JP2002059919A - カートン用ジッパー - Google Patents

カートン用ジッパー

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JP2002059919A
JP2002059919A JP2000245367A JP2000245367A JP2002059919A JP 2002059919 A JP2002059919 A JP 2002059919A JP 2000245367 A JP2000245367 A JP 2000245367A JP 2000245367 A JP2000245367 A JP 2000245367A JP 2002059919 A JP2002059919 A JP 2002059919A
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zipper
line
carton
oblique line
line portion
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JP2000245367A
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English (en)
Inventor
Takashi Takakuwa
敬司 高桑
Satoshi Hidaka
聡 日高
Norihide Endo
典秀 遠藤
Sadahiro Kawamori
貞洋 河森
Tomotaka Yoshikawa
智隆 吉川
Toshiyuki Suzuki
敏之 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ジッパーを引き裂く時に手元が狂って引き裂き
方向がジッパーラインと一致しなくとも、最後までジッ
パーラインどおりに安定して引き裂くことができ、切り
口が奇麗に開封できる形状のジッパーを提供することに
ある。 【解決手段】本発明は、開封方向に沿って規則的に切り
込みを不連続に配列し、前記切り込みが、開封方向と同
一方向の直線部と、該直線部の前端に鈍角で斜めに伸び
た前斜線部と、前記直線部の後端に前記前斜線部と同側
に鈍角で斜めに伸びた後斜線部とからなり、前記直線部
を結ぶ線のジッパーラインを基準として、前記前斜線部
の先端の位置が、前記後斜線部の先端の位置の外側にあ
り、前記後斜線部の延長線が前記前斜線部に突き当たる
角度および位置であることを形状の特徴とするカートン
用ジッパーであり、前記切り込みの前記直線部にツナギ
を設けたことを特徴とする。また、前記切り込みを二列
に配列して帯状とし、前記前斜線部および前記後斜線部
を内側方向に設けたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カートンなどの開
封に使用するジッパーの改良に関するものであり、詳し
くは、開封操作において、開封方向が安定し、二列に配
列して帯状とした場合に帯自体の切断がなく奇麗にカー
トンを切断できるジッパーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来からカートンの胴部あるいは天面な
どに、所定の形状に開封するための手段としてジッパー
が多く使用されている。このジッパーの形状は、種々の
形状のものが提案されているが、中でもL字形の切り込
みを二列に配列して帯状にしたものが一般的に使用され
ている。この帯状のジッパーは、摘まみ部を引き裂きの
開始点としてジッパーラインに従ってカートンを引き裂
いて開封することができる。ジッパーは、カートンブラ
ンクの打ち抜き工程において、カートンブランク外周の
打ち抜きに使用する片側に切り刃を設けたブレードと同
じようなブレードによって形成されている。なお、罫線
も切り刃を持たないブレードよって同時に形成される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
L字形、あるいはS字形の切り込みの配列されたジッパ
ーによるカートンの開封の場合、引っ張りの方向が正し
くないと、引き裂きの伝播が一列に並ぶ切り込みに次々
と正しく受け継がれず、途中からジッパーラインを外れ
てしまい、ジッパーラインどおりの予定通りの開封が不
能になり、外れたところから板紙の層間剥離が広がって
開封が不完全に終わるケースがある。また、細長い帯状
のジッパーをカートンから引き裂く場合は、途中で帯が
ちぎれてしまうという問題も発生する。
【0004】本発明は、上記の問題を解決するための、
ジッパーを引き裂く時に手元が狂って引き裂き方向がジ
ッパーラインと一致しなくとも、最後までジッパーライ
ンどおりに安定して引き裂くことができ、切り口が奇麗
に開封できる形状のジッパーを提供することを目的とす
るものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明は、開封方向に沿って規則的に切り込みを
不連続に配列し、前記切り込みが、開封方向と同一方向
の直線部と、該直線部の前端に鈍角で斜めに伸びた前斜
線部と、前記直線部の後端に前記前斜線部と同側に鈍角
で斜めに伸びた後斜線部とからなり、前記直線部を結ぶ
線のジッパーラインを基準として、前記前斜線部の先端
の位置が、前記後斜線部の先端の位置の外側にあり、前
記後斜線部の延長線が前記前斜線部に突き当たる角度お
よび位置であることを形状の特徴とするカートン用ジッ
パーである。また、前記切り込みの前記直線部にツナギ
を設けたことを特徴とする。さらに、前記切り込みを二
列に配列して帯状とし、前記前斜線部および前記後斜線
部を内側方向に設けたことを特徴とする。
【0006】本発明によれば、ジッパーを引き裂く時に
手元が狂って引き裂き方向がジッパーラインと一致しな
くとも、最後までジッパーラインどおりに安定して引き
裂くことができ、二列に配列して帯状とした場合でも帯
が切れることなく、切り口が奇麗に開封できる形状のジ
ッパーを得ることができる。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明のカートン用ジッパーの実
施の形態について以下に詳細に説明する。
【0008】図1は、本発明によるジッパーを用いたカ
ートンの斜視図である。図2は、そのジッパーの部分拡
大図である。
【0009】図1に示すように、本発明のジッパーZ
が、カートンK1の天パネル11および側パネル12に
設けられている。側パネル12の摘み片Tを摘んでジッ
パーZを引き裂き天パネル11を開口することができ
る。
【0010】図2に示すように、本発明のジッパーZ
は、ジッパーZの構成単位である切り込みzが開封領域
に従って一列に配列されたものである。この切り込みz
は、直線部z1と、その直線部z1の一方の端B(前
端)から鈍角で斜めに伸びた直線の前斜線部z2と、他
方の端C(後端)から鈍角で斜めに前斜線部z2と同側
に伸びた後斜線部z3とからなっている。各切り込みz
の間は不連続であり、切り込みzと切り込みzとの間に
繋ぎ部Yを有している。そして、各直線部z1を結んだ
線がジッパーラインXとなる。また、その配列は直線状
でも曲線状であってもよい。
【0011】また、本発明のジッパーZでは、前斜線部
z2の先端Aは後斜線部z3の先端Dよりジッパーライ
ンXから遠い位置になるようにする。また、前斜線部z
2と後斜線部z3との位置関係を、後斜線部z3の延長
線が前斜線部z2に突き当たる角度および位置とするこ
とが重要である。
【0012】具体的には、前斜線部z2との角度αおよ
び後斜線部z3の直線部z1との角度βは、鈍角である
ことが必要であり、好ましくは120〜150度の範囲
である。この角度α、βが90度に近付く程、また、1
80度に近付く程、切り込みzから次の切り込みzへの
引き裂きの伝播が引き継がれずにくくなり、途絶えてし
まう危険性が高くなる。また、後斜線部z2の先端Dと
前斜線部z3との距離Hは、小さくなりすぎると、カー
トンのジッパーZのあるパネルの強度を弱くすることに
なるが、直線部z1の長さの1/2以下であることが好
ましい。この距離Hが、直線部z1の1/2を超えた場
合、切り込みzから次の切り込みzへの引き裂きの伝播
が引き継がれない危険性が高くなる。
【0013】さらに、直線部z1のほぼ中央にツナギW
を設けることが好ましい。このツナギWの幅は、0.1
〜1.0mmの範囲で適宜設定することができる。板紙
の厚さが大きい程、その数値が大きくなるように設定す
る。
【0014】つぎに、本発明のジッパーZの特徴につい
て説明する。
【0015】図3は、ジッパーZの効果を説明する図で
ある。図3(a)に示すような従来のL字形のジッパー
Lの場合、隣接するL字形の切り込みlの間の繋ぎ部Y
を引き裂こうとすると、切り込みlの直線部l1の終点
である後端Cに作用する剪断応力の方向が図3(a)で
示すように真っ直ぐか、左側に寄っていればよいが、右
側に偏ってしまうと、板紙の引き裂きに伴って起きる板
紙の層間剥離を受け止める切り込みlが無いため、繋ぎ
部Yの切断は不能になり、切り込みl同志が繋がらず、
ジッパーラインXどおりの完全な開封ができなくなる。
【0016】これに対して本発明によるジッパーZの場
合は、図3(b)に示すように、切り込みzの直線部z
1の後端Cに前斜線部z2と同側に後斜線部z3を設け
ることによって、剪断の方向を前斜線部z2の側に導く
ことができる。また、後斜線部z3により導かれる剪断
の方向において、それを受け止める切り込みz、すなわ
ち前斜線部z2が待ち構えているので、引き裂きは次の
切り込みzに確実に伝播し、最後の切り込みzまで綺麗
にジッパーラインXに沿った開封が可能となる。
【0017】さらに、直線部z1のほぼ中央にツナギW
を設けることによって、サック貼り工程で、切り込みz
がささくれ立つことを防ぐことができる。また、このツ
ナギWを設けることによって、ジッパーZを引き裂く時
に、直接繋ぎ部Yに力が加わらずに、段階的に力が加わ
り、全体として、ジッパーZの引き裂きをスムースに行
うことができる。
【0018】本発明の上記ジッパーZは、カートンを構
成する構造体の各構成パネル、例えば、上パネル、側パ
ネル、あるいは底パネルなどのいずれかに形成すること
ができる。また、構成パネルのうち、側パネルには、そ
の一部の側パネル若しくは全部の側パネルに亘って連続
して設けることができる。
【実施例】
【0019】図4は、本発明のジッパーZの切り込みz
を二列に配列して帯状にした例で、カートンの側パネル
に設けた実施例を示す斜視図である。カートンK2は、
天パネル15、四側パネル11、12、13、14、底
パネル16により構成されて、ジッパーZは側パネル1
2を横断するように設けられている。
【0020】図5は、カートンK2のブランクの展開図
である。コートボール310g/m 2を使用してブラン
ク10を打ち抜いて作製し、このブランク10を組み立
ててカートンK2とした。
【0021】一方において、切り込みを従来のL字形に
した以外は、総て同一仕様の試作例サンプルを作成し、
カートンの開封比較テストを行った。実施例サンプルの
場合は、いかなる癖のある開封方法でも最後まで完全に
ジッパーラインに沿って綺麗に、容易に開封できたが、
試作例では慎重に開封しない場合、途中でジッパーライ
ンを外れて完全な開封ができないケースが生じた。
【0022】
【発明の効果】本発明のカートン用ジッパーでは、ジッ
パーを引き裂く時に手元が狂って引き裂き方向がジッパ
ーラインと一致しなくとも、最後までジッパーラインど
おりに安定して引き裂くことができ、二列に配列して帯
状とした場合でも帯が切れることなく、切り口が奇麗に
スムーズに開封することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のカートン用ジッパーの実施の形態の一
実施例を示す斜視図である。
【図2】本発明のカートン用ジッパーの部分拡大平面図
である。
【図3】本発明のカートン用ジッパーの効果を説明する
図である。
【図4】本発明のカートン用ジッパーを帯状で使用した
カートンの実施例を示す斜視図である。
【図5】図4のカートンのブランクの展開図である。
【符号の説明】
K1 カートン K2 カートン L ジッパー(従来の) Z ジッパー(本発明の) z 切り込み z1 直線部(切り込み) z2 前斜線部(切り込み) z3 後斜線部(切り込み) X ジッパーライン Y 繋ぎ部 W ツナギ T 摘み片 H 距離 A 前斜線部の先端 B 直線部の前端 C 直線部の後端 D 後斜線部の先端 α 前斜線部と直線部との角度 β 後斜線部と直線部との角度 10 ブランク 11 天パネル 12 側パネル 13 側パネル 14 側パネル 15 側パネル 16 底パネル
フロントページの続き (72)発明者 遠藤 典秀 東京都新宿区市谷加賀町一丁目1番1号 大日本印刷株式会社内 (72)発明者 河森 貞洋 東京都新宿区市谷加賀町一丁目1番1号 大日本印刷株式会社内 (72)発明者 吉川 智隆 東京都新宿区市谷加賀町一丁目1番1号 大日本印刷株式会社内 (72)発明者 鈴木 敏之 東京都新宿区市谷加賀町一丁目1番1号 大日本印刷株式会社内 Fターム(参考) 3E060 AA03 AB01 BA01 BA14 BC04 CE04 CE05 CE07 CE13 CE14 CE22 CF05 DA14

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】開封方向に沿って規則的に切り込みを不連
    続に配列し、前記切り込みが、開封方向と同一方向の直
    線部と、該直線部の前端に鈍角で斜めに伸びた前斜線部
    と、前記直線部の後端に前記前斜線部と同側に鈍角で斜
    めに伸びた後斜線部とからなり、前記直線部を結ぶ線の
    ジッパーラインを基準として、前記前斜線部の先端の位
    置が、前記後斜線部の先端の位置の外側にあり、前記後
    斜線部の延長線が前記前斜線部に突き当たる角度および
    位置であることを形状の特徴とするカートン用ジッパ
    ー。
  2. 【請求項2】前記切り込みの前記直線部にツナギを設け
    たことを形状の特徴とする請求項1に記載のカートン用
    ジッパー。
  3. 【請求項3】前記切り込みを二列に配列して帯状とし、
    前記前斜線部および前記後斜線部を内側方向に設けたこ
    とを形状の特徴とする請求項1又は2に記載のカートン
    用ジッパー。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006036340A (ja) * 2004-07-30 2006-02-09 Yukata Package:Kk シートの切り裂き構造とその作製方法
JP2008044248A (ja) * 2006-08-17 2008-02-28 Toppan Forms Co Ltd 分離構造
JP2011068394A (ja) * 2009-09-28 2011-04-07 Midori Insatsu:Kk 封筒
JP2012051378A (ja) * 2011-11-10 2012-03-15 Dainippon Printing Co Ltd 圧着葉書
JP2012076791A (ja) * 2010-10-01 2012-04-19 Dainippon Printing Co Ltd ジッパー及びそれを使用した紙カートン
JP2012076790A (ja) * 2010-10-01 2012-04-19 Dainippon Printing Co Ltd 紙カートン

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20030624