、繰り返し使用回数を少なく制限したりすることが望ましい。
【0035】
更に、本発明に係る又他のスペーサテープの製造方法は、テープ本体の両端部に突起をテープ本体の厚さ方向及び幅方向にインサートして、テープ本体と、当該テープ本体における両側縁部の長手方向に所定の間隔をおいて配置され、該テープ本体の厚さ方向及び幅方向外方に突出する円形又は部分円形の断面を有する突起とを備えるスペーサテープを形成することを特徴とする、という技術的手段を採用する。
【0036】
この製造方法においても、スペーサテープを形成した後に、必要に応じて、テープ本体の片面又は両面に導体層を印刷、イオンプレーティング、スパッタリングなどの薄膜形成技術や箔押し技術により形成できる。又、テープ本体を金属や導電材料を配合した合成樹脂などの導電体で形成してもよい。
【0037】
加えて、本発明に係る更に他のスペーサテープの製造方法は、テープ本体と多数の突起とに対応するキャビティを有する金型内に合成樹脂を射出成形して、テープ本体と、このテープ本体における両側縁部の長手方向に所定の間隔をおいて配置され、該テープ本体の厚さ方向及び幅方向外方に突出させた円形又は部分円形の断面を有する多数の突起とを備えるスペーサテープを形成することを特徴とする、という技術的手段を採用したものである。
【0038】
この製造方法は、所定の単位長さを有するテープ本体と、このテープ本体の両端部に端部どうしを順に接合する接合部とを備えるスペーサテープの製造に適しており、特に、前記他のテープの側縁部に形成された連結用突起に対応する凹部又は前記他のテープの側縁部に形成される複雑な形状のスペーサテープの形成に適している。
【0039】
この製造方法においても、スペーサテープを形成した後に、必要に応じて、テープ本体の片面又は両面に導体層を印刷、イオンプレーティング、スパッタリングなどの薄膜形成技術や箔押し技術により形成できる。又、テープ本体を導電材料を配合した合成樹脂などの導電体で形成してもよい。
【0040】
なお、これら本発明に係るスペーサテープの製造方法においてテープ本体の片面又は両面に導電層を形成する箔押し技術としては、接着剤または粘着剤を用いて金属箔や導電材料を配合した合成樹脂箔を押し付けて接着又は粘着させる方法、接着剤又は粘着剤を用いずに金属箔や導電材料を配合した合成樹脂箔を押し付けて圧着する方法などの他に、導電材料を配合した合成樹脂箔を溶着させる方法等が含まれる。
【0041】
ところで、本発明に係る各スペーサテープの製造方法においては、TABテープ等の他のテープとスペーサテープとの長手方向のずれが発生することを防止するため、他のテープに形成した連結部に対応する相連結部をスペーサテープに形成することが好ましい。この相連結部は長手方向に適当な間隔、例えば、他のテープに形成された位置決め用スプロケット孔の間隔を基準にして定められた間隔を置いて設けることが好ましい。具体的には、前記スプロケット孔の5倍ないし30倍の間隔であることが好ましく、10倍ないしは20倍であることが更に好ましい。又、この相連結部は独自に設けてもよいが、コストダウンを図るために、前記突起と一体に形成することが望ましい。
【0042】
即ち、本発明の各スペーサテープの製造方法においては、突起がテープ本体の長手方向に、他のテープの側縁部に形成された位置決め用スプロケット孔の間隔を基準として定められた間隔を置いて設けられており、の各突起又はテープ本体の長手方向に所定個置きの突起に対応する相連結部を設けることが好ましいのである。
【0043】
ところで、本発明に係る各スペーサテープの製造方法においては、前記突起のテープ本体の長手方向の間隔は、特に限定されないが、上述したように、突起がテープ本体の長手方向に他のテープの側縁部に形成された位置決め用スプロケット孔の間隔を基準にして定められた間隔を置いて、設けられていることが好ましく、具体的には、前記スプロケット孔の間隔の1倍ないし10倍の間隔であることが好ましく、前記スプロケット孔の間隔の2倍ないし5倍の間隔であることが更に好ましい。
【0044】
【作用】
以上に説明したように、異形押出しにより本発明物品を形成する本発明に係るスペーサテープの製造方法、チューブ状の部材をプレスすることにより本発明物品を形成する本発明に係る他のスペーサテープの製造方法、テープ本体に突起をインサートすることにより本発明物品を形成する本発明に係る又他のスペーサテープの製造方法、合成樹脂射成形により本発明物品を形成する本発明に係る更に他のスペーサテープの製造方法により本発明物品を形成できる、という作用が得られる。
【0045】
又、本発明物品は、テープ本体の両側縁部の長手方向に所定の間隔をおいて当該テープの幅方向外方に突出する円形又は部分円形の断面を有する多数の突起が設けられているので、スペーサテープをリールに巻き取る際に、表面での滑りが非常に発生し易い円形又は半円形の断面形状を備える突起がリールのフランジに接触し、リールのフランジ周縁部にスペーサテープの側縁部が引っ掛かって削られたり、リールのフランジ内面と擦れあって摩耗したりしてスペーサテープから屑が出ることを防止できる結果、コンタミ問題の発生も防止できる、という作用が得られる。
【0046】
更に、本発明によれば、これに重ねられる他のテープと円形又は部分円形の断面を有する突起とが点接触する作用が得られ、これにより、巻取り時にスペーサテープや他のテープの磨耗屑が発生することを防止できる作用、又、これらの屑が他のテープに付着して起こるコンタミ問題を解消できる作用が得られる。
【0047】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施例に係るスペーサテープ及びその製造方法を図面に基づいて具体的に説明する。
【0048】
図1の斜視図及び図2の断面図に示す本発明の一実施例に係るスペーサテープは、異形押し出し成形により製造されたものであり、テープ本体1と、このテープ本体1における両側縁部の長手方向に所定の間隔をおいて当該テープ本体1の厚さ方向及びその幅方向の外方に突出する円形断面を有する多数の突起2とを備える。
【0049】
そして、この実施例において、前記テープ本体1は、平面視において、幅方向及び長手方向に適当な寸法を有する開口部3を有する梯子形状に形成されている。この開口部3の幅方向の寸法、長さ方向の寸法及び長手方向のピッチは適宜設計される。
【0050】
前記突起2は、特に限定されないが、この場合、テープ本体1の厚さ方向及びその幅方向の外方に同じ寸法ずつ突出する球形に形成され、複数本の梯子の桁に対応する位置の両側に配置されている。
【0051】
又、このテープ本体1の裏面(表面でもよく、又表裏両面でもよい。)には印刷により例えば酸化錫からなる導電層4が全面的に形成されている。
【0052】
このスペーサテープをリールに巻き取る時には、両側の突起2がリールのフランジに接触し、テープ本体1自体はリールに接触しない。そして、この突起2は球形に形成されてあるので、リールのフランジ外周に引っ掛かり難く、リールのフランジによって削り取られることがほとんどない。又、この突起2は球形に形成されているので、リールのフランジの内側面に沿って滑り易く、磨耗したりすることがほとんどない。従って、巻取り時にリールとの接触によって屑が発生することがほとんどなく、リールとの接触によって発生する屑が他のテープ5に付着して起こるコンタミ問題を解消することができるのである。
【0053】
又、このスペーサテープは、巻取り時及び巻取り後に両面側に位置する他のテープには両側の突起2が接触し、テープ本体1は接触しない。この突起2は球形に形成されているので、他のテープの表面を滑り易く、他のテープとの接触により磨耗したりすることがほとんどない。従って、巻取り時に重ねられる他のテープとの接触によって屑が発生することがほとんどなく、他のテープとの接触によって他のテープやこのスペーサテープから発生する屑が他のテープに付着して起こるコンタミ問題を解消することができるのである。
【0054】
そして、この実施例によれば、これに重ねられる他のテープ5と円形又は部分円形の断面を有する突起2とが点接触する作用が得られ、これにより、巻取り時にスペーサテープや他のテープ5の磨耗屑が発生することを防止できるのであり、又、これらの屑が他のテープ5に付着して起こるコンタミ問題を解消できるのである。
【0055】
図3の斜視図に示す本発明の他の実施例に係るスペーサテープは、テープ本体1が格子形状に形成されている他は、前記一実施例と同様にして製造され、同様に構成されている。従って、本例によれば、前記一実施例と同様の作用ないし効果を得ることができる。
【0056】
図4の斜視図に示す本発明の又他の実施例に係るスペーサテープは、テープ本体1が開口部のない、いわゆるベタ帯形状に形成され、各突起2には、必要に応じて、他のテープ5の側縁を位置決めする位置決め凹部6が形成されている。
【0057】
この実施例のその他の構成は前記各例と同様であり、その作用ないし効果も前記各例のそれらと同様である。
【0058】
図5の斜視図に示す本発明の更に他の実施例に係るスペーサテープでは、テープ本体1の表面側及び幅方向の外方に突出する半球形の突起2と、テープ本体1の裏面側及び幅方向の外方に突出する半球形の突起2とを長手方向に適当な間隔をおいて交互に配置している。又、テープ本体1の表面側に突出させた突起2には、このスペーサテープに重ねられる他のテープの端縁を位置決めする位置決め凹部6が形成され、固定接点板の位置決め凹部6に他のテープ5の端縁を嵌め込むことによりスペーサテープに対する他のテープ5の横ずれが防止される。
【0059】
この実施例のその他の構成、作用ないし効果は前記一実施例のそれらと同様であるので、重複説明を避けるためにこれらの説明は省略する。
【0060】
図6の斜視図に示す本発明の又更に他の実施例に係るスペーサテープは、チューブ状の部材を例えばロールプレスによってその軸方向に順に連続的に押圧し、その中間部分を接着することによりテープ本体1と各突起2とを形成し、必要に応じて、開口部3が打抜かれる。
【0061】
この実施例のその他の構成、作用ないし効果は前記の一実施例のそれらと同様であるので、重複説明を避けるためにこれらの説明は省略する。
【0062】
図7の斜視図に示す本発明の更に異なる実施例に係るスペーサテープは、長手方向の複数個置きの突起2に、前記他のテープ5の側縁部に形成された連結用突起7に対応する凹部8を備え、これら他のテープ5の突起7と凹部8とをはめ合わせることにより、スペーサテープと他のテープ5とが長手方向及び幅方向にずれることが防止される。
【0063】
この実施例のその他の構成、作用ないし効果は、前記の一実施例のそれらと同様であるので、その詳細な説明は省略する。
【0064】
図8の斜視図に示す本発明の又更に異なる実施例に係るスペーサテープは、所定の単位長さを有するテープ本体1と、このテープ本体1の両端部に端部どうしを順に接合する接合部9とを備える。
【0065】
この接合部9は、雄形9aと雌形9bとからなり、一つのスペーサテープの雌形9bに他のスペーサテープの雄形9aをはめ込むことにより二つのスペーサテープが連結される。いくつのスペーサテープを連結するかは自由である。
【0066】
この実施例のその他の構成、作用ないし効果は、前記の一実施例のそれらと同様であるので、その詳細な説明は省略する。
【0067】
図9の斜視図に示す本発明の別の実施例に係るスペーサテープは、長手方向に所定に長さを有する複数のスペーサテープを継ぎ足して所要の長さに形成できるように構成したものであり、一つのテープ本体1の一端に設けた棒状の雄形9aと別のテープ本体1の他端に設けたU字形溝条の雌形9bとをはめ合わせることにより、長手方向に継ぎ足されるように構成されている。又、テープ本体1の側縁部に配置される球状の各突起2には、テープ本体1の側縁を位置決めする位置決め凹部6が形成されている。
【0068】
例えば、TABテープからなる他のテープ5の両側縁には、連結部としてのU字形の凹部8が位置決め用スプロケット孔5aのテープ長手方向の間隔の15倍の間隔を置いて形成され、スペーサテープには、この凹部8に対応する相連結部としての突起7が設けられている。テープ本体1の球状の突起2は、前記位置決め用スプロケット孔5aのテープ長手方向の間隔の5倍の間隔を置いて設けられ、前記相連結部としての突起7は、テープ本体長手方向の3つ置きごとの球状突起2に一体的に形成されている。
【0069】
この実施例のその他の構成、作用ないし効果は前記の一実施例のそれらと同様であるので、その詳細な説明は省略する。
【0070】
図10の斜視図に示す本発明のもう一つの実施例に係るスペーサテープは、本発明の一実施例に係るスペーサテープと同様に異形押出し成形により形成され、前記突起2がテープ本体1の長手方向に、TABテープ5の側縁部に形成された位置決め用スプロケット孔5aのテープ長手方向の間隔の5倍の間隔を置いて設けられている。
【0071】
又、梯子形に形成されるテープ本体1の開口部3はテープ本体長手方向に突起2のテープ本体長手方向の間隔の2倍の間隔、即ち、TABテープ4のスプロケット孔4aのテープ長手方向の間隔の10倍の間隔を置いて形成され、梯子の各桁の位置及びその中間の位置でテープ本体1の両側縁部に突起2が配置されるようにしている。
【0072】
この実施例のその他の構成、作用ないし効果は、前記の一実施例のそれらと同様であるので、その詳細な説明は省略する。
【0073】
【発明の効果】
以上に説明したように、本発明物品は、前記構成を有し、突起が、テープ本体の側縁の外方にも突出する円形又は部分円形の断面を有するので、本発明によれば、リールへの巻取り時にリールのフランジと滑り易い円形又は部分円形の断面を有する突起とを点接触させることができる作用が得られ、その結果、リールとの接触によるスペーサテープの削り屑や磨耗屑の発生を防止できる効果、及びこれらの屑が他のテープに付着して起こるコンタミ問題を解消できる効果が得られる。
【0074】
又、本発明によれば、これに重ねられる他のテープと円形又は部分円形の断面を有する突起とが点接触する作用が得られ、これにより、巻取り時にスペーサテープや他のテープの磨耗屑が発生することを防止できる効果、及びこれらの屑が他のテープに付着して起こるコンタミ問題を解消できる効果が得られる。
【0075】
更に、異形押出しにより本発明物品を形成する本発明に係るスペーサテープの製造方法、チューブ状の部材をプレスすることにより本発明物品を形成する本発明に係るスペーサテープの製造方法、テープ本体に突起をインサートすることにより本発明物品を形成する本発明に係るスペーサテープの製造方法、合成樹脂射成形により本発明物品を形成する本発明に係るスペーサテープの製造方法により本発明物品を形成できる、という効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明物品の一実施例を示す斜視図である。
【図2】図2は、図1の要部断面図である。
【図3】図3は、本発明物品の他の実施例を示す斜視図である。
【図4】図4は、本発明物品の又他の実施例を示す斜視図である。
【図5】図5は、本発明物品の更に他の実施例を示す斜視図である。
【図6】図6は、本発明物品の又更に他の実施例を示す斜視図である。
【図7】図7は、本発明物品の更に異なる実施例を示す斜視図である。
【図8】図8は、本発明物品の又更に異なる実施例を示す斜視図である。
【図9】図9は、本発明物品の又別の実施例の分解斜視図である。
【図10】図10は、本発明物品のもう一つの実施例の斜視図である。
【符号の説明】
1 テープ本体
2 突起
3 開口部
5 他のテープ
6 位置決め凹部
7 突起
8 凹部
9 接合部
9a 雄形
9b 雌形

Claims (11)

  1. テープ本体と、このテープ本体における両側縁部の長手方向に所定の間隔をおいて当該テープ本体の厚さ方向に突出させた多数の突起とを備え、他のテープの表面及び/又は裏面に重ねてリールに巻き取られるスペーサテープにおいて、
    前記突起が、前記テープ本体の幅方向外方に突出する円形又は部分円形の断面を有するものであることを特徴とするスペーサテープ。
  2. テープ本体が、平面視において、開口部を有する請求項1に記載のスペーサテープ。
  3. テープ本体の片面又は両面に導電層が形成されている請求項1又は2に記載のスペーサテープ。
  4. 他のテープの側縁部に形成された連結部に対応する相連結部が形成されている請求項1ないし3のいずれか1項に記載のスペーサテープ。
  5. 所定の単位長さを有するテープ本体と、このテープ本体の両端部に端部どうしを順に接合する接合部とを備え、この複数のテープ本体を接合して形成されていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載のスペーサテープ。
  6. 突起がテープ本体の長手方向に、且つ他のテープの側縁部に形成された位置決め用スプロケット孔の間隔を基準として定められた間隔を置いて設けられており、しかもこの各突起又はテープ本体の長手方向の所定個きの突起に対応する相連結部が設けられている請求項4又は5に記載のスペーサテープ。
  7. 異形押し出し成形により、テープ本体と、このテープ本体における両側縁部の長手方向に所定の間隔をおいて配置され、該テープ本体の厚さ方向及び幅方向外方にそれぞれ突出する円形又は部分円形の断面を有する多数の突起とを備えるスペーサテープを形成することを特徴とするスペーサテープの製造方法。
  8. チューブ状の部材をプレスして、テープ本体と、このテープ本体における両側縁部の長手方向に所定の間隔をいて配置され、該テープ本体の厚さ方向及び幅方向外方にそれぞれ突出する円形又は部分円形の断面を有する多数の突起とを備えるスペーサテープを形成することを特徴とするスペーサテープの製造方法。
  9. テープ本体の両端部に突起をテープ本体の厚さ方向及び幅方向にそれぞれ突出するようにインサートし、このテープ本体と、当該テープ本体の両側縁部における長手方向に所定の間隔をおいて配置され、このテープ本体の厚さ方向及び幅方向外方にそれぞれ突出する円形又は部分円形の断面を有する多数の突起を形成することを特徴とするスペーサテープの製造方法。
  10. テープ本体と多数の突起とに対応するキャビティを有する金型内に合成樹脂を射出成形して、テープ本体と、このテープ本体における両側縁部の長手方向に所定の間隔をいて配置され、当該テープ本体の厚さ方向及び幅方向外方それぞれ突出する円形又は部分円形の断面を有する多数の突起とを備えるスペーサテープを形成することを特徴とするスペーサテープの製造方法。
  11. 突起がテープ本体の長手方向に、他のテープの側縁部に形成された位置決め用スプロケット孔の間隔を基準として定められた間隔をいて設けられており、他のテープの側縁部に形成された連結部に対応する相連結部が、各突起又はテープ本体の長手方向の所定個置きの突起に設けられている請求項7ないし10のいずれか1項に記載のスペーサテープの製造方法
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