JP2002061774A - ケーブルの係止具を兼ねたハンドル - Google Patents

ケーブルの係止具を兼ねたハンドル

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JP2002061774A
JP2002061774A JP2000253551A JP2000253551A JP2002061774A JP 2002061774 A JP2002061774 A JP 2002061774A JP 2000253551 A JP2000253551 A JP 2000253551A JP 2000253551 A JP2000253551 A JP 2000253551A JP 2002061774 A JP2002061774 A JP 2002061774A
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engagement groove
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泰人 窪
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Tsurumi Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 部品点数も、取付け取外しの作業工数も少な
くてコストダウンが得られ、かつ、外径の異なる２種類
のケーブル係止に対応することのできる、ケーブルの係
止具を兼ねたハンドルを提供する。 【解決手段】 ハンドル握部２の両端を双脚状に導出さ
せてその導出端面を装着対象機器の外面への定着とする
取付座４，４に形成し、該取付座４，４の裏面にケーブ
ルの係挿溝５，５を横設すると共に該係挿溝５，５の横
設箇所を避けた位置において各取付座４，４の表側より
裏面に達するボルト孔９ａ，９ａをそれぞれ縦設する。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の技術分野】本発明は、ケーブルの係止具を兼ね
たハンドル、例えば可搬式水中水中電動ポンプを電源に
接続するケーブルや、そのポンプに付設されるフロート
式水位検出器を繋留するケーブルの係止具を兼ねたハン
ドルに関するものである。
【０００２】
【従来技術とその問題点】電動ポンプ等のケーブルは従
来、図１０および図１１にしめされるような金属クリッ
プ１０５が用いられ、図１２に示すように脚部を広げた
後、図１３および図１４にみられるようなクリップゴム
107を介してケーブル１０６を上記金属クリップ１０５
にボルト締めして狭着し、図１５及び図１６に示すよう
Ｓ字状環１０８によって金属クリップ１０５とハンドル
１０１とを連繋された後、Ｓ字状環１０８の脱落を防止
するためその環状部をペンチ等の工具で絞り込むという
煩雑な方法で係止されていた。そしてこれらの作業に先
達って、ハンドル１０１を予め装着対象機器の外面１０
３へ装着するという作業が必要ことは勿論である。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の方式によれ
ば、部品点数も、取付け取外しの作業工数も多くなり、
かつ、作業時間も長くなってコスト高となり、また、例
えば電源用ケーブルと制御用ケーブルというように外径
の異なる２種類のケーブル係止に対応するためには、大
径と小径の２種類の金属クリップおよびクリップゴムを
用意しばければならず、上述の欠点を更に増大させる要
因となる。
【０００４】従って本発明の目的は、部品点数も、取付
け取外しの作業工数も少なくてコストダウンが得られ、
ハンドル装着が即ケーブルの係止となる簡単迅速な作業
が可能であって、かつ、外径の異なる２種類のケーブル
係止に対応することのできる、ケーブルの係止具を兼ね
たハンドルを提供することにある。
【０００5】
【問題を解決するための手段】本発明に係るケーブルの
係止具を兼ねたハンドルでは、ハンドル握部の両端より
双脚状に導出させてその導出端面を装着対象機器の外面
への定着面とする取付座に形成し、該取付座の裏面にケ
ーブルの係挿溝を横設すると共に該係挿溝の横設箇所を
避けた位置において各取付座の表側より裏面に達するボ
ルト孔をそれぞれ縦設する。そして一方の取付座裏面に
横設される係挿溝は大径ケーブル用の係挿溝とし、他方
の取付座裏面に横設される係挿溝は小径ケーブル用の係
挿溝とし、ハンドルの装着対象機器から導出されるケー
ブルの種別に応じて何れか一方の係挿溝が選択使用され
るよう構成することが望ましく、要すれば、係挿溝の一
側部に設けられた凸起と他側部に設けられた凹窩とでケ
ーブルを屈曲させてその抜け出し防止機能が強化される
よう構成し、また、係挿溝の溝底部に凸設されたリブ状
片のエッヂがケーブルに圧接することによってその抜け
出し防止機能が強化されるよう構成する。
【０００6】
【実施例】以下実施例の図１ないし図９により説明をす
る。
【０００7】図１ないし図５に示されたハンドル１は、
握部２の両端を双脚状に導出させてその導出端面を装着
対象機器の外面３への定着面とする取付座４，４に形成
する。５は取付座の裏面に横設された係挿溝であって、
電動ポンプなど装着対象機器の外面３から導出されたケ
ーブル６の係挿に供せられる。そして例えば一方の取付
座裏面に横設される係挿溝５Ａは電源用ケーブルなど大
径ケーブル用とし、他方の取付座裏面に横設される係挿
溝５Ｂは制御用ケーブルなど小径ケーブル用として、そ
れぞれに適合した溝巾及び溝深さに設定するが、必ずし
もケーブル６が圧挿される態様であることを要しない。
７ｐは係挿溝５の一側部に設けられた凸起、７ｎは係挿
溝５の他側部に設けられた凹窩であり、これら凸起７ｐ
と凹窩７ｎによりケーブル６を屈曲させて係挿溝５内か
ら抜け出し防止機能が強化させ、また、係挿溝５の溝底
部にリブ状片８を凸設してそのエッヂ部がケーブル６に
圧接することにより係挿溝５内から抜け出し防止機能が
強化させるよう構成しておけば、係挿溝５とケーブル６
との係挿自体は緩くてもよい。９ａはハンドル１の装着
用ボルト孔であり、取付座４の裏面における前記係挿溝
５の横設箇所を避けた位置において取付座４の表側より
裏面に達するよう縦設されている。
【０００８】装着対象機器の外面３から導出されたケー
ブル６を図６ないし図９に示すよう係挿溝５に係挿させ
た状態により、両取付座４，４の裏面を装着対象機器の
外面３へ当接し、ボルト孔９ａ、９ａへ挿通したボルト
１０，１０の締着により図７に示すようハンドル１が装
着対象機器の外面３へ定着されると共にケーブル６が係
止されることになる。実施例の図面のごとくボルト孔９
ａ，９ａの上方から挿通したボルト１０，１０の先端を
装着対象機器の外面３のネジ孔９ｂ，９ｂに螺装させて
もよく、または装着対象機器の外面３に植設されたボル
ト１０，１０をボルト孔９ａ，９ａを嵌挿させて取付座
４，４の表側からナット１１，１１を上記ボルト１０，
１０の先端部に螺装させてもよい。そして取外し時には
上記螺装を解除してハンドル１を除去することにより、
ケーブル６は装着対象機器の外面３から解放されること
になる。
【０００９】
【発明の効果】本発明によれば、従来に比べ部品点数
も、取付け取外しの作業工数も格段に少なくてコストダ
ウンが得られ、ハンドル装着が即ケーブルの係止となる
簡単迅速な作業が可能であって、かつ、外径の異なる２
種類のケーブル係止にも対応することができという利点
がある。
【図面の簡単な説明】
【図１】 本発明ハンドルの正面図である。
【図２】 本発明ハンドルの底面図である。
【図３】 図１のＸ−Ｘ線における断面拡大図であ
る。
【図４】 図１のＹ−Ｙ線における断面拡大図であ
る。
【図５】 図２のＺ−Ｚ線における断面拡大図であ
る。
【図６】 本発明ハンドルにより装着対象機器の外面
へケーブルを係止させる過程を示す平面図である。
【図７】 本発明ハンドルにより装着対象機器の外面
へケーブルを係止させた状態を示す平面図である。
【図８】 本発明ハンドルにより装着対象機器の外面
へケーブルを係止させた状態を示す側面図である。
【図９】 本発明ハンドルにより装着対象機器の外面
へケーブルを係止させた状態を示す背面図である。
【図１０】 従来のケーブル係止に供せられる金属クリ
ップの平面図である。
【図１１】 従来のケーブル係止に供せられる金属クリ
ップの側面図である。
【図１２】 図１０及び図１１の金属クリップの脚部を
広げた状態を示す側面図である。
【図１３】 従来のケーブル係止に供せられるクリップ
ゴムの平面図である。
【図１４】 従来のケーブル係止に供せられるクリップ
ゴムの側面図である。
【図１５】 図１０ないし図１４の金属クリップおよび
クリップゴムを用いて装着対象機器の外面へケーブルを
係止させた状態を示す平面図である。
【図１６】 図１０ないし図１４の金属クリップおよび
クリップゴムを用いて装着対象機器の外面へケーブルを
係止させた状態を示す側面図である。
【符号の説明】
１ ハンドル ２ ハンドル握部 ３ 装着対象機器の外面 ４ 取付座 ５ 係挿溝 ５Ａ 大径ケーブル用の係挿溝 ５Ｂ 小径ケーブル用の係挿溝 ６ ケーブル ７ｎ 凹窩 ７ｐ 凸起 ８ リブ状片 ９ａ ボルト孔

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 ハンドル握部の両端を双脚状に導出させ
    てその導出端面を装着対象機器の外面への定着面とする
    取付座に形成し、該取付座の裏面にケーブルの係挿溝を
    横設すると共に該係挿溝の横設箇所を避けた位置におい
    て各取付座の表側より裏面に達するボルト孔をそれぞれ
    縦設したことを特徴とするケーブルの係止具を兼ねたハ
    ンドル。
  2. 【請求項２】 一方の取付座裏面に横設される係挿溝は
    大径ケーブル用の係挿溝とし、他方の取付座裏面に横設
    される係挿溝は小径ケーブル用の係挿溝とし、ハンドル
    の装着対象機器から導出されるケーブルの種別に応じて
    何れか一方の係挿溝が選択使用されるよう構成したこと
    を特徴とする、請求項１記載のケーブルの係止具を兼ね
    たハンドル。
  3. 【請求項3】 係挿溝の一側部に設けられた凸起と他側
    部に設けられた凹窩とでケーブルを屈曲させてその抜け
    出し防止機能が強化されるよう構成したことを特徴とす
    る、請求項１記載のケーブルの係止具を兼ねたハンド
    ル。
  4. 【請求項4】 係挿溝の溝底部に凸設されたリブ状片の
    エッヂがケーブルに圧接することによってその抜け出し
    防止機能が強化されるよう構成したことを特徴とする、
    請求項１記載のケーブルの係止具を兼ねたハンドル。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1343222A3 (en) * 2002-03-05 2004-04-07 Spider Clamp Limited A cable clamp
CN103542177A (zh) * 2013-10-31 2014-01-29 何敬丽 一种开槽式安装座

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EP1343222A3 (en) * 2002-03-05 2004-04-07 Spider Clamp Limited A cable clamp
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