JP2002059753A - 走行車両 - Google Patents

走行車両

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JP2002059753A
JP2002059753A JP2000250100A JP2000250100A JP2002059753A JP 2002059753 A JP2002059753 A JP 2002059753A JP 2000250100 A JP2000250100 A JP 2000250100A JP 2000250100 A JP2000250100 A JP 2000250100A JP 2002059753 A JP2002059753 A JP 2002059753A
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transmission
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variable hydraulic
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Kazuhisa Yokoyama
和寿 横山
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Yanmar Agribusiness Co Ltd
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Seirei Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】変速操作性を向上させること。 【解決手段】後部ミッションケース内に高・低速二段変
速機構を設ける一方、直進用HSTを可変ポンプ・可変
油圧モータ式とすると共に、可変油圧モータを高・低速
二段に変速バルブを介して変速可能として、これら高・
低速二段変速機構と可変油圧モータとの切替操作の組み
合わせにより、四段変速を低速・中速・高速の三段変速
に変速可能とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、走行車両に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、走行車両の一形態として、エンジ
ンに連動連結した旋回用HSTより前部ミッションケー
ス内の旋回用動力伝達系に動力を伝達可能とする一方、
エンジンに連動連結した直進用HSTより後部ミッショ
ンケースを介して前部ミッションケース内の直進用動力
伝達系に動力を伝達可能として、これら旋回・直進用動
力伝達系の動力を、前部ミッションケース内に設けた遊
星歯車機構により合流させて、その合力を左右側の駆動
輪にそれぞれ伝達するようにしたものがある。
【0003】そして、後部ミッションケースには多数段
の変速機構を設けて、多数段の変速操作が行えるように
している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記した走
行車両では、多数段の変速操作が行えるが、操作が煩雑
になる上に、変速機構の構造が複雑になり、製造コスト
高になっているという不具合がある。
【0005】すなわち、走行車両による作業は、路上走
行と、後方に耕耘機や代掻き機を連結して行う耕耘作業
や代掻き作業等の軽作業と、後方にプラウ等を連結して
行う掘り起こし作業等の重作業とに大別されるが、かか
る路上作業と軽作業と重作業のいずれかに適宜変速操作
できれば十分であるにもかかわらず、それ以上に変速操
作が行えるようにしているために、オペレータにとっ
て、どの状態が最適なのかを選択操作しなければならな
いという煩雑さがあると共に、変速機構は多数段に変速
操作できるようにしているために、その構造が複雑にな
り、製造コストも高くなっている。
【0006】しかも、変速操作状態が分かり難いという
不具合もある。
【0007】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明では、エ
ンジンに連動連結した旋回用HSTより前部ミッション
ケース内の旋回用動力伝達系に動力を伝達可能とする一
方、エンジンに連動連結した直進用HSTより後部ミッ
ションケースを介して前部ミッションケース内の直進用
動力伝達系に動力を伝達可能として、これら旋回・直進
用動力伝達系の動力を、前部ミッションケース内に設け
た遊星歯車機構により合流させて、その合力を左右側の
駆動輪にそれぞれ伝達するようにした走行車両におい
て、後部ミッションケース内に高・低速二段変速機構を
設ける一方、直進用HSTを可変油圧ポンプ・可変油圧
モータ方式とすると共に、可変油圧モータを高・低速二
段に変速バルブを介して変速可能として、これら高・低
速二段変速機構と可変油圧モータとの切替操作の組み合
わせにより変速可能としたことを特徴とする走行車両を
提供するものである。
【0008】また、本発明は、次の構成にも特徴を有す
る。
【0009】高・低速二段変速機構を高速側に変速操
作した場合には、可変油圧モータは高速側に固定され
て、四段変速が重作業用速度と軽作業用速度と路上走行
用速度の三段変速となるようにしたこと。
【0010】運転部に、重作業用速度と軽作業用速度
と路上走行用速度の三段変速操作状態をそれぞれ表示す
る表示部を設けたこと。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態につ
いて説明する。
【0012】すなわち、本発明に係る走行車両は、基本
的構造として、エンジンに連動連結した旋回用HSTよ
り前部ミッションケース内の旋回用動力伝達系に動力を
伝達可能とする一方、エンジンに連動連結した直進用H
STより後部ミッションケースを介して前部ミッション
ケース内の直進用動力伝達系に動力を伝達可能として、
これら旋回・直進用動力伝達系の動力を、前部ミッショ
ンケース内に設けた遊星歯車機構により合流させて、そ
の合力を左右側の駆動輪にそれぞれ伝達するようにして
いる。
【0013】そして、特徴的構造として、後部ミッショ
ンケース内に高・低速二段変速機構を設ける一方、直進
用HSTを可変油圧ポンプ・可変油圧モータ方式とする
と共に、可変油圧モータを高・低速二段に変速バルブを
介して変速可能として、これら高・低速二段変速機構と
可変油圧モータとの切替操作の組み合わせにより変速可
能としている。
【0014】しかも、高・低速二段変速機構を高速側に
変速操作した場合には、可変油圧モータは高速側に固定
されて、四段変速が重作業用速度と軽作業用速度と路上
走行用速度の三段変速となるようにしている。
【0015】さらには、運転部に、重作業用速度と軽作
業用速度と路上走行用速度の三段変速操作状態をそれぞ
れ表示する表示部を設けている。
【0016】
【実施例】以下に、本発明の実施例を、図面を参照しな
がら説明する。
【0017】図1及び図2に示すAは、本発明に係る走
行車両であり、同走行車両Aは後部に昇降連結機構Bを
具備して、同昇降連結機構Bに各種作業装置Cを連結し
て昇降させることができるようにしている。
【0018】そして、走行車両Aは、図1及び図2に示
すように、左右一対のクローラ式の走行部1,1間に車体
フレーム2を介設し、同車体フレーム2上の前部に原動
機部3を配設し、同原動機部3の後方位置に運転部4を
配設し、同運転部4の後方位置に燃料タンク5を配設し
ている。
【0019】走行部1は、前後方向に伸延する走行フレ
ーム10の前端部に駆動輪11を後述する前部ミッションケ
ース25を介して取り付ける一方、後端部に従動輪12をア
イドラフォーク13を介して取り付け、これら駆動輪11と
従動輪12との間に履帯14を巻回している。11aは駆動輪
支軸、12aは従動軸、15は上部転動輪、16はイコライザ
である。
【0020】車体フレーム2は、前後方向に伸延する左
右一対の車体フレーム側部形成片20,20と、両車体フレ
ーム側部形成片20,20の前・後端部間にそれぞれ横架し
た車体フレーム前・後端部形成片21,22とを具備してい
る。
【0021】そして、車体フレーム2は、走行部1,1の
走行フレーム10,10に前部左右側連結体23,23と後部左右
側連結体24,24とを介して連結している。
【0022】また、前部左右側連結体23,23間には前部
ミッションケース25を横架し、同前部ミッションケース
25の左右側端部にそれぞれ前記した駆動輪11,11を駆動
輪支軸11a,11aを介して取り付けている。
【0023】原動機部3には、主としてエンジンEを搭
載しており、同エンジンEの前方位置に前部減速ケース
30を第1伝動シャフト31を介して連動連結し、同前部減
速ケース30の出力側に旋回用HST(静油圧式無段変速
装置)32の入力側を連動連設し、同旋回用HST32の出
力側に前部ミッションケース25の入力側を連動連設して
いる。
【0024】そして、旋回用HST32のもう一つの出力
側に前部PTO軸(図示せず)を連動連結すると共に、
同前部PTO軸を前方に向けて突出させて、同前部PT
O軸に洗車ポンプ40を着脱自在に連動連結しており、同
洗車ポンプ40は、左右一対の車体フレーム側部形成片2
0,20の間の前部に配置している。
【0025】また、エンジンEの後方位置に後部ミッシ
ョンケース33を介して直進用HST(静油圧式無段変速
装置)34を連動連設し、同直進用HST34の出力側に後
部ミッションケース33の入力側を連動連結して、同後部
ミッションケース33の出力側に前部ミッションケース25
の入力側を第2伝動シャフト35を介して連動連結する一
方、後部ミッションケース33のもう一つの出力側に車体
フレーム2の後部に配置した後部減速ケース36の入力側
を第3伝動シャフト37を介して連動連結して、同後部減
速ケース36の出力側に後部PTO軸38を連動連結して、
同後部PTO軸38を後方へ向けて突出させている。
【0026】ここで、上記した前部ミッションケース2
5、前部減速ケース30、後部ミッションケース33、及
び、後部減速ケース36の具体的な構成を、図3を参照し
ながら説明する。
【0027】すなわち、前部ミッションケース25は、ケ
ーシング体50内に左右方向に伸延する左右一対のリング
ギヤ伝動軸51,51を横架し、両リングギヤ伝動軸51,51の
内側端部に旋回用HST32の出力軸52を入・出力側ベベ
ルギヤ53,53,54を介して連動連結する一方、各リングギ
ヤ伝動軸51,51の外側端部に取り付けた出力ギヤ57,57
と、後述するサンギヤ伝動軸56の左右側端部に回転自在
に取り付けた遊星歯車機構55,55のリングギヤ58,58とを
噛合させて旋回用動力伝達系Mを形成している。
【0028】そして、前部ミッションケース25は、ケー
シング体50内に左右方向に伸延するサンギヤ伝動軸56を
上記リングギヤ伝動軸51,51と平行させて横架し、同サ
ンギヤ伝動軸56の中央部に直進用出力軸59を入・出力側
ベベルギヤ60,61を介して連動連結する一方、同サンギ
ヤ伝動軸56の外側端部にそれぞれ遊星歯車機構55,55の
サンギヤ62,62をスプライン嵌合して取り付けて直進用
動力伝達系Hを形成しており、直進用出力軸59は、直進
用HST34に第2伝動シャフト35と後部ミッションケー
ス33とを介して連動連結している。6 3は直進用クラッ
チ部、64はクラッチ作動アームである。
【0029】遊星歯車機構55は、サンギヤ62を取り付け
たサンギヤ伝動軸56に、リングギヤ58を回転自在に取り
付ける一方、同サンギヤ伝動軸56と同一軸線上に配置し
かつ入力ギヤ65を取り付けた駆動軸66に、キャリヤ67を
上記リングギヤ58と対向状態に回転自在に取り付けて、
同キャリヤ67とリングギヤ58との間に複数(例えば、三
個)の遊星ギヤ68を遊星ギヤ支軸69を介して回転自在に
架設し、同遊星ギヤ68にサンギヤ62と噛合する大径ギヤ
68aと、上記入力ギヤ65と噛合する小径ギヤ68bとを一体
成形して構成している。
【0030】また、駆動軸66の外側端部は、駆動輪支軸
11aに入・出力ギヤ73,74を介して連動連結している。
【0031】このようにして、エンジンE→第1伝動シ
ャフト31→前部減速ケース30→旋回用HST32→前部ミ
ッションケース25に動力が伝達される旋回用動力伝達系
Mと、エンジンE→直進用HST34→後部ミッションケ
ース33→第2伝動シャフト35→前部ミッションケース25
に動力が伝達される直進用動力伝達系Hとが形成される
ようにして、これら旋回用動力伝達系Mと直進用動力伝
達系Hの動力を前部ミッションケース25内に設けた遊星
歯車機構55,55により合流させて、その合力をそれぞれ
駆動輪支軸11a,11aを介して駆動輪11,11に伝達するデフ
装置Dを構成して、同デフ装置Dにより車体を直進走行
させることも、また、左右いずれかの方向に旋回操向さ
せることもできるようにしている。
【0032】前部減速ケース30は、図3に示すように、
上下方向に伸延させて形成したケーシング体80内に、入
力ギヤ81と中間ギヤ82と出力ギヤ83とを上下方向に噛合
させて配置し、入力ギヤ81に入力軸84の前端部をスプラ
イン嵌合し、同入力軸84の後端部と第1伝動シャフト31
の前端部とを連動連結する一方、出力ギヤ83に旋回用H
ST32の入力軸85をスプライン嵌合している。86は中間
軸である。
【0033】後部ミッションケース33は、ケーシング体
92内に、エンジンEの出力軸93を突出させる一方、直進
用HST34の入力軸94を突出させて、両軸93,94を入・
出力ギヤ95,96を介して連動連結し、また、同直進用H
ST34の出力軸97を突出させて、同出力軸97と変速軸98
とを変速ギヤ99,100を介して変速切替自在に連動連結し
ている。そして、変速軸98は、前記した第2伝動シャフ
ト35に連動連結している。
【0034】また、ケーシング体92内には中間軸101と
後方出力軸102とを横架しており、直進用HST34の入
力軸94に後方出力軸102を中間軸101を介して連動連結し
ている。そして、後方出力軸102には第3伝動シャフト3
7を連動連結している。103は出力ギヤ、104は中間ギ
ヤ、105は入力ギヤである。
【0035】後部減速ケース36は、ケーシング体106内
に入力軸107と中間軸108と後部PTO軸38と油圧ポンプ
駆動軸109とPTOクラッチ作動用ポンプ駆動軸110とを
左右方向に平行させて横架している。111はPTOクラ
ッチ部、112は第1出力ギヤ、113は第2出力ギヤ、114
は中間ギヤ群、115は第1変速ギヤ群、116は第2変速ギ
ヤ群、117は油圧ポンプ入力ギヤ、118は作動用ポンプ入
力ギヤである。
【0036】運転部4は、左右一対の車体フレーム側部
形成片20,20の中央部間に床部41を張設し、同床部41上
の前部にハンドルコラム42を立設し、同ハンドルコラム
42の上端部にハンドル(ステアリングホイール)43を取
り付け、同ハンドル43の後方位置に座席44を配置し、同
座席44の右側方位置に主変速レバー45を起立状に配置
し、同主変速レバー45の後方位置に各種作業装置Cを操
作するための第1・第2作業装置操作用レバー46,47を
それぞれ起立状に配置すると共に、座席44の右側方位置
に第1副変速操作手段としての副変速レバー75を起立状
に配置している。48はキャビンである。
【0037】そして、ハンドル43は、前記した旋回用H
ST32に連動連結して、同ハンドル43により旋回操作が
行えるようにする一方、主変速レバー45は、前記した直
進用HST34に連動連結して、同主変速レバー45により
前・後進の切替操作及び変速操作が行えるようにすると
共に、同主変速レバー45の上端把持部45aには、第2副
変速操作手段としての高・低速切替スイッチ76を設けて
いる。
【0038】ここで、後部ミッションケース33内には前
記した変速軸98に高・低速二段変速機構77を設け、同高
・低速二段変速機構77に前記した第1副変速操作手段と
しての副変速レバー75を連動連結して、同副変速レバー
75により高・低速二段の変速切替操作が行えるようにし
ている。
【0039】そして、直進用HST34は、可変油圧ポン
プ34aと可変油圧モータ34bとを具備する可変油圧ポンプ
・可変油圧モータ方式を採用して、可変油圧モータ34b
の斜板(図示せず)を変速バルブ78を介して高・低速二
段に切り替えることにより変速を可能とし、同変速バル
ブ78に前記した第2副変速操作手段としての高・低速切
替スイッチ76を電気的に接続している。
【0040】しかも、これら第1副変速操作手段として
の副変速レバー75による高・低速二段変速機構77の高・
低速二段切替操作と、第2副変速操作手段としての高・
低速切替スイッチ76とによる変速バルブ78を介した可変
油圧モータ34bの高・低速二段切替操作との組み合わせ
により、四段変速を可能とすると共に、高・低速二段変
速機構77を高速側に変速操作した場合には、可変油圧モ
ータ34bは高速側に固定されて、四段変速が低速・中速
・高速の三段変速となるようにしている。
【0041】すなわち、高・低速二段変速機構77が低速
で、かつ、可変油圧モータ34bが低速の場合には低速と
なり、また、高・低速二段変速機構77が低速で、かつ、
可変油圧モータ34bが高速の場合には中速となり、ま
た、高・低速二段変速機構77が高速で、かつ、可変油圧
モータ34bが高速の場合には高速となるように設定して
いる。
【0042】このようにして、変速操作段数を低速・中
速・高速の三段階に限定して変速操作するようにしてい
るため、オペレータは、作業や走行状態に応じて、例え
ば、路上走行(移動作業)を行う際には、路上走行用速
度である高速段に変速し、また、本機の後方に耕耘機や
代掻き機を連結して行う耕耘作業や代掻き作業等の軽作
業を行う際には、軽作業用速度である中速段に変速し、
また、本機の後方にプラウ等を連結して行う掘り起こし
作業等の重作業を行う際には、重作業用速度である低速
段に変速して、効率良く各作業を行うことができるよう
にしている。
【0043】従って、オペレータは、最適操作を行うた
めに三段階の変速操作の内のいずれかを選択すればよい
ことから、操作が楽になる。
【0044】しかも、複雑な変速機構を設ける必要性が
ないことから、製造コストの低減化を図ることができ
る。
【0045】また、図1に示すように、運転部4に配設
したハンドルコラム42には操作パネル部79を設け、同操
作パネル部79に、図4に示すように、低速・中速・高速
の三段変速操作状態をそれぞれ表示する表示部としての
低速表示部79aと中速表示部79bと高速表示部79cとを設
けている。
【0046】このようにして、オペレータが操作パネル
部79の低速表示部79aと中速表示部79bと高速表示部79c
とを見ることにより、変速操作状態を楽に視認すること
ができて、操作性及び安全性を良好に確保することがで
きる。
【0047】
【発明の効果】本発明によれば、次のような効果が得ら
れる。
【0048】請求項1記載の本発明では、後部ミッシ
ョンケース内に高・低速二段変速機構を設ける一方、直
進用HSTを可変油圧ポンプ・可変油圧モータ方式とす
ると共に、可変油圧モータを高・低速二段に変速バルブ
を介して変速可能として、これら高・低速二段変速機構
と可変油圧モータとの切替操作の組み合わせにより変速
可能としている。
【0049】このようにして、高・低速二段変速機構と
可変油圧モータとの切替操作の組み合わせにより変速可
能としているため、オペレータは、最適操作を行うため
に複数段階の変速操作の内のいずれかを選択すればよい
ことから、操作が楽になる。
【0050】しかも、複雑な変速機構を設ける必要性が
ないことから、製造コストの低減化を図ることができ
る。
【0051】請求項2記載の本発明では、高・低速二
段変速機構を高速側に変速操作した場合には、可変油圧
モータは高速側に固定されて、四段変速が重作業用速度
と軽作業用速度と路上走行用速度の三段変速となるよう
にしている。
【0052】このようにして、組み合わせにより四段階
に変速される機構を、簡単かつ確実に三段変速となすこ
とができる。
【0053】従って、オペレータは、作業や走行状態に
応じて、例えば、路上走行(移動作業)を行う際には、
路上走行用速度である高速段に変速し、また、本機の後
方に耕耘機や代掻き機を連結して行う耕耘作業や代掻き
作業等の軽作業を行う際には、軽作業用速度である中速
段に変速し、また、本機の後方にプラウ等を連結して行
う掘り起こし作業等の重作業を行う際には、重作業用速
度である低速段に変速して、効率良く各作業を行うこと
ができる。
【0054】請求項3記載の本発明では、運転部に、
重作業用速度と軽作業用速度と路上走行用速度の三段変
速操作状態をそれぞれ表示する表示部を設けている。
【0055】このようにして、オペレータが各表示部を
見ることにより、変速操作状態を楽に視認することがで
きて、操作性及び安全性を良好に確保することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる走行車両の側面図。
【図2】同走行車両の平面説明図。
【図3】概念的動力伝達図。
【図4】操作パネル部の正面図。
【符号の説明】
A 走行車両 1 走行部 2 車体フレーム 3 原動機部 4 運転部 5 燃料タンク 10 走行フレーム

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジン(E)に連動連結した旋回用HS
    T(32)より前部ミッションケース(25)内の旋回用動力伝
    達系(M)に動力を伝達可能とする一方、エンジン(E)に連
    動連結した直進用HST(34)より後部ミッションケース
    (33)を介して前部ミッションケース(25)内の直進用動力
    伝達系(H)に動力を伝達可能として、これら旋回・直進
    用動力伝達系(M,H)の動力を、前部ミッションケース(2
    5)内に設けた遊星歯車機構(55,55)により合流させて、
    その合力を左右側の駆動輪(11,1 1)にそれぞれ伝達する
    ようにした走行車両において、 後部ミッションケース(33)内に高・低速二段変速機構(7
    7)を設ける一方、直進用HST(34)を可変油圧ポンプ・
    可変油圧モータ方式とすると共に、可変油圧モータ(34
    b)を高・低速二段に変速バルブ(78)を介して変速可能と
    して、これら高・低速二段変速機構(77)と可変油圧モー
    タ(34b)との切替操作の組み合わせにより変速可能とし
    たことを特徴とする走行車両。
  2. 【請求項2】 高・低速二段変速機構(77)を高速側に変
    速操作した場合には、可変油圧モータ(34b)は高速側に
    固定されて、四段変速が重作業用速度と軽作業用速度と
    路上走行用速度の三段変速となるようにしたことを特徴
    とする請求項1記載の走行車両。
  3. 【請求項3】 運転部(4)に、重作業用速度と軽作業用
    速度と路上走行用速度の三段変速操作状態をそれぞれ表
    示する表示部を設けたことを特徴とする請求項1又は2
    記載の走行車両。
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Cited By (9)

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