JP2002057674A - 光無線通信装置 - Google Patents

光無線通信装置

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JP2002057674A
JP2002057674A JP2000238922A JP2000238922A JP2002057674A JP 2002057674 A JP2002057674 A JP 2002057674A JP 2000238922 A JP2000238922 A JP 2000238922A JP 2000238922 A JP2000238922 A JP 2000238922A JP 2002057674 A JP2002057674 A JP 2002057674A
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signal
frame
unit
transmission
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Hidetoshi Naruki
秀敏 成木
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Victor Company of Japan Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光回線への圧迫を除去し、通信性能の低下を
無くして速やかな半二重光通信を実現可能とする。 【解決手段】 親機は、ネットワーク幹線から受け取っ
たイーサネット(登録商標)フレームF1から、そのイ
ーサネットフレーム内の固定フィールド(主にプリアン
ブル信号PE)を除去し、当該固定フィールドが除去さ
れたものの先頭に、光プリアンブル信号PLを付加し、
この光プリアンブル信号PLが付加された光フレームF
2を子機へ向けて光送信する。この親機からの光フレー
ムF2を受け取った子機は、当該光フレームF2から光
プリアンブル信号PLを除去し、除去された固定フィー
ルド(主にプリアンブル信号PE)を挿入(SSDとS
FDの間に挿入)し、その固定フィールドが挿入された
イーサネットフレームF3(イーサネットフレームF1
と同じ)を端末に向けて送信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光無線により信号
を広範囲に伝送する拡散型の光無線通信装置と、その拡
散型の光無線通信装置との間で光無線により情報を送受
信する狭指向角型の光無線通信装置とに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、複数のパーソナルコンピュー
タ等の情報処理機器を相互に接続してLAN(Local Ar
ea Network)を構築する場合、それら情報処理機器は、
例えば同軸ケーブルや光ケーブル等の有線によって接続
されることが多い。有線による接続は、機械的に確実な
接続が可能なので、外来雑音によるデータ誤りが少ない
などの点では有利であるが、配線工事が煩雑であり、レ
イアウト変更毎に工事が必要であるなどの問題点があ
る。
【0003】また、近年は、ラップトップ型、ブック
型、パームトップ型等のパーソナルコンピュータや電子
手帳等の携帯型情報処理機器を相互に接続してデータ伝
送を行う要求も高まっている。一方で、これらの携帯型
情報処理機器は、元々携帯移動して使用することを目的
とした機器であり、有線により接続した状態のままで携
帯移動するようなことは極めて希である。このため、こ
れら携帯型情報処理機器を相互に接続してデータ伝送を
行う場合は、その移動毎にコネクタの抜き差しが行われ
ることになり、そのような接続作業は非常に面倒であ
る。また、コネクタの抜き差しを繰り返すと、当該コネ
クタ等の接続部の機械的破損が発生する虞もある。
【0004】これらのことから、据置型、携帯型に限ら
ず、各種の情報処理機器間でデータの送受信を行う場合
には、伝送路の全部または一部を無線化して、有線によ
る接続を減らしたいという要求がある。
【0005】ここで、当該無線伝送の手法としては、電
波を伝送媒体としたものと、光を伝送媒体としたものと
がある。これら電波、光の何れの伝送媒体を使用しても
高速データ伝送を実現可能であるが、電波の場合は法的
な規制があるため、法的規制のない光を伝送媒体とした
無線伝送が有利である。
【0006】また、有線LANで最も普及率の高いイー
サネットLANは例えば10Mbpsの伝送速度を有し
ているので、無線伝送路においても最低10Mbpsの
伝送速度持つことが望ましい。
【0007】このようなことから、本件出願人は、特開
平8−56198号公報において、伝送媒体として光を
用い、10Mbpsの伝送速度を実現する「光無線通信
の戻り光打ち消し方法及びその装置」を開示している。
この公報記載の技術は、天井に取り付けた親機と部屋内
に設置された子機との間で光無線による全二重通信を実
現するものであって、特に親機については、受信信号か
ら送信信号を減算することで反射光による悪影響を除去
可能とする方式が採用されている。すなわち、光無線伝
送では、自由空間へ光を送出し、且つ自由空間からの光
を受信するようになされているため、例えば相手方の装
置近傍に位置する物体により、自己が送出した送信信号
光が反射等されて受信部に入力してしまい、相手方から
の通信信号を正確に取り出すことができなくなるという
問題点がある。このため、当該公報記載の技術では、送
信信号の一部を分岐して、この信号のレベル及び位相を
調整して受信信号に加えることにより、戻り光による信
号をキャンセルするようにしている。
【0008】ところで、近年は伝送速度の高速化が望ま
れており、上述のような光無線通信方式においても、伝
送速度の更なる高速化が要求されている。
【0009】ここで、伝送速度が例えば100Mbps
となる光無線通信を考えてみる。
【0010】100Mbpsの伝送速度にて光無線通信
を行う場合、変調の基本周波数の1波長は、30000
0Km/125MHz=2.4mになる。
【0011】したがって、例えば光無線通信装置の送信
部(発光部)からの送信信号光が、例えば1.2m先で
反射して同じく受信部(受光部)に戻ってきたとする
と、この受光部に到達した当該反射による戻り光は、発
光部が送出した送信信号光に対して1波長分のズレを生
じたものとなる。このことを言い換えると、発光部と反
射物体との間の距離(同じく反射物体と受光部との間の
距離)、が何れであるかにより、当該反射による戻り光
の位相が元信号(送信信号光)に対してどの様な位相に
なるのか予想がつかないことを意味している。また、例
えば光無線通信装置の送信部からの送信信号光が例えば
0.5m先で反射して受信部に戻ってきた場合の反射戻
り光の位相と、例えばその光無線通信装置の送受信部か
ら1m離れている別の光無線通信装置から送られてきた
信号光の位相とは、同じものとなり、この場合、戻り光
と信号光の区別が付かなくなる虞がある。
【0012】これらのことから、100Mbpsの伝送
速度による光無線通信を実現するためには、様々な位相
・振幅の光に対応可能な反射戻り光打ち消し回路が必要
になる。
【0013】しかしながら、上述の如く様々な位相・振
幅の光に対応可能な反射戻り光打ち消し回路を光無線通
信装置に実装することは、装置の規模やコストの面か
ら、現実的には非常に困難である。
【0014】以上のようなことから、100Mbpsの
伝送速度による光無線通信を行う場合には、例えば、上
述した反射戻り光が問題となる全二重通信を行わず、子
機からの送信(発光)に際し、親機へ送信許可の申請処
理(ID交換など)を行い、その許可がなされたときに
子機から親機に送信を行うような、いわゆる半二重通信
を行うようにすることにより、反射戻り光の影響を無く
した光無線通信を実現することが考えられる。
【0015】以下、半二重通信を行う光無線通信システ
ムにおいて、子機としての光無線通信装置(以下、単に
子機とする)から、親機としての光無線通信装置(以
下、単に親機とする)に対してフレーム単位の信号を送
信する際の信号送受信タイミングイメージを説明する。
なお、以下に説明する光無線通信システムにおいて、親
機はネットワーク幹線を介して他のシステムと有線接続
され、子機は例えばパーソナルコンピュータ等の端末と
有線接続されているとする。また、親機は、ネットワー
ク幹線へ信号を送信する幹線側送信部と、ネットワーク
幹線からの信号を受信する幹線側受信部と、子機へ光信
号を送信する発光部と、子機からの光信号を受光する受
光部とを有し、子機は、親機からの光信号を受光する受
光部と、親機へ光信号を送信する発光部と、端末へ信号
を送信する端末側送信部と、端末からの信号を受信する
端末側受信部とを有しているとする。
【0016】図13には、フレーム単位の信号(以下、
適宜、フレームやフレームデータとも呼ぶ)を、ネット
ワーク幹線から親機へ、親機から子機へ、子機から端末
へ送信する場合の、光無線通信システムにおける信号送
受信タイミングイメージを示し、図14には、フレーム
単位の信号を、端末から子機へ、子機から親機へ、親機
からネットワーク幹線へ送信する場合の、光無線通信シ
ステムにおける信号送受信タイミングイメージを示す。
なお、100Mbpsの伝送速度による光無線通信シス
テムにおいて、半二重光通信を使用すること自体の実現
例はあまりないが、図13や図14には、半二重光通信
を行う場合に採用されるであろうと思われる信号送受信
タイミングイメージを示している。また、以下の説明に
おいて、ネットワーク幹線上或いは端末上で扱われるイ
ーサネット規格のフレームをイーサネットフレームと呼
び、光回線上で扱われるフレームを光フレームと呼んで
区別する。
【0017】図13において、ネットワーク幹線上のイ
ーサネットフレームf1は、図13の(a)に示すよう
に、データの先頭を識別するためのSSD(Start of S
tartDelimiter)信号、プリアンブル信号pe、当該プ
リアンブル信号pe以降のフレームデータの先頭を識別
するためのSFD(Start of Frame Delimiter)信号、
宛先アドレスであるDA(Destination Address)信
号、発信元アドレスであるSA(Source Address)信
号、データの長さを表すL(Length)信号、実データ、
フレーム誤りチェック用のFCS(Frame Check Sequen
ce)信号、データの終わりを識別するためのESD(En
d of Stream Delimiter)信号とからなり、親機は、当
該イーサネットフレームf1をネットワーク幹線から受
け取る。
【0018】次に、親機は、図中t1のように、ネット
ワーク幹線から受け取ったイーサネットフレームf1の
先頭に、図中(b)及び(c)に示すような光プリアン
ブル信号plを付加し、さらに当該光プリアンブル信号
plが付加された光フレームf2を図中t2のように子
機へ向けて光送信する。
【0019】この親機からの光フレームf2を受け取っ
た子機は、当該光フレームf2から光プリアンブル信号
plを除去した図中(d)に示すイーサネットフレーム
f3(イーサネットフレームf1と同じ)を、図中t3
のように端末に向けて送信する。
【0020】一方、図14において、端末が発生するイ
ーサネットフレームf11は、図14の(g)及び
(f)に示すように、SSD信号、プリアンブル信号p
e、SFD信号、DA信号、SA信号、L信号、実デー
タ、FCS信号、ESD信号とからなり、端末からは図
中t11のように当該イーサネットフレームf11が送
信され、子機はそのイーサネットフレームf11を受信
する。
【0021】次に、子機は、端末からのイーサネットフ
レームf11を光フレームに変換して親機へ向けて送信
するのに先立ち、図14の(d)に示すように、光プリ
アンブル信号を付加した光回線使用要求信号reを、図
中t12のように親機に向けて光送信する。
【0022】ここで、子機に対して光回線の使用を許可
するならば、親機は、図14の(c)に示すように、光
プリアンブル信号を付加した光回線使用許可信号pm
を、図中t13のように子機に向けて光送信する。
【0023】この光回線使用許可信号pmを受け取った
子機は、図中t14及び(e)のように、端末から受け
取ったイーサネットフレームf11に光プリアンブル信
号plを付加した光フレームf12を、図中t15及び
(b)のように親機へ向けて光送信する。
【0024】当該子機からの光フレームf12を受け取
った親機は、当該光フレームf12から光プリアンブル
信号plを除去したイーサネットフレームf13を、図
中t16及び(a)のように、ネットワーク幹線へ向け
て送出する。
【0025】以上、図13及び図14を用いて説明した
ように、親機と子機との間の半二重光通信の際には、ネ
ットワーク幹線或いは端末上のイーサネットフレームに
対して光プリアンブル信号plを付加した光フレームを
光送受信するようになると考えられる。
【0026】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た半二重光通信の例では、子機から親機への光送信や親
機から子機への光送信の際に必ず位相同期用の光プリア
ンブル信号を置かなければならない。このため、この追
加された光プリアンブル信号の分だけ、光回線が圧迫さ
れ、通信性能を低下させてしまっている。
【0027】本発明は、上述の課題に鑑みてなされたも
のであり、光回線への圧迫を除去し、通信性能の低下を
無くして速やかな半二重光通信を実現可能とする、光無
線通信装置の提供を目的とする。
【0028】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
に係る光無線通信装置は、他の光無線通信機器との間で
半二重光通信により光信号の送受を行う光無線通信装置
であり、上述の課題を解決するための手段として、所定
通信回線上を送信されてきた第1のフレームを受信する
通信回線受信手段と、前記受信した第1のフレーム内の
固定フィールドと可変フィールドのデータを選別する選
別手段と、前記選別された可変フィールドのデータを一
時待機させる第1の記録手段と、光回線への送信用の光
プリアンブル信号を生成する光プリアンブル生成手段
と、前記光プリアンブル信号以降のデータの先頭を識別
するための識別子を生成する識別子生成手段と、前記光
プリアンブル信号及び識別子と前記第1の記憶手段に一
時待機された可変フィールドのデータとから第2のフレ
ームを構成する第2のフレーム構成手段と、前記第2の
フレームを光回線に送信する光回線送信手段と、光回線
上を送信されてきた第2のフレームを受信する光回線受
信手段と、前記受信した第2のフレームから可変フィー
ルドのデータを一時待機させる第2の記録手段と、前記
固定フィールドのデータを生成する固定フィールド生成
手段と、前記生成された固定フィールドのデータと前記
第2の記録手段に一時待機された可変フィールドのデー
タとを用いて前記第1のフレームを構成する第1のフレ
ーム構成構成手段と、前記第1のフレームを所定通信回
線上に送信する通信回線送信手段とを有する。
【0029】請求項2に記載の本発明に係る光無線通信
装置は、上述の課題を解決するための手段として、前記
光回線の空きを知らせる光回線空き信号を生成する光回
線空き信号生成手段と、光回線の使用を要求する旨の光
回線使用要求信号を検出する光回線要求信号検出手段
と、特定の光無線通信装置に対して光回線の使用を許可
する光回線使用許可信号を生成する使用許可信号生成手
段と、前記所定通信回線への送信を要求するための通信
回線要求信号を生成する通信回線要求信号生成手段と、
前記構成された第2のフレームと前記生成された光回線
空き信号と前記生成された光回線使用許可信号を前記光
回線上に送信する送信タイミングを切り替える光送信切
替手段と、前記構成された第1のフレームと前記生成さ
れた通信回線要求信号を前記所定通信回線上に送信する
送信タイミングを切り替える通信回線送信切替手段と、
前記光送信切替手段と通信回線送信切替手段の送信タイ
ミングの切り替えを制御する制御手段とを有する。
【0030】請求項3に記載の本発明に係る光無線通信
装置は、上述の課題を解決するための手段として、光回
線空き信号を検出する光回線空き信号検出手段と、光回
線の使用を要求するための光回線使用要求信号を生成す
る使用要求信号生成手段と、光回線の使用を許可する旨
の光回線使用許可信号を検出する使用許可信号検出手段
と、前記所定通信回線への送信を要求するための通信回
線要求信号を生成する通信回線要求信号生成手段と、前
記構成された第2のフレームと前記生成された光回線使
用要求信号を前記光回線上に送信する送信タイミングを
切り替える光送信切替手段と、前記構成された第1のフ
レームと前記生成された通信回線要求信号を前記所定通
信回線上に送信する送信タイミングを切り替える通信回
線送信切替手段と、前記光送信切替手段と通信回線送信
切替手段の送信タイミングの切り替えを制御する制御手
段とを有する。
【0031】請求項4に記載の本発明に係る光無線通信
装置は、上述の課題を解決するための手段として、前記
特定の光無線通信装置から前記光回線を介して送られて
きた第2のフレームのデータを当該特定の光無線通信装
置へ折り返し送信するための制御を行う折り返し制御手
段と、前記第2のフレームのデータを前記折り返し送信
するタイミングまで一時待機させる第3の記録手段と、
前記光回線を介して送られてきた第2のフレームの欠落
した光プリアンブル信号を補完するための光プリアンブ
ル付加手段とを備える。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施の形
態について図面を参照しながら詳細に説明する。
【0033】図1には、本発明の一実施の形態としての
光無線通信装置からなる光無線通信システムの主要部の
概略構成を示す。
【0034】本実施の形態の光無線通信システムは、パ
ケット(フレーム)送信によってデータを送受信するイ
ーサネット(Ethernet(登録商標))などの幹
線系ネットワークに接続されるシステムであり、図1に
示すように、ネットワーク幹線2と端末(例えばパーソ
ナルコンピュータ等からなる端末4(4a,4b,4
c))との間を、親機としての光無線通信装置(以下、
親機1とする)及び子機としての光無線通信装置(以
下、子機3(3a,3b,3c)とする)による半二重
光通信を使用して接続するものである。なお、端末4に
は、パーソナルコンピュータ等の他に、ネットワークイ
ンターフェースカード(Network Interface Card:NI
C)やハブ(hub)などの中継機も含まれる。
【0035】図2には、フレーム単位の信号を、ネット
ワーク幹線2から親機1へ、親機1から子機3へ、子機
3から端末4へ送信する場合の、本実施の形態の光無線
通信システムにおける信号送受信タイミングイメージを
示す。
【0036】図2において、ネットワーク幹線2上のイ
ーサネットフレームF1は、図2の(a)に示すよう
に、データの先頭を識別するためのSSD信号、プリア
ンブル信号PE、当該プリアンブル信号PE以降のフレ
ームデータの先頭を識別するためのSFD信号、宛先ア
ドレスであるDA信号、発信元アドレスであるSA信
号、データの長さを表すL信号、実データ、フレーム誤
りチェック用のFCS信号、データの終わりを識別する
ためのESD信号とからなり、親機1は、当該イーサネ
ットフレームF1をネットワーク幹線2から受け取る。
【0037】次に、親機1は、図中T1のように、ネッ
トワーク幹線2から受け取ったイーサネットフレームF
1から、そのイーサネットフレーム内の固定パターンで
あり、受信側で生成可能な固定フィールド(主にプリア
ンブル信号PE)を除去し、当該固定フィールドが除去
されたものの先頭に、図中(b)及び(c)に示すよう
な光プリアンブル信号PLを付加し、この光プリアンブ
ル信号PLが付加された光フレームF2を図中T2のよ
うに子機3へ向けて光送信する。
【0038】この親機1からの光フレームF2を受け取
った子機3は、当該光フレームF2から光プリアンブル
信号PLを除去し、親機1にて除去された固定フィール
ド(主にプリアンブル信号PE)を挿入(SSDとSF
Dの間に挿入)し、その固定フィールドが挿入された図
中(d)に示すイーサネットフレームF3(イーサネッ
トフレームF1と同じ)を、図中T3のように端末に向
けて送信する。
【0039】次に、図3には、フレーム単位の信号を、
端末4から子機3へ、子機3から親機1へ、親機1から
ネットワーク幹線2へ送信する場合の、本実施の形態の
光無線通信システムにおける信号送受信タイミングイメ
ージを示す。
【0040】この図3において、端末4が発生するイー
サネットフレームF11は、図3の(g)及び(f)に
示すように、SSD信号、プリアンブル信号PE、SF
D信号、DA信号、SA信号、L信号、実データ、FC
S信号、ESD信号とからなり、端末4からは図中T1
1のように当該イーサネットフレームF11が送信さ
れ、子機3はそのイーサネットフレームF11を受信す
る。
【0041】次に、子機3は、端末4からのイーサネッ
トフレームF11を光フレームに変換して親機1へ向け
て送信するのに先立ち、図3の(d)に示すように、光
プリアンブル信号を付加した光回線使用要求信号RE
を、図中T12のように親機1に向けて光送信する。
【0042】ここで、子機3に対して光回線の使用を許
可するならば、親機1は、図3の(c)に示すように、
光プリアンブル信号を付加した光回線使用許可信号PM
を、図中T13のように子機3に向けて光送信する。
【0043】この光回線使用許可信号PMを受け取った
子機3は、図中T14及び(e)のように、端末4から
受け取ったイーサネットフレームF11から、そのイー
サネットフレーム内の固定フィールド(主にプリアンブ
ル信号PE)を除去し、当該固定フィールドが除去され
たものの先頭に光プリアンブル信号PLを付加し、この
光プリアンブル信号PLが付加された光フレームF12
を図中T15のように親機1へ向けて光送信する。
【0044】当該子機3からの光フレームF12を受け
取った親機1は、当該光フレームF12から光プリアン
ブル信号PLを除去し、子機3にて除去された固定フィ
ールド(主にプリアンブル信号PE)を挿入(SSDと
SFDの間に挿入)し、その固定フィールドが挿入され
た図中(a)に示すイーサネットフレームF13(イー
サネットフレームF11と同じ)を、図中T16のよう
にネットワーク幹線2に向けて送信する。
【0045】以上のように、本発明実施の形態では、ネ
ットワーク幹線2または端末4からのフレームを光送信
する際に、当該ネットワーク幹線2または端末4から送
られてきたイーサネットフレーム内の固定フィールド
(主にプリアンブル信号PE)を除去したものに光プリ
アンブル信号PLを付加して光フレームを構成して送信
するようになされている。また、この光プリアンブル信
号PLが付加された光フレームを受取った親機1または
子機3は、除去された固定フィールド(主にプリアンブ
ル信号PE)を加えて元のイーサネットフレームを復元
し、ネットワーク幹線2または端末4へ送り出すように
なされている。
【0046】ここで、本実施の形態によれば、ネットワ
ーク幹線2または端末4からのイーサネットフレームを
光回線上の光フレームに変換する際、或いは、光回線上
の光フレームをイーサネットフレームへ変換する際に、
図2や図3の例の他に図4及び図5に示すような変換を
行うこともできる。なお、図4には、ネットワーク幹線
2或いは端末4上を流れるイーサネットフレームの先頭
にプリアンブルPE以外の情報(この例ではSSD)が
置かれている場合(例えば100BASEのイーサネッ
トフレーム)の変換例を、図5には、ネットワーク幹線
2或いは端末4上を流れるイーサネットフレームの先頭
にプリアンブル信号PEが置かれている場合(例えば1
0BASEのイーサネットフレーム)の変換例を示す。
【0047】図4の(a)に示すイーサネットフレーム
は、プリアンブル信号PEの前にSSD信号が置かれ、
これらSSD信号及びプリアンブル信号PEとSFD信
号が固定フィールド部となり、DA信号、SA信号、L
信号、実データ、FCS信号が可変フィールド部であ
り、また、ESD信号も固定フィールド部となってい
る。
【0048】本実施の形態において、この図4の(a)
に示すイーサネットフレームを光フレームに変換する場
合には、例えば図4の(b),(c),(d),(e)
に示すような変換例が考えられる。
【0049】すなわち、図4の(b)は、図2や図3で
説明した変換例と同様であり、図4の(a)に示したイ
ーサネットフレームから、固定フィールドのプリアンブ
ル信号PEを除去し、そのプリアンブル信号PEが除去
されたものの先頭に光プリアンブル信号PLを付加して
光フレームを形成した例を示している。また、図4の
(c)は、図4の(a)に示したイーサネットフレーム
から、固定フィールドのプリアンブル信号PEとSFD
信号を除去し、それら信号が除去されたものの先頭に光
プリアンブル信号PLを付加して光フレームを形成した
例を示している。また、図4の(d)は、図4の(a)
に示したイーサネットフレームから、固定フィールドの
SSD信号とプリアンブル信号PEを除去し、それら信
号が除去されたものの先頭に光プリアンブル信号PLを
付加して光フレームを形成した例を示している。また、
図4の(e)は、図4の(a)に示したイーサネットフ
レームから、固定フィールドのSSD信号とプリアンブ
ル信号PEとSFD信号及びESD信号(すなわち固定
フィールドの全て)を除去し、それら信号が除去された
ものの先頭に光プリアンブル信号PLとSSD信号又は
SFD信号のビットパターンを表す固定フィールドのS
BP(Start bits patarne)を付加して光フレームを形
成した例を示している。
【0050】これら図4の(b),(c),(d),
(e)に示した光フレームからは、図4の(a)に示す
イーサネットフレームが再構成されることになる。
【0051】ここで、光フレームからイーサネットフレ
ームを再構成する際には、上述のように、光フレームか
ら光プリアンブル信号PLを除去し、プリアンブル信号
PEを挿入することになるため、光プリアンブル信号P
Lとそれ以外のフィールド(可変フィールド)との境界
を検出しなければならない。本実施の形態の場合、図4
の(a)に示したイーサネットフレームから変換された
図4の(b),(c),(d),(e)の各光フレーム
には、可変フィールドと光プリアンブル信号PLの間
に、可変フィールドの開始を示す識別子として必ず固定
フィールドが配されている。このため、本実施の形態で
は、光フレームからイーサネットフレームを再構成する
際に、この識別子としての固定フィールドを検出するこ
とで、光プリアンブル信号と可変フィールドとの境界を
識別し、その境界を元に、光フレームから光プリアンブ
ル信号PL等を除去し、その後プリアンブル信号PE等
を挿入することでイーサネットフレームを再構築可能と
なされている。
【0052】すなわち、図4の(b)の光フレームの場
合、例えば固定フィールドのSSD信号から光プリアン
ブル信号PLと可変フィールドとの境界が検出され、そ
の境界位置により光プリアンブル信号PLが除去され、
その光プリアンブル信号PLが除去された後のフレーム
のSSD信号とSFD信号の間にプリアンブル信号PE
が挿入されることで、図4の(a)のイーサネットフレ
ームが再構築される。以下同様に、図4の(c)の光フ
レームの場合、固定フィールドのSSD信号から光プリ
アンブル信号PLと可変フィールドとの境界が検出さ
れ、その境界位置により光プリアンブル信号PLが除去
され、その光プリアンブル信号PLが除去された後のフ
レームのSSD信号の後にプリアンブル信号PEとSF
D信号が挿入されることで、図4の(a)のイーサネッ
トフレームが再構築される。また、図4の(d)の光フ
レームの場合、固定フィールドのSFD信号から光プリ
アンブル信号PLと可変フィールドとの境界が検出さ
れ、その境界位置により光プリアンブル信号PLが除去
され、その光プリアンブル信号PLが除去された後のフ
レームのSFDの前にSSD信号とプリアンブル信号P
Eが挿入されることで、図4の(a)のイーサネットフ
レームが再構築される。また、図4の(e)の光フレー
ムの場合、固定フィールドのSBP信号から光プリアン
ブル信号PLと可変フィールドとの境界が検出され、そ
の境界位置により光プリアンブル信号PLが除去され、
その光プリアンブル信号PLが除去された後のフレーム
のSBP信号からSSD信号とSFD信号が復元され、
その復元されたSSD信号とSFD信号の間にプリアン
ブル信号PEが挿入され、さらに、そのフィールドの最
後にESD信号が付けられることで、図4の(a)のイ
ーサネットフレームが再構築される。
【0053】一方、図5の(a)に示すイーサネットフ
レームは、先頭にプリアンブル信号PEが置かれ、この
プリアンブル信号PEとSFD信号が固定フィールド部
となり、DA信号、SA信号、L信号、実データ、FC
S信号が可変フィールド部となっている。
【0054】本実施の形態において、この図5の(a)
に示すイーサネットフレームを光フレームに変換する場
合には、例えば図5の(b)に示すような変換例が考え
られる。
【0055】すなわち、図5の(b)は、図5の(a)
に示したイーサネットフレームから、固定フィールドの
プリアンブル信号PEを除去し、そのプリアンブル信号
PEが除去されたものの先頭に光プリアンブル信号PL
を付加して光フレームを形成した例を示している。
【0056】また、この図5の(b)に示した光フレー
ムからは、図5の(a)に示すイーサネットフレームが
再構成されることになる。この図5の例においても、光
フレームには、可変フィールドと光プリアンブル信号P
Lの間に固定フィールドのSFD信号が配されているた
め、光プリアンブル信号PLと可変フィールドとの境界
を識別可能となっている。
【0057】したがって、図5の(b)の光フレームの
場合、固定フィールドのSFD信号から光プリアンブル
信号PLと可変フィールドとの境界が検出され、その境
界位置により光プリアンブル信号PLが除去され、その
光プリアンブル信号PLが除去された後のフレームの先
頭にプリアンブル信号PEが挿入されることで、図5の
(a)のイーサネットフレームが再構築される。
【0058】なお、図2から図5の説明では、子機を特
定せずに基本的動作を説明したが、複数の各子機3a,
3b,3cのそれぞれが親機1との間で光通信可能なシ
ステムの場合も、前述した同様の手順が採用されること
は言うまでもない。
【0059】次に、上述したようなイーサネットフレー
ムから光フレームへの変換、或いは光フレームからイー
サネットフレームの再構築を行う、図1の光無線通信シ
ステムの親機1の一具体例の構成を図6に示す。なお、
図6には、親機1において、子機3から送られてきたフ
レームデータを当該子機3へ折り返し送信しない(或い
は親機1が折り返し機能を有さない)場合の構成例を示
している。
【0060】この図6に示す親機1において、制御部5
1は、当該親機1の全体の動作を制御すると共に、ネッ
トワーク幹線2との間の通信制御、子機3との間の半二
重光通信制御を行う。当該制御部51における詳細な制
御動作の流れについては後述する。
【0061】また、当該親機1は、子機3との間で光に
よる無線通信を行うための構成として、広範囲に光を出
力する発光部67と、光通信がなされる送信信号に応じ
て発光部67を駆動する光送信処理部66と、広範囲か
らの光を受光する受光部60と、当該受光部60の受光
信号から光通信により送信されてきた信号を取り出す光
受信処理部59とを有する。
【0062】光受信処理部59より出力された受信信号
は、光回線要求信号検出部57と、回線要求部56と、
送信データ検出部55と、データ記録部41とに入力す
る。
【0063】光回線要求信号検出部57は、光受信処理
部59からの受信信号のうち、各子機3から送信されて
きた前述の光回線使用要求信号REを検出する。当該光
回線要求信号検出部57にて光回線使用要求信号REが
検出されたとき、その検出信号が制御部51に送られ
る。また、光回線使用要求信号検出部57は、光回線使
用要求信号REに含まれる子機ナンバー(例えば子機に
固有のIDなど)を、半二重光手続き処理部44に送
る。
【0064】半二重光手続き処理部44は、光回線使用
要求信号REを送信してきた子機に対して、その光回線
の使用を許可する際の半二重通信手続き処理(すなわち
認証処理)を行う。当該半二重光手続き処理部44での
認証処理結果は、制御部51に送られ、また、子機ナン
バーは光回線空き/使用許可信号発生部61に送られ
る。
【0065】光回線空き/使用許可信号発生部61は、
制御部51の制御の元で、半二重光手続き処理部44よ
り供給された子機ナンバーの子機すなわち回線の使用要
求を行っている子機に対して光回線の使用許可を行うと
きに、当該子機へ送信される光回線使用許可信号PMを
発生する。当該光回線使用許可信号PMには、子機ナン
バーが含まれ、光送信切替部62に送られる。
【0066】また、光回線空き/使用許可信号発生部6
1は、制御部51の制御の元で、光回線が空いていて使
用可能であるとき、光回線空き信号を発生し、その光回
線空き信号を光送信切替部62に送る。
【0067】また、光プリアンブル生成部64は、子機
3に送信する信号に付加される前記光プリアンブル信号
PLを発生し、その光プリアンブル信号PLを光送信用
フレーム生成部47に送る。
【0068】また、データスタートフラグ生成部48
は、光プリアンブル信号PL以降のデータの先頭を識別
するための識別子である前記SSD信号やSFD信号な
どのデータスタートフラグを生成し、そのデータスター
トフラグを光送信用フレーム生成部47に送る。
【0069】さらに、幹線信号受信部68は、ネットワ
ーク幹線2上の信号から、当該親機1や各子機3及び端
末4からなる図1の光無線通信システムに含まれる各端
末4に宛に送られてくる信号を受信し、その受信信号を
送信データ検出部63と送信データ切り出し部45に送
る。
【0070】送信データ検出部63は、幹線信号受信部
68からの受信信号より、各子機(実際には各子機3に
接続された各端末4)に向けて送られてきた送信データ
(イーサネットフレームデータ)を検出し、その検出信
号を制御部51に送る。
【0071】送信データ切り出し部45は、制御部51
の制御の元で、幹線信号受信部68からの受信信号のイ
ーサネットフレームより、前述の図2〜図5で説明した
ように、プリアンブル信号PE等の冗長部分を除去した
後の可変フィールド部等のデータ部分を切り出し、それ
ら可変フィールド部等のデータをデータ記録部46に送
る。
【0072】データ記録部46は、制御部51の制御の
元で、送信データ切り出し部45から供給された可変フ
ィールド部等のデータを記録(この場合は遅延)し、光
送信用フレーム生成部47に送る。
【0073】光送信用フレーム生成部47は、データ記
録部46から供給されたデータと、光プリアンブル生成
部64からの光プリアンブル信号PLと、データスター
トフラグ生成部48からのデータスタートフラグとを用
いて、前述の図2〜図5で説明したような光フレームを
生成し、その光フレームを光送信切替部62に送る。
【0074】光送信切替部62は、制御部51の制御の
元で、光回線使用許可信号PMや、光回線空き信号、光
フレームを、それぞれの送信タイミングに応じて切り替
え、その切り替え後の信号を光送信処理部66に送る。
【0075】光送信処理部66は、光送信切替部62か
ら供給された送信信号に応じて発光部67を駆動する。
これにより、発光部67からは、その送信信号に応じた
光信号が出力されることになる。
【0076】一方、回線要求部56は、光受信処理部5
9からの受信信号をネットワーク幹線2を介して接続さ
れた別の機器へ送信する際に、当該ネットワーク幹線2
への送信を要求する回線要求信号を生成し、制御部51
を介して幹線送信切替部53に送る。
【0077】また、擬似信号発生部52は、制御部51
の制御の元で、回線要求部56が生成した回線要求信号
をネットワーク幹線2へ送信する場合などに、ネットワ
ーク幹線2からの信号送信を停止させるために使用され
る擬似フレームを発生し、幹線送信切替部53に送る。
【0078】さらに、送信データ検出部55は、光受信
処理部59からの受信信号より、前記端末4(子機3)
から送られてきた光フレームデータを検出し、さらに、
前述のように光フレーム内の固定フィールド(可変フィ
ールドの開始を示す識別子)から光プリアンブル信号P
Lと可変フィールドとの境界も検出し、その検出信号を
制御部51へ送る。
【0079】また、データ記録部41は、制御部51の
制御の元で、光受信処理部59から供給された光フレー
ムデータのうち、前述の図2〜図5で説明したように、
光プリアンブル信号PLを除去した、残りの可変フィー
ルド部等のデータを記録(この場合は遅延)する。この
データ記録部41からは、ネットワーク幹線2へのイー
サネットフレームの送出タイミングに合わせて、その記
録したデータが読み出され、フレーム再生部(再構成)
部42に送られる。
【0080】また、フレーム固定フィールド生成部43
は、制御部51の制御の元で、SSD信号やプリアンブ
ル信号PEなどのイーサネットフレームにおける固定フ
ィールドのデータを生成し、その固定フィールドのデー
タをフレーム再生部42に送る。
【0081】フレーム再生部42は、データ記録部41
から供給された可変フィールド部等のデータと、フレー
ム固定フィールド生成部43から供給された固定フィー
ルドのデータとを用いて、前述の図2〜図5で説明した
ようなイーサネットフレームを生成し、そのイーサネッ
トフレームを幹線送信切替部53に送る。
【0082】幹線送信切替部53では、制御部51の制
御の元で、擬似信号発生部52からの擬似フレームや、
フレーム再生部42にて再構成されたイーサネットフレ
ームをそれぞれの送信タイミングで切り替え、その切り
替え後の信号を幹線送信処理部54に送る。
【0083】幹線送信処理部54は、幹線送信切替部5
3からの信号をネットワーク幹線2へ送信可能な信号に
処理し、ネットワーク幹線2に送信する。
【0084】次に、図7には、前述したイーサネットフ
レームから光フレームへの変換、或いは光フレームから
イーサネットフレームの再構築を行う、図1の光無線通
信システムの親機1の他の具体例の構成を示す。なお、
図7には、親機1において、子機3から送られてきたフ
レームデータを当該子機3へ折り返し送信する場合の構
成例を示している。
【0085】なお、この図7に示す親機1を構成する各
構成要素において、図6の各構成要素と同一のものには
同じ指示符号を付して、その説明は省略する。
【0086】この図7において、光受信処理部59によ
り出力された受信信号は、図6の構成と同様に、光回線
要求信号検出部58、回線要求部56、送信データ検出
部55、データ記録部41に入力すると共に、データ記
録部69と光折り返し制御部70にも入力する。
【0087】光折り返し制御部70は、制御部51の制
御の元で、子機から送られてきた光フレームを折り返し
送信する際の制御を行う。
【0088】また、データ記録部69は、光受信処理部
59から供給された光フレームを、折り返しタイミング
まで待機(遅延)させる。このデータ記録部69から折
り返しタイミングで読み出された光フレームは、光プリ
アンブル付加部49に送られる。
【0089】光プリアンブル付加部49には、必要に応
じて光プリアンブル生成部64が発生する光プリアンブ
ル信号PLが供給され、データ記録部69で遅延された
光フレームの光プリアンブル信号PLが何らかの理由で
欠落している場合に、その光プリアンブル信号PLを補
完する。この光プリアンブル付加部49にて必要に応じ
て光プリアンブル信号PLが補完された光フレームは、
光送信切替部62に送る。
【0090】光送信切替部62は、制御部51の制御の
元で、前述した光回線使用許可信号PMや、光回線空き
信号SP、光送信用フレーム生成部62からの光フレー
ム、光プリアンブル付加部49を介した光フレームを、
それぞれの送信タイミングに応じて切り替え、その切り
替え後の信号を光送信処理部66に送る。
【0091】これにより、発光部67からは、その送信
信号に応じた光信号(折り返しフレームを含む)が出力
されることになる。
【0092】次に、図8には、前述したイーサネットフ
レームから光フレームへの変換、或いは光フレームから
イーサネットフレームの再構築を行う、図1の光無線通
信システムの子機3の一具体例の構成を示す。
【0093】この図8に示す子機3において、制御部8
1は、当該子機3の全体の動作を制御すると共に、端末
4との間の通信制御、親機1との間の半二重光通信制御
を行う。なお、制御部81の詳細な制御動作の流れにつ
いては後述する。
【0094】また、当該子機3は、親機1との間で光に
よる無線通信を行うための構成として、狭角度のビーム
光を出力する発光部97と、光通信がなされる送信信号
に応じて発光部97を駆動する光送信処理部96と、狭
角度で信号光を受光する受光部90と、当該受光部90
の受光信号から光通信により送信されてきた信号を取り
出す光受信処理部89とを有する。
【0095】光受信処理部89により出力された受信信
号は、回線空き/使用許可信号検出部91と、回線要求
部86と、送信データ検出部85と、データ記録部10
4とに入力する。
【0096】回線空き/使用許可信号検出部91は、光
受信処理部89からの受信信号のうち、親機1から送信
されてきた前述の光回線使用許可信号PMを検出する。
当該光回線使用許可信号検出部91にて光回線使用許可
信号PMが検出されたとき、その検出信号が制御部81
に送られる。また、回線空き/使用許可信号検出部91
は、光回線使用許可信号PMに含まれる子機ナンバー
を、半二重光手続き処理部103に送る。
【0097】半二重光手続き処理部103は、光回線使
用許可信号PMに含まれる子機ナンバーにより、自分に
対する光回線の使用許可がなされたかを判断する半二重
通信手続き処理を行う。当該半二重光手続き処理部10
3での判断処理結果は、制御部81に送られる。
【0098】また、回線空き/使用許可信号検出部91
は、光受信処理部89からの受信信号のうち、親機1か
ら送信されてきた前述の光回線空き信号を検出する。当
該回線空き/使用許可信号検出部91にて光回線空き信
号が検出されたとき、その検出信号は制御部81に送ら
れる。
【0099】次に、回線要求部86は、光受信処理部8
9からの受信信号を端末4へ送信する際に、当該端末4
への送信を要求する回線要求信号を生成し、制御部81
を介して端末送信切替部83に送る。
【0100】さらに、送信データ検出部85は、ネット
ワーク幹線2を介し、さらに親機1を介して送信されて
きた、端末4宛の光フレームデータを検出し、その検出
信号を制御部81に送る。
【0101】また、データ記録部104は、制御部81
の制御の元で、光受信処理部89から供給された光フレ
ームデータを記録(この場合は遅延)し、フレーム再生
部(再構成)部105に送る。
【0102】また、データ記録部104は、制御部81
の制御の元で、光受信処理部89から供給された光フレ
ームデータのうち、前述の図2〜図5で説明したよう
に、光プリアンブル信号PLを除去した、残りの可変フ
ィールド部等のデータを記録(この場合は遅延)する。
このデータ記録部104からは、端末4へのイーサネッ
トフレームの送出タイミングに合わせて、その記録した
データが読み出され、フレーム再生部(再構成)部10
5に送られる。
【0103】また、フレーム固定フィールド生成部10
6は、制御部81の制御の元で、SSD信号やプリアン
ブル信号PEなどのイーサネットフレームにおける固定
フィールドのデータを生成し、その固定フィールドのデ
ータをフレーム再生部105に送る。
【0104】フレーム再生部105は、データ記録部1
04から供給された可変フィールド部等のデータと、フ
レーム固定フィールド生成部106から供給された固定
フィールドのデータとを用いて、前述の図2〜図5で説
明したようなイーサネットフレームを生成し、そのイー
サネットフレームを端末送信切替部83に送る。
【0105】また、擬似信号発生部82は、制御部81
の制御の元で、回線要求部86が生成した回線要求信号
を端末4へ送信する場合などに、端末4からの信号送信
を停止させるために使用される擬似フレームを発生し、
端末送信切替部83に送る。
【0106】端末送信切替部83は、制御部81の制御
の元で、擬似フレームや、フレーム再生部105にて再
構成されたイーサネットフレームデータをそれぞれの送
信タイミングで切り替え、その切り替え後の信号を端末
送信処理部84に送る。
【0107】端末送信処理部84は、端末送信切替部8
3からの信号を端末4へ送信可能な信号に処理し、端末
4に送信する。
【0108】一方、端末信号受信部98は、端末4から
送られてくる信号を受信し、その受信信号を送信データ
切り出し部100、送信データ検出部93に送る。
【0109】送信データ検出部93は、端末信号受信部
98からの受信信号より、イーサネットフレームデータ
を検出し、その検出信号を制御部81に送る。
【0110】送信データ切り出し部100は、制御部8
1の制御の元で、端末信号受信部98からの受信信号の
イーサネットフレームより、前述の図2〜図5で説明し
たように、プリアンブル信号PE等の冗長部分を除去し
た後の可変フィールド部等のデータ部分を切り出し、そ
れら可変フィールド部等のデータをデータ記録部99に
送る。
【0111】データ記録部99は、制御部81の制御の
元で、送信データ切り出し部100から供給された可変
フィールド部等のデータを記録(この場合は遅延)し、
光送信用フレーム生成部101に送る。
【0112】また、光プリアンブル生成部94は、親機
1に送信する信号に付加される前記光プリアンブル信号
PLを発生し、その光プリアンブル信号PLを光送信用
フレーム生成部101に送る。
【0113】また、データスタートフラグ生成部102
は、光プリアンブル信号PL以降のデータの先頭を識別
するための前記SSD信号やSFD信号などのデータス
タートフラグを生成し、そのデータスタートフラグを光
送信用フレーム生成部101に送る。
【0114】光送信用フレーム生成部101は、データ
記録部99から供給されたデータと、光プリアンブル生
成部94からの光プリアンブル信号PLと、データスタ
ートフラグ生成部102からのデータスタートフラグと
を用いて、前述の図2〜図5で説明したような光フレー
ムを生成し、その光フレームを光送信切替部92に送
る。
【0115】また、光回線要求信号発生部87は、制御
部81の制御の元で、親機1との間の光通信回線を要求
する光回線使用要求信号REを発生し、光送信切替部9
2に送る。
【0116】光送信切替部92は、制御部81の制御の
元で、光回線使用要求信号REや、光フレームデータ
を、それぞれの送信タイミングに応じて切り替え、その
切り替え後の信号を光送信処理部96に送る。
【0117】光送信処理部96は、光送信切替部92か
ら供給された送信信号に応じて発光部97を駆動する。
これにより、発光部97からは、その送信信号に応じた
光信号が出力されることになる。
【0118】次に、上述した図6や図7の構成の親機及
び図8の構成の子機3において、前記図2〜図5で説明
した通信手順を実現する場合の処理の流れを説明する。
【0119】先ず、図9には、ネットワーク幹線2を介
して送られてきたイーサネットフレームを受信し、光フ
レームに変換して子機3へ送信するまでの、親機1にお
ける処理の流れ(主に制御部51の制御動作の流れ)を
示す。
【0120】この図9において、先ず、親機1の制御部
51は、ステップS1の処理として、子機3との間で光
通信が行われているか否かを監視することで、光回線に
空きが有るか否かの判断を行っており、光回線に空きが
ないとき、ステップS2の処理として、擬似信号発生部
52を制御して擬似フレームの信号を発生させ、さら
に、幹線送信切替部53を切替制御することで、当該擬
似フレームをネットワーク幹線2へ送出させ、ネットワ
ーク幹線2からの信号送信を停止させる。一方、光回線
に空きがあるとき、制御部51は、ステップS3の処理
として、擬似信号発生部52からの擬似フレームの発生
と、幹線送信切替部53の切替制御を行うことで、ネッ
トワーク幹線2への擬似フレームの送出を停止する。
【0121】次に、制御部51は、ステップS4の処理
として、送信データ検出部63の検出信号を監視するこ
とで、ネットワーク幹線2からイーサネットフレームデ
ータが送信されてきているか否か調べる。このステップ
S4の処理において、イーサネットフレームデータが送
信されていないときにはステップS1の処理に戻り、一
方、送信データ検出部63によりイーサネットフレーム
データが検出されたときステップS5の処理に進む。
【0122】ステップS5の処理に進むと、制御部51
は、先ず、光回線空き/使用許可信号発生部61を制御
して光回線空き信号の送出を停止させると共に、前述の
図2〜図5で説明したように、送信データ切り出し部4
5を制御して、イーサネットフレームよりプリアンブル
信号PE等の冗長部分を除去した後の残りのデータ部分
(SSD,SFD,DA,SA,データ,FCS,ES
Dなど)を切り出させ、さらに、それら残りのデータ
を、FIFOメモリ等により構成されるデータ記録部4
6へ書き込ませる。このデータ記録部46には、光フレ
ームを送信することになるタイミングまでデータが保持
される。
【0123】次に、制御部51は、ステップS6〜ステ
ップS10までの処理により、イーサネットフレームか
ら光フレームへの変換と光回線への送出を行う。
【0124】すなわち、制御部51は、ステップS6の
処理として、光プリアンブル生成部64を制御して光プ
リアンブル信号PLを発生させ、さらに、ステップS7
の処理として、光送信用フレーム生成部47と光送信切
替部62を制御して当該光プリアンブル信号PLを光送
信処理部66へ送ることで、光プリアンブル信号PLを
子機3へ送信(発光部67の発光)する。
【0125】続いて、制御部51は、ステップS8の処
理として、データ記録部46からのデータ、データスタ
ートフラグ生成部48からのデータスタートフラグを光
送信用フレーム生成部47に送ることにより、光プリア
ンブル信号PLに続く残りの光フレーム部分を光送信切
替部62に送出させ、さらに光送信処理部66へ送って
子機3へ送信(発光部67の発光)する。
【0126】次に、制御部51は、ステップS9とし
て、データ記録部46に記録されたデータが全て読み出
されて送信されたか否か判定し、読み出しと送信が完了
していないときにはステップS8の処理に戻り、読み出
しと送信が完了したときにはステップS10の処理に進
む。
【0127】ステップS10の処理に進むと、制御部5
1は、データ記録部46からの読み出しと送信を停止す
る。
【0128】その後、制御部51は、ステップS11の
処理として、回線空き/使用許可信号発生部61を制御
して光回線空き信号を発生させると共に、光送信切替部
62を制御することで当該光回線空き信号の送信を行っ
た後、ステップS1の処理に戻る。
【0129】次に、図10には、子機3からの光フレー
ム信号を受信し、ネットワーク幹線2へ送信するまで
の、親機1における処理の流れ(主に制御部51の制御
動作の流れ)を示す。
【0130】この図10において、先ず、親機1の制御
部51は、ステップS21の処理として、子機3から送
信要求信号が有るか否か、すなわち光回線要求信号検出
部57において子機3からの光回線使用要求信号REを
検出したか否かを監視することにより、子機3が光回線
を使用した送信を要求しているか否かの判断を行ってお
り、光回線要求信号検出部57にて光回線使用要求信号
REが検出されたとき、ステップS22の処理に進む。
【0131】ステップS22の処理に進むと、制御部5
1は、光回線開放信号の送信を停止、すなわち、光回線
空き/使用許可信号発生部61を制御して光回線空き信
号の発生を停止すると共に、光送信切替部62を制御す
ることで、当該光回線空き信号の送信を停止する。
【0132】次に、制御部51は、ステップS23の処
理として、子機3に対して、光プリアンブル信号PL及
び光回線使用許可信号PMを送信する。すなわち、光プ
リアンブル発生部64を制御して光プリアンブル信号を
発生させ、また、光回線空き/使用許可信号発生部61
を制御して光回線使用許可信号PMを発生させ、光送信
用フレーム生成部47を介した光プリアンブル信号と、
光回線使用許可信号PMを、光送信切替部62の切替制
御により光送信処理部66へ送ることで、光プリアンブ
ル信号及び光回線使用許可信号PMを子機3へ送信(発
光部67の発光)する。
【0133】次に、制御部51は、ステップS24の処
理として、送信データ検出部55の検出信号を監視する
ことにより、子機3から光フレームデータが送信されて
きたか否か判断する。
【0134】ここで、光フレームデータが送信されてき
ていないとき、制御部51は、さらにステップS25の
処理としてその状態が一定時間経過したか否か判定して
おり、一定時間経過するまでステップS24とステップ
S25の判定処理を続ける。
【0135】一方、ステップS25にて一定時間経過し
ても光フレームデータが送信されてこない場合、制御部
51は、ステップS33の処理として、光回線空き/使
用許可信号発生部61を制御して光回線空き信号を発生
させると共に、光送信切替部62を制御して、当該光回
線空き信号の送信を再開する。このステップS33の処
理後は、処理を終了するか又はステップS21の処理に
戻る。
【0136】これに対し、ステップS24及びステップ
S25の判定処理にて一定時間内に子機3からフレーム
データが送信されてきたと判定した場合、制御部51
は、ステップS26の処理に進む。
【0137】ステップS26の処理に進むと、制御部5
1は、送信データ検出部55からの検出信号に基づい
て、光受信処理部59から供給された光フレームデータ
のうち、前述の図2〜図5で説明した、光プリアンブル
信号PLを除去した残りのデータ(SSD,SFD,D
A,SA,データ,FCS,ESDなど)を、例えばF
IFOメモリ等により構成されるデータ記録部41に書
き込ませる。このデータ記録部41には、イーサネット
フレームを送信することになるタイミングまでデータが
保持される。
【0138】次に、制御部51は、ステップS27〜ス
テップS31までの処理により、光フレームからイーサ
ネットフレームの再構成とネットワーク幹線2への送出
を行う。
【0139】すなわち、制御部51は、ステップS27
の処理として、フレーム固定フィールド生成部43を制
御して前述した固定フィールド部のSSD信号を出力さ
せ、さらにフレーム再生部42と幹線送信切替部53を
制御し、当該SSD信号をネットワーク幹線2へ送信さ
せる。
【0140】続いて、制御部51は、ステップS28の
処理として、フレーム固定フィールド生成部43を制御
してプリアンブル信号PLを発生させ、さらに、ステッ
プS29の処理として、フレーム再生部42と幹線送信
切替部53を制御し、当該プリアンブル信号PEをネッ
トワーク幹線2へ送信させる。
【0141】さらに続いて、制御部51は、ステップS
30の処理として、データ記録部41からのデータをフ
レーム再生部42に送り、このフレーム再生部42と幹
線送信切替部53を制御することで、当該データをネッ
トワーク幹線2へ送信させる。
【0142】次に、制御部51は、ステップS31とし
て、データ記録部41に記録されたデータが全て読み出
されて送信されたか否か判定し、読み出しと送信が完了
していないときにはステップS30の処理に戻り、読み
出しと送信が完了したときにはステップS32の処理に
進む。
【0143】ステップS32の処理に進むと、制御部5
1は、データ記録部41からの読み出しと送信を停止さ
せた後、ステップS21の処理に戻る。
【0144】次に、図11には、親機1からの光フレー
ム信号を受信し、端末4へ送信するまでの、子機3にお
ける処理の流れ(主に制御部81の制御動作の流れ)を
示す。
【0145】この図11において、先ず、子機3の制御
部81は、ステップS41の処理として、親機1からの
光フレームの送信が有るか否か、すなわち送信データ検
出部85において親機1からの光フレームを検出したか
否かを監視することにより、親機1が光回線を使用して
光フレームを送信してきたか否かの判断を行っており、
送信データ検出部85にて光フレームが検出されたと
き、ステップS42の処理に進む。
【0146】ステップS42の処理に進むと、制御部8
1は、擬似信号発生部82を制御して擬似フレームを発
生させ、さらにその擬似フレームを端末送信切替部83
と端末送信部84を介して端末4へ送信させる。これに
より、端末4からの信号送信を抑制する。
【0147】次に、制御部81は、ステップS43の処
理として、送信データ検出部85からの検出信号に基づ
いて、光受信処理部89から供給された光フレームデー
タのうち、前述の図2〜図5で説明した、光プリアンブ
ル信号PLを除去した残りのデータ(SSD,SFD,
DA,SA,データ,FCS,ESDなど)を、例えば
FIFOメモリ等により構成されるデータ記録部104
に書き込ませる。このデータ記録部104には、イーサ
ネットフレームを送信することになるタイミングまでデ
ータが保持される。
【0148】次に、制御部81は、ステップS44〜ス
テップS49までの処理により、光フレームからイーサ
ネットフレームの再構成と端末4への送出を行う。
【0149】すなわち、制御部81は、ステップS44
の処理として、フレーム固定フィールド生成部106を
制御して前述した固定フィールド部のSSD信号を出力
させ、さらにフレーム再生部105と端末送信切替部8
3を制御し、当該SSD信号を端末4へ送信させる。
【0150】続いて、制御部81は、ステップS45の
処理として、フレーム固定フィールド生成部106を制
御してプリアンブル信号PLを発生させ、さらに、ステ
ップS46の処理として、フレーム再生部105と端末
送信切替部83を制御し、当該プリアンブル信号PEを
端末4へ送信させる。
【0151】さらに続いて、制御部81は、ステップS
47の処理として、データ記録部104からのデータを
フレーム再生部105に送り、このフレーム再生部10
5と端末送信切替部83を制御することで、当該データ
を端末4へ送信させる。
【0152】次に、制御部81は、ステップS48とし
て、データ記録部104に記録されたデータが全て読み
出されて送信されたか否か判定し、読み出しと送信が完
了していないときにはステップS47の処理に戻り、読
み出しと送信が完了したときにはステップS49の処理
に進む。
【0153】ステップS49の処理に進むと、制御部8
1は、データ記録部104からの読み出しと送信を停止
させた後、ステップS41の処理に戻る。
【0154】次に、図12には、端末4から送られてき
たイーサネットフレームを受信し、光フレームに変換し
て親機1へ送信するまでの、子機3における処理の流れ
(主に制御部81の制御動作の流れ)を示す。
【0155】この図12において、先ず、子機1の制御
部81は、ステップS61の処理として、端末4からイ
ーサネットフレームの送信が有るか否か、すなわち送信
データ検出部93において端末4からのイーサネットフ
レームを検出したか否かを監視することにより、端末4
がイーサネットフレームを送信してきたか否かの判断を
行っており、送信データ検出部93にてイーサネットフ
レームが検出されたとき、ステップS62の処理に進
む。
【0156】ステップS62の処理に進むと、制御部8
1は、回線空き/使用許可信号検出部91の検出信号を
監視することにより、親機1から光回線空き信号が送信
されているか、すなわち光回線に空きが有るか否かの判
断を行う。
【0157】ここで、光回線に空きがないとき、制御部
81は、さらにステップS63の処理としてその状態が
一定時間経過したか否か判定しており、一定時間経過す
るまでステップS62とステップS63の判定処理を続
ける。
【0158】一方、ステップS63にて一定時間経過し
ても、親機1から光回線空き信号が送信されてこないと
き、制御部81は、ステップS73の処理として、擬似
信号発生部82を制御して擬似フレームを発生させ、さ
らに端末送信切替部83を制御して当該擬似フレームを
端末4へ送信させる。これにより、端末4からの信号送
信を抑制する。このステップS73の処理後は、処理を
終了するか又はステップS61の処理に戻る。
【0159】これに対し、ステップS62及びステップ
S63の判定処理にて一定時間内に親機1から光回線空
き信号が送信されてきたと判定した場合、すなわち光回
線に空きがあると判断した場合、制御部81は、ステッ
プS64の処理に進む。
【0160】ステップS64の処理に進むと、制御部8
1は、光プリアンブル生成部94を制御して光プリアン
ブル信号を発生させ、また、光回線要求信号発生部87
を制御して光回線使用要求信号REを発生させ、光送信
用フレーム生成部101を介した光プリアンブル信号
と、光回線使用要求信号REを、光送信切替部92の切
替制御により光送信処理部96へ送ることで、光プリア
ンブル信号及び光回線使用要求信号REを親機1へ送信
(発光部97の発光)する。
【0161】次に、制御部81は、ステップS65の処
理として、回線空き/使用許可信号検出部91の検出信
号を監視することにより、親機1から自分宛の光回線使
用許可信号PMが送信されているか、すなわち光回線が
使用可能であるか否かの判断を行う。
【0162】ここで、親機1から光回線の使用許可信号
PMが送信されてきていないとき、制御部81は、さら
にステップS66の処理としてその状態が一定時間経過
したか否か判定しており、一定時間経過するまでステッ
プS65とステップS66の判定処理を続ける。
【0163】一方、ステップS66にて一定時間経過し
ても、親機1から光回線使用許可信号PMが送信されて
こないとき、制御部81は、ステップS73の処理に進
み、擬似フレームを端末4へ送信させて、端末4からの
信号送信を抑制する。
【0164】これに対し、ステップS65及びステップ
S66の判定処理にて一定時間内に親機1から自分宛の
光回線使用許可信号PMが送信されてきたと判定した場
合、すなわち光回線が使用可能であると判断した場合、
制御部81は、ステップS67の処理に進む。
【0165】次に、制御部81は、ステップS67の処
理として、前述の図2〜図5で説明したように、送信デ
ータ切り出し部100を制御して、端末4からのイーサ
ネットフレームよりプリアンブル信号PE等の冗長部分
を除去した後の残りのデータ部分(SSD,SFD,D
A,SA,データ,FCS,ESDなど)を切り出さ
せ、さらに、それら残りのデータを、FIFOメモリ等
により構成されるデータ記録部99へ書き込ませる。こ
のデータ記録部99には、光フレームを送信することに
なるタイミングまでデータが保持される。
【0166】次に、制御部81は、ステップS68〜ス
テップS72までの処理により、イーサネットフレーム
から光フレームへの変換と光回線への送出を行う。
【0167】すなわち、制御部81は、ステップS68
の処理として、光プリアンブル生成部94を制御して光
プリアンブル信号PLを発生させ、さらに、ステップS
69の処理として、光送信用フレーム生成部101と光
送信切替部92を制御して当該光プリアンブル信号PL
を光送信処理部96へ送ることで、光プリアンブル信号
PLを親機1へ送信(発光部97の発光)する。
【0168】続いて、制御部81は、ステップS70の
処理として、データ記録部99からのデータ、データス
タートフラグ生成部102からのデータスタートフラグ
を光送信用フレーム生成部101に送ることにより、光
プリアンブル信号PLに続く残りの光フレーム部分を光
送信切替部92に送出させ、さらに光送信処理部96へ
送って親機1へ送信(発光部97の発光)する。
【0169】次に、制御部81は、ステップS71とし
て、データ記録部99に記録されたデータが全て読み出
されて送信されたか否か判定し、読み出しと送信が完了
していないときにはステップS70の処理に戻り、読み
出しと送信が完了したときにはステップS72の処理に
進む。
【0170】ステップS72の処理に進むと、制御部8
1は、データ記録部99からの読み出しと送信を停止さ
せた後、ステップS61の処理に戻る。
【0171】以上説明したように、本発明実施の形態に
よれば、親機1は、ネットワーク幹線2より受け取った
イーサネットフレーム内の固定フィールド(プリアンブ
ル等)と他の可変フィールド(DA,SA,データ等)
を選別及び切り出すための送信データ切り出し部45
と、その切り出された可変フィールドのデータを一時待
機させるデータ記録部46と、子機3への光送信時に新
たに送信データの先頭に付加する光プリアンブル信号を
生成する光プリアンブル生成部64と、この光プリアン
ブル信号以降のデータの先頭を識別するためのデータス
タート識別子(SSDやSFDなど)を生成するデータ
スタートフラグ生成部48と、これら生成された光プリ
アンブル信号及びデータスタート識別子と上記データ記
録部46で記録した可変フィールドのデータとから新に
光フレームを生成する光送信用フレーム生成部47と、
光回線の空きを子機3に知らせる光回線空き信号と特定
の子機への光送信を許可する光回線使用許可信号PMを
生成する光回線空き/使用許可信号発生部61と、光送
信用フレーム生成部47にて生成された光フレームと光
回線空き/使用許可信号発生部61によって生成される
光回線空き信号/光回線使用許可信号PMの送信タイミ
ングを切り替える光送信切替部62とを有し、さらに、
子機3から送られた光回線使用要求信号REを検出する
光回線要求信号検出部57と、この検出された光回線使
用要求信号REによって子機3との間で送受信手続きを
行う半二重光手続き処理部44と、子機4から送られた
光フレームを検出する送信データ検出部55と、その受
信データをネットワーク幹線2に送るために、ネットワ
ーク幹線2への送信を要求する回線要求部56と、この
要求を行うための信号を発生するための擬似信号発生部
52と、検出された光フレームから送信データフィール
ド(データスタート識別子以下のデータ)を一時待機さ
せるデータ記録部41と、子機3側で排除された固定フ
ィールド(SSD、プリアンブル等)を再生成するため
の固定フィールドを生成するためのフレーム固定フィー
ルド生成部43と、この生成された固定フィールド(S
SD、プリアンブル)とデータ記録部41に待機させて
いるデータとを用いて元のイーサネットフレームを再構
築するフレーム再生部42と、この再生されたイーサネ
ットフレームと擬似フレームの各送信タイミングを切り
替える幹線送信切替部53と、幹線送信切替部53や光
送信切替部63の送信タイミングやその他の各部の動作
を制御する制御部51とを有することにより、光回線へ
の圧迫を除去し、通信性能の低下を無くして速やかな半
二重光通信が実現可能となっており、また、イーサネッ
ト規格との間の接続が可能となっている。
【0172】なお、本発明実施の形態の親機1には、子
機3から送られた光フレームをその子機3側に折り返し
送信する制御を行う光折り返し制御部70と、その折り
返し送信がなされるタイミングまで光フレームのデータ
を待機させるデータ記録部69と、子機3からの光フレ
ームの受信時に欠落した光プリアンブルを補完するため
の光プリアンブル付加部49とを備えることも可能であ
る。
【0173】さらに、本発明実施の形態によれば、子機
3は、端末4側より受け取ったイーサネットフレームか
ら当該フレーム内の固定フィールド(プリアンブル等)
と他の可変フィールドのデータ(DA,SA,データ
等)を選別して切り出す送信データ切り出し部100
と、当該切り出したデータを一時待機させるデータ記録
部99と、親機1への光送信時に新たに送信データの先
頭に付加する光プリアンブル信号を生成する光プリアン
ブル生成部94と、この光プリアンブル信号以降のデー
タの先頭を識別するためのデータスタート識別子(SS
DやSFDなど)を生成するデータスタートフラグ生成
部102と、これら生成された光プリアンブル信号及び
データスタート識別子と上記データ記録部99に記録し
た可変フィールドデータとから新たに光フレームを生成
する光送信用フレーム生成部101と、親機1に光回線
の使用を要求するための光回線使用要求信号REを発生
する光回線要求信号発生部87と、これら生成された光
フレームと光回線使用要求信号REの送信タイミングを
切り替える光送信切替部92と、親機1から送られてく
る光回線空き信号と親機1から子機3に送られる光回線
使用許可信号を検出する回線空き/使用許可信号検出部
91と、これら光回線使用要求、光回線使用許可などの
送信手続きを親機1との間で交わすことを制御する半二
重光手続き処理部103と、親機1から送られた光フレ
ームを検出する送信データ検出部85と、その受信デー
タを端末4側に送るために端末4側への送信を要求する
回線要求部86と、この要求を行うための信号を発生す
るための擬似信号発生部82と、親機1から送られてき
て検出された光フレームから送信データフィールド(デ
ータスタート識別子以下のデータ)を一時待機させるデ
ータ記録部104と親機1側で排除された固定フィール
ド(SSD、プリアンブル等)を再生成するための固定
フィールドを生成するフレーム固定フィールド生成部1
06と、この生成された固定フィールド(SSD、プリ
アンブル)とデータ記録部104に待機させているデー
タとを用いて元のイーサネットフレームを再構築するフ
レーム再生部105と、この再生されたイーサネットフ
レームと擬似フレームの各送信タイミングを切り替える
端末送信切替部83と、端末送信切替部84や光送信切
替部92の送信タイミングやその他の各部の動作を制御
する制御部81とを有することにより、光回線への圧迫
を除去し、通信性能の低下を無くして速やかな半二重光
通信が実現可能となっており、また、イーサネット規格
との間の接続が可能となっている。
【0174】なお、本実施の形態によれば、親機1と子
機3間での光通信の際には、イーサネットフレーム内の
固定データ部を除外し、その残りの可変データ部に光プ
リアンブル信号PLを付加して光フレームを構成し、ま
た、この光フレームには光プリアンブル信号と可変デー
タ部との境界を判別するための識別子として、例えばS
SD、SFD等のデータを設ける例を説明しているが、
これは一例であり、SSD、SFD等とは別の独自の識
別子を用いてもよい。
【0175】最後に、上述の実施の形態の説明は、本発
明の一例である。このため、本発明は上述の各実施の形
態に限定されることはなく、本発明に係る技術的思想を
逸脱しない範囲であれば、設計等に応じて種々の変更が
可能であることは勿論である。
【0176】
【発明の効果】請求項1に記載の本発明に係る光無線通
信装置によれば、所定通信回線上を送信されてきた第1
のフレーム内の固定フィールドを除去し、その除去後の
可変フィールドのデータを一時待機させ、光回線への送
信用の光プリアンブル信号とデータの先頭を識別するた
めの識別子を生成し、光プリアンブル信号及び識別子と
可変フィールドのデータとから第2のフレームを構成し
て光回線に送信し、また、光回線上を送信されてきた第
2のフレームから可変フィールドのデータを一時待機さ
せ、その可変フィールドのデータと新たに発生した固定
フィールドのデータとから第1のフレームを構成して所
定通信回線上に送信することにより、光回線への圧迫を
除去でき、通信性能の低下を無くして速やかな半二重光
通信が実現可能である。
【0177】請求項2に記載の本発明に係る光無線通信
装置によれば、他の光無線通信装置に対して送信する光
回線空き信号と光回線使用許可信号を生成し、これら光
回線空き信号及び光回線使用許可信号と第2のフレーム
を光回線上に送信する送信タイミングを切り替え、ま
た、通信回線要求信号と第1のフレームを所定通信回線
上に送信する送信タイミングを切り替え可能となってい
ることにより、他の光無線通信装置との間の光回線を使
用した半二重光通信の制御と、光回線と所定通信回線と
の間の中継を可能としている。
【0178】請求項3に記載の本発明に係る光無線通信
装置によれば、光回線空き信号と光回線使用許可信号を
検出し、光回線使用要求信号と所定通信回線への通信回
線要求信号を生成し、第2のフレームと光回線使用要求
信号を光回線上に送信する送信タイミングを切り替え、
第1のフレームと通信回線要求信号を所定通信回線上に
送信する送信タイミングを切り替え可能となっているこ
とにより、他の光無線通信装置との間の光回線を使用し
た半二重光通信が可能であり、また、光回線と所定通信
回線との間の中継を可能としている。
【0179】請求項4に記載の本発明に係る光無線通信
装置によれば、特定の光無線通信装置から光回線を介し
て送られてきた第2のフレームのデータを当該特定の光
無線通信へ折り返し送信可能となされている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施の形態の光無線通信システムの概略
構成を示す図である。
【図2】ネットワーク幹線からの信号を親機及び子機を
介して端末へ送信する場合の本実施の形態の光無線通信
システムにおける信号送受信タイミングイメージを示す
図である。
【図3】端末からの信号を子機及び親機を介してネット
ワーク幹線へ送信する場合の本実施の形態の光無線通信
システムにおける信号送受信タイミングイメージを示す
図である。
【図4】先頭にプリアンブル以外の情報が置かれている
イーサネットフレームを光フレームへ変換する際の変換
例の説明に用いる図である。
【図5】先頭にプリアンブルが置かれているイーサネッ
トフレームを光フレームへ変換する際の変換例の説明に
用いる図である。
【図6】フレーム折り返し送信を行わない親機の一具体
例の構成を示すブロック図である。
【図7】フレーム折り返し送信機能を備えた親機の一具
体例の構成を示すブロック図である。
【図8】子機の一具体例の構成を示すブロック図であ
る。
【図9】親機において、ネットワーク幹線を介して送ら
れてきたフレームを受信し、子機へ送信するまでの処理
の流れを示すフローチャートである。
【図10】親機において、子機から送られてきたフレー
ムを受信し、ネットワーク幹線へ送信するまでの処理の
流れを示すフローチャートである。
【図11】子機において、親機から送られてきたフレー
ムを受信し、端末へ送信するまでの処理の流れを示すフ
ローチャートである。
【図12】子機において、端末から送られてきたフレー
ムを受信し、親機へ送信するまでの処理の流れを示すフ
ローチャートである。
【図13】ネットワーク幹線からの信号を親機及び子機
を介して端末へ送信する場合の欠点を説明するために用
いる信号送受信タイミングイメージを示す図である。
【図14】端末からの信号を子機及び親機を介してネッ
トワーク幹線へ送信する場合の欠点を説明するために用
いる信号送受信タイミングイメージを示す図である。
【符号の説明】 1…親機、2…ネットワーク幹線、3(3a,3b,3
c)…子機、4(4a,4b,4c)…端末、41,4
6,69,99,104…データ記録部、42…フレー
ム再生部、43,106…フレーム固定フィールド生成
部、44,103…半二重光手続き処理部、45,10
0…送信データ切り出し部、47,101…光送信用フ
レーム生成部、48,102…データスタートフラグ生
成部、49…光プリアンブル付加部、51,81…制御
部、52,82…擬似信号発生部、53…幹線送信切替
部、54,84…幹線送信処理部、55,63,85,
93…送信データ検出部、56,86…回線要求部、5
7…光回線要求信号検出部、59,89…光受信処理
部、60,90…受光部、61…光回線空き/使用許可
信号発生部、62,92…光送信切替部、64,94…
光プリアンブル生成部、66,96…光送信処理部、6
7,97…発光部、68…幹線受信処理部、70…光折
り返し制御部、87…回線要求信号発生部、91…回線
空き/使用許可信号検出部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04L 7/10 29/08 Fターム(参考) 5K002 AA01 AA03 DA04 DA05 FA03 GA06 5K033 AA02 CB15 CC02 DA01 DA20 DB05 5K034 AA02 EE01 EE03 HH12 PP05 5K047 AA00 BB02 BB05 HH01 HH53

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 他の光無線通信機器との間で半二重光通
    信により光信号の送受を行う光無線通信装置であって、 所定通信回線上を送信されてきた第1のフレームを受信
    する通信回線受信手段と、 前記受信した第1のフレーム内の固定フィールドと可変
    フィールドのデータを選別する選別手段と、 前記選別された可変フィールドのデータを一時待機させ
    る第1の記録手段と、 光回線への送信用の光プリアンブル信号を生成する光プ
    リアンブル生成手段と、 前記光プリアンブル信号以降のデータの先頭を識別する
    ための識別子を生成する識別子生成手段と、 前記光プリアンブル信号及び識別子と前記第1の記憶手
    段に一時待機された可変フィールドのデータとから第2
    のフレームを構成する第2のフレーム構成手段と、 前記第2のフレームを光回線に送信する光回線送信手段
    と、 光回線上を送信されてきた第2のフレームを受信する光
    回線受信手段と、 前記受信した第2のフレームから可変フィールドのデー
    タを一時待機させる第2の記録手段と、 前記固定フィールドのデータを生成する固定フィールド
    生成手段と、 前記生成された固定フィールドのデータと前記第2の記
    録手段に一時待機された可変フィールドのデータとを用
    いて前記第1のフレームを構成する第1のフレーム構成
    構成手段と、 前記第1のフレームを所定通信回線上に送信する通信回
    線送信手段とを有することを特徴とする光無線通信装
    置。
  2. 【請求項2】 前記光回線の空きを知らせる光回線空き
    信号を生成する光回線空き信号生成手段と、 光回線の使用を要求する旨の光回線使用要求信号を検出
    する光回線要求信号検出手段と、 特定の光無線通信装置に対して光回線の使用を許可する
    光回線使用許可信号を生成する使用許可信号生成手段
    と、 前記所定通信回線への送信を要求するための通信回線要
    求信号を生成する通信回線要求信号生成手段と、 前記構成された第2のフレームと前記生成された光回線
    空き信号と前記生成された光回線使用許可信号を前記光
    回線上に送信する送信タイミングを切り替える光送信切
    替手段と、 前記構成された第1のフレームと前記生成された通信回
    線要求信号を前記所定通信回線上に送信する送信タイミ
    ングを切り替える通信回線送信切替手段と、前記光送信
    切替手段と通信回線送信切替手段の送信タイミングの切
    り替えを制御する制御手段とを有することを特徴とする
    請求項1記載の光無線通信装置。
  3. 【請求項3】 光回線空き信号を検出する光回線空き信
    号検出手段と、 光回線の使用を要求するための光回線使用要求信号を生
    成する使用要求信号生成手段と、 光回線の使用を許可する旨の光回線使用許可信号を検出
    する使用許可信号検出手段と、 前記所定通信回線への送信を要求するための通信回線要
    求信号を生成する通信回線要求信号生成手段と、 前記構成された第2のフレームと前記生成された光回線
    使用要求信号を前記光回線上に送信する送信タイミング
    を切り替える光送信切替手段と、 前記構成された第1のフレームと前記生成された通信回
    線要求信号を前記所定通信回線上に送信する送信タイミ
    ングを切り替える通信回線送信切替手段と、 前記光送信切替手段と通信回線送信切替手段の送信タイ
    ミングの切り替えを制御する制御手段とを有することを
    特徴とする請求項1記載の光無線通信装置。
  4. 【請求項4】 前記特定の光無線通信装置から前記光回
    線を介して送られてきた第2のフレームのデータを当該
    特定の光無線通信装置へ折り返し送信するための制御を
    行う折り返し制御手段と、 前記第2のフレームのデータを前記折り返し送信するタ
    イミングまで一時待機させる第3の記録手段と、 前記光回線を介して送られてきた第2のフレームの欠落
    した光プリアンブル信号を補完するための光プリアンブ
    ル付加手段とを有することを特徴とする請求項2記載の
    光無線通信装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009523362A (ja) * 2006-01-11 2009-06-18 フィッシャー−ローズマウント システムズ, インコーポレイテッド 低電力無線ネットワーク上のフィールドデバイスの制御
JP2013504969A (ja) * 2009-09-16 2013-02-07 サムスン エレクトロニクス カンパニー リミテッド 可視光通信を用いて複数のトポロジーを支援するためのプリアンブル設計
JP2016519460A (ja) * 2013-03-14 2016-06-30 クゥアルコム・インコーポレイテッドQualcomm Incorporated 二重アクティブ動作での受信機デセンスを軽減する二重simワイヤレス通信デバイスおよび方法

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