JP2002056260A - 美容院予約システムとその方法 - Google Patents

美容院予約システムとその方法

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JP2002056260A JP2000243110A JP2000243110A JP2002056260A JP 2002056260 A JP2002056260 A JP 2002056260A JP 2000243110 A JP2000243110 A JP 2000243110A JP 2000243110 A JP2000243110 A JP 2000243110A JP 2002056260 A JP2002056260 A JP 2002056260A
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beauty salon
salon
beauty
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Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【課題】 通信環境を利用した美容院の予約に際して予
想されるいたずら予約を防止して来店確率の高い予約の
みを受け付ける予約システムおよび方法を提供するこ
と。 【解決手段】 美容院の仕事スケジュールを記憶する記
憶手段と、顧客との間でデータの授受を行うデータ通信
手段と、顧客からの予約要求に基づいて仕事スケジュー
ルを更新する中央演算手段とを有する美容院予約システ
ムであって、予約要求があらかじめ顧客に対して付与さ
れた識別符号を伴う場合には予約要求をそのまま中央演
算手段に送信し、予約要求が識別符号を伴わない場合は
データ通信手段によって通信可能な顧客の連絡先を入力
するよう要求し、この連絡先が入力されて初めて予約要
求を中央演算手段に送信し、顧客の予約要求に基づいて
作成された予約内容をデータ通信手段を通じて顧客に送
信することを特徴とする美容院予約システムによって解
決する。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信手段を利用し
て美容院の予約を受け付け、美容院の作業について自動
的にスケジューリングを行うシステムに関し、より詳細
には、インターネット等を経由した予約管理を行うにあ
たって、顧客識別番号を伴う予約依頼については予約処
理をおこない、識別番号を伴わない予約依頼については
メールアドレス等の入力を求めて、入力のあったもので
あることを条件に予約処理をおこなうことでいたずら予
約を排除することができる美容院予約システムに関する
ものである。本発明はまた同様に、上記に関連する美容
院予約方法に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】美容院等の予約は、一般に顧客は電話で
予約を行い、美容院は予定表に記入することによって行
われている。この方法によった場合、予約をしようとす
る顧客は美容院に電話をすることになるが、夜間等美容
院が閉まっている時間には予約もすることができない。
また、美容院は、予約電話に応対するためにスタイリス
トが作業中の手を取られるか、予約受付のために人を当
てなければならず効率的でない。
【０００３】一方、インターネットを初めとする通信手
段が急速に普及しており、インターネットを経由して美
容院の予約を行うことも可能になるように設備環境は整
備されつつあるが、インターネットで美容院の予約を行
うことが行われると、電話の場合に比較して顧客と美容
院との間のコンタクトが一層希薄になるために、予約を
取ったにもかかわらず実際には予約の時間に現れない顧
客が増加して、美容院にとっては支障を来たすことが考
えられる。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】この点に鑑みて、本発
明が解決しようとする第１の課題は、インターネット等
の通信環境を利用して容易に美容院の予約ができるシス
テムおよび方法を提供することである。また、本発明が
解決しようとする第２の課題は、通信環境を利用した美
容院の予約に際して予想されるいたずら予約を防止して
来店確率の高い予約のみを受け付ける予約システムおよ
び方法を提供することである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明の第１の側面によ
れば、上記の課題を、美容院の仕事スケジュールを記憶
する記憶手段と、顧客との間でデータの授受を行うデー
タ通信手段と、顧客からの予約要求に基づいて仕事スケ
ジュールを更新する中央演算手段とを有する美容院予約
システムであって、予約要求があらかじめ顧客に対して
付与された識別符号を伴う場合には予約要求をそのまま
中央演算手段に送信し、予約要求が識別符号を伴わない
場合はデータ通信手段によって通信可能な顧客の連絡先
を入力するよう要求し、この連絡先が入力されて初めて
予約要求を中央演算手段に送信し、顧客の予約要求に基
づいて作成された予約内容をデータ通信手段を通じて顧
客に送信することを特徴とする美容院予約システムによ
って解決する。
【０００６】本発明の第２の側面によれば、上記の課題
は、また、データ通信手段を介して顧客から美容院の予
約要求を受け付け、顧客からの予約要求に基づいて美容
院の仕事スケジュールを更新し、顧客の予約要求に基づ
いて作成された予約内容をデータ通信手段を通じて顧客
に送信する美容院の予約受付方法において、通信手段を
介して受け付けた予約要求があらかじめ顧客に対して付
与された識別符号を伴う場合には予約要求に基づいてそ
のまま予約処理を行い、予約要求が識別符号を伴わない
場合はデータ通信手段によって通信可能な顧客の連絡先
を入力するよう要求し、この連絡先が入力されて初めて
予約要求に基づいて予約処理を行うことを特徴とする美
容院予約方法によって解決する。本発明の上記以外の特
徴及び効果は、非限定的な実施形態として例示する以下
の記載を通じて明瞭になるものである。
【０００７】
【発明の実施の形態】本発明に基づく美容院予約システ
ムの１実施形態は、例えば、美容院の仕事スケジュール
を記憶する記憶手段と、顧客との間でデータの授受を行
うデータ通信手段と、顧客からの予約要求に基づいて仕
事スケジュールを更新する中央演算手段とを有する美容
院予約システムであって、予約要求があらかじめ顧客に
対して付与された識別符号を伴う場合には予約要求をそ
のまま中央演算手段に送信し、予約要求が識別符号を伴
わない場合はデータ通信手段によって通信可能な顧客の
連絡先を入力するよう要求し、この連絡先が入力されて
初めて予約要求を中央演算手段に送信し、顧客の予約要
求に基づいて作成された予約内容をデータ通信手段を通
じて顧客に送信することを特徴とする美容院予約システ
ムである。
【０００８】当該美容院予約システムは、インターネッ
ト等のデータ通信手段と当該データ通信手段に接続され
てデータの授受を行うことができるコンピュータあるい
はｉモード、イージーアクセス、スカイウエブ等の携帯
端末あるいは携帯電話を前提とするものであるが、特に
顧客がデータの送受信を行うためには携帯端末または携
帯電話が使用することが考えられる。仕事スケジュール
を記憶する記憶手段と中央演算手段は例えばパーソナル
コンピュータに備えられているような装置であり、本発
明に係るパーソナルコンピュータは特定の美容院がその
予約管理のために使用するものであってもよいし、１台
のパーソナルコンピュータで複数の美容院の一括予約管
理を行うものであっても良い。
【０００９】ここで、識別符号を伴わない予約要求に対
しては顧客の連絡先を入力するように要求するのは、イ
ンターネット等を介した予約は簡便である反面不用意な
予約が多くなることが考えられるので、有る程度これを
排除する効果を期待したものである。予約が成立した後
の受付メッセージや決定のメールも、インターネット等
を介してデータの授受が確立した顧客に対してしか送ら
れないのでここでもいたずら予約をある程度排除するこ
とができる。さらに、識別符号を有しない顧客から顧客
の連絡先を受信した場合、システムは予約内容を顧客に
送信する際に当該予約を折り返しの通信によって確認す
るように要求し、この予約確認が行われれば予約を維持
し、予約確認が行われない場合は予約を解除するもので
あれば、予約の安全性を一層高めることができる。
【００１０】本発明の好適な１変形例では、前記システ
ムはさらに設定された仕事スケジュールを美容院が変更
することができる手段を具備する。これは、本発明によ
るシステム以外の手段によって、例えば、電話、直接の
訪問等によって予約が発生することがあるため、これら
によるスケジュールの変更をシステムに反映させること
ができるよう配慮したものである。そのためには、美容
院の側からシステムに接続し、仕事スケジュール変更画
面を呼び出してスケジュールを直接編集することが考え
られる。
【００１１】本発明の他の好適な１変形例では、記憶手
段は複数の美容院にそれぞれ対応する記憶領域を有して
おり、個々の美容院に対応する記憶領域に仕事スケジュ
ールを各々記憶して、更新された仕事スケジュールをデ
ータ通信手段を通じて該当する美容院に送信することが
できる。顧客からの予約要求が美容院を特定しないもの
である場合は、顧客に美容院を選択するために必要な情
報を提示して選択を促し、これに従って顧客が美容院を
選択した場合にはその選択に従い、顧客が美容院の選択
を行わない場合はシステムにあらかじめ設定された法則
にしたがって予約すべき美容院を選択する。あらかじめ
選択された法則とは、顧客の住所が知られている場合に
はその住所に近いまたは同一地域にある美容院、予約状
況に空きのある美容院、逆に指定予約の多い美容院を順
に選択することが考えられる。
【００１２】本発明の他の好適な実施例では、美容院を
選択するために必要な情報として、美容院の所在地、地
図、交通手段、スタイリストの数、美容院の写真、美容
院からのメッセージ等を単独であるいは組み合わせて提
示する。まず地図を表示して顧客に最寄駅を指定させ、
指定された最寄駅に近い美容院についてその場所、美容
院の写真等を地図のイメージデータと重ね合わせて表示
することで容易に交通の便を理解させることができる。
顧客からの予約要求がスタイリストを特定しないもので
ある場合は、システムにあらかじめ設定された法則にし
たがって予約すべきスタイリストを選択する。この場合
のあらかじめ設定された法則とは、予約状況に余裕のあ
るスタイリスト、逆に指定予約の多いスタイリストを順
に割り振る方法が考えられる。また、スタイリストを特
定しない顧客に対しては、予約確認時にスタイリストの
氏名を表示せず、美容院と予約日時のみを特定すること
で、後の予約受け入れの自由度を高くすることができ
る。そのためには、スタイリストの氏名を特定しない予
約に対しては当該スタイリストの選択が仮選択である旨
のフラグを付与し、以降のスタイリストを特定した予約
要求と該仮選択が競合する場合にはスタイリストを特定
した予約要求を優先させて仮選択を予約のない別のスタ
イリストに変更することが行われる。
【００１３】顧客からの予約要求が既に設定済みの予約
と競合する場合、顧客に対して予約可能なスタイリス
ト、日時等の条件を提示して選択を促すことが行われる
が、その際、スタイリストの識別符号を特定した予約の
場合にはスタイリストへのこだわりが強いと解釈して、
特定されたスタイリストの予約可能な日時を示し、次に
他のスタイリストの予約可能な日時を示すよう順序をつ
けることが行われる。データ通信手段が許容すれば、こ
れらを同時に表示してもよいことは当然である。また、
スタイリストに対して仮選択の予約が入っているとき
に、スタイリストを特定した予約要求を受信すると、同
じ日時に他のスタイリストが予約可能であれば、仮選択
の予約を当該他のスタイリストに変更してスタイリスト
を特定した予約要求に応じることができる。しかし、同
じ日時に他のスタイリストが全て予約済みであれば、名
前を特定したスタイリストの予約要求を受け入れること
ができない。この場合は、顧客に対して予約が不可能で
ある旨の応答を行ってもよいが、システムは美容院に対
してアラームを発して美容院が自己の選択によりその他
の処理、例えば時間を変更する等の処理を行うよう促す
ものであっても良い。
【００１４】指定の美容院の指定の日時の予約が不可能
な場合、まず美容院選択して予約を開始した顧客に対し
ては同一美容院の予約可能な日時を提示し、前出の美容
院を選択するために必要な情報に基づき美容院を選択し
た顧客に対しては、指定日時に予約可能な美容院のうち
で美容院の選択に使用された条件と類似の条件を満たす
他の美容院を紹介する。キャンセル待ちの予約要求を受
け付け、キャンセルがあったときはキャンセル待ちに加
わった順番に従って予約がいれられる。当該キャンセル
待ちリストは、顧客の側からも美容院の側からも参照す
ることができるように構成されているのが好ましい。
【００１５】美容院の仕事の進行に従って予約内容の変
更が必要になったときは、顧客に対して待ち時間の告
知、予約時間変更のお願いを発信することもできる。さ
らに、予約日時が近くなったら、美容院から顧客に対し
てデータ通信手段を利用して確認のメッセージを送り、
顧客の注意を促すことも可能である。これは、キャンセ
ルが出ると全体の作業効率が著しく低下すること、美容
院の作業に必要な時間をあらかじめ正確に予測すること
は困難なことに鑑み、美容院の無駄時間と顧客の美容院
での待ち時間を極力短くするように配慮したものであ
る。
【００１６】また、本発明の１つの実施態様によれば、
本発明に係る美容院の予約方法は、インターネットや携
帯端末等のデータ通信手段を介して顧客から美容院の予
約要求を受け付け、顧客からの予約要求に基づいて美容
院の仕事スケジュールを更新し、顧客の予約要求に基づ
いて作成された予約内容をデータ通信手段を通じて顧客
に送信する美容院の予約受付方法であって、通信手段を
介して受け付けた予約要求があらかじめ顧客に対して付
与された識別符号を伴う場合には予約要求に基づいてそ
のまま予約処理を行い、予約要求が識別符号を伴わない
場合はデータ通信手段によって通信可能な顧客の連絡先
を入力するよう要求し、この連絡先が入力されて初めて
予約要求に基づいて予約処理を行うことを特徴とする美
容院予約方法である。
【００１７】
【実施例】図１に従って、本発明の美容院予約システム
において予約要求が出されてから予約決定が行われるま
での基本的な処理を説明する。まず、インターネット等
のデータ通信手段を介してシステムに予約要求が送信さ
れる１０。当該予約要求に対して、システムは顧客識別
符号の入力を要求し、顧客に対して既に識別符号が付与
されていれば、顧客は顧客識別符号を入力し２０、識別
符号が付与されていなければ識別符号は付与されていな
い旨を選択して回答する３０。予約要求と同時に顧客識
別番号を送信する構成であっても良い。顧客識別符号が
入力された２０場合は、システムは、顧客識別符号を手
がかりに以前担当したことがあるスタイリストの名前を
表示して同一のスタイリストを選択するか、同一の美容
院を選択するか、特定のスタイリストを選択するかの選
択させる４０。
【００１８】以前担当したことがあるスタイリストが選
択された場合には、顧客に対して予約希望日時の入力を
求め５０、入力されたら当該スタイリストのスケジュー
ルと照合して当該予約を入れることができるか否かを判
断６０する。当該スタイリストの希望日時の予定があい
ていれば、予約は成立し、システムは顧客に受付メッセ
ージを送信する７０と共に、美容院に対して新規の予約
が確定した旨の予約情報を提供する８０。当該スタイリ
ストの希望日時の予定が塞がっていれば、顧客の希望す
る日時に近い予約可能な日時を提示して、顧客が希望す
れば選択するように促す６２。同時に、指定日時で予約
可能な他のスタイリストのリストを顧客に提示する６
４、６８。提示された代案の中に気に入ったものがあり
顧客がこれを選択すれば、予約は成立し、システムが顧
客に受け付けメッセージを送信して７２、７４美容院に
予約情報を提供する８０。
【００１９】この例では、予約のためにはまず担当スタ
イリストを選択することが必要であったが、顧客は美容
院のみを選択して担当スタイリストの選択は美容院に一
任することもできる。この場合は、顧客の希望日時を優
先してその時間に予約を入れることができるスタイリス
トの中から、システムがあらかじめ定められた手順に従
いスタイリストを選択して予約を入れる。あらかじめ定
められた手順とは、一定の期間内に最も指定が多かった
スタイリストから順に予約を入れる方法、あるいは、美
容院があらかじめ指定した順序に従う方法などがある。
この場合、スタイリストを指定した予約ではない旨を表
すフラグを予約データとともに記憶しておくことによっ
て、後に、当該スタイリストを指定した予約要求と競合
したときには、当該フラグを有する予約を他のスタイリ
ストに移動させることによって予約受け入れの自由度を
増加させることができる。
【００２０】顧客が、前記美容院の選択、特定スタイリ
ストの選択４０において、スタイリストのレベルではな
く美容院を選択した場合の以降の処理は図３に示す、ま
た同様に特定のスタイリストをその識別符号で指定した
場合の意向の処理はず４に示す。次に、予約要求が顧客
識別番号を伴わない場合３０、つまり、システムに初め
てアクセスする顧客である場合の以降の処理を図２に従
って説明する。
【００２１】予約要求が顧客の識別番号を伴わないもの
である場合３０、顧客には美容院（サロン）選択画面が
提示される１４０。ここで、美容院と同時にそれぞれの
美容院のスタイリストも表示されるので、美容院を選択
するステップを省略して直接スタイリストの識別符号を
入力することによって、指定のスタイリストに対する予
約プロセスを開始することもできる１５４。美容院選択
画面では、美容院の一覧データだけでなく、顧客の選択
に応じて美容院の選択に必要な情報、例えば特定地域の
美容院、最寄駅が特定駅である美容院、新規に開店した
美容院等である。さらに、顧客の選択によって、特定の
美容院に関するより詳しい情報、例えば、スタイリスト
の人数、店内の写真、美容院からのメッセージを画面に
表示する。また、これらの情報に基づいて顧客が特定の
美容院を選択した場合は、その美容院のスタイリストの
リストが表示される。
【００２２】ここで、顧客がリストに表示された特定の
スタイリストを選択すると１４２、システムは希望日時
の入力を要求し１５０、この希望日時が受け入れられれ
ば予約が成立し２７０、当該日時には先約があれば希望
に近い日時や他のスタイリストを提示する１６２、１６
４あるいは希望日時の再設定が行われる１６６ことにつ
いては、前記顧客識別符号を入力した場合の処理と同様
である。
【００２３】ただし、図２に示されたフローでは、受け
入れることのできるスタイリストと日時が決定される
と、予約確定の前に、システムは顧客に対して例えば携
帯電話のメールアドレス等データ通信が可能な顧客の連
絡先を入力するように要求し２００、顧客の連絡先が入
力されて始めて予約が確定して受付メッセージを発送す
る２７０。その後、美容院に対して予約情報を提供し２
８０、顧客に対して決定メッセージを発送する２９０点
は前記同様である。
【００２４】図３は、図１に示したフロー図において、
顧客が担当スタイリストを特定せずにまず美容院を選択
した場合の処理を表すフロー図である。顧客が、美容院
を選択した後に、予約希望日時を入力すると３３０、シ
ステムは入力された日時に、選択された美容院で担当す
ることができるスタイリストの一覧を提示して顧客に選
択を促す３６８。顧客がリストからスタイリストを選択
すると、システムは受付メッセージを返送して３７０、
サロンへの予約情報の提供３８０、顧客への決定メール
の配信１９０を行う。ここにおいて、スタイリストの一
覧が提示された際、顧客はスタイリストを特定しない旨
を選択して予約を確定することも可能であり、この場合
には担当スタイリストの選択はシステムあるいは美容院
に一任されることになる。
【００２５】図４は、顧客が顧客識別符号を入力したあ
と２０、直接スタイリストの識別符号を入力して特定ス
タイリストの予約を希望した場合の処理手順である。こ
の場合、指定されたスタイリストが希望の日時に当該顧
客を担当できれば問題がないが、先約が入っている場
合、まず希望に近い日時の候補を提示して４６２、これ
らが顧客の希望に添わないときに初めて他のスタイリス
トを表示する４６４ことが考えられる。これは、顧客の
お気に入りのスタイリストを指定したいとの希望を優先
する処理である。指定スタイリストの担当可能な日時
と、指定日時に担当可能なスタイリストのリストを同時
に表示すること、あるいは指定日時に前後における全て
のスタイリストの予約状況を一覧表示することももちろ
ん可能である。
【００２６】図５は、上記のシステムを利用して顧客に
対して商品の販売サービスを提供する場合の処理フロー
を示すものである。インターネット等の上に設置したシ
ョッピングモール入り口５００を選択すると、システム
は顧客に対して美容院（サロン）の選択画面を表示する
５１０。この画面で、顧客がサロンの名称あるいは識別
符号を選択すると、美容院ごとのページに移り、美容院
が薦める商品のリスト５３５、や商品分野の一覧が表示
される５４０。顧客は、分野別の商品一覧５５０や、選
択によっては商品説明５５５のページを経由した後、気
に入った商品があれば入力フォームに商品番号と数量等
を記入して５６０データを送信することによって発注す
ることができる。その際、取引の安全性を確保するため
に、顧客識別符号を有する顧客からの注文に限定するこ
ともできる５７０。顧客に対しては、翌日までに注文リ
ストを返送して５８０確認することが可能である。
【００２７】図６は、さらに上記のシステムを利用して
顧客に対して各種の情報を提供する際の処理手順を記載
したフロー図である。インターネット等に設けた情報提
供窓口６００に対してアクセスした顧客に対しては、ニ
ュース６１０、美容師のおすすめへアースタイル６２
０、新人スタイリスト紹介６３０、スタイリストの個人
紹介６４０、美容院の紹介６５０、美容院が開催する各
種イベントの紹介６６０、スタッフ募集情報６７０等が
提示される。これらの紹介サイトの内容の詳細は図６に
示したとおりである。
【００２８】前記中央演算手段が予約要求を記憶するこ
とができる追加の記憶手段を具備していれば、記憶され
ている過去の予約要求データ基づいて予約の多寡と曜
日、月日、時間帯、美容処理内容、美容師、美容院、顧
客との関係の内の少なくとも１つについて統計解析を行
い、予約の多い曜日はいつか、手のすいている時間帯は
いつか、どの美容師がどのような処理が多いか等美容院
の経営に有用な情報を統計解析によって得ることができ
る。
【００２９】また、前記中央演算手段はデータ通信手段
を介して多数の顧客および美容院と接続されているの
で、顧客および美容院相互間の電子メール通信を仲介し
たり、顧客および美容院からアクセス可能な電子掲示板
を維持したりすることもできる。電子メールは、予め顧
客が受信を希望する情報の種類を選定しておいてもら
い、顧客の選定に従って各顧客宛てに電子メールを配信
することで興味の有る内容についてのみ電子メールが送
られるよう配慮することができる。この種の情報交換
を、特定グループの顧客や美容院の間に限定して実施し
ても良い。中央演算手段は、特定のグループに属する美
容院あるいは全ての美容院から読み書き可能な記憶領域
を有しており、当該記憶領域を電子掲示板として開放し
てもよい。
【００３０】上記の電子掲示板や場合によっては電子メ
ールには、各種の広告サービスを載せることができるこ
とは当然である。さらに、本発明に基づく美容院の予約
システムは、美容院とディーラーの間の受発注のために
使用することもできる。この場合、美容院とディーラー
の間の電子メールによる情報交換の形態を取ることもで
きるが、ディーラーの提供できる製品の一覧を掲載した
電子掲示板、あるいは美容院が購入を予定している製品
の一覧を掲示した電子掲示板をもうけて、これらの情報
を複数の美容院又はディーラーが参照できるようにする
こともできる。
【００３１】さらに、本明細書においては本発明を美容
院に適用することを前提に説明したが、本発明の適用対
象は美容院に限定されるものではなく、理容院、病院、
歯科医院、マッサージ院等のサービス業においても同様
に適用されることは明らかである。
【図面の簡単な説明】
【図１】 図１は、第１の実施例に基づき、予約申し込
みに基づき予約登録が行われ、最終的に顧客に予約確認
が行われるまでの手順の例を表すフロー図である。
【図２】 図２は、第１の実施例に基づき、識別符号を
伴わない予約要求が受信されたときの手順の例を表すフ
ロー図である。
【図３】 図３は、スタイリストが特定されない予約要
求の処理を表すフロー図である。
【図４】 図４は、スタイリストを特定した予約要求の
処理を表すフロー図である。
【図５】 図５は、ショッピングを行うことができる追
加処理を表すフロー図である。
【図６】 図６は、情報提供を行うことができる追加処
理を表すフロー図である。
【符号の簡単な説明】

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 美容院の仕事スケジュールを記憶する記
    憶手段と、 顧客との間でデータの授受を行うデータ通信手段と、 顧客からの予約要求に基づいて仕事スケジュールを更新
    する中央演算手段とを有する美容院予約システムであっ
    て、 予約要求があらかじめ顧客に対して付与された識別符号
    を伴う場合には予約要求をそのまま中央演算手段に送信
    し、予約要求が識別符号を伴わない場合はデータ通信手
    段によって通信可能な顧客の連絡先を入力するよう要求
    し、この連絡先が入力されて初めて予約要求を中央演算
    手段に送信し、 顧客の予約要求に基づいて作成された予約内容をデータ
    通信手段を通じて顧客に送信することを特徴とする美容
    院予約システム。
  2. 【請求項２】 さらに、設定された仕事スケジュールを
    美容院が変更することができる手段を具備したことを特
    徴とする請求項１に記載の美容院予約システム。
  3. 【請求項３】 前記記憶手段は複数の美容院の仕事スケ
    ジュールを各々記憶することができ、更新された仕事ス
    ケジュールをデータ通信手段を通じて該当する美容院に
    送信することを特徴とする請求項１または２のいずれか
    に記載された美容院予約システム。
  4. 【請求項４】 前記顧客からの予約要求が美容院を特定
    しないものである場合は、顧客に美容院を選択するため
    に必要な情報を提示して選択を促し、これに従って顧客
    が美容院を選択した場合にはその選択に従い、顧客が美
    容院の選択を行わない場合はシステムにあらかじめ設定
    された法則にしたがって予約すべき美容院を選択するこ
    とを特徴とする請求項1ないし３のいずれかに記載され
    た美容院予約システム。
  5. 【請求項５】 前記美容院を選択するために必要な情報
    には、美容院の所在地、地図、交通手段、スタイリスト
    の数、美容院の写真、美容院からのメッセージの中から
    選択された１つ以上の情報が含まれることを特徴とする
    請求項１ないし4のいずれかに記載された美容院予約シ
    ステム。
  6. 【請求項６】 前記顧客からの予約要求がスタイリスト
    を特定しないものである場合は、システムにあらかじめ
    設定された法則にしたがって予約すべきスタイリストを
    選択すると同時に当該選択が仮選択である旨のフラグを
    付与し、以降のスタイリストを特定した予約要求と該仮
    選択が競合する場合にはスタイリストを特定した予約要
    求を優先させて仮選択を予約のない別のスタイリストに
    変更することを特徴とする請求項１ないし５のいずれか
    に記載された美容院予約システム。
  7. 【請求項７】 顧客からの予約要求に基づいて仕事スケ
    ジュールを更新する中央演算手段は、顧客からの予約要
    求が既に設定済みの予約と競合する場合、顧客に対して
    予約可能な条件を提示して選択を促すことを特徴とする
    請求項１ないし６のいずれかに記載された美容院予約シ
    ステム。
  8. 【請求項８】 上記予約可能な条件は、予約可能な他の
    日時、スタイリスト、美容院のいずれかまたは複数であ
    ることを特徴とする請求項１ないし７のいずれかに記載
    された美容院予約システム。
  9. 【請求項９】キャンセル待ちの予約要求を受け付け、キ
    ャンセルがあったときはキャンセル待ちに加わった順番
    に従って予約を入れることを特徴とする請求項１ないし
    ８のいずれかに記載された美容院予約システム。
  10. 【請求項１０】 美容院の仕事の進行に従って予約内容
    の変更が必要になったときは、顧客に対して待ち時間の
    告知、予約時間変更のお願いを発信することを特徴とす
    る請求項１ないし９のいずれかに記載された美容院予約
    システム。
  11. 【請求項１１】 前記中央演算手段は予約要求を記憶す
    ることができる追加の記憶手段を有しており、中央演算
    手段は過去の予約要求に基づいて予約の多寡と曜日、月
    日、時間帯、美容処理内容、美容師、美容院、顧客との
    関係の内の少なくとも１つについて統計解析が可能であ
    ることを特徴とする前記請求項１ないし１０のいずれか
    に記載された美容院予約システム。
  12. 【請求項１２】 前記中央演算手段は、さらに特定のグ
    ループに属する美容院あるいは全ての美容院から読み書
    き可能な記憶領域を有しており、当該記憶領域を電子掲
    示板として開放すると共に、複数の美容院の間の電子メ
    ールを仲介するものであることを特徴とする前記請求項
    １ないし１１のいずれかに記載された美容院予約システ
    ム。
  13. 【請求項１３】 前記通信手段はインターネットを経由
    した通信手段であることを特徴とする請求項１ないし１
    ２のいずれか記載された美容院予約システム。
  14. 【請求項１４】 データ通信手段を介して顧客から美容
    院の予約要求を受け付け、顧客からの予約要求に基づい
    て美容院の仕事スケジュールを更新し、顧客の予約要求
    に基づいて作成された予約内容をデータ通信手段を通じ
    て顧客に送信する美容院の予約受付方法において、 通信手段を介して受け付けた予約要求があらかじめ顧客
    に対して付与された識別符号を伴う場合には予約要求に
    基づいてそのまま予約処理を行い、予約要求が識別符号
    を伴わない場合はデータ通信手段によって通信可能な顧
    客の連絡先を入力するよう要求し、この連絡先が入力さ
    れて初めて予約要求に基づいて予約処理を行うことを特
    徴とする美容院予約方法。
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