JP2000247289A - カーフェリーおよびカーフェリーターミナル - Google Patents

カーフェリーおよびカーフェリーターミナル

Info

Publication number
JP2000247289A
JP2000247289A JP11053837A JP5383799A JP2000247289A JP 2000247289 A JP2000247289 A JP 2000247289A JP 11053837 A JP11053837 A JP 11053837A JP 5383799 A JP5383799 A JP 5383799A JP 2000247289 A JP2000247289 A JP 2000247289A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ferry
container
capsule
chassis
capsules
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11053837A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Kawase
晃 川瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by IHI Corp filed Critical IHI Corp
Priority to JP11053837A priority Critical patent/JP2000247289A/ja
Publication of JP2000247289A publication Critical patent/JP2000247289A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Ship Loading And Unloading (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンテナの搬出・入時間を短縮してフェリー
停船時間の短縮を図る。 【解決手段】 コンテナ18をコンテナ搬送用シャーシ
19bに載置してシャーシ19bごと収容するカプセル
12と、該カプセル12を載置して航海する平らな船底
1aと平らな上甲板1cを有し、かつ、給排水して船体
1Aの浮揚・降下をさせるバラストタンク1dを有する
船体1Aと、上甲板1c上に船体1Aと直交するように
所定間隔をもって設けた複数のカプセル支持台2と、該
カプセル支持台2間に敷設した走行レール3上を走行
し、カプセル12を載置する複数の昇降機構15を上面
に有する移動台車14とを有してなり、カプセル12に
はカプセル12の幅方向にコンテナ18をシャーシ19
bごと移動させる複数のコンテナ横行装置13が設けら
れている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カーフェリーおよ
びカーフェリーターミナルに係るもので、特にコンテナ
輸送用のカーフェリーおよびカーフェリーターミナルに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】カーフェリーは、陸上輸送の代替の1つ
として発展してきたものである。最近の長距離カーフェ
リーにおいては、路面の混雑、トラック運転手の不足な
どにより車両輸送量が増大し、大型化と高速化が進んで
いる。カーフェリーの運行は、同一航路の高速ピストン
輸送が一般的であり、入出港が繰り返されている。ま
た、コンテナ船で輸送してきたコンテナは港湾に設けた
コンテナヤードでコンテナ搬送用シャーシ(トレーラ)
に積み込み陸送する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のフェリーでは、車両の搬出・入は、いずれもフェリ
ーが入港して係船されてから運転手が運転して1台ずつ
乗船、下船を行うので、車両の搬出・入にかなりの時間
を必要とする。特にトレーラのような大型車では搬出・
入にさらに時間を必要とする。また、コンテナをトレー
ラに載置して輸送する場合には、トラクタヘッドでコン
テナ搬送用シャーシを牽引したまま乗船させているの
で、トラクタヘッドの部分だけ車両スペースが無駄にな
ることやトラクタヘッドはフェリーで輸送中に使用でき
ないなどの問題がある。
【0004】本発明は、上記のような問題点を解決する
ために創案されたもので、フェリーをコンテナ輸送専用
にするとともに、停船時間中、フェリー内には個々のト
レーラの搬出・入を行わず、かつ、トラクタヘッドとシ
ャーシとを分離し、シャーシだけを乗せるようにしてフ
ェリー停船時間の大幅な短縮とコンテナの積載密度の向
上を図ることのできるカーフェリーおよびカーフェリー
ターミナルを提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
発明によれば、コンテナをコンテナ搬送用シャーシに載
置してシャーシごと収容するカプセルと、該カプセルを
載置して航海する平らな船底と平らな上甲板を有し、か
つ、給排水して船体の浮揚・降下をさせるバラストタン
クを有する船体と、上甲板上に船体と直交するように所
定間隔をもって設けた複数のカプセル支持台と、該カプ
セル支持台間に敷設した走行レール上を走行し、カプセ
ルを載置する複数の昇降機構を上面に有する移動台車と
を有してなり、カプセルにはカプセルの幅方向にコンテ
ナをシャーシごと移動させる複数のコンテナ横行装置が
設けられているカーフェリーが提供される。
【0006】上記昇降機構は、油圧ジャッキであるのが
好ましい。
【0007】上記コンテナ横行装置は、コンテナを載置
するシャーシ前方の支持脚と後方車輪を載せて移動する
スラットコンベヤであるのが好ましい。
【0008】請求項4記載の発明によれば、上記カーフ
ェリーにコンテナを乗下船させるカーフェリーターミナ
ルであって、該カーフェリーターミナルは、フェリーが
入渠したとき船底を支持する支持用盤木を有するドック
と、ドックの両側に設けられフェリーから上記カプセル
を移載するバースとを有してなり、該バース上には、フ
ェリーの上甲板上に設けられたカプセル支持台および走
行レールと連接するカプセル支持台と走行レールとが設
けられており、かつ、バース上のカプセルにシャーシを
1台ずつ移載するコンテナ移載装置が設けられているカ
ーフェリーターミナルが提供される。
【0009】上記コンテナ移載装置は、スラットコンベ
ヤであるのが好ましい。
【0010】次に本発明の作用について説明する。な
お、請求項1および請求項4記載の発明の作用について
は、相互に関連があるので、まとめて説明する。カーフ
ェリー(フェリー)の上甲板上には、船体と直交するよ
うに所定間隔をもって複数のカプセル支持台が設けられ
ている。カプセル支持台間には走行レールが敷設されて
いる。走行レール上にはカプセルを載置する複数の昇降
機構(油圧シリンダ)を上面に有し、下部に複数の車輪
を有する移動台車が移動可能に設けられている。
【0011】カプセルには、カプセルの幅方向に複数の
コンテナ横行装置が設けられていて、コンテナを載置し
たシャーシをシャーシごと収容するようになっている。
カプセルは、同一航路に3個使用される。3個のカプセ
ルのうち、1個はフェリー上に載置して航海し、2個は
乗船側および下船側のカーフェリーターミナル(フェリ
ーターミナル)に1個ずつ配置していて、フェリーが入
渠するまでの間に、乗船側ではコンテナを載置したシャ
ーシを搬入して乗船の準備をし、下船側では収容してき
たコンテナをシャーシごと下船させる。フェリーターミ
ナルでのフェリーとの間のカプセルの移載は、フェリー
の右舷側または左舷側のバースを交互に使用して行われ
る。
【0012】フェリーターミナルには、フェリーが入渠
したとき船底を支持する支持用盤木を有するドックと、
ドックの両側に設けられフェリーからコンテナを載置し
たシャ−シを収容するカプセルを移載するバースとを有
しており、バース上には、フェリーの上甲板上に設けら
れたカプセル支持台および走行レールと連接するカプセ
ル支持台と走行レールとが設けられており、かつ、バー
ス上のカプセルにシャーシを1台ずつ移載するコンテナ
移載装置が設けられている。
【0013】コンテナを搬入するときは、図示しないコ
ンテナ格納ヤードからコンテナを載置したトレーラ(ト
ラクタヘッドとシャーシを結合したもの)を運転士が運
転してフェリーターミナルのバース上のコンテナ移載装
置上に直接乗り入れる。トレーラがコンテナ移載装置上
に停止すると、シャーシの前方の支持脚を伸ばしてシャ
ーシとトラクタヘッドとを切り離す。シャーシをコンテ
ナ移載装置上に停止させるとトラクタヘッドだけそのま
ま自走させてコンテナ格納ヤードに戻る。コンテナ移載
装置は、トラクタヘッドが離れるとシャーシをカプセル
上のコンテナ横行装置に移載する。トラクタヘッドは、
コンテナ格納ヤードに戻ると次のコンテナを載置したシ
ャーシを連結し、再び運転士が運転してバース上のコン
テナ移載装置上に直接乗り入れる。フェリーが入渠し、
バラストタンクに給水してフェリーをドック底部に設け
られた支持用盤木上に降下して船が揺動しないように停
船する。フェリーが停船すると、フェリー上に設けられ
ている移動台車の複数の油圧シリンダによってカプセル
をカプセル支持台からわずかに上昇させ、空のバース側
に移動し、油圧シリンダによってカプセルをバースのカ
プセル支持台上に降下する。移動が終わると、移動台車
はフェリー上を通過し、反対側の乗船準備中のバース上
のカプセルの下方に移動する。移動が終わると、移動台
車の複数の油圧シリンダによってカプセルをカプセル支
持台からわずかに上昇させ、フェリー上まで移動し、油
圧シリンダによってカプセルをフェリーのカプセル支持
台上に降下してカプセル固定装置によってカプセルをフ
ェリーに固定する。カプセル固定後、バラストタンクを
排水してフェリーは浮揚し、搬送先のフェリーターミナ
ルに向けて航海する。移動台車には駆動車輪が設けられ
て、自走してフェリー上の走行レールとバース側の走行
レールとの移動が円滑に行われる。
【0014】コンテナを格納したカプセルがフェリーか
らバース上に移載すると、カプセルからカプセル上のコ
ンテナ横行装置によりコンテナを載置したシャーシをバ
ース上のコンテナ移載装置上に移載する。シャーシがコ
ンテナ移載装置上に移載されるとシャーシにトラクタヘ
ッドを連結し、トレーラを運転手が運転して1台ずつ走
り出る。
【0015】このように、フェリーターミナルのバース
上であらかじめコンテナをシャーシに載置したままシャ
ーシごとカプセル内に収納しておき、フェリーが入船し
たらフェリー上のカプセルを空のバースに降ろした後、
カプセルごとフェリーに積み込むので、コンテナのフェ
リーへの搬出・入時間を大幅に短縮することができる。
また、カプセルにはトレーラのうち、コンテナを載置し
たシャーシだけを載置するので、コンテナの積載密度の
向上を図ることができる。
【0016】
【本発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施形
態について図面を参照して説明する。図1は本発明のカ
ーフェリーおよびカーフェリーターミナルの平面図で、
バース側にコンテナを載置したコンテナ搬送用シャーシ
を収容したカプセルを載置した状態を示している。図2
は一方のバースの平面図である。図3は図1のA−A矢
視図である。図4は図1のB−B矢視図である。図5は
図4のa部拡大図である。図6はコンテナ移載装置の側
面図である。図7は図6のb部拡大図である。図8は移
動台車の側面図である。なお、請求項1記載の発明と請
求項4記載の発明は、相互に関連があるので、まとめて
説明する。
【0017】図において、1はカーフェリーで、1Aは
フェリー1の船体である。1aは船体1Aの船底外板、
1bは船側外板、1cは上甲板、1dは船体1A内に給
排水してフェリー1を浮揚・降下させるバラストタンク
である(図1,図3,図4,図8)。
【0018】2は上甲板1c上に船体1Aと直交するよ
うに所定間隔をもって設けた複数のカプセル支持台であ
る。3は各カプセル支持台2間に敷設した複数の走行レ
ールである(図1,図3,図4,図8)。
【0019】4はフェリーターミナル5に設けられたフ
ェリー入出ドッグで、4aはドッグ底部である。20は
ドッグ底部4a上に所定間隔をもって設けた支持用盤木
で、フェリー1が入渠したとき船底1aを支持する(図
1,図3,図4)。
【0020】フェリーターミナル5は、ドック4と、ド
ック4の両側に設けた左舷側バース5aと右舷側バース
5bを有している。6はバース5a,5b上に設けた複
数のカプセル支持台で、フェリー1上に設けられた複数
のカプセル支持台2と同じように設けられており、フェ
リー1が入渠し、降下して停船した際、カプセル支持台
2と連接するようになっている(図2,図4,図6)。
7はカプセル支持台6間に敷設した複数の走行レール
で、フェリー1上に設けられた複数の走行レール3と同
じように設けられており、フェリー1が入渠し、降下し
て停船した際、走行レール3と連接するようになってい
る(図1,図2,図3,図4,図6)。
【0021】8はスラットコンベヤで構成されたコンテ
ナ移載装置で、バース5a,5b上のカプセル支持台6
および走行レール7に沿って複数設けられており、8a
はコンテナ移載装置8の端部に配設されたスプロケット
である(図1,図3,図4,図6,図7)。
【0022】9はコンテナ移載装置8に沿って設けたト
レーラ19の走行路である。21,21aはバース5
a,5bに近接し、かつ、走行路9に連接して設けたト
レーラ19の走行用ランプウェイで、カプセル12の上
部車両スペース12bとの間を連絡するようになってい
る(図1)。
【0023】10はコンテナ移載装置8と後述するコン
テナ横行装置13との間に設けた突出部材で、コンテナ
移載装置8からバース5a,5b側に突出するように設
けられており、上面に複数のローラ11を有している。
ローラ11によりコンテナ移載装置8とカプセル12の
コンテナ横行装置13との間でコンテナ搬送用シャーシ
19bを乗せて円滑に移載する(図6,図7)。
【0024】カプセル12は、コンテナ18を載置した
シャーシ19bを複数収容するようになっていて、同一
航路に3個使用される。1個はフェリー1上に載置され
て航海し、2個は乗船側および下船側のフェリーターミ
ナル5のバース5aまたはバース5bに1個ずつ配置し
ていて乗船の準備または下船をする。図1では2個とも
フェリーターミナル2のバース5a,5b上に載置され
ている例を示している。12Aはコンテナ18を載置し
たシャーシ19bを収納している乗船のためのカプセル
であり、12Bはコンテナ18を載置したシャーシ19
bを搬出している下船のためのカプセルである(図
1)。なお、他の1個は、図示しない他のフェリーター
ミナルに載置されてシャーシ搬入のための準備をしてい
る。カプセル12は、上下2層に構成されていて、それ
ぞれ下部車両スペース12a,上部車両スペース12b
を有している(図3,図4)。12cはカプセル12の
4隅に設けたカプセル固定用突起である(図5)。
【0025】コンテナ横行装置13は、カプセル12の
下部車両スペース12a、上部車両スペース12b底部
の幅方向に複数設けられている。コンテナ横行装置13
は、コンテナ移載装置8と同じようにスラットコンベヤ
で構成されていて、コンテナ18を載置するシャーシ1
9b前方の支持脚19dと後方車輪19cを載せてシャ
ーシ19ごと移動する。13aはコンテナ横行装置13
の端部に配設されたスプロケットである(図1,図2,
図4)。
【0026】14は走行レール3上に移動可能に設けら
れた複数の移動台車であり、14aは移動台車14の車
輪である。15は移動台車14上に設けた複数の昇降機
構(油圧シリンダ)で、カプセル12を載置して昇降す
る(図3,図8)。
【0027】16は船体1Aの上甲板1c上のカプセル
12を載置する位置の4隅に設けられたカプセル固定装
置である。カプセル固定装置16は、基端を上甲板1c
上に設けた突起16dにピン16bで枢着した油圧シリ
ンダ16aと、油圧シリンダ16aの先端にピン16c
で枢着した逆L字状のフック17とから構成されてい
る。フック17は上甲板1c上に設けた突起17aにピ
ン17bで枢着され、油圧シリンダ16aが伸びたとき
に起立し、油圧シリンダ16aが縮んだときに倒れるよ
うになっており、上端をカプセル12の4隅に設けた突
起12cと係合してカプセル12を固定する(図1,図
4,図5)。
【0028】トレーラ19は、コンテナ18を載置する
コンテナ載置用シャーシ19bとシャーシ19bを連結
して牽引するトラクタヘッド19aとから構成されてお
り、シャーシ19bの前方には伸縮可能な支持脚19d
を有しており、移動するときは支持脚19dを上方に引
き上げ、トラクタヘッド19aから切り離すときは下方
に伸ばしてシャーシ19bの前方を支持するようになっ
ている。19cはシャーシ19bの後輪である(図
9)。
【0029】24は事務室、25は待合室である。26
はフェリーターミナル5へのトレーラ19の出入口であ
る。
【0030】次に本実施形態の作用について述べる。な
お、請求項1および請求項4記載の発明の作用について
は、相互に関連あるので、まとめて説明する。フェリー
1の上甲板上1cには、船体1Aと直交するように所定
間隔をもって複数のカプセル支持台2が設けられてい
る。カプセル支持台2間には走行レール3が敷設されて
いる。走行レール3上にはカプセル12を載置する複数
の昇降機構(油圧シリンダ)7を上面に有し、下部に複
数の車輪14aを有する移動台車14が移動可能に設け
られている。
【0031】カプセル12には、カプセル12の幅方向
に複数のコンテナ横行装置13が設けられていて、コン
テナ18を載置したトレーラ19のシャーシ19bをシ
ャーシ19bごと収容するようになっている。カプセル
12は、同一航路に3個使用される。3個のカプセル1
2のうち、1個はフェリー1上に載置して航海し、2個
は乗船側および下船側のフェリーターミナル5のバース
5aまたはバース5aに1個ずつ配置していて、フェリ
ー1が入渠するまでの間に、乗船側ではコンテナ18を
載置したシャーシ19bを搬入して乗船の準備をし、下
船側では収容してきたコンテナ18をシャーシ19bご
と下船させる。フェリーターミナル5でのフェリー1と
の間のカプセル12の移載は、フェリー1の左舷側のバ
ース5aまたは右舷側のバース5bを交互に使用して行
われる。
【0032】フェリーターミナル5には、フェリー1が
入渠したとき船底1aを支持する支持用盤木20を有す
るドック4と、ドック4の両側に設けられフェリー1か
らコンテナ18を載置したシャ−シ19bを収容するカ
プセル12を移載するバース5a,5bとを有してお
り、バース5a,5b上にはフェリー1の上甲板1c上
に設けられたカプセル支持台2および走行レール3と連
接するカプセル支持台7と走行レール6とが設けられて
おり、かつ、バース5a,5b上のカプセル12にシャ
ーシ19bを1台ずつ移載するコンテナ移載装置8が設
けられている。
【0033】コンテナ18を搬入するときは、図示しな
いコンテナ格納ヤードからコンテナ18を載置したトレ
ーラ19を運転士が運転してフェリーターミナル5のバ
ース5a,5b上のコンテナ移載装置8上に直接乗り入
れる。トレーラ19がコンテナ移載装置8上に停止する
と、シャーシ19bの前方の支持脚19cを伸ばしてシ
ャーシ19bとトラクタヘッド19aとを切り離す。シ
ャーシ19bをコンテナ移載装置8上に停止させるとト
ラクタヘッド19aだけそのまま自走させてコンテナ格
納ヤードに戻る。コンテナ移載装置8は、トラクタヘッ
ド19aが離れるとシャーシ19bをカプセル12上の
コンテナ横行装置13に移載する。トラクタヘッド19
aは、コンテナ格納ヤードに戻ると次のコンテナ18を
載置したシャーシ19bをトラクタヘッド19aに連結
し、再び運転士が運転してバース5a,5b上のコンテ
ナ移載装置8上に直接乗り入れる。トレーラ19は、下
部車両スペース12aへはフェリーターミナル5から走
行路を自走してコンテナ移載装置8上に直接乗り入れ
し、上部車両スペース12bへはフェリーターミナル5
のランプウェイ21,21aと走行路9を自走してコン
テナ移載装置8上に直接乗り入れる。フェリー1が入渠
し、バラストタンク1dに給水してフェリー1をドック
底部4aに設けられた支持用盤木20上に降下して船が
揺動しないように停船する。フェリー1が停船すると、
フェリー1上に設けられている移動台車14の複数の油
圧シリンダ15によってカプセル12をカプセル支持台
2からわずかに上昇させ、空のバース5b側に移動し、
油圧シリンダ15によってカプセル12をバース5bの
カプセル支持台6上に降下する。移動が終わると、移動
台車14はフェリー1上を通過し、反対側の乗船準備中
のバース5a上のカプセル12の下方に移動する。移動
が終わると、移動台車14の複数の油圧シリンダ15に
よってカプセル12をカプセル支持台6からわずかに上
昇させ、フェリー1上まで移動し、油圧シリンダ15に
よってカプセル12をフェリー1のカプセル支持台6上
に降下してカプセル固定装置16によってカプセル12
をフェリー1に固定する。カプセル1固定後、バラスト
タンク1dを排水してフェリー1は浮揚し、搬送先のフ
ェリーターミナルに向けて航海する。移動台車14には
駆動車輪14aが設けられて、自走してフェリー1上の
走行レール3とバース5a,5b側の走行レール7との
移動が円滑に行われる。
【0034】カプセル12がフェリー1からバース5
a,5b上に移載すると、カプセル12からカプセル1
2上のコンテナ横行装置13によりコンテナ18を載置
したシャーシ19bをバース5a,5b上のコンテナ移
載装置8上に移載する。シャーシ19bがコンテナ移載
装置8上に移載されるとシャーシ19bにトレーラ19
のトラクタヘッド19aを連結し、トレーラ19を運転
手が運転して1台ずつ走り出る。下部車両スペース12
aからは走行路を自走してフェリーターミナル5へ搬出
し、上部車両スペース12bからは走行路9とランプウ
ェイ21,21aを自走してフェリーターミナル5へ搬
出する。
【0035】このように、フェリーターミナル5のバー
ス5a,5b上であらかじめコンテナ18をシャーシ1
9bに載置したままシャーシ19bごとカプセル12内
に収納しておき、フェリー1が入船したらフェリー1上
のカプセル12を空のバース5a,5bに降ろした後、
すでにシャーシ19bを積み込んだカプセル12ごとフ
ェリー1に積み込むので、フェリー停船時間の大幅な短
縮を図ることができる。
【0036】また、カプセル12にはトレーラ19のう
ち、コンテナ18を載置したシャーシ19bだけを載置
し、トラクタヘッド19aは乗船させず、陸側のフェリ
ーターミナル5側に切り離しておくので、フェリー1へ
のコンテナ18の積載密度の向上を図ることができる。
【0037】本発明は、上記実施の形態に限定されるも
のではなく、たとえば、カプセルはフェリー1に対し、
1個のカプセル12を使用するのに替えて、複数に分割
したカプセルを使用するようにしてもよく、また、移動
台車14をターミナル側カプセル12Aの下にも用意し
ておき、船上のカプセル12を下船させると同時にカプ
セル12Aを乗船させることにより停船時間をさらに短
縮するようにするなど、本発明の要旨を逸脱しない範囲
で種々変更し得ることは勿論である。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
フェリーをコンテナ専用にするとともに、停船時間中、
フェリー内には個々のトレーラの搬出・入を行わず、あ
らかじめフェリーターミナルのカプセルにコンテナを載
置したシャーシだけを乗せ、トラクタヘッドは乗船側で
他のコンテナの乗船の準備をするようにしたので、コン
テナのフェリーへの搬出・入時間を短縮してフェリー停
船時間の大幅な短縮を図ることができ、かつ、フェリー
へのコンテナの積載密度の向上を図ることができるなど
の優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のカーフェリーおよびカーフェリーター
ミナルの平面図で、バース側にコンテナを載置したコン
テナ搬送用シャーシを収容したカプセルを載置した状態
を示している。
【図2】一方のカーフェリーターミナルの平面図であ
る。
【図3】図1のA−A矢視図である。
【図4】図1のB−B矢視図である。
【図5】図4のa部拡大図である。
【図6】コンテナ移載装置の側面図である。
【図7】図6のb部拡大図である。
【図8】移動台車の側面図である。
【図9】シャーシの斜視図である。
【符号の説明】
1 カーフェリー 1A 船体 1a 船底外板 1c 上甲板 1d バラストタンク 2,6 カプセル支持台 3,7 走行レール 4 ドック 5 カーフェリーターミナル 5a,5b バース 8 コンテナ移載装置 9 走行路 10 突出部材 12 カプセル 13 コンテナ横行装置 14 移動台車 15 昇降装置 16 カプセル固定装置 17 フック 18 コンテナ 19 トレーラ 19a トラクタヘッド 19b コンテナ搬送用シャーシ 20 支持用盤木 21,21a ランプウェイ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンテナをコンテナ搬送用シャーシに載
    置してシャーシごと収容するカプセルと、該カプセルを
    載置して航海する平らな船底と平らな上甲板を有し、か
    つ、給排水して船体の浮揚・降下をさせるバラストタン
    クを有する船体と、上甲板上に船体と直交するように所
    定間隔をもって設けた複数のカプセル支持台と、該カプ
    セル支持台間に敷設した走行レール上を走行し、カプセ
    ルを載置する複数の昇降機構を上面に有する移動台車と
    を有してなり、カプセルにはカプセルの幅方向にコンテ
    ナをシャーシごと移動させる複数のコンテナ横行装置が
    設けられていることを特徴とするカーフェリー。
  2. 【請求項2】 上記昇降機構は、油圧ジャッキである請
    求項1記載のカーフェリー。
  3. 【請求項3】 上記コンテナ横行装置は、コンテナを載
    置するシャーシ前方の支持脚と後方車輪を載せて移動す
    るスラットコンベヤである請求項1記載のカーフェリ
    ー。
  4. 【請求項4】 上記カーフェリーにコンテナを乗下船さ
    せるカーフェリーターミナルであって、該カーフェリー
    ターミナルは、フェリーが入渠したとき船底を支持する
    支持用盤木を有するドックと、ドックの両側に設けられ
    フェリーから上記カプセルを移載するバースとを有して
    なり、該バース上には、フェリーの上甲板上に設けられ
    たカプセル支持台および走行レールと連接するカプセル
    支持台と走行レールとが設けられており、かつ、バース
    上のカプセルにシャーシを1台ずつ移載するコンテナ移
    載装置が設けられていることを特徴とするカーフェリー
    ターミナル。
  5. 【請求項5】 上記コンテナ移載装置は、スラットコン
    ベヤである請求項4記載のカーフェリーターミナル。
JP11053837A 1999-03-02 1999-03-02 カーフェリーおよびカーフェリーターミナル Pending JP2000247289A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11053837A JP2000247289A (ja) 1999-03-02 1999-03-02 カーフェリーおよびカーフェリーターミナル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11053837A JP2000247289A (ja) 1999-03-02 1999-03-02 カーフェリーおよびカーフェリーターミナル

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000247289A true JP2000247289A (ja) 2000-09-12

Family

ID=12953910

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11053837A Pending JP2000247289A (ja) 1999-03-02 1999-03-02 カーフェリーおよびカーフェリーターミナル

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000247289A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113895974A (zh) * 2021-11-02 2022-01-07 青岛海西重机有限责任公司 一种循环式集装箱水平运输系统及方法
CN115123724A (zh) * 2022-07-27 2022-09-30 上海精星仓储设备工程有限公司 同向行驶穿梭车的避让结构、可避让式货架及避让方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113895974A (zh) * 2021-11-02 2022-01-07 青岛海西重机有限责任公司 一种循环式集装箱水平运输系统及方法
CN113895974B (zh) * 2021-11-02 2024-01-30 青岛海西重机有限责任公司 一种循环式集装箱水平运输系统及方法
CN115123724A (zh) * 2022-07-27 2022-09-30 上海精星仓储设备工程有限公司 同向行驶穿梭车的避让结构、可避让式货架及避让方法
CN115123724B (zh) * 2022-07-27 2024-04-23 上海精星仓储设备工程有限公司 同向行驶穿梭车的避让结构、可避让式货架及避让方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5775866A (en) Cargo loading crane
RU2374107C2 (ru) Способ перегрузки грузов и соответствующая транспортная система
US5931625A (en) Freight loading/unloading crane
US20080107505A1 (en) Container transportation system and method
JP2001509453A (ja) 甲板上キャリッジ組立体を備える貨物コンテナの格納・取出しシステム及び方法
EP0776312B1 (en) Port arrangement
JP2000247289A (ja) カーフェリーおよびカーフェリーターミナル
JP2564666B2 (ja) 船舶用重量物貨物搭載装置
JP2002068078A (ja) 浮体構造物
US3561617A (en) Means for the transportation of goods
EP0666826B1 (en) Method and device for loading and unloading of vessels
JPH06305577A (ja) 舶用荷役ランプ装置
JP3414781B2 (ja) 船の水平移動式荷役設備
JP2000177680A (ja) カーフェリーおよびカーフェリーターミナル
JP3013216B2 (ja) コンテナの水平荷役方式
JPH05338815A (ja) コンテナー船の横移動パレット式荷役装置
JPS59318Y2 (ja) 貨物船
JP3203640B2 (ja) 船艇の陸上保管装置
JP2002167167A (ja) 自走式門型コンテナクレーン
JP2828560B2 (ja) コンテナ荷役装置
JP2001270491A (ja) Ro−Ro船の荷役システム
JPH05116765A (ja) 自動車運搬船用自動車積卸し装置
JPS6123513Y2 (ja)
JPS60131388A (ja) 巾広コンテナ船
JPH07187061A (ja) コンテナ受渡し装置及び該コンテナ受渡し装置を用いたコンテナ積込み方法