JP2002061045A - 電動開口装置 - Google Patents

電動開口装置

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JP2002061045A
JP2002061045A JP2000254241A JP2000254241A JP2002061045A JP 2002061045 A JP2002061045 A JP 2002061045A JP 2000254241 A JP2000254241 A JP 2000254241A JP 2000254241 A JP2000254241 A JP 2000254241A JP 2002061045 A JP2002061045 A JP 2002061045A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 運転中にスプリングの付勢力が変更可能であ
り、モータ容量を大型化することなく、開口運動を確実
にできる電動開口装置を提供することにある。 【解決手段】 織機のヘルドフレーム3の開口運動を、
モータ4で直接行うと共にその開口運動を複数本のスプ
リング6a,6b…で付勢する電動開口装置1におい
て、上記複数本のスプリング6a,6b…の付勢力を、
運転中に変更可能とするものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、織機のヘルドフレ
ームの開口運動を、モータで直接行うと共にその開口運
動を複数本のスプリングで付勢する電動開口装置に係
り、特に、複数本のスプリングの付勢力を、運転中に変
更可能としてモータの小型化を図った電動開口装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の電動開口装置として、織機のヘル
ドフレームを昇降させる開口運動を、連結機構部を介し
てモータで直接行うものが提案されている。
【0003】この場合、モータの容量を小さくするため
にスプリング力を利用することが提案されている。
【0004】すなわち、モータの回転をヘルドフレーム
の上下運動に変える連結機構部の上下に複数本のスプリ
ングを連結し、ヘルドフレームの昇降による開口運動を
スプリングで共振させることで、スプリング力を利用し
てモータの容量を小さくすることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の電動
開口装置では、高速運転することが望まれており、ヘル
ドフレームの開口運動(モータ回転)に合わせて、スプ
リングの最適なバネ定数を求め、それに応じてスプリン
グの本数とその付勢力を決定している。
【0006】しかしながら、高速運転に合わせて、スプ
リングの付勢力を大きくすると、モータの駆動時に大き
なトルクを必要とし、また逆にスプリングの付勢力を小
さくしておくと、駆動時はトルクが小さくできるが、高
速運転時に共振せずに逆に大トルクが必要となる問題が
ある。
【0007】このように、起動時(低速運転時)には、
スプリングの付勢力は小さい方が望ましく、高速運転時
には、スプリングの付勢力は大きい方が望ましいが、ス
プリングの付勢力は一定のため、モータ容量を、さらに
小さく、あるいはさらに高速化することは、できないと
いう問題がある。
【0008】そこで、本発明の目的は、運転中にスプリ
ングの付勢力が変更可能であり、モータ容量を大型化す
ることなく、高速の開口運動を確実にできる電動開口装
置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために創案されたものであり、請求項1の発明
は、織機のヘルドフレームの開口運動を、モータで直接
行うと共にその開口運動を複数本のスプリングで付勢す
る電動開口装置において、上記複数本のスプリングの付
勢力を、運転中に変更可能とする電動開口装置である。
【0010】請求項2の発明は、織機のヘルドフレーム
の開口運動を、連結機構部を介してモータで直接行うと
共にその連結機構部に対して対向して連結した複数本の
スプリングで開口運動を付勢する電動開口装置におい
て、運転中に、連結機構部に対して対向して連結したス
プリングの固定端をエアシリンダ等で可動にして、その
対向したスプリングの付勢力を変えるようにした電動開
口装置である。
【0011】請求項3の発明は、上記複数本のスプリン
グの作用する本数を運転中に変更してスプリング全体の
バネ定数を変えるようにした請求項1又は2記載の電動
開口装置である。
【0012】上記構成によれば、モータの駆動時などの
低速運転のとき、スプリングの長さを小さくしてスプリ
ングの付勢力を小さくし、通常の高速運転のとき、スプ
リングの長さを大きくしてスプリングの付勢力を大きく
することで、ヘルドフレームの開口運動を常にスプリン
グで共振させており、モータのトルクを低減し、モータ
の容量を下げることができる。これにより、低コスト・
省スペース化も図ることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の好適実施の形態
を添付図面にしたがって説明する。
【0014】図1は、本発明の好適実施の形態である電
動開口装置の概略図を示したものである。
【0015】図1に示すように、本発明の電動開口装置
1は、多数のヘルド2が配置された織機のヘルドフレー
ム3を昇降させる開口運動を行うものであり、モータ4
と、モータ4とヘルドフレーム3とを連結する連結機構
部5と、連結機構部5の上下にそれぞれ連結され、開口
運動を複数本のスプリング6a,6b…で付勢する付勢
部7u,7dとを備えており、その付勢部7u,7dの
複数本のスプリング6a,6b…による付勢力を、運転
中に変更可能としている。
【0016】ヘルドフレーム3は、例えば、織機内に1
6枚平行となるように配置されており(図では紙面に垂
直方向)、1枚約8kgのものを用いている。
【0017】モータ4は、各ヘルドフレーム3の両側に
それぞれ設けられており、本実施の形態の場合、合計3
2個である。これら各モータ4は、シーケンサなどの制
御装置に接続されている。モータ4として、例えば、制
御装置からの指令に対して高速・高精度に追従するサー
ボモータを用いている。モータ4としては、ステッピン
グモータを用いてもよい。
【0018】連結機構部5は、モータ4とヘルドフレー
ム3とを連結し、モータ4の回転運動をヘルドフレーム
3を昇降する上下運動に変換するものであり、クランク
レバー8、ロッド9、アーム10、連結レバー11から
なる。
【0019】クランクレバー8の一端は、モータ4の出
力軸12と連結され、他端はロッド9の一端と連結され
ている。ロッド9の他端は、アーム10の一端と連結さ
れている。アーム10の他端は、連結レバー11の一端
と連結されている。連結レバー11の他端は、ヘルドフ
レーム3の上枠13に設けられたフック14と連結され
ている。
【0020】付勢部7は、例えば、開口運動を付勢する
複数本のスプリング6a,6b…と、これら複数本のス
プリング6a,6b…の固定端Fを可動させ、付勢力を
変更可能とするためのエアシリンダ15とを備えてい
る。本実施の形態では、各付勢部7u,7dの複数本の
スプリング6a,6b…全体のバネ定数が、それぞれ一
定かつ同じ値となるようにしている。
【0021】複数本のスプリング6a,6b…の一端
は、アーム10に連結されるアーム側ブラケット16に
固定されており、他端はシリンダ側ブラケット17に固
定されている。アーム側ブラケット16は、連結機構部
5のアーム10とピン結合されて連結されている。シリ
ンダ側ブラケット17は、エアシリンダ15の一端であ
るピストンロッド19とピン結合されて連結されてい
る。エアシリンダ15の他端は、機台フレームなどにピ
ン結合されている。
【0022】エアシリンダ15には、弁(バルブ)18
を接続している。弁18は、シーケンサなどの制御装置
に接続されており、この弁18を用いてエアシリンダ1
5内に圧縮空気を送り込み、ピストンロッド19の押し
出し・引き込みを行っている。
【0023】本実施の形態においては、アーム10が支
点Pを中心に上下方向に交互に揺動するので、アーム1
0の上下に、開口運動を複数本のスプリング6a,6b
…で付勢する付勢部7u,7dをそれぞれ連結している
が、アーム10が支点Pを中心に左右方向に交互に揺動
する場合もある。この場合には、アーム10の左右に、
開口運動を複数本のスプリング6a,6b…で付勢する
付勢部7をそれぞれ連結すればよい。以下に説明する各
実施の形態においても同様である。
【0024】つまり、本発明では、織機のヘルドフレー
ムの開口運動を、連結機構部を介してモータで直接行う
と共にその連結機構部に対して対向して連結した複数本
のスプリングで開口運動を付勢するようにしている。
【0025】本実施の形態の作用を説明する。
【0026】制御装置によって左右のモータ4を同期さ
せて駆動すると、モータ4の出力軸12に連結されてい
るクランクレバー8が回転する。クランクレバー8の回
転により、ロッド9を介して、アーム10が支点Pを中
心に上下方向に交互に揺動する。このように、アーム1
0が上下方向に交互に揺動することにより、連結レバー
11を介して、ヘルドフレーム3が昇降し、織機の開口
運動が行われることになる。
【0027】このとき、本実施の形態においては、ヘル
ドフレーム3の開口運動を複数本のスプリング6a,6
b…で付勢し、これら複数本のスプリング6a,6b…
による付勢力を、エアシリンダ15などで運転中に変更
可能としている。すなわち、エアシリンダ15によりス
プリング6a,6b…の固定端Fを可動させて位置を変
え、低速運転時は、各スプリング6a,6b…の長さL
(ブラケット16、17間の距離)を小さくし、高速運
転時には、各スプリング6a,6b…の長さLを大きく
するようにしている。
【0028】エアシリンダ15は、制御装置によって作
動するようにしている。例えば、低速運転時に伸長さ
れ、ピストンロッド19を押し出して各スプリング6
a,6b…の長さLを小さくし、高速運転時になったと
きに縮退されてピストンロッド19を所定量だけ引き込
むようにしている。
【0029】また、エアシリンダ15の代わりに油圧シ
リンダを用いてもよい。この場合、油圧シリンダを制御
装置によって連続的に位置制御するようにしておき、低
速運転時にはピストンロッドを押し出して各スプリング
6a,6b…の長さLを小さくし、モータ4の回転数が
高くなるに従って徐々にピストンロッドを引き込んで各
スプリング6a,6b…の長さLを大きくするようにし
てもよい。
【0030】運転中、全てのスプリング6a,6b…は
有効に作用しているが、モータ4の駆動時などの低速運
転のとき、エアシリンダ15のピストンロッド19を押
し出し、スプリング6a,6b…の固定端Fをアーム1
0側に移動させて各スプリング6a,6b…の長さLを
小さくし、スプリング6a,6b…の付勢力を小さくし
ている。
【0031】一方、通常の高速運転のときは、エアシリ
ンダ15のピストンロッド19を引き込み、スプリング
6a,6b…の固定端Fをシリンダ15側に移動させて
各スプリング6a,6b…の長さLを大きくし、スプリ
ング6a,6b…の付勢力を大きくしている。
【0032】このように、本発明の電動開口装置1は、
運転中にスプリング6a,6b…の付勢力が変更可能で
あり、ヘルドフレーム3の昇降による開口運動を常にス
プリング6a,6b…で共振させることで、モータ4の
トルクを低減し、モータ4の容量を下げることができ
る。
【0033】これにより、モータ4を大型化することな
く、ヘルドフレーム3の開口運動を高速かつ確実に行う
ことができる。また、低コストであり、省スペース化を
も図ることができる。
【0034】以上、本実施の形態においては、各付勢部
7u,7dの複数本のスプリング6a,6b…全体のバ
ネ定数が、それぞれ一定、かつ同じ値となるようにした
例で説明したが、複数本のスプリング6a,6b…の作
用する本数を運転中に変更して各付勢部7u,7dのス
プリング全体のバネ定数を変えるようにしてもよい。
【0035】次に、本発明の第2の実施の形態を説明す
る。
【0036】図2は、第2の実施の形態における付勢部
の概略図を示したものであり、図2(a)は高速運転
時、図2(b)は低速運転時を示したものである。
【0037】図2に示すように、付勢部20の複数本の
スプリング6a,6b…の一端21は、アーム10に連
結されるアーム側ブラケット16に全て固定されてい
る。一方、複数本のスプリング6a,6b…の他端22
は、シリンダ側ブラケット17に支持されており、固定
されてはいない。図2では、アーム10の上側に連結さ
れた付勢部20のみを描いているが、アーム10の下側
にも付勢部20が連結されている。付勢部20のその他
の構成は、図1に示した付勢部7と同じ構成である。
【0038】この第2の実施の形態では、アーム10の
上下に連結された各付勢部20のスプリング全体のバネ
定数は、シーケンサなどの制御装置によって同時に変え
ることができるようにしており、上下とも同じ値になる
ようにしている。
【0039】この付勢部20は、通常の高速運転時、図
2(a)に示すように、エアシリンダ15のピストンロ
ッド19を引き込み、スプリング6a,6b…の固定端
Fをシリンダ16側に移動させて各スプリング6a,6
b…の長さLh を大きくし、スプリング全体のバネ定数
を大きくしている。このとき、全てのスプリング6a,
6b…が有効に作用するので付勢力が大きくなる。
【0040】一方、モータ4の駆動時などの低速運転
時、図2(b)に示すように、エアシリンダ15のピス
トンロッド19を押し出し、スプリング6a,6b…の
固定端Fをアーム10側に移動させて各スプリング6
a,6b…の長さLl を小さくしている。
【0041】このとき、複数本のスプリング6a,6b
…の他端22は、シリンダ側ブラケット17に支持され
ているだけであるため、例えば、使用する複数本のスプ
リング6a,6b…のうちの何本かを、連結機構部5の
アーム10が上下に揺動する範囲よりも、スプリングの
自由長が長くなるものを用いていれば、そのようなスプ
リングは実質無いのと同じ効果となる。図2では、スプ
リング6a,6dの長さが自由長となって作用しなくな
り、スプリング6b,6cのみが作用していることにな
り、スプリング全体のバネ定数を小さくしている。
【0042】このように、各付勢部20のスプリング全
体のバネ定数は、高速運転時は大きくなるように、低速
運転時は小さくなるようにしている。
【0043】第2の実施の形態においては、複数本のス
プリング6a,6b…の作用する本数を運転中に変更し
て各付勢部20のスプリング全体のバネ定数を変えてお
り、ヘルドフレーム3の昇降による開口運動を常にスプ
リング6a,6b…で共振させることで、モータ4のト
ルクを低減し、モータ4の容量を下げることができる。
【0044】図3は、図2に示した付勢部20における
スプリング端部の拡大図を示したものである。
【0045】図3に示すように、付勢部20における複
数本のスプリング6a,6b…の他端22は、例えば、
シリンダ側ブラケット17の縁に開けた穴23に、一端
が棒状であり、他端が穴23から抜けないように環状に
形成されたピン24を挿通し、そのピン24の一端に固
定され、シリンダ側ブラケット17に支持されている。
【0046】このようにすれば、複数本のスプリング6
a,6b…は、エアシリンダ15のピストンロッド19
を押し出し・引き込みすることで、全てのスプリングを
作用させたり、所望の本数のスプリングだけ作用させた
りすることができる。また、複数本のスプリング6a,
6b…は、自由長以下には縮まないようになっている。
【0047】図4は、織機の回転数(rpm)を横軸に
とり、モータのトルク値(Nm)を縦軸にとって、織機
の回転数に対するモータのトルク値の関係を、スプリン
グの本数に応じて測定した測定図の一例を示したもので
ある。
【0048】図4に示すように、スプリングを利用した
電動開口装置のモータのトルクは、高速回転ではスプリ
ングの本数が多いほどトルクが下がり、低速回転ではス
プリングの本数が少ない方がトルクを下げられることが
わかる。
【0049】しかし、運転中にバネを追加したり、はず
すことは困難である。そこで、高速対応の電動開口装置
においても、インチング時や起動時には低速で運転する
必要があり、その時のためにモータ容量を上げておかな
いとトリップすることがある。
【0050】本発明は、運転中にスプリングの付勢力が
変更可能であるので、上記のような問題をも解決するこ
とができる。
【0051】織機は700rpm付近で使用することが
多いため、この例では、本発明によって、0〜600r
pmではスプリングを7本作用させ、600〜700r
pmではスプリングを11本作用させることで、モータ
のトルクをある値以下(ここでは約15Nm)に保つこ
とができる。
【0052】図5は、本発明の第3の実施の形態におけ
る電動開口装置を示したものである。
【0053】図5に示すように、電動開口装置50は、
連結機構部5のアーム10の上下に連結した各付勢部の
スプリング全体のバネ定数を、同じ回転数で(上側のバ
ネ定数k1 )>(下側のバネ定数k2 )としたものであ
る。
【0054】このとき、モータをOFFした状態で、ヘ
ルドフレーム3がほぼ中間位置(クロスポイント)で自
然に停止する組合わせとなるようにしている(上下のバ
ネ定数が同じ値では、ヘルドフレーム3がクロスポイン
トより下に下がる。)。
【0055】ヘルドフレーム3を昇降する開口運動で
は、ヘルドフレーム3の位置が最上点付近または最下点
付近となったときに、モータ4のトルクが最も大きくな
るので、電動開口装置50のように、上側のバネ定数k
1 を下側のバネ定数k2 より大きくなるようにすれば、
ヘルドフレーム3の重さを上向きの付勢力で緩和できる
ので、モータのトルクを低減させることができる。
【0056】例えば、図4の測定に用いたスプリングを
用いて織機回転数が600rpmの条件下で比較してみ
ると、上下ともスプリング7本の場合は、モータ4のト
ルク値が12.7Nmであったが、上側に8本のスプリ
ング、下側に7本のスプリングを用いた場合には、モー
タ4のトルク値が10.9Nmとなり、約14%も低減
させることができた。
【0057】図6は、本発明の第4の実施の形態におけ
る電動開口装置を示したものである。
【0058】図6に示すように、電動開口装置60で
は、連結機構部5のアーム10の上下に連結した各付勢
部のスプリング全体のバネ定数は同じとするが、モータ
をOFFした状態で、ヘルドフレーム3がほぼ中間位置
(クロスポイント)で釣り合うように、(上側のスプリ
ング固定端とアーム10間の距離l1 )>(上側のスプ
リング固定端とアーム10間の距離l2 )としたもので
ある。
【0059】このようにしても、図5の電動開口装置5
0と同様、ヘルドフレーム3の重さを上向きの付勢力で
緩和できるので、モータのトルクを低減させることがで
きる。
【0060】
【発明の効果】以上説明したことから明らかなように、
本発明によれば次のごとき優れた効果を発揮する。
【0061】(1)モータを大型化することなく、ヘル
ドフレームの高速開口が可能となる。
【0062】(2)運転中にスプリングの付勢力が変更
可能である。
【0063】(3)低コストである。
【0064】(4)省スペース化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好適実施の形態を示す概略図である。
【図2】第2の実施の形態における付勢部を示す概略図
である。
【図3】図2に示した付勢部におけるスプリング端部の
拡大図である。
【図4】織機の回転数に対するモータのトルク値の関係
を、スプリングの本数に応じて示した測定図である。
【図5】本発明の第3の実施の形態を示す概略図であ
る。
【図6】本発明の第4の実施の形態を示す概略図であ
る。
【符号の説明】
1 電動開口装置 3 ヘルドフレーム 4 モータ 5 連結機構部 6a,6b… スプリング 7 付勢部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 織機のヘルドフレームの開口運動を、モ
    ータで直接行うと共にその開口運動を複数本のスプリン
    グで付勢する電動開口装置において、上記複数本のスプ
    リングの付勢力を、運転中に変更可能とすることを特徴
    とする電動開口装置。
  2. 【請求項2】 織機のヘルドフレームの開口運動を、連
    結機構部を介してモータで直接行うと共にその連結機構
    部に対して対向して連結した複数本のスプリングで開口
    運動を付勢する電動開口装置において、運転中に、連結
    機構部に対して対向して連結したスプリングの固定端を
    エアシリンダ等で可動にして、その対向したスプリング
    の付勢力を変えるようにしたことを特徴とする電動開口
    装置。
  3. 【請求項3】 上記複数本のスプリングの作用する本数
    を運転中に変更してスプリング全体のバネ定数を変える
    ようにした請求項1又は2記載の電動開口装置。
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Cited By (2)

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