JP2002060594A - 液状エポキシ樹脂組成物 - Google Patents
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Abstract
具合のある電子部品装置であっても、リペアーを可能と
する液状エポキシ樹脂組成物を提供する。 【解決手段】半導体素子に設けられた接続用電極部と回
路基板に設けられた接続用電極部を対向させた状態で上
記回路基板上に半導体素子が搭載されている電子部品装
置の上記回路基板と半導体素子との空隙を樹脂封止する
ためのエポキシ樹脂組成物である。そして、このエポキ
シ樹脂組成物が、下記の(A)〜(C)成分を必須成分
とする液状エポキシ樹脂組成物である。 (A)液状エポキシ樹脂。 (B1)含フッ素芳香族ジアミンおよびその誘導体の少
なくとも一方。 (C)無機質充填剤。
Description
ンプ)を介して半導体素子と回路基板の対向する電極間
を電気的に接続するフリップチップの接続工法におい
て、半導体素子と回路基板の空隙に充填し樹脂封止する
際に用いられる液状エポキシ樹脂組成物に関するもので
ある。
アチップによるダイレクトチップアタッチ方式が注目さ
れている。このフリップチップ方式の接続工法では、チ
ップ側に高融点半田バンプを形成して、セラミックス回
路基板側の半田との金属間接合を行う「C4技術」が著
名である。
ガラス・エポキシ樹脂製プリント回路基板等の樹脂系基
板を用いた場合には、チップと樹脂系基板との熱膨張係
数の違いに起因した半田バンプ接合部が破壊され、接続
信頼性が充分ではなくなる等の問題を有している。この
ような問題の対策として、半導体素子と樹脂系回路基板
との空隙を、例えば、液状樹脂組成物を用い封止するこ
とにより熱応力を分散させて信頼性を向上させる技術、
いわゆるアンダーフィルを行うことが一般的になってい
る。
ンダーフィルに用いる液状樹脂組成物としては、一般的
にエポキシ樹脂等を主成分とした熱硬化性樹脂組成物を
用いるため、加熱して硬化させた後は、溶融しない、接
着力が高い、分解しない、溶剤に不溶である等の点から
容易にリペアーができないという問題があった。したが
って、一度アンダーフィルを行えば、例えば、電気的接
続に不具合のある電子部品装置はスクラップにされてし
まい、廃棄せざるを得ないという問題が生じる。このこ
とは、近年、地球環境保全に向けてリサイクル性が要求
される中、廃棄物を出すことは極力さける必要があり、
アンダーフィル後であってもリペアーを可能にすること
のできることが要求されている。
もので、一度、アンダーフィルした後の電気的接続に不
具合のある電子部品装置であっても、リペアーを可能と
する樹脂封止用の液状エポキシ樹脂組成物の提供をその
目的とする。
め、本発明は、半導体素子に設けられた接続用電極部と
回路基板に設けられた接続用電極部を対向させた状態で
上記回路基板上に半導体素子が搭載されている、電子部
品装置の上記回路基板と半導体素子との空隙を樹脂封止
するためのエポキシ樹脂組成物であって、下記の(A)
〜(C)成分を必須成分とする液状エポキシ樹脂組成物
を第1の要旨とする。 (A)液状エポキシ樹脂。 (B1)含フッ素芳香族ジアミンおよびその誘導体の少
なくとも一方。 (C)無機質充填剤。
接続用電極部と回路基板に設けられた接続用電極部を対
向させた状態で上記回路基板上に半導体素子が搭載され
ている、電子部品装置の上記回路基板と半導体素子との
空隙を樹脂封止するためのエポキシ樹脂組成物であっ
て、下記の(A)〜(C)成分を必須成分とする液状エ
ポキシ樹脂組成物を第2の要旨とする。 (A)液状エポキシ樹脂。 (B2)含フッ素芳香族ジアミンおよびその誘導体の少
なくとも一方と、液状エポキシ樹脂とを反応させてなる
プレポリマー。 (C)無機質充填剤。
るために、アンダーフィル材料であるエポキシ樹脂組成
物について研究を重ねた。その結果、液状エポキシ樹脂
の硬化剤として含フッ素芳香族ジアミンおよびその誘導
体の少なくとも一方、あるいはこれと液状エポキシ樹脂
とを反応させてなるプレポリマーを用いると、特定の溶
剤により溶媒和、そして引き続き膨潤が生起し、結果、
封止樹脂である硬化体の皮膜強度の低下や接着力の低下
が起こり硬化体の機械的剥離が可能となり、フリップチ
ップのリペアーが可能となることを見出し本発明に到達
した。上記含フッ素芳香族ジアミンは、一般的に非含フ
ッ素芳香族ジアミンと比較して、イオン化ポテンシャル
(HOMO軌道の逆符号)が高いほど、エレクトロンド
ナーとしての活性が低くなる傾向が知られており、その
結果、塩基性が低くなっていることから、液状エポキシ
樹脂と混合した後の室温付近でのポットライフが充分長
く、そのため一液性として取り扱えること、および、ト
リフルオロメチル置換基またはフッ素置換基により硬化
体の溶解性パラメーター〔Solubility Parameter(S
P)〕値を低下させるため、上記のようにリペアーが可
能となることを突き止めたのである。
して、含フッ素芳香族ジアミンおよびその誘導体の少な
くとも一方と、液状エポキシ樹脂とを反応させてなるプ
レポリマー〔(B2)成分〕を用いると、より一層の硬
化速度の向上を図ることができるようになる。しかも、
予め液状化から粘稠ペースト状化までの状態に形成でき
るため、配合時の計量とその後の分散工程において、煩
雑な工程を必要とせず、容易に液状エポキシ樹脂組成物
を得ることができる。
よびその誘導体の少なくとも一方として前記特定の一般
式(1)で表される化合物を用いると、充分に長いポッ
トライフの確保と、迅速な膨潤性によるリペアーの容易
性が両立できるという効果を奏し好ましい。
素芳香族ジアミンおよびその誘導体の少なくとも一方と
反応させる液状エポキシ樹脂として多官能脂肪族液状エ
ポキシ樹脂を用いると、プレポリマーをより低粘度化す
ることができるようになる。
しく説明する。
エポキシ樹脂(A成分)と、特定の硬化剤(B成分)
と、無機質充填剤(C成分)を必須成分として用いて得
られるものである。なお、本発明の液状エポキシ樹脂組
成物において、液状とは25℃で流動性を示す液状のこ
とをいう。すなわち、25℃で粘度が0.01mPa・
s〜10000Pa・sの範囲のものをいう。上記粘度
の測定は、EMD型回転粘度計を用いて行うことができ
る。
は、1分子中に2個以上のエポキシ基を含有する液状エ
ポキシ樹脂であれば特に限定されるものではなく、例え
ば、ビスフェノールA型、ビスフェノールF型、水添ビ
スフェノールA型、ビスフェノールAF型、フェノール
ノボラック型等の各種液状エポキシ樹脂およびその誘導
体、多価アルコールとエピクロルヒドリンから誘導され
る液状エポキシ樹脂およびその誘導体、グリシジルアミ
ン型、ヒダントイン型、アミノフェノール型、アニリン
型、トルイジン型等の各種グリシジル型液状エポキシ樹
脂およびその誘導体(実用プラスチック辞典編集委員会
編、「実用プラスチック辞典材料編」、初版第3刷、1
996年4月20日発行、第211ページ〜第225ペ
ージにかけて記載)およびこれら上記液状エポキシ樹脂
と各種グリシジル型固形エポキシ樹脂の液状混合物等が
あげられる。これらは単独でもしくは2種以上併せて用
いられる。
フッ素芳香族ジアミンおよびその誘導体の少なくとも一
方(B1成分)を用いる場合と、上記含フッ素芳香族ジ
アミンおよびその誘導体の少なくとも一方と、液状エポ
キシ樹脂とを反応させてなるプレポリマー(B2成分)
を用いる場合の二通りがあげられる。
導体の少なくとも一方(B1成分)におけるフッ素芳香
族ジアミンとしては、1級のアミノ基を有するフッ素置
換芳香族ジアミンであれば特に限定されるものではな
く、例えば、2,2′−ジトリフルオロメチル−4,
4′−ジアミノビフェニル、2,2−ビス(4−アミノ
フェニル)ヘキサフルオロプロパン、2,2−ビス(3
−アミノ−4−メチルフェニル)ヘキサフルオロプロパ
ン、2,2−ビス(3−アミノ−4−ヒドロキシフェニ
ル)ヘキサフルオロプロパン、2,2−ビス〔4−(4
−アミノフェノキシ)フェニル〕ヘキサフルオロプロパ
ン、2,2−ビス(3−アミノ−4,5−ジメチルフェ
ニル)ヘキサフルオロプロパン、2,2−ビス(4−ヒ
ドロキシ−3−アミノヘェニル)ヘキサフルオロプロパ
ン、4,4′−ビス〔2−(4−カルボキシフェニル)
ヘキサフルオロイソプロピル〕ジフェニルエーテル、
4,4′−ビス〔2−(4−アミノフェノキシフェニ
ル)ヘキサフルオロイソプロピル〕ジフェニルエーテル
等があげられ、これらは単独でもしくは2種以上併せて
用いられる。
導体の少なくとも一方(B1成分)としては、下記の一
般式(1)で表されるフッ素置換またはフッ化アルキル
置換ジアミノビフェニルを用いることが、室温でのポッ
トライフが長くなるということから好適に用いられる。
または一価の有機基であり、R1 〜R4 のうち少なくと
も2個は水素でなければならない。上記一価の有機基と
しては、例えば、−Cn H2n+1(nは1〜10の正数で
ある。)で示される飽和アルキル基、アリール基、−C
H2 CH(OH)−OCn H2n+1で示される2−アルコ
キシ置換−2−ヒドロキシエチル基、−CH2 CH(O
H)−R5 (R5 はアリール基である。)で示される2
−アリール置換−2−ヒドロキシエチル基等があげられ
る。そして、R1 〜R4 は互いに同じであっても異なっ
ていてもよい。
して、最も活性水素当量が小さい、2,2′−ジトリフ
ルオロメチル−4,4′−ジアミノビフェニルを用いる
ことが、配合量を少なくすることができ、一液無溶剤エ
ポキシ樹脂組成物の粘度を低減できるという観点から好
ましい。
芳香族ジアミンおよびその誘導体の少なくとも一方(B
1成分)とともに非含フッ素芳香族ジアミンを、本発明
のリペアー性を阻害しない範囲内で併用することもでき
る。このような非含フッ素芳香族ジアミンとしては、例
えば、p−フェニレンジアミン、m−フェニレンジアミ
ン、2,5−トルエンジアミン、2,4−トルエンジア
ミン、4,6−ジメチル−m−フェニレンジアミン、
2,4−ジアミノメシチレン等の芳香族1核体ジアミ
ン、4,4′−ジアミノジフェニルエーテル、3,3′
−ジアミノジフェニルエーテル、3,4′−ジアミノジ
フェニルエーテル、4,4′−ジアミノジフェニルエタ
ン、3,3′−ジアミノジフェニルメタン、4,4′−
ジアミノジフェニルスルホン、3,3′−ジアミノジフ
ェニルスルホン、4,4′−ジアミノジフェニルスルフ
ィド、3,3′−ジアミノジフェニルスルフィド、4,
4′−ジアミノベンゾフェノン、3,3′−ジアミノベ
ンゾフェノン等の芳香族2核体ジアミン、1,4−ビス
(4−アミノフェノキシ)ベンゼン、1,4−ビス(3
−アミノフェノキシ)ベンゼン、1,3−ビス(4−ア
ミノフェノキシ)ベンゼン、1,3−ビス(3−アミノ
フェノキシ)ベンゼン等の芳香族3核体ジアミン、4,
4′−ジ−(4−アミノフェノキシ)ジフェニルスルホ
ン、4,4′−ジ−(3−アミノフェノキシ)ジフェニ
ルスルホン、4,4′−ジ−(4−アミノフェノキシ)
ジフェニルプロパン、4,4′−ジ−(3−アミノフェ
ノキシ)ジフェニルプロパン、4,4′−ジ−(4−ア
ミノフェノキシ)ジフェニルエーテル、4,4′−ジ−
(3−アミノフェノキシ)ジフェニルエーテル等の芳香
族4核体ジアミン等があげられる。上記非含フッ素芳香
族ジアミンは一般的に1級アミンとしての反応性が含フ
ッ素芳香族ジアミンよりも高まるため、硬化反応が早く
なるといった利点がある一方、SP値が大きくなるため
に後述する特定の溶剤に膨潤し難くなり、リペアーが困
難になるという欠点があることからその使用量は制限さ
れる。具体的には、非含フッ素芳香族ジアミンの使用割
合は、含フッ素芳香族ジアミンおよびその誘導体の少な
くとも一方と非含フッ素芳香族ジアミンの合計量の50
重量%以下となるように設定することが好ましい。
導体の少なくとも一方(B1成分)の配合割合は、上記
液状エポキシ樹脂(A成分)のエポキシ基1当量に対し
て、含フッ素芳香族ジアミンおよびその誘導体の少なく
とも一方の活性水素当量数を0.5〜1.2当量数の範
囲となるよう設定することが好ましい。より好ましくは
0.6〜1.0当量数の範囲に設定することである。す
なわち、含フッ素芳香族ジアミンおよびその誘導体の少
なくとも一方の活性水素当量数が1.2当量数を超える
と、当然含フッ素芳香族ジアミンおよびその誘導体の少
なくとも一方の配合量が増加することから液状エポキシ
樹脂組成物の粘度が増加する傾向がみられ好ましくな
く、また0.5未満では液状エポキシ樹脂組成物硬化体
のガラス転移温度が低下する傾向がみられ好ましくない
からである。
る、上記含フッ素芳香族ジアミンおよびその誘導体の少
なくとも一方と、液状エポキシ樹脂とを反応させてなる
プレポリマー(B2成分)における、含フッ素芳香族ジ
アミンおよびその誘導体の少なくとも一方としては、先
に述べたB1成分と同様のものが用いられる。
びその誘導体の少なくとも一方と反応させる液状エポキ
シ樹脂としては、先に述べた液状エポキシ樹脂(A成
分)と同様のものが用いられる。加えて、多官能脂肪族
液状エポキシ樹脂が用いられる。上記多官能脂肪族液状
エポキシ樹脂としては、具体的には、エチレングリコー
ルジグリシジルエーテル、プロピレングリコールジグリ
シジルエーテル、ブタンジオールジグリシジルエーテ
ル、ネオペンチルグリコールジグリシジルエーテル、ジ
グリシジルアニリン、トリメチロールプロパンジグリシ
ジルエーテル、トリメチロールプロパントリグリシジル
エーテル、グリセリンジグリシジルエーテル、グリセリ
ントリグリシジルエーテル等の脂肪族ジオールやトリオ
ール、または脂肪族多官能アルコールの多官能グリシジ
ルエーテル等があげられる。特に、B2成分であるプレ
ポリマーをより低粘度化するという点から、上記多官能
脂肪族液状エポキシ樹脂を用いることが好ましい。
る際の含フッ素芳香族ジアミンおよびその誘導体の少な
くとも一方と液状エポキシ樹脂の両者の割合は、上記液
状エポキシ樹脂のエポキシ基1当量に対して、含フッ素
芳香族ジアミンおよびその誘導体の少なくとも一方の活
性水素当量数を0.15〜1.0当量数または1.25
〜3.34当量数のいずれかの当量数の範囲に設定する
ことが好ましい。すなわち、上記含フッ素芳香族ジアミ
ンおよびその誘導体の少なくとも一方の配合量が0.1
5当量数より少ないと最終的に本発明で得られる液状エ
ポキシ樹脂組成物のガラス転移温度が低下する傾向がみ
られ好ましくなく、1.0当量数を超え1.25当量数
より少ない範囲では得られるプレポリマー自体の架橋反
応が進みゲル化し易い傾向がみられることから好ましく
ない。一方、3.34当量数より大きいと得られるプレ
ポリマーが液状を呈しない傾向がみられるからである。
る際の含フッ素芳香族ジアミンおよびその誘導体の少な
くとも一方と液状エポキシ樹脂の両者の割合が、上記液
状エポキシ樹脂のエポキシ基1当量に対して、含フッ素
芳香族ジアミンおよびその誘導体の少なくとも一方の活
性水素当量数を0.15〜1.0当量数とした場合のプ
レポリマーの分子量としては、ポリスチレン換算の重量
平均分子量で400〜5000程度まで反応させたプレ
ポリマーとすることが好ましく、このようなプレポリマ
ーとすることにより揮発性の低沸点の低分子量化合物の
蒸発・揮発に起因するアンダーフィル封止樹脂層のボイ
ド発生防止に効果があがるのである。
フッ素芳香族ジアミンおよびその誘導体の少なくとも一
方と液状エポキシ樹脂とを上記所定の割合で均質に混合
した後、一般的には80〜160℃前後で反応させるこ
とにより得られる。
(B2成分)の配合割合は、上記液状エポキシ樹脂(A
成分)のエポキシ基とプレポリマー(B2成分)の反応
前の液状エポキシ樹脂のエポキシ基の合計のエポキシ基
1当量数に対して、プレポリマー反応前の含フッ素芳香
族ジアミンおよびその誘導体の少なくとも一方の活性水
素当量数を0.15〜1.2当量数の範囲となるように
プレポリマー(B2成分)の配合量を設定することが好
ましい。より好ましくは0.2〜1.0当量数の範囲に
設定することである。すなわち、プレポリマー(B2成
分)の反応前の含フッ素芳香族ジアミンおよびその誘導
体の少なくとも一方の活性水素当量数が0.15当量数
未満では液状エポキシ樹脂組成物硬化体のガラス転移温
度が低下する傾向がみられ好ましくなく、1.2当量数
を超えると、その配合量が増加することから液状エポキ
シ樹脂組成物の粘度が増加する傾向がみられ好ましくな
いからである。
定の硬化剤(B成分)とともに用いられる無機質充填剤
(C成分)としては、合成シリカや溶融シリカ等のシリ
カ粉末、アルミナ、窒化珪素、窒化アルミニウム、窒化
ホウ素、マグネシア、珪酸カルシウム、水酸化マグネシ
ウム、水酸化アルミニウム、酸化チタン等の各種粉末が
あげられる。上記無機質充填剤のなかでも特に球状シリ
カ粉末を用いることが液状エポキシ樹脂組成物の粘度低
減の効果が大きく好ましい。そして、上記無機質充填剤
としては、最大粒子径が24μm以下のものを用いるこ
とが好ましい。さらに、上記最大粒子径とともに、平均
粒子径が10μm以下のものが好ましく用いられ、特に
平均粒子径が1〜8μmのものが好適に用いられる。な
お、上記最大粒子径および平均粒子径は、例えば、レー
ザー回折散乱式粒度分布測定装置を用いて測定すること
ができる。
シ樹脂組成物全体の10〜80重量%の範囲に設定する
ことが好ましく、特に好ましくは40〜70重量%であ
る。すなわち、配合量が10重量%未満では、液状エポ
キシ樹脂組成物硬化体の線膨張係数の低減への効果が少
なく、また80重量%を超えると、液状エポキシ樹脂組
成物の粘度が増加する傾向がみられ好ましくないからで
ある。
は、硬化時間の短縮のために公知の各種硬化促進剤を用
いることができる。具体的には、1,8−ジアザビシク
ロ(5,4,0)ウンデセン−7、トリエチレンジアミ
ン等の三級アミン類、2−メチルイミダゾール等のイミ
ダゾール類、トリフェニルホスフィン、テトラフェニル
ホスホニウムテトラフェニルボレート等のリン系硬化促
進剤、サリチル酸等の酸性触媒等があげられる。これら
は単独でもしくは2種以上併せて用いられる。特に、本
発明においては上記硬化促進剤としては、テトラフェニ
ルホスホニウムテトラフェニルボレート等のホスホニウ
ム塩類を用いることが、液状エポキシ樹脂組成物の安定
性を損なわないため好ましい。
ものではないが、上記液状エポキシ樹脂(A成分)と特
定の硬化剤(B成分)との混合物に対して、所望の硬化
速度が得られる割合となるように適宜設定することが好
ましい。例えば、硬化速度の指標として、熱盤でゲル化
時間を計測しながら容易にその使用量を決定することが
できる。その一例として、液状エポキシ樹脂組成物全体
中の0.01〜3重量%の範囲に設定することが好まし
い。
は、上記液状エポキシ樹脂(A成分)、特定の硬化剤
(B成分)、無機質充填剤(C成分)および硬化促進剤
以外に、被着体との接着促進や各種無機質充填剤との界
面接着強化等を目的として、シランカップリング剤を併
用することもできる。上記シランカップリング剤として
は、特に限定するものではなく、例えば、β−(3,4
−エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキシシラ
ン、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、γ
−グリシドキシプロピルメチルジエトキシシラン等があ
げられる。
目的として、反応性希釈剤を適宜配合することもでき
る。上記反応性希釈剤としては、特に限定するものでは
なく、例えば、n−ブチルグリシジルエーテル、アリル
グリシジルエーテル、2−エチルヘキシルグリシジルエ
ーテル、スチレンオキサイド、フェニルグリシジルエー
テル、クレジルグリシジルエーテル、ラウリルグリシジ
ルエーテル、p−sec−ブチルフェニルグリシジルエ
ーテル、ノニルフェニルグリシジルエーテル、カルビノ
ールのグリシジルエーテル、グリシジルメタクリレー
ト、ビニルシクロヘキセンモノエポキサイド、α−ピネ
ンオキサイド、3級カルボン酸のグリシジルエーテル、
ジグリシジルエーテル、(ポリ)エチレングリコールの
グリシジルエーテル、(ポリ)プロピレングリコールの
グリシジルエーテル、ビスフェノールAのプロピレンオ
キサイド付加物、ビスフェノールA型エポキシ樹脂と重
合脂肪酸との部分付加物、重合脂肪酸のポリグリシジル
エーテル、ブタンジオールのジグリシジルエーテル、ビ
ニルシクロヘキセンジオキサイド、ネオペンチルグリコ
ールジグリシジルエーテル、ジグリシジルアニリン、ト
リメチロールプロパンジグリシジルエーテル、トリメチ
ロールプロパントリグリシジルエーテル、グリセリンジ
グリシジルエーテル、グリセリントリグリシジルエーテ
ル等があげられる。これらは単独でもしくは2種以上併
せて用いられる。
には、上記各成分以外に、三酸化アンチモン、五酸化ア
ンチモン、臭素化エポキシ樹脂等の難燃剤や難燃助剤、
シリコーン等の低応力化剤、着色剤等を、本発明の趣旨
を逸脱しない範囲内で適宜配合することができる。
ば、つぎのようにして製造することができる。すなわ
ち、前記液状エポキシ樹脂(A成分)、特定の硬化剤
(B成分)、無機質充填剤(C成分)および必要に応じ
て硬化促進剤等の各成分を所定量配合し、これを3本ロ
ールやホモミキサー等の高剪断力下で混合,分散し、場
合により減圧下で脱泡することにより目的とする一液無
溶剤の液状エポキシ樹脂組成物を製造することができ
る。
キシ樹脂組成物を用いた半導体素子(フリップチップ)
と配線回路基板との空隙の樹脂封止は、例えば、つぎの
ようにして行われる。すなわち、予め接続用電極部(半
田バンプ)を有する半導体素子と、上記半田バンプに対
向する接続用電極部(半田パッド)を備えた配線回路基
板を、半田金属接続する。ついで、上記半導体素子と配
線回路基板との空隙に毛細管現象を利用して、一液無溶
剤の液状エポキシ樹脂組成物を充填し熱硬化して封止樹
脂層を形成することにより樹脂封止する。このようにし
て、図1に示すように、半導体素子1に設けられた接続
用電極部(半田バンプ)3と配線回路基板2に設けられ
た接続用電極部(半田パッド)5を対向させた状態で、
配線回路基板2上に半導体素子(フリップチップ)1が
搭載され、かつ上記配線回路基板2と半導体素子(フリ
ップチップ)1との空隙が上記液状エポキシ樹脂組成物
からなる封止樹脂層4によって樹脂封止された電子部品
装置を製造することができる。
1に設けられた接続用電極部3がバンプ形状に形成され
ているが特にこれに限定するものではなく、配線回路基
板2に設けられた接続用電極部5がバンプ形状に設けら
れていてもよい。
線回路基板2との空隙に液状エポキシ樹脂組成物を充填
する場合には、まず、液状エポキシ樹脂組成物をシリン
ジにつめた後、上記半導体素子(フリップチップ)1の
一端にニードルから液状エポキシ樹脂組成物を押し出し
て塗布して、毛細管現象を利用して充填する。この毛細
管現象を利用して充填する際には、60〜120℃程度
に加熱した熱盤上で充填し封止すると液粘度が低下する
ため、一層容易に充填・封止することが可能となる。さ
らに、上記配線回路基板2に傾斜をつければ、より一層
充填・封止が容易となる。
半導体素子(フリップチップ)1と配線回路基板2との
空隙間距離は、一般に、30〜300μm程度である。
脂封止部分のエポキシ樹脂組成物硬化体は、硬化した後
においても、特定の有機溶剤によって膨潤して接着力が
低下し、電子部品装置をリペアーすることができる。
剤、グリコールジエーテル系溶剤、含窒素系溶剤等が好
ましい。
ン、イソホロン、エチル−n−ブチルケトン、ジイソブ
チルケトン、ジエチルケトン、シクロヘキシルケトン、
ジ−n−プロピルケトン、メチルオキシド、メチル−n
−アミルケトン、メチルイソブチルケトン、メチルエチ
ルケトン、メチルシクロヘキサノン、メチル−n−ヘプ
チルケトン、ホロン等があげられる。これらは単独でも
しくは2種以上併せて用いられる。
は、エチレングリコールジエチルエーテル、エチレング
リコールジブチルエーテル、エチレングリコールジメチ
ルエーテル、ジエチレングリコールエチルメチルエーテ
ル、ジエチレングリコールジエチルエーテル、ジエチレ
ングリコールジブチルエーテル、ジエチレングリコール
ジメチルエーテル、トリエチレングリコールジメチルエ
ーテル等があげられる。これらは単独でもしくは2種以
上併せて用いられる。
メチルホルムアミド、N,N′−ジメチルアセトアミ
ド、N−メチル−2−ピロリドン、N,N′−ジメチル
スルホキシド、ヘキサメチルホスホルトリアミド等があ
げられる。これらは単独でもしくは2種以上併せて用い
られる。
は、熱盤等を用いて例えば半導体素子(フリップチッ
プ)または配線回路基板のリペアー該当部分を加熱して
半導体素子を除去する。このときの加熱温度としては、
本発明のエポキシ樹脂組成物の硬化体のガラス転移温度
からさらに+約50℃以上の温度で加熱することで硬化
体が凝集破壊または一方(半導体素子または配線回路基
板)に接着した状態で、両者が容易に剥離できるように
なる。その後、上記有機溶剤を直接塗布するかあるいは
脱脂綿に上記有機溶剤をしみ込ませたものを配線回路基
板のエポキシ樹脂組成物の硬化体の残沙部分に室温また
は40〜70℃程度に加温した状態で接触させた後、硬
化体の膨潤を確認して残沙物を除去することにより配線
回路基板を再利用することができる。一方、液状エポキ
シ樹脂組成物の硬化体の残沙が接着した半導体素子(フ
リップチップ)は、所定の容器に採った上記有機溶剤中
に室温または40〜100℃の加温状態で浸漬し硬化体
を膨潤させて除去することにより半導体素子(フリップ
チップ)を再利用することができる。
ものの、上記配線回路基板のリペアー該当部分全体に、
上記有機溶剤を直接塗布するかまたは脱脂綿に有機溶剤
をしみ込ませたものを被覆して、半導体素子の端部から
徐々に有機溶剤を浸透させることにより硬化体を膨潤さ
せて硬化体の強度と接着力を低下させた後、半導体素子
を配線回路基板から取り外すこともできる。
明する。
(2)で表される繰り返し単位を有するエポキシ樹脂。
(3)で表される繰り返し単位を有するエポキシ樹脂。
(4)で表される繰り返し単位を有するエポキシ樹脂。
式(5)で表される含フッ素芳香族ジアミン。
構造式(5)で表される含フッ素芳香族ジアミン1モル
と、ブチルグルシジルエーテル0.5モルとを反応容器
に仕込み、200℃にて反応させて得られた下記の構造
式(5′)で表される含フッ素芳香族ジアミン誘導体。
式(6)で表される含フッ素芳香族ジアミン。
造式(7)で表される非含フッ素芳香族ジアミン。
記構造式(7)で表される非含フッ素芳香族ジアミン1
モルと、ブチルグリシジルエーテル0.5モルとを反応
容器に仕込み、200℃にて反応させて得られた下記の
構造式(7′)で表される非含フッ素芳香族ジアミン誘
導体。
造式(8)で表される非含フッ素芳香族ジアミン。
式(5)で表される含フッ素芳香族ジアミンの活性水素
1当量(80g)に対して、上記構造式(2)で表され
る繰り返し単位を有するエポキシ樹脂0.5当量(8
2.8g)を150℃にて15分間反応させて、冷却し
たことにより得られた水飴状の粘稠液体であるプレポリ
マーa(活性水素当量325)。
式(5′)で表される含フッ素芳香族ジアミン誘導体1
モルと、上記構造式(3)で表される脂肪族多官能エポ
キシ樹脂4モルとを反応容器に仕込み、100℃にて1
0分間反応させることにより得られたプレポリマーb
(粘度10dPa・s、重量平均分子量560)。
造式(7)で表される非含フッ素芳香族ジアミンの活性
水素1当量に対して、上記構造式(2)で表される繰り
返し単位を有するエポキシ樹脂0.5当量を150℃に
て15分間反応させて、冷却したことにより得られた水
飴状の粘稠液体であるプレポリマーc(活性水素当量2
19)。
造式(7′)で表される非含フッ素芳香族ジアミン誘導
体1モルと、上記構造式(3)で表される脂肪族多官能
エポキシ樹脂4モルとを反応容器に仕込み、100℃に
て2分間反応させることにより得られたプレポリマーd
(粘度13dPa・s、重量平均分子量510)。
子径12μm、平均粒子径4μm、比表面積3.0m 2
/g)
を下記の表1〜表6に示す割合で配合し、3本ロールを
用いて室温(25℃)で均質混合分散することにより一
液無溶剤の液状エポキシ樹脂組成物を作製した。
例の液状エポキシ樹脂組成物を用い、EMD型回転粘度
計を用いて25℃での粘度を測定した後、針内径0.5
6mmのニードルがついたポリプロピレン製シリンジに
充填した。
で放置して粘度が2倍になるまでの時間を測定してそれ
をポットライフとした。
のようにして測定した。すなわち、規定温度(150
℃)の熱平板上に試料(200〜500mg)を載せ、
撹拌しながら熱平板上に薄く引き伸ばした時点から硬化
するまでの時間を読み取りゲル化時間とした。
64個有するシリコンチップ(厚み370μm、大きさ
10mm×10mm)を準備し、直径が300μmの銅
配線パッドが64個開口(基板側電極)した厚み1mm
のFR−4ガラスエポキシ製配線回路基板の半田ペース
トが塗布されている銅配線パッド(基板側電極)と、上
記シリコンチップの半田バンプ電極とが対向するように
位置合わせして基板にチップを搭載した後、これを24
0℃で10秒間の条件で加熱リフロー炉を通して半田接
合した。上記シリコンチップと回路基板の空隙(隙間)
は210μmであった。
填されたシリンジに空気圧力をかけて、上記シリコンチ
ップと回路基板の空隙の一辺にニードルから液状エポキ
シ樹脂組成物を吐出して塗布し、毛細管現象により液状
エポキシ樹脂組成物を充填し、その後150℃で4時間
硬化させて樹脂封止することにより電子部品装置を作製
した。
用いて、導通不良率およびリペアー性についてを下記に
示す方法に従って測定・評価した。その結果を上記液状
エポキシ樹脂組成物の特性測定とともに後記の表7〜表
12に示す。
止直後の導通不良率を測定した。その後、冷熱試験装置
を用いて、上記電子部品装置を−30℃/10分⇔12
5℃/10分の温度サイクル試験を実施し、1000サ
イクル後の電気的導通を調べ、上記ガラスエポキシ製配
線回路基板の銅配線パッド(基板側電極)の64個全部
に対する導通不良率(%)を算出した。
後、200℃に加熱した熱盤上にて、上記電子部品装置
からシリコンチップを剥離し、室温に戻したものの接続
部に残存するエポキシ樹脂組成物の硬化体の残沙部分
に、N,N′−ジメチルホルムアミドとジエチレングリ
コールジメチルエーテルの等量混合溶剤を含ませた脱脂
綿を静置し、実施例1〜18および比較例1〜4は40
℃で12時間、実施例19〜24および比較例5〜6は
室温で12時間放置した。その後、この脱脂綿を取り除
きメタノールでよく拭き、エポキシ樹脂組成物硬化体の
剥離を行い、剥離可能な電子部品装置は再度上記と同様
にしてシリコンチップを配線回路基板上に搭載して電気
的導通性を調べた。その後、上記と同様にして樹脂封止
してリペアー性の評価を行った。
に剥離可能で、しかも電気的接続が完全な場合を◎、硬
化体がわずかに残存して剥離できるが、電気的接続が完
全な場合を○、硬化体がわずかに残存して剥離できる
が、電気的接続が不完全な場合を△、エポキシ樹脂組成
物硬化体がほとんど剥離できず、しかも電気的接続が不
完全な場合を×とした。
液状エポキシ樹脂組成物はポットライフが長く低粘度と
相まって一液無溶剤の液状エポキシ樹脂組成物として優
れていることがわかる。しかも、導通不良も無くリペア
ー性にも優れていることが明らかである。また、実施例
19〜24は、室温でもリペアー性が良好であった。こ
れに対して、比較例の液状エポキシ樹脂組成物は、電気
的導通性には優れているものの、ポットライフが短く、
またリペアー性に劣っていることがわかる。
樹脂(A成分)と、特定の硬化剤(B成分)と、無機質
充填剤(C成分)とを必須成分とする液状エポキシ樹脂
組成物である。そして、この液状エポキシ樹脂組成物
は、硬化した後においても特定の有機溶剤によって溶媒
和して膨潤する。その結果、硬化体の強度が著しく減少
し、被着体(電極等)から容易に剥離することが可能と
なる。したがって、この液状エポキシ樹脂組成物を、回
路基板上に接続用電極部を介して半導体素子が搭載され
た電子部品の上記回路基板と半導体素子との空隙の樹脂
封止に用いた場合、得られる電子部品装置は、優れた接
続信頼性を備えるとともに、電極間の位置ずれ等により
接続不良が発生した場合でも、電子部品装置そのものを
廃棄することなく優れたリペアー性を備えたものであ
る。
して、含フッ素芳香族ジアミンおよびその誘導体の少な
くとも一方と、液状エポキシ樹脂とを反応させてなるプ
レポリマー〔(B2)成分〕を用いると、より一層の硬
化速度の向上を図ることができるようになる。しかも、
予め液状化から粘稠ペースト状化までの状態に形成でき
るため、配合時の計量とその後の分散工程において煩雑
な工程を必要とせず、容易に液状エポキシ樹脂組成物を
得ることができる。
よびその誘導体の少なくとも一方として前記特定の一般
式(1)で表される化合物を用いると、充分に長いポッ
トライフの確保と、迅速な膨潤性によるリペアーの容易
性が両立できるという効果を奏するようになり特に好ま
しいものである。
素芳香族ジアミンおよびその誘導体の少なくとも一方と
反応させる液状エポキシ樹脂として多官能脂肪族液状エ
ポキシ樹脂を用いると、プレポリマーをより低粘度化す
ることができるようになる。
Claims (6)
- 【請求項1】 半導体素子に設けられた接続用電極部と
回路基板に設けられた接続用電極部を対向させた状態で
上記回路基板上に半導体素子が搭載されている、電子部
品装置の上記回路基板と半導体素子との空隙を樹脂封止
するためのエポキシ樹脂組成物であって、下記の(A)
〜(C)成分を必須成分とすることを特徴とする液状エ
ポキシ樹脂組成物。 (A)液状エポキシ樹脂。 (B1)含フッ素芳香族ジアミンおよびその誘導体の少
なくとも一方。 (C)無機質充填剤。 - 【請求項2】 半導体素子に設けられた接続用電極部と
回路基板に設けられた接続用電極部を対向させた状態で
上記回路基板上に半導体素子が搭載されている、電子部
品装置の上記回路基板と半導体素子との空隙を樹脂封止
するためのエポキシ樹脂組成物であって、下記の(A)
〜(C)成分を必須成分とすることを特徴とする液状エ
ポキシ樹脂組成物。 (A)液状エポキシ樹脂。 (B2)含フッ素芳香族ジアミンおよびその誘導体の少
なくとも一方と、液状エポキシ樹脂とを反応させてなる
プレポリマー。 (C)無機質充填剤。 - 【請求項3】 上記(B2)成分において、含フッ素芳
香族ジアミンおよびその誘導体の少なくとも一方と反応
させる液状エポキシ樹脂が、多官能脂肪族液状エポキシ
樹脂である請求項2記載の液状エポキシ樹脂組成物。 - 【請求項4】 上記含フッ素芳香族ジアミンおよびその
誘導体の少なくとも一方が、下記の一般式(1)で表さ
れる化合物である請求項1〜3のいずれか一項に記載の
液状エポキシ樹脂組成物。 【化1】 - 【請求項5】 上記含フッ素芳香族ジアミンおよびその
誘導体の少なくとも一方が、2,2′−ジトリフルオロ
メチル−4,4′−ジアミノビフェニルである請求項1
〜4のいずれか一項に記載の液状エポキシ樹脂組成物。 - 【請求項6】 上記(C)成分である無機質充填剤が、
平均粒子径10μm以下の球状シリカ粉末である請求項
1〜5のいずれか一項に記載の液状エポキシ樹脂組成
物。
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JP2000172517 | 2000-06-08 | ||
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-
2001
- 2001-02-27 JP JP2001053049A patent/JP2002060594A/ja not_active Withdrawn
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