JP2002060101A - シート状基材巻き取り装置およびシート状基材巻き取り方法 - Google Patents

シート状基材巻き取り装置およびシート状基材巻き取り方法

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JP2002060101A
JP2002060101A JP2000245932A JP2000245932A JP2002060101A JP 2002060101 A JP2002060101 A JP 2002060101A JP 2000245932 A JP2000245932 A JP 2000245932A JP 2000245932 A JP2000245932 A JP 2000245932A JP 2002060101 A JP2002060101 A JP 2002060101A
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roll
sheet
substrate
outer peripheral
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Osamu Maniwa
修 間庭
Takumi Honma
巧 本間
Toru Sato
徹 佐藤
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Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シート状基材の巻き付けしわの発生を防止
し、長さ方向および幅方向での歩留まりを向上させ、シ
ート状基材からなる製品の安定した品質を確保、維持す
る。 【解決手段】 長手方向に沿った中央部から両端部に向
けて外周側面に左右対称に螺旋状の多条溝を有し、この
多条溝が中央部から両端部に向けて所定の傾斜角を有
し、回転軸の周りで回転可能なエキスパンダーロール4
3を、その軸と巻き取りコア41の軸とがほぼ平行にな
るように設置する。シート状基材1の巻き取り始めに、
エキスパンダーロール43を巻き取りコア41の外周側
面にシート状基材1を介して圧接し、多条溝によりシー
ト状基材1の幅出しを行い、中央部から両端部に向けて
しわ伸ばしを行う。シート状基材1の巻き取りが所定の
長さになった段階で、エキスパンダーロール43の圧接
を開放し、巻き取りコア41による巻き取りを続ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、シート状基材巻
き取り装置およびシート状基材巻き取り方法に関し、特
に、着脱式のエキスパンダーロールを用いたフィルム状
の磁気記録媒体の巻き取りに適用して好適なものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、磁気記録媒体の製造プロセス中で
用いられる巻き取り装置においては、その巻きはじめに
しわが発生していた。このようなしわは、常に生じるも
のとして考えられ、その発生はやむを得ないものとされ
ていた。
【0003】ところが、近年、3.5〜6μm程度の、
比較的極薄のフィルムを使用する品種が増加してきてい
ることにより、巻きはじめのしわの発生が非常に多くな
ってきていた。さらに、フィルムの厚さが非常に薄くな
ってきているため、巻きはじめに発生したしわの影響
が、長時間続くようになっていた。そして、フィルムの
巻き取りをすべて行った時点にまで影響が生じるような
ものも、ざらではなくなってきた。
【0004】そこで、巻きはじめのしわの発生を防止す
るために、巻き付け部分のフィルムの貼り付けの改善、
巻き付け方向の変更、タッチロール圧力の変更など、様
々な実験および検討が行われてきた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た方法では、巻きはじめのしわの発生があまり抑制され
ず、決定的な対策になっていなかった。そして、上述し
たように、多くの場合、シート状基材の巻きはじめに生
じたしわが、その巻き取りが進むに従い、しわが誇張さ
れて原反の表面に現れ、フィルムなどのシート状基材の
すべての巻き取りを終了した時点にまで影響が生じてく
るようになった。
【0006】したがって、この発明の目的は、シート状
基材の巻きはじめのしわ、いわゆる巻き付けしわの発生
を抑制することができ、長さ方向および幅方向での歩留
まりを向上させることができ、安定した品質を維持する
ことができるシート状基材巻き取り装置およびシート状
基材巻き取り方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明の第1の発明は、シート状基材を巻き取り
可能で、所定の第1の軸の周りを自転可能に構成された
第1のロールと、所定の第2の軸の周りを回転可能に構
成された第2のロールとを有し、第2のロールの外周側
面が第1のロールの外周側面に圧接可能に構成され、第
1のロールの第1の軸と第2のロールの第2の軸とが互
いにほぼ平行になるように配置されたシート状基材巻き
取り装置において、長手方向に沿った中央部から両端部
に向けて外周側面に左右対称に螺旋状の多条溝を有し、
多条溝が中央部から両端部に向けて所定の傾斜角を有す
る第3のロールが、所定の第3の軸の周りを回転可能に
構成され、第3のロールが、第3の軸を第1のロールの
第1の軸にほぼ平行になるように設置されているととも
に、第1のロールの外周側面にシート状基材を介して圧
接可能に構成されていることを特徴とするものである。
【0008】この第1の発明において、典型的には、第
3のロールが、第3のロールの長手方向に沿った中央部
から両端部に向けて、第3のロールの長手方向に垂直な
断面における直径が増加するように構成されている。
【0009】この第1の発明において、第3のロールに
おける多条溝がシート状基材に転写されるのを防止する
ために、典型的には、第3のロールの少なくとも外周側
面が、弾性体からなるシートまたはチューブにより被覆
され、好適には、弾性体は、合成ゴムから構成され、第
3のロールの少なくとも外周側面に被覆された弾性体か
らなるシートまたはチューブの厚さが、0.2mm以上
0.5mm以下である。
【0010】この第1の発明において、典型的には、第
3のロールによるシート状基材を介した第1のロールへ
の圧接を、自動で解除可能に構成されている。
【0011】この第1の発明において、シート状基材の
走行を妨げないようにし、第3のロールによりシート状
基材を抱き込まないようにするために、典型的には、第
3のロールが、第2のロールに対してシート状基材の走
行方向の上流側の位置にある場合、第3のロールを解除
した時点においてシート状基材の走行に干渉しない位置
に配置されている。
【0012】この第1の発明において、シート状基材の
巻き始めにしわが生じるのを防止するために、典型的に
は、第3のロールが、第2のロールの外周面より第1の
ロールの側面に沿った円周距離として、1mm以上50
0mm以下の位置に配置される。
【0013】この発明の第2の発明は、シート状基材を
巻き取り可能で、所定の第1の軸の周りを自転可能に構
成された第1のロールと、所定の第2の軸の周りを回転
可能に構成された第2のロールとを用い、第1のロール
および第2のロールを、第1の軸と第2の軸とが互いに
ほぼ平行になるように配置し、第2のロールの外周側面
をシート状基材を介して第1のロールの外周側面に圧接
するとともに、シート状基材を第1のロールに巻き取る
ようにしたシート状基材巻き取り方法において、外周側
面に長手方向に沿った中央部から両端部に向けて左右対
称に螺旋状の多条溝が形成され、多条溝が中央部から両
端部に向けて所定の傾斜角を有し、所定の第3の軸の周
りを回転可能に構成された第3のロールを、シート状基
材を介して第1のロールに圧接させ、第3のロールを、
少なくとも、第1のロールによるシート状基材の巻き取
り始めの段階で、シート状基材を介しつつ、第1のロー
ルの外周側面に圧接するようにしたことを特徴とするも
のである。
【0014】この第2の発明において、典型的には、第
3のロールが、第3のロールの長手方向に沿った中央部
から両端部に向けて、第3のロールの長手方向に垂直な
断面における直径が増加するように構成されている。な
お、この直径においては、溝の部分を含まない直径を示
す。
【0015】この第2の発明において、典型的には、第
3のロールの第1のロールからの開放を、シート状基材
を400m以下巻き取った段階で行うようにし、好適に
は、200m以下巻き取った段階で行うようにする。
【0016】この第2の発明において、典型的には、第
3のロールの少なくとも外周側面が、弾性体からなるシ
ートまたはチューブにより被覆されている。また、この
第2の発明において、典型的には、弾性体は、合成ゴム
である。また、この第2の発明において、第3のロール
の少なくとも外周側面に被覆された弾性体からなるシー
トまたはチューブの厚さは、シートまたはチューブの耐
久性を十分に保つために、好適には0.2mm以上と
し、第3のロールの外周側面の形状を表出させ、第3の
ロール単体で有する効果を確保するために、好適には、
0.5mm以下とする。
【0017】この発明において、典型的には、第1のロ
ールが巻き取りコアであり、第2のロールがタッチロー
ルであり、第3のロールがエキスパンダーロールである
が、必ずしもこれらに限定されるものではない。
【0018】この発明において、自転とは、第1のロー
ル自体が第1の軸の周りに回転するのみならず、外部の
駆動モータなどを用いて、第1のロールを所定の第1の
軸の周りに回転させることができるようにしたものを含
むものである。
【0019】上述のように構成されたこの発明によるシ
ート状基材巻き取り装置およびシート状基材巻き取り方
法によれば、外周側面に長手方向に沿った中央部から両
端部に向けて左右対称に螺旋状の多条溝が形成され、多
条溝が中央部から両端部に向けて所定の傾斜角を有し、
所定の第3の軸の周りを回転可能に構成された第3のロ
ールを、シート状基材を介して第1のロールに圧接さ
せ、さらに、第3のロールを、少なくとも、第1のロー
ルによるシート状基材の巻き取り始めの段階で、シート
状基材を介しつつ、第1のロールの外周側面に圧接する
ようにしていることにより、シート状基材の巻き始めに
おいてしわの発生を抑制することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施形態につ
いて図面を参照しながら説明する。なお、以下の一実施
形態の全図においては、同一または対応する部分には同
一の符号を付す。図1に、この一実施形態によるフィル
ム巻き取り装置を有するカレンダー装置を示す。
【0021】図1に示すように、この一実施形態による
カレンダー装置は、フィルムなどのシート状基材1を巻
き出す巻き出し部2、カレンダー処理を行うためのカレ
ンダー処理部3、およびカレンダー処理が行われたシー
ト状基材1を巻き取るための巻き取り部4から構成され
ている。
【0022】シート状基材1は、例えば、ポリエチレン
ナフタレート(PEN)、アラミド、ポリイミド(P
I)などの材料からなるフィルムが用いられる。
【0023】また、巻き出し部2においては、巻き出し
コア21に、シート状基材1からなるロール状原反22
が巻き付けられて設けられている。そして、巻き出しコ
ア21を回転させることにより、ロール状原反22から
シート状基材1を巻き出し可能に構成されている。
【0024】また、巻き出し部2からカレンダー処理部
3には、シート状基材1が複数のガイドロール23によ
りガイドされるように構成されている。
【0025】また、カレンダー処理部3は、複数のスチ
ールロール31と、これらのスチールロール31にはさ
まれて設けられた、複数の弾性ロール32とから構成さ
れている。また、これらのスチールロール31と弾性ロ
ール32との間は、シート状基材1を挟み込み可能に構
成されている。そして、このカレンダー処理部3におい
ては、シート状基材1は、これらのガイドロール33に
ガイドされてスチールロール31と弾性ロール32との
間に挟み込まれるように構成され、ガイドロール33を
用いてシート状基材1を複数のコの字形状、いわゆる鍵
状に走行可能に構成されている。
【0026】また、カレンダー処理部3から巻き取り部
4には、シート状基材1をガイドロール33によりガイ
ド可能に構成されているとともに、ニップロール34と
ニップロール35とにより幅出し可能に構成されてい
る。また、ニップロール34とニップロール35により
幅出しされたシート状基材1は、ガイドロール33にガ
イドされて巻き取り部4に搬入可能に構成されている。
【0027】また、巻き取り部4は、巻き取りコア4
1、タッチロール42、エキスパンダーロール43、お
よびガイドロール44を有して構成されている。巻き取
りコア41とタッチロール42とにおいては、それらの
間にシート状基材1を挟み込み可能に構成されている。
また、巻き取りコア41とエキスパンダーロール43と
においても、それらの間にシート状基材1を挟み込み可
能に構成されている。なお、この巻き取り部4の詳細に
ついては後述する。
【0028】次に、以上のように構成されたカレンダー
装置の動作について説明する。すなわち、このカレンダ
ー装置においては、まず、巻き出し部2により、磁気塗
料が塗布されたシート状基材1を送り出し、カレンダー
処理部3にまで搬送する。次に、カレンダー処理部3に
おいて、シート状基材1は、加熱されたスチールロール
31および弾性ロール32によりプレスされる。カレン
ダー処理部3においてプレスされたシート状基材1は、
ガイドロール33にガイドされ、巻き取り部4において
巻き取りコア41に巻き取られる。ここで、シート状基
材1が巻き取りコア41に巻き取られ始める段階におい
ては、エキスパンダーロール43を巻き取りコア41の
外周側面に圧接し、シート状基材1を所定の長さだけ巻
き取った段階で、エキスパンダーロール43の圧接を開
放する。この所定の長さは、典型的には、400m以下
であり、好適には200m以下である。
【0029】次に、すべてのシート状基材1を巻き取っ
た後、巻き取られたシート状基材1とともに巻き取りコ
ア41を取り外す。次に、シート状基材1が巻き取られ
ていない巻き取りコア41を、巻き取り部4のほぼ中央
部に取り付ける。そして、ふたたびシート状基材1の巻
き取りを行う。以上のことを繰り返し行うことにより、
連続的にシート状基材1に対するカレンダー処理および
巻き取りが行われる。
【0030】次に、上述した巻き取り部4の構成および
動作の詳細について説明する。図2Aに、この一実施形
態による巻き取り部4を示す。
【0031】この一実施形態による巻き取り部4におい
ては、中央部に、脱着可能で円筒状の巻き取りコア41
が設けられている。この巻き取りコア41においては、
その中心軸の周りを、シート状基材1を巻き取る所定の
回転方向(図2中、矢印方向)に回転可能に構成されて
いる。ここで、この巻き取りコア41の寸法は、その長
手方向に垂直な断面の外径が例えば168〜300mm
であり、巻き取り張力は、例えば40〜50N程度であ
る。
【0032】また、巻き取りコア41の側面において、
シート状基材1を挟むようにしてタッチロール42が設
けられている。タッチロール42は、円柱形状を有し、
その中心軸が巻き取りコア41のおける中心軸とほぼ平
行になるように設けられる。また、このタッチロール4
2は、典型的には、図2Aに示すように、巻き取りコア
41のシート状基材1の巻き取り始めの位置に設けられ
るが、その他の位置に設けることも可能である。ここ
で、この円柱形状のタッチロール42の寸法は、その円
柱形状の長手方向に沿った長さが例えば600mmであ
り、長手方向に対して垂直な断面に沿った径が例えば5
0mmである。また、圧接力は例えば100〜120N
程度である。
【0033】また、巻き取りコア41の側面で、シート
状基材1を挟み込み可能な位置に、エキスパンダーロー
ル43が設けられている。このエキスパンダーロール4
3は、自動で、シート状基材1を挟み込んだり開放(ニ
ップ開放)したりすることができるように構成されてい
る。
【0034】ここで、この一実施形態によるエキスパン
ダーロール43について以下に具体的に説明する。
【0035】すなわち、エキスパンダーロール43は、
その外周部がゴム、またはゴムに近い弾性体であること
が望ましい。ゴムとしては、エチレンプロピレンターポ
リマー(EPT)、アクリロニトリルーブタジエン共重
合体(NBR)、イソブチレン−イソプレン共重合体
(IIR)、シリコーンゴムなどを採用することができ
る。ゴムに近い弾性体としてはプラスチック類を採用す
ることができる。なお、ゴムに近い弾性体は、ゴム、ま
たはゴムに近い高い摩擦係数を持つことが必要である。
この理由は、フィルムなどのシート状基材1を強力にグ
リップすることができる高い摩擦係数を持つことが必要
だからである。また、このエキスパンダーロール43の
ゴム硬度(JIS−A型ゴム高度計)は、典型的には2
0度〜70度の範囲、好適には、30度〜50度の範囲
から選ばれる。
【0036】また、エキスパンダーロール43は、図3
に示すように、ロール中央部からテーパ状、または曲線
状に両端部に向かって直径が大きくなっていることが望
ましい。この構造を採用することにより、シート状基材
1は、最初にエキスパンダーロール43の両端部のブレ
ードと接触し、順次内側のブレードに接触することにな
る。このことにより、シート状基材1は、その幅方向の
両端側から引っ張り力を受けることになるので、大きな
幅出し効果を得ることができる。そして、エキスパンダ
ーロール43の回転により、シート状基材1において
は、その幅方向の中心部から両端部に向けて順次押し広
げられ、シート状基材1におけるしわ伸ばしを行うこと
が可能である。なお、このエキスパンダーロール43に
おいて、図3に示すテーパ角αは典型的には0°〜1°
の範囲、好適には0.04°〜0.5°の範囲から選ば
れる。また、エキスパンダーロール43が、ロール中央
部から曲線状に両端部に向かって直径が大きくなる場
合、ロール中央部から曲線終点のロール端部までを結ん
だ線とロール中心線とのなす角度をテーパ角αとする。
【0037】また、エキスパンダーロール43は、その
外周部の表面に、その中央部から両端部に向かって左右
対称に螺旋状の多条溝43aが設けられ、同様の螺旋状
を有するブレード43bが設けられている。ここで、図
3に示す溝幅Wは、典型的には、0.2〜10mmの範
囲から選ばれ、好適には、0.5〜3mmの範囲から選
ばれる。また、ブレード43bの幅Tは、典型的には、
1〜10mmの範囲から選ばれ、好適には、1〜5mm
の範囲から選ばれる。また、溝の条数nは、典型的には
n>2から選ばれる数であり、好適には4≧nから選ば
れる数である。
【0038】また、エキスパンダーロール43は、その
多条溝43aがその中央部から両端部に向かって所定の
傾斜角を有するとともに、多条溝43aの深さが下記の
条件を満たす形で徐々に大きく形成されていることが望
ましい。この理由は、エキスパンダーロール43がシー
ト状基材に圧接した時に、シート状基材の端部に行くほ
ど、軸端側に大きく倒れながら動く構造にすることが可
能となるからである。
【0039】また、エキスパンダーロール43におい
て、図3に示す傾斜角θは、典型的には10°〜50°
の範囲、好適には20〜40°の範囲から選ばれる。ま
た、溝底の角度βは、典型的には−0.5<β<2°の
範囲、好適には、−0.5°<β≦αの範囲、より好適
には、−0.3°<β≦α/2の範囲から選ばれる。
【0040】また、この一実施形態によるエキスパンダ
ーロール43に作用させる圧接力は、シート状基材1の
厚さ、エキスパンダーロール43の設計仕様、必要な幅
出し量によって変わるが、例えば、ロールの自重を含め
て80〜100Nの範囲に選ばれる。
【0041】次に、本発明者は、以上のような構成を有
する巻き取り部4において、エキスパンダーロール43
の取り付け位置についての実験を行った。ここで、この
実験における条件を以下に挙げる。まず、シート状基材
1としてPENフィルムに磁性塗膜が形成された、厚さ
が8.5μm、幅が620mmの磁気フィルムを用い
た。また、図3に示すエキスパンダーロール43は、長
さをシート状基材1の幅より大きい700mmとし、端
部外径=80mm、溝幅W=2mm、ブレード幅T=3
mm、ピッチP=((T+W)/cosθ)=5mm、
傾斜角θ=30°、条数n=6、リードL=30mm、
ゴム硬度G=40度、テーパ角α=0.2°、溝底の角
度β=0°、ゴム材質がエチレンプロピレンターポリマ
ー(EPT)のものを用いた。また、巻き取りコア41
は、その径が300mmのものを用いた。また、シート
状基材1の走行速度は、磁性材料の塗布速度によって
4.17〜5m/s(250〜300m/min)程度
になるが、この実験においては、4.17m/s(25
0m/min)とした。
【0042】以上の条件に基づき、巻き取り部4におい
て、エキスパンダーロール43を、タッチロール42の
外周側面からエキスパンダーロール43の外周側面まで
の円周距離を±1〜500mm(タッチロール42の外
周側面にそってシート状基材1の巻き取り方向の下流を
プラスとする)とした様々な位置に配置し、巻き始めの
状態を10回繰り返して、しわの発生を測定した。その
結果を以下の表1に示す。なお、表1において、「×」
は、10回中7〜10回しわが発生した場合、「△」
は、10回中4〜6回しわが発生した場合、「○」は、
10回中1〜3回しわが発生した場合、「◎」は、10
回中しわの発生が全く生じなかった場合である。
【0043】
【表1】
【0044】表1から、エキスパンダーロール43の取
り付け位置は、タッチロール42の外周側面から500
mmまでが有効な範囲であることが分かる。また、エキ
スパンダーロール43の取り付け位置を、タッチロール
42の外周側面から300mm以下にした場合におい
て、しわの発生が全く観測されないことが分かる。した
がって、エキスパンダーロール43の取り付け位置は、
タッチロール42の外周側面から円周距離を500mm
以下が比較的良好であり、しわを発生させないようにす
るには、好適には、300mm以下が良好であることが
分かり、タッチロール42とエキスパンダーロール43
との距離は、互いに接触しない範囲で近いほど好ましい
ことが分かる。また、巻き取り部4における作業者は、
通常、シート状基材1におけるタッチロール42とエキ
スパンダーロール43との間の部分に接触する場合があ
るため、エキスパンダーロール43は、その作業性を妨
げない位置に設けることが望ましい。
【0045】以上説明したように、この一実施形態によ
れば、その長手方向に沿った中央部から両端部に向けて
外周側面に左右対称に螺旋状の多条溝を有し、多条溝が
中央部から両端部に向けて所定の傾斜角を有し、軸の周
りを回転可能に構成されたエキスパンダーロール43
を、シート状基材1を挟み込みつつ巻き取りコア41の
外周側面に圧接させて、シート状基材1を巻き取りコア
41に巻き取るようにしていることにより、エキスパン
ダーロール43のブレード43bがその先端においてシ
ート状基材1の幅出しを行いながら、巻き取りコア41
にシート状基材1を巻き取ることができる。したがっ
て、巻き始めにシート状基材1にしわが生じるのを防止
することができ、極薄のシート状基材1を、良好な状態
で巻き取ることができる。
【0046】以上のような効果を奏するエキスパンダー
ロール43を有する巻き取り部4であるが、走行するシ
ート状基材1が薄くなってくるのに従い、エキスパンダ
ーロール43における螺旋状の多条溝43a(ブレード
43b)が、シート状基材1に転写する懸念が生じる。
【0047】そこで、本発明者が鋭意検討を行った結
果、エキスパンダーロール43における螺旋状の多条溝
43aのシート状基材1への転写を抑制する、新たなエ
キスパンダーロール43を想起するに至った。以下に、
このエキスパンダーロール43の他の例について説明す
る。図4に、エキスパンダーロール43の他の例を示
す。
【0048】図4に示すように、エキスパンダーロール
43の他の例においては、一実施形態によるエキスパン
ダーロール43の少なくとも外周側面を、例えば合成ゴ
ムからなるチューブなどの、表面被覆材45により覆う
ようにする。ここで、この表面被覆材45は、エキスパ
ンダーロール43における材料と同様の材料、具体的に
は、例えばEPTからなる。また、硬度は、エキスパン
ダーロール43におけると同様の40度程度とする。ま
た、表面被覆材45の厚さは、0.2〜0.5mmから
選ばれ、この例においては例えば0.3mmとする。こ
の表面被覆材45の厚さの範囲は、次のようにして決定
される。すなわち、表面被覆材45をエキスパンダーロ
ール43の外周側面に被覆した場合においても、上述の
一実施形態におけると同様の効果を得るためには、エキ
スパンダーロール43の長手方向に沿った外周側面にお
いて、中央部から両端部に向けて、長手方向に垂直な面
に沿った断面の径が大きくなるようにする必要があり、
この形状を確保するためには、表面被覆材45の厚さを
0.5mm以下にする必要がある。また、表面被覆材4
5の耐久性を考慮すると、その厚さは0.2mm以上に
する必要がある。
【0049】本発明者は、このような表面被覆材45に
より被覆されたエキスパンダーロール43と、被覆され
ていないエキスパンダーロール43とそれぞれ用いて、
エキスパンダーロール43の螺旋状の多条溝43aがシ
ート状基材1に転写されるか否かの確認実験を行った。
すなわち、シート状基材1を巻き取り始めてから、所定
の長さだけ巻き取った段階で、エキスパンダーロール4
3の圧接を開放し、転写跡が生じるか否かの確認を行
う。この所定の長さとしては、10m、30m、50
m、100m、200m、300m、400m、および
500mとした。ここで、この確認実験における条件を
挙げると、巻き取りコア41の径を168mmとし、エ
キスパンダーロール43の取り付け位置を、タッチロー
ル42の外周側面からの円周距離で200mmとし、そ
の他の条件においては、一実施形態におけるしわの発生
実験における同様である。その結果を以下の表2に示
す。なお、表2において、「×」は強い転写跡が確認さ
れ外観が不良であるもの、「△」は弱い転写跡が見られ
るが品質的に問題がないもの、「○」は転写跡が全く確
認されないものを示す。
【0050】
【表2】
【0051】表2から、図3に示す被覆されていないエ
キスパンダーロール43においては、巻き取り長さが2
00m以下の段階でエキスパンダーロール43による圧
接を開放した場合に、転写跡が全く確認されないことが
わかる。また、図4に示す、外周側面が表面被覆材45
により被覆されたエキスパンダーロール43を用いた場
合には、巻き取り長さが500mとなった場合において
も転写跡が確認されないことが分かる。したがって、外
周側面が表面被覆材45により被覆されたエキスパンダ
ーロール43を用いることによって、螺旋状の多条溝4
3aの転写の抑制が可能となることが分かるとともに、
外周側面が被覆されていないエキスパンダーロール43
を用いた場合であっても、シート状基材1を200m巻
き取った段階で、エキスパンダーロール43の圧接を開
放することにより、転写跡を残すことなくシート状基材
1の巻き取りを良好に行うことが可能になることが分か
る。
【0052】以上、この発明の一実施形態について具体
的に説明したが、この発明は、上述の一実施形態に限定
されるものではなく、この発明の技術的思想に基づく各
種の変形が可能である。
【0053】例えば、上述の一実施形態において挙げた
数値はあくまでも例に過ぎず、必要に応じてこれと異な
る数値を用いてもよい。
【0054】また、上述の一実施形態においては、シー
ト状基材1を、まず、巻き取り部4の巻き取りコア41
に巻き取るようにし、このシート状基材1がタッチロー
ル42によって圧接されるように構成されているが、図
2Bに示すように、シート状基材1をまずタッチロール
42に巻き付けた後、このタッチロール42をシート状
基材1を介して巻き取りコア41に圧接させながら、巻
き取るようにしても良い。この場合、巻き取りコア4
1、タッチロール42、エキスパンダーロール43の回
転方向は図2Aに示す巻き取り部4におけると反対にな
る。
【0055】また、上述の一実施形態においては、この
巻き取り装置をカレンダー装置に適用する例について説
明したが、この巻き取り装置はカレンダー装置に限定さ
れるものではなく、フィルム、紙などのコーター、スリ
ッター、印刷機、巻き直し装置、ホットロール処理装置
など、いわゆるシート状基材を扱う機械、装置一般に適
用することが可能である。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によるシ
ート状基材巻き取り装置およびシート状基材巻き取り方
法によれば、長手方向に沿った中央部から両端部に向け
て外周側面に左右対称に螺旋状の多条溝を有し、多条溝
が中央部から両端部に向けて所定の傾斜角を有する第3
のロールが、所定の第3の軸の周りを回転可能に構成さ
れ、この第3のロールが、その軸を第1のロールの第1
の軸にほぼ平行になるように設置されているとともに、
第1のロールの外周側面にシート状基材を介して圧接可
能に構成された手段を有していることにより、巻き取り
装置においてシート状基材を巻き取る場合に、多条溝に
より、シート状基材の幅出しを行うことができるので、
シート状基材を巻きはじめた段階における、いわゆる巻
き付けしわの発生を防止することができ、長さ方向およ
び幅方向での歩留まりを向上させることができ、シート
状基材を用いた製品において、安定した品質を確保、維
持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態によるカレンダー装置を
示す略線図である。
【図2】この発明の一実施形態による巻き取り部および
巻き取り部の他の例を示す略線図である。
【図3】この発明の一実施形態によるエキスパンダーロ
ールの詳細を示す断面図である。
【図4】この発明のエキスパンダーロールの他の例を示
す略線図である。
【符号の説明】
1・・・シート状基材、2・・・巻き出し部、3・・・
カレンダー処理部、4・・・巻き取り部、21・・・巻
き出しコア、22・・・ロール状原反、23,33,4
4・・・ガイドロール、31・・・スチールロール、3
2・・・弾性ロール、34,35・・・ニップロール、
41・・・巻き取りコア、42・・・タッチロール、4
3・・・エキスパンダーロール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 徹 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 Fターム(参考) 3F104 AA04 BA02 JA01 JA03 JA04 JB01 JC06 JD20 5D112 AA30 KK03 KK05

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート状基材を巻き取り可能で、所定の
    第1の軸の周りを自転可能に構成された第1のロール
    と、 所定の第2の軸の周りを回転可能に構成された第2のロ
    ールとを有し、 上記第2のロールの外周側面が上記第1のロールの外周
    側面に圧接可能に構成され、 上記第1のロールの上記第1の軸と上記第2のロールの
    上記第2の軸とが互いにほぼ平行になるように配置され
    たシート状基材巻き取り装置において、 長手方向に沿った中央部から両端部に向けて外周側面に
    左右対称に螺旋状の多条溝を有し、上記多条溝が上記中
    央部から上記両端部に向けて所定の傾斜角を有する第3
    のロールが、所定の第3の軸の周りを回転可能に構成さ
    れ、 上記第3のロールが、上記第3の軸を上記第1のロール
    の上記第1の軸にほぼ平行になるように設置されている
    とともに、上記第1のロールの外周側面に上記シート状
    基材を介して圧接可能に構成されていることを特徴とす
    るシート状基材巻き取り装置。
  2. 【請求項2】 上記第3のロールが、上記第3のロール
    の長手方向に沿った中央部から両端部に向けて、上記第
    3のロールの上記長手方向に垂直な断面における直径が
    増加するように構成されていることを特徴とする請求項
    1記載のシート状基材巻き取り装置。
  3. 【請求項3】 上記第3のロールの少なくとも外周側面
    が、弾性体からなるシートまたはチューブにより被覆さ
    れていることを特徴とする請求項1記載のシート状基材
    巻き取り装置。
  4. 【請求項4】 上記弾性体が、合成ゴムであることを特
    徴とする請求項3記載のシート状基材巻き取り装置。
  5. 【請求項5】 上記第3のロールの少なくとも外周側面
    に被覆された弾性体からなるシートまたはチューブの厚
    さが、0.2mm以上0.5mm以下であることを特徴
    とする請求項3記載のシート状基材巻き取り装置。
  6. 【請求項6】 上記第3のロールによる上記シート状基
    材を介した上記第1のロールへの圧接を、自動で解除可
    能に構成されていることを特徴とする請求項1記載のシ
    ート状基材巻き取り装置。
  7. 【請求項7】 上記第3のロールが、上記第2のロール
    に対して上記シート状基材の走行方向の上流側の位置に
    ある場合、上記第3のロールを解除した時点において上
    記シート状基材の走行に干渉しない位置に配置されてい
    ることを特徴とする請求項6記載のシート状基材巻き取
    り装置。
  8. 【請求項8】 上記第3のロールが、上記第2のロール
    の外周面より上記第1のロールの側面に沿った円周距離
    として、1mm以上500mm以下の位置に配置される
    ことを特徴とする請求項1記載のシート状基材巻き取り
    装置。
  9. 【請求項9】 シート状基材を巻き取り可能で、所定の
    第1の軸の周りを自転可能に構成された第1のロール
    と、 所定の第2の軸の周りを回転可能に構成された第2のロ
    ールとを用い、 上記第1のロールおよび上記第2のロールを、上記第1
    の軸と上記第2の軸とが互いにほぼ平行になるように配
    置し、 上記第2のロールの外周側面を上記シート状基材を介し
    て上記第1のロールの外周側面に圧接するとともに、上
    記シート状基材を上記第1のロールに巻き取るようにし
    たシート状基材巻き取り方法において、 外周側面に長手方向に沿った中央部から両端部に向けて
    左右対称に螺旋状の多条溝が形成され、上記多条溝が上
    記中央部から上記両端部に向けて所定の傾斜角を有し、
    所定の第3の軸の周りを回転可能に構成された第3のロ
    ールを、上記シート状基材を介して上記第1のロールに
    圧接させ、 上記第3のロールを、少なくとも、上記第1のロールに
    よる上記シート状基材の巻き取り始めの段階で、上記シ
    ート状基材を介しつつ、上記第1のロールの外周側面に
    圧接するようにしたことを特徴とするシート状基材巻き
    取り方法。
  10. 【請求項10】 上記第3のロールが、上記第3のロー
    ルの長手方向に沿った中央部から両端部に向けて、上記
    第3のロールの上記長手方向に垂直な断面における直径
    が増加するように構成されていることを特徴とする請求
    項9記載のシート状基材巻き取り方法。
  11. 【請求項11】 上記第3のロールが被覆なしロールで
    あり、上記第3のロールの上記第1のロールからの開放
    を、上記シート状基材を400m以下巻き取った段階で
    行うようにしたことを特徴とする請求項9記載のシート
    状基材巻き取り方法。
  12. 【請求項12】 上記第3のロールの上記第1のロール
    からの開放を、上記シート状基材を200m以下巻き取
    った段階で行うようにしたことを特徴とする請求項9記
    載のシート状基材巻き取り方法。
  13. 【請求項13】 上記第3のロールの少なくとも外周側
    面が、弾性体からなるシートまたはチューブにより被覆
    されていることを特徴とする請求項9記載のシート状基
    材巻き取り方法。
  14. 【請求項14】 上記弾性体が、合成ゴムであることを
    特徴とする請求項13記載のシート状基材巻き取り方
    法。
  15. 【請求項15】 上記第3のロールの少なくとも外周側
    面に被覆された弾性体からなるシートまたはチューブの
    厚さが、0.2mm以上0.5mm以下であることを特
    徴とする請求項13記載のシート状基材巻き取り方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20100221052A1 (en) * 2009-02-27 2010-09-02 Konica Minolta Business Technologies, Inc. Recording sheet de-curling device and image forming apparatus using the same
JP7193819B1 (ja) 2022-01-26 2022-12-21 若水技研株式会社 押圧ローラ

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