JP2002059892A - 浮体構造物 - Google Patents

浮体構造物

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JP2002059892A
JP2002059892A JP2000246761A JP2000246761A JP2002059892A JP 2002059892 A JP2002059892 A JP 2002059892A JP 2000246761 A JP2000246761 A JP 2000246761A JP 2000246761 A JP2000246761 A JP 2000246761A JP 2002059892 A JP2002059892 A JP 2002059892A
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disaster
floating structure
deck
pallet
roller conveyor
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JP2000246761A
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Akira Kawase
晃 川瀬
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IHI Corp
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IHI Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 浮体構造物の応用範囲の拡大を図る。 【解決手段】 平常時は所望の陸地14に係留してデッ
キ2上を空コンテナ13等の保管設備として使用し、災
害発生時は災害支援物資22を載置してタグボートで被
災地へ曳航し、被災地近傍の陸地14aに係留して災害
支援基地として使用する浮体構造物1であって、該浮体
構造物1のデッキ2上には走行可能な門型クレーン6を
搭載し、内部には災害支援物資を格納する格納庫3を設
けるとともに、格納庫3内に多数のパレット8を載置し
て循環し、パレット8をデッキ2上に設けた格納庫搬入
出口4まで移動するパレット搬送装置7を設け、パレッ
ト8上に災害支援物資22を載置して格納するようにし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、浮体構造物に係
り、特に平常時は所望の陸地に係留してデッキ上を空コ
ンテナ等の保管設備として使用し、災害発生時は災害支
援物資などを載置してタグボートで被災地へ曳航し、被
災地近傍の陸地に係留して災害支援基地として使用する
浮体構造物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】浮体構造物としては、箱型の構造物を陸
地に係留し、船を横着けして人や貨物の上陸、乗船の補
助として使用される浮体構造物(ポンツーン)や、最
近、洋上飛行場として注目されている浮体構造物、浮き
クレーンや浮き桟橋などが知られている。
【0003】一方、近年、物資の輸出・入に、コンテナ
輸送がますます増大しているが、このコンテナ輸送の増
大に伴って広大な空コンテナの保管場所が必要になって
きている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記人
や貨物の上陸、乗船の補助としての浮体構造物や洋上飛
行場としての浮体構造物にはクレーンなどの荷役装置が
搭載されていないので、応用範囲が限られている。ま
た、浮きクレーンにはジブクレーンや旋回クレーンが搭
載されているが、これらは専ら重量物の港湾荷役、護岸
工事や橋梁構造物などの吊り上げ下げに使用されている
もので、これも応用範囲が限られる。一方、コンテナ輸
送の増大に伴って空コンテナ保管用の広大な敷地を確保
するのが難しい。
【0005】本発明は、上記のような問題点を解決する
ために創案されたもので、平常時は所望の陸地に係留し
てデッキ上を空コンテナの保管設備として使用し、災害
発生時は災害支援物資などを載置してタグボートで被災
地へ曳航し、被災地近傍の陸地に係留して災害支援基地
として使用する浮体構造物を提供することを目的とする
ものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明における浮体構造物は、平常時は所望の陸地
に係留してデッキ上を空コンテナ等の保管設備として使
用し、災害発生時は災害支援物資を載置してタグボート
で被災地へ曳航し、被災地近傍の陸地に係留して災害支
援基地として使用する浮体構造物であって、該浮体構造
物のデッキ上には走行可能な門型クレーンを搭載し、内
部には災害支援物資を格納する格納庫を設けるととも
に、格納庫内に多数のパレットを載置して循環し、パレ
ットをデッキ上に設けた格納庫搬入出口まで移動するパ
レット搬送装置を設け、パレット上に災害支援物資を載
置して格納するようにしたものである。
【0007】パレット搬送装置は、浮体構造物の格納庫
内に設けられ、パレットを載置して移動するローラコン
ベアと、ローラコンベアの両端に敷設したレール上を、
パレットを載置し、走行して一方のローラコンベアから
他方のローラコンベアへパレットを受け渡す横行台車と
からなり、横行台車の上面には上記ローラコンベアの延
長上にローラコンベアを設けるのが好ましい。
【0008】また、災害発生時には、上記デッキ上の一
部をヘリポートとして使用するとともに、他の部分は災
害支援施設を設置するスペースとして使用するのがよ
い。
【0009】さらに、災害発生時には、上記デッキ上に
電源車を搭載するようにするのが好ましい。
【0010】次に、本発明の作用について説明する。平
常時は所望の陸地に係留してデッキ上を空コンテナ等の
保管設備として使用する。空コンテナの保管は、用済み
の空コンテナをトレーラ(シャーシ)に載置して浮体構
造物のデッキ上まで搬入する。空コンテナがデッキ上に
搬入されると、門型クレーンにより吊り上げ、デッキ上
の所定の場所まで移動し、吊り降ろし、段積みして保管
する。なお、空コンテナを陸側へ搬出する場合は、搬入
したときと反対に行う。一方、災害発生時は、浮体構造
物のデッキ上に保管されている空コンテナを、一旦、係
留地近くの空き地などに緊急避難的に仮保管し、浮体構
造物のデッキ上を空の状態にする。デッキ上が空になる
と、災害支援施設や災害支援物資をトレーラやトラック
に載置して浮体構造物のデッキ上まで搬入する。災害支
援施設がデッキ上に搬入されると、門型クレーンにより
吊り上げ、ヘリポート以外の場所まで移動し、そこにテ
ントなどを張って設置する。また、災害支援物資がデッ
キ上に搬入されると、門型クレーンにより吊り上げ、デ
ッキ上の格納庫搬入出口から格納庫内に設けられている
パレット搬送装置のパレット上に降ろし、パレットを循
環して格納庫内に災害支援物資を満載する。さらに、デ
ッキ上に電源車を搬入する。災害支援施設、災害支援物
資や電源車などを載置するとタグボートにより被災地へ
曳航し、被災地近傍の陸地に係留して災害支援基地とし
て使用する。災害支援基地では、災害支援物資を積み込
んだときとは反対に、災害支援物資を格納庫から門型ク
レーンで吊り上げてトレーラやトラックに載置して被災
地へ搬出する。また、浮体構造物を支援船の岸壁として
使用することもできる。ヘリポートには支援のためのヘ
リコプタが発着する。浮体構造物の電源は、空コンテナ
の保管設備として使用するときは地上からとり、災害発
生時にはデッキ上に搭載した電源車からとるようにす
る。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい1実施形
態について図面を参照して説明する。図1は本発明の浮
体構造物の斜視図で、平常時に空コンテナの保管設備と
して使用している状態を示す図である。図2は本発明の
浮体構造物の斜視図で、災害発生時に災害支援基地とし
て使用している状態を示す図である。図3はパレット搬
送装置の一部平面図である。図1ないし図3において、
1は浮体構造物である。2は浮体構造物1のデッキであ
る。3は浮体構造物1内に設けた災害支援物資22の格
納庫である。4は浮体構造物1のデッキ2の1部を開口
して設けた格納庫搬入出口で、格納庫3内に災害支援物
資22を格納する際、災害支援物資22を搬入する。5
はデッキ2上に設けたヘリポートである(図2)。ヘリ
ポート5は、平常時は空コンテナ13の保管場所として
使用し、災害発生時にヘリコプター基地として使用す
る。6はデッキ2上に搭載した門型クレーンで、浮体構
造物1の長手方向に沿って敷設した走行レール6b上を
走行する。6aは門型クレーン6上を横行するトロリ
で、デッキ3上や後述するパレット搬送装置7上のパレ
ット8とトレーラ12との間で災害支援物資22などの
受け渡しをする。
【0012】パレット搬送装置7は、浮体構造物1の長
手方向に沿って設けられ、パレット8を浮体構造物1の
長手方向に移動するローラコンベア7a、7bと、ロー
ラコンベア7a、7bの両端に短手方向に沿って敷設し
たレール10上を、パレット8を載置し、走行して一方
のローラコンベア7aから他方のローラコンベア7bへ
パレット8を受け渡す横行台車9とからなり、横行台車
9の上面には上記ローラコンベア7a、7bの延長上に
ローラコンベア9aが設けられている。
【0013】11は浮体構造物1と陸地14を結んで掛
け渡した2個の連絡橋で、一方は往路、他方は復路とし
て使用する。12は空コンテナ13を載置して陸側から
浮体構造物1へ搬入したり、浮体構造物1から陸側14
へ搬出するトレーラ(シャーシ)である。15は浮体構
造物1を陸側14に係留する係留索で、陸側14に設け
た係船柱16と浮体構造物1の陸側隅部に設けた係船柱
17とを結んでいる。17aは浮体構造物1の外側部に
設けた係船柱であり、18は防舷材である(図2)。
【0014】19は支援船で、災害時、災害支援物資2
2などを積み込み、被災地近傍の陸地14に係留された
浮体構造物1に接岸して停泊し、クレーン19aにより
災害支援物資22などを浮体構造物1に移載する。
【0015】20は牽引車に牽引されて移動する医療施
設、21はテントなどで被覆された災害支援施設であ
る。23は電源車である。電源車23は、災害発生時に
デッキ2上に搭載して使用する。平常時、浮体構造物1
を空コンテナ13の保管設備として使用するときは、電
源は地上からとる。
【0016】次に、本実施形態の作用について述べる。
平常時は所望の陸地14に係留してデッキ2上を空コン
テナ13等の保管設備として使用する。空コンテナ13
の保管は、用済みの空コンテナ13をトレーラ(シャー
シ)に載置して浮体構造物1のデッキ2上まで搬入す
る。空コンテナ13がデッキ2上に搬入されると、門型
クレーン6により吊り上げ、デッキ2上の所定の場所ま
で移動し、吊り降ろし、段積みして保管する。なお、空
コンテナ13を陸側へ搬出する場合は、搬入したときと
反対に行う。一方、災害発生時は、浮体構造物1のデッ
キ2上に保管されている空コンテナ13を、一旦、係留
地近くの空き地などに緊急避難的に仮保管し、浮体構造
物1のデッキ2上を空の状態にする。デッキ2上が空に
なると、災害支援施設21や災害支援物資22をトレー
ラ12やトラックに載置して浮体構造物1のデッキ2上
まで搬入する。災害支援施設21がデッキ2上に搬入さ
れると、門型クレーン6により吊り上げ、ヘリポート5
以外の場所まで移動し、そこにテントなどを張って設置
する。また、災害支援物資22がデッキ2上に搬入され
ると、門型クレーン6により吊り上げ、デッキ2上の格
納庫搬入出口4から格納庫3内に設けられているパレッ
ト搬送装置7のパレット8上に降ろし、パレット8を循
環して格納庫3内に災害支援物資22を満載する。さら
に、デッキ2上に電源車23を搬入する。災害支援施設
21、災害支援物資22や電源車23などを載置すると
タグボートにより被災地へ曳航し、被災地近傍の陸地1
4に係留して災害支援基地として使用する。災害支援基
地では、災害支援物資22を積み込んだときとは反対
に、災害支援物資22を格納庫3から門型クレーン6で
吊り上げてトレーラ12やトラックに載置して被災地へ
搬出する。また、浮体構造物1を支援船19の岸壁とし
て使用することもできる。支援船19で運搬してきた災
害支援物質22は、支援船19に設けられたクレーン1
9aにより浮体構造物1のデッキ2上に運搬する。ヘリ
ポート5には支援のためのヘリコプターが発着する。浮
体構造物1の電源は、空コンテナ13の保管設備として
使用するときは地上からとり、災害発生時にはデッキ2
上に搭載した電源車23からとるようにする。
【0017】このように、浮体構造物1上に門型クレー
ン6などの荷役装置を搭載したので、平常時は所望の陸
地14に係留してデッキ2上を空コンテナ13の保管設
備として使用することができ、また、災害発生時は災害
支援物資22などを載置してタグボートで被災地へ曳航
し、被災地近傍の陸地14に係留して災害支援基地とし
て使用することができ、浮体構造物1の応用範囲の拡大
を図ることができる。本発明は、上記実施形態に限定さ
れるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種
々変更し得ることは勿論である。たとえば、平常時には
空コンテナの保管場所としてではなく、他の物品置場で
もよいし、駐車場としてもよい。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、平常時は所望の陸
地に係留してデッキ上を空コンテナの保管設備として使
用することができ、また、災害発生時は被災地で、災害
支援基地として使用することができるので、浮体構造物
の応用範囲の拡大を図ることができるなどの優れた効果
を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の浮体構造物の斜視図で、平常時に空コ
ンテナの保管設備として使用している状態を示す図であ
る。
【図2】本発明の浮体構造物の斜視図で、災害発生時に
災害支援基地として使用している状態を示す図である。
【図3】パレット搬送装置の一部平面図である。
【符号の説明】
1 浮体構造物 2 デッキ 3 格納庫 4 格納庫搬入出口 5 ヘリポート 6 門型クレーン 7 パレット搬送装置 7a、7b ローラコンベア 8 パレット 9 横行台車 9a ローラコンベア 13 空コンテナ 19 支援船 20 医療施設 21 災害支援施設 22 災害支援物資 23 電源車

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平常時は所望の陸地に係留してデッキ上
    を空コンテナ等の保管設備として使用し、災害発生時は
    災害支援物資を載置してタグボートで被災地へ曳航し、
    被災地近傍の陸地に係留して災害支援基地として使用す
    る浮体構造物であって、該浮体構造物のデッキ上には走
    行可能な門型クレーンを搭載し、内部には災害支援物資
    を格納する格納庫を設けるとともに、格納庫内に多数の
    パレットを載置して循環し、パレットをデッキ上に設け
    た格納庫搬入出口まで移動するパレット搬送装置を設
    け、パレット上に災害支援物資を載置して格納するよう
    にしたことを特徴とする浮体構造物。
  2. 【請求項2】 パレット搬送装置は、浮体構造物の格納
    庫内に設けられ、パレットを載置して移動するローラコ
    ンベアと、ローラコンベアの両端に敷設したレール上
    を、パレットを載置し、走行して一方のローラコンベア
    から他方のローラコンベアへパレットを受け渡す横行台
    車とからなり、横行台車の上面には上記ローラコンベア
    の延長上にローラコンベアを設けた請求項1記載の浮体
    構造物。
  3. 【請求項3】 災害発生時には、上記デッキ上の一部を
    ヘリポートとして使用するとともに、他の部分は災害支
    援施設を設置するスペースとして使用する請求項1およ
    び請求項2記載の浮体構造物。
  4. 【請求項4】 災害発生時には、上記デッキ上に電源車
    を搭載するようにした請求項1ないし請求項3記載の浮
    体構造物。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101194759B1 (ko) * 2009-12-30 2012-10-25 한국과학기술원 해상 부두 장치

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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