JP2002057478A - 電子装置 - Google Patents

電子装置

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JP2002057478A
JP2002057478A JP2000240040A JP2000240040A JP2002057478A JP 2002057478 A JP2002057478 A JP 2002057478A JP 2000240040 A JP2000240040 A JP 2000240040A JP 2000240040 A JP2000240040 A JP 2000240040A JP 2002057478 A JP2002057478 A JP 2002057478A
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JP2000240040A
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Hiroki Iwamiya
広記 岩宮
Yasunobu Hirao
恭紳 平尾
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Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
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  • Cooling Or The Like Of Semiconductors Or Solid State Devices (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 放熱性をより向上させた電子装置を提供す
る。 【解決手段】 複数の発熱素子2とその他の部品4とが
実装されたセラミック基板3と、セラミック基板3を電
気的に接続するマザーボード6と、セラミック基板3が
当接されて発熱素子2の放熱を行うための放熱フィン5
とがケース7に収容されている。ケース7の一面7aに
は凸部7bが形成されており、凸部7bの先端部は平面
になっている。この凸部7bと対向する位置において放
熱フィン5には凹部5bが形成されており、凹部5bの
底部は平面になっている。そして、凸部7bの突出部の
全面と凹部5bの底部とが当接している。また、発熱素
子2の搭載間隔は、電力1Wによる温度勾配が0.1℃
/mmとなる距離となっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、発熱素子等の複数
の電子部品を実装する基板をマザーボードに実装してな
る電子装置に関するもので、特に、発熱素子からの熱を
効率良く放熱できる電子装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、例えば車両用の電子装置は統合化
が進められており、1つの電子装置あたりの機能の増加
による実装される電子部品の数の増加と、それによる消
費電力の増加が進んでいる。そこで、この様な電子装置
では、以下のような構成になっている。発熱素子を含む
様々な素子が放熱性の高いセラミック基板上にベアチッ
プ実装され、これらのセラミック基板が1つの金属製の
放熱フィンに接着されている。そして、この放熱フィン
が金属製の筐体にネジ締め固定されて放熱フィンの温度
が下がるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この様な構成で電子部
品からの放熱を促進しようとすると、放熱フィンと筐体
とを全面に渡って接触させることが考えられる。しかし
ながら、筐体と放熱フィンは通常、各々鋳造により作ら
れるため平面度を得難く、全面に渡って接触させること
は困難である。場合によっては、図6に示す筐体101
と放熱フィン102との接触面における模式図のよう
に、筐体101と放熱フィン102とが一部分でしか接
触しないために、十分な放熱性が得られない問題も生じ
る。また、筐体101と放熱フィン102とをネジ10
3によって固定しても、筐体101と放熱フィン102
は硬いため変形せず、接触面積を増加させることは困難
である。
【0004】本発明は、上記問題点に鑑み、放熱性をよ
り向上させた電子装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明では、少なくとも発熱素子
(2)を実装する基板(3)と、基板を電気的に接続す
るマザーボード(6)と、基板を当接し、発熱素子の放
熱を行うための放熱部材(5)と、マザーボード、基
板、及び放熱部材を収容する筐体(7)とを備え、発熱
素子から発生する熱を放熱部材を介して筐体に伝えて放
熱する電子装置において、筐体における放熱部材と対向
する一面(7a)に凸部(7b)を設け、凸部の先端部
が平面になっており、該凸部の先端部を介して放熱部材
から筐体に熱を伝えるようになっていることを特徴とし
ている。
【0006】このように、筐体に対して放熱部材と直接
或は間接的に確実に接触できる程度の面積を有する凸部
を形成することにより、放熱部材の熱を筐体から放出す
ることができる。従って、放熱性をより向上させた電子
装置を提供することができる。
【0007】請求項2に記載の発明は、請求項1の発明
において、基板とマザーボードとを略平行の位置関係に
なるように配置し、基板の端部において接続端子(1
9)を介して基板とマザーボードとを電気的に接続して
いることを特徴としている。これにより、基板の端部の
全てがマザーボードと対向するため、基板の端部に配置
される接続端子の数が多くても容易に基板とマザーボー
ドとを電気的に接続することができる。
【0008】また、請求項3に記載の発明は、発熱素子
を基板に複数個搭載し、複数の発熱素子のうちのある発
熱素子に電力を与えた場合に、該発熱素子の発熱による
1W当たりの温度勾配が0.1℃/mmとなる位置に、
複数の発熱素子のうちの他の発熱素子を搭載しているこ
とを特徴としている。
【0009】この様な搭載間隔で発熱素子を搭載すれ
ば、必要以上に発熱素子を離した状態で搭載して実装密
度が低下してしまうことが無く、かつ、隣接する発熱素
子からの熱の影響を低減した状態で発熱素子を搭載する
ことができる。
【0010】請求項4に記載の発明は、請求項1〜3の
発明において、筐体の一面のうちの凸部以外の部位と放
熱部材との間に、筐体内の雰囲気よりも熱伝導率の高い
部材(16)を介在していることを特徴としている。こ
れにより、筐体と放熱部材との接続熱抵抗が低減され放
熱性を向上させることができる。
【0011】請求項5に記載の発明は、請求項1〜4の
発明において、放熱部材のうち、筐体の一面と対向する
面である一面(5c)における筐体の凸部と対向する部
位に凹部(5b)を設け、凸部の突出量(L)のばらつ
きを含めて突出量が最小であり、凹部の凹み量(M)の
ばらつきを含めて凹み量が最大である場合に、凸部の先
端部を凹部と当接し、筐体の一面のうち凸部以外の部位
と放熱部材の一面のうちの凹部以外の部位とを当接して
いることを特徴としている。
【0012】これにより、凸部の突出量と凹部の凹み量
がばらついた場合でも、確実に筐体の凸部を放熱部材に
接触させることができる。また、筐体の一面のうち凸部
が形成されていない部位と放熱部材との間の空間部を必
要最小限の大きさにすることができるため、空間部の熱
抵抗を小さくすることができ、放熱性の低減を防止する
ことができる。
【0013】請求項6に記載の発明は、請求項1〜5の
発明において、マザーボードと放熱部材とを当接し、マ
ザーボードのうち放熱部材を配置している面とは反対の
面側に、マザーボードを覆うようにカバー(14)を備
え、カバーをマザーボードを介して放熱部材にネジ(1
2、13)によって固定していることを特徴としてい
る。
【0014】これにより、放熱部材の熱をネジによって
カバーに伝えることができ、カバーからも放熱させるこ
とにより放熱性を向上させることができる。
【0015】請求項7に記載の発明は、請求項1〜5の
発明において、マザーボードと放熱部材とを当接し、マ
ザーボードのうち放熱部材を配置している側とは反対側
の面側に、マザーボードを覆うようにカバー(14)を
備え、マザーボードのうち放熱部材と当接する部位にお
いて貫通穴(17)を形成し、放熱部材には、貫通穴に
嵌合する突起部(5d)を設け、突起部を貫通穴に嵌合
し、突起部の先端部がカバーに当接していることを特徴
としている。
【0016】これにより、放熱部材をマザーボードに固
定することができると共に、放熱部材の熱をカバーに直
接伝えてカバーからも放熱させることにより放熱性を向
上させることができる。
【0017】請求項8に記載の発明は、請求項7の発明
において、突起部の先端部とカバーとの間に熱伝導性部
材を介在していることを特徴としている。これにより、
突起部とカバーとの接触熱抵抗を低減し、放熱性を向上
させることができる。
【0018】請求項9に記載の発明は、請求項6〜8の
発明において、カバーに凸部(14a)を形成し、該凸
部によりマザーボードとカバーとの間に空間部(18)
を形成していることを特徴としている。これにより、こ
の空間部にも電子部品を実装することができる。
【0019】なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述
する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すも
のである。
【0020】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)以下、図に示す
実施形態について説明する。図1は、本発明の電子装置
1の要部構成を示す概略断面図であり、図2は図1にお
けるA−A矢視断面図である。図1に示すように、本実
施形態の電子装置1は、発熱素子2を含む駆動回路部分
を機能毎に分けて、その機能毎に基板としてのセラミッ
ク基板3に実装してなる。これにより、各電子装置1毎
に必要な機能を選択する際にセラミック基板3単位で選
択すれば良く、選択すべき製品数を減少させて製品の自
由度を向上させている。
【0021】これら複数のセラミック基板3には、発熱
素子2とその他の部品4とが実装されている。発熱素子
2としては、例えば、パワー素子である駆動トランジス
タ(パワートランジスタ)を用いることができる。その
他の部品4としては、ICやセラミックコンデンサ等を
用いることができる。これらの発熱素子2とその他の部
品4は、セラミック基板3に半田や導電性接着剤などに
よって実装されている。また、発熱素子2は、セラミッ
ク基板3にベアチップ実装されており、実装密度が大き
くなっている。
【0022】この発熱素子2はセラミック基板3に複数
個搭載されている(図示せず)。一般に、発熱素子2の
発熱による周囲の温度は、発熱素子2の搭載位置では高
くなるが、発熱素子2からある距離までは急激に低下
し、それより離れた位置では緩やかに低下する。そのた
め、温度が高い状態から急激に低下して隣り合う発熱素
子2に影響を与えない程度の温度になった位置において
隣り合う発熱素子2を搭載することにより、必要以上に
発熱素子2を離した状態で搭載して実装密度が低下して
しまうことが無く、かつ、隣り合う発熱素子2からの熱
の影響を低減することができる。具体的には、複数の発
熱素子2のうちのある発熱素子2に電力を与えた場合
に、この発熱素子2の発熱による1W当たりの温度勾配
が0.1℃/mmとなる位置に他の発熱素子2を搭載す
ることができる。なお、本実施形態では発熱素子2の間
隔は3mmとしている。
【0023】また、これらの複数のセラミック基板3
が、1つの放熱フィン5に接合されている。この放熱フ
ィン5は放熱部材に相当する。放熱フィン5としては、
熱伝導性の高いアルミニウム材料等からなるものを用い
ると好適である。図1及び図2に示すように、マザーボ
ード6、放熱フィン5、及びセラミック基板3は筐体と
してのケース7に収容され、放熱フィン5はマザーボー
ド6とケース7とに当接して挟まれている。
【0024】放熱フィン5には、図2に示すように、マ
ザーボード6に対して平行方向に突出した突出部5aが
形成されており、この突出部5aの先端部に対して、例
えば、熱伝導性の高いシリコン系の接着剤を用いて、セ
ラミック基板3が接合されている。つまり、マザーボー
ド6に対してセラミック基板3が略垂直に配置されてい
る。これにより、マザーボード6上の実装面積を小さく
することができる。また、セラミック基板3とマザーボ
ード6とは接続端子(端子クリップ)8を介して電気的
に接続されている。
【0025】マザーボード6には、マイコン等の素子9
が搭載されている。この素子9は、動作保証温度が低い
ため、発熱素子2から距離を置く必要がある。本実施形
態では、発熱素子2を1つの放熱フィン5に実装して発
熱素子2をマザーボード6の一部分に集めているため、
容易にマイコン等の素子9と発熱素子2とを離すことが
できる。また、マザーボード6のうち放熱フィン5のセ
ラミック基板3が接合された側とは反対側において、コ
ネクタ10がネジ止め等により固定されており、コネク
タ10やその他の電子部品のリード端子(図示せず)も
マザーボード6に半田付され電気的に接続されている。
【0026】放熱フィン5におけるマザーボード6と当
接した面の反対の面である一面5c側において、放熱フ
ィン5の両端部には凹部5bが形成されている。この凹
部5bの底部は平面になっている。また、ケース7の一
面7aにおいてケース7内部に向けて突出した凸部7b
が形成されている。この凸部7bは放熱フィン5の凹部
5bと対向する位置に設けられている。この凸部7bの
先端部は平面になっており、放熱フィン5の凹部5bの
底部とケース7の凸部7bの先端部の全面とが当接して
いる。つまり、ケース7の凸部7bは、凸部7bの先端
部の全面が凹部5bの底部と確実に当接するような大き
さになっている。図示例では、各々の当接部位において
当接面積が60mm2となっている。
【0027】ケース7と放熱フィン5は一般に鋳造で作
られるため、大きな面積において全体が接触するような
平面度を確保することは難しい。しかし、この大きな面
積のうちのある程度の小さい面積に着目すれば、ケース
7と放熱フィン5とを接触させることができる程度の平
面になっている。そこで、本実施形態ではケース7と放
熱フィン5とに、互いに当接させることができる程度の
大きさの凸部7bと凹部5bを複数設けて、その先端部
や底部を平面にしているため、ケース7と放熱フィン5
とを確実に当接させることができる。そして、ケース7
の凸部7bと放熱フィン5の凹部5bとが当接した部位
を介して、発熱素子2から発生して放熱フィン5に伝わ
った熱がケース7に伝えられて放熱される。
【0028】次に、ケース7の一面7aから凸部7bの
先端部までの距離である突出量Lと、放熱フィン5の一
面5cから凹部5bの底部までの距離である凹み量Mと
の関係について述べる。突出量Lのばらつきを含めて突
出量Lが最小であり、凹み量Mのばらつきを含めて凹み
量Mが最大である場合に、凸部7bの先端部が凹部5b
の底部と当接し、さらに、ケース7の一面7aのうちの
凸部7b以外の部位と放熱フィン5の一面5cのうちの
凹部5b以外の部位とが当接するように、突出量Lと凹
み量Mが決定されている。突出量Lが最小であり凹み量
Mが最大である場合に、ケース7の一面7aと放熱フィ
ン5の一面5cとが最も近づくため、このように突出量
Lと凹み量Mを決定することにより、凸部7bと凹部5
bの寸法がばらついた場合でも、凸部7bの先端部と凹
部5bの底部とを確実に当接させることができる。
【0029】また、突出量Lと凹み量Mとがばらついた
場合には、ケース7の一面と放熱フィン5の一面5cと
の間には空間部11が形成される。この場合、上述のよ
うに、ケース7の一面7aと放熱フィン5の一面5cと
が最も近づく場合を考慮して突出量Lと凹み量Mとを決
定しているため、凸部7bの先端部と凹部5bの底部と
が確実に当接する条件において空間部11を最小限にす
ることができ、空間部11の熱抵抗を低減して放熱性を
向上させることができる。
【0030】また、この凸部7bと凹部5bとが当接し
ている部位において、マザーボード6のうち放熱フィン
5と当接していない側の面から放熱フィン5を貫通し
て、ネジ12によって、マザーボード6、放熱フィン
5、及びケース7の各部材が固定されている。このよう
に、放熱フィン5とケース7とを当接させ、発熱素子2
から発生した熱を放熱フィン5に伝え、さらに放熱フィ
ン5からケース7に伝えることで、放熱を行うようにし
ている。従って、ケース7としては、熱伝導性の良い部
材を用いることが望ましく、例えばアルミニウム材料等
が好適である。
【0031】また、マザーボード6の中央部において、
マザーボード6と放熱フィン5とがネジ13により固定
されている。マザーボード6の放熱フィン5と当接して
いる面の反対側にはカバー14が備えられている。この
カバー14は、端部においてマザーボード6を介してケ
ース7の端部にネジ15により固定されている。このよ
うにして電子装置1が構成されている。
【0032】なお、上記例では、ケース7と放熱フィン
5とは2個所において、凸部7bと凹部5bとを設けて
当接しているが、この当接部位を3個所以上にすること
により、さらに放熱性を向上させるようにしても良い。
また、凸部7bの先端部と凹部の底面との間に接触熱抵
抗を低減させる部材を介在させても良い。
【0033】また、図3の第1実施形態の他の例の電子
装置1の要部構成を示す概略断面図のように、ケース7
の一面7aのうちの凸部7b以外の部位と放熱フィン5
との間に、ケース7内の雰囲気よりも熱伝導率の優れた
部材16を介在させるようにしても良い。これにより、
ケース7と放熱フィン5との間の接続熱抵抗を低減する
ことができる。なお、この熱伝導率の高い部材16とし
ては、例えば、高熱伝導性の接着剤や放熱シート等を用
いることができる。
【0034】(第2実施形態)図4は、本実施形態の電
子装置1の要部構成を示す概略断面図である。本実施形
態は、第1実施形態と比較してカバー14の形状が異な
るものである。以下、主として第1実施形態と異なる部
分について述べ、図4中、図1と同一部分は同一符号を
付して説明を省略する。
【0035】図4に示すように、カバー14に凸部14
aが設けられ、マザーボード6と放熱フィン5とを固定
しているネジ12、13が配置されている部位におい
て、カバー14がマザーボード6に当接し、カバー1
4、マザーボード6、及び放熱フィン5を一括してネジ
12、13により固定するようにしている。これによ
り、放熱フィン5の熱をネジ12、13を介してカバー
14に伝えることができるため放熱性を向上させること
ができる。
【0036】また、マザーボード6のうち放熱フィン5
と当接する部位において貫通穴17が形成され、放熱フ
ィン5にはこの貫通穴17に嵌合しマザーボード6の厚
みよりも長さの長い突起部5dが設けられている。そし
て、突起部5dが貫通穴17に嵌合されて突起部5dの
先端部がカバー14に確実に当接されている。その結
果、突起部5dを介して放熱フィン5の熱を直接カバー
14に伝えることができるため、放熱性をさらに向上さ
せることができる。また、突起部5dにより放熱フィン
5をマザーボード6に固定することができる。このよう
に、カバー14を利用して放熱性を向上させる場合は、
カバー14として、例えばアルミニウムを主成分とする
ものや鉄を主成分とするもの等の熱伝導性の良い材料を
用いると良い。
【0037】また、カバー14に凸部14aが設けられ
ているため、マザーボード6とカバー14との間に空間
部18を形成することができ、この空間部18におい
て、マザーボード6の放熱フィン5が配置されている面
の反対側の面にも部品を実装することができる。従っ
て、放熱性を向上させると同時にマザーボード6の有効
実装面積の減少を最小限に抑えることができる。
【0038】また、放熱フィン5の突起部5dの先端部
とカバー14との間に熱伝導性部材を介在させても良
い。この熱伝導性部材としては、熱伝導率の良いグリー
スや熱伝導シート等を用いることができる。これによ
り、突起部5dとカバー14との間の接触熱抵抗を低減
し放熱性を向上させることができる。
【0039】(第3実施形態)上記各実施形態では、マ
ザーボード6とセラミック基板3とが略垂直の位置関係
になるように配置する例について示したが、本実施形態
は、マザーボード6とセラミック基板3とが略平行の位
置関係になるように配置するものである。以下、主とし
て上記各実施形態と異なる部分について述べる。
【0040】図5は、放熱フィン5とケース7、マザー
ボード6の位置関係について示す概略図である。図5に
示すように、放熱フィン5の下面5eに発熱素子2やそ
の他の部品4が搭載されたセラミック基板3が実装さ
れ、放熱フィン5に形成された凹部の底部の平面5f
が、対向するケース7に形成された凸部7bの先端部の
平面と当接されている。
【0041】セラミック基板3の両端には接続端子19
が配置されており、各々の接続端子19がマザーボード
6と電気的に接続されている。このようにセラミック基
板3を配置することにより、セラミック基板3の端部の
全てがマザーボード6と対向するため、セラミック基板
3の両端に接続端子19を配置することができ、接続端
子数が増加した場合にも対応することができる。また、
マザーボード6のうちセラミック基板3と対向する領域
Sにも部品を実装することができる。
【0042】なお、マザーボード6とセラミック基板3
とが略平行であるとは、厳密な意味で平行を示すもので
はなく、セラミック基板3の両端において、好適に接続
端子19を配置できる程度に平行であることを示す。ま
た、接続端子19を配置するのはセラミック基板3の両
端のみではなく、端部の任意の位置に配置しても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態にかかる電子装置の要部構成を示
す概略断面図である。
【図2】図1におけるA−A矢視断面図である。
【図3】第1実施形態にかかる他の例の電子装置の要部
構成を示す概略断面図である。
【図4】第2実施形態にかかる電子装置の要部構成を示
す概略断面図である。
【図5】第3実施形態にかかる電子装置の要部構成を示
す概略断面図である。
【図6】筐体と放熱フィンとの接触面における模式図で
ある。
【符号の説明】
2…発熱素子、3…セラミック基板、5…放熱フィン、
5b…放熱フィンの凹部、5c…放熱フィンの一面、5
d…放熱フィンの突起部、6…マザーボード、7…ケー
ス(筐体)、7a…ケースの一面、7b…ケースの凸
部、13…ネジ、14…カバー、14a…カバーの凸
部、16…熱伝導率の優れた部材、17…貫通穴、18
…空間部、19…接続端子。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも発熱素子(2)が実装される
    基板(3)と、前記基板が電気的に接続されるマザーボ
    ード(6)と、前記基板が当接され、前記発熱素子の放
    熱を行うための放熱部材(5)と、前記マザーボード、
    前記基板、及び前記放熱部材が収容される筐体(7)と
    を備え、前記発熱素子から発生される熱が前記放熱部材
    を介して前記筐体に伝えられて放熱される電子装置にお
    いて、 前記筐体における前記放熱部材と対向する一面(7a)
    に凸部(7b)が設けられ、前記凸部の先端部が平面に
    なっており、該凸部の先端部を介して前記放熱部材から
    前記筐体に熱が伝わるようになっていることを特徴とす
    る電子装置。
  2. 【請求項2】 前記基板と前記マザーボードとが略平行
    の位置関係になるように配置され、前記基板の端部にお
    いて接続端子(19)を介して前記基板と前記マザーボ
    ードとが電気的に接続されていることを特徴とする請求
    項1に記載の電子装置。
  3. 【請求項3】 前記発熱素子が前記基板に複数個搭載さ
    れ、前記複数の発熱素子のうちのある発熱素子に電力を
    与えた場合に、該発熱素子の発熱による1W当たりの温
    度勾配が0.1℃/mmとなる位置に、前記複数の発熱
    素子のうちの他の発熱素子が搭載されていることを特徴
    とする請求項1又は2に記載の電子装置。
  4. 【請求項4】 前記筐体の一面のうちの前記凸部以外の
    部位と前記放熱部材との間に、前記筐体内の雰囲気より
    も熱伝導率の高い部材(16)が介在されていることを
    特徴とする請求項1乃至3のいずれか1つに記載の電子
    装置。
  5. 【請求項5】 前記放熱部材のうち、前記筐体の一面と
    対向する面である一面(5c)における前記筐体の凸部
    と対向する部位に凹部(5b)が設けられ、 前記凸部の突出量(L)のばらつきを含めて前記突出量
    が最小であり、前記凹部の凹み量(M)のばらつきを含
    めて前記凹み量が最大である場合に、 前記凸部の先端部が前記凹部と当接され、前記筐体の一
    面のうちの前記凸部以外の部位と前記放熱部材の一面の
    うちの前記凹部以外の部位とが当接されていることを特
    徴とする請求項1乃至4のいずれか1つに記載の電子装
    置。
  6. 【請求項6】 前記マザーボードと前記放熱部材とが当
    接され、 前記マザーボードのうち前記放熱部材が配置されている
    面とは反対の面側に、前記マザーボードを覆うようにカ
    バー(14)が備えられ、 前記カバーが前記マザーボードを介して前記放熱部材に
    ネジ(13)によって固定されていることを特徴とする
    請求項1乃至5のいずれか1つに記載の電子装置。
  7. 【請求項7】 前記マザーボードと前記放熱部材とが当
    接され、 前記マザーボードのうち前記放熱部材が配置されている
    側とは反対側の面側に、前記マザーボードを覆うように
    カバー(14)が備えられ、 前記マザーボードのうち前記放熱部材と当接する部位に
    おいて貫通穴(17)が形成され、前記放熱部材には、
    前記貫通穴に嵌合する突起部(5d)が設けられ、前記
    突起部が前記貫通穴に嵌合されて、前記突起部の先端部
    が前記カバーに当接されていることを特徴とする請求項
    1乃至5のいずれか1つに記載の電子装置。
  8. 【請求項8】 前記突起部の先端部と前記カバーとの間
    に熱伝導性部材が介在されていることを特徴とする請求
    項7に記載の電子装置。
  9. 【請求項9】 前記カバーに凸部(14a)が形成さ
    れ、該凸部により前記マザーボードと前記カバーとの間
    に空間部(18)が形成されていることを特徴とする請
    求項6乃至8のいずれか1つに記載の電子装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013232654A (ja) * 2013-06-05 2013-11-14 Denso Corp 電子制御装置

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