JP2002137113A - 両頭側面フライス盤 - Google Patents

両頭側面フライス盤

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JP2002137113A JP2000331094A JP2000331094A JP2002137113A JP 2002137113 A JP2002137113 A JP 2002137113A JP 2000331094 A JP2000331094 A JP 2000331094A JP 2000331094 A JP2000331094 A JP 2000331094A JP 2002137113 A JP2002137113 A JP 2002137113A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】数値入力ミス等による加工ミスを防ぐことがで
き、装置の故障を防ぐことができる両頭側面フライス盤
を提供する。 【解決手段】被加工物Wが載せられ、前後に移動自在な
基台2と、基台2の左右に設けられ、左右に移動自在な
一対のヘッド10, 10とを備え、基台2および一対の
ヘッド10, 10の移動量が数値制御される両頭側面フ
ライス盤であって、一方のヘッド10に取り付けられた
位置決めユニット20と、他方のヘッド10に取り付け
られた加工量確認板25とを備え、位置決めユニット2
0が、前面が基台2の中心軸2Aと平行かつ鉛直に設け
られた位置決め板21と、位置決め板21を、ヘッド1
0の主軸12の軸方向に進退させる移動手段とからな
り、加工量確認板25が、ヘッド10の主軸12の軸方
向と平行に設けられており、その表面に、加工量を確認
するための刻印が形成された。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、両頭側面フライス
盤に関する。さらに詳しくは、両頭側面フライス盤に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来の両頭側面フライス盤に関しては、
特許第2774012号記載の技術がある。図5は従来
の両頭側面フライス盤において、被加工物Wを位置決め
する作業の概略説明図である。同図に示すように、従来
の両頭側面フライス盤は基台102 と一対のヘッド110 、
110 を備えている。基台102 は、その上面に被加工物W
が載せられるものである。この基台102 は、前後方向
(図5では上下方向)に移動自在であり、その移動量は
数値制御されている。基台102 の左右には、左右移動自
在に一対のヘッド110 、110 が設けられており、その移
動量は数値制御されている。この一対のヘッド110 、11
0 は、その内部に回転自在な主軸112 をそれぞれ備えて
いる。この一対の主軸112 の向かいあった端部には、カ
ッタ115 がそれぞれ取り付けられている。
【0003】前記一対のヘッド110 、110 の一方のヘッ
ド110 には、位置決めユニット120が設けられている。
この位置決めユニット120 はシリンダ122 と位置決め板
121から構成されている。シリンダ122 は、例えば油圧
シリンダである。このシリンダ122 は、そのロッドがヘ
ッド110 の回転軸の軸方向に対して傾けて設けられてい
る。このシリンダ122 のロッドの先端には位置決め板12
1 が取り付けられている。この位置決め板121 はL字状
の板材であり、その直交する2面が、前記基台102の軸
方向および前記ヘッド110 の回転軸の軸方向にそれぞれ
平行に設けられている。
【0004】よって、位置決めユニット120 のシリンダ
122 のロッドを伸長させた状態で、基台102 およびヘッ
ド110 を前後、左右にそれぞれ移動させることによっ
て、位置決め板121 の任意の点Aの座標を基台102 の任
意の点の座標に合わせ、位置決め板121 の直交する2面
に被加工物Wの2面を当てれば、被加工物Wの基台102
に対する位置決めを行うことができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、位置決め板
121 に被加工物Wを押し当てれば、位置決め板121 に対
する被加工物Wの位置は正確に位置決めすることはでき
るが、数値入力の間違いや被加工物Wの取付方向の間違
い、被加工物Wの寸法間違い等が起こった場合、被加工
物Wの基台102 に対する位置がずれてしまい被加工物W
の加工ミスが生じるという問題がある。また、位置決め
板121 はL字状をしているので、被加工物Wを位置決め
板121に押し当てると、位置決め板121 には、その直交
する2面のどちらにも力が加わるので、シリンダ122 の
ロッドには、その軸方向だけでなく、その軸方向と垂直
な方向にも力が加わることになる。このため、長期間使
用するうちに、シリンダ122 のロッドが曲がってしま
い、ロッドを進退させることができなくなってしまうと
いう問題がある。
【0006】本発明はかかる事情に鑑み、数値入力ミス
等による加工ミスを防ぐことができ、装置の故障を防ぐ
ことができる両頭側面フライス盤を提供することを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の両頭側面フラ
イス盤は、被加工物が載せられ、前後に移動自在な基台
と、該基台の左右に設けられ、左右に移動自在な一対の
ヘッドとを備え、前記基台および前記一対のヘッドの移
動量が数値制御される両頭側面フライス盤であって、該
両頭側面フライス盤が、前記一対のヘッドのうち、一方
のヘッドに取り付けられた位置決めユニットと、前記一
対のヘッドのうち、他方のヘッドに基端が取り付けられ
た加工量確認板とを備えており、前記位置決めユニット
が、前面が前記基台の中心軸と平行かつ鉛直に設けられ
た位置決め板と、該位置決め板を、位置決め位置と退避
位置の間で、前記ヘッドの主軸の軸方向に進退させる移
動手段とからなり、前記加工量確認板が、前記ヘッドの
主軸の軸方向と平行に設けられており、前記加工量確認
板の表面に、加工量を確認するための刻印が形成された
ことを特徴とする。請求項2の両頭側面フライス盤は、
請求項1記載の発明において、前記位置決め板が、平板
であり、該位置決め板の前面が平坦な面であることを特
徴とする。請求項3の両頭側面フライス盤は、請求項1
または2記載の発明において、前記移動手段が、シリン
ダであり、該シリンダのロッドが、前記ヘッドの主軸の
軸方向と平行に設けられており、前記ロッドの先端が、
前記位置決め板の背面に取り付けられたことを特徴とす
る。
【0008】請求項1の発明によれば、移動手段によっ
て位置決め板の前面を基台の中心軸と平行かつ鉛直に保
ったままで、位置決め板を位置決め位置まで前進させる
ことができるので、一方のヘッドを数値制御を行えば、
位置決め板の前面と基台の中心軸との距離を所望の長さ
に合わせることができる。この状態で、被加工物を基台
の上に載せて、その一面を位置決め板に押し当てれば、
被加工物のヘッドの主軸の軸方向の位置決めを行うこと
ができる。しかも、加工時には、位置決め板を退避位置
に後退させれば、加工の邪魔にならない。また、加工量
確認板の先端と位置決め板の前面との距離が、被加工物
の加工後のヘッド主軸方向の寸法と同じになるように他
方のヘッドを移動させる。そして、被加工物の前記一面
を位置決め板の前面に当てた状態で、被加工物のヘッド
の主軸の軸方向と平行な面を加工量確認板に当てれば、
その表面の刻印によって被加工物のヘッドの主軸の軸方
向の加工量を確認することができる。このため、被加工
物の加工ミスを防ぐことができる。請求項2の発明によ
れば、位置決め板に被加工物を押し当てたときに、被加
工物の一面だけが位置決め板の前面と接触する。しか
も、位置決め板の前面は平坦な面であるので、位置決め
板の前面と平行な方向の力が加わっても、その力は、被
加工物を位置決め板の前面を滑らせることのみに使用さ
れる。このため、位置決め板には、その前面に垂直な向
きの力しか加わらない。よって、被加工物を位置決めし
たときに、位置決め板から移動手段に加わる力を軽減す
ることができ、移動手段が破損することを防ぐことがで
きる。請求項3の発明によれば、被加工物を位置決め板
の前面に押し当てても、シリンダのロッドには、ロッド
の軸方向にしか力が加わらないので、ロッドが曲がって
ロッドが進退できなくなることを防ぐことができる。
【0009】
【発明の実施の形態】つぎに、本発明の実施形態を図面
に基づき説明する。図1は本実施形態の両頭側面フライ
ス盤の正面図である。図2は 図1のII−II線矢視図で
ある。同図に示すように、本実施形態の両頭側面フライ
ス盤は、基台2および一対のヘッド10、10を基本構
成として備えており、前記一対のヘッド10、10に、
被加工物Wの位置決めを行うための位置決めユニット2
0および被加工物Wの加工量を確認するための加工量確
認板25とをそれぞれ取り付けたことが特徴である。
【0010】本実施形態の両頭側面フライス盤では、制
御盤7から入力された被加工物Wの加工前後の寸法や位
置決めユニット20の位置決め板21の前面と左側カッ
タ15刃先との間の寸法、加工量確認板25の先端と右
側カッタ15刃先との間の寸法等の数値を、図示しない
制御装置によって演算処理して、前記基台2および一対
のヘッド10、10の移動量を数値制御している。ま
た、制御装置は、位置決めユニット20の作動タイミン
グも制御している。
【0011】まず、本実施形態の両頭側面フライス盤の
基本構成を説明する。図1および図2において、符号1
はベースを示しており、このベース1の上面には、ベー
ス1に対して前後(図2では上下方向)に移動自在に基
台2が設けられている。この基台2上には、被加工物W
を載せるための下治具3が設けられている。この下治具
3の上方には、基台2とともに前後に移動するクランプ
用シリンダ5が設けられている。このクランプ用シリン
ダ5は、公知のシリンダであり、そのロッドが鉛直下向
きに配設されている。このロッドの先端には上治具6が
設けられている。
【0012】このため、クランプ用シリンダ5を伸長さ
せれば、下治具3と上治具6の間に被加工物Wが挟まれ
るので、被加工物Wを基台2に固定することができる。
しかも、基台2を前後に移動させれば、被加工物Wを上
治具6と下治具3との間に挟んだままで被加工物Wを基
台2とともに前後に移動させることができる。
【0013】前記ベース1の上面において、前記基台2
の左右には、基台2の中心軸2Aと垂直に一対のレール
4、4が設けられている。この一対のレール4、4の上
面には、左右一対のヘッド10、10の主軸台11、1
1がそれぞれ取り付けられている。各主軸台11は、レ
ール4上を左右に移動自在である。
【0014】一対の主軸台11、11には、一対の主軸
12、12がそれぞれ回転自在に支持されている。この
一対の主軸12、12は、互いに軸中心が一致するよう
に、水平に設けられている。この一対の主軸12、12
の向かいあった一端部には、カッタ15がそれぞれ取り
付けられている。また、各主軸12の他端部は、例え
ば、ベルト等によって、主軸台11の上部に設けられた
モータ13の主軸と連結されている。
【0015】このため、モータ13を駆動させれば、主
軸12が回転し、カッタ15が回転するのである。
【0016】よって、本実施形態の両頭側面フライス盤
によれば、基台2に被加工物Wを取り付け、被加工物W
を加工する量の分だけ一対のヘッド10、10を基台2
に向けて移動させる。そして、モータ13を駆動させて
カッタ15を回転し、基台2によって被加工物Wをカッ
タ15に送れば、カッタ15によって被加工物Wを切削
することができる。
【0017】さて、本発明の特徴である位置決めユニッ
ト20および加工量確認板25について説明する。ま
ず、位置決めユニット20を説明する。図3は、被加工
物Wを位置決めした状態の概略説明図である。図1〜図
3に示すように、位置決めユニット20は、被加工物W
を位置決めする位置決め板21と、位置決め板21を進
退させる進退シリンダ22とから基本構成されている。
位置決め板21は平板であり、その前面が平坦な面であ
る。この位置決め板21の前面は、鉛直かつ前記基台2
の中心軸2Aと平行に設けられている。なお、位置決め
板21は前面が平坦な面であればよく、平板に限定され
ない。
【0018】この位置決め板21の背面には、進退シリ
ンダ22のロッドの先端が取り付けられている。この進
退シリンダ22は、公知のシリンダであって、そのシリ
ンダボディが一方のヘッド10(図では左側)の主軸台
11に取り付けられている。この進退シリンダ22は、
そのロッドが前記ヘッド10の主軸12と平行に設けら
れている。このため、進退シリンダ22によって、位置
決め板21を、その前面を、鉛直かつ前記基台2の中心
軸2Aと平行に保ったまま、前進後退させることができ
る。この進退シリンダ22が特許請求の範囲にいう移動
手段である。なお、位置決め板21を進退させる移動手
段は進退シリンダ22に限定されず、サブモータ等でも
よい。
【0019】この進退シリンダ22をストローク一杯ま
で伸長させれば、位置決め板21の前面が一方のヘッド
10のカッタ15の先端より前方に位置する。この位置
が、位置決め位置21A である。なお、位置決め位置21A
はカッタ15の先端より前方に位置しなくてもよく、カ
ッタ15と先端と同じ位置やカッタ15の先端より引っ
込んだ位置でもよいが、カッタ15の先端より前方に位
置させれば、ヘッド10の移動量が小さくでき、基台2
に小さい被加工物Wを取り付けたときにヘッド10の移
動量が、ヘッド10の切込みストロークを越えることを
防ぐことができるので点で好適である。
【0020】また、この進退シリンダ22をストローク
一杯まで収縮させれば、位置決め板21の前面が一方の
ヘッド10のカッタ15より後方に引っ込む。この位置
が退避位置21B である。
【0021】よって、位置決めユニット20によれば、
進退シリンダ22を伸縮させれば、位置決め板21を、
その前面が鉛直かつ基台2の中心軸2Aと平行に保った
ままで、位置決め位置21A と退避位置21B の間で進退さ
せることができる。また、位置決め板21を退避位置21
B に後退させておけば、カッタ15によって被加工物W
を加工するときに、位置決め板21が加工の邪魔になら
ない。
【0022】つぎに、加工量確認板25を説明する。加
工量確認板25は、平板状の部材であり、その基端が一
対のヘッド10、10のうち、他方のヘッド10(図で
は右側)の主軸台11に固定されている。この加工量確
認板25は、その側面が鉛直かつ前記ヘッド10の主軸
12と平行に設けられている。この位置決め板21の先
端は、他方のヘッド10のカッタ15の先端よりも引っ
込んだ位置に設けられている。このため、カッタ15が
被加工物Wを加工するときに、加工量確認板25が加工
の邪魔にならない。この加工量確認板25の側面および
上面には、その先端から、例えば2〜5mm間隔で刻印が
形成されている。この刻印によって被加工物Wの加工量
を確認できるが、被加工物Wの加工量を確認する作業の
詳細は後述する。
【0023】なお、シリンダ等によって、加工量確認板
25をヘッド10に対して移動可能に設けてもよいが、
加工量確認板25をヘッド10に固定していれば、被加
工物Wを当てたときに加工量確認板25が安定している
ので、被加工物Wの加工量の確認が正確になるし、被加
工物Wを加工量確認板25に当てるときに、加工量確認
板25を移動させるシリンダのロッド等の破損に気を使
わなくてもよく、作業者の負担を軽減できる。
【0024】つぎに、本実施形態の両頭側面フライス盤
における被加工物Wの位置決め作業を説明する。図4は
被加工物Wの取り付けミスの概略説明図である。図3お
よび図4に示すように、制御盤7から被加工物Wの仕上
がり寸法や被加工物Wの素材寸法等の数値を入力して、
位置決め作業を開始させると、まず、位置決めユニット
20の進退シリンダ22が伸長され、位置決め板21が
位置決め位置21A まで前進する。ついで、左側のヘッド
10が移動されて、位置決め板21の前面と基台2の中
心軸との距離が、例えば加工前の被加工物Wの幅寸法の
半分の長さに合わせられる。
【0025】つぎに、加工量確認板25の先端と位置決
め板21の前面との距離が加工後の被加工物Wの幅寸法
と同じになるように、右側のヘッド10が移動される。
【0026】ついで、被加工物Wを基台2の下治具3の
上に載せて、被加工物Wの一面を位置決め板21に押し
当てれば、被加工物Wのヘッド10の主軸12の軸方向
の位置決めを行うことができる。
【0027】このとき、被加工物Wは、その一面だけが
位置決め板21の前面と接触する。しかも、位置決め板
21の前面は平坦な面であるので、位置決め板21の前
面と平行な方向の力が加わっても、その力は被加工物W
を位置決め板21の前面を滑らせることのみに使用され
る。このため、位置決め板21には、その前面に垂直な
向きの力しか加わらない。また、進退シリンダ22のロ
ッドは、ヘッド10の主軸12の軸方向と平行に設けら
れているので、被加工物Wを位置決め板21の前面に押
し当てても、ロッドには、その軸方向にしか力が加わら
ない。
【0028】よって、被加工物Wを位置決めしたとき
に、位置決め板21から進退シリンダ22のロッドに加
わる力を軽減することができ、被加工物Wを位置決め板
21に押し当てる力によって、進退シリンダ22のロッ
ドが曲がってロッドが進退できなくなることを防ぐこと
ができる。しかも、位置決め作業を行うときに、ロッド
等の破損に気を使わなくてもよいので、作業者の負担を
軽減できる。
【0029】そして、被加工物Wの前記一面を位置決め
板21の前面に当てた状態で、被加工物Wのヘッド10
の主軸12の軸方向と平行な面を加工量確認板25に当
てれば、その表面の刻印によって被加工物Wのヘッド1
0の主軸12の軸方向の加工量を確認することができ
る。
【0030】すると、図4(A) および図4(B) に示すよ
うに、制御盤7への数値入力ミスによって、被加工物W
の加工量不足や加工量過大が生じた場合でも、加工量確
認板25の刻印と被加工物Wの相対的位置から、作業者
が入力ミスを加工前に発見することができるので、被加
工物Wの加工ミスを防ぐことができる。
【0031】また、図4(C) に示すように、被加工物W
の取付け方向を間違えた場合も、加工量確認板25の刻
印と被加工物Wの相対的位置から、作業者が取付けミス
に加工前に気が付くので、被加工物Wの加工ミスを防ぐ
ことができる。
【0032】さらに、切断ミス等によって搬入された被
加工物W自体の寸法が間違っている場合等のように、被
加工物Wに欠陥があるときも、加工量確認板25の刻印
と被加工物Wの相対的位置から、作業者が加工前に被加
工物Wの欠陥に気が付くので、被加工物Wの加工ミスを
防ぐことができる。
【0033】最後に、位置決め板21が退避位置21B に
後退されると、位置決め作業が終了する。
【0034】上記のごとく、本実施形態の両頭側面フラ
イス盤によれば、数値入力ミス等による加工ミスを防ぐ
ことができ、装置の故障を防ぐことができるという効果
を奏する。
【0035】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、被加工物のヘ
ッドの主軸の軸方向の位置決めを行うことができ、しか
も、被加工物のヘッドの主軸の軸方向の加工量を確認す
ることができ、被加工物の加工ミスを防ぐことができ
る。請求項2の発明によれば、被加工物を位置決めした
ときに、位置決め板から移動手段に加わる力を軽減する
ことができ、移動手段が破損することを防ぐことができ
る。請求項3の発明によれば、被加工物を位置決め板の
前面に押し当てても、シリンダのロッドには、ロッドの
軸方向にしか力が加わらないので、ロッドが曲がってロ
ッドが進退できなくなることを防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態の両頭側面フライス盤の正面図であ
る。
【図2】図1のII−II線矢視図である。
【図3】被加工物Wを位置決めした状態の概略説明図で
ある。
【図4】被加工物Wの取り付けミスの概略説明図であ
る。
【図5】従来の両頭側面フライス盤において、被加工物
Wを位置決めする作業の概略説明図である。
【符号の説明】
2 基台 2A 中心軸 10 ヘッド 12 主軸 20 位置決めユニット 21 位置決め板 21A 位置決め位置 21B 退避位置 22 進退シリンダ 25 加工量確認板 W 被加工物
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年11月7日(2000.11.
7)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正内容】
【0019】この進退シリンダ22をストローク一杯ま
で伸長させれば、位置決め板21の前面が一方のヘッド
10のカッタ15の先端より前方に位置する。この位置
が、位置決め位置21A である。なお、位置決め位置21A
はカッタ15の先端より前方に位置しなくてもよく、カ
ッタ15と先端と同じ位置やカッタ15の先端より引っ
込んだ位置でもよいが、カッタ15の先端より前方に位
置させれば、ヘッド10の移動量が小さくでき、基台2
に小さい被加工物Wを取り付けたときにヘッド10の移
動量が、ヘッド10の切込みストロークを越えることを
防ぐことができる点で好適である。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被加工物が載せられ、前後に移動自在な基
    台と、該基台の左右に設けられ、左右に移動自在な一対
    のヘッドとを備え、前記基台および前記一対のヘッドの
    移動量が数値制御される両頭側面フライス盤であって、
    該両頭側面フライス盤が、前記一対のヘッドのうち、一
    方のヘッドに取り付けられた位置決めユニットと、前記
    一対のヘッドのうち、他方のヘッドに基端が取り付けら
    れた加工量確認板とを備えており、前記位置決めユニッ
    トが、前面が前記基台の中心軸と平行かつ鉛直に設けら
    れた位置決め板と、該位置決め板を、位置決め位置と退
    避位置の間で、前記ヘッドの主軸の軸方向に進退させる
    移動手段とからなり、前記加工量確認板が、前記ヘッド
    の主軸の軸方向と平行に設けられており、前記加工量確
    認板の表面に、加工量を確認するための刻印が形成され
    たことを特徴とする両頭側面フライス盤。
  2. 【請求項2】前記位置決め板が、平板であり、該位置決
    め板の前面が平坦な面であることを特徴とする請求項1
    記載の両頭側面フライス盤。
  3. 【請求項3】前記移動手段が、シリンダであり、該シリ
    ンダのロッドが、前記ヘッドの主軸の軸方向と平行に設
    けられており、前記ロッドの先端が、前記位置決め板の
    背面に取り付けられたことを特徴とする請求項1または
    2記載の両頭側面フライス盤。
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Cited By (6)

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