JP2002061605A - 油圧シリンダの再生切換弁 - Google Patents

油圧シリンダの再生切換弁

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JP2002061605A
JP2002061605A JP2000247631A JP2000247631A JP2002061605A JP 2002061605 A JP2002061605 A JP 2002061605A JP 2000247631 A JP2000247631 A JP 2000247631A JP 2000247631 A JP2000247631 A JP 2000247631A JP 2002061605 A JP2002061605 A JP 2002061605A
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oil
throttle
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Yoshikazu Urimoto
義和 瓜本
Kazuo Hida
一雄 肥田
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    • F15B13/00Details of servomotor systems ; Valves for servomotor systems
    • F15B13/02Fluid distribution or supply devices characterised by their adaptation to the control of servomotors
    • F15B13/021Valves for interconnecting the fluid chambers of an actuator
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E02HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
    • E02FDREDGING; SOIL-SHIFTING
    • E02F9/00Component parts of dredgers or soil-shifting machines, not restricted to one of the kinds covered by groups E02F3/00 - E02F7/00
    • E02F9/20Drives; Control devices
    • E02F9/22Hydraulic or pneumatic drives
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 再生状態から再生カット状態へ切換える時に
絞りから流出する油によって生じる流体力によってサブ
スプールのスムーズな移動が妨げられる場合があり、切
換え設定圧近傍での動作が不安定になる。 【解決手段】 本体スプール1にロッド側油室Rからの
戻り油を導入する戻り油導入部8を設け、サブスプール
5にこの戻り油導入部8からの戻り油をヘッド側油室H
へ再生油として供給する戻り油流路7を設け、このサブ
スプール5と本体スプール1との間に、戻り油流路7内
の戻り油を逃す絞り11を設けるとともに、このサブス
プール5の戻り油導入部8に、絞り11を開放した時に
生じる流体力と逆方向にほぼ同じ流体力を生じさせる流
体力打消し部材14を設け、絞り11が開放した時に生
じる流体力と逆方向の流体力を生じさせて打消すように
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この出願に係る発明は、油圧
シリンダのロッド伸長時に、ロッド側油室の油をヘッド
側油室へ再生してロッドの作動速度を速めるようにした
再生切換弁に関し、詳しくは、サブスプールの軸方向に
作用する流体力を打消すようにした再生切換弁に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、例えば、油圧シリンダのピス
トン伸長時にロッド側の油をヘッド側へ再生してロッド
の作動速度を速めようとする技術がある。その一例とし
て、油圧ショベルのアームに設けられた再生回路があ
る。
【0003】この再生回路は、アーム引き作業のように
負荷が自重のみの空中作動時には、ロッド側油室から排
出する油をヘッド側油室へ供給する油に合流させて再生
し、油圧ポンプからの油量が少なくても再生油量で補っ
てピストンのスピードを上げるように構成されている。
そして、負荷の大きい地上作業時には、ロッド側油室か
らの油は再生カット(停止)され、油圧ポンプからの圧
油のみによってシリンダが駆動される。
【0004】この種の従来技術として、特公平4−57
881号公報記載の発明がある。図4はこの発明に示さ
れた油圧ショベルのアームシリンダ作動システムを示す
図であり、油圧シリンダによるアーム作動は、シリンダ
51のヘッド側油室52に圧油を供給する掘削時等と、
ロッド側油室53に圧油を供給するアーム上昇時等とが
コントロール弁54によってコントロールされている。
【0005】そして、このコントロール弁として、図5
の油圧シリンダ作動システムの一例を示す油圧回路図の
ような油圧回路が記載されており、戻りライン55に設
けられた絞り56を調整することによって、ロッド側油
室53からの戻り油をチェック弁57を介してライン5
8からヘッド側油室52へ再生するように構成されてい
る。59はポンプ、60はタンク、61はポンプ、62
は減圧弁である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記コント
ロール弁54の場合、図5に示す左側スプールに切換わ
っている時の再生状態から、右側のスプールに切換わっ
てロッド側油室53の油をタンク60へ逃す再生カット
状態へ切換わる構成であるため、この切換え時には、図
6(a),(b),(c),(d) の再生切換弁に作用する流体力を説
明する再生時の拡大断面図と、同再生カット時の拡大断
面図、同A部拡大断面図、及び同流体力説明図に示すよ
うに、図6(a) の再生状態から、ヘッド側油室52(図
5)の圧力が所定圧になってサブスプール63が図の右
方へ移動し、図6(b) のように絞り56を開放して再生
カットする時には、運動量ゼロの状態の戻り油が絞り5
6から噴流Doとして噴出するので、図6(c) に示すよ
うに、その開口kには、この運動量変化に対する反力と
して流体力F(フローフォース)が作用することとな
る。
【0007】この流体力Fのスプール軸方向に作用する
流体力Fo(図6(d) )の大きさは、流体力Fo=ρQ
v・cosθ(ρ:密度、Q:流量、v:速度、θ:流
体力角度)となる。しかも、この流体力Foは、前記し
たように、サブスプール63がスライドして絞り56を
開放した時に、開口kを閉じる軸方向にサブスプール6
3をスライドさせようとする。
【0008】そのため、この流体力Foが作用している
状態で絞り56を開放させるサブスプール63は、閉鎖
する方向の流体力Foを受けながら開放させられること
となる。その上、絞り56がある程度開いて流体力Fo
が影響しなくなると、戻り油が開口kを開く方向に作用
するので、急に絞り56が開いて流れが大きくなるとい
う現象も生じてしまう。従って、流体力Foの影響があ
る状態では絞り56が計画した通りに開放しない場合や
作動遅れ等を生じる場合がある。
【0009】しかも、この流体力Foによって、絞り5
6を開放する再生カットの設定圧力近傍において、この
絞り56の開き始めに生じる流体力Foの大きさと、ヘ
ッド側油室52の圧力と、絞り56を閉鎖する方向にサ
ブスプール63を移動させる力とのバランスで、サブス
プール63を振動させるように絞り56の開閉を繰り返
す場合がある。そのため、再生又は再生カットの切換え
設定圧力に近い圧力で作業を行うと、再生状態から再生
カット状態、又は再生カット状態から再生状態への切換
わりが頻繁に繰り返されることがある。
【0010】このように再生又は再生カットの切換えが
繰り返されると、図4に示すような油圧ショベルの場合
には、アームシリンダを介してアームヘッド圧力が変動
し、これによってサブスプール63に振動を生じて、時
にはハンチング現象を発生させる場合がある。このハン
チング現象を生じると、アームをスムーズに操作するこ
とが困難になる。
【0011】
【課題を解決するための手段】そこで、前記課題を解決
するために、この出願に係る発明は、油圧シリンダのロ
ッド側油室とヘッド側油室とに供給する圧油の油路を有
する本体スプールと、該本体スプール内で軸方向に移動
可能なサブスプールとを有し、該本体スプールにロッド
側油室からの戻り油を導入する戻り油導入部を設け、前
記サブスプールに該戻り油導入部からの戻り油をヘッド
側油室へ再生油として供給する戻り油流路を設け、該サ
ブスプールと本体スプールとの間に、該戻り油流路内の
戻り油を逃す絞りを設けるとともに、該サブスプールの
前記戻り油導入部に、該絞りを開放した時に生じる流体
力と逆方向にほぼ同じ流体力を生じさせる流体力打消し
部材を設けている。この流体力打消し部材を、絞りの開
口がゼロではなく、流量が最大の流体力(最大フローフ
ォース)を生じさせる開口点で逆向きの流体力が生じる
位置に設けるのが好ましい。
【0012】これにより、サブスプールがスライドして
絞りが開放した時に閉鎖する方向の流体力が作用したと
しても、流体力打消し部材によってその流体力と逆方向
にサブスプールを移動させる流体力を生じさせることが
できるので、絞りの開放時に生じる閉鎖方向の流体力を
開放方向の流体力で打消すことができる。そのため、絞
り開放時にサブスプールを計画通りに移動させることが
可能となり、スムーズに再生カットへ移行することがで
きる。
【0013】前記流体力打消し部材を、絞りで最大流体
力を生じる開口量と、戻り油導入部の絞り側開口量とが
ほぼ同じ開口量となるように配設すれば、絞りに生じる
流体力が小さい時から最大流体力を生じる時までの流体
力を比例的に打消すようにできる。
【0014】また、流体力打消し部材を、戻り油導入部
のスプール軸方向の両側に戻り油流路と通じる開口を形
成する円環部材で構成すれば、簡単な構成で打消すよう
な流体力打消し部材を形成することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本願発明の一実施形態を図
面に基づいて説明する。図1は本願発明の一実施形態を
示す再生切換弁の再生状態を示す断面図であり、図2は
図1に示す再生状態の要部拡大図で、(a) は拡大断面
図、(b) はその拡大説明図、図3は図1に示す再生切換
弁の再生カット状態の要部拡大図で、(a) は拡大断面
図、(b) はその拡大説明図である。以下の説明では、図
示する状態の上下左右の向きに基づいて説明する。な
お、再生切換弁の向きはこの実施形態に限定されるもの
ではない。また、図2,図3では、説明上、本体スプー
ルとサブスプールとの隙間を誇張して記載している。
【0016】図1に示すように、本体スプール1の油路
2が油圧シリンダSのロッド側油室Rと連通され、油路
3がヘッド側油室Hと連通されており、これらの油路
2,3から油圧シリンダSのロッド側油室Rとヘッド側
油室Hへ供給される圧油によってピストンPの伸縮が制
御されている。なお、これらの油路2,3へ供給される
油は、本体スプール1の切換えによって図示しないポン
プから供給される。
【0017】この本体スプール1内には、軸方向(図の
左右方向)に移動可能なサブスプール5が設けられてお
り、このサブスプール5は、図の右端に設けられたスプ
リング4によって左側へ付勢されている。サブスプール
5の中間部には小径部6が形成されており、この小径部
6の外周と本体スプール1の内周との間が戻り油流路7
となっている。この戻り油流路7によって、本体スプー
ル1の油路2と連通する戻り油導入部8と、油路3に連
通する通孔10とが油路9を介して連通されている。従
って、再生時の戻り油は、戻り油導入部8から戻り油流
路7へ流れて通孔10から油路9を介して油路3へと流
れる。9aはチェック弁である。
【0018】また、本体スプール1の所定位置には絞り
11が設けられている。この絞り11は、図1に示す再
生状態ではサブスプール5の絞り部5aによって戻り油
流路7と連通しない位置にある。この絞り11の油路1
2は、タンク13と連通している。
【0019】一方、サブスプール5のもう一端(図の左
端)には、シリンダSのヘッド側油室Hに作用する油圧
によってサブスプール5をスプリング4側へ移動させる
押圧ピストン15が設けられている。この押圧ピストン
15は、本体スプール1内に固定された保持部材16の
案内孔16aに沿って軸方向(図の左右方向)に移動可
能なように構成されている。また、保持部材16には、
前記ヘッド側油室Hの圧油を本体スプール1の導入孔1
7から案内孔16aへ導入するための導入孔16bが設
けられており、押圧ピストン15の左側端面へ圧油を導
入するように構成されている。従って、ヘッド側油室H
内の圧力が上昇すると、押圧ピストン15の左側端面に
作用する圧力が上昇し、この押圧ピストン15でサブス
プール5をスライドさせて、絞り11を開放するように
構成されている。
【0020】そして、前記サブスプール5の戻り油導入
部8には、この戻り油導入部8から戻り油流路7へ流れ
る戻り油によって絞り11を開くように流体力を生じさ
せて、絞り11に生じる流体力を打消すための流体力打
消し部材14が設けられている。この流体力打消し部材
14は、戻り油導入部8の開口範囲内に設けられてお
り、その絞り側の端面14aがサブスプール5の絞り部
5aの端面5bから所定距離Lとなる位置に設けられて
いる。また、この実施形態では、流体力打消し部材14
を円環部材で構成することにより、簡単な構成で流体力
打消し部材14を形成している。
【0021】この流体力打消し部材14を設ける位置と
しては、図3(a),(b) に示すように、絞り11の開口が
ゼロではなく、その流量によって絞り11で最大の流体
力(最大フローフォース)を生じさせる点において、戻
り油導入部8で逆方向の流体力を生じさせるような位置
に設けるのが好ましく、流体力打消し部材14の端面1
4aからサブスプール5の絞り部5aの端面5bまでの
距離Lと、絞り11の開口量Woと、戻り油導入部8の
開口量Wiとが好ましい寸法に設定される。この位置と
しては、例えば、絞り11で最大流体力点となる開口量
Woと同一となるように、戻り油導入部8の開口量Wi
を同一とすることにより、絞り11と戻り油導入部8の
両方で最大流体力点となるようにして、互いの流体力を
打消すようにするのが好ましい。なお、これら開口量W
o,Wiの関係は、絞り11の最大流体力点や、使用機
械の種類や作業内容等に応じて好ましい関係に設定すれ
ばよい。
【0022】以上のように構成された再生切換弁Vによ
る流体力打消し作用を、図2(a) の拡大断面図と(b) の
拡大説明図、及び図3(a) の拡大断面図と(b) の拡大説
明図に基づいて以下に説明する。
【0023】まず、再生状態では、図2(a) に示すよう
に、サブスプール5の絞り部5aによって絞り11が閉
鎖されているので、戻り油導入部8と連通する戻り油流
路7からヘッド側油室H(図1)へと戻り油が再生され
る。この時の戻り油の流れは、図2(b) にも示すよう
に、戻り油導入部8の開口量Wから戻り油流路7へ流れ
込むが、流体力打消し部材14の絞り側(右側)には油
の流れがなく、左側の戻り油流路7aから図1に示す通
孔10と油路9,3を介してヘッド側油室Hへと流れる
のみである。
【0024】そして、絞り11が開いた再生カット状態
では、押圧ピストン15によってサブスプール5が押圧
されて図の右側へ移動して、図3(a) に示すように、流
体力打消し部材14の絞り11側の戻り油流路7から絞
り11へと油が噴出する。この状態での戻り油の流れ
は、図3(b) にも示すように、流体力打消し部材14の
絞り11側の戻り油流路7から絞り11へ流出する流れ
と、戻り油流路7から戻り油流路7へ流入する流れとな
る。
【0025】この時、上述したように、この戻り油流路
7から絞り11へと流出する油は、運動量ゼロの状態か
ら噴出することとなるため、油には流体力Fが作用し、
その軸方向成分の流体力Foによって開口kを閉鎖する
方向にサブスプール5を移動させようとする力が作用す
る。
【0026】一方、戻り油導入部8から流体力打消し部
材14の絞り11側の戻り油流路7へ流入する戻り油に
も流体力Fが作用する。この流体力Fは、絞り11から
油が流出して圧力が低下した戻り油流路7へ圧力の高い
戻り油導入部8から戻り油が流入することとなるので、
図示するように戻り油の流れと同一方向の戻り油導入部
8から戻り油流路7側へと作用することとなる。そのた
め、この流体力Fの軸方向成分の流体力Fiが、流体力
打消し部材14で戻り油導入部8を閉鎖する方向に作用
する。
【0027】従って、この流体力打消し部材14を図の
右側へ移動させようとする流体力Fiによって、前記絞
り11から流出する油でサブスプール5を図の左側へ移
動させようとする流体力Foを打消すことができる。こ
の時、この実施形態によれば、流体力打消し部材14に
よる戻り油導入部8の開口量Wiを、絞り11の流量が
最大流体力点(最大フローフォース点)となる開口量W
oと同一にしているので、絞り11の開口kに生じる流
体力Foを戻り油導入部8に生じるほぼ等しい流体力F
iで打消すことができる。しかも、この最大流体力点ま
での流体力も、開口量Woが小さい時には開口量Wiも
小さいので、それぞれの開口に生じる流体力をほぼ等し
い流体力で比例的に打消すことができる。
【0028】また、このように再生状態から再生カット
状態へ切換わる時に生じる油の流体力を抑止してスムー
ズに移行させることが可能となるので、再生カットへの
切換圧力付近での使用であっても、再生と再生カット間
で頻繁に切換わることなくスムーズな作業を行うことが
でき、油圧ショベルのシリンダに適用してもハンチング
を防止した作業を行うことが可能となる。
【0029】なお、上述した実施形態では、開口量W
o,Wiをほぼ同一量で図示しているが、流体力Fo,
Fiが流体力角度によって異なるため、これらの開口量
Wo,Wiは切換弁に応じて設定すればよい。
【0030】また、上述した実施形態は一実施形態であ
り、この出願に係る発明の要旨を損なわない範囲での種
々の変更は可能であり、この出願に係る発明は上述した
実施形態に限定されるものではない。
【0031】
【発明の効果】この出願に係る発明は、以上説明したよ
うな形態で実施され、以下に記載するような効果を奏す
る。
【0032】絞りが開放した時にサブスプールに作用す
る流体力を打消すようにできるので、再生状態と再生カ
ット状態との間で絞りを計画通りに開放してスムーズに
移行させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の一実施形態を示す再生切換弁の再生
状態を示す断面図である。
【図2】図1に示す再生状態の要部拡大図で、(a) は拡
大断面図、(b) はその拡大説明図である。
【図3】図1に示す再生切換弁の再生カット状態の要部
拡大図で、(a) は拡大断面図、(b) はその拡大説明図で
ある。
【図4】従来の技術に示された油圧ショベルのアームシ
リンダ作動システムを示す図である。
【図5】従来の技術に示された油圧シリンダ作動システ
ムの一例を示す油圧回路図である。
【図6】従来の再生切換弁に作用する流体力を説明する
ための断面図であり、(a) は再生時の拡大断面図、(b)
は再生カット時の拡大断面図、(c) は(b) に示すA部拡
大断面図、(d) は同流体力説明図である。
【符号の説明】
1…本体スプール 2,3…油路 4…スプリング 5…サブスプール 5b…端部 5b…端面 5a…絞り部 6…小径部 7…油流路 8…油導入部 9…油路 10…通孔 11…絞り 12…油路 13…タンク 14a…端面 14…流体力打消し部材 15…押圧ピストン 16a…案内孔 16b…導入孔 16…保持部材 17…導入孔 F,Fo,Fi…流体力 H…ヘッド側油室 L…距離 W,Wo,Wi…開口量 P…ピストン R…ロッド側油室 S…油圧シリンダ V…再生切換弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2D003 AA01 AB03 AC06 BA01 BA02 BA05 BB02 CA02 DA02 3H053 AA35 BA13 BC03 DA11 3H089 AA34 AA42 BB10 CC01 DA02 DB47 DB63 DB65 GG02 JJ02

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 油圧シリンダのロッド側油室とヘッド側
    油室とに供給する圧油の油路を有する本体スプールと、
    該本体スプール内で軸方向に移動可能なサブスプールと
    を有し、該本体スプールにロッド側油室からの戻り油を
    導入する戻り油導入部を設け、前記サブスプールに該戻
    り油導入部からの戻り油をヘッド側油室へ再生油として
    供給する戻り油流路を設け、該サブスプールと本体スプ
    ールとの間に、該戻り油流路内の戻り油を逃す絞りを設
    けるとともに、該サブスプールの前記戻り油導入部に、
    該絞りを開放した時に生じる流体力と逆方向にほぼ同じ
    流体力を生じさせる流体力打消し部材を設けたことを特
    徴とする油圧シリンダの再生切換弁。
  2. 【請求項2】 流体力打消し部材を、絞りで最大流体力
    を生じる開口量と、戻り油導入部の絞り側開口量とがほ
    ぼ同じ開口量となるように配設したことを特徴とする請
    求項1記載の油圧シリンダの再生切換弁。
  3. 【請求項3】 流体力打消し部材を、戻り油導入部のス
    プール軸方向の両側に戻り油流路と通じる開口を形成す
    る円環部材で構成したことを特徴とする請求項1又は請
    求項2記載の油圧シリンダの再生切換弁。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP1647719A3 (en) * 2004-10-14 2008-09-03 Volvo Construction Equipment Holding Sweden AB Hydraulic control valve with regeneration function
WO2010133271A1 (de) * 2009-05-19 2010-11-25 Robert Bosch Gmbh Wegeventilanordnung
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