JP2002059404A - 加工機 - Google Patents

加工機

Info

Publication number
JP2002059404A
JP2002059404A JP2000247665A JP2000247665A JP2002059404A JP 2002059404 A JP2002059404 A JP 2002059404A JP 2000247665 A JP2000247665 A JP 2000247665A JP 2000247665 A JP2000247665 A JP 2000247665A JP 2002059404 A JP2002059404 A JP 2002059404A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
horizontal
base
cutting tool
vertical
motor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000247665A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuharu Takahashi
一治 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Marunaka Tekkosho Inc
Original Assignee
Marunaka Tekkosho Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Marunaka Tekkosho Inc filed Critical Marunaka Tekkosho Inc
Priority to JP2000247665A priority Critical patent/JP2002059404A/ja
Publication of JP2002059404A publication Critical patent/JP2002059404A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Drilling And Boring (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】切削工具を取り替えることなく、切削工具を垂
直方向に移動させてピッチを変えて加工することができ
る加工機を提供する。 【解決手段】加工機1は、垂直ベースSに水平移動自在
に支持された第1の水平ベース10' と、この第1の水平
ベース10' に垂直移動自在に支持された第1の垂直ベー
ス7と、この第1の垂直ベース7を移動させる第1の垂
直移動手段8と、第1のモーター6によって回転する第
1の切削工具3と、垂直ベースSに水平移動自在に支持
された第2の水平ベース10''と、第2のモーター9によ
って回転する第2の切削工具4と、第1の水平ベース1
0' を移動させる第1の水平移動手段C1 と、第2の水
平ベース10''を移動させる第2の水平移動手段C2 と、
第1の水平ベース10' 及び第2の水平ベース10''全体を
移動させる水平移動手段11とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は加工機に係り、特
に、切削工具を取り替えることなく、切削工具を垂直方
向に移動させてピッチを変えて加工することができる加
工機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、複数の切削工具を使って同時に複
数の穴をあける加工機として、例えば、特開平11−2
85943号公報記載の木材加工機がある。この木材加
工機にあっては、複数の切削工具の駆動源は1個のモー
タであり、該モータの回転は複数の歯車を介して複数の
切削工具へと伝達され、加工する穴のピッチが一定であ
る場合、支障を生じない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、加工す
る穴のピッチが変わった場合、そのままでは加工でき
ず、加工に合ったピッチ幅にセッティングされた複数の
切削工具を取り付けねばならないと共に、予め加工に合
ったピッチ幅にセッティングされた複数の切削工具を別
途準備しなければならないという問題点があった。本発
明は、前記した問題点を除去するようにした加工機を提
供することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ための請求項1記載の加工機は、所定位置に保持した被
加工材を加工する加工機であって、垂直方向に移動自在
に支持された垂直ベースと、この垂直ベースに水平自在
に支持された第1の水平ベースと、この第1の水平ベー
スに垂直自在に支持された第1の垂直ベースと、この第
1の垂直ベースを垂直方向に移動させる第1の垂直移動
手段と、前記第1の垂直ベースに取り付けられた第1の
モーターと、この第1のモーターによって駆動する回転
軸により実質的に回転すると共に、水平方向に取り付け
られた第1の切削工具と、前記垂直ベースに水平自在に
支持された第2の水平ベースと、この第2の水平ベース
に取り付けられた第2のモーターと、この第2のモータ
ーによって駆動する回転軸により実質的に回転すると共
に、水平方向に取り付けられた第2の切削工具と、前記
垂直ベースに水平自在に支持された第3の水平ベース
と、この第3の水平ベースに垂直自在に支持された第3
の垂直ベースと、この第3の垂直ベースを垂直方向に移
動させる第2の垂直移動手段と、前記第3の垂直ベース
に取り付けられた第3のモーターと、この第3のモータ
ーによって駆動する回転軸により実質的に回転すると共
に、水平方向に取り付けられた第3の切削工具と、第1
のシリンダ−、第2のシリンダ−及び第3のシリンダ−
が取り付けられた支持部材と、前記第1のシリンダ−に
より進退するロッドに前記第1の水平ベースを接続し
て、前記第1の水平ベースを個別に水平方向に移動させ
る第1の水平移動手段と、前記支持部材に取り付けられ
た第2のシリンダ−により進退するロッドに前記第2の
水平ベースを接続して、前記第2の水平ベースを個別に
水平方向に移動させる第2の水平移動手段と、前記支持
部材に取り付けられた第3のシリンダ−により進退する
ロッドに前記第3の水平ベースを接続して、前記第3の
水平ベースを個別に水平方向に移動させる第3の水平移
動手段と、前記垂直ベースに取り付けられた雌螺子に螺
合し、前記支持部材に実質的に取り付けられたモ−タに
より回転する雄螺子により、前記支持部材を進退させ
て、前記第1の水平ベース、前記第2の水平ベース及び
前記第3の水平ベース全体を水平方向に移動させる水平
移動手段とを備えている。
【0005】また、請求項2記載の加工機は、所定位置
に保持した被加工材を加工する加工機であって、垂直方
向に移動自在に支持された垂直ベースと、この垂直ベー
スに水平自在に支持された第1の水平ベースと、この第
1の水平ベースに垂直自在に支持された第1の垂直ベー
スと、この第1の垂直ベースを垂直方向に移動させる第
1の垂直移動手段と、前記第1の垂直ベースに取り付け
られた第1のモーターと、この第1のモーターによって
駆動する回転軸により実質的に回転すると共に、水平方
向に取り付けられた第1の切削工具と、前記垂直ベース
に水平自在に支持された第2の水平ベースと、この第2
の水平ベースに取り付けられた第2のモーターと、この
第2のモーターによって駆動する回転軸により実質的に
回転すると共に、水平方向に取り付けられた第2の切削
工具と、前記第1のシリンダ−により進退するロッドに
前記第1の水平ベースを接続して、前記第1の水平ベー
スを個別に水平方向に移動させる第1の水平移動手段
と、前記支持部材に取り付けられた第2のシリンダ−に
より進退するロッドに前記第2の水平ベースを接続し
て、前記第2の水平ベースを個別に水平方向に移動させ
る第2の水平移動手段と、前記垂直ベースに取り付けら
れた雌螺子に螺合し、前記支持部材に実質的に取り付け
られたモ−タにより回転する雄螺子により、前記支持部
材を進退させて、前記第1の水平ベース及び前記第2の
水平ベース全体を水平方向に移動させる水平移動手段と
を備えている。
【0006】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して説
明する。加工機1は、例えば、木材の中にある深さ(窪
み、又は貫通穴)だけ切り込んで加工する機械で、より
詳しくは、図1に示すように、被加工材(例えば、横架
部材)2と称される部材の側面に打込ピンを通す穴21、
21、21を加工する木材加工機である。
【0007】加工機1は、図2乃至図7に示すように、
保持手段(図示せず)により所定位置に保持した被加工
材2を切削工具(例えば、ドリル、錐または錐状刃物で
あるビット等である。)で加工する機械で、3は第1の
切削工具、4は第2の切削工具、5は第3の切削工具で
ある。3’は第1’の切削工具、4’は第2’の切削工
具、5’は第3’の切削工具である。第1の切削工具
3、第2の切削工具4及び第3の切削工具5と第1’の
切削工具3’、第2’の切削工具4’及び第3’の切削
工具5’とは、図2に示すように、被加工材2を介して
対向するように配置されている。
【0008】第1の切削工具3が取り付けられる回転軸
は、実質的に第1のモーター6により駆動するようにな
っている。ここに「実質的に」とは、第1のモーター6
の回転軸に第1の切削工具3を直接取り付けても良いと
共に、第1のモーター6の回転軸を、図3記載のよう
に、図示しない歯車を介して、隣接する第2の切削工具
4に近接するように第1のモーター6の回転軸と平行な
回転軸に第1の切削工具3を取り付ける場合をも含む意
である。この第1の切削工具3は、第1のモーター6に
よって駆動する回転軸により実質的に回転すると共に、
水平方向(長手形状の第1の切削工具3の長手方向が水
平方向になるように)に取り付けられている。この第1
のモーター6は、後述する第1の水平ベース10’に垂直
自在に支持された第1の垂直ベース7に取り付けられて
いる。
【0009】この第1の垂直ベース7は、第1の垂直ベ
ース7の裏面に設けられた溝71に第1の水平ベース10’
に設けられた垂直レール10’1 が係合して、第1の水平
ベース10’に垂直自在に支持され、第1の垂直移動手段
8(例えば、シリンダー)により垂直方向に移動するよ
うになっている。第1の垂直移動手段8は、図6及び図
7に示すように、例えば、垂直ベースSに固定されたシ
リンダーで、垂直方向へ2段階に移動可能となってお
り、シリンダーのロッド81を進退させると共に、シリン
ダーの取付部材82をストッパー83に当接又は、ボルト84
を加工機本体側に設けたストッパー85に当接させること
により行っている。因に、第1の切削工具3と第2の切
削工具4のピッチ幅H(H>h)の場合、シリンダーの
取付部材82がストッパー83に当接し(図6参照)、第1
の切削工具3と第2の切削工具4のピッチ幅hの場合、
ボルト84がストッパー85に当接している(図7参照)。
なお、第1の水平ベース10’は、垂直ベースSに水平自
在に支持され、垂直ベースSは、垂直方向に移動自在に
支持されている。S1は垂直ベースSの裏面に設けられ
た溝で、この溝S1は水平方向に移動する水平ベ−ス
S’に設けられた垂直レールS’1 に係合するようにな
っている(図5参照)。
【0010】また、第2の切削工具4が取り付けられる
回転軸は、実質的に第2のモーター9により駆動するよ
うになっている。ここに「実質的に」とは、図3記載の
ように、第2のモーター9の回転軸に第2の切削工具4
を直接取り付けても良いと共に、第1のモーター6の回
転軸を、図示しない歯車を介して、隣接する第1の切削
工具3(この場合、第1の切削工具3は、図3記載とは
異なり、第1のモーター6の回転軸に屈曲することなく
ストレ−トに直接取り付けられている。)に近接するよ
うに第1のモーター6の回転軸と平行な回転軸に第2の
切削工具4を取り付ける場合をも含む意である。この第
2の切削工具4は、第2のモーター9によって駆動する
回転軸により実質的に回転すると共に、水平方向(長手
形状の第2の切削工具4の長手方向が水平方向になるよ
うに)に取り付けられている。この第2のモーター9
は、第2の水平ベース10’’に搭載され、水平方向に移
動する。この第2の水平ベース10’’は、垂直ベースS
に水平自在に支持されている。
【0011】また、第3の切削工具5が取り付けられる
回転軸は、実質的に第3のモーター12により駆動するよ
うになっている。ここに「実質的に」とは、第3のモー
ター12の回転軸に第3の切削工具5を直接取り付けても
良いと共に、第1のモーター6の回転軸を、図3記載の
ように、図示しない歯車を介して、隣接する第2の切削
工具4に近接するように第1のモーター6の回転軸と平
行な回転軸に第1の切削工具3を取り付ける場合をも含
む意である。この第3の切削工具5は、第3のモーター
12によって駆動する回転軸により実質的に回転すると共
に、水平方向(長手形状の第3の切削工具5の長手方向
が水平方向になるように)に取り付けられている。この
第3のモーター12は、第3の垂直ベース13に取り付けら
れている。また、第3の垂直ベース13は、第3の垂直ベ
ース13の裏面に設けられた溝(図示せず)に第3の水平
ベース10’’’に設けられた垂直レール(図示せず)が
係合して、第3の水平ベース10’’’に垂直自在に支持
され、第3の垂直移動手段14(例えば、シリンダー)に
より垂直方向に移動するようになっている。第3の垂直
移動手段14は、第1の垂直移動手段8と同様に、例え
ば、垂直ベースSに固定されたシリンダーで、垂直方向
へ2段階に移動可能となっており、シリンダーのロッド
141 を進退させると共に、シリンダーの取付部材142 を
ストッパー143 に当接又は、ボルト144 を加工機本体側
に設けたストッパー(図示せず)に当接させることによ
り行っている。因に、第2の切削工具4と第3の切削工
具5のピッチ幅H(H>h)の場合、シリンダーの取付
部材142 がストッパー143 に当接し、第2の切削工具4
と第3の切削工具5のピッチ幅hの場合、ボルト144 が
加工機本体側に設けたストッパー(図示せず)に当接し
ている。第3の水平ベース10’’’は、垂直ベースSに
水平自在に支持され、垂直ベースSは、垂直方向に移動
自在に支持されている。なお、第1’の切削工具3’、
第2’の切削工具4’及び第3’の切削工具5’と第1
の切削工具3、第2の切削工具4及び第3の切削工具5
とは、図2に示すように、位置関係が異なるだけで、そ
れ以外は同じであるため、第1’の切削工具3’、第
2’の切削工具4’及び第3’の切削工具5’について
の説明は省略する。また、20は切削くずを送風により加
工部Aより外へ導くダクトである。
【0012】また、図3に示す115 は支持部材で、支持
部材115 は第1のシリンダ−C10、第2のシリンダ−C
20及び第3のシリンダ−C30が取り付けられている。C
1 は第1の水平移動手段で、第1の水平移動手段C1
第1のシリンダ−C10により進退するロッドに第1の水
平ベース10’を接続して、第1の水平ベース10’を個別
に水平方向に移動させて、第1の切削工具3を必要に応
じて切削、非切削とするものである。また、C2 は第2
の水平移動手段で、第2の水平移動手段C2 は第2のシ
リンダ−C20により進退するロッドに第2の水平ベース
10’’を接続して、第2の水平ベース10’’を個別に水
平方向に移動させて、第2の切削工具4を必要に応じて
切削、非切削とするものである。また、C3 は第3の水
平移動手段で、第3の水平移動手段C3 は第3のシリン
ダ−C30により進退するロッドに第3の水平ベース1
0’’’を接続して、第3の水平ベース10’’’を個別
に水平方向に移動させて、第3の切削工具5を必要に応
じて切削、非切削とするものである。また、11は水平移
動手段で、水平移動手段11は垂直ベースSに取り付けら
れた雌螺子113 に螺合し、支持部材115 に実質的に取り
付けられたモ−タ111 により回転する雄螺子112 によ
り、支持部材115 を進退させて、第1の水平ベース10'
、第2の水平ベース10''及び第3の水平ベース10'''
全体を水平方向に移動させるようになっている。そし
て、モータ111 は支持部材115 と構造的に一体となった
モータ取付部材114 に取り付けられている。なお、モー
タ111 の回転は、ベルト116 を介して回転軸112 に伝達
されるようになっている。117 は回転軸112を覆う伸縮
自在なカバ−である。
【0013】従って、被加工材2がストッパー(図示せ
ず)に当って止まり、保持手段(図示せず)により所定
位置に保持される。すると、隣接する切削工具のピッチ
幅Hの状態(図6参照)で、モータ111の正回転により
支持部材115 を被加工材2に向うように、図3から図4
の状態へと移動させ(垂直ベースSに取り付けられた雌
螺子113 は動かない。)、第1の切削工具3、第2の切
削工具4、第3の切削工具5により、被加工材2はピッ
チ幅Hで加工される。加工が終了すると、モータ111 の
逆回転により支持部材115が被加工材2から遠ざかるよ
うに図4から図3の状態へと移動する(垂直ベースSに
取り付けられた雌螺子113 は動かない。)。なお、被加
工材2の厚みがそれ程なく、第1の切削工具3、第2の
切削工具4、第3の切削工具5で被加工材2に貫通する
穴21、21、21を形成できる場合は、これで良いが、被加
工材2の厚みが厚く、第1の切削工具3、第2の切削工
具、第3の切削工具5で被加工材2を貫通できない場
合、被加工材2の他方の側面に位置する第1の切削工具
3に対応する第1’の切削工具3’、第2の切削工具4
に対応する第2’の切削工具4’及び第3の切削工具5
に対応する第3’の切削工具5’(図2参照)を使用す
る。即ち、隣接する切削工具のピッチ幅Hの状態で、モ
ータ111 ’の正回転により支持部材115 ’が被加工材2
に向かい、第1’の切削工具3’、第2’の切削工具
4’、第3’の切削工具5’により、被加工材2はピッ
チ幅Hで加工される。加工が終了すると、モータ111 ’
の逆回転によりにより支持部材115 ’が被加工材2から
遠ざかるように移動して、3個の打込ピンを通す穴21、
21、21が垂直方向に3個形成される。
【0014】次に、ピッチ幅h(H>h)で加工したい
場合には、シリンダーのロッド81を図7(a)に示すよ
うに伸張させると共に、ボルト84を加工機本体側に設け
たストッパー85に当接させて、第1の切削工具3と第2
の切削工具4のピッチ幅をhとする。同様に、シリンダ
ーのロッド141 を伸張させると共に、ボルト144 を加工
機本体側に設けたストッパー(図示せず)に当接させ
て、第2の切削工具4と第3の切削工具5のピッチ幅を
hとする。この状態にして、上述と同様に、モータ111
の正回転により支持部材115 を被加工材2に向うように
移動させ、第1の切削工具3、第2の切削工具4、第3
の切削工具5により、被加工材2はピッチ幅hで加工さ
れる。加工が終了すると、モータ111 の逆回転により支
持部材115 ’が被加工材2から遠ざかるように移動する
(垂直ベースS’に取り付けられた雌螺子113 ’は動か
ない。)。なお、被加工材2の厚みがそれ程なく、第1
の切削工具3、第2の切削工具4、第3の切削工具5で
被加工材2に貫通する穴21、21、21を形成できる場合
は、これで良いが、被加工材2の厚みが厚く、第1の切
削工具3、第2の切削工具、第3の切削工具5で被加工
材2を貫通できない場合、被加工材2の他方の側面に位
置する第1の切削工具3に対応する第1’の切削工具
3’、第2の切削工具4に対応する第2’の切削工具
4’及び第3の切削工具5に対応する第3’の切削工具
5’(図2参照)を使用する。即ち、隣接する切削工具
のピッチ幅hの状態で、モータ111 ’の正回転により支
持部材115 ’が被加工材2に向かい、第1’の切削工具
3’、第2’の切削工具4’、第3’の切削工具5’に
より、被加工材2はピッチ幅Hで加工される。加工が終
了すると、モータ111 ’の逆回転によりにより支持部材
115 ’が被加工材2から遠ざかるように移動して(垂直
ベースS’に取り付けられた雌螺子113 ’は動かな
い。)、3個の打込ピンを通す穴21、21、21が垂直方向
に3個形成される。
【0015】上述の実施例においては、切削工具を3個
用い、被加工材2の側面に垂直方向に3個穴21、21、21
を設けたが、本発明にあっては、これに限らず、切削工
具は、少なくとも、第1の切削工具3、第2の切削工具
4あれば良く、2個の第1の切削工具3、第2の切削工
具4の内何れか一方が垂直方向に移動するように構成す
れば良い。
【0016】また、上述の実施例においては、切削工具
を3個用い、被加工材2の側面に垂直方向に3個穴21、
21、21を設けたが、本発明にあっては、これに限らず、
図8、図9に示すように、穴21をずらして設ける場合に
も同様に適用することができる。即ち、先ず、上下の穴
21、21を開けるために、第1の水平移動手段C1 により
第1のシリンダ−C10のロッド及び第3の水平移動手段
3 により第3のシリンダ−C30のロッドを前進、第2
の水平移動手段C2 により第2のシリンダ−C 20のロッ
ドを後退させた状態(図10参照)で、モ−タ111 の正回
転により支持部材115 を被加工材2に向うように移動さ
せ、第1の切削工具3、第3の切削工具5により、上に
位置する穴21と下に位置する穴2121のピッチ幅2Hで加
工される。加工が終了すると、モータ111 の逆回転によ
り支持部材115 が被加工材2から遠ざかるように移動す
る(垂直ベースSに取り付けられた雌螺子113 は動かな
い。)。なお、被加工材2の厚みがそれ程なく、第1の
切削工具3、第3の切削工具5で被加工材2に貫通する
穴21、21を形成できる場合は、これで良いが、被加工材
2の厚みが厚く、第1の切削工具3、第3の切削工具5
で被加工材2を貫通できない場合、被加工材2の他方の
側面に位置する第1の切削工具3に対応する第1’の切
削工具3’及び第3の切削工具5に対応する第3’の切
削工具5’(図2参照)を使用する。即ち、第1’の水
平移動手段C1 ’により第1’のシリンダ−C10’のロ
ッド及び第3’の水平移動手段C3 ’により第3のシリ
ンダ−C30’のロッドを前進、第2’の水平移動手段C
2 ’により第2’のシリンダ−C20’のロッドを後退さ
せた状態で、モ−タ111 ’の正回転により支持部材115
’を被加工材2に向うように移動させ、第1’の切削
工具3’、第3’の切削工具5’により、被加工材2の
穴21、21はピッチ幅2Hで加工される。加工が終了する
と、モータ111 ’の逆回転によりにより支持部材115 ’
が被加工材2から遠ざかるように移動させる(垂直ベー
スS’に取り付けられた雌螺子113 ’は動かない。)。
移動後、上下の穴21、21の間に位置する穴21を開けるた
めに、第1の水平移動手段C1 により第1のシリンダ−
10のロッド及び第3の水平移動手段C3 により第3の
シリンダ−C30のロッドを後退、第2の水平移動手段C
2 により第2のシリンダ−C20のロッドを前進させた状
態(図11参照)とすると共に、垂直ベースSと一体とな
った水平ベ−スS’(図5参照)を水平方向に距離Dだ
け移動させる。その後、モ−タ111 の正回転により支持
部材115 を被加工材2に向うように移動させ、第2の切
削工具4により、被加工材2は加工される。加工が終了
すると、モータ111 の逆回転により支持部材115 が被加
工材2から遠ざかるように移動する(垂直ベースSに取
り付けられた雌螺子113 は動かない。)。なお、被加工
材2の厚みがそれ程なく、第2の切削工具4で被加工材
2に貫通する穴21を形成できる場合は、これで良いが、
被加工材2の厚みが厚く、第2の切削工具4で被加工材
2を貫通できない場合、被加工材2の他方の側面に位置
する第2の切削工具4に対応する第2’の切削工具4’
(図2参照)を使用する。第1’の水平移動手段C1
により第1’のシリンダ−C10’のロッド及び第3’の
水平移動手段C3 ’により第3のシリンダ−C30’のロ
ッドを後退、第2’の水平移動手段C2 ’により第2’
のシリンダ−C20’のロッドを前進させた状態で、モ−
タ111 ’の正回転により支持部材115 ’を被加工材2に
向うように移動させ、第2’の切削工具4’により、中
間に位置する穴21が加工される。
【0017】次に、図9に示すように、ピッチ幅2hの
上下の穴21、21(H>h)を加工したい場合には、シリ
ンダーのロッド81及びシリンダーのロッド141 を図7
(b)に示すように、それぞれ伸張させると共に、ボル
ト84を加工機本体側に設けたストッパー85に当接させ
て、第1の切削工具3と第2の切削工具4のピッチ幅を
hとする。同様に、シリンダーのロッド141 を伸張させ
ると共に、ボルト144 を加工機本体側に設けたストッパ
ー(図示せず)に当接させて、第2の切削工具4と第3
の切削工具5のピッチ幅をhとする。そして、第1の水
平移動手段C1 により第1のシリンダ−C10のロッド及
び第3の水平移動手段C3 により第3のシリンダ−C30
のロッドを前進、第2の水平移動手段C2 により第2の
シリンダ−C20のロッドを後退させた状態(図12参照)
で、モ−タ111 の正回転により支持部材115 を被加工材
2に向うように移動させ、第1の切削工具3、第3の切
削工具5により、被加工材2はピッチ幅2hで加工され
る。加工が終了すると、モータ111 の逆回転により支持
部材115 が被加工材2から遠ざかるように移動する(垂
直ベースSに取り付けられた雌螺子113 は動かな
い。)。なお、被加工材2の厚みがそれ程なく、第1の
切削工具3、第3の切削工具5で被加工材2に貫通する
穴21、21を形成できる場合は、これで良いが、被加工材
2の厚みが厚く、第1の切削工具3、第3の切削工具5
で被加工材2を貫通できない場合、被加工材2の他方の
側面に位置する第1の切削工具3に対応する第1’の切
削工具3’及び第3の切削工具5に対応する第3’の切
削工具5’(図2参照)を使用する。第1’の水平移動
手段C1 ’により第1’のシリンダ−C 10’のロッド及
び第3’の水平移動手段C3 ’により第3のシリンダ−
30’のロッドを前進、第2’の水平移動手段C2 ’に
より第2’のシリンダ−C20’のロッドを後退させた状
態で、モ−タ111 ’の正回転により支持部材115 ’を被
加工材2に向うように移動させ、第1’の切削工具
3’、第3’の切削工具5’により、被加工材2の穴2
1、21はピッチ幅2hで加工される。加工が終了する
と、モータ111 ’の逆回転によりにより支持部材115 ’
が被加工材2から遠ざかるように移動させる(垂直ベー
スS’に取り付けられた雌螺子113 ’は動かない。)。
移動後、上下の穴21、21の間に位置する穴21を開けるた
めに、第1の水平移動手段C1 により第1のシリンダ−
10のロッド及び第3の水平移動手段C3 により第3の
シリンダ−C30のロッドを後退、第2の水平移動手段C
2 により第2のシリンダ−C20のロッドを前進させた状
態(図13参照)とすると共に、垂直ベースSと一体とな
った水平ベ−スS’(図5参照)を水平方向に距離Dだ
け移動させる。その後、モ−タ111 の正回転により支持
部材115 を被加工材2に向うように移動させ、第2の切
削工具4により、被加工材2は加工される。加工が終了
すると、モータ111 の逆回転により支持部材115 が被加
工材2から遠ざかるように移動する(垂直ベースSに取
り付けられた雌螺子113 は動かない。)。なお、被加工
材2の厚みがそれ程なく、第2の切削工具4で被加工材
2に貫通する穴21を形成できる場合は、これで良いが、
被加工材2の厚みが厚く、第2の切削工具4で被加工材
2を貫通できない場合、被加工材2の他方の側面に位置
する第2の切削工具4に対応する第2’の切削工具4’
(図2参照)を使用する。即ち、第1’の水平移動手段
1 ’により第1’のシリンダ−C10’のロッド及び第
3’の水平移動手段C3 ’により第3のシリンダ−
30’のロッドを後退、第2’の水平移動手段C2 ’に
より第2’のシリンダ−C20’のロッドを前進させた状
態で、モ−タ111 ’の正回転により支持部材115 ’を被
加工材2に向うように移動させ、第2’の切削工具4’
により、中間に位置する穴21が加工される。
【0018】
【発明の効果】請求項1記載の加工機によれば、加工す
る穴のピッチが異なっても、第1の垂直移動手段または
第2の垂直移動手段により第1の切削工具または第3の
切削工具を垂直方向に移動させることができるため、従
来のように、切削工具を取り替えることなく、第1の切
削工具と第2の切削工具とのピッチ、第2の切削工具と
第3の切削工具とのピッチ、第1の切削工具と第3の切
削工具とのピッチ等を容易に変えることができる。
【0019】また、請求項2記載の加工機によれば、加
工する穴のピッチが異なっても、第1の垂直移動手段に
より第1の切削工具を垂直方向に移動させることができ
るため、従来のように、切削工具を取り替えることな
く、第1の切削工具と第2の切削工具とのピッチを容易
に変えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の一実施例の加工機によって加
工された被加工材の概略的斜視図である。
【図2】図2は、本発明の一実施例の加工機の概略的正
面図である。
【図3】図3は、図2の一部を拡大した概略的一部拡大
正面図である。
【図4】図4は、図3の状態から水平移動手段により切
削工具が被加工材に向かって前進し、切削状態を示す概
略的一部拡大正面図である。
【図5】図5は、図4の概略的平面図である。
【図6】図6は、ピッチ幅Hで加工する状態を示すもの
で、(a)は、垂直移動手段による移動の規制を、
(b)は、ピッチ幅Hの切削工具の状態をそれぞれ概略
的に示す図である。
【図7】図7は、ピッチ幅hで加工する状態を示すもの
で、(a)は、垂直移動手段による移動の規制を、
(b)は、ピッチ幅hの切削工具の状態をそれぞれ概略
的に示す図である。
【図8】図8は、図1と異なる加工をした被加工材の概
略的斜視図である。
【図9】図9は、図1と異なる加工をした被加工材の概
略的斜視図である。
【図10】図10は、図8の加工の一過程を示す加工機
の概略的一部拡大正面図である。
【図11】図11は、図8の加工の一過程を示す加工機
の概略的一部拡大正面図である。
【図12】図12は、図9の加工の一過程を示す加工機
の概略的一部拡大正面図である。
【図13】図13は、図9の加工の一過程を示す加工機
の概略的一部拡大正面図である。
【符号の説明】
1 加工機 2 被加工材 3 第1の切削工具 4 第2の切削工具 6 第1のモーター 7 第1の垂直ベース 8 第1の垂直移動手段 9 第2のモーター 10' 第1の水平ベース 10''第2の水平ベース 11 水平移動手段

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定位置に保持した被加工材を加工する加
    工機であって、 垂直方向に移動自在に支持された垂直ベースと、 この垂直ベースに水平自在に支持された第1の水平ベー
    スと、 この第1の水平ベースに垂直自在に支持された第1の垂
    直ベースと、 この第1の垂直ベースを垂直方向に移動させる第1の垂
    直移動手段と、 前記第1の垂直ベースに取り付けられた第1のモーター
    と、 この第1のモーターによって駆動する回転軸により実質
    的に回転すると共に、水平方向に取り付けられた第1の
    切削工具と、 前記垂直ベースに水平自在に支持された第2の水平ベー
    スと、 この第2の水平ベースに取り付けられた第2のモーター
    と、 この第2のモーターによって駆動する回転軸により実質
    的に回転すると共に、水平方向に取り付けられた第2の
    切削工具と、 前記垂直ベースに水平自在に支持された第3の水平ベー
    スと、 この第3の水平ベースに垂直自在に支持された第3の垂
    直ベースと、 この第3の垂直ベースを垂直方向に移動させる第2の垂
    直移動手段と、 前記第3の垂直ベースに取り付けられた第3のモーター
    と、 この第3のモーターによって駆動する回転軸により実質
    的に回転すると共に、水平方向に取り付けられた第3の
    切削工具と、 第1のシリンダ−、第2のシリンダ−及び第3のシリン
    ダ−が取り付けられた支持部材と、 前記第1のシリンダ−により進退するロッドに前記第1
    の水平ベースを接続して、前記第1の水平ベースを個別
    に水平方向に移動させる第1の水平移動手段と、 前記支持部材に取り付けられた第2のシリンダ−により
    進退するロッドに前記第2の水平ベースを接続して、前
    記第2の水平ベースを個別に水平方向に移動させる第2
    の水平移動手段と、 前記支持部材に取り付けられた第3のシリンダ−により
    進退するロッドに前記第3の水平ベースを接続して、前
    記第3の水平ベースを個別に水平方向に移動させる第3
    の水平移動手段と、 前記垂直ベースに取り付けられた雌螺子に螺合し、前記
    支持部材に実質的に取り付けられたモ−タにより回転す
    る雄螺子により、前記支持部材を進退させて、前記第1
    の水平ベース、前記第2の水平ベース及び前記第3の水
    平ベース全体を水平方向に移動させる水平移動手段と、 を備えていることを特徴とする加工機。
  2. 【請求項2】所定位置に保持した被加工材を加工する加
    工機であって、 垂直方向に移動自在に支持された垂直ベースと、 この垂直ベースに水平自在に支持された第1の水平ベー
    スと、 この第1の水平ベースに垂直自在に支持された第1の垂
    直ベースと、 この第1の垂直ベースを垂直方向に移動させる第1の垂
    直移動手段と、 前記第1の垂直ベースに取り付けられた第1のモーター
    と、 この第1のモーターによって駆動する回転軸により実質
    的に回転すると共に、水平方向に取り付けられた第1の
    切削工具と、 前記垂直ベースに水平自在に支持された第2の水平ベー
    スと、 この第2の水平ベースに取り付けられた第2のモーター
    と、 この第2のモーターによって駆動する回転軸により実質
    的に回転すると共に、水平方向に取り付けられた第2の
    切削工具と、 前記第1のシリンダ−により進退するロッドに前記第1
    の水平ベースを接続して、前記第1の水平ベースを個別
    に水平方向に移動させる第1の水平移動手段と、 前記支持部材に取り付けられた第2のシリンダ−により
    進退するロッドに前記第2の水平ベースを接続して、前
    記第2の水平ベースを個別に水平方向に移動させる第2
    の水平移動手段と、 前記垂直ベースに取り付けられた雌螺子に螺合し、前記
    支持部材に実質的に取り付けられたモ−タにより回転す
    る雄螺子により、前記支持部材を進退させて、前記第1
    の水平ベース及び前記第2の水平ベース全体を水平方向
    に移動させる水平移動手段と、 を備えていることを特徴とする加工機。
JP2000247665A 2000-08-17 2000-08-17 加工機 Pending JP2002059404A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000247665A JP2002059404A (ja) 2000-08-17 2000-08-17 加工機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000247665A JP2002059404A (ja) 2000-08-17 2000-08-17 加工機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002059404A true JP2002059404A (ja) 2002-02-26

Family

ID=18737710

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000247665A Pending JP2002059404A (ja) 2000-08-17 2000-08-17 加工機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002059404A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008093796A (ja) * 2006-10-13 2008-04-24 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 多軸加工装置
KR101801202B1 (ko) * 2017-05-22 2017-11-24 윤규종 다축 머시닝 센터

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008093796A (ja) * 2006-10-13 2008-04-24 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 多軸加工装置
KR101801202B1 (ko) * 2017-05-22 2017-11-24 윤규종 다축 머시닝 센터

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7500297B2 (en) Machining center
US4294297A (en) Router guide apparatus and method
US8714891B2 (en) Apparatus for making variable diameter holes in metal plates
JPS60155339A (ja) 工作機
JP2004255515A (ja) 横中ぐりマシニングセンタ
JPH0755417B2 (ja) 鋳型の加工機
JP2002059404A (ja) 加工機
CN217992813U (zh) 一种五轴机床
CN104816164A (zh) 一种型材加工机
JP3535443B2 (ja) バイスクランプ穿孔機
JPS6260225B2 (ja)
CN108296819A (zh) 一种钣金件钻床
JP3297172B2 (ja) 長尺形材の端部切断加工ユニット
CN209598676U (zh) 一种传动箱壳钻镗组合机床
CN209738645U (zh) 一种立体雕刻机
JPH01316112A (ja) V字形状溝加工機
JP2002137113A (ja) 両頭側面フライス盤
JP2005088142A (ja) 旋盤
CN213916194U (zh) 一种工作台不易损坏的摇臂钻床
JP2003145301A (ja) 工作機械
KR200360393Y1 (ko) 드릴링과 브로칭이 가능한 복합공작기계
CN214816864U (zh) 一种多刀位开放式高速数控钻床
JPS61103713A (ja) 多軸工作機械
CN219026157U (zh) 一种基于金属锯片加工的钻孔设备
CN217619311U (zh) 一种深内腔底部锪面装置