JP2002063964A - 画像形成装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 装置本体にＩＣカードを差し込むタイプの画
像形成装置で、差込用の開口からユーザが指を差し込め
ないようにするキャップの着脱をサービスマンにのみ解
放する。 【解決手段】 ピン７の脚部１２をグロメット６の穴１
０に押し込むと、グロメット６の脚部９、９間が開き、
はと目３はキャップ２に対して圧入され、キャップ２は
画像形成装置本体の外装材であるカバー１５に締結され
る。ピン７の頭部８の十字穴状の溝１３に＋ドライバの
先を差し込んで回転させると、ピン７がグロメット６の
穴１０から抜け出し、ピン７の頭部１１を指でつまんで
カバー１５からキャップ２を取り外せる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、プリン
タ、ファクシミリ等の画像形成装置であって、装置本体
内部のコントローラ基板部にＩＣカード用コネクタを有
し、該ＩＣカード用コネクタにＩＣカードを差し込むこ
とによってＩＣカード内のプログラムを読み取り、機械
制御を行う画像形成装置に関する。

【０００２】

【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】装置本
体内部のコントローラ基板部にＩＣカード用コネクタを
有し、ＩＣカード用コネクタにＩＣカードを差し込むこ
とにより、該差し込んだＩＣカード内のプログラムを読
みとって、機械制御を行う画像形成装置が広く用いられ
ている。このような画像形成装置では、ＩＣカード用コ
ネクタを設ける部位に対応する装置本体の外装面にＩＣ
カード挿入用の開口を設け、ユーザがＩＣカードの脱着
を行えるようになっている。そのため、ユーザが開口か
ら装置本体内部へ指を挿入したりすることが可能となっ
てしまっており、感電等の事故が発生する可能性もあ
る。

【０００３】そこでこのような装置の安全上の条件とし
て、ＳＥＬＶ回路（ＳａｆｅｔｙＥｘｔｒａ Ｌｏｗ
Ｖｏｌｔａｇｅ：正常運転状態及び基礎絶縁の破損、部
品の故障状態が生じ後のいずれの場合にも、人が触れて
も危険を生じない電圧以外の電圧が発生しないような構
成）とすることが必要となる。ところが、この方式を採
用するよりも、開口にキャップを設け、サービスマンに
のみこのキャップの着脱操作を解放し、一般のユーザに
対しては開口を露出をさせない方が、マシンコストとし
ては有利である。

【０００４】

【課題を解決するための手段】そこで本発明の画像形成
装置のうち請求項１に係るものは、上記目的を達成する
ために、装置本体内部のコントローラ基板部にＩＣカー
ド用コネクタを有し、該ＩＣカード用コネクタにＩＣカ
ードを差し込むことにより、該差し込んだＩＣカード内
のプログラムを読み取って機械制御を行う画像形成装置
において、上記ＩＣカード用コネクタに上記ＩＣカード
を着脱するために上記装置本体に設けた開口部を取り外
し可能なキャップにより塞止可能とし、該キャップと上
記装置本体の締結を、該キャップに圧入するはと目によ
り行い、且つ、該はと目のピン部分を指でつまめるよう
にしてなることを特徴とする。

【０００５】また請求項２に係る画像形成装置は、上記
目的を達成するために、上記はと目の頭部を上記キャッ
プと一体成形してなることを特徴とする。

【０００６】

【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面を
参照して説明する。図１は、本発明に係る画像形成装置
の一実施形態の斜視図で、ＩＣカード挿入部分の外観を
示す。図示の装置は、画像形成装置本体１内部の図示せ
ぬコントローラ基板部にＩＣカード用コネクタを有し、
このＩＣカード用コネクタにＩＣカード５を差し込むよ
うになっている。そのため画像形成装置本体１には開口
部４が設けてあり、はと目３付きのキャップ２が着脱可
能に取り付けてある。ＩＣカード５を着脱する時には、
まずキャップ２を取り外して開口部４を露出させ、ＩＣ
カード５を着脱する。

【０００７】図２（Ａ）は、本実施形態で用いるはと目
の斜視図である。図中６はグロメット、７はピンであ
る。グロメット６は、頭部８と二つ割れの脚部９、９と
からなり、頭部８の中心に穴１０が貫通している。頭部
８の穴１０の周縁は斜面状になっている。またピン７も
頭部１１と脚部１２とからなり、頭部１１上面には十字
状の溝１３が、下面には一対の爪１４が形成してある。

【０００８】そして図２（Ａ）の状態から、ピン７の脚
部１２をグロメット６の穴１０に押し込むと、図２
（Ｂ）に示すようにグロメット６の脚部９、９間がそれ
らの弾性によって開き、はと目３はキャップ２に対して
圧入され、キャップ２は画像形成装置本体１の外装材で
あるカバー１５に対して締結される。

【０００９】また、ピン７の頭部８の十字穴状の溝１３
に＋ドライバの先を差し込んで回転させると、グロメッ
ト６の穴１０周りの斜面形状とピン７の頭部１１の爪１
４の形状により、ピン７がグロメット６の穴１０から抜
け出して図２（Ｃ）の状態となる。すなわち図２（Ｃ）
は解除時の断面図で、この状態で、ピン７の頭部１１を
指でつまんで持ち、カバー１５からキャップ２を取り外
すように引けばよい。

【００１０】なお、図示は省略するが、キャップ２とグ
ロメット６を一体成形とすることによって、上述の機能
をさらに安価に達成することが可能となる。

【００１１】

【発明の効果】本発明の請求項１に係る画像形成装置
は、以上説明してきたように、装置本体内部のコントロ
ーラ基板部に有するＩＣカード用コネクタに対してＩＣ
カードを差し込むための開口部を、キャップ部品１点の
みを取り外し、取り付けすることで簡易に開閉できると
ともに、組み付け時はキャップ１点を戻すだけであるの
で、組み付け用のねじ等を紛失するおそれがないという
効果がある。

【００１２】本発明の請求項２に係る画像形成装置は、
以上説明してきたように、はと目の頭部をキャップと一
体成形してなるので、上記請求項１の装置と同等の効果
をさらに安価に達成できるという効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に係る画像形成装置の一実施形態を示す
斜視図である。

【図２】図１の実施形態装置で用いるはと目の斜視図
（Ａ）、はと目によるキャップの締結状態の断面図
（Ｂ）、はと目によるキャップの取り外し状態の断面図
（Ｃ）である。

【符号の説明】

１ 画像形成装置本体 ２ キャップ ３ はと目 ４ 開口部 ５ ＩＣカード ６ グロメット ７ ピン ８ グロメットの頭部 ９ 同脚部 １０ 同穴 １１ ピンの頭部 １２ 同脚部 １３ 同十字状の溝 １４ 同爪 １５ 外装材であるカバー

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 装置本体内部のコントローラ基板部にＩ
   Ｃカード用コネクタを有し、該ＩＣカード用コネクタに
   ＩＣカードを差し込むことにより、該差し込んだＩＣカ
   ード内のプログラムを読み取って機械制御を行う画像形
   成装置において、上記ＩＣカード用コネクタに上記ＩＣ
   カードを着脱するために上記装置本体に設けた開口部を
   取り外し可能なキャップにより塞止可能とし、該キャッ
   プと上記装置本体の締結を、該キャップに圧入するはと
   目により行い、且つ、該はと目のピン部分を指でつまめ
   るようにしてなることを特徴とする画像形成装置。
2. 【請求項２】 上記はと目の頭部を上記キャップと一体
   成形してなることを特徴とする請求項１の画像形成装
   置。