JP2002056401A - 描画装置及び描画方法及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体 - Google Patents

描画装置及び描画方法及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体

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JP2002056401A JP2000243322A JP2000243322A JP2002056401A JP 2002056401 A JP2002056401 A JP 2002056401A JP 2000243322 A JP2000243322 A JP 2000243322A JP 2000243322 A JP2000243322 A JP 2000243322A JP 2002056401 A JP2002056401 A JP 2002056401A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 所望の網掛け模様を描画する際の設定の自由
度を向上させる。 【解決手段】 情報処理装置を用いて網掛け模様の描画
設定を行うに際して、網掛け模様を構成する複数要素で
あるパターン形状、そのパターン形状の大きさ及び描画
ピッチ、その網掛け模様を施すべき所望のエリア、並び
にそのエリア内部における当該パターン形状の配列方向
を入力し、それらの入力情報に基づいて、当該所望のエ
リアに近似する描画エリアを決定し、その描画エリア内
に、当該パターン形状からなる網掛け模様を描画する(S
1-S12)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、描画装置及び描画
方法に関し、例えばCAD(Computer Aide Design)やD
TP(Desk Top Publishing)等のアプリケーションにお
いて対話形式の処理によって図形・文字列データの作成
・印刷等を行う描画装置及び描画方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より利用されているCADやDTP
等のアプリケーション(アプリケーション・プログラ
ム)には、表示装置にて表示可能な解像度の範囲におい
て、オペレータが指定した閉図形の中に、所定のパター
ンをビットマップ、所謂スクリーントーンによって描画
することが可能なものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このようなCADやD
TP等のアプリケーションと、高精度な印刷装置とを使
用した版下作成のような作業においては、オペレータが
所望する最終的な印刷イメージを保ちながら、表示装置
に表示される画面を見ながらの編集作業、所謂WYSI
WYG(What You See is What You Get)の環境におい
て、図10に例示するような網掛けパターン(即ち、所
定のパターン形状の繰り返し描画された領域、以下同
様)の高精度な印刷イメージを作成できることが要求さ
れる。
【0004】しかしながら、網掛けイメージをビットマ
ップによって表示装置に描画する従来の方法において
は、予め用意した特定のパターンしか処理することがで
きず、印刷イメージをオペレータが望む通りに細かく制
御(設定)することができないため、利便性が問題とな
る。また、表示されたパターンに対して、表示装置上
で、拡大や回転等の操作を施したときには、その操作が
正しく反映された印刷イメージが得られない等の問題が
生じる。
【0005】そこで、本発明は、所望の網掛け模様を描
画する際の設定の自由度に優れる描画装置及び描画方法
及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体の提供を目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明に係る描画装置は、以下の構成を特徴とす
る。
【0007】即ち、網掛け模様を構成する複数要素であ
るところの、パターン形状を入力可能な第1入力手段
と、前記パターン形状の大きさと、描画ピッチとを入力
可能な第2入力手段と、前記網掛け模様を施すべき所望
のエリアを入力可能な第3入力手段と、前記所望のエリ
ア内部における前記パターン形状の配列方向を、例えば
角度により入力可能な第4入力手段と、前記第1乃至第
4入力手段より入力された設定情報に基づいて、前記所
望の領域に近似する描画エリアを決定する描画エリア決
定手段と、前記描画エリア決定手段によって決定された
描画エリア内に、前記パターン形状からなる網掛け模様
を描画する描画手段とを備えることを特徴とする。
【0008】好ましくは、前記パターン形状を構成する
複数要素のうち何れか一要素の中心位置を入力可能な第
5入力手段を更に備え、前記描画エリア決定手段は、前
記第5入力手段によって入力された中心位置に基づい
て、前記描画エリアの描画位置を補正する補正手段を含
むと良い。
【0009】また、例えば前記第2入力手段は、前記パ
ターン形状の大きさ及び描画ピッチが入力されないとき
に、前記パターン形状の濃度が入力されたときには、そ
の濃度に基づいて、前記パターン形状の大きさ及び描画
ピッチを算出すると良い。
【0010】また、例えば前記描画エリア決定手段は、
前記第3入力手段によって入力された所望のエリアを囲
む外接矩形を算出する外接矩形算出手段と、前記外接矩
形に含まれ、且つ前記第4入力手段によって入力された
配列方向と、その配列方向に垂直な方向を辺の方向とす
る最小の外接矩形を、前記描画エリアとして算出する描
画エリア算出手段とを含むと良い。
【0011】また、例えば前記補正手段は、補正前の描
画エリアである矩形形状の左下点または右下点を描画基
準点として、その矩形形状の各辺方向に、前記描画ピッ
チで格子を張りめぐらしたとき、前記中心位置に近い格
子点と、前記中心位置との該矩形形状の各辺方向に対す
る距離を算出する補正距離算出手段と、前記補正距離算
出手段によって算出された前記各辺方向の補正距離に応
じて、前記中心位置が格子点上に位置するように、前記
左下点または前記右上点を、前記補正前の描画エリアを
外方向にずらす描画基準点移動手段とを含むと良い。
【0012】また、例えば前記描画手段は、前記描画エ
リアである矩形形状の、前記配列方向に垂直な方向の辺
の長さ、並びに、前記パターン形状の大きさ及びピッチ
に基づいて、描画繰り返し回数を算出する回数算出手段
と、前記矩形形状の左下点または右上点を描画基準点と
して、その描画基準点を、前記算出手段によって算出さ
れた描画繰り返し回数分だけ、前記ピッチずつオフセッ
トすることにより、前記パターン形状を構成する複数要
素を前記配列方向に配列するときの基準点を求める基準
点算出手段と、前記描画装置に接続された印刷装置及び
表示装置の印刷属性処理機能を利用して、前記基準点算
出手段によって算出された基準点に従って、前記配列方
向にダッシュパターン線分として、前記パターン形状を
発生するパターン形状発生手段とを含むと良い。
【0013】また、上記の同目的を達成するため、本発
明に係る描画方法は、以下の構成を特徴とする。
【0014】即ち、情報処理装置を用いて描画を行う描
画方法であって、網掛け模様を構成する複数要素である
ところの、パターン形状を入力する第1入力工程と、前
記パターン形状の大きさと、描画ピッチとを入力する第
2入力工程と、前記網掛け模様を施すべき所望のエリア
を入力する第3入力工程と、前記所望のエリア内部にお
ける前記パターン形状の配列方向を入力する第4入力工
程と、前記第1乃至第4入力工程にて入力した設定情報
に基づいて、前記所望の領域に近似する描画エリアを決
定する描画エリア決定工程と、前記描画エリア決定工程
にて決定した描画エリア内に、前記パターン形状からな
る網掛け模様を描画する描画工程とを有することを特徴
とする。
【0015】更に、上記の描画装置及び描画方法をコン
ピュータによって実現するプログラムコードが格納され
ている、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体を特徴と
する。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る描画装置及び
描画方法の一実施形態を、図面を参照して詳細に説明す
る。
【0017】[ハードウエア構成の説明]図2は、本発
明の一実施形態に係る描画装置のハードウエア構成を示
すブロック図である。
【0018】図2において、21は、中央処理装置(C
PU)であり、本装置の全体の制御や演算処理を行な
う。11は、オペレータが文字や数値を入力可能なキー
ボードであり、12は、座標や図形を指示するため補助
入力装置としてのマウスである。41はCRT等の表示
装置であり、CPU21が実行するソフトウエアプログ
ラムに従って、図形データおよび文字データ、各種操作
パネルやボタンを表示する。即ち、キーボード11、マ
ウス12、並びに表示装置41は、本実施形態において
マンマシンインタフェースとして機能する。
【0019】22はシステムバスであり、本装置を構成
するハードウエアの各要素は、全てこのシステムバス2
2を介してプログラムおよびデータの受け渡しを行なっ
ている。
【0020】また、31は、読出専用記憶装置(RO
M)であり、本実施形態に係るプログラムは、このRO
M31に予め格納されており、CPU21は、ROM3
1から読み出したプログラムを実行する。32は、読出
書込記憶装置(RAM)であり、本実施形態に係るプロ
グラムの実行中に、CPU21は、必要に応じて、RA
M32にデータを読み書きしながら処理を行なう。33
は、フロッピー(登録商標)ディスク装置(FD)やハ
ードディスク装置(HD)等の外部記憶装置であり、文
字の書体情報やコード情報等のデータが格納されてい
る。
【0021】尚、本実施形態に係るプログラムを、外部
記憶装置33に格納させておき、RAM32に読み込ん
でから、CPU21によって実行するようにしてもよい
し、また、文字の書体情報やコード情報等のデータをR
OM31に格納させておき、CPU21が必要に応じ
て、それらのデータを読み出して使用するようにしても
よい。
【0022】51は、印刷装置の一例としてのレーザプ
リンタであり、本装置によって作成された印刷データ
を、校正刷り(印刷データの確認のための出力)し、ま
た印刷ログファイルの内容を出力する。52は、イメー
ジセッターであり、本装置によって作成された印刷デー
タを、清刷り(正式な版下となる高精度な出力)する。
53は、レーザマーカーであり、本装置によって作成さ
れた印刷データを、レーザで直接、製品に焼き付ける。
【0023】ここで、レーザプリンタ51と、イメージ
セッター52と、レーザマーカー53の違いについて説
明する。
【0024】レーザプリンタ51は、照射されたレーザ
光によって感光ドラム上に形成された静電潜像にトナー
を吸着させ、そのトナー像を記録紙に転写・定着するプ
リンタであり、解像度は1500DPI(ドット/イン
チ)程度まで可能である。また、イメージセッター52
は、レーザ光を直接、感光紙に照射するプリンタであ
り、解像度は、400DPI程度まで可能である。イメ
ージセッター52に使用する用紙サイズは、A1程度ま
で可能である。そして、レーザマーカー53は、レーザ
光を直接、成形品に照射し、樹脂材料を溶融して黒化さ
せるか、充填材を配合した特殊材料を使用して発色させ
る印刷装置である。
【0025】次に、本実施形態に係る表示機能について
説明する。本実施形態に係る描画装置は、図形データお
よび文字データを、印刷時の出力形態と同じ表示形態の
イメージで、表示装置41に表示する制御を行なう、所
謂WYSIWYGの機能を有しており、これを説明する
図が図3である。
【0026】図3(a)は、表示装置41に表示される
WYSIWYGの表示例であり、図3(a)の表示形態
は、印刷時の出力結果の例である図3(c)の出力形態
と略同じになっている。
【0027】一方、図3(b)は、WYSIWYGでは
ない表示例を示しており、この図3(b)の表示形態
は、印刷時の出力結果の例である。この図3(b)の表
示形態は、印刷時の出力結果の例である図3(c)の出
力形態とは異なっている。
【0028】次に、本実施形態に係る表示装置41上の
操作画面について説明する。
【0029】図4は、本実施形態に係る網掛け描画処理
プログラムの実行時に、表示装置41に表示されるメイ
ンパネル61を例示する図である。
【0030】図4において、61はメインパネル、62
は作画エリア、63はマウスポインタ、64は文字入力
エリア、65はボタン群、66は汎用ボタン、67はコ
マンドメニュー、68はガイダンスエリア、71はメイ
ンパネル以外のパネル、72はパネル71上のボタンで
ある。また、これら図4上のボタンは、全てソフトキー
である。
【0031】このメインパネル61上で、キーボード1
1や、マウス12等の入力装置をオペレータが操作する
のに応じて、本実施形態に係る描画装置は、対話的に、
印刷データの作成および編集作業を行なう。作成された
印刷データは、作画エリア62に表示される。
【0032】また、必要に応じて、メインパネル61以
外に、各種のパネル71が表示され、パネル71上で操
作を行なうこともある。
【0033】以下、表示装置41に表示されるソフトウ
エアパネルを介して、本実施形態においてオペレータが
入力可能な方法について、図4を参照して説明する。
【0034】キーボード11から入力を行なう場合、オ
ペレータは、文字入力エリア64を、マウス12または
キーボード11で指示してから、文字または数値を入力
する。また、マウス12によって入力を行なう場合に
は、以下の方法を用いる。
【0035】まず、特定の要素やボタンを選択する方法
としては、次の(1)と(2)の2つの方法がある。
【0036】(1)要素選択:作画エリア62に表示さ
れている描画パターン(印刷データに基づいてCPU2
1が表示しているパターン)の所望の位置に、オペレー
タがマウスポインタ63を移動させて、その位置におい
て、例えばマウス左ボタンを押下することによって、操
作の対象とする要素を選択する。
【0037】(2)ボタン選択:メインパネル61に表
示されている、各種のボタン65、汎用ボタン66、必
要に応じて表示されるパネル71内に表示される各種の
ボタン72の所定位置に、オペレータがマウスポインタ
63を移動させて、その位置で、例えばマウス左ボタン
を押下することによって、操作の対象とするボタンを選
択する。
【0038】また、作画エリア62上の特定の位置を指
定する方法として、次の(3)から(7)までの、5つ
の方法がある。
【0039】(3)任意指定:作画エリア62上の、任
意の位置に、マウスポインタ63を移動させて、その位
置で、例えばマウス右ボタンを押し下げることによっ
て、位置を指定する。
【0040】(4)点指定:作画エリア62に表示され
ている、点を要素選択することによって、位置を指定す
る。
【0041】(5)特徴点指定:作画エリア62に表示
されている、点以外の要素を要素選択することによっ
て、その要素の特徴となる点をCPU21が抽出し、位
置を指定する。
【0042】ここで、特徴点が複数存在する場合に、1
点を特定する方法には、要素選択した際のマウスポイン
タ63の位置に最も近い特徴点をCPU21が自動的に
抽出する方法、複数存在する特徴点の中からさらに1点
を点指定する方法等がある。
【0043】図5に、図形データの各要素の特徴点の例
を示す。同図において、*印で示した点は、各種の図形
の形状を特徴付ける特徴点である。即ち、図5におい
て、各種の図形データを特徴付けする特徴点の具体的な
位置は、以下に示す通りである。 ・線分:両端点、中点、 ・円:中心点、円の中心からXおよびY軸方向に引いた
直線と円との交点(4点)、 ・円弧:中心点、両端点、中点(円弧の距離を二分する
円弧上の点)、 ・楕円:中心点、楕円の短軸および長軸と楕円との交点
(4点)、 ・楕円弧:中心点、両端点、楕円弧の短軸および長軸と
楕円弧を含む楕円との交点(4点)、中点(楕円弧の距
離を二分する楕円弧上の点)、 ・線分列:線分列を構成する各線分の両端点、中点、 ・自由曲線:両端点、曲線の制御点、中点(自由曲線の
距離を二分する点)。
【0044】(6)交点指定:作画エリア62に表示さ
れているところの、線分や円等の線要素を、1個または
2個、要素選択することによって、それらの要素の交点
をCPU21が算出し、位置を指定する。
【0045】ここで、単一の線要素が、それ自体で交点
を持つ場合、すなわち、自己交差している場合は、線要
素を1個、要素選択するだけでよい。その他の場合は、
2個の線要素を指定する(図6参照)。
【0046】交点が複数存在する場合に、1点を特定す
る方法には、先または後に要素選択した際のマウスポイ
ンタ63の位置に最も近い交点をCPU21が自動的に
抽出する方法、複数存在する交点の中からさらに1点を
点指定する方法等がある。
【0047】(7)線上点指定:作画エリア62に表示
されている、線分、円等の線要素を1個要素選択するこ
とによって、そのときのマウスポインタ63の位置に最
も近い線要素上の点をCPU21が算出し、位置を指定
する。
【0048】図7に、円弧を要素選択して、線上指定に
よって位置を指定した例を示す。図7においては、レ印
で示した位置において、線分、円弧の順で要素選択を行
ない、*印の位置が交点指定によって指定されたことを
示している。レ印の点は、円弧近傍の点、*印の点は、
円弧上の点である。
【0049】次に、本実施形態で扱う「コマンド」につ
いて説明する。本実施形態では、印刷データの作成およ
び編集作業の各単位を「コマンド」と称する。
【0050】本実施形態で扱うコマンドには、点、直
線、円、曲線等、各要素を作成するコマンド(作図コマ
ンド)や、移動、複写、削除、属性等、各要素の形状や
属性等を修正するコマンド(修正コマンド)や、その
他、ファイル、プリント、トンボ、バーコード、等に冠
するコマンド等がある。
【0051】本実施形態に係る描画装置を利用して、オ
ペレータが印刷データの作成や編集を行なうには、ま
ず、作業単位に合わせた任意のコマンドを1つ選択す
る。
【0052】コマンドの選択には、図4に示す文字入力
エリア64で、コマンドの名称をキーボード11から入
力する方法や、コマンドの名称があらかじめ設定されて
いるメインパネル61上のボタン65を、ボタン選択す
る方法等がある。
【0053】オペレータによるコマンドの選択が行われ
ると、それまですでに選択されているコマンドがあった
場合には、そのコマンドの終了処理が行われている。続
いて、新たに選択されたコマンドの初期処理が行なわ
れ、コマンド内の処理に入る。
【0054】コマンドが選択されると、表示装置41上
に選択されたコマンド内でのさらに細かい作業単位を選
択するための、コマンドメニュー67が表示される。ユ
ーザーは、コマンド目に67の任意のメニュー項目のボ
タンをボタン選択することによって、各種の編集作業を
行なうことができる。ユーザーがどのような操作を行な
えばよいかといった指示は、作業の状況に応じて、その
都度、ガイダンスエリア68に表示されるので、ユーザ
ーは、この指示に従って、操作を行なえばよい。
【0055】[データ構造] <印刷データの要素>次に、本実施形態に係る描画装置
で作成可能な印刷データを構成するところの、図形デー
タおよび文字データの要素に、どのような種類が存在す
るのかについて具体的に説明する。
【0056】本実施形態に係る描画装置で作成可能な図
形データおよび文字データの要素には、大きく分けて、
以下の(A)〜(E)の5つの種類がある。
【0057】(A)基本図形:点、線分、線分列(開/
閉)、円、円弧、楕円、楕円弧、自由曲線(開/閉)、 (B)塗り潰し図形、 (C)その他の図形:トンボ、バーコード、 (D)テキスト、 (E)グループ図形:シンボル、イラスト。
【0058】ここでいう要素とは、図形データまたは文
字データに、印刷データとして必要な属性(印刷属性と
呼ぶ)を付加して、実際に印刷データとしてレイアウト
されるデータの単位を意味している。また、印刷データ
としてレイアウトされた複数の要素をまとめてグループ
化すれば、それを1つの要素として扱うこともできる。
要素のグループ化の方法については後述する。
【0059】次に、上記の(A)〜(E)の5つの要素
について詳細に説明する。
【0060】まず、(A)の基本図形は、最も基本とな
る図形データの要素である。この他、線分列によって構
成される矩形(各辺がXおよびY軸に平行である長方
形)、正多角形等を、基本図形の要素として扱うことも
できる。また、自由曲線としては、ベジェ、有利ベジ
ェ、Bスプライン、エルミート、NURBS等の表現形
式を扱うことができる。
【0061】また、(B)の塗り潰し図形は、(A)の
要素(点を除く)を単独で、または、複数を連結させる
ことで、閉領域を形成し、その内部を塗り潰した図形デ
ータの要素である。塗り潰しの方法には、次の4種類が
ある。
【0062】(1)フィルエリア:内部を均一に塗り潰
す。
【0063】(2)ハッチング:一定の傾きと間隔を持
った複数の線分で塗り潰す。塗り潰し図形内の特定の点
を、ハッチングの基準点として指定することもできる。
【0064】(3)メッシュ:円、矩形、正多角形等、
一定の形状の図形の繰り返しで塗り潰す。塗り潰し図形
内の特定の点を、メッシュの基準点として指定すること
もできる。
【0065】(4)パターン:あらかじめ作成されたビ
ットパターンの繰り返しで塗り潰す。
【0066】また、(C)のその他の図形には、トン
ボ、バーコード等がある。これらの要素は、図形データ
と、文字データの両方を含んでいる。トンボ、バーコー
ドの各要素の作成方法については、後述する。
【0067】また、(D)のテキストは、文字データの
要素である。図形データの要素と同様に、印刷データと
してレイアウトすることができるが、印刷属性の種類
や、レイアウトの方法は図形データの要素とは異なる。
【0068】最後に(E)のグループ図形は、(A)の
基本図形、(B)の塗り潰し図形、(C)のその他の図
形、(D)のテキストの各要素を、1つ以上任意の数だ
け選択して、まとめて1つの要素として扱うためのもの
で、シンボルとイラストがある。
【0069】<印刷データの印刷属性>次に、本実施形
態に係る描画装置で作成可能な印刷データである図形デ
ータおよび文字データの印刷属性に、どのような種類が
存在するのかを、具体的に説明することにする。
【0070】作成可能な図形データおよび文字データの
印刷属性には、大きく分けて、以下の(a)〜(g)の
7つの種類がある。
【0071】まず、図形データおよび文字データに共通
の印刷属性には、次に示す(a)〜(c)の3つの種類
がある。
【0072】(a)表示属性:要素を表示するか否か、
また、表示する場合に、どのような上下関係で表示する
か(表示プライオリティと呼ぶ)を指定する。
【0073】(b)選択属性:要素選択が可能であるか
否かを指定する。要素選択を不可すると、その要素に対
しての操作は行なえなくなる。
【0074】(c)色属性:RGBあるいはHLS等の
カラーモデルの種別、および、カラーコードの値を与え
ることによって、要素の色を表現する。白と黒義Iの色
が表現できないモノクロームの、表示装置41またはレ
ーザプリンタ51等の印刷装置を使用している場合、色
属性に応じて、白または黒のどちらかの色に変換されて
出力される。
【0075】次に、図形データ固有の印刷属性には、次
に示す(d)〜(f)の3つの種類がある。
【0076】(d)点属性:点要素の場合、点のある位
置に記号を表示したり、文字列を表示したりすることが
できる。
【0077】(e)線属性:点以外の基本図形の要素
(線要素)の場合、次に示すさまざまな線の属性を表現
することができる。
【0078】・線種:線要素の形状を示し、実線、破
線、一点鎖線、二点鎖線、等がある。
【0079】・線幅:線要素の法線方向の大きさを示
す。あらかじめ定められた、細線、中線、太線、等の種
別を指定したり、実寸で指定したりすることができる。
【0080】・線幅方向:線幅を考慮しない場合から、
法線方向のどちらに線幅分だけオフセットさせるかを示
す。
【0081】・終端形状:線分や円弧等の開図形の終端
の形状で、ラウンド、フラット、スクエア、等がある。
【0082】・接続形状:線分列や矩形等の図形の角の
形状で、マイター、ラウンド、ベベル、等がある。
【0083】・線ピッチ:線種が実線以外の場合、線が
存在する部分と、存在しない部分の長さをそれぞれ実
寸、またはパラメータで与えることができる。
【0084】(f)塗り潰し属性:塗り潰し図形要素の
場合、フィルエリア、ハッチング、メッシュ、パター
ン、等の内部の塗り潰し方法の種類や、ハッチングやメ
ッシュの場合の必要な詳細データ、パターンの場合の、
パターン番号を与える。
【0085】最後に、文字データ固有の印刷属性には、
次に示す(g)の1種類のみがある。
【0086】(g)文字列属性:テキスト要素の場合、
次に示すさまざまな文字の属性、および文字列全体の属
性を表現することができる。 ・書体:一組の文字のデザインを表し、クーリエ、ヘル
ベチカ、ゴシック、等がある。 ・文字サイズ:文字の大きさを表し、一般には1つの文
字が専有する矩形領域はボディの行送り方向の高さと等
しい。 ・平体率:文字を、文字の行送り方向にどれだけ縮める
かを比率で表す。 ・長体率:文字を、文字の字送り方向にどれだけ縮める
かを比率で表す。 ・ベース角:文字の字送り方向がX軸となす角度を表
す。 ・斜体角:文字の字送り方向に対する、文字の傾斜角度
を表す。 ・字間:同一行の隣接する2文字のボディの間隔を表
す。 ・行間:隣接する2行にある文字のボディの間隔を表
す。 ・文字列反転:文字列を反転(鏡像)して表示する。
【0087】<印刷データのデータ構造>次に、本実施
形態における印刷データのデータ構造について説明す
る。
【0088】本実施形態における印刷データは、上述し
た複数の要素データ、複数の印刷属性データから構成さ
れている。
【0089】ここで、各要素データは、基本的に、デー
タ種別コード、データ番号、各要素ごとの必要データ、
各要素ごとの必要印刷属性データのデータ番号からな
る。
【0090】そして、印刷データ内でユニークに付けら
れたデータ種別コードによって、印刷データ内の各要素
データの種別を特定することができる。
【0091】また、印刷データ内でユニークに付けられ
たデータ番号によって、印刷データ内の各要素データを
特定することができる。各要素ごとに、必要データ、必
要印刷属性の種類は異なるが、データ種別コードによっ
てCPU21はこれらを識別することが可能である。
【0092】また、各印刷属性については、各要素デー
タごとに保持するのではなく、各要素データでは、必要
な印刷属性データのデータ番号のみを保持するようにし
ている。これによって、印刷属性データの重複を避け、
印刷データの容量を縮小することや、複数の要素データ
の印刷属性を一度の操作で変更すること等が可能になっ
ている。
【0093】まず、図形データおよび文字データの各要
素のデータ構造を、以下に具体的に示す。
【0094】(A)基本図形: (1)点 ・データ種別コード、 ・データ番号、 ・点座標:c[2]、 ・表示属性のデータ番号、 ・選択属性のデータ番号、 ・色属性のデータ番号、 ・点属性のデータ番号、 (2)線分 ・データ種別コード、 ・データ番号、 ・始点座標:s[2]、 ・終点座標:e[2]、 ・表示属性のデータ番号、 ・選択属性のデータ番号、 ・色属性のデータ番号、 ・線属性のデータ番号、 (3)線分 ・データ種別コード、 ・データ番号、 ・通過点数:np、 ・各通過点座標:pp[2](np個)、 ・表示属性のデータ番号、 ・選択属性のデータ番号、 ・色属性のデータ番号、 ・線属性のデータ番号、 (4)円 ・データ種別コード、 ・データ番号、 ・中心座標:c[2]、 ・半径:r、 ・表示属性のデータ番号、 ・選択属性のデータ番号、 ・色属性のデータ番号、 ・線属性のデータ番号、 (5)円弧 ・データ種別コード、 ・データ番号、 ・始点座標:s[2]、 ・終点座標:e[2]、 ・中心座標:c[2]、 ・回り方向フラグ(時計回り/反時計回り)、 ・表示属性のデータ番号、 ・選択属性のデータ番号、 ・色属性のデータ番号、 ・線属性のデータ番号、 (6)楕円 ・データ種別コード、 ・データ番号、 ・中心座標:c[2]、 ・長軸ベクトル:a[2]、 ・短軸ベクトル:b[2]、 ・表示属性のデータ番号、 ・選択属性のデータ番号、 ・色属性のデータ番号、 ・線属性のデータ番号、 (7)楕円弧 ・データ種別コード、 ・データ番号、 ・始点座標:s[2]、 ・終点座標:e[2]、 ・中心座標:c[2]、 ・長軸ベクトル:a[2]、 ・短軸ベクトル:b[2]、 ・回り方向フラグ(時計回り/反時計回り)、 ・表示属性のデータ番号、 ・選択属性のデータ番号、 ・色属性のデータ番号、 ・線属性のデータ番号、 (8)自由曲線(ベジェ曲線の場合) ・データ種別コード、 ・データ番号、 ・曲線数:nv、 ・各曲線の制御点データ(nv個)、 制御点数:nc、 各制御点座標:pc[2](nc個)、 重み係数:w、 ・通過点数:np、 ・各通過点座標:pp[2](np個)、 ・表示属性のデータ番号、 ・選択属性のデータ番号、 ・色属性のデータ番号、 ・線属性のデータ番号、 (B)塗り潰し図形: ・データ種別コード、 ・データ番号、 ・レイアウト基準矩形左下点座標:p1[2]、 ・レイアウト基準矩形右下点座標:p2[2]、 ・ループ数:nl、 ・各ループの構成要素データ(nl個): 構成要素数:nd、 構成要素データ:点を除く基本図形要素データ(nd
個)、 ・通過基準点座標:pp[2]、 ・表示属性のデータ番号、 ・選択属性のデータ番号、 ・色属性のデータ番号、 ・塗り潰し属性のデータ番号、 ・枠の表示属性のデータ番号、 ・枠の色属性のデータ番号、 ・枠の線属性のデータ番号。
【0095】ここで、塗り潰し図形では、印刷属性とし
て、塗り潰し図形の内部の印刷属性の他に、塗り潰し図
形の枠の印刷属性を別に持っている。例えば、内部の色
属性と、枠の色属性を変えて表示すること等が可能であ
る。
【0096】(C)その他の図形: (1)トンボ、 ・データ種別コード、 ・データ番号、 ・トンボ種別フラグ(トンボ/スケールトンボ)、 ・トンボ形状フラグ(トンボの場合は11種類/スケー
ルトンボの場合は3種類)、 ・トンボオフセットフラグ(オフセットあり/なし)、 ・印刷データ名称(スケールトンボの場合)、 ・トンボ長さ(スケールトンボの場合)、 ・レイアウト基準点座標:pb[2]、 ・出力倍率:sc、 ・レイアウト基準矩形左下点座標:p1[2]、 ・レイアウト基準矩形右下点座標:p2[2]、 ・構成要素数:nd、 ・構成要素データ:トンボの場合は線分、スケールトン
ボのバーは線分、円、テキストのいずれかの要素データ
(nd個)、 (2)バーコード、 ・データ種別コード、 ・データ番号、 ・バーコード種別フラグ(4種類)、 ・コードデータ、 ・コード表示フラグ(コード表示あり/なし)、 ・レイアウト基準位置フラグ(左下/中央/右上等9種
類)、 ・レイアウト基準点座標:pb[2]、 ・レイアウト角度:ang、 ・レイアウトスケール:sc、 ・レイアウト基準矩形左下点座標:p1[2]、 ・レイアウト基準矩形右上点座標:p2[2]、 ・構成要素数:nd、 ・構成要素データ:線分、テキストのいずれかの要素デ
ータ(nd個)、 (D)テキスト: (1)基本文字列(テキストを構成する要素)、 ・データ種別コード、 ・データ番号、 ・文字列開始点座標:pt[2]、 ・文字列バイト数:nch、 ・文字列データ:str(nchバイト)、 ・レイアウト角度:ang、 ・レイアウトスケール:sc、 ・表示属性のデータ番号、 ・選択属性のデータ番号、 ・色属性のデータ番号、 ・文字列属性のデータ番号、 (2)テキスト ・データ種別コード、 ・データ番号、 ・レイアウト基準位置フラグ(左下/中央/右上等9種
類)、 ・レイアウト基準点座標:pb[2]、 ・レイアウト基準矩形左下座標:p1[2]、 ・レイアウト基準矩形右上座標:p2[2]、 ・構成要素数:nd、 ・構成要素データ:基本文字列の要素データ(nd
個)。
【0097】ここで、テキスト要素は、複数の基本文字
列要素を組み合わせて構成される。これによって、ひと
つのテキスト要素の中で、複数の文字列属性を持った文
字列を扱うことが可能となる。例えば、ひとつのテキス
トの途中で文字の書体を変更したり、文字の高さや幅を
変更する制御が可能である。
【0098】(E)グループ図形: (1)シンボル ・データ種別コード、 ・データ番号、 ・フォルダー名称、 ・ファイル名称、 ・レイアウト基準位置フラグ(左下/中央/右上等9種
類)、 ・レイアウト基準点座標:pb[2]、 ・レイアウト角度:ang、 ・レイアウトスケール:sc、 ・レイアウト基準矩形左下点座標:p1[2]、 ・レイアウト基準矩形右上点座標:p2[2]、 ・反転フラグ(反転あり/なし)、 ・線幅スケールフラグ(線幅スケールあり/なし)、 ・線幅スケール値、 (2)イラスト ・データ種別コード、 ・データ番号、 ・フォルダー名称、 ・ファイル名称、 ・レイアウト基準位置フラグ(左下/中央/右上等9種
類)、 ・レイアウト基準点座標:pb[2]、 ・レイアウト角度:ang、 ・レイアウトスケール:sc、 ・レイアウト基準矩形左下点座標:p1[2]、 ・レイアウト基準矩形右上点座標:p2[2]、 ・反転フラグ(反転あり/なし)、 ・構成要素数:nd、 ・構成要素データ:任意の要素データ(nd個)。
【0099】尚、シンボルおよびイラストのデータ構造
の特徴、およびシンボルデータファイルおよびイラスト
データファイルのファイル構造については後述する。
【0100】次に、上述したようなデータ構造を有する
要素データに対応する印刷属性データのデータ構造につ
いて説明する。
【0101】ここで、各印刷属性データは、基本的に、
データ種別コード、データ番号、属性設定フラグ、各印
刷属性毎の必要データという構成を有する。印刷データ
内の各印刷属性データの種別は、印刷データ内でユニー
クに付けられたデータ種別コードによって特定すること
ができる。
【0102】また、印刷データ内でユニークに付けられ
たデータ番号によって、印刷データ内の各印刷属性デー
タを特定することができる。各印刷属性ごとに必要デー
タは異なるが、データ種別コードによって、CPU21
は、これらを識別することが可能である。
【0103】また、属性設定フラグとは、その印刷属性
データが有効であるか否かを指定するフラグである。属
性設定フラグが有効である印刷属性データを指示してい
る要素データでは、該当する印刷属性データに従って要
素が表示されている。
【0104】一方、属性設定フラグが無効である印刷属
性データを指示している要素データでは、該当する印刷
属性は設定されていない状態であると見なし、予めRO
M31や外部記憶装置33に記憶されているデフォルト
の印刷属性に従って、要素が表示される。
【0105】また、各要素データに階層関係を持たせる
ことが可能なデータ構造とした場合には、上位の(また
は下位の)要素の印刷属性に従って表示を行なう制御も
可能である。
【0106】次に、各印刷属性データのデータ構造を具
体的に示す。
【0107】(a)表示属性 ・データ種別コード、 ・データ番号、 ・属性設定フラグ(有効/無効)、 ・表示フラグ(表示/非表示)、 ・表示プライオリティ、 (b)選択属性 ・データ種別コード、 ・データ番号、 ・属性設定フラグ(有効/無効)、 ・要素選択フラグ(可/不可)、 (c)色属性 ・データ種別コード、 ・データ番号、 ・属性設定フラグ(有効/無効)、 ・カラーコード識別フラグ(RGB/HLS)、 ・カラーコード1、2、3、 (d)点属性 ・データ種別コード、 ・データ番号、 ・属性設定フラグ(有効/無効)、 ・マーカー文字列、 (e)線属性 ・データ種別コード、 ・データ番号、 ・属性設定フラグ(有効/無効)、 ・線種フラグ(実線/破線/一点鎖線/二点鎖線/任意
破線/任意一点鎖線/任意二点鎖線)、 ・線幅フラグ(細線/中線/太線/極太線/任意線
幅)、 ・線方向フラグ(中央/内側/外側)、 ・終端形状フラグ(ラウンド/フラット/スクエア)、 ・接続形状フラグ(マイター/ラウンド/ベベル)、 ・線種データ1、2、3、4(線種=任意のとき)、 ・線幅データ(線幅=任意のとき)、 (f)塗り潰し属性 ・データ種別コード、 ・データ番号、 ・属性設定フラグ(有効/無効)、 ・塗り潰し種別フラグ(塗り潰しあり/塗り潰しなし/
ハッチング/メッシュ番号/パターン番号等)、 ・データグループ数:nd、 ・塗り潰しデータ1、2、3(nd個)、 (g)文字列属性 ・データ種別コード、 ・データ番号、 ・属性設定フラグ(有効/無効)、 ・書体、 ・文字サイズ、 ・平体率、 ・長体率、 ・ベース角、 ・斜体角、 ・字間、 ・行間、 ・文字列反転フラグ(あり/なし)。
【0108】上述した印刷データのデータ構造に基づい
て、本実施形態に係る描画装置で作成された印刷データ
ファイルの一例を、図8に示す。
【0109】この図8に示された印刷データは、図9に
示すような形状の図形を印刷するための印刷データであ
り、図9に示す印刷データにより表現される図形は、複
数種類の基本図形の要素から成り、1個の線分列と2個
の円と、これら3要素の外接矩形の左下点および右上点
の2点(この2点は非表示で選択不可)から構成され
る。また、これら1個の線部列と2個の円が、それぞれ
同じ表示属性(表示)、選択属性(選択可)、線属性
(実線、線幅20mm)を持ち、互いに異なる色属性を
持っているものとする。
【0110】<グループ図形のデータ構造>次に、上述
した印刷データのデータ構造のうち、特にグループ図形
であるシンボルとイラストのデータ構造について詳述す
る。
【0111】まず、シンボルのデータ構造について説明
する。
【0112】本実施形態において、シンボルとは、規格
で定められた記号や、ロゴマークのように、繰り返し使
用される図形で、図形データの要素(線分や円等)や、
文字データの要素(テキスト)を組み合わせて、作成さ
れる要素である。
【0113】規格が変更される等により、シンボルデー
タのファイルの内容が更新された場合、本実施形態で
は、既に印刷データの一部としてレイアウト済みである
該当するシンボルを全て更新して、データの同期を維持
することができる。即ち、本実施形態に係る描画装置で
は、シンボルのデータを次に示すようなデータ構造で保
持している。
【0114】印刷データ内には、シンボルデータファイ
ルの存在場所を特定するための、フォルダー名称および
ファイル名称、そして、シンボルをレイアウトするため
に必要な情報のみを保持する。
【0115】また、印刷データをファイルに保存した印
刷データファイルとは別個に、シンボルデータファイル
を作成する。シンボルデータファイルは、次に示すよう
なファイル構造となっている。 ・レイアウト基準矩形左下点座標:p1[2]、 ・レイアウト基準矩形右上点座標:p2[2]、 ・構成要素データ:任意の要素データ(複数)、 ・印刷属性データ:必要な印刷属性データ(複数)。
【0116】レイアウト基準矩形については後述する
が、レイアウト基準矩形を定めておけば、シンボルを印
刷データとしてレイアウトする際に必要な位置と大きさ
の情報を特定することが可能である。例えば、レイアウ
ト基準矩形としては、シンボルの可視部分を囲む最小の
矩形(外接矩形と呼ぶ)を指定しておくこと等が可能で
ある。
【0117】シンボルデータファイルを作成する際に該
当するシンボルの外接矩形のデータをレイアウト基準矩
形として登録しておけば、シンボルデータファイルを再
度読み込んだ際等に、シンボルの外接矩形を再計算する
必要がなくなる。
【0118】シンボルの各構成要素データは、レイアウ
ト基準矩形左下点を基準とする相対座標値で表現されて
いる。
【0119】また、各印刷属性データについては、印刷
データの場合と同様に、各構成要素データを表示する際
に必要な印刷属性データを、要素データとは別に保持し
ている。
【0120】このように、本実施形態では、変更のあっ
たシンボルを含む印刷データファイルの更新を敢えて行
なわなくても、該当する印刷データファイルを外部記憶
装置33からRAM32に再度読み込むだけで、印刷デ
ータ内のシンボルデータは、最新のシンボルデータファ
イルの内容に自動的に更新され、データを自動的に同期
させることができる。
【0121】次に、もう一つのグループ図形であるイラ
ストのデータ構造について説明する。
【0122】本実施形態において、イラストとは、テン
プレート図形のように繰り返し使用される図形で、これ
もまたシンボルと同様に図形データの要素(線分や円
等)や、文字データの要素(テキスト)を組み合わせて
作成される要素である。
【0123】イラストは、上述したシンボルの場合とは
異なり、一旦印刷データの一部としてレイアウトされた
後は、元のイラストデータファイルの内容とは同期を取
らずに自由に変更を加えたい場合に使用される。
【0124】従って、イラストデータの場合には、上述
したシンボルデータの自動更新とは異なり、イラストデ
ータファイルの内容が更新された場合でも、既に印刷デ
ータの一部としてレイアウト済みである該当するイラス
トを更新して同期を維持することはない。
【0125】そこで、本実施形態に係る描画装置では、
イラストのデータを、次に示すようなデータ構造で保持
している。
【0126】すなわち、印刷データ内には、イラストデ
ータファイルの存在場所を特定するためのフォルダ名称
およびファイル名称、そしてイラストをレイアウトする
ために必要な情報の他に、イラストデータファイルから
読み込んだイラストを実際に構成する各要素データを保
持している。
【0127】また、印刷データファイルとは別個にイラ
ストデータファイルを作成する。イラストデータファイ
ルは、次に示すようなファイル構造となっている。 ・レイアウト基準矩形左下点座標:p1[2]、 ・レイアウト基準矩形右上点座標:p2[2]、 ・構成要素データ:任意の要素データ(複数)、 ・印刷属性データ:必要な印刷属性データ(複数)。
【0128】この構造は、シンボルデータファイルのフ
ァイル構造と同様である。これを印刷データに読み込む
際には、指定したレイアウト基準点座標を原点とし、指
定したレイアウト角度、レイアウトスケールに従ってイ
ラストデータファイル内の各構成要素データを展開して
(座標変換して)、印刷データのイラスト要素データと
して、全て保持する点がシンボルとは異なっている。
【0129】[網掛け描画処理]次に、上述した描画制
御を実現すべく図2に示す描画装置にて実行されれる網
掛け描画処理について説明する。
【0130】図1は、本実施形態における網掛け描画処
理の手順を示すフローチャートであり、CPU21が実
行する。
【0131】同図において、ステップS1:例えば図1
8に例示するパネルを介して、オペレータは、所望の網
掛けエリアに対する網掛けパターン形状を選択・入力す
る。ここで、網掛けエリアとは、オペレータが網掛けし
ようとする所望の領域(フィルエリア)であり、網掛け
パターン形状とは、網掛けのパターンを構成する要素の
形状である(図11参照)。網掛けパターンの形状とし
ては、例えば、図11に示すように四角(正方形)また
は丸等が考えられる。
【0132】ステップS2:例えば図18に例示するパ
ネルを介して、オペレータは網掛け方向角度を入力す
る。ここで、網掛け方向角度とは、図14のようにパタ
ーン形状を描画していく方向の水平方向からの角度であ
る。ラジアン、またはディグリー等で指定。また、網掛
け方向角度をなす網掛け線は、網掛けパターン形状を網
掛け角度方向にならべたパターンとして捕らえたときの
線要素である。
【0133】ステップS3:網掛けパターンの密度を設
定するに際して、濃度・線密度で指定するか、直径・ピ
ッチで指定するかを選択させる。即ち、例えば図19に
例示するパネルを介して、網掛けパターンの発生密度を
濃度・線密度で入力するか、図18のように直径・ピッ
チで指定するかを、入力操作に応じて切り替える。
【0134】ここで、網掛け濃度は、所定の単位面積に
占める網掛け要素形状の面積の割合であり、ピッチと
は、網掛けパターンを構成する要素の中心間距離である
(図13、図15、図16参照)。
【0135】ステップS4:ステップS3にて濃度・線
密度による指定が行われたときにはステップS5に進
み、直径・ピッチによる指定が行われたときにはステッ
プS6に進む。
【0136】ステップS5:濃度・線密度指定の場合、
直径・ピッチに変換する。ここで、網掛け線密度・網掛
け本数は、網掛け角度に垂直な単位長さあたりの網掛け
線数である(図17参照)。より具体的には、濃度・線
密度で指定された場合、以下のように幅(網掛けパター
ンを構成する要素の外接する矩形の幅)・ピッチに換算
する。
【0137】(a)網掛けパターン形状が四角(正方
形)のとき(図20参照) 記号を以下のように定義する。
【0138】 d:黒濃度、 l:単位長さ(インチ等)あたりの本数、 w:辺の長さ(mm)、 P:ピッチ(mm)、 A:単位長さ→mmへの換算率、 単位長さがインチの場合mm/inch、以下、単位長さをinc
hと仮定、濃度は、 d=(w/P)2 ・・・(1) 単位長さあたりl個あるから 1/P=l ∴P=1/l(inch)=A/l(mm) ・・・(2) (1)式より w/P=√(d)よって、w=P√(d) ・・・(3) (b)網掛けパターン形状が丸のとき(図21参照) 記号を以下のように定義 d,l,p:四角のときと同様 w:円の直径 図21の全体に斜線部の占める割合は、 w/(P−w+w)=w/P ・・・(4) 図の囲ってある矩形に着目すると、斜線部における円の
占める割合は、 π(w/2)2/(PW) ・・・(5) (4)、(5)式より、 d=w/P×π(w/2)2/(Pw)=π/4×(w/P)2 ・・・・ ・(6) パターンが四角のときと同様、 P=A/l ・・・・・・(7) (6)式より、 w/P=√(4d/π)=2√(1/π)・√(d) w=2P√(F1/πd) ・・・・(8) ステップS6,ステップS7:通過点(網掛けパターン
を構成する一要素の中心が通過する点(中心位置):図
12参照)の指定の有無を入力すると共に、網掛けパタ
ーンを発生させるフィルエリアの境界情報に従って、ク
リッピングエリア(図12(a)または図12(b)に
例示する実線の枠)を設定する。
【0139】ステップS8:網掛けパターンを発生させ
るフィルエリアを囲む描画領域を設定する。実際には、
フィルエリアの外接矩形を含み、網掛け方向とそれに垂
直な方向を辺の方向とする最小矩形(図12(c)に例
示する実線の枠)を描画領域として設定する。ここで、
矩形情報の算出手順は以下の通りである。
【0140】まず、記号を以下のように定義する。 ・Pl(xl,yl):フィルエリアの外接矩形左下
点、 ・Pr(xr,yr):フィルエリアの外接矩形右上
点、 ・θ:網掛け角度(網掛けパターンを構成する要素を並
べていく方向の水平線からの角度)、 ・P:網掛けピッチ、 ・W:辺長(パターン==“四角”) or 直径(パター
ン==“丸”)、 ・V(cosθ,sinθ):網掛け方向単位ベクトル、 また、網掛け角度θにより以下のように設定する。
【0141】(a)0≦θ≦90°のとき(図22参
照) 図22のような矩形を描画エリアとして指定する。ここ
で、図22において、 P1=Ps+{(Pl−Ps)・(−V)}(−V) =Ps+{(Pl−Ps)・V}V P2=Ps+{(Pr−Ps)・V}V P3=Pe+{(Pl−Pe)・(−V)}(−V) =Pe+{(Pl−Pe)・V}V P4=Pe+{(Pr−Pe)・V}V L=|P3−P1|=|(Pe−Ps)+{(Ps−Pe)・V}V| Pe−Ps=Xとおくと、|V|=1より、 L2=|X−(X・V)V|2 =|X|2−2(X・V)2+(X・V)2 =|X|2−(X・V)2 である。
【0142】(b)90°<θ≦180°のとき(図2
3参照) 図23のように矩形を描画エリアとして指定する。ここ
で、図23において、 P1=Pl+{(Pe−Pl)・V}V P2=Pl+{(Ps−Pl)・V}V P3=Pr+{(Pe−Pr)・V}V P4=Pr+{(Ps−Pr)・V}V L=|P3−P1|=|(Pr−Pl)+{(Pl−Pr)・V}V| Pr−Pl=Yとおくと、|V|=1より、 L2=|Y|2−(Y・V)2 である。
【0143】ここで、網掛け方向と同じ方向を持つ
(a)0≦θ≦90°の場合のP1P2、並びに、
(b)90°<θ≦180°の場合のP4P3を、網掛
け描画基準線(以下略して描画基準線)と呼ぶ。
【0144】後述するように、本実施形態における実際
の描画は、この網掛け描画基準線に沿ってパターン形状
を描画していく。
【0145】ステップS9〜ステップS11:通過点が
あるかを判断し(ステップS9)、通過点があるときに
は通過点を入力し(ステップS10)、通過点がないと
きにはステップS12に進む。
【0146】ステップS11:ステップS10にて通過
点が指定されたとき、その通過点を、あるパターン形状
の中心が通るように、網掛け描画基準線を変更すること
によって、描画エリアを以下のように補正する(図24
参照)。
【0147】まず、記号を以下のように定義する。 ・θ:網掛けパターン角度(0≦θ≦180°)、 ・u:基準線方向ベクトル(cosθ,sinθ)、 ・v:基準線方向ベクトル(−sinθ,cosθ)、 ・P1:描画基準線開始点、 ・P2:描画基準線終了点、 ・Pp:通過指定点、 ・du:u方向補正ベクトル、 ・dv:v方向補正ベクトル、 ・P1’:P1補正点、 ・P2’:P2補正点、 ・Pp’:PpからP1P2におろした垂線の足、 ・P:網掛けピッチ、 ・X=Pp−P1 ・・・・・・・(9) とおく。
【0148】まず、u方向の補正量duを求める。
【0149】 fmu=mod((X・u)/P) ・・・・(10) とおくと、P1から描画基準線に沿ってPの整数倍の距
離上にある点で、Pp’を超えない最大の点PmとP
p’の距離となる。よってP1を描画エリアの外方向の
P−fmuだけずらせば、Pp’はP1からピッチの整
数倍の距離上の点となる。従って、 du=(fmu−P)u ・・・・(11) 同様に、 fmv=mod((X・v)/P) ・・・・(12) dv=(fmv−P)v ・・・・(13) よって、P1’=P1+du+dv ・・・・(14) P2は描画基準線方向には補正する必要はないので、 P2’=P2+dv ・・・・(15) ステップS12:上記の如く求めた描画基準線を基線に
して、描画基準線の垂直方向にピッチの距離分offsetし
ながら、その線上に網掛けパターン形状を描画していく
(図25参照)。
【0150】offsetの回数は、ステップS8で求めたL
を使って、 n=(L+W/2)/P+1 で求めることができる。ここで、W/2の補正項をつけ
たのは、境界形状のすぐ外側を中心に描画されるパター
ン形状の一部が境界の中側にかかる可能性があるからで
ある。
【0151】実際の各描画基準線方向の網掛け形状発生
パターンは、表示装置および、印刷装置の印刷属性処理
機能を利用して、 (a)パターンが四角のとき(図26参照) 線幅W、終端形状がFLATの[W_P−W]のダッシ
ュパターンの線を書く。 (b)パターンが円のとき(図27参照) 線幅W、終端形状がRoundの線を[eps_P]のダッ
シュパターンで描画する。ここで、epsは、高精度の
解像度を持つ印刷装置でも表示できない微小値である。
【0152】上述した本実施形態によれば、所望の網掛
けパターンを設定できると共に、操作に応じた印刷イメ
ージを得ることができる。
【0153】また、通過点を指定するための描画エリア
の補正処理において、描画エリアの基準点の位置を少し
ずらすだけですむので、パターン形状を発生させてから
そのパターン形状が通過点を通るように補正する従来の
方法と比較してパターン形状を迅速に発生させることが
できる。
【0154】
【他の実施形態】尚、本発明の目的は、前述した実施形
態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを
記録した記憶媒体(または記録媒体)を、システムある
いは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピ
ュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納され
たプログラムコードを読み出し実行することによって
も、達成される。この場合、記憶媒体から読み出された
プログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現
することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶
媒体は本発明を構成することになる。また、コンピュー
タが読み出したプログラムコードを実行することによ
り、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、
そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上
で稼働しているオペレーティングシステム(OS)等が
実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって
前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
【0155】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張カー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示
に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備
わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、そ
の処理によって前述した実施形態の機能が実現される場
合も含まれる。
【0156】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
所望の網掛け模様を描画する際の設定の自由度に優れる
描画装置及び描画方法及びコンピュータ読み取り可能な
記憶媒体の提供が実現する。
【図面の簡単な説明】
【図1】網掛け描画処理の手順を説明するフローチャー
トである。
【図2】本発明の一実施形態の描画装置のハードウエア
構成を示すブロック図である。
【図3】WYSIWYGの機能を説明する図である。
【図4】本実施形態に係る網掛け描画処理プログラムの
実行時に、表示装置41に表示されるメインパネル61
を例示する図である。
【図5】各要素の特徴点を示す図である。
【図6】交点指定による位置の指定の例を示す図であ
る。
【図7】線上点指定による位置の指定の例を示す図であ
る。
【図8】印刷データファイルの例を示す図である。
【図9】シンボルの例を示す図である。
【図10】網掛けの例を示す図である。
【図11】網掛けの例および網掛けパターン形状を説明
する図である。
【図12】通過点を説明する図である。
【図13】ピッチ・直径を説明する図である。
【図14】網掛け角度を説明する図である。
【図15】網掛け濃度を説明する図である。
【図16】網掛け濃度を説明する図である。
【図17】網掛け線密度を説明する図である。
【図18】直径・ピッチ・網掛け角度・網掛けパターン
形状・通過点のON/OFFの入力パネルを示す図であ
る。
【図19】網掛け線密度・網掛け濃度・網掛け角度・網
掛けパターン形状・通過点のON/OFFの入力パネル
を示す図である。
【図20】網掛けパターン形状が四角の場合の網掛け線
密度・網掛け濃度の指定から網掛けピッチ・網掛け直径
への変換方式を説明する図である。
【図21】網掛けパターン形状が円の場合の網掛け線密
度・網掛け濃度の指定から網掛けピッチ・網掛け直径へ
の変換方式を説明する図である。
【図22】網掛け角度が0≦θ≦90°の場合の描画エ
リアの設定方式を説明する図である。
【図23】網掛け角度が90°≦θ≦180°の場合の
描画エリアの設定方式を説明する図である。
【図24】通過点指定の場合の網掛け描画エリアの補正
方式を説明する図である。
【図25】網掛け描画処理におけるオフセット処理を説
明する図である。
【図26】網掛けパターン形状が四角の場合の印刷属性
機能を利用した網掛け描画処理を説明する図である。
【図27】網掛けパターン形状が円の場合の印刷属性機
能を利用した網掛け描画処理を説明する図である。

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 網掛け模様を構成する複数要素であると
    ころの、パターン形状を入力可能な第1入力手段と、 前記パターン形状の大きさと、描画ピッチとを入力可能
    な第2入力手段と、 前記網掛け模様を施すべき所望のエリアを入力可能な第
    3入力手段と、 前記所望のエリア内部における前記パターン形状の配列
    方向を入力可能な第4入力手段と、 前記第1乃至第4入力手段より入力された設定情報に基
    づいて、前記所望のエリアに近似する描画エリアを決定
    する描画エリア決定手段と、 前記描画エリア決定手段によって決定された描画エリア
    内に、前記パターン形状からなる網掛け模様を描画する
    描画手段と、を備えることを特徴とする描画装置。
  2. 【請求項2】 更に、前記パターン形状を構成する複数
    要素のうち何れか一要素の中心位置を入力可能な第5入
    力手段を備え、 前記描画エリア決定手段は、前記第5入力手段によって
    入力された中心位置に基づいて、前記描画エリアの描画
    位置を補正する補正手段を含むことを特徴とする請求項
    1記載の描画装置。
  3. 【請求項3】 前記第2入力手段は、前記パターン形状
    の大きさ及び描画ピッチが入力されないときに、前記パ
    ターン形状の濃度が入力されたときには、その濃度に基
    づいて、前記パターン形状の大きさ及び描画ピッチを算
    出することを特徴とする請求項1記載の描画装置。
  4. 【請求項4】 前記描画エリア決定手段は、前記第3入
    力手段によって入力された所望のエリアを囲む外接矩形
    を算出する外接矩形算出手段と、 前記外接矩形に含まれ、且つ前記第4入力手段によって
    入力された配列方向と、その配列方向に垂直な方向を辺
    の方向とする最小の外接矩形を、前記描画エリアとして
    算出する描画エリア算出手段と、を含むことを特徴とす
    る請求項1記載の描画装置。
  5. 【請求項5】 前記補正手段は、 補正前の描画エリアである矩形形状の左下点または右下
    点を描画基準点として、その矩形形状の各辺方向に、前
    記描画ピッチで格子を張りめぐらしたとき、前記中心位
    置に近い格子点と、前記中心位置との該矩形形状の各辺
    方向に対する距離を算出する補正距離算出手段と、 前記補正距離算出手段によって算出された前記各辺方向
    の補正距離に応じて、前記中心位置が格子点上に位置す
    るように、前記左下点または前記右上点を、前記補正前
    の描画エリアを外方向にずらす描画基準点移動手段と、
    を含むことを特徴とする請求項2記載の描画装置。
  6. 【請求項6】 前記描画手段は、 前記描画エリアである矩形形状の、前記配列方向に垂直
    な方向の辺の長さ、並びに、前記パターン形状の大きさ
    及びピッチに基づいて、描画繰り返し回数を算出する回
    数算出手段と、 前記矩形形状の左下点または右上点を描画基準点とし
    て、その描画基準点を、前記算出手段によって算出され
    た描画繰り返し回数分だけ、前記ピッチずつオフセット
    することにより、前記パターン形状を構成する複数要素
    を前記配列方向に配列するときの基準点を求める基準点
    算出手段と、 前記描画装置に接続された印刷装置及び表示装置の印刷
    属性処理機能を利用して、前記基準点算出手段によって
    算出された基準点に従って、前記配列方向にダッシュパ
    ターン線分として、前記パターン形状を発生するパター
    ン形状発生手段と、を含むことを特徴とする請求項4記
    載の描画装置。
  7. 【請求項7】 前記第4入力手段において、前記パター
    ン形状の配列方向は角度で指定することを特徴とする請
    求項1記載の描画装置。
  8. 【請求項8】 情報処理装置を用いて描画を行う描画方
    法であって、 網掛け模様を構成する複数要素であるところの、パター
    ン形状を入力する第1入力工程と、 前記パターン形状の大きさと、描画ピッチとを入力する
    第2入力工程と、 前記網掛け模様を施すべき所望のエリアを入力する第3
    入力工程と、 前記所望のエリア内部における前記パターン形状の配列
    方向を入力する第4入力工程と、 前記第1乃至第4入力工程にて入力した設定情報に基づ
    いて、前記所望のエリアに近似する描画エリアを決定す
    る描画エリア決定工程と、 前記描画エリア決定工程にて決定した描画エリア内に、
    前記パターン形状からなる網掛け模様を描画する描画工
    程と、を有することを特徴とする描画方法。
  9. 【請求項9】 更に、前記パターン形状を構成する複数
    要素のうち何れか一要素の中心位置を入力する第5入力
    工程を有し、 前記描画エリア決定工程において、前記第5入力工程に
    て入力した中心位置に基づいて、前記描画エリアの描画
    位置を補正することを特徴とする請求項8記載の描画方
    法。
  10. 【請求項10】 前記第2入力工程において、前記パタ
    ーン形状の大きさ及び描画ピッチが入力されないとき
    に、前記パターン形状の濃度が入力されたときには、そ
    の濃度に基づいて、前記パターン形状の大きさ及び描画
    ピッチを算出することを特徴とする請求項8記載の描画
    方法。
  11. 【請求項11】 前記描画エリア決定工程において、 前記第3入力工程にて入力した所望のエリアを囲む外接
    矩形を算出し、 算出した前記外接矩形に含まれ、且つ前記第4入力工程
    にて入力した配列方向と、その配列方向に垂直な方向を
    辺の方向とする最小の外接矩形を、前記描画エリアとし
    て算出することを特徴とする請求項8記載の描画方法。
  12. 【請求項12】 前記描画エリア決定工程において、 補正前の描画エリアである矩形形状の左下点または右下
    点を描画基準点として、その矩形形状の各辺方向に、前
    記描画ピッチで格子を張りめぐらしたとき、前記中心位
    置に近い格子点と、前記中心位置との該矩形形状の各辺
    方向に対する距離を算出し、 算出した前記各辺方向の補正距離に応じて、前記中心位
    置が格子点上に位置するように、前記左下点または前記
    右上点を、前記補正前の描画エリアを外方向にずらすこ
    とを特徴とする請求項8記載の描画方法。
  13. 【請求項13】 前記描画工程において、 前記描画エリアである矩形形状の、前記配列方向に垂直
    な方向の辺の長さ、並びに、前記パターン形状の大きさ
    及びピッチに基づいて、描画繰り返し回数を算出し、 前記矩形形状の左下点または右上点を描画基準点とし
    て、その描画基準点を、算出した前記描画繰り返し回数
    分だけ、前記ピッチずつオフセットすることにより、前
    記パターン形状を構成する複数要素を前記配列方向に配
    列するときの基準点を求め、 前記情報処理装置に接続された印刷装置及び表示装置の
    印刷属性処理機能を利用して、前記基準点に従って、前
    記配列方向にダッシュパターン線分として、前記パター
    ン形状を発生することを特徴とする請求項11記載の描
    画方法。
  14. 【請求項14】 請求項1乃至請求項7の何れかに記載
    の描画装置としてコンピュータを動作させるプログラム
    コードが格納されていることを特徴とするコンピュータ
    読み取り可能な記憶媒体。
  15. 【請求項15】 請求項8乃至請求項13の何れかに記
    載の描画方法をコンピュータによって実現可能なプログ
    ラムコードが格納されていることを特徴とするコンピュ
    ータ読み取り可能な記憶媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN114781016A (zh) * 2022-06-09 2022-07-22 广东时谛智能科技有限公司 一种图案尺寸自适配的鞋体模型填充方法及装置

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