JP2002061513A - ラジエータのリザーブタンク用キャップ体の構造 - Google Patents
ラジエータのリザーブタンク用キャップ体の構造Info
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Abstract
る注水口2に着脱自在に被嵌したキャップ体3に、大気
へのブリーザ管路4をキャップ体の天井面5に開口する
ように設けた場合に、前記キャップ体及びブリーザ管路
からの冷却水の漏れを、簡単な構造にて確実に低減す
る。 【解決手段】 前記天井面5に前記注水口の内周面に近
接する直径のスカート9を設ける一方、前記ブリーザ管
路の天井面への開口部4aを、前記注水口の内周面に近
接する部位に位置し、前記スカートのうち前記ブリーザ
管路の開口部の部分に、この開口部がスカートの外側に
位置するようにした内向きへの凹み部10を設ける。
Description
ラジエータに対するリザーブタンクにおいて、このリザ
ーブタンクにおける注水口に対してこれを塞ぐように着
脱自在に被嵌されるキャップ体の構造に関するものであ
る。
ンクにおいては、その上部に設けた注水口にこれを塞ぐ
ように着脱自在に被嵌されるキャップ体に、大気へのブ
リーザ管路を、当該ブリーザ管路がキャップ体における
天井面に開口するように設ける構成にしていたが、この
構成では、リサーブタンク内の冷却水が動揺して、前記
キャップ体における天井面に衝突した場合に、この冷却
水は、前記天井面に沿って伝い流れ、その一部が前記ブ
リーザ管路内にその開口部から飛び込むことになるか
ら、ブリーザ管路を通って外に漏れ出ることになり、ま
た、前記天井面に衝突した冷却水の一部は、天井面を伝
ってキャップ体のうち注水口に被嵌する部分に向かうこ
とになるから、キャップ体の周囲からも外に漏れ出るの
であった。
722号公報は、前記キャップ体の天井面に、前記ブリ
ーザ管路の開口部を包囲する小径円筒形の第1スカート
を設けるとともに、前記リザーブタンクにおける注水口
の内周面に近接する大径円筒形の第2スカートを設ける
ことにより、キャップ体の天井面に衝突した冷却水が、
ブリーザ管路に飛び込むことを前記第1スカートによ
り、キャップ体のうち注水口に被嵌する部分に向かうこ
とを前記第2スカートにより各々阻止して、冷却水の漏
れ出しを低減することを提案している。
のものは、キャップ体における天井面に、小径の第1ス
カートと大径の第2スカートとの二つのスカートを設け
るので、構造が複雑になり、製造コストが可成りアップ
するという問題があった。
の構造を提供することを技術的課題とするものである。
るため本発明は、「ラジエータに対するリザーブタンク
における注水口にこれを塞ぐように着脱自在に被嵌さ
れ、大気へのブリーザ管路を天井面に開口するように備
え、更に、前記天井面に前記注水口の内周面に近接する
直径にしたスカートを設けて成るキャップ体において、
前記ブリーザ管路の天井面への開口部を、前記注水口の
内周面に近接する部位に位置する一方、前記スカートの
うち前記ブリーザ管路の開口部の部分に、この開口部が
スカートの外側に位置するようにした内向きへの凹み部
を設ける。」という構成にした。
クにおける注水口の内周面はスカートにて囲われている
ことにより、リザーブタンク内の冷却水が動揺によって
キャップ体の天井面に衝突した場合に、この冷却水が前
記天井面に沿ってキャップ体が注水口に対して被嵌する
部分に向かうことを前記スカートにて確実に阻止するこ
とができる一方、前記ブリーザ管路の開口部は、前記ス
カートにおける凹み部と、注水口とで包囲されているこ
とにより、前記天井面に衝突した冷却水が前記ブリーザ
管路の開口部内に飛び込むことを、前記スカートとこれ
に設けた凹み部とによって確実に阻止することができ
る。
に、キャップ体の天井面に二つのスカートを設ける必要
がなく、一つのスカートを設けるだけで良いから、キャ
ップ体の構造が簡単になり、その製造コストを大幅に低
減できる効果を有する。
1〜図3の図面ついて説明する。
2を備えた合成樹脂製のリザーブタンクを、符号3は、
前記注水口2に対してこれを塞ぐように着脱自在に被嵌
される合成樹脂製のキャップ体を各々示す。
ク1 内を大気に開放するためのブリーザ管路4が、当該
キャップ体2における天井面5に開口するように一体的
に設けられている。
6が、その一端部6aがリザーブタンク1の外に突出
し、その他端部6bが前記天井面5からリザーブタンク
1内に向かって下向きに突出するように一体的に設けら
れ、このエルボ管路6の一端部6aには、図示しないラ
ジエータへの連絡管路(ホース)7が接続され、また、
他端部6bには、前記リザーブタンク1の底部への連絡
管路(ホース)8が接続されている。
面5には、前記注水口2の内周面に近接する直径にした
スカート9が一体的に設けられている。
天井面5に対する開口部4aを、前記注水口2の内周面
に近接した部位に位置する一方、前記スカート9のうち
前記開口部4aの部分に、この開口部4aがスカート9
の外側に位置するようにした内向きへの凹み部10を設
けるという構成にする。
における注水口2の内周面は、スカート9にて囲われて
いることにより、リザーブタンク1内の冷却水が動揺に
よってキャップ体3の天井面5に衝突した場合に、この
冷却水が前記天井面5に沿ってキャップ体3のうち注水
口2に嵌まる部分に向かうことを前記スカート9にて確
実に阻止することができる。
れ出ることを確実に防止でき、場合によっては、注水口
2の上面とキャップ体3の天井面5との間にシール用の
ガスケットを介挿することを省略できる。
5に対する開口部4aは、前記スカート9における凹み
部10と、注水口2とで包囲されていることにより、前
記天井面5に衝突した冷却水が前記ブリーザ管路4の開
口部4a内に飛び込むことを、前記スカート9とこれに
設けた凹み部10とによって確実に阻止することができ
るから、前記ブリーザ管路4から冷却水が漏れ出すこと
を確実に低減できるのである。
示す図である。
Claims (1)
- 【請求項1】ラジエータに対するリザーブタンクにおけ
る注水口にこれを塞ぐように着脱自在に被嵌され、大気
へのブリーザ管路を天井面に開口するように備え、更
に、前記天井面に前記注水口の内周面に近接する直径の
スカートを設けて成るキャップ体において、 前記ブリーザ管路の天井面への開口部を、前記注水口の
内周面に近接する部位に位置する一方、前記スカートの
うち前記ブリーザ管路の開口部の部分に、この開口部が
スカートの外側に位置するようにした内向きへの凹み部
を設けたことを特徴とするラジエータのリザーブタンク
用キャップ体の構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000251955A JP3710366B2 (ja) | 2000-08-23 | 2000-08-23 | ラジエータのリザーブタンク用キャップ体の構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2000251955A JP3710366B2 (ja) | 2000-08-23 | 2000-08-23 | ラジエータのリザーブタンク用キャップ体の構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002061513A true JP2002061513A (ja) | 2002-02-28 |
JP3710366B2 JP3710366B2 (ja) | 2005-10-26 |
Family
ID=18741285
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000251955A Expired - Fee Related JP3710366B2 (ja) | 2000-08-23 | 2000-08-23 | ラジエータのリザーブタンク用キャップ体の構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3710366B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012144291A (ja) * | 2011-01-14 | 2012-08-02 | Aisin Seiki Co Ltd | 貯水容器および燃料電池システム |
WO2022065177A1 (ja) * | 2020-09-28 | 2022-03-31 | いすゞ自動車株式会社 | 車載タンクのキャップ |
-
2000
- 2000-08-23 JP JP2000251955A patent/JP3710366B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2012144291A (ja) * | 2011-01-14 | 2012-08-02 | Aisin Seiki Co Ltd | 貯水容器および燃料電池システム |
WO2022065177A1 (ja) * | 2020-09-28 | 2022-03-31 | いすゞ自動車株式会社 | 車載タンクのキャップ |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP3710366B2 (ja) | 2005-10-26 |
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