JP3111303U - 防火壁紙 - Google Patents
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Abstract
【課題】 防火壁紙を製作しやすくし、他面で、分解しやすくして環境汚染を防止し、環境保全を図る。
【解決手段】 防火壁紙70は、一層の最下層10と、一層の膠着層20と、一層の表面層30と、一層の保護層40とを備える。一層の最下層10は基層である。一層の膠着層20は、最下層10と表面層30の間に介在される。一層の表面層30は、膠着層20によって最下層10の上に貼り付けられる。一層の保護層40は透明ペンキで、表面層30の上に塗布される。これらの層の少なくとも一層に防火作用を有する手段を具備する。
【選択図】 図1
【解決手段】 防火壁紙70は、一層の最下層10と、一層の膠着層20と、一層の表面層30と、一層の保護層40とを備える。一層の最下層10は基層である。一層の膠着層20は、最下層10と表面層30の間に介在される。一層の表面層30は、膠着層20によって最下層10の上に貼り付けられる。一層の保護層40は透明ペンキで、表面層30の上に塗布される。これらの層の少なくとも一層に防火作用を有する手段を具備する。
【選択図】 図1
Description
本考案は、防火壁紙に関し、特に、不織布、シール材、内装材料及び家具などに用いる難燃性の防火壁紙に関する。
従来の防火壁紙は例えば、特許文献1に記載されている。この防火壁紙は、図4に示すように、紙層11と、紙層11の表面及び裏面の防火処理層14と、PE或いはPET膜12と、アルミ箔層13と、アルミ箔層13表面の捺染層15とにより構成される。この構造から明らかなように、紙層11の表面と裏面に防火処理層14が設けられている。このように防火壁紙は構造層の中の紙層11の表面及び裏面に防火処理を施されて、壁面に貼り付けられるようになっている。なお、PE或いはPET膜12は防湿機能を持つが、防火機能がない。アルミ箔層13は断熱耐燃機能を持つ。
台湾公告第284214号
しかしながら、従来の防火壁紙では、主に紙層11、PE或いはPET膜12及びアルミ箔層13の三層構造で、各層が異なる材質(異類材質)になっているので、各層が結合しにくく、製作時間が長くなるという問題がある。また、この構造層の中のPE或いはPET膜は可燃性の樹脂材料であるから、耐燃効果は良くなく、かつ分解し難いので、廃棄時に環境汚染を来たして、環境保全に悪しき影響が大きいという問題かある。なお、構造層に発泡材質或いはナイロン生地を用いる場合、発泡材質とナイロン生地が環境汚染を来たし、しかも燃焼時は助燃性があるから、防火壁紙の製作には不利になる。
本考案は、このような従来の課題に鑑みなされたもので、この種の防火壁紙において、特に、製作しやすくすること、他面で、分解しやすくして環境汚染を防止し、環境保全を図ることを目的とする。
上記課題を解決するために、本考案の防火壁紙は、一層の最下層と、一層の膠着層と、一層の表面層と、一層の保護層とを備え、各層に次のような特徴を具備する。一層の最下層は、基層である。一層の膠着層は、最下層と表面層の間に介在する。一層の表面層は、膠着層によって最下層の上に貼り付ける。一層の保護層は、表面層の上に塗る透明ペンキである。各層の少なくともいずれか一層は防火作用があり、各層を合わせて防火壁紙を組み立てた後、難燃効果を達成するものである。この場合、最下層は一般最下層或いは防火最下層からなり、膠着層は一般膠着層或いは防火膠着層からなり、表面層は一般表面層或いは防火表面層からなり、保護層は一般透明ペンキ或いは防火透明ペンキからなる。また、最下層(の材質)は紙或いは不織布からなり、膠着層(の材質)は樹脂また膠或いは接着剤からなり、表面層(の材質)は木目紙或いは吸取り紙からなる。
本考案の防火壁紙は、上記構成により、難燃性及び防火性質を有する。特に、この防火壁紙では、最下層と表面層の材質が同類材質であるので、各層を膠着しやすくして、製作時間を短くすることができるなど、防火壁紙を製作しやすくすることができ、他面で、防火壁紙を分解しやすくして廃棄時に環境汚染を来たさず、環境保全を図ることができ、最高の防火壁紙を実現することができる。しかも、表面層の表面に例えば木目など、上質な図案を印刷できるので、防火機能と上等の品質を併せ持ち、今後の防火建材の必需品となる。また、最下層と表面層の材質を紙材とすることにより、各層を組み合わせた後は軽くて薄いものでありながら強靭で、また施工者は最下層に接着剤を付けた後、素早く壁に貼り付けることができ、施工者にとっては極めて便利である。
また、本考案の防火壁紙は、最下層に防火最下層を使用することにより、防火耐燃効果を持つ。また、膠着層で防火接着剤を使用することにより、防火耐燃効果を持つ。さらにまた、表面層に防火表面紙を使用することにより、防火耐燃効果を持つ。さらにまた、保護層に防火保護層(防火透明ペンキ)を使用することにより、防火耐燃効果を持つ。また、最下層に紙また不織布を適用するので、最下層の適用範囲は伝統的な紙材質に限らない。膠着層に樹脂或いは膠或いは接着剤を適用するので、膠着層の適用範囲は広い。表面層に木目紙或いは吸取り紙を適用するので、表面層の適用範囲は伝統的に材質に限らない。保護層に透明ペンキを適用するので、保護層の適用範囲は広い。
以下、本考案の一実施の形態を図面を参照しながら説明する。図1、図2に示すように、防火壁紙70は難燃性の壁紙で、一層の最下層10と、一層の膠着層20と、一層の表面層30と、一層の保護層40とを備える。一層の最下層10は基層である。一層の膠着層20は、最下層10と表面層30の間に介在される。一層の表面層30は、膠着層20によって最下層10の上に貼り付けられる。一層の保護層40は表面層30の上に塗布される。これらの層の少なくともいずれか一層が防火作用を有する手段を有し、各層を組み合わせることにより、防火壁紙70を構成し、難燃効果を発揮する。
最下層10は一般的に用いられる一般最下層或いは防火機能を有する防火最下層からなり、材質(材料)は一般の或いは防火処理をした紙或いは不織布で、例えば紙ならば模造紙或いはパトロン紙が使用され、不織布ならば一般防水性質の不織布が使用される。最下層10に紙または不織布を適用するので、適用範囲は伝統的な紙材質に限らない。最下層10に、防火液浸け乾燥処理完了の基層を使用することで、防火耐燃効果を有する防火壁紙70を得ることができ、他の層の防火機能と併せることにより、防火壁紙70に最高の防火耐燃効果を達成することができる。
膠着層20は、一般的に用いられる一般膠着層或いは防火機能を有する防火膠着層からなり、材質(材料)は一般の或いは防火剤含有の樹脂、または膠、或いは接着剤が使用される。膠着層20に樹脂または膠或いは接着剤を適用するので、適用範囲は広い。膠着層20に防火剤を含有することで、防火耐燃効果を有する防火壁紙70を得ることができ、他の層の防火機能と併せることにより、防火壁紙70の防火耐燃効果を一層高めることができる。
表面層30は、一般的に用いられる一般表面層或いは防火機能を有する防火表面層からなり、材質(材料)は一般の或いは防火液処理をした木目紙或いは吸取り紙が使用される。木目紙は表面に木目の図案が印刷された薄い紙で、吸取り紙は表面に上質な図案が印刷された薄い紙である。表面層に木目紙また吸取り紙を適用するので、適用範囲は伝統的な材質に限らない。防火液処理を施された耐燃表面層30を防火壁紙70の中に含有することにより、防火耐燃効果を有する防火壁紙70を得ることができ、他の層の防火機能と併せることにより、防火壁紙70の防火耐燃効果を一層高めることができる。
保護層40は、一般的に用いられる一般保護層或いは防火機能を有する防火保護層からなり、材質(材料)は透明ペンキで、一般市販の或いは業界慣用の透明ペンキ或いは塗料が使用される。保護層の中に防火剤を含有することで、防火耐燃効果を有する防火壁紙70を得ることができ、他の層の防火機能と併せることにより、防火壁紙70の防火耐燃効果を一層高めることができる。
防火壁紙70の組み立て後の厚さは0.1〜0.3mmが最もよく、最下層10の厚さは約2/3を占め、表面層30の厚さは約1/3を占め、接着剤30と防火層40の厚みは比較的薄い。
このようにして、図3に示すように、組み立て後の防火壁紙70は、最下層10の背面にのり60を付けるだけで、壁50或いは適当な位置に直接貼り付けられる。
このように防火壁紙70は少なくとも一層が、既述のとおりの防火作用を有する手段を備えるので、難燃性及び防火性質を持つ(CNS7614加熱時間30秒及び防炎テスト2級をパスした)。特に、この防火壁紙70の最大の利点は、最下層10と表面層30の材質が同類材質であるので、膠着しやすく、凝固時間を短くすることができるなど、防火壁紙を製作しやすくすることができ、他面で、防火壁紙を分解しやすくして廃棄時に環境汚染を来たさず、環境保全を図ることができることで、最高の防火壁紙にすることができる。また、表面層30の表面に、例えば木目紙の奇麗な木目など、上質な図案が印刷されており、この防火壁紙70を壁に貼り付けて、外観から見ると、壁面は本物の木の皮で作ったように見え、防火機能(防火耐燃効果)と最上の品質を併せ持ち、今後の最高の防火建材となる。また、最下層10と表面層30の材質を紙材とすることで、これらを組み付けた後は軽くて薄いものでありながら強靭で、また施工者は最下層10に接着剤を付けた後、素早く壁に貼り付けることができ、施工者にとっては極めて有用である。
70 防火壁紙
10 最下層
20 膠着層
30 表面層
40 保護層
50 壁面
60 のり
10 最下層
20 膠着層
30 表面層
40 保護層
50 壁面
60 のり
Claims (8)
- 最下層と、前記最下層の上に膠着層を介して貼り付けられた表面層と、前記表面層の上に塗布された保護層とを備え、
前記各層の少なくともいずれか一層に防火作用を有する手段を具備することを特徴とする防火壁紙。 - 最下層は一般最下層或いは防火最下層からなる請求項1に記載の防火壁紙。
- 膠着層は一般膠着層或いは防火膠着層からなる請求項1に記載の防火壁紙。
- 表面層は一般表面層或いは防火表面層からなる請求項1に記載の防火壁紙。
- 保護層は一般透明ペンキ或いは防火透明ペンキからなる請求項1に記載の防火壁紙。
- 最下層は紙或いは不織布からなる請求項1に記載の防火壁紙。
- 膠着層は樹脂或いは膠或いは接着剤からなる請求項1に記載の防火壁紙。
- 表面層は木目紙或いは吸取り紙からなる請求項1に記載の防火壁紙。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005002229U JP3111303U (ja) | 2005-04-13 | 2005-04-13 | 防火壁紙 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005002229U JP3111303U (ja) | 2005-04-13 | 2005-04-13 | 防火壁紙 |
Publications (1)
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JP3111303U true JP3111303U (ja) | 2005-07-14 |
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Family Applications (1)
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012506502A (ja) * | 2008-10-30 | 2012-03-15 | エルジー・ハウシス・リミテッド | 壁紙及びその製造方法 |
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2005
- 2005-04-13 JP JP2005002229U patent/JP3111303U/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2012506502A (ja) * | 2008-10-30 | 2012-03-15 | エルジー・ハウシス・リミテッド | 壁紙及びその製造方法 |
US9309628B2 (en) | 2008-10-30 | 2016-04-12 | Lg Hausys, Ltd. | Wallpaper and method for manufacturing same |
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