JP2002059079A - 粉体塗装方法 - Google Patents

粉体塗装方法

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JP2002059079A
JP2002059079A JP2000249454A JP2000249454A JP2002059079A JP 2002059079 A JP2002059079 A JP 2002059079A JP 2000249454 A JP2000249454 A JP 2000249454A JP 2000249454 A JP2000249454 A JP 2000249454A JP 2002059079 A JP2002059079 A JP 2002059079A
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JP
Japan
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coating
coated
powder coating
solvent
coating method
Prior art date
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Pending
Application number
JP2000249454A
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English (en)
Inventor
Tatsumi Wakabayashi
辰巳 若林
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Nissin Electric Co Ltd
Original Assignee
Nissin Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な作業で、粉体塗装工程の1サイクルで
2種類の塗装面を得る。 【解決手段】 被塗装物に静電粉体塗料を吹付け、焼
付、冷却した後、前記被塗装物の塗装表面上の一部に溶
剤を塗布し、焼付、冷却し、前記一部を他の部分に比し
粗い表面に変化させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被塗装物に静電粉
体塗料を吹付け、乾燥炉で焼付、冷却室で冷却する粉体
塗装方法に関し、さらに詳しくは、被塗装物の粉体塗装
の1コート同一塗装表面上の一部を、他の部分に比し変
化させ識別する粉体塗装方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、図3に示すように、被塗装物1
の一部2に文字・マーク等の識別を施す場合、その一部
2を他の部分と異なるよう変化させる必要がある。
【0003】そこで従来は、つぎのような手段が用いら
れ、識別効果を得ている。 (1)被塗装物の素材自体に他の部分より突き出した
「浮き出し」や「面粗し」という前工程での加工。 (2)文字・マーク等の指定部分、即ち一部を切り抜い
た切り抜き板を用いた後工程での吹付塗装。 (3)前記一部を示すシールを後工程で貼り付け。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の前記(1)の手
段の場合、塗装の前工程において、被塗装物の素材自体
に加工を施す必要がある。
【0005】また、前記(2)の手段の場合、塗装の後
工程において、切り抜き板による2度目の塗料を行う必
要がある。
【0006】さらに、前記(3)の手段の場合、塗装よ
り後工程において、シールを貼り付ける作業を要する。
【0007】すなわち、従来の各手段は、通常の塗装工
程とは別に、前加工あるいは後加工を施す工程が必要に
なり、煩雑になると言う問題点がある。
【0008】本発明は前記の点に留意し、粉体塗装工程
の1サイクルで2種類の塗装面が得られる粉体塗装方法
を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に本発明の粉体塗装方法は、被塗装物に静電粉体塗料を
吹付け、焼付、冷却した後、前記被塗装物の塗装表面上
の一部に溶剤を塗布し、焼付、冷却し、前記一部を他の
部分に比し粗い表面に変化させるものである。
【0010】前記のように構成された本発明の粉体塗装
方法は、静電粉体塗料の吹き付け後の焼付工程におい
て、粉体塗料は熱により化学反応を起こして硬化する
が、その焼付工程の途中の塗装表面が硬化した状態の一
部、即ち識別要求範囲に溶剤を塗布することにより、溶
剤は塗膜に浸透し、再度熱を加えることで塗膜に浸透し
た溶剤は気化し、塗膜表面より蒸発し、気化作用により
前記一部の塗装表面が粗くなって変化し、他の艶有り面
の部分と識別される状態になり、従来のような塗装工程
とは別の前加工あるいは後加工を要さず、作業が簡単に
なる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の実施の1形態を図1を参
照して説明する。3は区画壁4により外部と区画された
塗装室、5は手動扉6を備えた作業員の出入口、7及び
8は自動扉9を備えた被塗装物1の搬入口及び搬出口、
10はローラ型搬送コンベアであり、外部から搬入口
7,塗装室3内、搬出口8を経て外部へ施設されてい
る。11及び12は搬送コンベア10の塗装室3内にお
ける被塗装部1の着荷部及び脱荷部、13は着荷部11
と脱荷部12の中間位置の溶剤塗布部である。
【0012】14は塗装ロボット、15は塗装ブース、
16はシャッタ17を備えた乾燥炉、17は冷却室、1
8は冷却室、19はタクト運転の循環コンベアであり、
搬送コンベア10より上方の位置に設けられ、着荷部1
1、塗装ロボット14・塗装ブース15間、乾燥炉1
6,冷却室18、脱荷部12、溶剤塗布部13、着荷部
11を循環する。20は制御盤である。
【0013】そして、搬送コンベア10により搬送され
た被塗装物1は、搬入口7の手前でセンサ(図示せず)
により検出され、自動扉9が開いて塗装室3に入り、着
荷部11において着荷用リフタ(図示せず)により上動
し、作業員により循環コンベア19に吊り下げられ、循
環コンベア19がタクト運転(例えばタクトタイムピッ
チ:20分)し、塗装ロボット14により静電粉体塗料
が吹き付けられる。
【0014】つぎに、乾燥炉16において、例えば20
0℃、20分×1タクトで焼付けされ、冷却室18で冷
却された後、溶剤塗布部13において作業員により、識
別要求範囲、即ち一部にアセトン等の溶剤が塗布され、
乾燥炉16において、例えば200℃、20分×1タク
トで焼付けされ、冷却室18で冷却され、脱荷部12に
おいて、脱荷用リフタ(図示せず)が上動し、作業員に
より循環コンベア19から被塗装物1が外され、脱荷用
リフタが下動し、搬送コンベア10に移され、搬出口8
から外部へ搬出され、組立ゾーンに搬送される。
【0015】ところで、従来は、図2Aに示すように、
乾燥炉16において、200℃、20分×2タクトの焼
付けであったが、本発明の形態では、図2Bに示すよう
に、焼付けが2分割され、20分×1タクト焼付した
後、溶剤を一部に塗布し、20分×1タクト焼付けす
る。
【0016】即ち、焼付工程の途中において、塗装表面
の一部に溶剤を塗布することにより、溶剤が塗膜に浸透
し、再度熱を加えることで塗膜に浸透した溶剤が気化
し、塗膜表面から蒸発し、一部の塗装表面が粗くなって
変化し、他の部分と識別される状態になる。
【0017】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載されるような効果を奏する。静
電粉体塗料の吹付け後の焼付工程の途中の塗装表面が硬
化した状態の一部、即ち識別要求範囲に溶剤を塗布する
ことにより、溶剤は塗膜に浸透し、再度熱を加えること
で塗膜に浸透した溶剤は気化し、塗膜表面より蒸発し、
気化作用により前記一部の塗装表面が粗くなって変化
し、他の艶有り面の部分と識別される状態になり、粉体
塗装工程の1サイクルで2種類の塗装面が得られ、従来
のような塗装工程とは別の被塗装物の素体自体の前加工
あるいは後加工における2度目の塗装や表示シールの貼
り付け作業を要さず、作業を簡単にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の1形態の概略平面図である。
【図2】Aは従来例の塗装流れ、Bは本発明の実施の1
形態の塗装流れである。
【図3】被塗装物の斜視図である。
【符号の説明】
1 被塗装物 2 一部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被塗装物に静電粉体塗料を吹付け、焼
    付、冷却した後、前記被塗装物の塗装表面上の一部に溶
    剤を塗布し、焼付、冷却し、前記一部を他の部分に比し
    粗い表面に変化させることを特徴とする粉体塗装方法。
JP2000249454A 2000-08-21 2000-08-21 粉体塗装方法 Pending JP2002059079A (ja)

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