JP2002061100A - 壁紙およびその貼着方法 - Google Patents

壁紙およびその貼着方法

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JP2002061100A JP2000242855A JP2000242855A JP2002061100A JP 2002061100 A JP2002061100 A JP 2002061100A JP 2000242855 A JP2000242855 A JP 2000242855A JP 2000242855 A JP2000242855 A JP 2000242855A JP 2002061100 A JP2002061100 A JP 2002061100A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成により壁紙と壁紙の紙継ぎ部分に
発生する目開きを有効に防止することができると共に、
建築物等の内壁面や天井面等における貼着作業も迅速か
つ容易にして、しかも低コストに達成することができる
壁紙およびその貼着方法を提供する。 【解決手段】 紙基材11と化粧紙12とを積層してな
る所定幅の長尺シートからなる壁紙10において、この
壁紙の長手方向一側縁部を、前記化粧紙の端縁12aが
紙基材の端縁より若干長くなるよう形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建築物等の内壁面
や天井面等に貼着する壁紙に係り、特に壁紙と壁紙の紙
継ぎ部分に発生する目開きを有効に防止することができ
るように構成した壁紙およびその貼着方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来より、住宅等の内装材として、建築
物等の内壁面や天井面等に対する装飾性を高めるため
に、意匠的審美性に優れたシート状の壁紙が広く使用さ
れている。そして、この種の壁紙としては、壁面等への
貼着の便宜性等を考慮して、その基材として不燃紙等の
紙基材が使用され、またその表面には絵柄の印刷を施し
た化粧紙を積層させた構成からなるものが知られてい
る。さらに、前記化粧紙に対する絵柄の印刷以外にも、
壁紙の表面における対汚染性、耐擦傷性等の表面物性の
付与や、エンボスによる立体的な装飾性の付与、発泡に
よる柔軟性の付与等の目的から、例えばポリ塩化ビニル
樹脂またはアクリル系樹脂等からなる樹脂層を設けた構
成とすることも知られている。
【0003】しかるに、前述した構成からなる壁紙を、
建築物等の内壁面や天井面等に対して糊付け貼着する場
合、壁紙と壁紙の紙継ぎ部分において、貼着時には継ぎ
目が全く目立たないように仕上げることができるが、壁
紙が乾燥してくると紙継ぎ部分の目開きを生じ、この目
開き部分に塵埃が蓄積して線状の汚れを発生する。従っ
て、このような汚れは、内壁面や天井面等の外観的美観
すなわち意匠的審美性を害するばかりでなく、カビや細
菌の発生原因ともなり、衛生的にも好ましくない。
【0004】このような観点から、壁紙と壁紙の紙継ぎ
部分において、前記壁紙の目開きを防止するため、一方
の壁紙の一側縁部を他方の壁紙の他側縁部の上に一定の
幅で重ね合せることが提案されるが、この壁紙の重ね合
せ部分は、壁紙の2倍の厚さとなるために、隆起が生じ
て内壁面や天井面等の体裁を悪くするばかりでなく、こ
の隆起部分において壁紙の紙基材の端縁が外部に一部露
呈(外気と接触)するため、壁紙が剥離し易くなる等の
難点がある。特に、多層に形成された厚さの増大する壁
紙の場合には、これらの現象の発生が著しくなる難点が
ある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明者は、
鋭意研究並びに試作を重ねた結果、例えば紙基材と化粧
紙とを積層した長尺シートからなる壁紙において、この
壁紙の長手方向一側縁部を、前記化粧紙の端縁が紙基材
の端縁より若干長く(約5mm程度)なるよう形成する
ことにより、壁紙と壁紙の紙継ぎ部分で、一方の壁紙の
延長された化粧紙部分を他方の壁紙の他側縁部の化粧紙
上に重ね合せることができ、これにより紙基材は全く外
部へ露呈させることなく、しかも化粧紙の重ね合せ部分
の厚さも余り増大させることがなく、前述した従来の壁
紙の目開きによる問題点を、一挙に解消することができ
ることを突き止めた。
【0006】この場合、前記壁紙の他側縁部について
は、前記とは逆に紙基材の端縁が化粧紙の端縁より若干
長く(約5mm程度)なるよう形成することにより、壁
紙と壁紙の紙継ぎに際して、紙基材の継ぎ目と化粧紙の
継ぎ目との位置をずらすことができ、紙基材の端縁を外
部に露呈(外気と接触)させることなく、しかも化粧紙
を相互に重ね合せることなく、壁紙の紙継ぎを達成する
ことができ、従って壁紙の目開きを確実に防止できるこ
とを突き止めた。
【0007】また、前記壁紙の一側縁部をその長手方向
に沿って、前記化粧紙の端縁が紙基材の端縁より長く形
成するに際し、その長さを壁紙と壁紙の紙継ぎ部分を十
分に被覆し得るような寸法(約1cm程度)に設定し、
しかもこの化粧紙の延長部分をミシン目等の切取り線を
設けておくことにより、壁紙と壁紙の紙継ぎに際して、
予め前記化粧紙の延長部分を切取り分離しておき、これ
を壁紙と壁紙の紙継ぎを行って貼着した部分の上方か
ら、目開きとなる部分を完全に覆うように貼着すること
によっても、前述した従来の壁紙の目開きによる問題点
を、解消することができることを突き止めた。
【0008】さらに、前述した壁紙の一側縁部に対し
て、特別な設計を施すことなく、壁紙と壁紙の紙継ぎに
際して、予め建築物等の内壁面や天井面等に対し、前記
壁紙の紙継ぎ位置に対応して両面接着テープを貼着して
おくことにより、前記両面接着テープの上に貼着される
壁紙の紙基材の収縮移動を抑制することができ、これに
より前述した従来の壁紙の目開きによる問題点を、解消
することができることを突き止めた。
【0009】従って、本発明の目的は、簡単な構成によ
り壁紙と壁紙の紙継ぎ部分に発生する目開きを有効に防
止することができると共に、建築物等の内壁面や天井面
等における貼着作業も迅速かつ容易にして、しかも低コ
ストに達成することができる壁紙およびその貼着方法を
提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め、本発明に係る壁紙は、紙基材と化粧紙とを積層して
なる所定幅の長尺シートからなる壁紙において、この壁
紙の長手方向一側縁部を、前記化粧紙の端縁が紙基材の
端縁より若干長くなるよう形成することを特徴とする。
【0011】前記構成からなる壁紙を使用し、この壁紙
の紙継ぎに際し、一方の壁紙の前記化粧紙の延長端部側
の紙基材の一端と他方の壁紙の紙基材の他端とを突き合
わせ、前記一方の壁紙の化粧紙の延長端部を他方の壁紙
の化粧紙上に重ね合わせて貼着することにより、壁紙相
互の目開きを防止することができる壁紙の紙継ぎを容易
に達成することができる。
【0012】前記の壁紙において、その長手方向他側縁
部を、前記紙基材の端縁が化粧紙の端縁より若干長くな
るよう形成することもできる。
【0013】この場合、一方の壁紙の前記化粧紙の延長
端部側の紙基材の一端と他方の壁紙の前記紙基材の延長
端部側の紙基材の他端とを突き合わせると共に、前記一
方の壁紙の化粧紙の延長端部を他方の壁紙の紙基材の延
長端部上に重ね合わせて貼着することによっても、壁紙
相互の目開きを防止することができる壁紙の紙継ぎを容
易に達成することができる。
【0014】また、前記壁紙の長手方向一側縁部を、前
記化粧紙の端縁が紙基材の端縁より長く形成すると共
に、この化粧紙の延長部分を切取り分離可能に構成し、
前記化粧紙の分離した延長部分により、壁紙と壁紙の継
ぎ目を被覆するよう構成することができる。
【0015】この場合、前記壁紙の切取り分離可能な延
長部分と、この延長部分が切取られた壁紙の長手方向両
側縁部とに、それぞれ導電性物質塗布層を形成すること
により、壁紙と壁紙の継ぎ目に形成される導電性物質塗
布層を、前記分離された延長部分に形成した導電性物質
塗布層より被覆し、前記導電性物質塗布層間を適正に導
通接続するよう構成して、電気的機能を有する特殊用途
の壁紙を提供することができる。
【0016】さらに、壁紙相互の目開きを防止すること
ができる壁紙として、所定幅の両面接着テープを設け、
この両面接着テープ上に壁紙と壁紙の継ぎ目を貼着する
ように構成することもできる。
【0017】この場合、前記両面接着テープ上と、この
両面接着テープ上に貼着される壁紙の両側縁部とに、そ
れぞれ導電性物質塗布層を形成することにより、前記両
面接着テープに形成した導電性物質塗布層に対し、壁紙
と壁紙の継ぎ目に形成される導電性物質塗布層を貼着す
ることにより、前記導電性物質塗布層間を適正に導通接
続するよう構成して、電気的機能を有する特殊用途の壁
紙を提供することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係る壁紙およびそ
の貼着方法の実施例につき、添付図面を参照しながら以
下詳細に説明する。
【0019】
【実施例1】図1は、本発明に係る壁紙10の一実施例
を示す要部拡大平面図である。すなわち、図1におい
て、参照符号11は原紙ないしは裏打紙としての紙基材
を示すと共に、参照符号12は従来の壁紙等においても
採用されている公知の印刷適性を有する化粧紙を示すも
のであり、これらの紙基材11と化粧紙12とは、従来
より公知の糊材を使用した貼り合せ法によって積層し、
所定幅の長尺シートとして構成したものである。
【0020】なお、本実施例において、前記紙基材11
は、従来より公知のセルロース繊維を主体として、必要
に応じて合成繊維、無機繊維、合成パルプ等を適宜配合
し、自己消火性填料、その他の填料、乾燥紙力増強剤、
防カビ剤、着色剤、サイズ剤、定着剤等を適宜添加して
抄紙することにより得ることができる。なお、セルロー
ス繊維とは、公知の木材パルプを主体とし、麻、こう
ぞ、雁皮のジン皮繊維、コットンリンター、竹、藁等の
非木材パルプ等を適宜混合したものであって、これらの
セルロース繊維の単独あるいは混合物に、必要に応じて
合成繊維、ガラス繊維、無機繊維、合成パルプ等の繊維
物質を適宜配合して使用することができる。
【0021】しかるに、図1に示す実施例においては、
壁紙10の長手方向の一側縁部を、化粧紙12の端縁が
紙基材11の端縁より若干長く(例えば、所定幅w1 =
5mm±2〜3mm延長)するよう設定したことを特徴
とするものである。
【0022】図1に示すように、化粧紙12の一端に延
長端部12aを設けた壁紙10を使用して、建築物等の
壁部20の内壁面に前記壁紙10を貼着するに際し、壁
紙10の紙継ぎを行う場合において、図2に示すよう
に、一方の壁紙10Aの前記化粧紙12の延長端部12
a側の紙基材11の一端と、他方の壁紙10Bの紙基材
11の他端とを突き合わせ、前記一方の壁紙10Aの化
粧紙12の延長端部12aを他方の壁紙10Bの化粧紙
12上に重ね合わせて貼着することにより、壁紙10
A、10B相互の目開きを有効に防止することができ
る。
【0023】
【実施例2】図3は、本発明に係る壁紙10の別の実施
例を示す要部拡大平面図である。すなわち、本実施例に
おいては、前記実施例1に記載の壁紙10に対し、壁紙
10の長手方向の他側縁部を、紙基材11の端縁が化粧
紙12の端縁より若干長く(例えば、所定幅w2 =5m
m±2〜3mm延長)するよう設定したものである。な
お、説明の便宜上、図1に示す構成要素と同一の構成要
素については、同一の参照符号を付して、その詳細な説
明は省略する(以下の実施例についても同様とする)。
【0024】図3に示すように、壁紙10の長手方向の
一側縁部において、化粧紙12の一端に延長端部12a
を設けると共に、壁紙10の長手方向の他側縁部におい
て、紙基材11の他端に延長端部11bを設けた壁紙1
0を使用して、建築物等の内壁面に前記壁紙10を貼着
するに際し、壁紙10の紙継ぎを行う場合において、図
4に示すように、一方の壁紙10Aの前記化粧紙12の
延長端部12a側の紙基材11の一端と、他方の壁紙1
0Bの前記紙基材11の延長端部11b側の紙基材11
の他端とを突き合わせると共に、前記一方の壁紙10A
の化粧紙12の延長端部12aを、他方の壁紙10Bの
紙基材11の延長端部11b上に重ね合わせて貼着する
ことができる。また、この場合、前記化粧紙12の延長
端部12aの幅w1 と、前記紙基材11の延長端部11
bの幅w2 とを、同一寸法に設定しておくことにより、
前記一方の壁紙10Aの化粧紙12の延長端部12aの
一端と、他方の壁紙10Bの化粧紙12の他端とを突き
合わせて貼着することができ、これにより壁紙10A、
10B相互の目開きを有効に防止することができる。
【0025】
【実施例3】図5の(a)、(b)は、本発明に係る壁
紙10のさらに別の実施例を示す要部平面図および断面
図である。すなわち、本実施例においては、壁紙10の
長手方向の一側縁部を、化粧紙12の端縁が紙基材11
の端縁より長く(例えば、所定幅w3 =10mm±2〜
3mm延長)するよう設定すると共に、この化粧紙12
の延長部分14をミシン目等の切取り線13を設けて分
離可能に構成したものである。
【0026】このように構成した実施例3の壁紙は、前
記化粧紙12の切取って分離した延長部分14を使用し
て、図6に示すように、壁紙10Aと壁紙10Bとをそ
れぞれ端縁を突き合わせて貼着し、これにより形成され
た前記壁紙10A、10Bの継ぎ目に対し、その上方か
ら前記分離した延長部分14を被覆するよう貼着したも
のである。このように構成することによっても、壁紙1
0A、10B相互の目開きを有効に防止することができ
る。
【0027】
【実施例4】図7の(a)、(b)は、図5および図6
に示す本発明に係る壁紙10の変形例を示す要部平面図
および断面図である。すなわち、本実施例においては、
前記実施例3における壁紙10の切取り分離可能な延長
部分14と、この延長部分14が切取られた壁紙10の
長手方向の両側縁部とに、それぞれ導電性物質塗布層1
5を形成したものである。
【0028】このように構成した実施例4の壁紙10
は、図8に示すように、壁紙10Aと壁紙10Bの継ぎ
目に形成される導電性物質塗布層15、15を、前記分
離した延長部分14に形成した導電性物質塗布層15に
より被覆して、前記導電性物質塗布層間を適正に導通接
続することができ、これにより壁紙10A、10B相互
の目開きを防止することができると共に、その電気的機
能を利用して電磁波を遮蔽したり電気的導通の遮断検知
を行って、安全性および防犯効果を高めた特殊用途の壁
紙を提供することができる。
【0029】
【実施例5】図9の(a)、(b)は、本発明に係る壁
紙10の他の実施例の貼着状態をそれぞれ示す要部平面
図である。すなわち、本実施例においては、壁紙相互の
目開きを防止することができる壁紙10として、所定幅
w4 (例えば、w4 =10mm±2〜3mm)の両面接
着テープ16を設け、この両面接着テープ16を予め壁
部20の所定位置に貼着しておき、この両面接着テープ
16上に壁紙10Aと壁紙10Bの継ぎ目を貼着するよ
うに構成したものである。このように構成することによ
っても、壁紙10A、10B相互の目開きを有効に防止
することができる。
【0030】
【実施例6】図10は、図9に示す本発明に係る壁紙1
0の変形例の貼着状態を示す要部平面図である。すなわ
ち、本実施例においては、前記実施例5における両面接
着テープ16の上面に導電性物質塗布層17を形成する
と共に、この両面接着テープ16に対向する壁紙10の
長手方向の両側縁部にそれぞれ導電性物質塗布層18、
18を形成したものである。このように構成した実施例
6の壁紙10は、前記両面接着テープ16に形成した導
電性物質塗布層17に対し、壁紙10Aと壁紙10Bの
継ぎ目に形成される導電性物質塗布層18、18を貼着
して、前記導電性物質塗布層間を適正に導通接続するこ
とができ、これにより壁紙10A、10B相互の目開き
を防止することができると共に、その電気的機能を利用
して電磁波を遮蔽したり電気的導通の遮断検知を行っ
て、安全性および防犯効果を高めた特殊用途の壁紙を提
供することができる。
【0031】以上、本発明の好適な実施例について説明
したが、本発明は前記実施例に限定されることなく、本
発明の精神を逸脱しない範囲内において、多くの設計変
更が可能である。
【0032】
【発明の効果】前述した実施例から明らかな通り、本発
明に係る壁紙は、紙基材と化粧紙とを積層してなる所定
幅の長尺シートからなる壁紙において、この壁紙の長手
方向一側縁部を、前記化粧紙の端縁が紙基材の端縁より
若干長くなるよう形成することにより、この壁紙を使用
して紙継ぎを行うに際し、一方の壁紙の前記化粧紙の延
長端部側の紙基材の一端と他方の壁紙の紙基材の他端と
を突き合わせ、前記一方の壁紙の化粧紙の延長端部を他
方の壁紙の化粧紙上に重ね合わせて貼着することによ
り、壁紙の貼着も簡便かつ迅速に行うことができるばか
りでなく、壁紙相互の目開きを有効に防止することがで
きる。
【0033】特に、前記壁紙の長手方向他側縁部を、前
記紙基材の端縁が化粧紙の端縁より若干長くなるよう形
成することにより、一方の壁紙の前記化粧紙の延長端部
側の紙基材の一端と他方の壁紙の前記紙基材の延長端部
側の紙基材の他端とを突き合わせると共に、前記一方の
壁紙の化粧紙の延長端部を他方の壁紙の紙基材の延長端
部上に重ね合わせて貼着することによって、壁紙の外観
を損なうことなく、壁紙相互の目開きを有効に防止する
ことができる利点が得られる。
【0034】また、前記壁紙の長手方向一側縁部を、前
記化粧紙の端縁が紙基材の端縁より長く形成すると共
に、この化粧紙の延長部分を切取り可能に構成し、前記
化粧紙の切取った延長部分により、壁紙と壁紙の継ぎ目
を被覆するよう構成する場合には、前記壁紙の紙継ぎを
行う部分にそれぞれ導電性物質塗布層を設けることによ
って、電磁波遮蔽機能や電気的導通遮断検知機能を保持
させて、安全性や防犯効果を高めた特殊用途の壁紙を提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る壁紙の一実施例を示す要部平面図
である。
【図2】図1に示す壁紙の紙継ぎ部分の貼着状態を示す
要部拡大断面図である。
【図3】本発明に係る壁紙の別の実施例を示す要部平面
図である。
【図4】図3に示す壁紙の紙継ぎ部分の貼着状態を示す
要部拡大断面図である。
【図5】本発明に係る壁紙のさらに別の実施例を示すも
のであって、(a)は要部平面図であり、(b)は
(a)のB−B断面図である。
【図6】図5に示す壁紙の紙継ぎ部分の貼着状態を示す
要部拡大断面図である。
【図7】図5に示す本発明に係る壁紙の変形例を示すも
のであって、(a)は要部平面図であり、(b)は
(a)のB−B断面図である。
【図8】図7に示す壁紙の紙継ぎ部分の貼着状態を示す
要部拡大断面図である。
【図9】本発明に係る壁紙の他の実施例を示すもので、
(a)は壁紙の貼着準備状態を示す壁面等の要部平面図
であり、(b)は壁紙の紙継ぎによる貼着状態を示す要
部平面図である。
【図10】図9に示す本発明に係る壁紙の変形例の貼着
状態を示す要部平面図である。
【符号の説明】
10 壁紙 10A 一方の壁紙 10B 他方の壁紙 11 紙基材(原紙、裏打紙) 11b 延長部分 12 化粧紙 12a 延長部分 13 切取り線 14 分離した延長部分 15 導電物質塗布層 16 両面接着テープ 17 導電物質塗布層 18 導電物質塗布層 20 壁部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4F100 AJ04 AR00C BA02 BA03 BA07 BA10B BA10C DB09 DG10A DG10B GB08 HB00A JG01 JG01C JL05 JL11 4L055 AA01 AA05 AA07 AA08 AA09 AF01 AF04 AF13 BE14 FA11 GA23

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 紙基材と化粧紙とを積層してなる所定幅
    の長尺シートからなる壁紙において、この壁紙の長手方
    向一側縁部を、前記化粧紙の端縁が紙基材の端縁より若
    干長くなるよう形成することを特徴とする壁紙。
  2. 【請求項2】 紙基材と化粧紙とを積層してなる所定幅
    の長尺シートからなる壁紙の長手方向一側縁部を、前記
    化粧紙の端縁が紙基材の端縁より若干長くなる延長端部
    を形成した壁紙を使用し、この壁紙の紙継ぎに際し、一
    方の壁紙の前記化粧紙の延長端部側の紙基材の一端と他
    方の壁紙の紙基材の他端とを突き合わせ、前記一方の壁
    紙の化粧紙の延長端部を他方の壁紙の化粧紙上に重ね合
    わせて貼着することを特徴とする壁紙の貼着方法。
  3. 【請求項3】 前記壁紙の長手方向他側縁部を、前記紙
    基材の端縁が化粧紙の端縁より若干長くなるよう形成す
    ることを特徴とする請求項1記載の壁紙。
  4. 【請求項4】 紙基材と化粧紙とを積層してなる所定幅
    の長尺シートからなる壁紙の長手方向一側縁部を、前記
    化粧紙の端縁が紙基材の端縁より若干長くなる延長端部
    を形成すると共に、前記壁紙の長手方向他側縁部を、前
    記紙基材の端縁が化粧紙の端縁より若干長くなるよう形
    成した壁紙を使用し、この壁紙の紙継ぎに際し、一方の
    壁紙の前記化粧紙の延長端部側の紙基材の一端と他方の
    壁紙の前記紙基材の延長端部側の紙基材の他端とを突き
    合わせると共に、前記一方の壁紙の化粧紙の延長端部を
    他方の壁紙の紙基材の延長端部上に重ね合わせて貼着す
    ることを特徴とする壁紙の貼着方法。
  5. 【請求項5】 前記壁紙の長手方向一側縁部を、前記化
    粧紙の端縁が紙基材の端縁より長く形成すると共に、こ
    の化粧紙の延長部分を切取り分離可能に構成し、前記化
    粧紙の分離した延長部分により、壁紙と壁紙の継ぎ目を
    被覆するよう構成してなる請求項1記載の壁紙。
  6. 【請求項6】 前記壁紙の切取り分離可能な延長部分
    と、この延長部分が切取られた壁紙の長手方向両側縁部
    とに、それぞれ導電性物質塗布層を形成することによ
    り、壁紙と壁紙の継ぎ目に形成される導電性物質塗布層
    を、前記分離した延長部分に形成した導電性物質塗布層
    により被覆し、前記導電性物質塗布層間を適正に導通接
    続するよう構成してなる請求項5記載の壁紙。
  7. 【請求項7】 所定幅の両面接着テープを設け、この両
    面接着テープ上に壁紙と壁紙の継ぎ目を貼着するように
    構成したことを特徴とする壁紙。
  8. 【請求項8】 前記両面接着テープ上と、この両面接着
    テープ上に貼着される壁紙の両側縁部とに、それぞれ導
    電性物質塗布層を形成することにより、前記両面接着テ
    ープに形成した導電性物質塗布層に対し、壁紙と壁紙の
    継ぎ目に形成される導電性物質塗布層をそれぞれ貼着す
    ることにより、前記導電性物質塗布層間を適正に導通接
    続するよう構成してなる請求項7記載の壁紙。
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WO2008144954A1 (fr) * 2007-05-25 2008-12-04 Minghai Han Procédé d'adhérence d'un tissu à large laize appliqué sur un mur
CN103147544A (zh) * 2012-12-02 2013-06-12 上海馨来建筑装饰设计有限公司 砖墙壁纸的环保粘贴方法
JP7492525B2 (ja) 2019-02-14 2024-05-29 ボクサブル インク ユーティリィティチャネルおよび積層物エンクロージャーを有する折り畳み可能建築構造体

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