JP2002059443A - メラミンフォーム成形体及びその製造方法並びに洗浄用具 - Google Patents

メラミンフォーム成形体及びその製造方法並びに洗浄用具

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JP2002059443A JP2001055817A JP2001055817A JP2002059443A JP 2002059443 A JP2002059443 A JP 2002059443A JP 2001055817 A JP2001055817 A JP 2001055817A JP 2001055817 A JP2001055817 A JP 2001055817A JP 2002059443 A JP2002059443 A JP 2002059443A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 強度が向上し、脆さが改善され、且つ優れた
耐湿熱老化性を有するメラミンフォーム成形体及びその
製造方法、並びにこのメラミンフォーム成形体からなる
洗浄部を有するクリーナを提供する。 【解決手段】 メラミンフォームが1/1.2〜1/1
2の厚さに加熱圧縮され、塑性変形してなるメラミンフ
ォーム成形体とする。十分に塑性変形された成形体は、
23℃で200時間静置した場合の寸法回復率が40%
以下となる。このような成形体は、メラミンフォームを
210〜350℃で3分以上加熱圧縮し、塑性変形させ
ることにより製造することができる。また、メラミン単
量体の分解温度を140℃以下下回る温度範囲で3分以
上加熱圧縮し、塑性変形させることで製造することもで
きる。また、この成形体はクリーナとして有用であり、
金型での加熱圧縮により表面に凹凸を形成したものは、
汚れ落ち性がより向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、強度が向上して脆
さが改善され、加工し易く、且つ十分な耐湿熱老化性等
を有するメラミンフォーム成形体及びその製造方法に関
する。また、本発明は、このメラミンフォーム成形体か
らなる洗浄部を有し、耐久性等に優れた洗浄用具に関す
る。本発明のメラミンフォーム成形体は、洗浄用具の
他、断熱、消音、絶縁等を要する各種の用途において用
いることができ、特に、自動車のエンジンルーム、並び
に炊飯器、給湯器、布団乾燥機及びオーブントースタ等
の家庭電化製品などの断熱、ボイラーの温水配管等の保
温、電子レンジ等の吸音など、耐熱性或いは耐湿熱老化
性等を併せ必要とする用途において有用である。
【0002】
【従来の技術】従来より、テーブル等の拭き掃除には雑
巾が使用され、食器を洗ったり、浴槽等を洗浄する場合
はウレタンフォーム、セルローススポンジ等が用いられ
ているが、洗剤等を使用しても汚れが十分に落ちないこ
とがある。また、あまりに強く擦ったりすると被洗浄面
を傷つけることもあり、光沢の低下等の問題を生ずるこ
とがある。そこで、汚れを落とす作用に優れるメラミン
フォームからなる洗浄用具が提案され、実用に供されて
いる。しかし、メラミンフォームは強度が小さく、脆い
ため、被洗浄面に擦り合わされることにより粒子の状態
で脱落し、この粒子がウレタンフォーム等と同様に被洗
浄面を傷つけるという問題がある。
【0003】この脆さと、それにともなう加工時の不良
品の発生等により、メラミンフォームは、耐熱性に優
れ、熱的に安定である等の優れた特性を有しているにも
かかわらず、用途が制限されることがある。更に、断熱
材、保温材等の用途では、脆さは大きな問題にならない
かもしれないが、ボイラーの温水配管の保温材など、湿
熱雰囲気に晒される場合は、強度が低下し、所謂、耐湿
熱老化性が問題になる。尚、特開平7−26054号公
報等に、脆さが改善されたメラミンフォームが開示され
ているが、いまだ十分ではなく、また、これらの公報で
は耐湿熱老化性の改善については検討されていない。更
に、特開昭56−152848号公報には、水分等の除
去のために加熱し、密度の低いメラミン/ホルムアルデ
ヒド弾性フォームを製造する方法が開示されているが、
加熱圧縮することについては何ら言及されていない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の従来
の問題点を解決するものであり、強度が向上して脆さが
改善され、加工し易く、且つ十分な耐湿熱老化性等を有
するメラミンフォーム成形体及びその製造方法を提供す
ることを目的とする。更に、本発明は、このメラミンフ
ォーム成形体からなる洗浄部を有し、汚れを落とす作用
に優れ、被洗浄面を傷つけることがなく、耐久性に優れ
た洗浄用具を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】メラミンフォームを加熱
圧縮し、強度を高めることにより、その脆さを改善する
ことを試みた。先ず、加熱成形が容易であるウレタンフ
ォームの場合と同様に160〜180℃程度の温度で加
熱し、圧縮してみた。しかし、加熱圧縮後、室温におい
て経時とともに容易に圧縮前の厚さに戻ってしまい、圧
縮成形体を作製することができなかった。そこで、加熱
圧縮の温度を樹脂製フォームの加熱成形では一般には行
われない程度にまで高くし、特定の温度域において成形
してみたところ、十分に塑性変形させることができ、強
度が向上し、脆さが改善されたメラミンフォーム成形体
とすることができた。本発明は、このような知見に基づ
きなされたものである。
【0006】第1発明のメラミンフォーム成形体は、メ
ラミンフォームが加熱圧縮され、塑性変形してなること
を特徴とする。
【0007】上記「メラミンフォーム」は、主原料であ
るメラミンとホルムアルデヒド又はそれらの前縮合体
に、発泡剤、触媒及び乳化剤などを配合し、混合した
後、型に注入し、加熱、或いは電磁波の照射等、適宜の
手段によって発泡原料を発熱させ、発泡、硬化させるこ
とにより調製することができる。前縮合体を生成させる
ためのメラミンとホルムアルデヒドとのモル比は、メラ
ミン:ホルムアルデヒド=1:1.5〜4、特に1:2
〜3.5とすることが好ましい。また、数平均分子量が
200〜1000、特に200〜400の前縮合体が好
ましい。尚、ホルムアルデヒドとしては、通常、その水
溶液であるホルマリンが使用される。
【0008】前縮合体を生成させるための単量体として
は、メラミンとホルムアルデヒドの他に、これら単量体
を100質量部(以下、部と略記する。)とした場合
に、50部以下、特に、20部以下の各種の単量体を使
用することができる。メラミンに対応する他の単量体と
しては、アルキル置換メラミン、尿素、ウレタン、カル
ボン酸アミド、ジシアンジアミド、グアニジン、スルフ
リルアミド、スルホン酸アミド、脂肪族アミン、フェノ
ール及びその誘導体等を使用することができる。更に、
アルデヒド類としては、アセトアルデヒド、トリメチロ
ールアセトアルデヒド、アクロレイン、ベンズアルデヒ
ド、フルフロール、グリオキサール、フタルアルデヒド
及びテレフタルアルデヒド等を用いることができる。
【0009】また、発泡剤としては、ペンタン、トリク
ロロフルオロメタン、トリクロロトリフルオロエタン等
を使用することができる。しかし、トリクロロフルオロ
メタン等、所謂、フロンは環境問題の観点から使用が規
制されており、好ましくない。一方、ペンタンは少量で
も容易に発泡体を得ることができる点で好ましいが、揮
発引火性を有するため、その取り扱いには十分な注意を
要する。更に、触媒としては、通常、ギ酸が用いられ、
乳化剤としては、スルホン酸ナトリウム等の陰イオン界
面活性剤などを使用することができる。
【0010】発泡原料の硬化反応を促進するために照射
される電磁波は、その電力消費量が発泡原料に対して5
00〜1000kW、特に600〜800kWとなるよ
うに調整することが好ましい。この電力消費量が過少で
あると十分に発泡せず、低密度の硬化体が得られるにす
ぎない。また、電力消費量が過多である場合は、発泡時
の圧力が著しく高くなり、型の消耗が激しいばかりか、
爆発の危険性すらあり、好ましくない。
【0011】メラミンフォームを上記「メラミンフォー
ム成形体」とするための「加熱圧縮」の方法は、メラミ
ンフォームを「塑性変形」させることができる限り、特
に限定されないが、圧縮成形機の熱板間で加熱圧縮する
方法が一般的である。尚、加熱圧縮に供されるメラミン
フォームは、オープンモールドによるスラブフォーム、
及びクローズドモールドによるモールドフォームのいず
れであってもよい。
【0012】メラミンフォーム成形体は、第2発明のよ
うに、メラミンフォームを1/1.2〜1/12の厚さ
に圧縮して形成することが好ましい。成形体の厚さがメ
ラミンフォームの厚さの1/1.2を超えて厚い、即
ち、圧縮の程度が小さ過ぎると、成形体の強度を十分に
向上させることができず、脆さを改善することができな
い場合がある。一方、1/12未満と過度に薄くした、
即ち、圧縮の程度が大き過ぎると、耐湿熱老化性が十分
に向上しない傾向にある。成形体は、メラミンフォーム
を特に1/1.5〜1/7、更には1/2〜1/7に圧
縮して形成することが好ましく、この範囲の圧縮の程度
であれば、脆さが十分に改善され、且つ耐湿熱老化性に
優れたメラミンフォーム成形体とすることができる。
【0013】メラミンフォーム成形体は、メラミンフォ
ームを塑性変形させて形成されるため、加熱圧縮後、そ
の形状、寸法が大きく回復することはない。この寸法回
復率は、第3発明のように、23℃で200時間静置し
た場合に40%以下であることが好ましい。寸法回復率
が40%を超える場合、言い換えれば弾性変形の程度が
高い場合は、強度が十分に向上せず、脆さが改善されな
いため、好ましくない。この寸法回復率は、より好まし
くは30%以下、特に好ましくは20%以下、更に好ま
しくは10%以下であり、実質的に寸法回復のない成形
体とすることもできる。
【0014】メラミンフォーム成形体は、第4発明のよ
うに、表面の少なくとも一部に凹凸部を有することが好
ましい。この場合、断熱性及び消音性等を向上させるこ
とができる。特に、洗浄用具として用いた場合、擦りク
リーナ性に優れる。これは、汚れ面に存在する汚れによ
る微細な凹凸に対して、強度の高いメラミンフォーム成
形体表面の凹凸部がひっかかりを得て、汚れ面の汚れを
強く引掻く作用を有するためと考えられる。
【0015】第5発明のメラミンフォーム成形体の製造
方法は、メラミンフォームを210〜350℃で3分以
上加熱圧縮し、塑性変形させることを特徴とする。
【0016】この製造方法において、加熱圧縮の温度が
210℃未満であると、加熱圧縮の後、例えば、10〜
20日ほど経過した後、40%を超える寸法回復があ
り、成形体の強度が十分に向上せず、脆さが改善されな
い。一方、この温度が350℃を超えて高い場合は、成
形体に焼けが生じ、褐色若しくは茶色味を帯びることが
あり、メラミンフォームが分解することもある。加熱圧
縮の温度は、好ましくは220〜290℃、特に好まし
くは230〜280℃、更に好ましくは240〜270
℃であり、この範囲の温度であれば、強度を十分に向上
させることができ、脆さが改善されるとともに、焼け、
着色等の問題を生ずることがなく、フォームが分解する
こともない。
【0017】また、加熱圧縮の時間が3分未満である
と、塑性変形させることができず、弾性回復してしまっ
て、成形体の強度が向上せず、脆さが改善されない。一
方、この時間が長くても成形体の特性のうえでは特に問
題ないが、必要以上に長時間加熱圧縮しても意味がな
い。加熱圧縮の時間は3〜20分、特に5〜20分、更
には8〜17分とすることが好ましく、この範囲の時間
であれば、フォームを十分に塑性変形させることがで
き、成形体の強度を十分に向上させることができ、脆さ
を改善することができる。
【0018】第6発明のメラミンフォーム成形体の製造
方法は、メラミンフォームを、該メラミンフォームを形
成するメラミン単量体の分解温度を140℃以下下回る
温度範囲で3分以上加熱圧縮し、塑性変形させることを
特徴とする。尚、ここでいうメラミン単量体の分解温度
は、メラミン(C366、2,4,6−トリアミノ−
1,3,5−トリアジン)が昇華、分解する温度であ
る。従って、この分解温度が350℃であれば、上記温
度範囲は210〜350℃になる。
【0019】この製造方法において、加熱圧縮を所定の
温度未満で行った場合は、加熱圧縮の後、大きく寸法回
復してしまって成形体の強度が十分に向上せず、脆さが
改善されない。一方、所定の温度を超えて高温で加熱圧
縮した場合は、成形体に焼けが生じ、褐色若しくは茶色
味を帯びることがあり、メラミンフォームが分解するこ
ともある。加熱圧縮は、フォームを形成するメラミンの
昇華、分解温度を、特に130〜20℃、更には120
〜40℃下回る温度範囲で行うことが好ましく、この範
囲の温度であれば、強度を十分に向上させることがで
き、脆さが改善されるとともに、焼け、着色等の問題を
生ずることがなく、フォームが分解することもない。
尚、加熱圧縮の時間を3分以上とすることの意味、及び
好ましい加熱圧縮の時間等は第4発明の場合と同様であ
る。
【0020】尚、第5乃至第6発明においても、第7発
明のように、メラミンフォーム成形体は、メラミンフォ
ームを1/1.2〜1/12の厚さに圧縮して形成する
ことが好ましい。圧縮率が好ましい範囲を外れた場合の
問題点、及び圧縮率の好ましい範囲は第2発明の場合と
同様である。
【0021】特に、第8発明のように、成形面の少なく
とも一部に凹凸部を有する金型の少なくともこの凹凸部
を含む成形面を、メラミンフォームに当接させて加熱圧
縮成形することが好ましい。成形面の少なくとも一部に
凹凸部を有する金型を用いて加熱圧縮成形することで、
メラミンフォーム成形体の表面の少なくとも一部に凹凸
部を、圧縮と共に形成させることができる。このため、
製造工程数を減少できる。また、上記第4発明のメラミ
ンフォーム成形体を容易に得ることができる。また、こ
のように加熱圧縮成形と共に、凹凸部を形成することに
より、凹凸面の強度が強靭なものとなり、耐久性が向上
する。このため、洗浄用具に用いる場合には、汚れ面の
凹凸をより強い力で引掻くことができる。よって、比較
的小さな凹凸部であっても汚れを良好に落とすことがで
きる。更に、断熱性及び消音性等においても、より向上
させることができる。これに比べて、加熱圧縮成形後
に、切削加工やカットにより凹凸成形(プロファイル加
工、CFカットを含む)を施したものでは、凹凸面が擦
れたり、汚れを擦る際に凹凸の角が部分的に剥がれ落
ち、耐久性に劣る。
【0022】更に、第9発明のように、表面の少なくと
も一部に凹凸部を有する成形補助具の少なくともこの凹
凸部を含む表面を、メラミンフォームに当接させて加熱
圧縮成形することもできる。この耐熱性補助具を用いる
ことで、従来の成形面が平らな金型を用いても、メラミ
ンフォームに凹凸部を容易に形成させることができる。
また、凹凸部の形状は、形状の異なる耐熱性補助具を用
いることにより、メラミンフォーム成形体の用途や大き
さに応じて容易に変更することができる。この耐熱性補
助具としては、凹凸部を形成することができるものであ
れば、特に限定されるものではない。例えば、パンチン
グメタル、ワイヤ、及びワイヤーネット等を用いること
ができる。これらの材料としては、例えば、金属や耐熱
樹脂等が挙げられる。また、ガラス繊維等の繊維を縒り
合わせたものに耐熱性の樹脂、例えば耐熱ポリエステル
等を含浸させたネット等でも良い。金属製のものは、熱
伝導度が優れており、且つ高温での加熱圧縮に対する耐
熱性が優れており好ましい。樹脂製のものは、金型に配
置する際に軽量で作業性に優れ、コストも安価であるこ
とから、加熱圧縮の温度が比較的低い場合に好ましい。
また、繊維状のものに耐熱樹脂を含浸させたものは、樹
脂製のものの利点に加えて強度が向上し、耐久性が良
い。
【0023】第10発明の洗浄用具は、第1乃至第4発
明のうちのいずれかに記載のメラミンフォーム成形体か
らなる洗浄部を有することを特徴とする。メラミンフォ
ームは、加熱圧縮してもマイクロセルが連通した気泡構
造を保持し、水や洗浄剤等の液体を含みやすく、しかも
メラミン樹脂自体が親水性の高いものであるため、吸水
性に優れている。このため、加熱圧縮、特に第8及び第
9発明のように、メラミンフォームの表面に凹凸部を加
熱圧縮により形成しても、水や洗剤等の液体を含浸させ
て水等による洗浄作用により拭取り、また乾拭きする場
合にも汚れを除去しやすく、洗浄効果が極めて優れてい
る。また、液体を用いた場合の汚れの拭き跡も目立たな
い。一方、ウレタンフォームを洗浄部として用いた場合
では、ウレタン樹脂自体の親水性が劣っており、加熱圧
縮された場合には表面のセル膜が潰れて開口部がなくな
ってしまい、表面が皮膜で覆われてしまうため、吸水性
に劣る。従って、加熱圧縮されたウレタンフォームは、
汚れの拭取りや液体を用いる洗浄には十分に機能しない
ことがある。
【0024】上記「洗浄用具」は、メラミンフォーム成
形体からなる上記「洗浄部」のみからなるものであって
もよく、第11発明のように、上記洗浄部を有し、多層
構造であるもの、又は、更に他の部材を積層したもので
あってもよい。例えば、ウレタンスポンジ層、セルロー
ススポンジ層、不織布層及び研磨材層のうちの少なくと
も一層を含むものであってもよい。また、他の洗浄部材
が貼り合わされた洗浄用具、或いはプラスチック製等の
取っ手が取り付けられた洗浄用具とすることもできる。
研磨材層としては、硬質繊維からなるもの(例えば、金
属繊維やガラス繊維等)が挙げられる。このメラミンフ
ォーム成形体からなる洗浄部によれば、汚れが落ち易
く、且つ被洗浄面と擦り合わされる際に、メラミンフォ
ームが粒状に脱落することがなく、被洗浄面を傷つける
ことがない。そのため、壁、床等の他、自動車のボディ
の洗浄、家具等の汚れ落としなど、特に傷の発生或いは
光沢の低下が問題となる場合にも使用することができ
る。また、従来のメラミンフォーム成形体は、強度が弱
く脆いため、把持部の強度を向上させるために強度の高
いものを合体させる必要があったが、上記のようにメラ
ミンフォーム成形体は加熱圧縮により強度が向上してい
るため、特に強度の高いものを合体させる制限がなくな
った。このため、用途に応じて種々の機能を有する部材
を制限なく張り合わせることができる。
【0025】更に、洗浄用具には、破線状の切り目を形
成させてもよい。この切り目によって、洗浄する場所に
応じて洗浄用具の大きさを適当に選択して、手で容易に
切断して小さくすることができる。このため、ハサミ等
で切り取る作業が省略される。切り目は、トムソン刃に
よる打ち抜き等の方法により、簡便に且つ安価に形成す
ることができる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明を実施例によって詳
しく説明する。 実施例1 (1)強度、脆さ及び耐湿熱老化性の評価 加熱圧縮するメラミンフォームとして市販品(BASF
社製、商品名「バソテクト」、密度;約9.5kg/m
3)を使用した。メラミンスラブフォームから400×
400mmの大きさの試験片を切り出し、270℃で4
分加熱圧縮し、試験片の厚さの1/4若しくは1/10
の厚さのメラミンフォーム成形体とし、これらの圧縮品
の強度、脆さ及び耐湿熱老化性を非圧縮品と比べて評価
した。加熱圧縮は、最大使用圧力210kg/cm2
最大型締力37トンの油圧プレス方式の圧縮成形機によ
り行った。また、圧縮の程度は厚さの異なるメラミンス
ラブフォームを使用することにより調整した。
【0027】評価方法は下記の通りである。 密度(kg/cm3);JIS K 6400により
測定した。 熱伝導率(W/mK);JIS A 1412に準拠
して測定した。 引っ掻き試験;円形の試料の表面にカッタの刃先を静
かに置き、この刃先に所定荷重を加えた状態で試料を回
転させ、この試料の表面の傷の有無を目視で観察する。
傷が無かった場合は順次荷重を増加させ、初めて傷がつ
いた時の荷重(g)を結果とする。従って、数値が大き
いほうが傷がつき難いことになる。
【0028】耐湿熱老化性;温度70℃、相対湿度9
5%の雰囲気に48、168、504及び1000時間
晒した後、JIS K 6400(引張速度;500m
m/分)により引張強さ(MPa)及び伸び(%)を測
定し、下記の式により引張強さの湿熱老化前の値に対す
る強度保持率として算出し、これを耐湿熱老化性の指標
とした。 強度保持率(%)=(湿熱老化雰囲気に所定の時間晒し
た後の引張強さ/湿熱老化前の引張強さ)×100 引裂強さ(N/cm);JIS K 6400により
測定した。 引張強さ(MPa);JIS K 6400により測
定した。 伸び(%);JIS K 6400により測定した。 以上、〜の結果を表1に示す。表1における引張強
さの欄の括弧内は強度保持率(単位;%)である。尚、
この強度保持率は図1に併せて示す。
【0029】
【表1】
【0030】表1の結果によれば、加熱圧縮により熱伝
導率は小さくなっており、断熱材としての用途において
有用であると推察される。また、引っ掻き試験の結果で
は、表面の脆さが改善され、強く擦っても砕けないこと
が分かる。更に、図1にも示すように、湿熱雰囲気に1
000時間晒した後の引張強さの保持率は、1/4圧縮
品では90%、1/10圧縮品では61%であり、特に
1/4圧縮品では湿熱老化後も十分な強度が保たれてい
ることが分かる。一方、非圧縮品では1000時間後に
は保持率は34%にまで低下しており、劣っている。こ
れらは加熱圧縮による耐湿熱老化性の向上を裏付けるも
のである。
【0031】(2)加熱圧縮の温度、時間及び圧縮の程
度と強度保持率との相関 (1)と同様のメラミンフォームを同型の圧縮成形機に
より加熱圧縮し、加熱圧縮の温度、時間及び圧縮の程度
と、湿熱雰囲気に1000時間晒した後の強度保持率と
の相関を(1)と同様にして検討した。結果を表2に示
す。
【0032】
【表2】
【0033】表2の結果によれば、加熱温度250℃又
は290℃、加熱時間7〜17分、圧縮の程度1/3〜
1/10で、強度保持率は70〜85%となっており、
これらのメラミンフォーム成形体は、加熱圧縮の温度、
時間及び圧縮の程度によらず、十分な耐湿熱老化性を有
していることが分かる。また、実験例2の条件で加熱圧
縮した成形体を、23℃で200時間静置した後の寸法
回復率を測定したところ、3%以下であり、十分に塑性
変形していることが確認された。
【0034】(3)加熱圧縮条件を変更した成形体の引
張り強さ及び伸びの評価 (1)と同様のメラミンフォームを同型の圧縮成形機に
より、加熱圧縮条件を230℃で10分間に変更して
(1)と同様に、メラミンスラブフォームを加熱圧縮
し、試験片の厚さの1/2若しくは1/3の厚さのメラ
ミンフォーム成形体とし、(1)と同様の方法により引
張り強さ及び伸びを評価した。これらの結果を表3に示
す。
【0035】
【表3】
【0036】表3の結果によれば、加熱温度230℃、
加熱時間10分、圧縮の程度1/2及び1/3において
も、引張強さは非圧縮品に比べて向上していることが分
かる。この結果から、加熱圧縮により、十分な強度向上
を示すことが分かる。また、使用時の形状、大きさ、厚
み等は従来品とほぼ同じサイズ形状で、加熱圧縮するこ
とにより、実用強度が増しており、耐久性が向上してい
る。
【0037】実施例2 (1)凹凸部を有する加熱圧縮成形品の製造 加熱圧縮成形には成形面が平面な金型を用い、耐熱性補
助具として耐熱樹脂性のワイヤーネット(目開き5m
m、ネット状の線の直径約1mm)を用いた。金型の成
形面上にメラミンフォーム(厚さ20mm)を設置し、
更にその上に耐熱性補助具を置き重ねた状態で、スペー
サー(幅12mm)をメラミンフォームの周囲に配置し
て、230℃で10分間、同時に加熱圧縮成形した。こ
れにより、表面にメッシュ状の凹凸部を有する1/2圧
縮成形品を得た。また、比較として、耐熱性補助具を用
いず、凹凸部のない1/2圧縮成形品を得た。
【0038】(2)凹凸部を有する加熱圧縮成形品の汚
れ落ち性の評価 上記(a)で得られた凹凸部を有する1/2圧縮成形
品、及び比較としての1/2圧縮成形品の汚れ落ち性
を、JASO M313−83に規定する「摩擦色落ち
性」試験を参考にして、下記の方法にて行った。この結
果を表4に示す。
【0039】(試験方法)JIS L 0823(染色
堅牢度試験用摩擦試験機)に規定する学振形摩擦試験機
を用いて行い、メラミンフォームの試験片(サイズ:5
×3cm)を試験機の摩擦子に両面テープで接着し、更
にその上からゴムバンドで摩擦子に固定し、試験機に取
り付ける。次に、試験台の上に、油性インキで横線を3
cmに渡って2mm間隔で引いたステンレス板を置いて
固定し、その上に摩擦子(表面にはメラミンフォームが
固定されている)を乗せ、油性インキで引いた横線とメ
ラミンフォームとが接触するように取り付ける。摩擦子
の押圧荷重500gで、ステンレス板上100mmの間
を毎分30回往復の速度で100回往復させ、メラミン
フォームによる油性インキの汚れ落ち性の程度を目視に
て評価した。
【0040】
【表4】
【0041】表4の結果によれば、加熱圧縮成形により
表面に凹凸部を形成させたたことにより、汚れ落ちが向
上し、洗浄用具としてより優れていることが分かる。ま
た、加熱圧縮により凹凸が高い強度で形成されているた
め、耐久性が高い。
【0042】実施例3 (1)凹凸部を有する洗浄用具の具体例。 凹凸部を有する洗浄用具1を、下記の構成となるように
作製した。図3(a)を参考にして説明する。洗浄用具
1は三層から構成され、片面が表面に凹凸部111を有
するメラミンフォーム層11、反対側の面が薄いウレタ
ンスポンジ層12b、及びこれらに挟まれるウレタンス
ポンジ層12aから構成されている。この三層を貼り合
せたことにより、洗浄する際に持って擦りすいように適
度な硬さと柔軟性を与えている。また、洗浄用具1に
は、破線状の切り目2が長手方向に垂直に3本形成され
ている。この切り目によって、手で容易に切断して小さ
くすることができる。
【0043】(2)その他の凹凸部を有する洗浄用具の
具体例。 その他の凹凸部を有する洗浄用具1を、下記の構成とな
るように作製した。図3(b)を参考にして説明する。
洗浄用具1は三層から構成され、表面に凹凸部111を
有するメラミンフォーム層11a、11bの間に、ウレ
タンスポンジ層12が挟まれて構成されている。この洗
浄用具は、両面のメラミンフォーム層の表面に凹凸部が
形成されているため、いずれの面を用いても汚れ落ちに
優れている。片面のメラミンフォーム層11aは、反対
面のメラミンフォーム層11bに比べて圧縮率が低く厚
くて柔らかい形状となっている。このため、洗浄する場
所に応じて使用面を選択することができる。
【0044】尚、本発明においては、上記の具体的な実
施例に限られず、目的、用途に応じて本発明の範囲内で
種々変更した実施例とすることができる。例えば、表1
の1/4圧縮品及び1/10圧縮品、表2の実験例1〜
4の成形体、表3の1/2圧縮品及び1/3圧縮品、並
びに表4の1/2凹凸圧縮品はいずれも成形型等によっ
て、上記実施例3のように、所定形状とすることによ
り、クリーナとして利用することができる。また、この
クリーナは厚さ1〜3mm程度の薄いものであっても十
分な強度を有するため、薄く小さい携帯用の使い捨てタ
イプのクリーナとすることもできる。
【0045】
【発明の効果】第1発明によれば、メラミンフォームの
強度が向上し、脆さが改善され、且つ十分な耐湿熱老化
性を有するメラミンフォーム成形体とすることができ
る。また、第5乃至第6発明によれば、加熱圧縮の温度
及び時間を特定することにより、第1発明の優れた特性
を有するメラミンフォーム成形体を容易に製造すること
ができる。更に、第10発明によれば、汚れを落とす作
用に優れ、被洗浄面を傷つけることがなく、耐久性に優
れたクリーナとすることができる。また、第4発明のよ
うに、メラミンフォーム成形体の表面の少なくとも一部
に凹凸部を形成することにより、更に優れた汚れ落ち性
が得られる。第8及び第9発明によれば、メラミンフォ
ーム成形体の表面の少なくとも一部に凹凸部を容易に製
造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】メラミンフォーム成形体を湿熱老化雰囲気に晒
した場合の、湿熱老化時間と強度保持率との相関を表わ
すグラフである。
【図2】(a)はメラミンフォーム成形体を洗浄用具に
適用した場合の実施例を示す斜視図である。また、
(b)はメラミンフォーム成形体を洗浄用具に適用した
場合の他の実施例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1;洗浄用具、111;凹凸部、11、11a、11
b;メラミンフォーム層、12、12a、12b;ウレ
タンスポンジ層、2;切り目。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B29L 31:00 B29L 31:00 (72)発明者 服部 源次郎 愛知県安城市今池町三丁目1番36号 株式 会社イノアックコーポレーション安城事業 所内 (72)発明者 鈴木 英郎 神奈川県秦野市堀山下380番地5号 株式 会社イノアック技術研究所内 (72)発明者 近藤 敏 愛知県安城市今池町三丁目1番36号 株式 会社イノアックコーポレーション安城事業 所内 (72)発明者 福山 雅博 愛知県安城市今池町三丁目1番36号 株式 会社イノアックコーポレーション安城事業 所内 (72)発明者 一瀬 淳 愛知県安城市今池町三丁目1番36号 株式 会社イノアックコーポレーション安城事業 所内 Fターム(参考) 4F204 AA38 AG05 AG20 AH51 AR06 AR11 FA01 FB01 FF01 FG04 FH06 FQ15 4F209 AA38 AF01 AG03 AG05 AG20 AH51 PA02 PB01 PC05 PG05 PG06

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メラミンフォームが加熱圧縮され、塑性
    変形してなることを特徴とするメラミンフォーム成形
    体。
  2. 【請求項2】 上記メラミンフォームが1/1.2〜1
    /12の厚さに圧縮されてなる請求項1記載のメラミン
    フォーム成形体。
  3. 【請求項3】 23℃で200時間静置した場合の寸法
    回復率が40%以下である請求項1又は2に記載のメラ
    ミンフォーム成形体。
  4. 【請求項4】 表面の少なくとも一部に凹凸部を有する
    請求項1乃至3のうちのいずれか1項に記載のメラミン
    フォーム成形体。
  5. 【請求項5】 メラミンフォームを210〜350℃で
    3分以上加熱圧縮し、塑性変形させることを特徴とする
    メラミンフォーム成形体の製造方法。
  6. 【請求項6】 メラミンフォームを、該メラミンフォー
    ムを形成するメラミン単量体の分解温度を140℃以下
    下回る温度範囲で3分以上加熱圧縮し、塑性変形させる
    ことを特徴とするメラミンフォーム成形体の製造方法。
  7. 【請求項7】 上記メラミンフォームを1/1.2〜1
    /12の厚さに圧縮する請求項5又は6に記載のメラミ
    ンフォーム成形体の製造方法。
  8. 【請求項8】 成形面の少なくとも一部に凹凸部を有す
    る金型の少なくとも該凹凸部を含む該成形面を、上記メ
    ラミンフォームに当接させて加熱圧縮成形する請求項5
    乃至7のうちのいずれか1項に記載のメラミンフォーム
    成形体の製造方法。
  9. 【請求項9】 表面の少なくとも一部に凹凸部を有する
    成形補助具の少なくとも該凹凸部を含む該表面を、上記
    メラミンフォームに当接させて加熱圧縮成形する請求項
    項5乃至7のうちのいずれか1項に記載のメラミンフォ
    ーム成形体の製造方法。
  10. 【請求項10】 請求項1乃至4のうちのいずれか1項
    に記載のメラミンフォーム成形体からなる洗浄部を有す
    ることを特徴とする洗浄用具。
  11. 【請求項11】 上記洗浄部を有し、多層構造である請
    求項10記載の洗浄用具。
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