JP2002058211A - 回転電機 - Google Patents
回転電機Info
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- JP2002058211A JP2002058211A JP2000238347A JP2000238347A JP2002058211A JP 2002058211 A JP2002058211 A JP 2002058211A JP 2000238347 A JP2000238347 A JP 2000238347A JP 2000238347 A JP2000238347 A JP 2000238347A JP 2002058211 A JP2002058211 A JP 2002058211A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- brush
- spring
- case
- commutator
- electric machine
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- Motor Or Generator Current Collectors (AREA)
- Dc Machiner (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】モータブラシの飛び出しを確実に防止し、なお
かつブラシの有効長さを十分使い切った後にブラシを停
止しブラシの寿命を限界まで延ばすブラシ停止装置の組
み込まれた回転電機を提供する。 【解決手段】ブラシケース32のケース面にブラシの長
手方向に沿って、ブラシスプリング33をガイドするス
プリングガイド部32bを、ブラシケース開口部よりも
幅広に構成し、整流子側開口部にブラシスプリング33
の押圧を制限するストッパ部32aを形成し、整流子と
反対側端面にブラシスプリングの飛び出しを規制する蓋
32cを有する。
かつブラシの有効長さを十分使い切った後にブラシを停
止しブラシの寿命を限界まで延ばすブラシ停止装置の組
み込まれた回転電機を提供する。 【解決手段】ブラシケース32のケース面にブラシの長
手方向に沿って、ブラシスプリング33をガイドするス
プリングガイド部32bを、ブラシケース開口部よりも
幅広に構成し、整流子側開口部にブラシスプリング33
の押圧を制限するストッパ部32aを形成し、整流子と
反対側端面にブラシスプリングの飛び出しを規制する蓋
32cを有する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はモータの整流ブラ
シを収納ガイドするブラシケース、及びブラシスプリン
グに関する。
シを収納ガイドするブラシケース、及びブラシスプリン
グに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、モータの整流ブラシは、電機子に
設けられた整流子とは反対側に設けられたブラシケース
内のブラシスプリングの押圧力により整流子に当接し、
給電している。整流子による回転接触と給電作用による
摩耗によりブラシが徐々に短くなる。ブラシの摩耗が進
んで限界に達すると、ブラシがブラシケースから飛び出
し、整流子とブラシケース間に噛み込み、モータロック
を起こしたり、ブラシスプリングが飛び出して紛失する
ような不具合が生じる可能性があった。
設けられた整流子とは反対側に設けられたブラシケース
内のブラシスプリングの押圧力により整流子に当接し、
給電している。整流子による回転接触と給電作用による
摩耗によりブラシが徐々に短くなる。ブラシの摩耗が進
んで限界に達すると、ブラシがブラシケースから飛び出
し、整流子とブラシケース間に噛み込み、モータロック
を起こしたり、ブラシスプリングが飛び出して紛失する
ような不具合が生じる可能性があった。
【0003】そこで、従来、ピッグテールとブラシの接
続部分が、ブラシケースに設けられたストッパ部に当た
ってブラシの移動を制限して、ブラシの飛び出しを防止
していた。
続部分が、ブラシケースに設けられたストッパ部に当た
ってブラシの移動を制限して、ブラシの飛び出しを防止
していた。
【0004】しかしながら、柔らかい銅線のピッグテー
ルをブラシケースの溝に設けたストッパに引っかけて停
止させるため、ピッグテールがストッパに当接しても、
ブラシスプリングの押圧力によりピッグテールの当接部
が変形してしまうなど、停止位置を厳密に定めることが
困難であった。そのため、ブラシの有功長さを少し犠牲
にしても、安全な停止位置を得られるように、ブラシを
手前で停止させていた。従って、モータのブラシ寿命を
有効に使うことができなかった。さらに、ブラシスプリ
ング荷重やピッグテールの剛性に対する制約も発生して
いた。
ルをブラシケースの溝に設けたストッパに引っかけて停
止させるため、ピッグテールがストッパに当接しても、
ブラシスプリングの押圧力によりピッグテールの当接部
が変形してしまうなど、停止位置を厳密に定めることが
困難であった。そのため、ブラシの有功長さを少し犠牲
にしても、安全な停止位置を得られるように、ブラシを
手前で停止させていた。従って、モータのブラシ寿命を
有効に使うことができなかった。さらに、ブラシスプリ
ング荷重やピッグテールの剛性に対する制約も発生して
いた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この発明は上記の従来
技術に対して、モータブラシやブラシスプリングの飛び
出しを確実に防止し、なおかつブラシの有効長さを十分
使い切った後にブラシを停止しブラシの寿命を限界まで
延ばすブラシ停止装置の組み込まれた回転電機を提供す
る事を目的とする。
技術に対して、モータブラシやブラシスプリングの飛び
出しを確実に防止し、なおかつブラシの有効長さを十分
使い切った後にブラシを停止しブラシの寿命を限界まで
延ばすブラシ停止装置の組み込まれた回転電機を提供す
る事を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明は、モータケースと前記モータケー
ス内部に配置したブラシホルダと、前記ブラシホルダ上
に設けられたブラシケースと、前記ブラシケース内に収
容されたブラシと、前記ブラシを押圧するブラシスプリ
ングと、前記モータケースの内側に配置される磁石と、
中央部に回転軸を備え、前記回転軸に前記ブラシと摺接
する整流子と、積層コアとを有し、前記ブラシを通じ前
記整流子への通電により上記磁石の内周側で回転する電
機子とを備えた回転電機において、前記ブラシケースの
ケース面に、ブラシの長手方向に沿って前記ブラシスプ
リングをガイドするスプリングガイド部と、整流子側開
口部に前記ブラシスプリングの押圧を制限するストッパ
部とを有していることを特徴とする回転電機をその要旨
としている。
め、請求項1の発明は、モータケースと前記モータケー
ス内部に配置したブラシホルダと、前記ブラシホルダ上
に設けられたブラシケースと、前記ブラシケース内に収
容されたブラシと、前記ブラシを押圧するブラシスプリ
ングと、前記モータケースの内側に配置される磁石と、
中央部に回転軸を備え、前記回転軸に前記ブラシと摺接
する整流子と、積層コアとを有し、前記ブラシを通じ前
記整流子への通電により上記磁石の内周側で回転する電
機子とを備えた回転電機において、前記ブラシケースの
ケース面に、ブラシの長手方向に沿って前記ブラシスプ
リングをガイドするスプリングガイド部と、整流子側開
口部に前記ブラシスプリングの押圧を制限するストッパ
部とを有していることを特徴とする回転電機をその要旨
としている。
【0007】また、請求項2の発明は、前記ストッパ部
を前記スプリングガイド部の端面に形成し、ブラシケー
ス開口部よりも前記スプリングガイド部を幅広に構成し
たことを特徴とする請求項1記載の回転電機をその要旨
としている。
を前記スプリングガイド部の端面に形成し、ブラシケー
ス開口部よりも前記スプリングガイド部を幅広に構成し
たことを特徴とする請求項1記載の回転電機をその要旨
としている。
【0008】また、請求項3の発明は、前記ブラシケー
スの前記整流子と反対側端面に前記ブラシスプリングの
飛び出しを規制する蓋を有することを特徴とする請求項
1記載の回転電機をその要旨としている。
スの前記整流子と反対側端面に前記ブラシスプリングの
飛び出しを規制する蓋を有することを特徴とする請求項
1記載の回転電機をその要旨としている。
【0009】まず、この発明の請求項1に関する回転電
機によれば、スプリングガイドに導かれたブラシスプリ
ングがブラシを整流子に当接させて給電する。ブラシの
摩耗が進んでブラシスプリングがストッパ部に当接する
と、ブラシスプリングがブラシを整流子に押圧する力が
ゼロになり、ブラシを確実に停止位置で停止させること
ができる。そのため、ブラシの有効寿命を充分使い切る
ことができる。
機によれば、スプリングガイドに導かれたブラシスプリ
ングがブラシを整流子に当接させて給電する。ブラシの
摩耗が進んでブラシスプリングがストッパ部に当接する
と、ブラシスプリングがブラシを整流子に押圧する力が
ゼロになり、ブラシを確実に停止位置で停止させること
ができる。そのため、ブラシの有効寿命を充分使い切る
ことができる。
【0010】この発明の請求項2に関する回転電機によ
れば、ブラシスプリングをブラシよりも幅広に構成する
ことにより、ブラシスプリングがブラシケースの中でス
ムーズに動いてブラシを偏りなく整流子に当接させるこ
とができる。そのため、ブラシの摩耗も偏ることなく寿
命を短くすることがない。
れば、ブラシスプリングをブラシよりも幅広に構成する
ことにより、ブラシスプリングがブラシケースの中でス
ムーズに動いてブラシを偏りなく整流子に当接させるこ
とができる。そのため、ブラシの摩耗も偏ることなく寿
命を短くすることがない。
【0011】この発明の請求項3に関する回転電機によ
れば、ブラシケースの蓋がブラシケースと一体に成形さ
れているため、ブラシとブラシスプリングを挿入した後
で蓋を折り曲げるだけで簡単に組み付けられる。そのた
め、コストを抑えてブラシスプリングの飛び出しを防止
することができる。
れば、ブラシケースの蓋がブラシケースと一体に成形さ
れているため、ブラシとブラシスプリングを挿入した後
で蓋を折り曲げるだけで簡単に組み付けられる。そのた
め、コストを抑えてブラシスプリングの飛び出しを防止
することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】次に、本発明を図に示す実施例に
ついて説明する。図1は本発明のブロアモータの断面
図、図2はブラシホルダの平面図である。
ついて説明する。図1は本発明のブロアモータの断面
図、図2はブラシホルダの平面図である。
【0013】図1、図2において、本発明の実施例であ
る回転電機は、小型モータ20と、ブラシホルダ30
と、を有し、ハウジングに収納するようになっている。
る回転電機は、小型モータ20と、ブラシホルダ30
と、を有し、ハウジングに収納するようになっている。
【0014】小型モータ20は一般的なDCモータで、
回転軸21と、回転軸21に固定された整流子22と、
ヨーク26の内壁に固着された磁石23と、回転軸21
に固定された積層コア24と、巻線25と、整流子22
に接触しモータ20に給電するブラシ31を備えるブラ
シホルダ30を有し、金属製のヨーク26とヨーク26
の蓋であるフレームエンド27内に収容するようになっ
ている。尚、フレームエンド27は金属製でも樹脂製で
もよく、ヨーク26とフレームエンド27でモータケー
スを構成している。
回転軸21と、回転軸21に固定された整流子22と、
ヨーク26の内壁に固着された磁石23と、回転軸21
に固定された積層コア24と、巻線25と、整流子22
に接触しモータ20に給電するブラシ31を備えるブラ
シホルダ30を有し、金属製のヨーク26とヨーク26
の蓋であるフレームエンド27内に収容するようになっ
ている。尚、フレームエンド27は金属製でも樹脂製で
もよく、ヨーク26とフレームエンド27でモータケー
スを構成している。
【0015】ブラシホルダ30はブラシ31と、ブラシ
31を収納ガイドするブラシケース32と、ブラシケー
ス32内でブラシ31を整流子22に押圧するブラシス
プリング33と、ブラシ31と給電ターミナルとを電気
接続するピッグテール34とを有し、樹脂モールド成形
し、ヨーク26に固定している。
31を収納ガイドするブラシケース32と、ブラシケー
ス32内でブラシ31を整流子22に押圧するブラシス
プリング33と、ブラシ31と給電ターミナルとを電気
接続するピッグテール34とを有し、樹脂モールド成形
し、ヨーク26に固定している。
【0016】図3はブラシケース32をプレスで加工
し、ブラシホルダへ組み付けする前の状態を表してい
る。図3(a)はブラシケース32の側面図で、32d
はブラシ31に設けられたピッグテール34の通し孔で
ある。32eはブラシホルダ30への差込用足で、ブラ
シホルダ30に形成された図示しない差込用孔に挿入し
た後、折り曲げて固定する。32cはブラシケース内部
に収納するブラシ32とブラシスプリング33の飛び出
し防止用の蓋で、ブラシ32とブラシスプリング33が
ブラシケース32内に収納した後、ブラシスプリング側
に折り曲げて閉成する。
し、ブラシホルダへ組み付けする前の状態を表してい
る。図3(a)はブラシケース32の側面図で、32d
はブラシ31に設けられたピッグテール34の通し孔で
ある。32eはブラシホルダ30への差込用足で、ブラ
シホルダ30に形成された図示しない差込用孔に挿入し
た後、折り曲げて固定する。32cはブラシケース内部
に収納するブラシ32とブラシスプリング33の飛び出
し防止用の蓋で、ブラシ32とブラシスプリング33が
ブラシケース32内に収納した後、ブラシスプリング側
に折り曲げて閉成する。
【0017】図3(b)、図3(c)は、各々ブラシケ
ース32の平面図と正面図である。ブラシケース32の
両側面には、横方向に円弧状に隆起したスプリングガイ
ド32bがブラシケース32の長手方向に沿って略円柱
状に形成され、その内周面の径はブラシスプリング33
の外径よりも若干大きく形成されている。スプリングガ
イド32bのブラシ出口側端部(整流子側)にはブラシ
スプリング33の端部が当接可能となるように内方に窪
んだストッパ32aが形成されている。これによりブラ
シスプリング33がブラシケース32内に収納された場
合、ブラシスプリング33がスプリングガイド32b内
をスムーズに摺動可能となっている。ブラシスプリング
33がストッパ32aに当接した場合、ブラシスプリン
グ33の整流子側への動きが制限される。尚、ブラシケ
ース32における、スプリングガイド32bを挟んだ上
下部にはブラシ31を支持するブラシガイド面32fが
形成され、ブラシ31の動きをスムーズにしている。
ース32の平面図と正面図である。ブラシケース32の
両側面には、横方向に円弧状に隆起したスプリングガイ
ド32bがブラシケース32の長手方向に沿って略円柱
状に形成され、その内周面の径はブラシスプリング33
の外径よりも若干大きく形成されている。スプリングガ
イド32bのブラシ出口側端部(整流子側)にはブラシ
スプリング33の端部が当接可能となるように内方に窪
んだストッパ32aが形成されている。これによりブラ
シスプリング33がブラシケース32内に収納された場
合、ブラシスプリング33がスプリングガイド32b内
をスムーズに摺動可能となっている。ブラシスプリング
33がストッパ32aに当接した場合、ブラシスプリン
グ33の整流子側への動きが制限される。尚、ブラシケ
ース32における、スプリングガイド32bを挟んだ上
下部にはブラシ31を支持するブラシガイド面32fが
形成され、ブラシ31の動きをスムーズにしている。
【0018】また、ブラシケースの蓋32cがブラシケ
ース32と一体に形成されているため、ブラシ31とブ
ラシスプリング33収納した後ブラシケースの蓋32c
を折り曲げるだけで閉じられるようになっているため、
組み付けが容易である。ストッパ部32a、スプリング
ガイド部32b、蓋32cが形成されたブラシケース3
2はプレスで形成されるため、製造コストがアップする
ことはない。
ース32と一体に形成されているため、ブラシ31とブ
ラシスプリング33収納した後ブラシケースの蓋32c
を折り曲げるだけで閉じられるようになっているため、
組み付けが容易である。ストッパ部32a、スプリング
ガイド部32b、蓋32cが形成されたブラシケース3
2はプレスで形成されるため、製造コストがアップする
ことはない。
【0019】次に、上記構成においてその作用を説明す
る。まず、図示しないモータスイッチを投入すると、外
部電源につながれた図示しない給電ターミナル、ピッグ
テール34、ブラシ31、整流子22に給電し、電機子
3が回転する。長時間モータを回転させると同時に回転
する整流子22に摺接するブラシ31が摺接の摩擦と通
電による摩耗のためブラシ31の長さが徐々に減少す
る。図4(a)、図4(b)、図4(c)はブラシスプ
リング33がブラシ31を整流子側へ押圧している状態
である。図4(a)は正面図でブラシスプリング33の
一部がブラシ31の端部に当接し、その他の部分はスプ
リングガイド32bの内面にガイドされている。
る。まず、図示しないモータスイッチを投入すると、外
部電源につながれた図示しない給電ターミナル、ピッグ
テール34、ブラシ31、整流子22に給電し、電機子
3が回転する。長時間モータを回転させると同時に回転
する整流子22に摺接するブラシ31が摺接の摩擦と通
電による摩耗のためブラシ31の長さが徐々に減少す
る。図4(a)、図4(b)、図4(c)はブラシスプ
リング33がブラシ31を整流子側へ押圧している状態
である。図4(a)は正面図でブラシスプリング33の
一部がブラシ31の端部に当接し、その他の部分はスプ
リングガイド32bの内面にガイドされている。
【0020】図4(b)はブラシ31が摩耗していない
初期の状態を表す。ブラシスプリング33はブラシケー
ス32の蓋32cに飛び出しが阻止され、その反発力で
ブラシ31を整流子側へ弾発的に押圧している。図4
(c)はブラシ31が摩耗し限界状態に達した状態を表
す。その過程でブラシ31はブラシガイド面32fによ
ってブラシ長手方向に移動可能に支持され、またブラシ
スプリング33はスプリングガイド32bによって支持
されているので、ブラシ31の摩耗に伴いブラシスプリ
ング33はブラシ31を整流子側に略一定の弾発力でス
ムーズに押圧されてきた。ブラシ31が摩耗限界に達し
たこの状態では、ブラシスプリング33はブラシ31に
接触しているが、ブラシスプリング33の端部がストッ
パ32aに当接して、これ以上のブラシへの押圧を停止
させている。すなわち、この状態で給電がストップされ
てモータの回転が停止する。
初期の状態を表す。ブラシスプリング33はブラシケー
ス32の蓋32cに飛び出しが阻止され、その反発力で
ブラシ31を整流子側へ弾発的に押圧している。図4
(c)はブラシ31が摩耗し限界状態に達した状態を表
す。その過程でブラシ31はブラシガイド面32fによ
ってブラシ長手方向に移動可能に支持され、またブラシ
スプリング33はスプリングガイド32bによって支持
されているので、ブラシ31の摩耗に伴いブラシスプリ
ング33はブラシ31を整流子側に略一定の弾発力でス
ムーズに押圧されてきた。ブラシ31が摩耗限界に達し
たこの状態では、ブラシスプリング33はブラシ31に
接触しているが、ブラシスプリング33の端部がストッ
パ32aに当接して、これ以上のブラシへの押圧を停止
させている。すなわち、この状態で給電がストップされ
てモータの回転が停止する。
【0021】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
によれば、ブラシよりも幅広に構成されたスプリングガ
イド部に導かれたブラシスプリングが、ブラシケースの
中でスムーズに動いてブラシを偏りなく整流子に当接さ
せて給電するため、ブラシの摩耗も偏ることなく寿命を
短くすることがない。さらに、ブラシの摩耗が進んでブ
ラシスプリングがストッパ部に当接すると、ブラシスプ
リングがブラシを整流子に押圧する力がゼロになり、ブ
ラシを確実に停止位置で停止させることができるため、
ブラシの有効寿命を充分使い切ることができる。また、
ブラシケースの蓋がブラシケースと一体に成形されてい
るため、ブラシとブラシスプリングを挿入した後で蓋を
折り曲げるだけで簡単に組み付けられ、ブラシスプリン
グの飛び出しを確実に防止することができる。
によれば、ブラシよりも幅広に構成されたスプリングガ
イド部に導かれたブラシスプリングが、ブラシケースの
中でスムーズに動いてブラシを偏りなく整流子に当接さ
せて給電するため、ブラシの摩耗も偏ることなく寿命を
短くすることがない。さらに、ブラシの摩耗が進んでブ
ラシスプリングがストッパ部に当接すると、ブラシスプ
リングがブラシを整流子に押圧する力がゼロになり、ブ
ラシを確実に停止位置で停止させることができるため、
ブラシの有効寿命を充分使い切ることができる。また、
ブラシケースの蓋がブラシケースと一体に成形されてい
るため、ブラシとブラシスプリングを挿入した後で蓋を
折り曲げるだけで簡単に組み付けられ、ブラシスプリン
グの飛び出しを確実に防止することができる。
【図1】 本発明実施例のブロアモータの断面図であ
る。
る。
【図2】 本発明実施例のブラシホルダの平面図であ
る。
る。
【図3】(a),(b),(c) 本発明実施例のブラ
シケースの側面図、平面図、正面図である。
シケースの側面図、平面図、正面図である。
【図4】(a),(b),(c) 本発明実施例のブラ
シとブラシケースの第2図A視断面図、B−B断面の説
明図で、(b)は初期状態、(c)は摩耗限界状態であ
る。
シとブラシケースの第2図A視断面図、B−B断面の説
明図で、(b)は初期状態、(c)は摩耗限界状態であ
る。
10…ハウジング、20…モータ、21…回転軸、22
…整流子、23…磁石、24…積層コア、25…巻線、
26…ヨーク、27…フレームエンド、30…ブラシホ
ルダ、31…ブラシ、32…ブラシケース、32a…ス
トッパ部、32b…スプリングガイド部、32c…ブラ
シケースの蓋、32d…ピッグテールの通し孔、32e
…ブラシホルダへの差込用足、32f…ブラシガイド
面、33…ブラシスプリング、34…ピッグテール
…整流子、23…磁石、24…積層コア、25…巻線、
26…ヨーク、27…フレームエンド、30…ブラシホ
ルダ、31…ブラシ、32…ブラシケース、32a…ス
トッパ部、32b…スプリングガイド部、32c…ブラ
シケースの蓋、32d…ピッグテールの通し孔、32e
…ブラシホルダへの差込用足、32f…ブラシガイド
面、33…ブラシスプリング、34…ピッグテール
Claims (3)
- 【請求項1】 モータケースと、前記モータケース内
部に配置したブラシホルダと、前記ブラシホルダ上に設
けられたブラシケースと、前記ブラシケース内に収容さ
れたブラシと、前記ブラシを押圧するブラシスプリング
と、前記モータケースの内側に配置される磁石と、中央
部に回転軸を備え、前記回転軸に前記ブラシと摺接する
整流子と、積層コアとを有し、前記ブラシを通じ前記整
流子への通電により上記磁石の内周側で回転する電機子
とを備えた回転電機において、前記ブラシケースのケー
ス面に、ブラシの長手方向に沿って前記ブラシスプリン
グをガイドするスプリングガイド部と、整流子側開口部
に前記ブラシスプリングの押圧を制限するストッパ部と
を有することを特徴とする回転電機。 - 【請求項2】 前記ストッパ部を前記スプリングガイ
ド部の端面に形成し、ブラシケース開口部よりも前記ス
プリングガイド部を幅広に構成したことを特徴とする請
求項1記載の回転電機。 - 【請求項3】 前記ブラシケースの前記整流子と反対
側端面に前記ブラシスプリングの飛び出しを規制する蓋
を有することを特徴とする請求項1記載の回転電機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000238347A JP2002058211A (ja) | 2000-08-07 | 2000-08-07 | 回転電機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000238347A JP2002058211A (ja) | 2000-08-07 | 2000-08-07 | 回転電機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002058211A true JP2002058211A (ja) | 2002-02-22 |
Family
ID=18730057
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000238347A Abandoned JP2002058211A (ja) | 2000-08-07 | 2000-08-07 | 回転電機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002058211A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006203962A (ja) * | 2005-01-18 | 2006-08-03 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 電動送風機 |
JP2008154415A (ja) * | 2006-12-20 | 2008-07-03 | Nissin Kogyo Co Ltd | 電動モータ |
-
2000
- 2000-08-07 JP JP2000238347A patent/JP2002058211A/ja not_active Abandoned
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006203962A (ja) * | 2005-01-18 | 2006-08-03 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 電動送風機 |
JP2008154415A (ja) * | 2006-12-20 | 2008-07-03 | Nissin Kogyo Co Ltd | 電動モータ |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20061117 |
|
A762 | Written abandonment of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A762 Effective date: 20090403 |