JP2002058854A - 遊技店収益管理装置 - Google Patents

遊技店収益管理装置

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JP2002058854A
JP2002058854A JP2000249789A JP2000249789A JP2002058854A JP 2002058854 A JP2002058854 A JP 2002058854A JP 2000249789 A JP2000249789 A JP 2000249789A JP 2000249789 A JP2000249789 A JP 2000249789A JP 2002058854 A JP2002058854 A JP 2002058854A
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孝俊 武本
Masayuki Tsurumi
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Abstract

(57)【要約】 【課題】遊技店における収益を第三者機関を介して公正
に管理することができ、コストアップを招くことなく脱
税の疑いの余地をなくして、より健全な運営を目指すた
めの遊技店収益管理装置を提供する。 【解決手段】遊技媒体貸出機11に投入された紙幣は、
遊技媒体貸出機11内部にある紙幣識別部により真偽お
よび金額が識別され、ここで識別信号が前記台コントロ
ーラ13や島コントローラ14を介してデータ外部出力
手段110などへ出力される。データ外部出力手段11
0が受信した売上金額は、ホール管理端末機21などで
加工されないまま、売上金額送信手段111によって第
三者機関側へ直接送信される。この売上金額は、第三者
機関側にある売上金額管理手段210により、遊技店側
の管理とは独立かつ公正に管理される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遊技機および該遊
技機が使用する遊技媒体の貸し出しを行う遊技媒体貸出
機を複数設置して営業する遊技店の収益を管理するため
の遊技店収益管理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、パチンコ業界では健全なレジャー
産業化を目指して、プリペイドカード・システムの導入
が奨められてきた。このシステムはカード読取機が付い
た遊技機から直接カードで球(遊技媒体)を借りられる
ようにしたものである。
【0003】かかるシステムでは、カード会社が作った
千円から一万円の5種類のプリペイドカードを個々の遊
技店が買い上げて遊技者向けに発売し、後に遊技店内で
遊技客が使ったカードの使用度数分をカード会社側が遊
技店に支払うことになっている。カード会社と遊技店と
はオンラインでつながっており、遊技店におけるカード
の使用分量はカード会社側でも分かるようになってい
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
たような従来のプリペイドカード・システムは、このシ
ステムを構築する際に設備コストが非常に高くつき、ま
た、システムを構築した後にも維持費が嵩むという問題
があった。
【0005】また、変造カードにより不正が行われるよ
うなおそれもあった。変造カードとしては、残り度数が
「0」の使用済みカードの穴を埋めた上で、磁気部分を
変造機で細工する形で再生したものなどが実際に確認さ
れている。このような変造カードは、コンピューターで
正規のカードの磁気データを解析し、そのデータを使用
済みのカードに上乗せしているものと考えられている。
【0006】最近では、遊技店で販売されたカード総数
をはるかに越えるカード使用量がコンピュータに計上さ
れるケースもあり、遊技店自身がカードの変造や変造カ
ードの使用に加担して売上を伸ばすような事態を疑われ
る余地もあるため、遊技店における収益をより公正に管
理するための方策が求められていた。
【0007】本発明は、以上のような従来技術が有する
問題点に着目してなされたもので、遊技店における収益
を第三者機関を介して公正に管理することができ、コス
トアップを招くことなく脱税の疑いの余地をなくして、
より健全な運営を目指すための遊技店収益管理装置を提
供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ための本発明の要旨とするところは、次の各項の発明に
存する。 [1]遊技機(10)および該遊技機(10)が使用す
る遊技媒体の貸し出しを行う遊技媒体貸出機(11)を
複数設置して営業する遊技店の収益を管理するための遊
技店収益管理装置(100)であって、遊技店側に設置
され、該遊技店における収益に関するデータを第三者機
関側へ送信するデータ外部出力手段(110)を有し、
前記遊技媒体貸出機(11)は、いずれも現金の投入を
受け付けその金額に応じて前記遊技媒体を貸し出すもの
であり、前記データ外部出力手段(110)は、少なく
とも前記遊技媒体貸出装置で識別された売上金額を送信
するものであることを特徴とする遊技店収益管理装置
(100)。
【0009】[2]第三者機関側に設置され、前記デー
タ外部出力手段(110)から受信した売上金額を管理
する売上金額管理手段(210)を有することを特徴と
する[1]記載の遊技店収益管理装置(100)。
【0010】[3]前記売上金額管理手段(210)
は、前記データ外部出力手段(110)から受信した売
上金額を記憶する機能と、該売上金額を表示する機能お
よびまたは印刷出力する機能を有することを特徴とする
[1]または[2]記載の遊技店収益管理装置(10
0)。
【0011】[4]前記データ外部出力手段(110)
は、前記遊技機(10)における入玉および出玉に関す
る入玉・出玉情報も、第三者機関側へ送信するものであ
ることを特徴とする[1],[2]または[3]記載の
遊技店収益管理装置(100)。
【0012】[5]第三者機関側に設置され、前記デー
タ外部出力手段(110)から受信した入玉・出玉情報
を管理する入玉・出玉情報管理手段(220)を有する
ことを特徴とする[4]記載の遊技店収益管理装置(1
00)。
【0013】[6]前記入玉・出玉情報管理手段(22
0)は、前記データ外部出力手段(110)から受信し
た入玉・出玉情報を記憶する機能と、該入玉・出玉情報
を表示する機能およびまたは印刷出力する機能を有する
ことを特徴とする[5]記載の遊技店収益管理装置(1
00)。
【0014】[7]第三者機関側に設置され、前記デー
タ外部出力手段(110)から受信した前記売上金額と
前記入玉・出玉情報とを比較し、これらデータの整合性
を判断するデータ比較判断手段(230)を有すること
を特徴とする[4],[5]または[6]記載の遊技店
収益管理装置(100)。
【0015】[8]前記データ外部出力手段(110)
は、複数の遊技機(10)および遊技媒体貸出機(1
1)を所定のグループ単位に分割した管理区域ごとに配
置され、各管理区域内ごとに配置された中継部と、各中
継部が総て接続されて第三者機関側へ送信可能な中央部
とから成ることを特徴とする[1],[2],[3],
[4],[5],[6]または[7]記載の遊技店収益
管理装置(100)。
【0016】前記本発明は次のように作用する。遊技店
における売上は、遊技客が遊技媒体を借り受けるために
遊技媒体貸出機(11)に対して支払った支払額の合計
であるが、この売上金額は、遊技店側に設置されている
データ外部出力手段(110)によって第三者機関側へ
送信される。
【0017】各遊技媒体貸出機(11)は、現金の投入
を受け付けその金額に応じて遊技媒体を貸し出すもので
あり、変造されるカードや該カードを扱うシステムが介
在する余地はなく、遊技媒体貸出装置で識別された現金
による売上金額だけが、そのまま前記データ外部出力手
段(110)によって送信されることになる。
【0018】第三者機関は遊技店に対して公正な立場を
保つものであり、遊技店側から送信された前記売上金額
は、第三者機関側に設置された売上金額管理手段(21
0)によって、遊技店側の管理とは独立かつ公正に管理
される。そのため、遊技店側によるデータの改竄や変造
カード使用による売上水増しのおそれを解消することが
でき、脱税に対する有効な防止策ともなる。
【0019】また、前記売上金額だけではなく、遊技店
側に設置された遊技機(10)における入玉および出玉
に関する入玉・出玉情報も併せて、前記データ外部出力
手段(110)により第三者機関側へ送信するようにす
れば、遊技店の運営状況を第三者側でも総合的かつ正確
に把握することができ、より健全な遊技店の運営に加担
することができる。
【0020】ここで遊技店側から送信された前記入玉・
出玉情報も、第三者機関側に設置された入玉・出玉情報
管理手段(220)によって、遊技店による管理とは独
立かつ公正に管理される。さらに、第三者機関側にある
データ比較判断手段(230)により、前記データ外部
出力手段(110)から受信した前記売上金額と前記入
玉・出玉情報とを比較して、これらデータの整合性を判
断するようにすれば、各データに誤りがないかも確認す
ることができる。
【0021】また、前記売上金額管理手段(210)に
より、前記データ外部出力手段(110)から送信され
た売上金額を記憶する他、該データを表示したり印刷出
力できるようにすれば、第三者機関のみならず遊技店側
もこれらの出力結果により、第三者機関が管理している
自身の運営状況に関する各データを確認することがで
き、また税務署などにおける査定時の資料として活用す
る途もある。入玉・出玉情報管理手段(220)につい
ても同様に、データを表示したり印刷出力できるように
するとよい。
【0022】この他、前記データ外部出力手段(11
0)に関しては、各管理区域内の遊技媒体貸出機(1
1)などからデータを直接受信する中継部と、各中継部
が総て接続された中央部とに分けて構成すれば、遊技機
(10)島内の配線を簡略化したり、システムの拡張性
をさらに高めたりすることができ、さらに第三者機関に
おけるデータ処理の労力を軽減することもできる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明を代表
する一の実施の形態を説明する。図1〜図3は本発明の
一実施の形態を示している。本実施の形態に係る遊技店
収益管理装置100は、パチンコ機である遊技機10、
および該遊技機10が使用するパチンコ球(遊技媒体)
の貸し出しを行う遊技媒体貸出機11をそれぞれ複数設
置して営業する遊技店(ホール)における収益を公正に
管理するための装置である。
【0024】図1は、遊技店収益管理装置100を概略
的に示すブロック図であり、図2は、同じく遊技店収益
管理装置100の要部を詳細に示すブロック図である。
各図中に示す遊技店と第三者機関とは、専用のオンライ
ンで接続してもよく、あるいはインターネットを介して
接続するようにしてもよい。
【0025】また、図3は、遊技店収益管理装置100
を第三者機関と共に共有する遊技店内のシステム構成図
である。かかるシステムは、例えば、LON(Local Op
erating Network:エシャロン社登録商標)技術を応用
した分散型ネットワークとして構築されている。
【0026】遊技店内には、遊技機10および遊技媒体
貸出機11を背中合わせに複数並設して成る遊技島がい
くつか設置されている。また、遊技島の中ほどには、遊
技客が獲得したパチンコ球の個数を数えて精算する遊技
媒体計数器12も配設されている。
【0027】各遊技島内には、中継器としての台コント
ローラ13が各遊技機10ごとに配設されている。台コ
ントローラ13には、これに対応する遊技機10および
遊技媒体貸出機11が一対ずつ接続され、あるいは遊技
媒体計数器12が一台接続されている。台コントローラ
13は、これに対応する遊技機10および遊技媒体貸出
機11などの各種動作や信号の送受信を検知、監視、制
御するものである。
【0028】また、各台コントローラ13は、HALL
−BUSを介して、ゲートウェイを兼ねた島コントロー
ラ14に接続されている。島コントローラ14は、対応
する遊技島内の設備機器である遊技機10、遊技媒体貸
出機11、遊技媒体計数器12などの各データを一時集
積、記憶するものである。
【0029】島コントローラ14はLANとも接続され
ており、このLANに、本発明の根幹を成すデータ外部
出力手段110の他、ホール管理端末機21、景品管理
端末機22、ホール管理コンピュータ23、それに情報
表示端末機24などが接続されている。これらの各種装
置には、ディスプレイ(CRT)、プリンタ、モデム、
音声出力装置などがさらに接続されている。
【0030】図1に示すように、遊技機10は、ハンド
ル10aの回転操作により遊技盤10b上に球を打ち出
し、その打球の入賞を競い楽しむ装置である。かかる遊
技機10における遊技中は、遊技盤10b上に打ち出さ
れた球は、入賞の有無に関わらず総て「入玉」としてカ
ウントされ、このカウント信号は前記台コントローラ1
3や島コントローラ14を介して後述のデータ外部出力
手段110などへ出力される。
【0031】また、遊技機10では、遊技盤10b上に
打ち出された球がチューリップやチャッカなどの各種入
賞口に入ると、1入賞ごとに規定数の賞球が遊技客に払
い出されるが、この賞球も総て「出玉」としてカウント
される。この出玉のカウント信号も、前記台コントロー
ラ13や島コントローラ14を介して後述のデータ外部
出力手段110などへ出力される。
【0032】遊技媒体貸出機11は、いずれも現金の投
入を受け付けその金額に応じてパチンコ球を貸し出す装
置である。すなわち、カード式の遊技媒体貸出機は不要
となる。遊技媒体貸出機11の正面には、紙幣の投入口
11a、投入された紙幣金額を示す表示部11b、釣り
札の排出口11c、パチンコ球を放出するノズル11d
が設けられている。
【0033】また、遊技媒体貸出機11の内部には紙幣
識別部(図示せず)も設けられている。この紙幣識別部
は、前記投入口11aから投入された紙幣を受け入れ、
紙幣の真偽および金額を識別して、その識別信号を前記
台コントローラ13や島コントローラ14を介して後述
のデータ外部出力手段110などへ出力するものであ
る。ここで識別され出力された紙幣の額が「売上金額」
として集計される。なお、遊技媒体貸出機11において
硬貨も使用できるように構成してもよい。
【0034】図1,図2に示すように、遊技店収益管理
装置100は、遊技店側に設置されたデータ外部出力手
段110と、第三者機関側に設置された管理用コンピュ
ータ(以下、管理用PCとする)200に設定されてい
る売上金額管理手段210、入玉・出玉情報管理手段2
20、およびデータ比較判断手段230を有して成る。
【0035】データ外部出力手段110は、遊技店にお
ける収益に関するデータを第三者機関側へ送信するもの
であり、図3に示すように、遊技店内分散型ネットワー
クに組み込まれている。なお、正確には分散型ネットワ
ークにおいて、遊技機10および遊技媒体貸出機11を
遊技島(所定のグループ)単位に分割した管理区域ごと
に配置されている前記島コントローラ14がデータ外部
出力手段110の中継部に相当し、図3中のデータ外部
出力手段110は前記各中継部が総て接続された中央部
として構成されている。
【0036】データ外部出力手段110について詳しく
言えば、図2に示すように、売上金額送信手段111
と、入玉・出玉情報送信手段112とから成る。売上金
額送信手段111は、前記各遊技媒体貸出機11で識別
された売上金額を第三者側の管理用PC200へ送信す
るものである。
【0037】売上金額送信手段111は、前述した遊技
媒体貸出機11内部の紙幣識別部から前記台コントロー
ラ13や島コントローラ14を介して「売上金額」を直
接受信し、この「売上金額」を遊技店側の他の管理用機
器(ホール管理端末機21、ホール管理コンピュータ2
3など)で処理される前の段階で、第三者側へ送信する
ように設定されている。もちろん、この「売上金額」を
遊技店側でも独自に管理用機器(ホール管理端末機2
1、ホール管理コンピュータ23など)で処理して運営
指針とすることは言うまでもない。
【0038】入玉・出玉情報送信手段112は、前記遊
技機10から前記台コントローラ13や島コントローラ
14を介して「入玉・出玉情報」を直接受信し、この
「入玉・出玉情報」を遊技店側の他の管理用機器(ホー
ル管理端末機21、ホール管理コンピュータ23など)
で処理される前の段階で、第三者側へ送信するように設
定されている。この「入玉・出玉情報」も、遊技店側で
独自に管理用機器(ホール管理端末機21、ホール管理
コンピュータ23など)で処理して運営指針とすること
は言うまでもない。
【0039】また、前記第三者機関は、遊技店に対して
公正な立場を保つものであり、例えば、関係行政当局の
指針により設立された機関などが考えられる。この第三
者機関側に設置された管理用PC200には、ディスプ
レイ(CRT)251やプリンタ252の他データベー
ス用のサーバ253などが接続されている。
【0040】売上金額管理手段210は、前記売上金額
送信手段111から受信した売上金額を管理するもので
ある。この売上金額管理手段210により、売上金額は
例えば各遊技店ごとや月日別に集計されてデータベース
253に記憶され、また随時ディスプレイ(CRT)2
51に表示させたり、プリンタ252から印刷出力でき
るように設定されている。
【0041】入玉・出玉情報管理手段220は、前記入
玉・出玉情報送信手段112から受信した入玉・出玉情
報を管理するものである。この入玉・出玉情報管理手段
220により、入玉・出玉情報も例えば各遊技店ごとや
月日別に集計されてデータベース253に記憶され、ま
た随時ディスプレイ(CRT)251に表示させたり、
プリンタ252から印刷出力できるように設定されてい
る。
【0042】データ比較判断手段230は、前記売上金
額送信手段111から受信した売上金額と前記入玉・出
玉情報送信手段112から受信した入玉・出玉情報とを
比較検討し、これらデータの整合性を判断するものであ
る。この入玉・出玉情報管理手段220により、例えば
ある遊技店の1日において、入玉の総数に貸玉単価を掛
けた額と売上金額が大幅に相違するような場合には、デ
ータの不具合として判別することができる。
【0043】次に作用を説明する。遊技店は第三者機関
に対して、収益に関するデータの管理契約を結ぶことに
なり、所定の手数料を第三者機関へ支払うことで、以下
に述べるデータ管理が行われる。
【0044】図1において、遊技客は遊技媒体貸出機1
1の投入口11aに紙幣を投入して、ゲームに使用する
パチンコ球を借り受けるが、遊技客が遊技媒体貸出機1
1に支払った支払額合計が遊技店における売上に相当す
る。
【0045】各遊技媒体貸出機11は、紙幣(現金)の
みを受け付けるものであり、従来のプリペイドカードや
該カードを扱うシステムが介在する余地はなくなり、該
システムの構築や維持にかかる余計なコストは一切不要
となる。また、変造カードの使用による不正のおそれも
解消することができる。
【0046】遊技媒体貸出機11に投入された紙幣は、
遊技媒体貸出機11内部にある紙幣識別部により真偽お
よび金額が識別され、ここで識別信号が前記台コントロ
ーラ13や島コントローラ14を介してデータ外部出力
手段110などへ出力される。データ外部出力手段11
0が受信した売上金額は、ホール管理端末機21などで
加工されないまま、売上金額送信手段111によって第
三者機関側へ直接送信される。
【0047】第三者機関は遊技店に対して公正な立場を
保つものであり、遊技店側から送信された前記売上金額
は、第三者機関側に設置された管理用PC200中の売
上金額管理手段210によって、遊技店側の管理とは独
立かつ公正に管理される。そのため、遊技店側によるデ
ータの改竄や変造カード使用による売上水増しのおそれ
を解消することができ、脱税に対する有効な防止策とも
なる。
【0048】また、図1において、遊技機10は、遊技
機10のハンドル10aを回転操作して遊技盤10b上
に球を打ち出し、その打球の入賞を競い楽しむ。かかる
遊技中における「入玉」および「出玉」もそれぞれカウ
ントされ、このカウント信号は前記台コントローラ13
や島コントローラ14を介してデータ外部出力手段11
0などへ出力される。
【0049】データ外部出力手段110が受信した入玉
・出玉情報は、前記売上金額と同様にホール管理端末機
21などで加工されないままの状態で、入玉・出玉情報
送信手段112によって第三者機関側へ直接送信され
る。前記管理用PC200の入玉・出玉情報管理手段2
20に受信された入玉・出玉情報は、前記売上額情報と
同様に遊技店側の管理とは独立かつ公正に管理される。
それにより、遊技店の運営状況も第三者側で総合的かつ
正確に把握することができ、より健全な遊技店の運営に
加担することができる。
【0050】さらに、第三者機関側の管理用PC200
にあるデータ比較判断手段230により、前記データ外
部出力手段110から受信した売上金額と、前記入玉・
出玉情報送信手段112から受信した前記入玉・出玉情
報とは随時比較されて、これらデータの整合性に関して
も判断される。
【0051】すなわち、各データに誤りがないかも確認
することができる。具体的には例えば、ある遊技店の1
日の営業時間内において、入玉の総数に貸玉単価を掛け
た額と売上金額が大幅に相違するような場合など、デー
タの不具合を判別することが可能となる。
【0052】また、第三者側にて、受信された各遊技店
における売上金額や入玉・出玉情報はサーバ253に記
憶され、その中の必要なデータは、随時ディスプレイ2
51により表示したり、あるいはプリンタ252により
印刷出力することができる。それにより、第三者機関の
みならず遊技店側もこれらの出力結果により、第三者機
関が管理している自身の運営状況に関する各データを確
認することができる。また、税務署などにおける査定時
の資料として活用することもできる。
【0053】以上、本発明の実施形態を図面によって説
明してきたが、具体的な構成はこれら実施形態に限られ
るものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲におけ
る変更や追加があっても本発明に含まれる。例えば、遊
技機はパチンコ機ではなく、メダルを遊技媒体とするス
ロットマシンとしてもよい。
【0054】
【発明の効果】本発明に係る遊技店収益管理装置によれ
ば、遊技店において、遊技媒体貸出機に支払われた売上
金額は、遊技店側に設置されたデータ外部出力手段によ
り第三者機関側へ送信されるため、第三者機関側によっ
て、遊技店側の管理とは独立かつ公正に管理することが
可能となり、遊技店側によるデータの改竄による売上水
増しのおそれを解消することができ、脱税に対する有効
な防止策ともなる。
【0055】ここで遊技媒体貸出機は現金のみを受け付
けるものであり、従来のプリペイドカードや該カードを
扱うシステムが介在する余地はなくなり、該システムの
構築や維持にかかる余計なコストは一切不要となり、さ
らには変造カードの不正使用の問題も解消することがで
きる。
【0056】また、前記売上金額だけではなく、遊技店
側に設置された遊技機における入玉および出玉に関する
入玉・出玉情報も併せて、前記データ外部出力手段によ
り第三者機関側へ送信するようにすれば、遊技店の運営
状況を第三者側でも総合的かつ正確に把握することがで
き、より健全な遊技店の運営に加担することができる。
【0057】さらに、第三者機関側にあるデータ比較判
断手段により、前記データ外部出力手段から受信した前
記売上金額と前記入玉・出玉情報とを比較して、これら
データの整合性を判断するようにすれば、各データに誤
りがないかも確認することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る遊技店収益管理装
置を概略的に示すブロック図である。
【図2】本発明の一実施の形態に係る遊技店収益管理装
置の要部を詳細に示すブロック図である。
【図3】本発明の一実施の形態に係る遊技店内のシステ
ム構成図である。
【符号の説明】
10…遊技機 11…遊技媒体貸出機 12…遊技媒体計数器 13…台コントローラ 14…島コントローラ 21…ホール管理端末機 22…景品管理端末機 23…ホール管理コンピュータ 24…情報表示端末機 100…遊技店収益管理装置 110…データ外部出力手段 111…売上金額送信手段 112…入玉・出玉情報送信手段 200…管理用PC 210…売上金額管理手段 220…入玉・出玉情報管理手段 230…データ比較判断手段 252…プリンタ 253…サーバ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】遊技機および該遊技機が使用する遊技媒体
    の貸し出しを行う遊技媒体貸出機を複数設置して営業す
    る遊技店の収益を管理するための遊技店収益管理装置で
    あって、 遊技店側に設置され、該遊技店における収益に関するデ
    ータを第三者機関側へ送信するデータ外部出力手段を有
    し、 前記遊技媒体貸出機は、いずれも現金の投入を受け付け
    その金額に応じて前記遊技媒体を貸し出すものであり、 前記データ外部出力手段は、少なくとも前記遊技媒体貸
    出装置で識別された売上金額を送信するものであること
    を特徴とする遊技店収益管理装置。
  2. 【請求項2】第三者機関側に設置され、前記データ外部
    出力手段から受信した売上金額を管理する売上金額管理
    手段を有することを特徴とする請求項1記載の遊技店収
    益管理装置。
  3. 【請求項3】前記売上金額管理手段は、前記データ外部
    出力手段から受信した売上金額を記憶する機能と、該売
    上金額を表示する機能およびまたは印刷出力する機能を
    有することを特徴とする請求項1または2記載の遊技店
    収益管理装置。
  4. 【請求項4】前記データ外部出力手段は、前記遊技機に
    おける入玉および出玉に関する入玉・出玉情報も、第三
    者機関側へ送信するものであることを特徴とする請求項
    1,2または3記載の遊技店収益管理装置。
  5. 【請求項5】第三者機関側に設置され、前記データ外部
    出力手段から受信した入玉・出玉情報を管理する入玉・
    出玉情報管理手段を有することを特徴とする請求項4記
    載の遊技店収益管理装置。
  6. 【請求項6】前記入玉・出玉情報管理手段は、前記デー
    タ外部出力手段から受信した入玉・出玉情報を記憶する
    機能と、該入玉・出玉情報を表示する機能およびまたは
    印刷出力する機能を有することを特徴とする請求項5記
    載の遊技店収益管理装置。
  7. 【請求項7】第三者機関側に設置され、前記データ外部
    出力手段から受信した前記売上金額と前記入玉・出玉情
    報とを比較し、これらデータの整合性を判断するデータ
    比較判断手段を有することを特徴とする請求項4,5ま
    たは6記載の遊技店収益管理装置。
  8. 【請求項8】前記データ外部出力手段は、複数の遊技機
    および遊技媒体貸出機を所定のグループ単位に分割した
    管理区域ごとに配置され、各管理区域内ごとに配置され
    た中継部と、各中継部が総て接続されて第三者機関側へ
    送信可能な中央部とから成ることを特徴とする請求項
    1,2,3,4,5,6または7記載の遊技店収益管理
    装置。
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