JP2002063646A - 自転車レンタルシステム - Google Patents

自転車レンタルシステム

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JP2002063646A
JP2002063646A JP2000252799A JP2000252799A JP2002063646A JP 2002063646 A JP2002063646 A JP 2002063646A JP 2000252799 A JP2000252799 A JP 2000252799A JP 2000252799 A JP2000252799 A JP 2000252799A JP 2002063646 A JP2002063646 A JP 2002063646A
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Masaaki Sugihara
正彬 杉原
Ai Tanba
愛 丹波
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 駅付近での不法駐輪という社会的な問題を解
消し、通勤や通学等のような近距離の交通手段として自
転車を手軽に、かつ盗難や不返却による経済的ロスを最
少限に抑制する状態で利用可能な自転車レンタルシステ
ムを提供する。 【解決手段】 入会手続に伴い発行される会員カードC
に記録されている利用者の個人情報、貸出し返却用情報
を読み取るカードリーダー23及びその読取り情報を個
別的に処理する管理コンピュータ24からなる端末情報
処理装置1を備えた複数のレンタルショップ2と、シス
テム全体の管理を行うホストコンピュータ32を備えた
センター4のシステム管理装置3との間に亘って、一枚
の会員カードによる自転車貸出し台数を一台に制限する
ための情報を含めて各種情報を通信回線5を通して相互
に伝達可能に構築している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自転車をレンタル
により貸出す場合のレンタル業務管理をコンピュータを
活用した情報処理により効率的に行うように構成されて
いる自転車レンタルシステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】鉄道(電車や地下鉄)やバス等のよう
に、多量輸送が可能な公共交通機関を利用して通勤や通
学等する際、その公共交通機関の駅(バス停留所を含
む)と自宅及び駅と会社や学校等の目的地との間の近距
離を往復するための交通手段としては、健康面及び環境
面からみても、また、渋滞等による時間ロスがないこと
やタクシーに比べて交通費が低廉ですむこと、等々から
自転車が最も好適であり、現在においても膨大な数の自
転車が通勤や通学等のための毎日の近距離の交通手段と
して利用されている。
【0003】ところで、現在において近距離の交通手段
として利用されている自転車は、あくまでも利用者ある
いは利用者を含む家族や会社等が個別的に所有している
もので、毎日の通勤や通学等のために、ほぼ一定した時
間帯に集中して利用される。一方、鉄道やバス等の公共
交通機関の駅付近に設置されている市営又は民営の駐輪
スペースには制限があり、ほぼ一定の時間帯に集中する
膨大な数の自転車をその駐輪スペースに保管管理するこ
とは物理的に非常に困難な状況にある。そのために、駅
前広場や駅付近の歩道、道端などに多くの自転車が盗難
の危険や撤去等による経済的ロスを知りながらも、不法
に、かつ、雑多に放置駐輪されており、その結果、歩行
者等の通行の妨げになったり、景観を損ねたりするとい
った社会的な問題になっているが、これに対する抜本的
な解決手段は未だ提案されていない。
【0004】上記のように、ほぼ毎日の通勤や通学等の
ための近距離の交通手段として自転車が非常に有効であ
ることは認めつつも、放置自転車による社会的問題発生
の主たる原因は、自転車が利用者あるいは利用者を含む
家族や会社等の個人的所有物であらねばならないという
固定観念にあり、その結果、不法駐輪をしないためには
駅までの近距離の交通手段として自転車を利用しない
か、あるいは、駅付近に設置されている市営又は民営の
駐輪スペースに空が生じるのを待って利用者専用の駐輪
スペースを確保するか、のいずれかの対策が必要不可欠
となり、上述のごとき近距離の交通手段としての自転車
を手軽に利用することは実際問題としてなかなか困難な
状況にある。
【0005】一方、観光地等で見られるように、自転車
を時間単位あるいは一日単位で利用者に有料にて貸し出
すレンタサイクル店は従来より各地に存在している。こ
のレンタサイクル店でのレンタサイクル方式は、自転車
が利用者等の個人的所有物であらねばならないという固
定観念を打破して、近距離の交通手段として自転車を手
軽に利用することが可能となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
レンタサイクル店でのレンタサイクル方式の場合は、そ
の店単独で全てを運営管理するものであるから、レンタ
ル用自転車の利用台数が季節や曜日等によって大幅に偏
りがあり、利用者の少ない平日等では保有する多くの自
転車を広いスペースを使って保管しなければならない反
面、利用者が集中する休日等では貸出し可能な自転車が
不足してしまうといった事態を招く問題がある。
【0007】その上、従来の単独店でのレンタサイクル
方式では、自転車の貸出し箇所と返却箇所とが同一のレ
ンタサイクル店に制限されるものであるから、自転車の
貸出しを受けた利用者による活動範囲(移動範囲)は自
ずと限られ、広範囲に亘る行動にレンタル自転車を利用
することはできない。特に、通勤や通学のように、自宅
と公共交通機関における自宅最寄りの駅との間及び会社
や学校等の目的地最寄り駅と目的地との間のほぼ毎日の
交通手段として、駅周辺での不法駐輪なしで自転車を手
軽に利用するといった利便性は全く得ることができない
といって過言でない。
【0008】本発明は上記した実情に鑑みてなされたも
ので、駅付近での不法駐輪及びそれに派生する社会的な
問題を解消できるだけでなく、通勤や通学等のようなほ
ぼ毎日の近距離の交通手段として自転車を手軽に、か
つ、広範囲に亘る行動にも有効に利用することができ、
しかも、レンタル用自転車の盗難や不返却による経済的
ロスを最少限に抑制することができる自転車レンタルシ
ステムを提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る自転車のレンタルシステムは、少なく
とも保証金、当初月会費の支払いによる入会手続に伴い
利用者の個人情報、レンタル自転車の貸出し返却用情報
が記録された会員カードを発行するとともに、システム
全体の管理を行うシステム管理装置を備えたセンター
と、各々が複数台のレンタル用自転車を保有する状態で
点在されているとともに、提出された会員カードに記録
されている利用者の個人情報、貸出し返却用情報を読み
取るカードリーダー及びこのカードリーダーによる読取
り情報を個別的に処理する端末情報処理装置を備えた複
数のレンタルショップと、これら複数のレンタルショッ
プの端末情報処理装置と上記センターのシステム管理装
置との間に亘って各種情報を相互に伝達する通信手段
と、からなり、各レンタルショップにおける端末情報処
理装置での自転車貸出し返却情報を通信手段を通してセ
ンターのシステム管理装置が受けたとき、このシステム
管理装置から他のレンタルショップに向けて、一枚の会
員カードによる自転車貸出し台数を一台に制限するため
の情報を通信手段を通して伝達するように構成している
ことを特徴とするものである。
【0010】上記構成の本発明によれば、入会手続によ
って取得した会員カードを利用者が通勤や通学等のため
にほぼ毎日利用している公共交通機関の自宅最寄り駅や
会社や学校等の目的地最寄り駅の近くのレンタルショッ
プに提出するだけで、利用者は個人的所有物でなく、レ
ンタルショップが保有している自転車の貸出しを受けて
自宅と自宅最寄り駅との間や目的地最寄り駅と目的地と
の間、さらにはその両方の間に亘る近距離交通手段とし
て自転車を広範囲に亘る行動に自由に手軽に、かつ、時
間制限なしに利用することが可能であり、その結果、駅
付近での不法駐輪及びそれに派生する歩行者等の通行の
妨げや駅付近の景観低下等の社会的問題の発生を解消す
ることが可能である。
【0011】その上、貸出しを受けた自転車を任意の地
点のレンタルショップに返却しない限り、どの地点のレ
ンタルショップでも同一利用者に対する別の自転車の貸
出しは規制するといったように、一枚の会員カードによ
る自転車貸出し台数を一台に制限するような情報伝達手
段を採用しているので、利用者の悪意によってレンタル
用自転車が盗難被害を受けたり、レタンタル用自転車が
不返却のまま放置されたりしたとしても、レンタルショ
ップ及びそれらを統括管理するシステム運営者の経済的
ロスは一台の自転車だけですみ、入会時に支払いを受け
た保証金でロスを賄うことによって、経済的ロスは最少
限に留めることが可能である。
【0012】上記構成の自転車レンタルシステムにおけ
る複数のレンタルショップは、請求項2に記載のよう
に、鉄道又はバス等の公共交通機関の各駅付近にそれぞ
れ設置されていることが望ましい。この場合は、利用者
(会員カード持参者)が公共交通機関をどの駅からどの
駅までの間に亘って利用するときでも、乗り降りする両
駅付近のレンタルショップでそれぞれ自転車の貸出しを
受けることが可能であるとともに、レンタル用自転車を
返却する際も、貸出しを受けたレンタルショップに限定
されることなく、複数のレンタルショップのどこに返却
してもよいから、通勤や通学等に一般的に通行している
道程に制約されるようなことがなくなり、例えばレンタ
ル用自転車を使用して寄り道なども自由自在に行え、近
距離交通手段としての自転車の利便性を一層高めること
ができる。
【0013】また、上記構成の自転車レンタルシステム
において、センターのシステム管理装置に、請求項3に
記載したように、複数のレンタルショップに備えられて
いるカードリーダーによる読取り情報を受けて、各レン
タルショップにおける現在の貸出し可能な自転車待機台
数を把握し管理する手段を具備させることによって、複
数のレンタルショップにおける待機台数が過剰あるいは
過不足になって、利用者に迷惑を掛ける事態を回避で
き、システム全体としてレンタル用自転車をいつでも、
どこでも、確実かつ効率よく利用可能な体制を採ること
ができる。
【0014】また、上記構成の自転車レンタルシステム
において、センターのシステム管理装置に、請求項4に
記載したように、各レンタルショップのカードリーダー
で読み取られて端末情報処理装置から転送されてくる利
用者の個人情報と会員カード発行時に記憶されている個
人情報とを照合して、会員カード提出者が正規の利用者
であるか否かを判定する手段を備えさせることによっ
て、会員カードの改鼠や偽造等に起因するカードの不正
使用による自転車の盗難等の不都合を避けることができ
る。
【0015】さらに、上記構成の自転車レンタルシステ
ムにおいて、センターのシステム管理装置に、請求項5
に記載したように、入会手続月以降の月会費の支払いの
有無を確認し、支払い無しの場合、各レンタルショップ
の端末情報装置に会員カードの無効あるいは使用禁止情
報を伝達する手段を備えさせておくことによって、月会
費が未払いの利用者にそれの支払いを勧告するととも
に、月会費未払いの利用者へのレンタル用自転車の無料
貸出しを防ぐことができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は本発明に係る自転車レンタ
ルシステムの全体レイアウト、図2は同システムの概略
構成図であり、このシステムは、JRや私鉄等の鉄道に
よる公共交通機関Lの各駅S付近(駅前や周辺の商店街
等)に点在設置されてレンタル用自転車の貸出/返却を
行うための端末情報処理装置1を備えた複数のレンタル
ショップ{以下、RCS(Rental Cycle Shopの略) と称
する}2…と、これら複数のRCS2…を含めてシステ
ム全体を一括管理するシステム管理装置3を備えたセン
ター4と、複数のRCS2…の端末情報処理装置1…と
センター4のシステム管理装置3との間に亘って各種情
報を相互に伝送するように接続された通信回線5とから
構成されている。
【0017】上記センター4のシステム管理装置3は、
保証金及び当初月会費の支払いによる入会手続に伴い、
住所、氏名、電話番号等の利用者の個人情報、有効期限
のほかに、レンタル用自転車の貸出し返却用情報として
のIDナンバーが記録された磁気カードやICカード等
で作製された会員カードCを発行するカード発行機31
と、複数のRCS2…の端末情報処理装置1…から転送
されてくるレンタル自転車の貸出し返却用情報としての
IDナンバー、利用者の個人情報の管理とシステム全体
の管理を行うホストコンピュータ32と、複数のRCS
2…との間に亘る各種情報の相互伝送を司る通信部33
とを有している。
【0018】一方、各RCS2…は、複数台のレンタル
用自転車21…とこれら自転車21…を格納する駐輪ス
ペース22とを有しているとともに、各RCS2…の端
末情報処理装置1…は、利用者から提出された会員カー
ドCに記録されている利用者の個人情報、貸出し返却用
IDナンバーを読み取るカードリーダー23と、このカ
ードリーダー23による読取り情報を個別的に管理する
とともに、センター4のホストコンピュータ32から通
信回路5を通して伝送されてくる他のRCS2…の貸出
し及び返却情報を受信し管理する管理コンピュータ24
と、センター4との間に亘る各種情報の相互伝送を司る
通信部25とを有している。
【0019】上記センター4のホストコンピュータ32
の主たる機能は、いずれか一つのRCS2において提出
された会員カードCがカードリーダー23で読み取ら
れ、そのRCS2の管理コンピュータ24で個別的に管
理される一方、通信部25、通信回線5及び通信部33
を経て転送されてくる会員カードCの貸出し返却用ID
ナンバーを受けたとき、他のRCS2…の全ての管理コ
ンピュータ24…に向けて、特定利用者にレンタル用自
転車21を貸出し中である情報を伝達するとともに、い
ずれか一つのRCS2のカードリーダー23で読み取ら
れ、そのRCS2の管理コンピュータ24で管理される
一方、通信部25、通信回線5及び通信部33を経て転
送されてくる同一会員カードCの貸出し返却用IDナン
バーを受けたとき、他のRCS2…の全ての管理コンピ
ュータ24…に向けて、その特定利用者よりレンタル用
自転車21の返却があった情報を伝達する機能である。
この主機能は、一枚の会員カードCによるレンタル用自
転車21の貸出し台数を一台に制限するためのものであ
り、このような主機能の存在により、利用者の悪意によ
ってレンタル用自転車21が盗難被害を受けたり、レタ
ンタル用自転車21が不返却のまま長期間放置されたり
しても、システム全体としての経済的ロスは一台の自転
車だけですませることが可能となる。
【0020】また、上記センター4のホストコンピュー
タ32は上記した主機能のほかにも次のような手段(機
能)を備えている。その一つは、複数のRCS2…の管
理コンピュータ24…から転送されてくる貸出し返却用
IDナンバーを演算することにより、各RCS2…にお
ける現在の貸出し可能な自転車待機台数を把握し管理す
る手段である。このような手段の存在により、待機台数
が過剰なRCS2から過剰台数分のレンタル用自転車を
待機台数が不足しているRCS2に不足台数分の自転車
の移送して複数のRCS2…間でレンタル用自転車を互
いに融通することが可能となる。
【0021】他の一つは、各RCS2…の管理コンピュ
ータ24…から転送されてくる利用者の個人情報と会員
カードCの発行時に予め当該ホストコンピュータ32に
記憶されている個人情報とを照合して、各RCS2…で
の会員カード提出者が正規の利用者であるか否かを判定
する手段である。このような手段の存在により、会員カ
ードCの改鼠や偽造といったカードの不正使用による自
転車の盗難等の不都合を避けることが可能となる。
【0022】さらに、上記センター4のホストコンピュ
ータ32は、会員カードCに記録されている有効期限と
システム運営側が指定した金融機関の口座への入金状況
の照会とを関連付けて、入会手続月以降の月会費の支払
いの有無を確認し、支払い無し場合、各RCS2…の管
理コンピュータ24…に会員カードCが無効である、あ
るいは、使用禁止である情報を伝送する手段も有してい
る。これは、月会費が未払いの利用者がいずれかのRC
S2でレンタル用自転車の貸出しを受ける際、利用者に
月会費が未支払いであることを勧告するとともに、月会
費未払いの利用者へのレンタル用自転車の貸出しを防ぐ
上で有効である。
【0023】上記構成の自転車レンタルシステムにおい
ては、図3に示す通り、入会手続→会員カード発行
→RCSで会員カード提出→利用者への会員カード
返却→レンタル用自転車の貸出し→RCSへの自転
車返却→会員カード提出→ 利用者への会員カード
返却という手順でレンタル業務が運営される。
【0024】図3に示すようなレンタル業務の運営によ
って、利用者は入会手続によって取得した会員カードC
を利用者が通勤や通学等のためにほぼ毎日利用している
公共交通機関Lの自宅最寄り駅Sや会社や学校等の目的
地最寄り駅Sの近くのRCS2に提出するだけで、利用
者は個人的所有物でなく、各RCS2…が保有している
レンタル用自転車21の貸出しを受けて、例えば図1の
矢印及び図4に示すように、自宅Aと自宅最寄り駅Sと
の間及び目的地最寄り駅Sと会社や学校等の目的地Bと
の間、さらにはその両方の間に亘る近距離の交通手段と
してレンタル用自転車21を広範囲に亘る行動に自由に
手軽に、かつ、時間制限なしに利用することが可能であ
り、これによって、駅S付近での不法駐輪及びそれに派
生する歩行者等の通行の妨げや駅S付近の景観低下等の
社会的問題の発生を解消することが可能である。
【0025】ここで、本発明に係る自転車レンタルシス
テムでは、貸出しを受けたレンタル用自転車21が返却
されない限り、同一の利用者に対する別のレンタル用自
転車21の貸出しは規制するといったように、「一枚の
会員カードによる自転車貸出し台数を一台に制限する」
という主機能を有し、このほかにも「カードの不正使用
による自転車の盗難等の不都合を回避する機能」や「入
会手続以降の月会費未払いの利用者へのレンタル用自転
車の貸出し防止機能」を有しており、これに各機能を果
たすための情報処理動作について、以下簡単に説明す
る。
【0026】図5は上記各機能を果たすための複数のR
CS2…それぞれにおける端末情報処理装置1及びセン
ター4におけるシステム管理装置3の処理動作を説明す
るためのフローチャートであり、任意のRCS2におい
て利用者から提出された会員カードCはカードリーダ2
3により読み取られ、その読取り情報(利用者の住所、
氏名、電話番号等の利用者の個人情報、有効期限、レン
タル用自転車の貸出し返却用IDナンバー)が管理コン
ピュータ24に入力されて個別的に管理されると同時
に、通信回線5を通してセンター4におけるシステム管
理装置3のホストコンピュータ32に伝送される(ステ
ップS51,S52,S53)。
【0027】任意のRCS2における端末処理装置1の
管理コンピュータ24から伝送されてくる読み取り情報
を受けたセンター4におけるシステム管理装置3のホス
トコンピュータ32では、該当利用者の会員カードCに
記録されている個人情報と会員カードCの発行時に予め
当該ホストコンピュータ32に記憶されている個人情報
とを照合して、RCS2での会員カード提出者が正規の
利用者であるか否かの判定、会員カードCに記録されて
いる有効期限と指定金融機関の口座への入金状況の照会
との関連付けによる月会費の支払いの有無の確認、およ
び、会員カードCに記録されている貸出し返却用IDナ
ンバーが登録されたままであるか否か、つまり、該当利
用者に対して現在レンタル用自転車を貸出中であるか否
かの判定を行う(ステップS54,S55,S56)。
【0028】そして、正規の利用者でないと判定された
場合及び現在レンタル用自転車を貸出中であると判定さ
れた場合は、センター4のホストコンピュータ32から
会員カード提出のあったRCS2を含めて全てのRCS
2…の管理コンピュータ24…に向けて判定情報NOを
伝送してレンタル用自転車の貸出しを禁止する(ステッ
プS57,S58)一方、正規の利用者であり、かつ、
現在レンタル用自転車を貸出中でないと判定された場合
は、会員カード提出のあったRCS2の管理コンピュー
タ24に向けて判定情報OKを伝送してレンタル用自転
車を貸し出す(ステップS59,S60)。
【0029】また、月会費の支払いが無いと判定された
場合は、センター4のホストコンピュータ32から会員
カード提出のあったRCS2に向けて判定情報NOTを
伝送し、この情報を受けたRCS2では利用者に月会費
が未支払いであることを通告する(ステップS61,S
62)。そして、通告を受けた利用者が月会費を支払っ
た場合は再び所定のステップを経てレンタル用自転車を
貸し出す一方、依然として月会費の未払いの場合は、レ
ンタル用自転車の貸出しを禁止する(ステップS63,
S64)。
【0030】最後に、レンタル用自転車を貸出したRC
S2では、その管理コンピユータ24に貸出し情報を記
憶させるとともに、その貸出し情報をセンター4のホス
トコンピュータ32に伝送する(ステップS65,S6
6)。
【0031】なお、センター4のホストコンピュータ3
2では、各RCS2…の管理コンピュータ24…から伝
送されてくる貸出し返却用IDナンバーを演算して、各
RCS2…における現在の貸出し可能な自転車待機台数
を把握し管理しており、これによって、待機台数が過剰
なRCS2から過剰台数分のレンタル用自転車を待機台
数が不足しているRCS2に不足台数分の自転車を移送
して複数のRCS2…間でレンタル用自転車の融通を図
り、システム全体として効率のよい運営を行えるように
している。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
入会手続により取得した会員カードを点在する複数のレ
ンタルショップのうち任意のレンタルショップに提出す
るだけで、個人的所有物でなく、レンタルショップが保
有している自転車の貸出しを受けて自宅と自宅最寄り駅
との間や目的地最寄り駅と目的地との間、さらにはその
両方の間に亘る近距離の交通手段として自転車を広範囲
に亘る行動に自由に手軽に、かつ、時間制限なしに利用
することができ、その結果、駅付近での不法駐輪及びそ
れに派生する歩行者等の通行の妨げや駅付近の景観低下
等の社会的問題の発生を解消することができる。
【0033】しかも、センターと複数のレンタルショッ
プとの間で一枚の会員カードによる自転車貸出し台数を
一台に制限するような情報伝達手段が採用されているの
で、利用者の悪意によってレンタル用自転車が盗難被害
を受けたり、レタンタル用自転車が不返却のまま放置さ
れたりしたとしても、レンタルショップ及びそれらを統
括管理するシステム運営者が被る経済的ロスは一台の自
転車分だけですみ、かつ、このロスは入会時に支払いを
受けた保証金でロスを賄えるので、盗難被害や不返却に
伴う経済的ロスを最少限に留めることができるという効
果を奏する。
【0034】また、請求項2に記載の発明によれば、上
記効果に加えて、鉄道やバス等の公共交通機関をどの駅
からどの駅までの間に亘って利用するときでも、乗り降
りする両駅付近のレンタルショップでそれぞれ自転車の
貸出しを受けることができるとともに、レンタル用自転
車の返却も貸出しを受けたレンタルショップに限定され
ることなく、複数のレンタルショップのどこに返却して
もよいことから、通勤や通学等に一般的に通行している
道程に制約されることがなくなり、例えばレンタル用自
転車を使用して寄り道なども自由自在に行え、近距離交
通手段としての自転車の利便性を一層高めることができ
る。
【0035】また、請求項3に記載の発明によれば、上
記効果に加えて、システム全体としてレンタル用自転車
をいつでも、どこでも、確実かつ効率よく利用可能な体
制を採ることができる。
【0036】さらに、請求項4に記載の発明や請求項5
に記載の発明によれば、上記効果に加えて、カードの不
正使用による自転車の盗難等の不都合を避けたり、月会
費が未払いの利用者への支払いを勧告及び月会費未払い
の利用者へのレンタル用自転車の無料貸出しを防いだり
して、システム全体の安全性及び効率よい運営を図るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る自転車レンタルシステムの全体レ
イアウトである。
【図2】同システムの概略構成図である。
【図3】同システムのレンタル業務運営の手順を示す説
明図である。
【図4】同システムによるレンタル用自転車の利用形態
の一例を示す説明図である。
【図5】同システムの情報処理動作を説明するフローチ
ャートである。
【符号の説明】
1 端末情報処理装置 2 RCS(レンタルショップ) 3 システム管理装置 4 センター 5 通信回線(通信手段) 21 レンタル用自転車 23 カードリーダー 24 管理コンピュータ 32 ホストコンピュータ C 会員カード
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3E038 AA07 BA11 BB05 CA02 CA03 CA06 CA07 CB04 EA02 FA02 FA03 GA02 HA05 HA07 HA08 3E048 AA10 BA07 5B049 BB58 DD04 EE05 GG02

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも保証金、当初月会費の支払い
    による入会手続に伴い利用者の個人情報、レンタル自転
    車の貸出し返却用情報が記録された会員カードを発行す
    るとともに、システム全体の管理を行うシステム管理装
    置を備えたセンターと、 各々が複数台のレンタル用自転車を保有する状態で点在
    されているとともに、提出された会員カードに記録され
    ている利用者の個人情報、貸出し返却用情報を読み取る
    カードリーダー及びこのカードリーダーによる読取り情
    報を個別的に処理する端末情報処理装置を備えた複数の
    レンタルショップと、 これら複数のレンタルショップの端末情報処理装置と上
    記センターのシステム管理装置との間に亘って各種情報
    を相互に伝達する通信手段と、からなり、 各レンタルショップにおける端末情報処理装置での自転
    車貸出し返却用情報を通信手段を通してセンターのシス
    テム管理装置が受けたとき、このシステム管理装置から
    他のレンタルショップに向けて、一枚の会員カードによ
    る自転車貸出し台数を一台に制限するための情報を通信
    手段を通して伝達するように構成していることを特徴と
    する自転車レンタルシステム。
  2. 【請求項2】 上記複数のレンタルショップが、鉄道又
    はバス等の公共交通機関の各駅付近にそれぞれ設置され
    ている請求項1に記載の自転車レンタルシステム。
  3. 【請求項3】 上記センターのシステム管理装置は、複
    数のレンタルショップにおける現在の貸出し可能な自転
    車待機台数を把握し管理する手段を備えている請求項1
    または2に記載の自転車レンタルシステム。
  4. 【請求項4】 上記センターのシステム管理装置は、各
    レンタルショップのカードリーダーで読み取られて端末
    情報処理装置から転送されてくる利用者の個人情報と会
    員カード発行時に記憶されている個人情報とを照合し
    て、会員カード提出者が正規の利用者であるか否かを判
    定する手段を備えている請求項1ないし3のいずれかに
    記載の自転車レンタルシステム。
  5. 【請求項5】 上記センターのシステム管理装置は、入
    会手続月以降の月会費の支払いの有無を確認し、支払い
    無しの場合、各レンタルショップの端末情報装置に会員
    カードの無効あるいは使用禁止情報を伝達する手段を備
    えている請求項1ないし4のいずれかに記載の自転車レ
    ンタルシステム。
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